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ふと横道に逸れて、新鮮な発見が [雑談]

4月は天候不順が続きますね。
運悪く週末が「雨」に祟られると、せっかくサイクリングには良い季節なんですがお手上げになります。
幸い今週はなんとか好天に恵まれましたので、のんびりツーリングに出かけました。

早朝から出かけようと思っていましたが、表は息が白くなるほどの寒さです。
なんとか7:00には出かけましたが表はこの有様です。
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真っ白でなーんにも見えません。

それでも鬼怒川自転車道に出るとなんとか視界が開けてきました。
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本日の相棒はひたすら平地の巡航が目的ですので久しぶりのパなチタンです。
ですが、前回乗ったときは「真冬」でしたので、案の定気温が上がったせいでワイヤーの収縮の影響(アウターケーブルの影響が大きい)で、変速系が不調になっています。
シートポストも若干緩んでいたりと、春のセッティングも兼ねての本日の出番となりました。

しかし、もう朝から南風が結構強く吹いています。
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鯉のぼりが真横に流れることもありますから、最大風速は5m/sを超えているかもしれません。
いやしかし今年ももうこんな季節になったんですね。

何時もの岩瀬まで行って、りんりんロードを南下しますが、ここも新緑の色が濃くなっていますね。
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今日は筑波までは行くつもりはなかったのですが、ふと右手の加波山脈を見ると、途中に社寺仏閣の建物が見えます。
ここは「雨引き観音」があるところなんですが、なにせあの山の上に登るのか・・・・と思うと、今までに登ったことはありませんでした。
が、ここで「古峯ヶ原詣で」のご利益があったのか(笑)、まあ、のんびり登ってみようかという気分になりました。

街道の入口から1.7km程で、標高が140mほどですから、平均勾配は9%は切るという程度で、ちょっとひと汗かくという感じでしょうか。
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偉そうに行っていますが、僕の場合徹頭徹尾「男らしくインナーロー」で(笑)、ゆっくり登ります。
まあ「へたれ」は前提ですが(苦笑)、予定外の「平地巡航用」のパナチタンだったこともあり、またあまり勾配で無理をすると「持病」の膝の爆弾が厄介なんですよね。

登りきるとそんなに高くないはずですが結構景色が良いです。
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ここに来るまでにも自動車が次から次へと抜いていったり降りてきたりと、結構参拝者がいるようです。
頂上の結構広い駐車場には「薬膳中華」なんて看板を掲げた洒落たお店もあます。
山道の階段を登っていると頭上になにかいます。
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えっ?これは「孔雀」でしょうか?。

階段を登って境内に入ってびっくりしました。
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立派で由緒有りげな3重の塔が立っていて、本道も綺麗で、読経の声が流れている中、赤ちゃんを抱えた参拝者がわんさかいます。
実は、せいぜい「観音像が建っている山奥の寂しいお寺さんかな?」程度の認識しかなく、こんなに立派で由緒正しいところだとは思ってもいませんでした。
詳しくは「雨引観音(http://www.amabiki.or.jp/)」をご覧下さい。
正直自分の不明を恥じ入るばかりで、ただただ感心しきりでした。
いつかここを目当てにゆっくり訪れたいと思います。

さて、早めに帰ろうと帰路に着きますが、またカツカレーだの生姜焼き定食だのたらふく掻き込んでは身も蓋もないので(苦笑)、蕎麦かうどんを食べようと、岩瀬の休憩所に戻りスマホで検索してみました。
と、以前I城さんがこのあたりでおすすめのうどん屋さんがあるという話を思い出して、いろいろ検索してみましたが、ここから12分ほど走ったところにそれらしきお店を見つけました。
いやこういう時スマホは本当に便利ですね。

お店は「手打ちうどん 山ぼうし」というお店です。
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敷地に入って直ぐにこれが目に入ります。
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これは今こそトラックメーカーとして君臨している「いすゞ」が乗用車を作っていた頃に(こんな事を説明する必要があるとは)、高級スポーティークーペとして長いこと「フラッグシップ」(この単語も説明が必要なのか?)として君臨していた「117クーペ」ですね。
年式は不明ですが、カク目4灯のライトから、ほぼ最終形に近い年式の個体だと思います。
きれいに手入れをされている・・・・・というより、タイヤの空気も抜けていて、外販もところどころ錆が浮いていますから、「とりあえず不動状態で保管している」という感じです。
ただ、ご主人いわく、「ほとんどのパーツ類は、生産終了になる時に大量に購入して、未使用品が倉庫に保管してある」そうです。

肝心のお店は母屋の右隣にある古民家風の建物ですが、これも電気設備の仕事をしていたご主人がすべて自分で建てたのだそうです。
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このお店もテレビ朝日系列放送の「人生の楽園」に、昨年出たことがあるそうです。
最も放送直後はお客さんが殺到して、仕込んである食材に限りがあり、お断りするケースも多かったそうで、けして良いことばかりではなかったとおっしゃっていました。

