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佐渡ロングライド2018 防忘録あれこれ [イベント]

お恥ずかしい話、まだ「佐渡ロス」が続いています。
まあいろいろありましたから、それらをグダグダ走行記録に入れると、ただでさえクドイと評判の良いこのブログの評判がますます(苦笑)・・・・。

で、こちらは自分の記録用にいろいろ書きますので、良い子は読み飛ばしてくださいね!
あっ、「ブラックどすこいライダー」が顔を出しています(苦笑)

1、完走証
今回の完走証がこれです。
佐渡ロングライド2018完走書.jpg

B6版とコンパクトで、ビニールで濡れないようになっているところが「解っているなぁ」と感心するところで、他のイベントなど、趣向を凝らして用意してくれるのは良いのですが、現地で渡されると「車に戻るのにどうやって持っていこう」などという物は少なくありません。

2、記念品
佐渡ロングライドは、毎年結構センスの良いデザインで、品質の良いTシャツがもらえますが、これは参加案内に同封されて事前に送られてきて、このイベントにこれを切ることもできますし、流行り現地でもらって邪魔になることがありません。
これも「解っているなぁ」という感じですね。

3、大会運営の見事さ
もう10年以上の歴史がある大会ですので、年々洗練されていくのでしょうが、「運営側」から見ていても、よくもまあいろいろな自治会や役場、警察、JCRC、スポニチ、スポンサー関連などと上手に連携できているなと感心します。
現場でも「無線」を使っての命令指示で動いていて、係員の指示によどみがありません。
佐渡は「トライアスロン」なども行われていますし、「一般財団法人 佐渡市スポーツ協会」という組織が上部あって、運営されています。
まあ当然不備がないわけではありませんが、次回来ると改善されていたいと、サイクルイベントを行う立場の方々も、参考にされる点はたくさんあったと思います。

4、宿泊について
まあここに限っての話ではないのですが、言い方は失礼ながら「辺ぴ」なところで行われるイベントなどでは、たとえば「乗鞍ヒルクライム」などでも大変なのですが、今回自分は出遅れたのと、こまめに探す暇がなかったので難儀しました。
最近はSNS、たとえばラインやフェイスブック通じて、「ここだけの情報」で、仲間内からいろいろな情報を仕入れるのが「常識」なのですが、自分は完全にそちらには乗り遅れています。
あと、確かに年々宿泊施設が閉鎖されて、収容人員が減っているのも事実ではありますが、自分が最後に宿泊したホテルなどは、「例年満員で音割り入れいるのに、今年は結構空きがあったんです」などという話も聞きます。
コチラなどは結構「高級な部類」で、自分もそう簡単に泊まれる値段ではなかったのは事実ですが、ネットサイトなどでも、宿泊予約がエントリー当初の日程あたりに集中していて、2ヶ月前でないと予約できないところなど、後から見たら予約ができますなんてこともありました。
現地に参加している業者さんなどは、「こんなところに宿があったの?」とう、田んぼの中の温泉宿などを「定宿」にしていたりと、これは簡単なネット予約や代理店通じての予約(一定数抑えていて、電話予約はほとんど全滅でした)だけでない情報網のこまめな収集があれば、なんとかなりそうな余地はあると感じました。

5、高齢化と過疎
これはどこに行っても聞かれたことでしたね。
やはり「働き盛り」の年齢の人は、結局職を求めて本土に渡ってしまい帰ってこないので、年寄りしか残っていないという、関東地方などでも山間部の集落でっかれるのと同じ話は聞きました。
地元の人のお話だと、30年前は10万人いた人口が、今は5万9千人と半減しているそうです。
まあ、「金が稼げて食える」ようにしなければ、というのが基本のようですね。

