ワールドカップ、ベスト16入りチームを率いた岡田監督の発言の重み

アレだけ巷で盛り上がっていた「ワールドカップ」ですが、僕自身サッカー自体に興味が無い事と、スポーツを観戦して楽しむ考えが無いので、普段通りに生活していました。

サッカー自体を競技する事は大好きなんですけどねぇ（笑）。

最近地上波はTVのニュースさえ見なくなってきたので、ネットニュースの試合結果以外のことは、ワールドカップについてはまるで知識がありませんでした。

でも、たまにTVで、偉そうに解説している評論家が喚いているのを聞いて、「ホンマかいな？」と首を傾げることが多々ありました。
おそらく、解説している多くの人は、サッカー関係の「OB」なんでしょうけど、「Jリーグ」クラスならいざ知らず、世界レベルの、しかもワールドカップという世界で、チームを率いて戦った経験と実績のあった評論家が日本に居るのでしょうか？

自転車の世界も同じような事がいえるのかなぁ（苦笑）。
ヨーロッパのプロツアーを何年も転戦して、メジャーイベントで華々しく活躍した人とかはあまり居ないはずなんですけどね（笑）。
「〇中氏」とかはどうなんですかねぇ？（笑）。

ともかく、僕は岡田監督に対して如何なる前評価も出来ないので（当然だ！）、「結果として」ベスト16という立派な成績を残した岡田氏を称える事しか出来ないのですが、更に何処かのTVのインタビューのコメントは大きく頷ける物でした。
アナウンサーが、「色々な批判を受けて、大変でしたね」という趣旨のセンスの無い質問をしていたのですが、岡田監督は「世界で戦った事の無い人の批評は気にしていませんでした」旨の事を、努めて冷静にお答えされていました。

ああ、成るほどその通りだと膝を叩きました。

良く、解説に出てくる、日本語のあまり得意でない、セ〇ジ〇越〇とかいう評論家などの話を聞いていると、だんだんムカムカしてきて、「だったらオマエが監督すればいいじゃないか！」とか思っていたので、岡田監督の言わんとすることというか、気持ちが痛いほど良く判りました。
きっと余程彼らやくざな評論家の無責任な仕打ちに、心底腹を立てていたのだろうと思います。

中国の故事に（そう書くと偉そうに見えますね）、「賢者は歴史に学び、愚者は経験でしか学べない」という諺がありますが（ヨーロッパだったか？）、「賢者」たる者がそうは滅多に世の中に居ないと考えれば、立派な人でも大抵は「愚者」であり、であれば、ほとんどの人間は経験でしか学べない事になりまますよね。

それも一度経験すれば二度と過ちを犯さない人は、相当上等な部類の人で、多くの人は「忘却」してしまうので、２度３度と経験を繰り返して、学んでいくのだと思います。

僕は愚者の最たる部類の人間なので、呆れるほど良く同じ過ちを犯してしまいますが、このブログに恥ずかしい失敗の記録をしておく事で、それを見返すことにより助かる事があるのは、自分のブログに感謝すべきなのでしょうね（苦笑）。

タグ：岡田監督 ワールドカップ

コメント 10

こんばんは。
オイラ的な考えですが、確かに日本サッカー界には世界を知る人は数少ないと思います。　オリンピックで銅メダルを取った釜本さん達、初めてヨーロッパでプロとしてプレーした奥寺さんとかいろんな言い方もあるかと思いますが、世界各国のリーグでプレーして、国レベルの大会に数多く出てが世界を知る人なら一握りじゃないですかね。　
確かにサッカー解説者はたくさんいますが、全員が口をそろえて同じことを言う事はありえない。　なぜなら監督の分野で考えたとき、それぞれの監督が持つ戦術があるからです。　例えば、ガンバ大阪の監督は攻撃的サッカーを掲げてますし、FC東京の監督なんかはムービングフットボール（人もボールも動くサッカー）が戦術です。　もちろん解説者にも監督を経験した人、選手としてサッカーをしてきた人、日本サッカー界が日の当たらないころに選手でいて監督をした人など色んな人がいる訳ですから批判する人間や褒める人間など色んな解説が出てきて当たり前ですね。　
確かにセルジオさんには監督をやってもらいたいです！　あと掛布さんに巨人の監督…。
岡田監督が就任した頃、オイラはW杯で勝てなかった監督を就任させていいのかとも思いましたが、結果論、良かったのかなとはいまさらながら思います。
同じことを繰り返して人は大きくなるんですかね。

長々とすいませんm(_ _)m
by nabe (2010-07-02 22:42) 

nabeさんへ

このブログは「長文大歓迎」なので、ドンドンお願いします。

名プレイヤー＝名監督とは限らないとは、どのスポーツでもいえることですし、戦術や思想などは色々有るので、何が正しいとか言うレベルではなく、特に短期決戦の場合などは、その時何が最も適していいるかを判断し、その方針を断固実行できるかに掛かっているような気がします。

