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佐渡ロングライド2018 何度でも訪れたい素晴らしき佐渡 [イベント]

えー、佐渡から帰還して一週間ほぼ戦闘不能でした(苦笑)
まあ、体力的に無理をしていたこともありますが、それでもイベントとなるとハイテンションで全開状態になれるのですが、当然その反動で心身共に「生ける屍」に成っていました。

今回で5回目の佐渡ですが、なんだか毎回大騒ぎしながら参加しておりますが(笑)、今回も御多分に漏れず結構大変な時期での佐渡となっておりました。
そんな中でも、時間だけはたっぷりと取っておいて、金曜日から休暇を取って佐渡に渡りました。
なんのことはない、フェリーの予約に失敗してしまい金曜日になってしまっただけなんですが(苦笑)
今までは直江津から佐渡の南西にある小木までの航路を使っていましたが、今回はオーソドックスな新潟港から佐渡の両津港のフェリーを初めて使います。
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こんなドジで気が早い参加者はあまりいないだろうとタカをくくっていましたら、結構参加者や関係者の業者の方などがたくさん乗車しておりました。
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船そのものは以前の航路で乗ったものと同じタイプのフェリーで、約2時間30分ほどで渡れます。
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自分が乗るだけならこの「ジェットフォイル」を使えば、半分以下の時間で到着できます。
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オタッキーな話で恐縮ですが、この船はもともと航空機製造会社の「ボーイング社」製の、いわば海面を飛ぶ船なのですが、国内では「川崎重工」がライセンス生産をしていて、ずいぶん前に製造終了になったと聞いていましたが、国内の最低限の需要を確保するためにと、限定的に再生産されるそうです。

この日は特にやることはないので、日帰り温泉を探してゆっくり体の疲れを取って、宿泊先近くで食事を取るだけでした。
佐渡市街地の市役所の北側にある「かとうレストラン」という、地元の食堂で「とんてき定食」をいただきます。
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しっかりとした「洋食屋さん」のボリュームのある定食で、大満足でした。

翌日の土曜日が事前エントリーなのですが、まず自動車のストップランプが切れていたので地元のホンダのディーラーで交換してもらったり、今まで行ったことのないところをドライブしたりします。
しかし天気が悪くて山の上に行けば雲の中ですし、海もかなり荒れています。
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まあこれが当日でないことが本当に不幸中の幸いです。

その後、商店街をのんびり見て回ったりと、時間があるのは慌てないで良いモノなんですが、とにかく風が冷たく小雨が降り続いていて風邪をひいてしまいそうです。
スタート地点に行きますがこんな感じです。
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あれれ?雨の影響でエントリー会場が変更になっています。
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突然の変更で、知らないできた人は皆大慌てでしょうね。

仕方がないので近くの会場まで歩いていきますが、なんだか裏道を歩くと「売り地」の看板と空き地がやけに目立ちます。
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ことあとどこに行っても「高齢化」と「過疎化」の話が出てくるのですが、これが佐渡だけでない、全国の地方の現実なんですね。

さて色々と慌てていて書類をよく読んでいなかったので「予備車検」を受けていなかったので、現地で車検を受けて、JCRCから委託されたという、ベテランの「自転車整備一徹」のような頑固なオジサンにきっちり車検と整備までしていただいて(笑)、ついでにMAVICのラボがでているので、そこでホイールのチェックと玉当て調整をしてもらいました。
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2012年に出場したときは、173km地点で某B社のホイールのスポークが折れてしまい、そこに来たMAVICのサポートには「メーカーが違うので対処できません」と冷たくあしらわれたので(笑)、今回はMAVICのキシリウムSLRを仕込んできていて、「何か有ったら見捨てないでね!」と念押しをしておきました(苦笑)

さてあとは見つけておいた山奥の日帰り温泉に入り、夕食を取って翌日に備えて寝るだけです。
今回はこの日の宿泊も難儀していまし、まあいろいろ探すだけの余裕もなかったので、多少割高で現地からは遠かったのですが、素浜海岸というところにある「ロッジ」を一軒借りることにしました。
「佐渡シーサイドヴィラ」というロッジで、海岸の丘の上にある絶景のロッジ群で、これで天気が良い時に家族や仲間で泊まれたら随分楽しかった郎と思います。
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一人で「素泊まり一泊」するところではありませんが、実は今回数年後に予定している仲間たちとのグループでの遠征に備えての「事前調査」も兼ねていて、いろいろなパターンの宿泊を試すことにしていました。