肝心のうどんの画像は、お腹がすいていたので撮り忘れてしまいましたが(笑)、地粉を手打ちした「ごんふと」のコシのあるうどんで、食べごたえがありました。
感じとしては「讃岐うどん」のようにツルッとした感じではなく、いかにも関東の「田舎うどん」当感じですが、好みは分かれそうですが、僕はこういううどんも大好きです。
今度は是非「ザル」で試してみたいですし、ここ岩瀬で冬場など暖かい「けんちんうどん」が食べられる場所を見つけることができたのは大収穫でした。

しかし、ここ岩瀬やリンリンロードは、もう7年近く通っているのですが、未だに新しい発見があるのは嬉しい限りです。
一心不乱に目的地に突貫してしまうことの多い僕のツーリングですが、やはり「寄り道前提」で色々と散策しながらのんびり走るツーリングは、新鮮な発見と驚きと感動を与えてくれるようです。
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とも

こいのぼりですか…もうじき5月になるんですね。今日は少し走ってきましたが、いよいよいい季節になってきたなと実感しました。
雨引き観音は趣のあるところですね。ただ、人が多いとちょっと足が向きづらいところです。
今回も「食」のほうで収穫があったようで何よりです。寄り道をして新しい発見があるのも自転車での醍醐味ですね。
117クーペのオリジナルは丸目ですが、今見ると後期の角目でも悪くないなと思いました。これからも大切にして欲しいですね。
by とも (2015-04-18 22:55) 

やっとこ

自転車はふらっと横道にそれられる、ある意味、その機動性の高さも魅力の一つですね。
もうすぐ田植えの時期で竹のこもニョキニョキ。
昨年タケノコ狩り出掛けたのが追最近の事と思っていましたから、一年があっという間でビックリです。
ガツガツとは乗れない体なので、のんびりライドでリフレッシュ出来る自転車は良いですね~。
by やっとこ (2015-04-19 08:19) 

I城

山ぼうしに行かれたのですね。
ここの御主人、色々な車やバイクを乗り継いでいるそうですよ。国産、外車…まぁ、凄いですよね。
御主人は元々はイ○ンの仕事をしていて、簗瀬にあった店舗にも携わっていたそうです。その関係もあって、外装や内装も自身で対応したそうですよ。
K関さんと行った時は、最後の客だったこともあり、1時間半近く車談義で盛り上がってしまいました。
また、怪し(笑)店を見つけましたら、情報入れさせて頂きますね。
by I城 (2015-04-19 08:43) 

大型中年

SORANEKOさま

私も同じで、とにかくロードバイクに乗ると目標達成のために一心不乱で漕いでしまうのが視野を狭くしてしまっています。
昨日は結構緩めでヒルクライムまでアプローチしたぐらいで、もうユックリ走るという言葉が死語になってしまったかのような感じです。

まだ、SORANEKOさんは、まだ昼食をキチンと楽しんでいるようですが、私の昼食は、昨日も相変わらずコンビニでバナナとサンドイッチでした。 まあ、胃袋が小さいのか、この食べ方が自分のペースに合っていると言えばそれで終わりですが、せめてゆっくり昼食出来るように、もっと時間の使い方を考えて見ないと・・・・。
毎週ある意味遠出しているのですが、行って直ぐ帰ってくるようで勿体ないです。
by 大型中年 (2015-04-19 09:21) 

soraneko

ともさんへ

もう5月なんですよね、ホント年々月日の流れが早くなっているようです。
雨引観音も、有名とは言っても地元での話で、たとえば「成田山」のようにわんさか人が押し寄せるという感じではなさそうです。
でも、とってもいいところでした。

117クーペの「角目4灯」は、当時子供心に「違和感が有るマイアーチェンジだなぁ」と思っていました。
当時角目のライトが流行った時期で、猫も杓子もマイナーチェンジで角目にしていましたよね。

しかし、ジウジアローのデザインは今も色あせないですよね。
大きさといい動力性能といい、このくらいのスポーツクーペあれば、今だからこそ乗りたいんですがね。
by soraneko (2015-04-19 15:59) 

soraneko

やっことこさんへ

いわいる「ポタリング」レベルでも、有酸素運動で体の代謝を燃焼ループにしてくれますから、体がすっきりしますよね。
とにかく、速くなくとも、遠くでなくとも、自転車で歩けば、近場にまだまだ見る所や、美味しいものがたくさん埋もれていると思っていますので、どんどん寄り道して色々探していきたいです。
by soraneko (2015-04-19 16:02) 

soraneko

I城さんへ

行ってまいりました。
この御主人、あちらから来られて次から次へといろいろなお話をされてくるので、今回は時間がないので早めに切り上げましたが、できれば「アルコール」付きで、のんびりお話してみたいですよね。

