SSブログ

どすこいライダー、出雲センチュリーライド2014初見参!完結編 [イベント]

なんとか完結編です。

市役所ハ束支所ASには13;00頃到着します。
この場所で110km走行しています、
ここのASは15:20でクローズドされることになっていますので、それまで此処にたどり着けなければDNFで完走できない事に成っています。
とりあえず、このままのペースで行けば完走は間違いないようですが、僕は向かい風の中を飛ばしてしまったので結構消耗してしまっています。

このASではワカメを練り込んだ美味しいそうめんが振る舞われました。
美味しかったのですが、どうも消化器系も疲労しているようで、これ以上は食べられないような感じでした。
出雲センチュリーラン2014_140914 037(1).JPG


この後大根島から江島という島に渡りますが、行く先になんだかすごい高いところに登って行く自動車橋が見えてきました。
もしかしたら?と橋の袂の交差点まで行くと、大勢の人がカメラや携帯を構えています。
案の定これが自動車のCMで有名になった正式名は江島大橋という「べた踏み坂」のようです。
出雲センチュリーラン2014_140914 040(1).JPG

僕も恥ずかしながら野次馬の列に加わり撮影してしまいました。
事前の情報を入れていなかったので、まさかこんなところにあるとはと、いささか驚きました。

この後堤防沿の上を走り陸地に戻ります。
出雲センチュリーラン2014_140914 041(1).JPG


この後、ああっ!また山を登らされるようです。
正直そろそろ脚の方が来ている状態でしたから慎重に登って行きましたが、とうとう左足の内側の太ももが攣ってきました。
まあ、「想定内の攣りではありましたから、頂上まで誤魔化して登り、広場で止まって水分や塩分を補給して、軽くマッサージをしたところ、ほぼ回復させることが出来ました。
この後下ると、目の前には「日本海」が見えます!。

しかし喜んだのもつかの間、日本海の海岸線は、たとえば千葉の九十九里の海岸線のように何処までも平たんという事は無く、崖沿いにアップダウンの厳しい道が続くんですよね。
で、結局また「山登り」です!
出雲センチュリーラン2014_140914 042(1).JPG

エーンエーン!もう僕は坂を上りたくないよー(泣)。

と泣き言を言ってもペダルを漕がなければ前に進まないのがサイクリングの楽しい(?)ところで、上りきればご褒美の絶景が待っています。
出雲センチュリーラン2014_140914 043(1).JPG

険しい崖と緑の島、エメラルドの澄んだ海水のコントラストが本当に見事ですよね。
えー、とても良い景色なんですけど、なんだか此処に来ても何処かで見たことのあるような気がして・・・・・。
実は場所は全然違いますが、同じ日本海にある「佐渡島」の雰囲気に似ているんですよね。
近くを走っている参加者に声をかけたら、その方も「そういえば佐渡はこんな感じだったなぁ」とおっしゃっていましたね。

このような道が30km近く続いて、最後のASである「マリンゲートしまねAS」に到着します。
出雲センチュリーラン2014_140914 047(1).JPG

出雲センチュリーラン2014_140914 048(1).JPG


ここではシジミの味噌汁と、あっこれは「イチジク」ですね。
出雲センチュリーラン2014_140914 046(1).JPG

後で聞きましたが、イチジクは島根県の特産なのだそうです。
ところが、疲れ切っていた僕は、写真を撮ることに気を取られて、この美味しそうなイチジクを食べ忘れてしまいました。
今回のイベントでの僕の最大の失敗です(笑)、クヤシー!と、結構まだ余裕が有るじゃないですか(笑)。

