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新型マドンの空力理論「KVF」はコーダトロンカ? [最近の話題]

チョットマニアックな話です(笑)
TREKの2013年モデルのマドンに採用されている空力理論で、翼断面の後縁をスパッと切り取った形状を「KVF」として、セールスポイントの一つになっています。
まあ、デザイン的には好みの分かれるところで、スッキリしてよいという人もいますし、なんとなく角ばって優雅さに欠けるという意見もあります。

肝心の空力効果についてはまだ体験するに至っていませんが、この空力理論に関する話は、どこかで聞いたことが有るなぁと引っかかっていたのですが、自動車のスポーツカーに使われる、ルーフの後端をスパッと切り取った「コーダトロンカ」というデザインも、確か同じことを言っていたなと思いだしました。

古くはなんと1936年に提唱された理論だろうで、個人的にはアルファロメオのスポーツカーや、ムスタングマッハ1等のポニーカー、それらのファツションを取り入れた、日本の70年代のスポーツカーなどが思いだされます。
初代フェアレディZ(S30)や、セリカリフトバック、ギャランGTO・FTOなんかがそうですね。

時代が下って、80年代半ばに出た、「バラードスポーツCRX」などは、カタログでコーダトロンカを声高に謳っていたように記憶しています。
CRX(1).JPG


ま、それだけの話なんですが(笑)、要するに空力的にはそんなに革新的なコンセプトではないという事なのかなと(笑)。
ぶっちゃけた話、自転車で言えば、TREK自体が説明している通り、空気抵抗形状を最低限留意して、重量と剛性を確保したかったというのがポイントなのでしょう。
良くあるエアロ形状のバイクでは、結果として表面積や容積が増えて、その分カーボンの量が増えて、さしものOCLVカーボンでも重量的にキビシイでしょうし、更に横剛性を保とうと内部に「リブ」などを配置すれば、さらに重くなってしまいますものね。

まあ結論としてこのバイクがかっこよく見えるようになってくるのは、理解不能の構造や空力の「能書き」もさることながら、有名選手が乗り込んでレースで成績を上げるという、「伝説」というエッセンスの方が、はるかに効果的なのでしょうね。


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kanchi

もろにマスタング・マッハ1をパクったギャランGTOもダックテール・スタイルでしたんねぇ。それをさらにパクったセリカLBもありました。

私が免許取得した頃はGTOの後輪板バネをあ、1,2枚抜いて逆に取り付けてホッドロッド風ってのも、何台もありました。
by kanchi (2012-10-03 00:31) 

soraneko

kanchiさんへ

子供のころによく見ていて、憧れの車がだいたいこのデザインだったので、刷り込みなのか、今風のウネウネ、ヌメーとしたデザインより好きです。
昨日フェラーリディトナを見ましたが、やはりコーダトロンカは大排気量エンジンを搭載したFRの車が似合いますね。

CRXが出たとき、生意気なガキで、「前輪より前にエンジンのある、貧乏くさいFFで、コーダトロンカはねえだろう」と言っていたのを恥ずかしくも思いだしてしまいました(笑)。

あっ、GTOはリーフリジットでしたか!、確かに自動車としての「出来」は今の車の日ではないでしょうけど、面白さや刺激は断然上ですよね。
by soraneko (2012-10-03 05:49) 

ロックシップ

そういやランサーセレステなんかもコーダトロンカの流れを汲んだ流麗なファストバックスタイルでしたね。
恰好は良かったんだけど、走りのパフォーマンスがイマイチで、カーキチの従兄は見向きもせずランサーEXターボを購入してかっ飛ばしていましたっけ…

現在も空力上の理由で車体後部をスカッと切ったデザインは、形を変えて存在しますね。
メルセデスやアウディ、BMWなどの高速ツアラーのセダンにも、リアコンビネーションランプ外側に縦方向に角を付けた形状が見受けられます。

また、自分がかつてデザインを担当したハッチバック車も背面のドラッグが大きく高速燃費で不利が発生したため、あえてスリークな面構成をあきらめ、かなり割り切って立ち切った形状にした事が幾度かありました…
工業デザイナーの見地からすると、流麗なラウンドしたテールに魅力を覚えたものですが、やはりアウトバーンでは丸いお尻は通用しないみたいですね…

