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イベント出場でFP2のBBが緩む [自転車部品]

色々有りました笠間センチュリーラン2012ですが、実は僕のバイクのFP2にも異変が有りました。
走行中クランクを回すと、「ギシッギシッ」という音が出てきて、段々音が大きくなっていきました。
音は雨天走行した後でてきたので、恐らくBBのベアリングに泥水が入り込み、異音を出しているのだと思いました。

何せBBではマドンの錆事件もあり、神経質になっていたので、早速クランクを外してオーバーホールをすることにしました。
ところがクランクを外してみると、やっぱりかなりの水をかぶっていたようで、更に汚れたグリースがこびりついていました。
笠間センチュリーラン2012 021(1).JPG


更にBBがを外そうと工具を当ててビックリ!、なんとBB自体が緩んでいるではないですか!。
実は異音の原因はBBが緩んでいた事が原因で、トルクがかかるとBBが歪んで音を出していたようです。

今までBBがここまでゆるんだことはなかったので、本当に驚きましたが、何が原因だったのでしょう?。
このBBはシマノの物ではなくTOKENのセラミックベアリングですが、BB自体の剛性がシマノ製に比べて低かったのでしょうか?、それともイタリアンタイプで、ネジがシマノのイングリッシュタイプように左側が「逆ネジ」ではなく、「正ネジで」、クランクの周る方向で緩むので、緩みやすかった(左側が著しく緩んでいた)のでしょうか?。
それとも、このFP2で、山岳路、ましてやイベントで走った事はなかったので、今までにない荷重がかかり、BB周りのフレームが捩じれていたのでしょうか?

ま、気を取り直して、ベアリングを洗浄して古いグリスや泥水を出して、グリスを最充填すると軽やかに周り出したので、組みなおしてクランクを入れようとしたら、大して力も入れていなかったのに、クランクの先端が反対側のベアリングの樹脂カバーに当たって「バキッ!」という音とともに、割れてしまったのです!。
笠間センチュリーラン2012 022(2).JPG

こんなことが無いように慎重に作業していたはずなのですが、要するにBBが変形して樹脂カバーを圧迫し続けた事で、クラックが入っていたようです。

これで完全に作業をやる気が失せてしました。
しょうがないので新しいBBがを注文しましたが、今度は迷うことなくシマノのアルテグラBB6700を注文しました。
シマノのBBは、ネットリした感触が有り、そのフリクションで周りが悪いとサードパーティのベアリングに替える人が多い(かくいう自分も)のですが、耐久性やメンテナンス性などを考えると、普段使うバイクにはあまり神経質にならなくて済むシマノのBBの方が良いのではと考えました。
これはBB90でスレットタイプのマドンのBBの一件でも思っていたことで、高性能を求めるのであれば、扱いやメンテナンスなど、相応の神経を使わなければならないという事で、これは自動車でもそうで、高出力のスポーツタイプのマシンなどは、消耗品のライフサイクルが短かったり、クオリティに気を遣ったりしますから、同様の発想が自転車にも求められるという事のようです。
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ももんが

お気の毒です。
イタリアンのBBは緩みやすいと聞いた事があります。
と言ってもそんなに頻繁に増し締めもしていられませんし難しいですね。
BB6700はいいですよ。
3シーズン乗りっぱなしですがなんの不具合も出ません。
回転はネットリですが丈夫に作られてます。
by ももんが (2012-09-06 18:18) 

soraneko

ももんがさんへ

確かにセラミックベアリングだと軽くクルクル回るようになり、ケイデンスを上げた走り方には効果が有るのですが、「些細な違い」とも言える様な差とも言えるもので、耐久性やメンテナンスなどを考えれば、「そういう配慮がされている」シマノの純正品の品質の高さはとプライスは、ユーザーにとっては非常にありがたいという事を再認識しました。

もし次のバイクを購入することが有ったとしたら、BBもそうですが、ブレーキ、変速機、など特殊な構造や高級品を使うバイクは買わないでしょうね。

だって必要が無いんですモン!
by soraneko (2012-09-06 20:14) 

とも

今回、私もサードパーティ(正にTOKENが第1候補でした)を検討していたのですが、ショップが作業を進めてくれていたこともあり、BBは6700でいくことになりました。やはり安心のシマノなんでしょうね。華はなくても性能は申し分ないですね。とはいえ、ちょっと変わったパーツを使ってみたくなるのが人情えdすよね。
by とも (2012-09-09 23:16) 

soraneko

ともさんへ

自動車の場合なんかもそうなんですが、メーカーは、それは気の遠くなるような耐久試験や、品質管理などをして耐久性や経年劣化に対しての保証をしているので、安心して使えるわけですね。

サードパーティーの場合、値段や性能で魅力を出すために「一転突破」なところもあるでしょうから、使用にさいしては「リスク」の認識が必要になるという事のようです。
by soraneko (2012-09-10 06:29) 

kanchi

根本的に入力パワーが想定外なほど大きいのが問題では? イタリア製というのも一因でしょうけど。

先進諸外国の工業製品における高級品(最高グレード)って、ビンボ臭く耐久性を考慮するよりも短期寿命であっても高性能を発揮する製品が多いのですよね。

特に消耗部品の劣化は高級品ほど早いと感じます。


ただ自動車のスポーツ・タイヤやスタッドレス・タイヤだけは逆だと思います。 国産のものは初期の性能と7分山くらいからのパフォーマンス・ダウンを感じます。 逆にミシュランやコンチは初期のパフォーマンスが日本製に負けてるかもと感じても初期の性能が末期まで続くように感じます。

昔、知人が耐久性を考えるとデュラよりアルテと言っていましたが、今はどうなのでしょう。
by kanchi (2012-09-19 20:30) 

soraneko

kanchiさんへ

仰られる通り、体重を含めた入力はかなりの物になっているのだと思います。

耐久性という観点で言えば、バブル辺りまでの国産品はそれこそ執拗なまでに壊れないようになっていましたからそれに慣らされていると、欧米の物はビックリすることもあります。
まあ、そのあたりを承知の上で割り切って使うべきなんでしょうね。

確かにタイヤで言えば、国産のタイヤは性能低下が激しいですが、昔のミシュランのMVXなど、まったくグリップしてくれませんが、滑り出しのコントロール性が秀逸で安心して乗れて、その上まったく減らなかったのには驚いたことが有ります。

デュラとアルテはどうなんでしょう。
値段で言えば2倍も違いますものね。
デュラは完全に「競技用」という設定なので、剛性や耐摩耗性などは競技に耐えられるタフネスさを維持しながら軽量化しています。
アルテは、一般ユーザーが使う最高峰という位置つけで、長く使われることを考えると、表面処理とか、繰り返し疲労に対する強度とかの「経年劣化」に対する耐久性を重視しているのかもしれませんね。
by soraneko (2012-09-20 19:10) 

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