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バンザイ自転車生活!苦節28年、ようやく体重が2桁に戻る! [雑談]

ダイエットを思い立つ事4ヶ月、10kgの減量に成功して、ようやく目標の「3桁」体重を切って、長年の念願だった「2桁」の体重に本日戻る事が出来ました、
自宅120922 011(2).JPG

まあ、だからと言って「デブ」である事には違いないんですが(苦笑)、自分の人生としては、一つの節目である事には違い有りません。
1週間前にちょうど「100kg」を記録して、体重自体がその時の状態で±1kgは変動しているので、既に達成はしていたなとは思っていましたが、こう数字として出ると感慨もひとしおです。
とりあえずは「瞬間最小値」で、2週間ぐらいすれば、完全に三桁の重量を示す事は無いでしょう。

しかし、自分の体験から申しますと、はっきり言って「デブ」肥満は心と体の病なんだなと思い知らされました。
先天的に肥満になりやすい体質は確かにあるとは思いますが、やはりその原因の大半は、食生活を中心とする「生活習慣」に有る事だけは間違いありません。
そして、自分を省みる事も出来なくなるような「心の闇」がその根底に有る事もまた事実でした。

長い話になります(苦笑)。

自分の場合、太りやすかったとはいえ、小学3年の夏ごろまでは「やや太め」の少年でした。
背丈のほうは突出して大きかったのですが、今のように「関取体型」までではありませんでした。
それが、家庭の事情で経済的に困窮し始め、両親の不和が絶えなくなっていった当たりから、「あれよあれよ」というまに肥満化して言ったのです。
恐らく、精神的に不安定で追い詰められていた事に対して、心の安定を求めようとする代償行為として「食欲」が異常増進していった結果だと思います。
付け加えるのなら、戦争体験者で、食料不足を経験した母親は、「とにかく美味しい物を腹いっぱい食べればそれで幸せ」という価値観でしたから、カロリーコントロールとか、栄養のバランスなどという発想が微塵もなかったこともあり、高たんぱく、高脂肪、高カロリーなメニューが中心の食生活がとどめを刺していったと思います。

で、5年生の頃、あまりに肥満が進みすぎて流石に「コリャヤバイ」と思った両親に、強制的にやらされた「柔道」を皮切りに、中学校の陸上競技、バレーーボールを高校3年まで続けていた間は、摂取カロリーと運動で消費されるカロリーが拮抗して、かろうじて体系を維持できていました。

この写真は高校2年生の頃の写真で、身長は既に183cmと現在とあまり変わらず、部活で日曜も返上でしごかれていたので、体重は90kgに収まっていました。
自分17歳(2).JPG

この頃は高校まで往復30km毎日自転車で通学していましたが、血の気も多かった頃で(苦笑)自転車の速さでは負ける気がせず、自惚れた挙句、自称「上三川街道、暁の超特急」などとホザイテおりました。

高校を卒業して千葉の専門学校に進学しましたが、その頃も自転車通学であり、かろうじて100kgの体重はキープしていましたが、成人して社会人になったとたん、恐怖の「ビックバン」が始まりました。
最初の職業は、住宅関係の営業職だったのですが、生活が不規則で休みもほとんどなく、御存知の通りこのように大変正直な性格が災いして(笑)、営業職にはまったく不適格で、そのストレスのはけ口が全て「食欲」に向けられた上、念願だった自家用車を手に入れて自転車は見向きもしなくなってしまったので、運動などとは程遠い生活が、このようなどすこい体型を生み出しました。
自分22歳.JPG

これは、22歳の頃、恐らく社員旅行でグアム(!!)に行った時の写真で、何処のヤクザ?と言うような迫力が出ていますねぇ(苦笑)
このときグアムの空港の税関で、係員に「アーユー、スモウレスラー?」と聞かれる始末で、「どすこい」体型が完成された頃なんですね。

もうこうなるとデブが止まりません。
体重は健康診断で135kgあり、測定不能で(!)誤魔化した自己申告でしたから、恐らく140kgは軽く越していたと思われます。
生活習慣病と言われる病も概ね発病しており、確か30代で何時急死してもおかしくないとは、医者に脅された記憶があります。
自分23歳(1).JPG