この手の第二の人生を謳歌されている方々は、皆さん人生に前向きで、大変エネルギッシュな方々だなぁという印象を受けました。
やはり、人生は待っているだけでなく、自分で切り開いていかないといけないのかなと、考えさせられるものがありました。
by soraneko (2015-04-19 16:07) 

soraneko

大型中年さまへ

僕も、今でもイベントを控えてのパフォーマンス確認のランの時など、「脇目も振らず」ひたすら走りまくっていますねぇ。
結局いろいろなところに行っても、そこの名物など全くスルーで、結局コンビニ飯で終わりという事が、昔は結構多かったように思います。

最近は、老い先短い人生、「あっ、あの美味しいものを食べとけば良かったぁ!」と後悔しないようにと(笑)、行き先のグルメは確認して、しっかり食事を取っています。
最もしっかり取りすぎているという噂も(笑)。

まあ、走っていること自体が好きなので、ハンドル握ってペダルを回していさえすればゴキゲンな方で、グルメはついでの楽しみではあるのですけどね。
でも最近は行く先の美味しいものを「餌」にして、トレーニングをしているようなところもありますねぇ(笑)。
by soraneko (2015-04-19 16:18) 

ももんが

春と言ってもまだまだ急に寒くなる日があって嫌になりますよね〜。
私はまだウールのコートにマフラーで通勤しています。
117クーペ!
昔、知人が乗っていたのですが、流麗なクーペなのに大人4人がちゃんと乗れるように出来ていて感心しました。
内装も高級感があって良いクルマでしたね。
美味しい手打ちうどん食べたいです。
by ももんが (2015-04-20 01:18) 

soraneko

ももんがさんへ

やはり5月連休を過ぎないと天気が安定しない感じですね。
寒暖の差が一日の中でも大きいので、油断すると体調を崩します。

いすゞは本当に良い乗用車を作っていたんですが、時代の流れに飲み込まれてしまったんですよね。
激烈な販売競争、複雑化するシステムの品質維持、開発サイクルの短縮化等、ある意味トラックが本業で失礼ながら「牧歌的」とも言える経営をしていた乗用車部門は、「純血主義」を貫き通そうとして、結果消え去る運命だったのかなとも思います。

そういえば、北関東は小麦の産地でもあるのですが、うどんに関しては群馬や埼玉県の一部を除いて、栃木県や茨木県ではあまり盛んな印象がないですね。
お年寄りに聞いたら「白米が食えない代用品」というイメージが強く、積極的に食べないという話も・・・・。
by soraneko (2015-04-20 08:29) 

わだち

GW中にりんりんロードに行く予定なので、うどん屋さん、あいていれば復路で立ち寄ってみたいと思います。
by わだち (2015-04-21 08:47) 

soraneko

わだちさんへ

こちらのお店は、基本一日20食しか仕込まないそうで、平日だと結構大丈夫ですが、休日は早めに「終了」してしまう場合があるそうです。
ご主人は、色々と気さくに話しかけてくれる方でした。

そういえば以前春日部でやはり「人生の楽園」で紹介されたお蕎麦屋さんに行った時にお話していただいたご主人にも感じたことなんですが、生きる姿勢が積極的で、人生を自ら切り開いていこうという、エネルギッシュな印象を受けました。
by soraneko (2015-04-21 20:02) 

ロックシップ

春風に誘われて走り出したいところでしたが、宇都宮サイクルピクニックまでとにかくこじらせまいと養生中でした。
何とも回復が遅いというか、こじらせたのが後を引いたというか、情けないですね。

117クーペはバイクで重傷を負った友人からXCを2か月預かったことがありましたが、不思議な魅力にあふれたクルマでした。
特にピラーをボディから流麗につなげて構築するのではなく、クローム調のガーニッシュでボディと断ち切ってグリーンハウスを構成していたのが新鮮でした。それでいてあの塊間・・・美しかったですね~。
ジュジャーロ本人に会ったときにも「あのスタイリングには脱帽した」と言ったら「時代よりも奇異に尖がったくらいが良いんだ!」と、それはもう熱く語ってくれたことも懐かしく思い出されます。
by ロックシップ (2015-04-25 00:11) 

soraneko

ロックシップさんへ

この時期は気温の上下が激しいので、体調を維持するのが大変ですよね。
僕も一時「ヤバイかな」と思いましたが。自己流の「水がぶ飲み代謝活性法」を用いて、なんとか持ちこたえました。
そういえば、僕の人生で、冬のシーズンから春にかけて、風邪などで熱を出したりして寝込まない初めてのシーズンでした。

117クーペですが、ジウシアロー氏のクレーモデルから、量産ボディの生産工程を立ち上げるのに、いすゞは当時相当苦労されたのではと推測されます。
初期の云わいる「手作りロッド」等、プレスが再現しきれない外販を、叩き出したり溶接してつないでいたのかな?なんて思っちゃいますね。


by soraneko (2015-04-25 13:39) 

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