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Jアラート、72年ぶりの「空襲警報」にあなたは! [危機管理]

今朝多くの人は、携帯とかスマホの聞き慣れないアラームで目が覚めたと思います。

都市部ではほとんど見かけませんが、地方や郡部などにある「防災無線」には、自動接続システムで、聞き慣れない不気味なサイレンのような音が聞こえたとおもますが、これが「Jアラート」による北朝鮮のミサイルの飛来と避難を呼びかける、いわば「空襲警報」であって、国内においては前大戦の終戦日の1945年8月15日以来、実に72年ぶりの空襲警報が、飛来予想低域に鳴り響いたわけです。

自分は危機管理の観点から、政府広報のポータルサイトのミサイルが飛来した時の対処などの乗っているHPを(http://dwl.gov-online.go.jp/video/cao/dl/public_html/gov/kokuminhogo/index.html)を紹介したり、警戒を呼びかけましたが、多くの人の反応は「嘲笑」に近いモノでした。

いわゆる「正常バイアス」と言って、まさか自分がミサイルの着弾による被害など受けないと、安全方向に判断してしまう、危機管理上最も危険で戒められなければならない状態にあったという事です。
で、本当にこのJアラートが鳴り響くという事は、政府はミサイルの場合対象地域に被害が及ぶ可能性がある、または甚大な被害が予想される大地震や火山災害、武装勢力による破壊活動などが予想されるから、あくまで「自分の安全を守る行動をしてください」という自己責任ではあっても、避難を呼びかけているわけです。

所が現実的に某会社の現場で聞いた話だと、管理部門に問い合わせたところ「気にしないで業務を続行してくれ」という指示しかなかったそうです。
この事象をもってけしからんというのは簡単でしょうが、どれだけの国民が、実際の攻撃を受けた場合の「想像力」が働いて、適切に対処できるかという点に関しては、残念ながら怪しいのではと自分は思っています。

先の政府広報のポータルサイトの指示がほんとうに万全であるとは言い難いのも事実ですが、知っているのと知らないのでは、最悪の状態で生死を分けることがあるという事は知っていてほしいと思います。
地震の場合など、「何時大地震が来て自分が被害に巻き込まれても不思議ではない」という考えのもと、常に何かあった場合に避難や逃走する手段の「ケーススタディ」の心構えがあるだけで、初動の数秒の行動に大きな違いが出て、その数秒の行動の違いが生死を分けるとも言われています。

まあ自然災害もそうですが、国際情勢や、テロ、犯罪による生命の危機が現実的に成ったという事は「事実」であり、この「現実」をどう捉えて、自分は何をできるのか・・・・・・
そこまで考える事さえできれば、自ずと答えは出てきますので、他人を頼らず、自分の判断で自分の命を守らなければいけない世の中になっているという事は、頭の片隅に有っても、生きているうえで損は無いと自分は考えます。
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こけもも:

職場でJアラートが鳴ったら窓から離れて部屋の真ん中で頭を抱えていようと思ってます。・・・自分だけは助からないと(笑)
by こけもも: (2017-08-30 21:17) 

soraneko

こけももさんへ

地震災害もそうですが、人の判断を見て右往左往しているのが一番危険ですよね。
まず、自分自身の命を自分の判断で守ることが重要だと思います。
by soraneko (2017-08-31 05:44) 

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