この先の岬を回るとまた絶景が広がります。
出雲センチュリーラン2014_140914 049(1).JPG

出雲センチュリーラン2014_140914 051(1).JPG

此処は本当に景色が素晴らしいところで、此処で日本海の夕日を見ながら走ったら最高でしたね。
最も夕日が見えるころ此処にいたのではDNF確定なのですが(笑)。

この後内陸部に入りラストスパートになりますが、直線距離で10kmに満たないゴール地点になかなか近づいてくれません、
恐らく距離を合わせる為なのでしょうが、ワザと河川沿いに遠回りして、また日本海に出たりして、ようやくゴール方面に向かっていきます。
この期に及んで本格的に脚の消耗が進んでいて、やはり登坂は力が入らなかったので、後続のライダーに次々にパスされたりしますが、ここで焦っても仕方が無いので、自分のペースでゴールを目指します。

最後の平野部でチョット頑張って、15:55となんとか16:00前にはゴールすることが出来ました。
出雲センチュリーラン2014_140914 052(1).JPG

実時間はだいたい8時間30分くらいで走りきりました。
10時間30分設定で2時間を余してのゴールで、個人的にはどん尻の方かなと思いましたが、完走証明のサインの紙を見ると、概ね半分より少し後ろ位の順位でゴールしていたようです。

これが今回の走行ログです。
出雲センチュリーライド2014ログ1.JPG

しかし、獲得標高が2100mを超えています!。
もはやこれは「グランフォンド」と呼べるレベルであり、個人的には昨年参加した「魚沼ロングライド」以来の山岳イベントになってしまいました。

まあ速度とか順位は問題ではありませんでしたが、苦手なコースで、山岳向きでない機材選択で挑んだ今回のイベントですが、なんとか楽しんで走るだけのパフォーマンスは戻っていたようです。
とか書いている割には「苦しい!苦しい!」とばかり書いてあるようですが、苦しくないロングライドは僕個人はあまり記憶がなく、苦しかったからこそ完走した達成感がり、またそれが楽しいのだと思います。
まあ、苦しいのにも限度はあるのですが(苦笑)。

これにてこのイベントは終了・・・・・・と今回は行かないんですよね。
何時もだと車に自転車を積み込んで、着替えてからさて帰り道に美味しい物でも食べに行こうかなとなるんですが、まず自走してホテルに戻らなければいけません。
ホテルに戻ってからは着替えや休憩もそこそこ、自転車を分解して梱包したり、帰還の為に荷物の整理などを済ませない限りゆっくりできません。

ようやく17:30ころ何とか終了しました。
出雲センチュリーラン2014_140914 053(1).JPG

このあとホテルの展望温泉に入って、宍道湖を眺めながら身体中の筋肉を溶かしてホッとしたところで、僕の「出雲センチュリーライド」は終了した感じがしました。

さて初出場しました「出雲センチュリーライド」の総括です。
今回、周到な準備と研究の上、慎重に挑む何時ものスタイルではなく、とにかく「出雲に行きたい」という勢いでエントリーをしてしまい、イベントに対する予備知識がほとんどないまま出場しました。
飛行機での現地入りや、自転車の事前の搬送なども初めての経験ではありましたが、多少のトラブルはあったものの、非常にスムーズにイベントに参加できて、イベントそのものもじゅぶん堪能できました。

変な話ですが、何度出ている大会でも、入念に準備してもうまくいかない事はあり、体調を崩したり、バイクがトラブルを起こしたり、天候が不順だったりすることが珍しくは無いのですが、今回に関しては、本当に順調にイベントを楽しむことが出来たのは、この地に縁が有り、ここに呼ばれて来たような不思議な印象を受けました。
無論、出雲センチュリーライドの実行委員会や、協力してくれた多くの地元の人のおかげであることは間違いが無い事で、ここで改めて皆さんにお礼を申し上げます。