さて翌日ですが、あまりよく眠れなかったのですが、そこそこ体調も確保できていてイベントを走るのには過不足のない状態で迎えました。
今年の佐渡は色々と「変更」が多い年で、まずコース自体が悪天候での崩落により海岸線で2箇所の通行不能地点があり、その迂回のために山岳ルートが増えてしまい、明らかに難易度が高くなったということで、設定時間を30分伸ばすために、ただでさえ朝早いスタートが更に30分早くなっていました。
また、どのくらい余計に時間がかかるのかわからないことなどもあり、スタートが遅くなるのを回避するため、自分の参加するA2グループの先頭の順番を取るため、現地に早めに行くことにしました。

結局2:50頃出て現地に3:20頃付いたのはいいのですが、今度はいつも使っている駐車場が変更になっていると、誘導員に止められてしまいます。
事情がわからないのと朝で機嫌が悪いのが重なって「なんで今頃事情も説明しないで変更するんだ!」と噛み付いてしまいましたが、落ち着いて近くにいるスタッフを捕まえて説明を聞くと、未明まで降り続いていた雨で予定した駐車場が使えなくなり急遽変更したとのことで、まあこのあたりの事情は駆り出された誘導員には伝わっていなかったのでしょう。
あまり怒るのも大人げないと、丁重にお礼を言ってから変更された先の場所に向かって準備をします。

準備そのものは実は前日にほとんど済ませていて、自転車を出してシューズを履く程度で出られるようにしておきましたから、慌てることもなく、忘れ物などもなく、4:00ごろには集合場所に到着です。
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しかし車載外気温計はなんと7℃を示していて、真冬の昼間程度の気温は流石に堪えます。
まあ、「そんなこともあろう」と基本は夏の半袖ジャージの中に厚手の登山用のインナーを着込んで、薄手のロンググローブや、ヘルメットも通気性のあまりないエアロタイプを用意しておいたので、ウィンドブレーカーなど着なくとも走り出せば充分耐えられて、尚且つ予想最高気温の18℃まで大丈夫なはずです。

早速集団の先頭のプラカードを探して先頭の位置をキープします。
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こんな朝早くから地元の高校生などがサポートしてくれているのですが、本当にありがたいですね。

薄暗い中続々と参加者が集まってきます。
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A1コースの最後尾について、海岸線のスタート地点まで移動します。
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ここもお馴染みな場所ですが、ここに来ると自然とアドレナリンが湧いてきて、俄然やる気が出てきて武者震いしてきます!

5.00丁度にA1コースがスタートします。
約10分ほどかけていよいよ自分たちのA2コースの順番が回ってきます。
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自分の時計で5:11いよいよスタートで、まだ薄暗い海岸線沿いをひたすら北上していきます。
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例によって特に急ぐ気はないのですが、A2コースの先頭集団にしばらく付いて行きましたが、体が暖まってきたことを確認して少しずつペースを上げて集団と飛び出して一人で走ります。

しばらく走るとちらほらA1コースの参加者が見えてきて、それを次々とパスしていきます。
おっ、有名な悪魔おじさんもここにいたんですね(笑)
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佐渡の210kmコースは3つに分けられて、自己申告ですが早い順番からになっていて、参加者の交錯による事故を防いでいるのですが、確かA1は8時間ほどで走れる人たちのはずで、自分たちより遅い人はいないはずなんですが、まあこのあたりはご愛嬌というところです(笑)

この時間になってようやく明るくなってきました。
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さて本日は基本的に北寄りの方向方向の風向きで、それがだんだん強くなってくるはずなので、72kmの「はじきのAS」までは東進するので基本的に向かい風になるはずです。
この時点ではまだ風が「凪いで」いる状態だったので、ペースを上げてマージンを稼ぐことにします。
今回補給についても過去の経験から作戦を立てていて、自分の疲労状況とエイドステーションの間隔や補給食にアンマッチが大きいので、基本的に必要な補給食やサプリメントは全て自分で賄い、エイドステーションは問題がなければ通過することにします。

