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この事故は外国の「他人事」なのか? [雑談]



やはりと言うか、当然のようにこのような事故による惨劇が起きてしまいました。
今はひたすら、犠牲となった人々の御冥福を祈るばかりです。

結局、莫大な予算をかけて、世界中から技術や機械を買い集め、システムの運用の確実性を見極めていないうちに強引に運行してしまったツケが来てしまったようですね。
安全とは、システムや機械が勝手にやってくれるモノではなく、携わる「人間」の技術と「使命感」が無くては保たれない物だと思います。
中国と言う国がどうのこうのというより、末期的な腐敗した官僚支配の元では、往々にして個人の尊厳や生命が軽んじられ、また末端で働く人々の努力も報われなくなる為、士気やモラルが低下して、このような問題が起きやすいのではないかと僕は思います。

してみると、我が国ににおいてもこれは人事と批判したり、傍観したりしている場合では無いのではないでしょうか?。
今や日本の「現場」の士気やモラルは、かつての技術大国を支えてきた頃の現場と比べ物にならないくらい、著しく低下しています。
何故そうなったかと言う原因を、真摯に解明して解決しようと言う意識がある多くの方々なら、事の根源について、共通認識をお持ちいただけるのではないかと、僕は期待しています。

まあ、ある意味「手遅れ」となった結果が福島の原発災害になってしまったわけですが、この件と、中国の事故に関しては、より真剣に考え討議して、本当の意味で手遅れになる前に何らかの行動を起こさなくてはならないのではないかと思います。

それにしても今この状況で、「本当に」日本の新幹線は大丈夫なのかしら?。
「営業運転での死亡事故ゼロ」の安全神話が、今後未来永劫に渡って続いてくれる事を祈りたいです。
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nabe

38時間後には安全だからと運転再開したそうです^^
素晴らしい技術! 素晴らしい隠蔽体質! 素晴らしい独裁政治!
日本の新幹線は多分システムがひとつなので中国より安心できますね^^
by nabe (2011-07-25 12:00) 

soraneko

nabeさんへ

報道の映像で、事故車両をまるでゴミのように高架下に投げ捨てているさまを見て、間違いなく原因を追究する気はないなと確信しました。

日本の交通機関も、過去多くの悲惨な事故を起こし、多くの犠牲者を出して、その反省と教訓があるからこそ今は安全性なわけですよね。
あの様では、中国新幹線は、今後も中華人民の血を吸いつ続ける事になりかねないですね。
by soraneko (2011-07-25 20:53) 

キキ

このニュースは読みました。
中国に関しては良いも悪いも、話し出すと長くなるので割愛。

今、日本は官僚がどうとかより、官僚を動かす政治家の質が・・・どうなんでしょうね?
中部大学の武田教授もブログで書いてますが。

マスコミじゃ、面白おかしく色々騒いでますが、本質は誰も言わない。

日本国憲法さえも最近は効力が有るのかわからない状態。
日本は今、とても法治国家とは思えない気がします。
中国のこの事故に関しても、色々言えるのかな?日本。

そんな中、今自分に今出来ることは何だろう?
考えてしまいます。
by キキ (2011-07-25 21:13) 

soraneko

キキさんへ

中国に関しては、多くの日本人が考えるより、複雑で深遠な国家ですから、今の日本人のように、単純に良し悪しで語れないですよね。

官僚組織は、時間が経てば経年劣化で腐敗して、自己保身の為に暴走する物だと考えています。
戦前の日本は、幼稚な政治自体が腐敗で自滅した結果、「軍閥」という官僚(軍隊)と財閥の軍参複合体が「暴走」してしまったわけですよね。

日本に関しては、結局戦後「連合軍」に降伏して「子分」になって繁栄してきたわけですから、そこから未来を切り開いていこうと言う「勇気」と「理念」を持った政治家が生まれるはずが無いのが道理なのかもしれません。

今まで日本の姿、幸福感を「良し」としていくら論議して、各政党が正当性を論じても、結局「同じ穴の狢」であり、これでは議論にならないので、勢力争いに終始して、正常な政党政治が成り立たないのも当然です。
かといって「市民運動」レベルの「何でも反対イチャモンつけ放題」の政治家が政権を握り、総理大臣になった結果がこの有様です。

