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深まる秋の山と、古いランドナーとの出会い [雑談]

もてぎのエンデユーロが終わってから、ほぼ毎週山に登っていますが、生まれてこの方自転車でこれだけ山に登ったことはかつて無い快挙(笑)でした。
好きだからというより、イベントを控えて追いつめられてというのが現実で情けない限りですが、付け焼刃の「山岳トレーニング」は効果が有ったか否かは、来週の「龍勢ヒルクライム」で、ある程度結果が出るでしょう。

さて今週も金土曜日に遊んで歩いていたので、せめて日曜日位はと、古峰ヶ原のコースに出かけました。
寒いのですが雲一つなく、風も弱い絶好のサイクリング日和でした。
さてコースの途中に「東武日光線」があり、踏切を横切るのですが、毎回電車に出会えなくて残念に思っていたところ、今回は特急の「スペーシア」が来ました。
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JRの車両に比べて静かなのが印象的でした。

今日はサイクルモードで手に入れた「メダリスト」の「アミノダイレクト」というサプリメントを再び試します。
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これは依然親友のM島君に頂いて、水に溶かしてボトルに入れて使ったところ「後半タレ無い」ような気がした(笑)、もので、印象は良かったのですが、チョット薬臭い味がなんだかなーと思っていたのですが、サイクルモードでメダリストが出しているブースで担当者に聞いたところ、「本当はそのまま飲んでいただくと効果がはっきりするんですけれども」という話を聞いたので、粉のまま飲んでみました。

さて、何時ののコースに入り計測を開始しますが、何時もは北西の向かい風が強くて、25km/hを維持するのが大変なのですが、今回は風が弱く、疲労が溜まっている割には脚が軽いので、2~3km程速度を上げられるようで、何時もの大鳥居までで6分のタイム短縮が出来ました。
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ただ調子に乗って飛ばしたおかげで体力は「終了」してしまいました。

此処から神社までが本番ですが、最初に飛ばすと後半の長い勾配がキツイという印象が有り、序盤やや抑えて一定のペースで上る作戦で挑みました。
所々27Tまでギアを落としましたが、淡々と登って「ヤラレタ感」もなく、6kmのコースで1分の時間短縮が出来ましたから、体調から考えると上等な結果で、やはり1か月通ったのは無駄ではなかったのでは?と自画自賛しています。
単なる気休めともいえますが(苦笑)。

とまあ、これは古峰神社の神様の後利益と感謝して、神社にお参りに行きます。
しかし今日は今までで一番の人出で、自家用車やツアーのバスなどが沢山登ってきましたが。七五三もさることながら、ここは「紅葉」も有名なようで、確かに色づいてきた山々が綺麗でした。
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あとは下山して、もう一度小来川方面に上ったところで、あまり補給をしていないこともあり、猛烈におなかが空いてきました。
先ほどの「メダリスト」の効果が有るのか、思ったよりタレた感じが無いのですが、エネルギーは切れているようで、「何を食べようかな」と考えているうちに、「ジャパンカップ」のコースにある森林公園麓のセブンイレブンまで来てしまい、もうここで完全に終了してしまったので、いつもと変わらぬ「コンビニ飯」のお昼になってしまいました。
この辺りは今やサイクリスタには「聖地」と化していますから、このセブンイレブンにはたくさんのサイクリスタが立ち寄っています。

ありがたいことに、スポーツ自転車用のスタンドも用意されていて、ここに自転車を懸けようと近づいたら、何やら年代物の味のある「ランドナー」が止まっていました。
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小柄ながら恰幅の良い明るいオジサンがオーナーのようでいろいろと話をしてくれました。
この御仁は還暦を過ぎているようですが、かつてはこのバイクで、佐渡や金沢まで行ったことが有るとの事で、かれこれ50年以上自転車を楽しんでおり、かつてはトラック競技やロードレースもされていたという猛者でした。

このバイクは40年近くたっている年代物だそうで、構成されているパーツも「味のある」物でした。
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このRrディレイラーは「前田サンツアー」製の「サンツアーサイクロンGT」というロングゲージのツアラー用のディレイラーだそうで、僕の年齢では馴染みは無いですが、かつての「定番商品」だったそうで、現存してちゃんと稼働している個体は少ないようで、知らない人に「10万円で譲ってくれ!」と迫られたことが有ったそうです(笑)。

このFrディレイラーも珍品で、可動がワイヤーではなく「ロッド」で、走行中にこのロッドを掴んで「ガチャッ」と変速させる物なのだそうです。
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こういったランドナーは、僕が子供のころはやっていたそうで、本場は「フランス」なので、フランス製の部品などが当時のバイクには使われていたのだそうですが、いまやフランス製のコンポーネントは壊滅しており、ほとんど手に入らないというお話は依然聞いたことが有ります。