6、自然との共生という方向性
まあ、何事にも遅れている栃木県の場合、ここに篭っているだけだと本当に「世の中の流れから取り残される」のですが、驚いたのは、佐渡は全島の販売店でほぼ完全にレジ袋の無料配布は無くなっていました。
コンビニでぼーっとしていたら、店員がいつまでも袋詰してくれないので、怪訝に聞いたら、「佐渡はもうこれが当たり前で、レジ袋は有料になります」と、逆に怪訝そうに説明されてしまいました(苦笑)。
例の「トキの定着化」のために昔ながらの水田を復活させて、おそらく無農薬(低農薬化)も進んでいるようで、そういうブランド米も販売されていました。
どこかの施設で流れていうた説明では「全島をビオトープ化して自然との共存を図る」という構想もあるようです。
「規模の原理」で言えば、当然人口は多いほうが良いですし、観光客も多い方が良いわけです。
でも結局「昭和型地方観光産業」は、自然を破壊して道路を通して、車を大量に観光地に入れて、やれ駐車料金だ、お土産物だ、大型観光ホテルで宴会だと「規模の原理」で推し進めてきたわけですが、今や人口が
減少しているこの国にでは「過去の間違った施策」であって、昔ながらの有名な観光地は、「昭和型」から脱却できないところは軒並み寂れて観光客が減少しています。
ヨーロッパの自然保護型の観光地のように、もはやガソリン車は入れないで、とにかく自然の保全とその素晴らしさを体験できる観光として成立させているように、日本もその方向に向かって、数ではなく、末永く素晴らしい自然を守りこれと共存する方向性を見出すのも、一つの考え方だと自分は思います。

7、こんな所で恥をかくとは!
最後に宿泊したリゾート型のホテルですが、温泉に使っていると、車椅子での入浴者の方々とごっしょさせていただきました。
見るからに上腕が太く、方や背中の筋肉も盛り上がっていて顔や腕が日焼けしている「自転車乗りの証」もありましたので、お伺いしたところハンドサイクルでロングライドに参加されてたそうです。
サイクリング協会でも「タンデム自転車」などを用意して障害者の方に参加していただいたりしていますが、このタンデム自転車は、地方によってというより、県警の管轄によって、そこの理解度により許可されているところとされていない県に分かれてしまうんですね。
で、わが栃木県ですが、これが当選のように「ダメ」であって、障害者に対しての多様性の理解度に関してはかなり「情けない」福祉後進県であることが、以前より指摘されています。
これは行政にすべての責任があるのではなく、当然住んでいる県民の「オツムが固くて古くて排他的」と他県から揶揄されていることにすら気がつかないほど「引きこもり県民」、要するに「田吾作」なんですよ(苦笑)

ちなみにその方温泉好きですが、栃木県の公共の温泉施設では、ほぼ全て入浴を断られていて、鬼怒川温泉のさらに奥にある、私鉄の駅といっしょにあることで有名な、某湯〇川温泉では、せっかくエレベーターやスロープもあるのに、それでも頑として入浴を拒否されたそうです。
施設作っておいても職員がそのレベルでは「仏作って魂入れず」ではありませんが、お大きい道と箱物ばかりに税金が集中して、国からの補助金掠めることしか頭にない地方行政の一端が垣間見えるというものですよね。
というより、実のところ、本当は障害者の入浴を予定していたし、実施ていたのにお客さんから「なんで車椅子のまま浴室の中に入れるんだ!」という苦情を受けて尻込みした・・・・あたりが真相かもしれません。
そのくせ、体全身でアートしている「ヤ」の付く自由業の方々には絶対何も言わないんですがね!(苦笑)
まあ、自分もそんな県民の一人ではあるので、「同じ穴の狢」なんでしょうが、いやはやこういう事で、せっかくいろいろな方々と「多様性」を認め合って交流ほ深めようとしても台無しにされるのは、残念でありますね。