やはり怖いのは極端な「右傾化」で、この流れは止められないのかもしれません。

我々に出来る事は、卑怯かもしれませんが「気が付いている人々が、殺されない程度に声を出して、存在し続ける」事かもしれません。


by soraneko (2011-07-25 23:03) 

ももんが

まず事故車両を現場に埋めたというのが中国共産党だなあ!と感嘆してしまいました。
多分、犠牲者を乗せたまま埋めたのでしょうね。
今は批判を受けて掘り起こしているらしいですが、どうなりますやら。

コンビニなどを利用しても店員の質の低下を感じますよね。
低賃金に加えて、「がんばっても将来の収入が増えない」ことが分かっているのでしょうね。
数年後にはドイツのネオナチみたいな極右運動が起こるかもしれません。
心配です。
by ももんが (2011-07-26 20:40) 

やっとこ

どうも、やっとこです。
安全は単純で最も難しいテーマだと思います。
ほんとは単純なのですが、人が行う事によって様々な障害が発生するのだと思います。
ある意味での独裁なら安全も確立するのでしょうが(笑)。
by やっとこ (2011-07-26 22:03) 

ロックシップ

分かりやすい結末ってあるんですねー。
「安全!安全!」「大丈夫!大丈夫!」と唱えていても、天網恢恢というか何と言うか…

鉄道をこよなく愛する自分としては、メチャクチャになったE2系の傍系の姿に心が痛みました。
日本ではATCシステム上、併合以外で新幹線の列車同士異常接近はあり得ないのですが、2年前に起こった東北上越新幹線のシステムダウンなど人間の作ったものの脆さというのは感じざるを得ません。
日本でも新幹線路線の直下で震度7が来たらどうなったか分かったもんじゃありませんし…。

やはり安全確保するためには「用心しすぎる」、という事はないんでしょうね。
官僚主導でシステムを構築してきた日本の交通インフラが民主政権下で何かと揺らいじゃってますが、
「お金をかけても交通の安全性を確保しなくては何にもならない」
「インフラの安全対策費用の省略と搾取は一切許さない」
ということには心がけていただきたいと切に願う次第です。
by ロックシップ (2011-07-27 19:25) 

soraneko

ももんがさんへ

あれは僕も口アングリでした。
想像ですが、共産党上層部が「いち早く事故の影響を排除せよ」と指令が下ると、現場ではその命令のみが最優先されて、正常な判断が出来なくなっていたのかもしれません。
これは「粛清の嵐」が吹き荒れた、スターリン独裁時代によくみられた現象ですね。
指令の意味を考えて実行するのではなく、粛清が怖くて、「一言一句」同じように実行しようとして、冗談のようなことが多く起きていました。

翻って今の日本はあらゆる努力が報われない社会になってしまいましたから、あらゆる場所で活力を失っていますよね。
多くの先人の「個人的責任感や使命感」に支えられてきた「技術大国」「安全神話」は崩壊してしまったと考えるべきなのでしょうか。

ほんと、ネオナチなど極右の流れは、止められなさそうで、大きな恐怖を感じています。
by soraneko (2011-07-27 21:11) 

soraneko

やっとこさんへ

安全自体は、至極単純なことなんですが、それが崩壊していくプロセスは、複数の要因が複合波形を形成して、その共振ポイントに「事故」が発生してしまうんですよね。
関係する人々の共通認識と「共感」を得られれば、多くの事故を防ぐことができるのでしょうが、「そうでない」組織であれば・・・・・・。

ほんと、一人一人が、日常で安全を維持するために、日々努力をしているわけで、そういった意識や行動が報われるようになってほしいですよね。
by soraneko (2011-07-27 21:18) 

soraneko

ロックシップさんへ

日本の新幹線で同様の事故が起きることはないと思いますが、最近気になっていることがあります。

JR北海道の「スーパーおおぞら」の火災事故のことで、あれは一歩間違えれば、「北陸トンネル火災」と同じように、大勢の犠牲者を出していたのかもしれないんですよね。
乗客の機転で、速やかに避難したから助かっただけで、JRの対応では犠牲がが必ず出てしまったわけで、どう考えてもJR側の発表にあった「避難マニュアルの不備」ということでは説明がつかないんですよね。

合理化が進んでいる日本の鉄道で、「安全」や「緊急時の対応」に、構造的な問題を抱えてはいまいかと、個人的には危惧を抱いています。




by soraneko (2011-07-27 21:42) 

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