「ビアンキ」破損事件、RSTのFRサスを使ったバイクは厳重注意! [最近の話題]
最近巷を騒がせた「ビアンキ」の破損、訴訟事件ですが、これは台湾の「RST」というメーカーFRサスで発生した不具合でした。
当のRSTは、リコールや無償交換には今のところ応じる気は無い様で、自分で点検して、有償で交換してくれとという不親切な物で、行きつけのショップの方が憤慨していました。
で、同じ構造の製品を使ったバイクがあるそうで、「ライトウェイ」から「注意情報」が出ていました。
こちらもあくまで「気をつけてね」という程度で、保障はしてくれませんが、心当たりのある方は点検をするか、お金が掛かるので(点検交換で、20000~30000位)ので、いっそのこと廃棄したほうがよいようです。
FRフォークさえ替えれば十分使えますが、13年も経った当時5~6万程度のMTBに、3万円かけて修理する人は少ないかもしれませんね。
このブログを見て心当たりのある方は勿論、周りで疑わしいバイクに乗っている人などがおられれば、情報を提供してあげてください。
以下ライトウェイのHPに出ていた『安全に関する重要なお知らせ文書』を転載しておきます。
ユーザー様向け
― RST製サスペンションフォークについて ―
2010年4月16日
ライトウェイプロダクツジャパン株式会社
前略
平素は格別な高配を賜り誠にありがとうございます。
GTブランドの製品に採用されたRSTのサスペンションフォークについて、先に報道されたサスペンションと同構造のものが装着されている可能性があることがわかりました。RST輸入代理店より注意の呼びかけの要請がありましたので以下お知らせします。該当するモデルをご使用中のお客様に対し、誠に申し訳ありませんが、「自己点検」及びお買い上げの販売店にて「定期点検」を行っていただくようお願い申し上げます。
■対象車種
1997 アグレッサー
1998 アローヘッド
1999 アウトポスト、アウトポスト アナトミカ
2000 ノマド(700C)
2000 アウトポスト、アウトポスト アナトミカ
2001 パロマ FS
2001 ティンバーライン
2002 パロマ FS、パロマ FS レディース
2006 リコシェ、リコシェスタガード、リコシェ24
■自己点検方法
停止した状態で前輪を10cmほど持ち上げて下方向へたたいてみてください。
抜け落ちてしまった場合、フォーク交換が必要ですのでご購入の販売店へお持込みください。
RSTサスペンションフォーク輸入代理店によりますと、対象商品は保証期間を過ぎているため、販売店での点検、調整、修理、交換等は全て有償対応になりますので、ご承知おきください。
ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんが、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
( RPJ カスタマーサービス担当:後藤 03-5950-6002 )
草々
当のRSTは、リコールや無償交換には今のところ応じる気は無い様で、自分で点検して、有償で交換してくれとという不親切な物で、行きつけのショップの方が憤慨していました。
で、同じ構造の製品を使ったバイクがあるそうで、「ライトウェイ」から「注意情報」が出ていました。
こちらもあくまで「気をつけてね」という程度で、保障はしてくれませんが、心当たりのある方は点検をするか、お金が掛かるので(点検交換で、20000~30000位)ので、いっそのこと廃棄したほうがよいようです。
FRフォークさえ替えれば十分使えますが、13年も経った当時5~6万程度のMTBに、3万円かけて修理する人は少ないかもしれませんね。
このブログを見て心当たりのある方は勿論、周りで疑わしいバイクに乗っている人などがおられれば、情報を提供してあげてください。
以下ライトウェイのHPに出ていた『安全に関する重要なお知らせ文書』を転載しておきます。
ユーザー様向け
― RST製サスペンションフォークについて ―
2010年4月16日
ライトウェイプロダクツジャパン株式会社
前略
平素は格別な高配を賜り誠にありがとうございます。