今の日本社会の場合、「個人」が責任を持って率いるというより、組織の和合で事が進められる事が多く、指導する立場の人間が「実は口だけ達者で無責任な評論家ばかり」なんて事が少なくないので、「岡ちゃん」の「男は黙って責任を果たす」という姿勢に好感が持てます。

一度や二度の失敗で全てが決るわけではなく、ここ一番で最後に結果を出せる、「しぶとさ」は見習いたいですね。

うーん、掛布さんの巨人監督は見てみたいですねー（笑）。
あと、張本氏のロッテ監督と、坂東さんの中日監督ですか。


by soraneko (2010-07-02 23:21) 

外野でああだこうだ言うのは楽しいのでしょうが、公共の電波でああだこうだ言ってるのを聞くのは時間の無駄ですね。
いやぁ、試合見てればそれでいいと思いますがね。

で、○中って誰です？？よく知らないのですが（冗談抜きで）。
確かシマノの社員でツールに勉強で行ってこい！といって出た人ですよね？
by キキ (2010-07-03 04:36) 

お久しぶりです！

セルジオおじさんについては私も同感です。アイスホッケーに集中したらと思います。

同様にウザい解説に感じるのが張本氏。選手時代は成績を残したかもしれませんが、監督・コーチ実績が皆無に近いのに公共の電波で偉ぶった解説はやめてほしいと感じます。

今中氏については自転車ブームで本業の用品輸入販売がいまのところ成功している人という印象が強いですね。監督やコーチ経験があるクリモト氏の中継解説ならスルーしながら聞けますが、今中氏のは聞き苦しく感じます。


by kanchi (2010-07-03 10:12) 

キキさんへ

仰るとおりで、グラウンドの中にドラマがあるのですから、純粋にそれを楽しめば良いだけだと思います。

今〇氏ですが（クドイ）、経歴は良く知らないのですがその方だったと思います。
メディアやイベントなどでは必ずしゃしゃり出てきていますね。
辛辣な言い方をお許しいただければ「自転車ブーム成金」に見えてしまうのですが・・・・・。
まあ個人を良く知らないので、コレくらいで（笑）。
by soraneko (2010-07-03 14:52) 

ｋａｎｎｃｈｉさんへ

お久しぶりです、お帰りなさい（笑）。

皆さんそう仰るんですけど、必ず出てきますねぇ（苦笑）、
張本氏もそうだし、ＴＢＳで言えば「関〇宏」も不思議ですねぇ。

今中氏で言えば、雑誌で「イマナカ式」とかいうトレーニング方法を載せていたことがあり、真に受けてその通りにしたら、体を壊したという人の話も聞いたことがあります。
ツールの中継に、またでしゃばって来るんでしょうね。
by soraneko (2010-07-03 15:01) 

無責任に批評するのは我々「シロート」に任せて欲しいですよね。
私はドイツ代表さえ見られればそれで良い人なので日本代表の事はあまり気にしていませんでした。
岡ちゃんはえらい言われようだったようですね。
昔からサッカーえお見ている（だけ）の人間からすると、「普段サッカーなんて取り上げないくせにワールドカップの時だけ騒いでんじゃねーよ」とマスコミに言いたいです。
by ももんが (2010-07-03 21:55) 

「勝てば官軍負ければ賊軍」世間の評価はそんなものでしょうけど、ワールドカップ前の扱いがまるで嘘のようですね（苦笑）
選手は勿論ですが、岡田監督も最後までよく戦ったと思います。
「世界で戦った事の無い人の批評は気にしていませんでした」ですか！　私も普段から無責任（に聞こえる）評論家の批評は気に入りませんでしたので、胸がスッとしました(^^)
セ〇ジ〇越〇さん、Jリーグでいいから監督をやってみてはと思いますね。張〇氏然り（某番組のコメントはもはや冗談としかみなくなりましたが）今〇氏（私はこの人の経歴は存じません）も選手としての実績はあるのかもしれませんが、解説に説得性があまり感じられないですよね。
それからシロート目線まで落ちた番組でのバカ騒ぎも勘弁ですね。感動しただ何だは自分たちでやりますから！　もっと純粋に中継を楽しみたいものです。
by とも (2010-07-04 13:02) 

ももんがさんへ

昔から「ファン」の方々は、皆さんそう思っているのでしょうね。

僕は７０年代から「フォーミュラー1」のマニアで、「跳ね馬」ことフェラーリさえ勝てばご機嫌という類のマニアで、「ホンダ」も参戦した初年とウィリアムヅズの時は、ついでに（笑）応援しましたが、マクラーレンに鞍替えして、日本でブームになり、「セナ様」と周囲が囃し立てていた時は、とても嫌な思いをしました。
by soraneko (2010-07-04 13:20) 

ともさんへ

まったくその通り！で、マスコミの勝手なバカ騒ぎは迷惑千万で、「感動」は押し付けられる物ではないはずですよね。

まあ、あるＴＶ局関係者が言っていましたが、「ＴＶは滅び行くメディアで、未来は無い」という言葉が頷けますね。
by soraneko (2010-07-04 13:25)