この写真は24歳頃の写真で、自動車で北海道一周旅行をして宇都宮の友人宅に戻った時の物で、当時、あまり評判の良くなかったホンダのシートは、ウレタンが完全に潰れてしまい、交代で運転してくれた友人は座席に埋没してしまいポジションを取れず、ザプトンを座面に敷いて運転してもらったと言う有様でした。
因みに画面の左のデブが僕ですが、右の友人は誰でしょう(笑)。

26歳の頃転職して今の職業につきましたが、生活も規則正しくなり休みの取れるようになったことも有り、かつて程のストレスもなくなり暴飲暴食は収まったことも手伝って、体重は120~130kg当たりで推移していきましたが、見かけはあまりまわりませんでした。
流石に本人もコレはイカンと、39歳になりようやく自転車乗りを再開させて、土日中心のポタリングで、体重は120kg前後まで落とすことに成功しました。
2007年ころ、ぎっくり腰をきっかけに、医者から「このままの体重だと50歳頃には膝や腰の疾病で確実に歩けなくなりますよ」とニコニコしながら言われて戦慄した事をきっかけに自転車通勤を始めて、2008年43歳から本格的にロードバイクに取り組み始め、食事制限も加えるなどして、イベントに合わせて105kg程度まで減量する事に成功していました。
やはり、自転車乗りを再開させていた事が、ストレスの発散に役立ち精神的な安定を生み出し、自分を省みようと言う心理状態に至った事が大きかったのではと考えています。
そういった背景からブログを始めた頃で、皆さんがご覧になられている体系になった頃です。

これは今年の5月20日の「佐渡ロングライド」のゴール時の写真ですが、このときは109kgまで体重は増加していました。
佐渡ロングライド2012ゴール1(1).JPG

実は今回の「第三次減量作戦」のきっかけとなったのは、この佐渡ロングライドで、ロングライドを走りきるスタミナを重視して。ある程度体重を気にしないで食べていたら、この体重になっていました。
やはり走っていて、「なんだか速度が乗らないよなぁ」とは思っていましたし、走行時間も昨年より長くなったので、「体重」が効いている事は間違いない事実でした。

オマケに会社の先輩に撮影していただいたゴールシーンの写真がとどめを刺しました
佐渡ロングライド2012ゴール2(1).JPG

この後姿、「うわー!なんてデブなんだ!!」と
何せ自分ではこのアングルで自分を見ることはありませんから、結構ショックでした(苦笑)。

翌日計ると、体重は110.2kgまで増加しており、これで食事制限を強化したダイエットで、「もてぎエンデューロ」までにはなんとか100kgを切ろうと決意したのでした。
なにせ、5月はトレーニングで1000km以上走りこんだ上での体重増加でしたから、もうコレは食事制限をするしかないと決意せざるを得ませんでした。

こうして5月21日の夕食より固い決意のダイエットが始まりました。
とはいえ、以前「りんごダイエット」が流行った頃、実は夕飯はリンゴかトコロテンという、かなり無理をしたダイエットで102.4kgまで落とした事が有るのですが、栄養失調で眩暈がして倒れてしまい、体調を崩してしまった事の反省から、無理はしないようにしました。
具体的には
1、朝食は一切の制限無しで好きな物を好きなだけ取る。甘い物もOK
2、昼食は基本500kcal未満に抑えて、ヘルシア飲料を必ず飲む
3、夕食前にプロテインを摂取して空腹を抑える
4、夕食はご飯類などの炭水化物は一切取らないで、野菜中心のメニューにする
5、夕飯後の間食は一切しない
を4ヶ月毎日続けました。
但し、基本的にカロリーだけを抑えればいいので、たんぱく質、ミネラル、繊維質、などは意識して多めに取って、体調の維持には注意しました。
あと「もうこんな生活は嫌だー」という時は、遠慮なく焼肉やフライドチキン、スイーツも頂いて、飲み会や会合
サイクルイベントの時は、ダイエットを中断して、過度なストレスでダイエットが嫌に成る事が無いようにしました。
まあ、おかげで4ヶ月かかりましたが、どうにか長年の目標である100kgを切る事が出来たのです。
興味は無いでしょうが(笑)、「アフター」の姿は、「もてぎエンデューロ」出場の時にサイクルジャージ姿を撮影してもらいますので、その時の記事に掲載する予定です。