正直、毎年来られるかという事に関しては、チョット関東の田舎からくるのには大変な場所ではありますが、機会を作って再び訪れたいイベントがまた一つ増えたことは、ロングライド大好きオジサンにとって嬉しい事ではありました。


nice!(9)  コメント(14)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 9

コメント 14

kanchi

お疲れさんでした。
以前クルマで走ったことあるのですが、海岸線沿いでないとあまり平地がなかったと記憶しています。それと海岸沿いには発電用風車を結構見かけたと記憶していますが、ありましたか?
国が補助金出したので公共工事のほしい地域は結構できたんだなぁと当時思ったと記憶しています。
あれ、作っちゃうと強風の時は停止させないといけないし、機械などの摺動部以外にも基礎部分とかの劣化修復とか、けっこう低周波騒音以外にも問題抱えているのですよね。
by kanchi (2014-09-20 00:01) 

ロックシップ

遠征お疲れ様でした。ご無事何よりでした。
「遠くに行きたい」「名所を見てみたい」だけでも十分行く意味があると思いますが、「きれいな海を見て走りたい!」という動機は海なし県居住者としては同感です。
(自分はサンライズで行って「出雲そば」を食べてきたいなあ)

さて、きっと出雲大社より”いい縁”をもらってきたのでは?と思いますが。
by ロックシップ (2014-09-20 06:34) 

soraneko

kanchiさんへ

今回のコースでは風車は見えませんでしたが、出雲空港に降下中にかなりの数の風車を見ました。
ちなみに同じ降下中に「米子空港=航空自衛隊美保基地」も見えて、直線距離で33kmのところになんで空港が二つあるの?と思いましたが、ああっ、あの「元首相」の地元だったんですね!。
お孫さんのキャラクター商品がお土産物屋さんにありました(笑)。

風力発電は、再生エネルギーの切り札のように言われていますが、原子力発電もそうでしたが、効率化と経済性を追求して大規模、大型化すればするほど問題を抱えてしまうのかもしれませんね。


by soraneko (2014-09-20 14:28) 

soraneko

ロックシップさんへ

そうなんですよ、せっかく行くのだから「サンライズ出雲」は絶対外せない!と計画はしたんですが、チケットが取れるかどうかは保証できないとのことで、イベントがメインだったので今回は断念しました。

旧跡や温泉など、のんびり回れば見所はたくさんありますし、いずれはイベント抜きで回ってみたいところではあります。
勤め人のうちは難しいんですけどね。

いい縁がもらえたのなら幸いなんですけど、どうなりますやら。
by soraneko (2014-09-20 14:32) 

わだち

今全てを読み終えました^^
おつかれさまでした。センチュリーライドはやはり中々大変ですね。
また、輪行の際に致命的なトラブルもなくて本当に良かったです。

私が参加したNIKKOは、難易度の低いファンライド日光で、物足りない感じがあったので、来年はファンライド山岳にあげてみようかなと思いました。
by わだち (2014-09-20 15:35) 

soraneko

わだちさんへ

パナチタンも無事に戻ってきて、本日組み立て、整備も終了しましたので、ブログを書き終えたことも併せて、本当にようやくイベントが終了したなぁという感じです。

最近のセンチュリーライドは、どうしても「山岳」のお楽しみ(苦笑)を盛り込まれてしまうのが、個人的には嬉しくありません。
宮城センチュリーライドのように、基本的に平たん地メインで、「長い距離を自分の力で走りきる」というような、本来のロングライドの楽しみを体験できるイベントがあると、もっと多くの人が「センチュリーライド」に挑んでくれるような気がします。

もしかしたら来年は地元の日光のイベントに僕も参加するかもしれません。
by soraneko (2014-09-20 17:00) 

わだち

フラットなセンチュリーライドならぜひとも挑戦してみたいです。
宮城センチュリーライドは基本フラットなのですね。
来年のエントリーを考えたいと思います。
また、来年は近所で初のライドイベントが開催されるということなのですが、
こちらは山岳路ばかりなので、うーん、フラットなコースは期待できなさそうです。
(センチュリーではないそうです)

by わだち (2014-09-20 19:11) 