8、心貧しき熟年者哀れ・・・
雄大な佐渡の大自然の中、人間も心を豊かにして「生きていることに恥ずかしくない」人間になろうとか生意気に思いますが、残念ながら人生のご先輩方で、この世で何を学んできたのか「心貧しき」熟年になってしまう残念な方々が最近少なくありません。
先のホテルでの夕食で、時間まで入口で待っていたのですが、そこに年の頃は60代後半といった、それなりに着飾った多分経済的には恵まれておるだろうというご婦人に挨拶しましたが、どうも鼻がエベレストより高い方らしく、あさっての方角を向いてシカトされてしまいました。
あらあら随分「なにか勘違い」されているご婦人だなぁと苦笑いしていましたが、そこのバイキングで後ろに並んでいると、なんと自分の割り箸で料理をガバガバ皿に放り込んでいます。
無論そこにある専用の「トング」を使うのが最低限のマナーであることは幼稚園児でも分かることですが(苦笑)、「奥さんトングをお使いください」と優しく諭したのが気に入らなかったのか、次の皿でも続けていたので、「あなたね、トングを使うのがマナーで自分の箸を使うのは問題外ですよ」とさとしたら、やっとガマ口のような口が開いて、「口つけたわけじゃないからいいじゃない!」と来たので、「マナーはマナー!、ダメなものはダメなんだよ!」と睨みつけたところ、下を向いて黙って不服そうにトングを使っていました。
まあおいしい料理も台無しなんですが(苦笑)、その後その夫妻の様子をちらちら見ていると、ご主人を顎で使い口汚く罵っていたりと、「ああっ、この人は家庭の中の裸の王様なんだな」と納得がいきました。
まあ人間「井の中の蛙」になると、こういうように社会性を失う残念な人が珍しくはなく、適当な組織の大したことのない役職の人間なども、残念ながら「勘違い」されている方なども珍しくはありません(笑)。
「あなたね、世間で見れば」と可哀想になるこ事もあるのですが、少なくとも本人は幸せなんですよね。
ある日気がついて愕然としてしまうまでは!
これには「自分はこうは成るまい!」と肝に銘じて、まともなみんなに好かれる、社会の役に立てる老人になろうと、決意を新たにしました!

とまあ、こんなことなどがありましたとさ!(苦笑)
まあそのほかにもいろいろ見てきた神社や、山岳道路、自衛隊施設、etc、etcと、3泊4日の旅行は本当に「非日常」を味わえて、かつ貴重な勉強をさせていただきました。
で雄大な自然、青い空、青い海などに圧倒されて、完全に日常性を破壊されて「佐渡ロス」してしまったわけです(苦笑)
とにかく考えさせられることが多く、本当に勉強になりました。
旅の良さとは、こういうこともあるんですね。改めて実感した今回の佐渡ロングライドでした。


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ばっきー

soranekoさん

今年の佐渡ロングライドは当日の天候もよくて、楽しんだ人が多かったみたいですね。自分の知り合いも何人か参加してましたが、みんな今年の天気は絶賛してました。

自分は2011年、2012年に申し込んで、実際に走れたのは2011年だけだったんですが、沿道の住民の応援が本当に心地よかったです。DNSでもちゃんと参加賞は送ってくれますし、本当にこなれた運営だなと感心します。

タンデムですが数年前に新潟でもやっと許可がおりたところです。自分は今週末に開催される新潟市をぐるーっと走る「新潟シティライド120km」というイベントに例年参加してますが、許可が下りた年にパラリンピックのタンデムの選手を招いてたりと、新潟県、自転車の普及に頑張ってるじゃないの!と新潟県出身者として嬉しくなりました。

過疎の問題はやはり地方では気になりますよね…自分は老後は田舎で暮らそうと実家の建て替えを検討中ですが、職があればもっと若いウチに東京を離れられるのになぁ、と思うばかりです。

やはりロスが味わえるほどイベントで楽しめるというのは、経験を重ねるとなかなか巡り会えなくなってます。そんな中で「ああ、なんか日常に戻るのが嫌だなぁ」と思えるぐらい楽しめたというのは非常に良かったのではないでしょうか?


by ばっきー (2018-05-28 23:47) 

soraneko

ばっきーさんへ

運営に関しては本当に感心しています。
また、地元の住民の方々が、たとえ自転車に関心が無くとも、小さいお子さんから一生懸命サポートしてくれるのが本当に嬉しいです。

今自分のいる宇都宮の住宅街も東京に比べれば十分「田舎」ですが、老後は更に田舎に行く準備はしています。
ただきれいごとはいくらでも言えるんですが、例えば「医療」の問題とか考えると色々と不安も多く、「収入」の問題のクリアは厳しいですね。

ハンドサイクルで出場の方々と色々とお話しましたが、例えば自転車道の交差点のフェンスとか、普段我々が特に気にもしていない部分でも、相当の「障害」になるとか、自分の目線も狭い事を痛感しました。
自転車やスポーツサイクルの普及ですら、ようやく認知され始めたところで、更なる「多様性の許容」に向けてのサポートに、自分も関与たいと正直思いました。

とにかく自分自身本当に楽しめましたが、この感動をもっと奥の人にも味わってほしいので、周囲や仲間も巻き込んでの参加にむけて、色々と計画を進めたいと思います。




by soraneko (2018-05-29 05:57) 

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