補給は基本的に何時ものように1時間に一回と決めて、相川ASや入崎ASは通過して、あとは自分の疲労状態に合わせて、短時間の休憩時間をこまめに取る作戦を取ります。
57km地点でトイレ休憩を取ってお馴染み「Z坂」に向かいます。
基本的に自分は登り坂は「男は黙ってインナーロー」なので、この程度の傾斜と距離は今や特に厳しいというレベルではありませんので、のんびり撮影しながら登ります。
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トンネルに入る前のいつもの場所で絶景の撮影です。
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ここまで来るのに2時間16分かかっていますが、本当に面白いことに、これが毎年数分と違わないオーダーでここまで来ているのがなんとも不思議といえば不思議です。
バイクや体の状態、走り方や気合の入れ方など毎年違うはずなんですが、どうしてなんでしょうね(苦笑)。
まあ最初の頃は、無我夢中で、早い集団についたりしてかなりオーバーペースで走って、エイドステーションで長めの休憩を取るというような走り方をしていましたが、その辺を状況に合わせてほぼコントロールできるように成ってきたということは、身体能力は確実に衰えていますが、スキルの蓄積で走りは「進化」したと言えるのだと思います。

まあここからは結構高低差があることや、とうとう北東からの風が強くなってきたこともあり、ガクッとペースを落として佐渡の東端の「大野亀」石や、二つ亀を目指します。
二つ亀が見えてきました。
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この頃になると雲も完全に取れて空気も澄んでいて、青い空と青い海と緑の岩塊のコントラストが本当に綺麗で、この景色は何回見ても感動します。
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ここで100mの高低差を登りきると、売店があります。
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ここで参加者の皆さんがいつも美味しそうに「ソフトクリーム」を食べているので、今回は何はともかくご賞味させていただくことにしました。
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うーんこの景色の中、此処まで一生懸命に走って疲れた体に、この甘く冷たい感触が「五臓六腑」に染み渡っていきますねー!!

さてここから両津ASまでの30kmは、すでに結構体力や足を消耗していて難儀するところなのですが、それほどの消耗もなく、風もここから追い風基調になるので、30km/hのペースを保って走れます。
当然「韋駄天」ぞろいの特急列車が何本も通過していって、その最後尾に付けばかなり早く両津に付けますが、ここで無駄に体力を消耗させても仕方がないので、同じようなペースで走る参加者と、緩い集団で走っていきます。
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さて両津ASには9時26分頃到着で、4時間15分と、前回2015年に参加したときより15分遅いタイムででの中間地点到着です。
とはいえ最初に参加したときより5分早いタイムで、ここも毎回大体同じようなペースで此処まで来ているようです。

ここ両津は中間地点ということでランチタイムなのですが、時間的には遅い朝食という感じですが、ここはちゃんとエイドステーションお弁当を楽しみましょう。
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今回この先のコース変更で「ヒルクライム」が追加されたので、参加側は完走するためにここ両津を11:00までの出発を推奨していましたが、1時間早い10:00に出られたので、ここから先はノンビリ走ってもまず完走できる目処が立って、ある意味ほっとしました。
ですがある意味気が重いのはここから始まる「山岳コース」です。
本来であれば海岸線沿いのコースをのんびり走れるのですが、ここから内陸部に入り、峠を越えて対岸の「赤玉」地区にショートカットするコースで、距離はかなり短くなりますが、なにせ今年に入ってからまともな山登りをほとんどしていないだけに、青いのは空と海だけでなく、心まで完全に「ブルー」に染まります(笑)。

最初の頃は5%程度の勾配が続く程度で、同じペースで走っていた参加者の方々と「このくらいならコースに変化があって楽しいね」なんて行っていたのは最初だけで、この手の山岳コースの定番で、沢沿いに登ってい行くので嫌な予感がしていたら(笑)、案の定だんだん勾配がきつくなってきて、これでは栃木の山奥の山岳コースを走るのと、あまり変わらない厳しさと風景ばかりな事に、だんだん心が折れてきました。
終わりの頃は砂防堤防をそのまま登る感じで、もはや15%以上の勾配となり、渾身の力でのダンシングでなんとか乗り切り、約7km近い登りコースを克服しました。
頂上から少し下っていくといきなり視界が開けて海が迫ってきます。
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これもなかなか絶景ですね。

このあと急降下して海岸線沿いのコースに復帰した時には、すっかり体力を消耗していました。
追い風なのが不幸中の幸いですが、ペースを上げていくことができません。
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すぐさま近くの自販機でコーラを購入して、補給食をかき込んでなんとか凌ぎながら走りますが、だんだん辛くなってきて一人で走ると精神を病んできて(苦笑)、こういう時は走っていて猛烈につまらなくなってきます。
「なんでこんなことしているんだ!」と自分を呪いながらブツブツ走っていると、せっかく綺麗な景色も目に入らなくなるんですから、しょうがないヘタレですねぇ(笑)
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ようやく140km地点の多田ASに11:27到着です。
実はもともとの海岸線のコースと山岳コースで、7kmほど海岸線の従来のコースが長いのですが、これまた前回とほぼ同タイムでここまで来ています。
ただ久しぶりの山登りでかなり体力と足を消耗してしまったので、ここでやや長めに休憩と補給をします。
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エイドの補給食ですが、2015年の頃は、結構後半戦になって「ええっオニギリは喉に通らないなぁ」とかあったのですが、レモンの輪切りやオレンジなどの柑橘系の果物はさっぱりしていて、クエン酸はたまった乳酸を分解する作用がありますので助かりましたし、一口サイズのクロワッサンと「いちぢく」の甘酸っぱいジャムが
ベストマッチで疲れた体を癒してくれました。