しかし、どすこい体型になって長い時間が過ぎてしまいましたね。
19歳の頃100kgに到達してから、28年と言う歳月が流れていってしまいました。
自転車乗りを再開する20年間はまったく運動とは縁がなく、ロードバイクでイベントに参加したり、自転車の仲間が増えるまでは、正直自分の人生に生きる張りや希望を見出せなく、かなり自暴自棄な生活をしていましたから、そういった心の病のような部分が、自分の体型に反映していたように思います。
そういった意味で、今ここに至り、本当に「楽しい自転車生活」と巡り合って良かったと実感しています。
確かにこの御時世、明日をも知れぬ不気味な不安定さがあり、自分自身もこの先のこ事を考えると、決して安楽な人生などあるはずも無いと悲観的にも成りますが、とりあえず目の前の目標をコツコツと、一つずつ着実にクリアして行こうとする考え方、生き方は、日々の生活に確実にプラスのメリットがあり、「何とか頑張っていこう」と言う気に成りますから、「バンザイ自転車生活」と叫びたいです。

今、僕の心境は、イスカンダルまでの長く苦しい旅路を終えて、目の前に青い地球が広がる「宇宙戦艦ヤマト」の第一艦橋に佇んでいる様な、達成感と高揚感があります。
判り辛いですよねー(苦笑)。
まだまだこれからも波乱万丈の「人生」という航海は続いていくわけですから、新たな目標を掲げて、日々精進していく「楽しい自転車生活」を続けていこうと思います。

とりあえず、未だお腹周りにまるで「浮き輪」のようにしつこく残っている脂肪の輪を何とかしたいなぁ!。
現在体脂肪率が約25%有りますから、20%を切って、体重が95kgに成るまではダイエットは続けたいです。
とはいえ「食欲の秋」で、イベントも沢山控えていて、どうしても今までのペースを保つ事は困難に成りそうなので、年末までの3ヶ月をかけて、あと5kgのダイエットを目標に頑張るつもりです。




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nabe

いやあじっくり読んでしまいました(笑)
オイラも身長の割にはデブ。 そして全然痩せない体質ですね。
運動も自転車のみ。 仕事は1日じゅう動く仕事ではなく夜勤の時はかなりの不規則に陥る生活です。
ちなみに今年に入った辺りから夕飯はカレーとか炭水化物必須のものじゃない限り炭水化物は抜いてこんにゃくなんかで代用してるんですが痩せません(笑)
恐らく消費カロリーが上回らないんでしょうね。
か、お酒(笑)
オイラも頑張ってみようかなあ。。。
by nabe (2012-09-22 21:23) 

soraneko

nabeさんへ

是非一緒にがんばりましょう!。

なにせ、自転車の場合ウェイトダウンこそ、最もパフォーマンスアップには効果的で、何十万ものホイールを買うより、5kgも痩せた方がナンボか良いです。
と、こういったダイエットのモチベーションを与えてくれるのも自転車生活のいいところですよね。

僕も減らないで悩んでいましたが、まず自分の「基礎代謝」の消費カロリーを計測して認識するだけで、ずいぶん違うと思います。
by soraneko (2012-09-23 06:45) 

とも

私もじっくり読ませていただきました。
就職後、自分も自暴自棄的な時期があり、その時にも見捨てずにいてくれた友人や趣味(その時はスキー)で知り合った仲間のおかげで乗りこえられたと思っています。仰る通り今も何が起こるかわからない不安定なご時世ですが、何とか頑張っていこうという気力が続くのは、今は自転車という趣味がその一端を担ってくれていることは確かです。
soranekoさんの壮絶な戦い(適当な言葉がみつからず申し訳ないのですが)を読ませていただき、私も精進していきたいと感じました。
目標を掲げてそれを確実に達成していく現在のsoranekoさんには心から尊敬します。
お知り合いになれたのも、soranekoさんと私が今まで歩んできた延長線が交わった幸運に因るものだと思えば、悪い人生でもないのかなと感じております。
by とも (2012-09-23 10:32) 

potere

体重二桁・・おめでとうございます。
ますます「もてぎ」応援したくなっちゃいました!