やっとこ

遠征センチュリーライドお疲れさまでした。
飛行機で行く自転車の旅も凄いですねぇ〜
何より島根の海が綺麗な事、素晴らしい景色をアップして頂いたので
気分だけでも行ったつもりになれました。
山岳のセンチュリーライドを制覇したという意味では
ウエイトコントロールの効果ありですね!
by やっとこ (2014-09-21 17:12) 

soraneko

わだちさんへ

今年「試行」という形で再開されましたが、来年は本格的に復活かいさいしてくれると思います。
毎年6月第一週に行われますので、このブログでも情報が入れば紹介したいと思います。
ただ、「被災地」ですので、別の意味で思う所はありますね。

栃木県でもいくらでも平たんなコースが選べますから「距離メイン」で企画してほしいですね。
by soraneko (2014-09-21 20:47) 

soraneko

やっとこさんへ

こういうイベントは、考えれば考えるほどリスクが出てきていけない事の方が多いので、勢いで行くしかないんですよね(笑)。

山岳は何とか走れたというレベルですが、今年の初めのころは膝が痛くて歩くのも難儀していたほどでしたからなんとかこのレベルまで来たなぁと感慨深いです。
今後の事も考えればもう一段のダイエットは必至ですね。
by soraneko (2014-09-21 20:53) 

aki

soranekoさん
初めまして、最近ダイエットの為にロードバイクを始めたakiと申します。

体重116のハイパーメタボの為ウェブにて情報収集中soranekoさんのブログに出会いました。

憧れのセンチュリーライド私も早く参加できるようにダイエットと練習を頑張らなければと励みになりました(^^)

ちなみに今一番私が困っているのはサイクルウエアが大きいものがない(汗)

soranekoさんのブログでは着用されている写真などがありましたがどちらで購入されていらっしゃるのでしょうか??

初コメのくせに質問までして大変申し訳ありません(^_^;)
by aki (2014-09-26 07:06) 

yPhonist

こんにちは。
私、実は松江市出身なもので、とても懐かしくイベント記事を見させていただきました。つい先日も墓参りに入ったのですが、その時に通ってる道や、その他の懐かしい風景も・・・。
それにしても遠くまで遠征ご苦労様でした。
私も遠くへ走りに出かけてみたいものです。
by yPhonist (2014-09-26 17:28) 

soraneko

akiさんへ
コメントありがとうございました

僕の場合ですが、まず体重135kgぐらいから自転車乗りを始めましたが、「カッコイイ!サイクルジャージ」はその時点では諦めました(苦笑)。
で、頑張って体重を落として、110kg位になった時に、ようやくパールイズミの3Lのサイズが着れるようになりました。
無論お腹のあたりはパツパツでしたが(泣)。

最近の記事ですと、「銚子センチュリーライド」の時の写真は、おそらく115kgあった時のもので、これらはパールイズミの3Lのものです。

これ以上大きいサイズだとカナダのブランドで「SUGOI」というところのウェアは「欧米人」体型で大きいものがありますが、正規代理店ルートだと気を失うほど(笑)高いので購入したことはありません。

やはりリーズナブルなものであれば定番の海外通販サイト「Wigge(http://soranekobik.blog.so-net.ne.jp/2014-09-19#comments)」で海外製品を探すのが一番簡単かと。
ここのPBである「dhb」ブランドのウェアは、比較的大きいサイズが選べますし、値段の割には(パールイズミ製の半額程度)しっかりしています。

簡単ではありますがご参考になれば幸いです。
by soraneko (2014-09-26 20:01) 

soraneko

yPhonistさんへ

なんと!奇遇ですね。
とにかく栃木県の人間にとって島根県は、「????」と、何も知らないところなのですが、いい意味で「日本の普通の田舎」だなあと、見知ったような懐かしさを感じました。
地元で買ったさしみ醤油の濃厚さと甘さには驚きましたが(笑)
いや、これで白身魚の(ヒラメ、鯛、ふぐ」のお刺身はイケますよね。

次は何時になるかは判りませんが、また必ず訪れてみたいと思います。
by soraneko (2014-09-26 20:10) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。