やや元気を取り戻して160km地点の小木ASを目指しますが、150km付近で案の定最初の軽い「攣り」が太ももに出てきて、走りながらなんとか対処しました。
今回は佐渡は山岳の準備不足のところに山岳コースを増やされてしまった対策で、「ターマックSL3」にキシリウムSLRの組み合です。
どちらかというとかなり「固め」で自分の機材の中では最も「足応え」があるパターンで、本来なら山岳のセンチュリーライド向けに用意する組み合わせなのですが、案の定というべきか予定通りに150㎞付近で足が限界に達してきました。

小木に到着して、ここにはマッサージのサービスがるのですが、今回は自分が「魔法のスプレー」と呼んでいる、「トクホンダッシュエアロ」のスプレーで、いつもはイベントで足が攣った参加者をこれで回復させているのですが、今回は自分自身の足に「魔法をかけて」(笑)、これでもかというほど吹きかけて、足を回復させました。
いや流石は魔法のスプレーの本領発揮で、これでしばらくは何とかなるはずで次を目指します。
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さてここからもコースの変更があり、沢崎灯台付近から海岸線沿いの狭い道を走るのですが、この先がどうも通行止めになっているようで、灯台の上のほうに上っていくルートになっています。
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まあそれはそれで非常に景観もよいところでしたので途中までは喜んでいたのですが、なんと頂上だと思っていた灯台の先も、延々と上らされるのには本当に参りました!

もともと江積という小さな港町の海岸から、佐渡太鼓体験交流館のある道まで上るので、ここも結構キツイ区間なのですが、どうも鶴ヶ峰という山を余計に登らされているようで、おまけにいつ終わるかがわからないという精神的な問題もあって(苦笑)、結構自分はくじけてしまって、途中で何回も休憩しながら上りました。

この後尾根沿いの道を走り、いったん国道に出るルートで、随分時間をロスしてしまったようです。
このあと「素浜海岸」にまた下がるのですが、海岸性沿いに出てくればあとは見知ったコースであり、なんとなく完走も見えてくるところで精神的にも余裕が出てきます。
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最後の素浜ASでは、地元の小学生がボランティアでケアしてくれますが、やたらに元気な坊やと掛け合い漫才などをして(笑)こちらも元気をもらえたようで、ラストスパートに向けて気合が入ってきました。
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さて、ロングライドというものは、後半戦になると不思議な物で、走っていても休憩していても、なんだか同じ顔ぶれが揃ってくるものなんです。
特に申合せたり集団作っているわけでもないのですが、ペースが同じで、また走り方もそこそこの経験者だと
ダメージを最小限度に抑えて走るスキルが身についていると、自然と「呉越同舟」ということになります(笑)
自分のような超重量級の場合、上り坂はとにかく踏み込まないで一番軽いギアで回して足の負担を抑えて走るしかないのですが、一人で走っていると、やはり惨めなもので(笑)、精神を病んでしまうものですが、これが2人3人4人と仲間も増えればお互いの「傷を舐めあい」ながら走れるので、気分的にも楽に進めることができるんですね。

ご一緒させていただいたペアの方々も佐渡はベテランのようで、お互いコースは熟知していますから「あの上り坂が最後で、あとは追い込める!」と、だんだん気分も軽くなってきます。
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と、自分は残り10㎞の「真野」という、有名な酒蔵がある市街地に来ると、これもほぼ毎回足が「終了」となり
順当に両足の各筋肉が攣ってくるので、走りながら攣っていない筋肉を順番に使って何とかしのぎます。
佐和田の市街地に入ればもう「ファイナルラン」で、県道から海岸線沿いのゴールに向かって、ご一緒したお二人と同時にゴールさせていただきました。
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ガーミンのログです
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自分の時計でのタイムは10時間1分で、前回より23分余計に掛かっていますが、小木ASあたりまでほとんど
同タイムで通過している事から、以降のコースで前半の山岳でバテた分ペースが落ちたようです。