しかしテールをスパッと切ったマドンは、まるで自転車のX-15ですな。
by ロックシップ (2012-10-03 20:02) 

soraneko

ロックシップさんへ

プリウスや、2代目インサイトもそうですね。
初代アウディTTは、猫背のテールのせいで、リアにリフトが生じて難儀していましたね。

ま、自転車の「空力」と言っても、せいぜい70km/hまでの領域なので、目新しい技術は無いはずで、既存の流体力学の知識や理論を引っ張り出してきているだけだと思います。
自転車の歴史的には、「空力ブーム」というのが定期的に持ち上がるのだそうですが、「あまり関係ないかな?」と、たいてい定着しなかったそうです。

今は亡き飛行機メーカーの「ノースアメリカン」制作の、NASAのロケット極超音速領域実験機の「X15」ですが、楔形の主翼形状は、ソニックブームが当たると揚力を発生する理論に基づいて設計されたのでしたね。

マッハ6なんて出ませんが(笑)、日本の自転車も「戦艦大和」の球状船首形状の「バルバスバウ」をまねた突起をステム前方に付けて、乱流を干渉させて造波抵抗を低減する・・・・なんてダメですかね(苦笑)。
これで27ノット出れば是非付けたいです(笑)。
by soraneko (2012-10-03 21:11) 

ももんが

ぶっちゃけコーダトロンカですよね〜。
空力的には目新しい技術ではないと思うのですが、自転車のフレーム設計は意外と遅れているのかもしれませんね。

コーダトロンカデザインの車はちょっと寸づまりでカワイイのが多かったですね。
昔のアバルトとかCR-Xあたりは今でも大好きです。
by ももんが (2012-10-03 22:47) 

soraneko

ももんがさんへ

何処かのホイールかフレームでも、空力効果で斜めからの風を推進力に変えるとか、それって「帆船」の推進原理だよなーとか(笑)。

自転車の抵抗は、タイヤの接地抵抗や、ベアリングやチェーンの機械的抵抗、空気抵抗が有りますが、30km/hを超えてから初めて空気抵抗の占める割合が、「速度の二乗」で増えていくのだそうです。
だから、我々のようなサイクリストにはあまり関係が無いという事にはなるんですよね。

初代のCRXはなんだかんだ言って好きでした。
燃費も抜群に良くて、オシャレでサイズも手ごろですし、今だからこそこういうライトスポーツを「手ごろな値段」で出して欲しいです。
by soraneko (2012-10-03 23:06) 

とも

TREKのHP見てまいりました。近年のトレンドは「空力」(エアロ)でしょうか。フレームをはじめブレーキ形状など、最近ますますエスカレートしているようですね。まあ、我々のようなアマチュアでその恩恵を受けられるのはほんの一握りなのでしょうけど(むしろ視覚的な面での満足度のほうが影響大かもしれません)
「コーダトロンカ」という言葉は存じませんでした。なるほどこのようなデザインのことをいうのですか(カムテールとほぼ同義でしょうか?)見比べてみるとKVFはまさにCR-Xのそれですね。
当時の日本車は海外のスポーツカーを真似ていたのかもしれませんが、やはりカッコよかったですね。バイクではどうかな??新型マドンの実車を早く見てみたいです。
by とも (2012-10-05 23:51) 

soraneko

技術的というより、宣伝効果を狙ったF1チームとのコラボで開発したバイクもありますよね。
TREKが「NASAと共同開発」とか言い出さなくて良かったです(笑)。
バイクの空気抵抗が低減されれば、速度領域が低くても向かい風の時とかは恩恵が有りそうですよね。

「カムテール」=「コーダトロンカ」なのだそうで、カム博士という方が提唱した空力理論なのだそうです。
アメリカの元祖「ポニーカー」、ムスタングやカマロなどはリバイバルしていますから、日本のメーカーも出来るだけ当時のサイズ、排気量を維持して「手ごろな価格」でスポーツカーを出してほしいです。
by soraneko (2012-10-06 05:30) 

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