子供に、とにかく美味しい物を腹いっぱい食べさせようと想う、お母様の優しさ・・・それが体重三桁のルーツとなってしまったのかもしれませんが素敵なお母様ですね。

ダイエット1~5条は、身体にとっても優しい食事の習慣付けだと思います。
高校2年生時分の90kgも夢じゃないかもですね。
by potere (2012-09-23 17:28) 

soraneko

ともさんへ

大げさかもしれませんが、人は人と繋がっているから人で居られるのかもしれませんね。
自分独りで生きているような「錯覚」に、特に若いころは陥りがちなのですが、やはり多くの人達とのかかわり合いの中で「生かされている」と気が付いてくると、自分の人生を大切に生きていこうという心境になります。

あるドラマで、若い主人公が「死ぬのが怖くなってきました」と、老練な先輩に告白したシーンで、その先輩が「それは、人の人生に価値が有ることに気が付いたからなんだ」と諭すシーンが心に残っています。

ダイエットの話ですが、なんというか、今までが異常に太っていただけに、これからやっと普通の人の減量の領域に移れるようですね。
目標をもって、かといって無理はせず、コツコツと続けていきたいです。
by soraneko (2012-09-23 19:06) 

ロックシップ

うーん、2ケタ達成、おめでとうございます。

何時だったか、一緒に塩谷の温泉に入ったときに先客の御仁方から「おぉっ、こっちの兄ちゃんはいい体格だなあ!」と言われた時に、つい「そうでしょう!十両まで行きましたからねぇ」と冗談をかましたら「そらぁすごい!」と本気にされちゃいましたもんねぇ…

しかし人に歴史あり…あんな時代もありましたっけ。あの北海道旅行はもうかれこれ四半世紀も前になるんですなァ…

21世紀をまたいで理想に近づいて行くのは素晴らしいと思いますよ!
あとはそのキープですね。自分も見ならいたいところです。
by ロックシップ (2012-09-23 19:21) 

soraneko

poreteさんへ

応戦していただいてありがとうございます。
これは一層頑張らないと、「バチ」が当たっちゃいますね。

確かにうちの母親は、経済的に苦しくともひもじい思いだけはしないようにしてくれましたから、ありがたかったですね。
要するに、それ以上の発想に思い至る余裕がなかったという事でした。
成人してからは自分の責任ですから、もっと早く気が付くべきだったんですが、これもまた人生なんでしょうね。

とにかく、自転車乗りとして恥ずかしくない体型とパフォーマンスは実現したいので、90kg目指して頑張りたいと思います。
by soraneko (2012-09-23 19:24) 

soraneko

ロックシップさんへ

ありがとうございます。
なんというか、本当に長い年月が過ぎたものですね。

まあなんというか、幸か不幸か自分の場合「異性にモテタイ」とか「カッコを付けたい」とかいう理由で体形を気にすることが無いので、「あと5kg減らせば、巡航速度が2km/h上げられる」という世界でモチベーションを保てたのが今回のダイエットの成功につながったわけで、この歳で「日々コツコツと努力しなければ結果は出ない」という事をやっと身に付けられたことも併せて、今の自分の人生には自転車を外すことは出来なくなってしまいました。


by soraneko (2012-09-23 20:23) 

ももんが

私も就職してから太ったり痩せたりを繰り返しております。
初めて就職して半年足らずで15キロ太った時は愕然としましたね〜。
精神的に不安定だと食欲に逃げてしまうのは誰しもあることみたいですね。
ロードバイクを再会してからはいい具合に体重が推移しています。
やはり楽しみながらでないと何事も続きませんね。
2桁への帰還おめでとうございます!
by ももんが (2012-09-24 20:00) 

soraneko

ももんがさんへ

一度体重が増えてしまうと、その原因が家庭や職場などの環境の影響を受けている以上、なかなか単なる「ダイエット」で減量できるものではなく、環境や発想の転換を図らないと難しいという事を、身に染みました。

ダイエットに限らず本当にロードバイクに出会って、色々な出会いや目的が出来たのはありがたい限りです。
by soraneko (2012-09-24 21:21) 

kanchi

ずいぶんと体重がへったのですねぇ。

私めも体重を落とさないと股関節痛が出るので体重の負荷がかからない自転車を乗ることはカラダには良いのですが、乗る機会が最近減っています。

Soranekoさんに触発されて再びロングライドを始めようかしら。。
by kanchi (2012-09-24 23:29) 

soraneko

kanchiさんへ

体重を減らす目的として始めた自転車乗りでしたが、楽し良い自転車生活が目的で体重を減らすようになっていました。
ロングライドはまとまった時間が無いと出来ないので、忙しいと機械が無いのですが、無理しない範囲でノンビリ走るのは体にはいいと思います。
by soraneko (2012-09-25 07:06) 

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