これでいつもだと急いで撤収して小木のフェリー乗り場まで戻って23時頃直江津にわたって力尽きるというパターンだったのですが、今回は相川のホテルを予約してあって、のんびりと着替えてホテルで温泉に浸かり、美味しい料理で熱燗をいただいてゆっくり眠れるという「王侯貴族」のような贅沢なことをさせていただきました(笑)。

翌日9:15のフェリーに乗るために両津港に行きます。
フェリーターミナルで美味しそうなコーヒーの香りに誘われてこちらの「masanicoffe」さんでコクのあるエスプレッソと、地元の佐渡牧場のチーズがたっぷり乗ったホットドックを頬張ります。
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コーヒーは当然のように美味しかったですが、このチーズ、本当に絶品でした!

時間が迫りようやくフェリーに乗船です。
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今回フェリーが抜錨、離岸してからもしばらくデッキで佐渡を見ていましたが、今まで一番佐渡に対する思いが溢れてきました。
いつもだとフェリーでわたってすぐに就寝して目が覚めれば無我夢中で島を一周して、終わるとともにまた夜にフェリーで帰るという慌ただしい旅路でした。
今回は3泊4日と時間に追われず佐渡のいろいろな場所に赴き、またいろいろな「老若男女」の方々と、生活に密着したお話もさせていただいて、こうして帰路は昼間のうちに次第に小さくなる佐渡の山々を見ながら離れていくという、ロングライドだけでない佐渡を思う存分堪能することができました。

まあ、おかげで帰ってきてから「佐渡ロス」になってしまい(苦笑)、なかなか日常生活の「不都合な現実」を認めることができず、社会復帰に時間がかかってしまいましたが1週間経ってようやく冷静に見返すことができて、こうやってブログをまとめることができました。
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チースケ

soranekoさん、ども!
たぶんsoranekoさんと思われる方に2回ご挨拶をしましたが、あってますよね(苦笑)
昔佐渡旅行をした際に、おそらく泊まられたコテージに何人かアストロマンの参加者が一週間前くらいから合宿をされているのを、カルトピアのキャンプ場からみた覚えがあります。
今回、急遽設定されたう回路は個人的にはいいコースで常設にしてほしいと思う一方、この下りは事故が起きるかもしれないなあとも感じました。那須ロングのようにスピードコントロールを入れるべき場所かもしれません。
今回はいいペースで走ったからなのか、いつもはじきの~小木で見かける列車を見かけず、まるでブルベのように一人で走ってました。

200キロという距離の中にあれだけ様々な日本の原風景を折り込めることができる佐渡は、来年も出てみたいと思わせる悩ましい存在です。


by チースケ (2018-05-26 19:41) 

soraneko

スタート前と両津でしたよね、満足にご挨拶もできないで失礼しました。
すでに頭が色々とぶっ飛んでいたので(苦笑)。
国道から素浜海岸に降りる、海岸線の手前のロッジがまさしく自分が泊まったところで、他の宿泊者もみな参加者だったそうです。
こちらのオーナーの方はサイクリスタで、3年前までは現役でトライアスロンや、以前行われていた「佐渡ヒルクライム」などにも参加されていたそうです。
確かに迂回路のコースは景観の変化に富んでいて、「こういう佐渡もあります」という感じで、周囲も概ね好評でした。
まあ大変ではありますが(笑)分かっていれば走り様もありますしね。
しかし仰る通り本当に悩ましいです。
通常数回参加している大会はマンネリしてくる物なんですが、飽きるどころか毎回の感動が更に深まってくるようで、いや今も脳裏から離れないんですよ。
スケジュールや予算などハードルが高い大会で、しかもこの日は別の大会も重なっていて経年で交互に出ているのですが、来年も行かないという選択が出来なくなってきました!
by soraneko (2018-05-27 15:26) 

creeker

完走おめでとうございます!
とても素晴らしい景色を楽しみながら走れるなんて、本当に羨ましく思いました!!
まさに憧れのライドコースですね~^^
by creeker (2018-05-30 23:35) 

soraneko

creekerさんへ

ありがとうございます。
佐渡は周囲でも「行きたいんだけど・・・」と、やはりスケジュールや予算の問題で行けないというサイクリスタが多いです。
でも、一度は「無理をして後が大変あー!」と成っても、一度は行く価値が有ることは、どすこいライダーが保証します(笑)
今回は自分自身が「大変だー!!」でしたが(苦笑)、人生に悔いなし!です。
by soraneko (2018-05-31 19:57) 

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