GTブランドの製品に採用されたRSTのサスペンションフォークについて、先に報道されたサスペンションと同構造のものが装着されている可能性があることがわかりました。RST輸入代理店より注意の呼びかけの要請がありましたので以下お知らせします。該当するモデルをご使用中のお客様に対し、誠に申し訳ありませんが、「自己点検」及びお買い上げの販売店にて「定期点検」を行っていただくようお願い申し上げます。
■対象車種
1997 アグレッサー
1998 アローヘッド
1999 アウトポスト、アウトポスト アナトミカ
2000 ノマド(700C)
2000 アウトポスト、アウトポスト アナトミカ
2001 パロマ FS
2001 ティンバーライン
2002 パロマ FS、パロマ FS レディース
2006 リコシェ、リコシェスタガード、リコシェ24
■自己点検方法
停止した状態で前輪を10cmほど持ち上げて下方向へたたいてみてください。
抜け落ちてしまった場合、フォーク交換が必要ですのでご購入の販売店へお持込みください。
RSTサスペンションフォーク輸入代理店によりますと、対象商品は保証期間を過ぎているため、販売店での点検、調整、修理、交換等は全て有償対応になりますので、ご承知おきください。
ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんが、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
( RPJ カスタマーサービス担当:後藤 03-5950-6002 )
草々
2010-04-27 18:39
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コメント(17)
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自転車業界もこういった事件を機に、ユーザーの意識を含め変わって行ってくれるといいですね。
リコールを受けないとか、交換などの対策もしないとか、考えられない世界です。
by kouyou (2010-04-27 20:12)
さて、ココに古いRSTのフロントサスが有りますねぇ・・・・。
さすがにバネはボロボロに錆びてますねぇ。
言われてる物も同じく、ゴムとバネの簡易サスでしょう。
で、簡単にばらせっちゃったりします。で、簡単に水が入ります。
でも、抜け落ちないけど。
いやぁ、分解掃除出来ないなら、乗っちゃいけない感じがしますよ。
by キキ (2010-04-27 20:53)
kouyouさんへ
いわゆる「マスプロダクト」の世界ではなく、「家内製手工業」の延長線上にある業界であったということでしょうか。
もしくは、台湾(中国)だと、ユーザー保護とか人権とかの質が、根本的に違うのかもしれません。
「解かっている」コアユーザーが相手ならともかく、「フールプルーフ」思想の弊害にどっぷり浸かりきった普通の日本人では厳しいですね。
自動車でも、ガス欠で故障したと、ディーラーを怒鳴りつけるユーザーが珍しくない位ですから、自転車に限ったことではありませんが。
by soraneko (2010-04-27 21:25)
キキさんへ
機械製品というのは、知識と技能がなければ扱えないものもあり、そういったものが、お金さえ出せば誰でも買えてしまう事に、そもそもの問題が有るような気がします。
勿論、「誰でも扱える」、「知識がなくとも使える」、「万全の保障がある」商品の必要性は十分理解しているつもりですが、そういったものと、明確な境界線をキチンと設定して、「知識も技能もなければ、お金を出しても買えない」という発想も必要だと思っています。
まあ、世界のマーケットを主導する某国では、悪路を走破するための車にV8のデカイエンジン載せて、約100kmでコーナーを「車任せ」で安全にクリアできないと、欠陥車呼ばわりするような有様ですから、何かが間違っていると思うんですけどね。
by soraneko (2010-04-27 21:35)
どうも!やっとこです。
今回の事故に関しては、ユーザー個人の責任も否めませんが、
メーカーとしての対応にも納得できるものではないと思います。
クルマメーカーであれば、メーカーが責任を取るのでしょうが、自転車業界はそこまで成熟していないのか?