うわー、こういう自転車に子供のころ憧れていたので、結局30分以上この自転車を囲んで、もう一人の御仁も加わって色々と話し込んでしまいました。
今はロードバイクでかっ飛ばしていますが、もう少し余裕が出来たら、こういう自転車を一台組んで、のんびりと日本中を旅出来たらどんなにいいだろうなと夢見てしまいますね。
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コメント 10

kanchi

サンツアー懐かしいですね。
はっきりではないですが覚えています。

ランドナーの写真をよく見ると後輪の上にも白の箱が載っていますね。う~ん、停止状態で片足がペダルでなく地面にあったら跨ぐときに足が引っかかりそうです、きっと。
by kanchi (2012-11-05 22:34) 

soraneko

kanchiさんへ

このディレイラーの「メカニック」感がとてもいいですね。
こいいうデザインを「復刻」させてくれてもいいような気がします。

この白い箱ですが、ちゃんとしたバックが古くなり水が漏れてしまうようになったので、加工して取り付けたそうです。
そういえばどうやってまたがったんでしょうね(笑)。
by soraneko (2012-11-06 07:02) 

potere

ランドナーいいですよねー。
40年も乗り続けている自転車の持ち主の御仁はほんま者ですな。
私もこういった自転車でのんびりと日本中を旅出来たらどんなにいいだろうと夢見るひとりです。
追伸:龍勢ヒルクライム 健闘お祈りしています。 練習はウソをつきません。 練習を重ねた分、辛くとも楽しいイベントになると思います、必ず。
by potere (2012-11-06 19:49) 

soraneko

potereさんへ

どんな所も、どんな時でも移動できる自由を共有できる「相棒」としてのバイクとして、ランドナーは気になる存在ですね。

龍勢ヒルクライムは、「競技」である以上全力で走りたいです。
とにかく、息を切らして下を向いて走っていたのでは本当につまらないので、なんとか景観を楽しめるように成っていればと思っています。


by soraneko (2012-11-06 20:16) 

ももんが

もうちょっと年齢を重ねたらランドナーでのんびり旅したいですね。
サンツアーサイクロンは銘品ですね。
コアなファンが多いらしいです。
私は見た目が好きでなくてシマノ派でしたが。
本場フランスのコンポ「ユーレー」で1台組みたいです。
絶滅してしまったブランドだけにオークション等で高値で取引されているらしいので私には入手は難しいだろうなと思います。
by ももんが (2012-11-06 23:09) 

soraneko

ももんがさんえ

とにかく自転車旅の場合「時間」が必要ですから、今はなかなか難しいですよね。
僕の場合もともと「放浪癖」があるので、ふらっとい居なくなりそうなのを必死で我慢して社会生活に止まっています(苦笑)。

こういったビンテージバイクやパーツを大切にして「現役」でつっているライダーは意外と少なくないようで、たまに出会いますね。
実際こういうバイクやパーツは本当に入手が困難なようで、必然的に取引価格が高騰してしまうようです。


by soraneko (2012-11-07 05:53) 

とも

シブいランドナーですね。当時、マニアックな友人がいたのでCYCLONEは知っていました。その後、SUPERBE(スポルティフやロード向け)がリリースされたと記憶しております(自分が興味を持った時には既にSUPERBE PROがリリースされておりました。ランドナー用のパーツはフランスのユーレーやサンプレックスなんてメーカーがありましたが既に消滅してしまっているようですね。自分はあまり詳しいわけではないのですが、いろいろお話を聞いてみたいです。これからも大切に乗りつづけていただきたいですね。
by とも (2012-11-09 22:06) 

キキ

お久しぶりです。
色々有ってやっとぼちぼち出れるように成ってきました。
ランドナーですかぁ。
私はクロモリホリゾンタルのフレームが夢ですね。
パナでオーダーして一生物にしたいですねぇ。

by キキ (2012-11-09 22:47) 

soraneko

キキさんへ

お帰りなさいませ!。
また、色々とスパイシーなお話を聞かせてください。

クロモリですが、サイクルモードでもパナソニックのブースで試乗車は大人気でしたね。
最近「鉄」という素材は、フレームの材料としては最も人間の感性に合っているのではないかと思うようになりました。


by soraneko (2012-11-10 07:46) 

soraneko

ともさんへ

僕は学生時代に周囲に詳しい人もなく、当時は情報もなかった時代ですから、今雑誌などを見て「当時はこんなものが有りました」なんて言う記事で初めて知ったような話ばかりでした。

自動車で消滅してしまったメーカーのビンテージカーを乗り続けるのは大変ですが、自転車のパーツも供給が絶たれると不安ですよね。
だから「シマノ」ブランドの安心感は絶大なわけですが、「趣味」として所有するのなら、魅力は有りますよね。


by soraneko (2012-11-11 19:05) 

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