責任回避に懸命で、大切なものを見失っている様な思いがして非常に悲しさを感じてしまいます。
傍観意識というのでしょうか・・・某B社の対応も残念です。
by やっとこ (2010-04-27 22:19)
やっとこさんへ
我々の場合、このようなことが起きないように努力する業務を日夜サポートしているので、信じられないというか、許しがたいと感じますよね。
自転車の場合、ヨーロッパなどでは、つい最近まで、田舎の町工場で、頑固な親父が、鉄パイプを溶接していたなんて規模のメーカーが多かったですし、また、アジアの場合工業規格以前の話で、「安かろう」の粗悪品や、オモチャの延長線上の発想で商品を出している所が多かったと思います。
さすが日本の大手メーカー(BS、ミヤタ、パナ、丸石)の自転車はしっかり作られていたと思いますが、それが当然と「メンテナンスフリー」で、特にスポーツバイクは乗ってはいけないと思うんです。
by soraneko (2010-04-27 22:40)
ちょっくら補足。
この話題について話すと数時間かかりそうなので止めますが、ユーザーは自分の身を守るために賢くならないといけないということですね。
by キキ (2010-04-27 23:04)
このビアンキ事件が教えてくれたのは自分でメンテ出来ないなら国産のしっかりした自転車に乗るしかないということですねー。
安い物にはワケが有るという事で。
最近ちょっと「中華カーボン」に興味を持ったのですが買うのは止めておきます。
by ももんが (2010-04-27 23:19)
キキさんへ
僕も同様に、語りつくせないほど言いたい事はあるのですが(笑)。
仰るとおり、何かをあてにするのではなく、自分で判断して、自分や大切な人達を守る為の知識や能力は身に付けなくてはならないのでしょうね。
by soraneko (2010-04-28 18:44)
ももんがさんへ
確かに5万円程度で、1050gのKUOTA KREDO ULTRAそっくりさんフレームが手に入るのですから魅力的ですよね。
いけない!、中古パーツを集めて、組んで見たくなりました(笑)。
勿論「自己責任」が大前提ですが・・・・。
壊れても、笑って済まされる範囲なら問題はないんですが、果たして?。
by soraneko (2010-04-28 18:58)
中華フレームで当たりがあたれば儲け物ですね。
今や国産自転車なんかほぼ滅んで、ほぼ中華フレームですから、自分で不良品を見極める目や設備が有るなら、結構いけるのでしょうが。
でも買えとは決して言えません。
by キキ (2010-04-28 23:26)
書いてて思ったのですが、ちょっと補足。
ココで言う中華フレームには台湾は含まれてません。
まぁ、台湾のトライゴンやキネシスみたいな有名メーカー(?)は買っても良いと思いますよ。
by キキ (2010-04-28 23:43)
キキさんへ
あくまで推定の域を出ない話なんですが、大手メーカーのOEMを作っている工場が、横流しをしているとか、冶具や製法、素材を流用してこっそり作っているなんて物だったら、いけるかもしれません。
これが、上記の工場が、メーカーの検査に落ちた物や不具合で返納された物、もしくは、自転車を作った事の無い工房(特に大陸側)で、形だけ似せたいい加減なデットコピーであれば、勘弁して欲しいです。
見分けはつかないですよねぇ。
by soraneko (2010-04-29 06:28)
トヨタのリコール問題を例に出すまでもなく、特に生命に関わる事故につながる可能性のあるこのについて、メーカーは慎重な対応が求められますね。
それ以前に、ユーザー側も「自分の身は自分が守る」という当たり前のことを、再認識しなくてはいけないと思います。
他の方もおっしゃっているように、定期的な点検やメンテナンス(たとえ自分でできなくてもショップに見てもらう)、怪しいモノには手を出さない(安いものには理由がある)等…
何か問題があっても、きっと高い確率で回避可能だと思います。
by とも (2010-04-30 21:36)
ともさんへ
ともさんに総括してもらう形になりましたね。
まあ、本来「当たり前」の事なんですが、そうは成っていないですよね。
マスコミも、面白がって、撫でるように報道しっぱなし出はなく、キチンと取材して、経過を追って欲しいんですが・・・・。
by soraneko (2010-04-30 21:56)
うちにあるルック車も、溶接不良の個体が多々発見されたようです。 たまに目視で確認しています。
ビアンキの件、怖いですねぇ。 バネの破断でフォークが抜けてしまうんですねぇ。 これで思い出したのが初代ローバー・ディスカバリーです。
オフロード向きでない三菱やトヨタのSUVと違って,サスストロークが長いのはいいのですが、岩場などで3輪しか接していない状態で、接していない車輪のサスが伸びきるとバネが外れることありました。大抵はマウント位置がズレるだけのようでしたけど。
by kanchi (2010-05-03 01:00)
kanchiさんへ
昨日は大変お世話になりました。
東京に不案内な「オノボリサン」でしたので、色々と助かりました。
ただ、色々お誘いいただいたのに、お付き合いできなくて申し訳ありませんでした。
ローバーの件も、本来「解かっている」ユーザーであれば、何とか成るんでしょうけど、リユースも含めて不特定多数のユーザーに渡ってしまうと、非常に怖いですね。
by soraneko (2010-05-05 19:02)