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ボテッキア オクタビオ始動! [自転車本体]

何事も勢いというものは大切で、多少後先考えないで突っ走った方が「案ずるより生むが如し」で、すんなり進む事も多いです。
ある意味勢いで購入した「ボテッキア オクタビオ」ですが、何時もならサッサと必要な部品を揃えてセッティングに取り掛かり、いそいそと試走に飛び出すところですが、今回結構難儀しました。

その原因は「自分にとってのお初のカンパの整備」でして、まずどのような部品が必要か?工具は?手順は?などが、嬉し恥ずかし初体験でしたので、その辺を一つ一つクリアしていたら時間がかかってしまいました。
で、今回揃えたものがこれです。
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工具類はクランクを外すアダプタや「プラー」と14mmのアーレンキー、スプロケ外し、チェーンカッターなどが新たに必要になりました。
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クランクは175mmにするのに、最初はヤクオフなどで同じアテナのカーボンクランクを探しましたが、なかなか出てこない上に出ても人気があって値段が釣り上がってしまうので、思い切って現行品の「ポテンザ」の新品を投入しました。
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あとで説明しますが、BBの規格を「ウルトラトルク」に変えてしまうためでもあります。

当選ながらチェーンも別物で、チェーンカッターも専用品になります。
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出先やイベントなどでトラブルに遭うと面倒な事になりそうですね。

フォークのコラムをカットするのに、カーボンシャフトでも正確に水平にカットできるように、「ソーガイド」も今回導入しました。
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それ以外はボトルゲージやポンプ、LEDライトなど、実用上で必要なものです。
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さて気合を入れてクランクの取り外しから始めます。
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まず左のクランクのセンターのボルトを、14mmのアーレンキーで外します。
14mmなんて、多分2度とは使わないのではないでしょうかね(苦笑)

クランクを外すのに「プーラー」という工具を使いますが、最初に用意したものが大きすぎて、近隣の「アストロプロダクツ」という工具の専門店で、小さめの「ギアプーリー」を孤雲通する羽目になりました。
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このプーラーですが、ネットで検索するとみなさん作業に結構難儀しているみたいです。
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コツはセンターをしっかり出してシャフトを当てて、工具が傾かないように垂直を出してゆっくりシャフトを回すと、工具を持つ手に「ヌルッ」という感触が出てくれば、少しずつ外れてきます。

左側のクランクが外れたら、右のクランクは根元の「ピン」を外して、シャフトをゴムハンマーで叩けばすんなり外れてくれます。
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クランクが外れたら今後はBBです。
もともと付いていたアテナのクランクは「パワートルク」というもので、実はこれが整備するうえで非常に厄介な代物で、たとえば「ホローテックⅡ」に慣れた人から見れば面倒な上に、結構コツを必要とします。
で、最近のカンパは「ウルトラトルク」というシステムに変わっているので、クランクを変える際にウルトラトルク対応にすることになり、BBもウルトラトルク用に変更します。
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工具は何故かホローテック用のレンチが使えます。
実はボテッキアはイタリアンバイクなので、BBもイタリア規格の「正ネジ」かと思いましたら、なんとJIS規格の「逆ネジ」しようでした。

このウルトラトルクBBにはなんとベアリングがありません!
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ベアリングはクランク側に付いており、なるべくベアリングを外側にすることで捻れを抑えて推進効率を高めようという設計ですね。
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スレットBBで、プレスフィットBB並みの推進効率を狙った設計でしょうか?

左側はクランクを押し込んむだけで、右側は中空シャフトの奥にボルトを入れて、左側のボルトと締結します。
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最後に右側のBBの根元にピンを差し込んで完成です!
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手順を覚えてしまえば特に難しいところはありませんが、やはりシマノの整備性の良さは、改めて確認したしだいですねぇ。

次はフロントフォークのコラムカットです。
計算で20mm位置を下げる予定ですので、スペーサーを20mm取り除いてちゃんとステムが組める長さを割り出して、その長さを切り取ります。
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この「ソーガイド」の溝に沿ってのこぎりを入れて切っていけば、破断面が水平で綺麗に切れます。

さて準備は整ったので、あとは部品を組み付けるだけです。
ハンドルステムは、もともとカーボンの90mmのものが付いていましたが、自分のポジションで130mmにするために、今回は「中華カーボン」のステムをためしに使ってみることにしました。
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クランクはカンパの「ポテンザ」で、ロアグレードのものですが、これでもシマノなら「アルテグラ」が購入できます。
デザインも「今風」になっていますねぇ。
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サドルは定番の「スペシャ トゥーペ」ではなく、せっかくのイタリアンバイクなので、「セラSMP」のコンフォートタイプを選択しました。
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本当は細身の「セラサンマルコ」の在庫もあり、そちらのほうが軽くてカッコイイのですが、自分の幅広の「骨盤」では幅が狭いと本当に「拷問」になってしまいますから(笑)、仕方がないですね。

ホイールとスプロケはもともと組んである「カンパ、カムシン」と「12-25T」のものをとりあえずそのまま使い、タイヤだけは「ヴットリア ザフィーロ」から、「パナレーサー RACE L」が在庫であったのでそちらに組み付けます。
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ホイールはあとでMAVICのコスミックカーボンSLEのフリーボディをカンパ用に変更したり、スプロケも12-29Tを試してみる予定です。

リアのLEDライトも今回面白い形をした物を試してみました。
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組みあがった全体の姿がこんな感じです。
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うんうん、なかなかカッコイイじゃないですか(笑)

これでなんとか乗れるようになりましたから、後日ツーリングにてインプレを試みます。
まあ本日初期組付けのボルト緩み確認や、変速の調整などで、ビンディングを履いて近所をぐるぐる回った程度では、「芯がしっかりある固めの乗り心地だが、安定性がある」程度しかわかりませんでした。
さてこれからこのイタリア娘と、どのようなお付き合いに成るでしょうか?
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コメント 4

やっとこ

どうもです。
なかなかの見た目は、イタリアならではの
デザインですね。
またまた走るのが楽しみですね。
彼女にするならカンパと言われるくらいですので、
その走りも気になるところです。
by やっとこ (2018-07-15 20:41) 

soraneko

基本的な整備のコツは特に難しいところはありませんが、ディレイラーの調整などシマノのようには許容性がなくやや神経質でした。
まあその辺を習得しながらしばらくはイベントやロングライドは控えとこうと思います。
私、気まぐれな女性の扱い方に慣れていませんので(笑)。
by soraneko (2018-07-15 21:02) 

ももんが

フルカンパはシマニョーロよりも調整が難しいとかネットで噂されていたりしますが、本当のところはどうでしょう。
出先のトラブル用にミッシングリンクの類があると心強いかと思います。
アストロプロダクツ便利ですよね。
用がなくても立ち寄ってしまいます。
by ももんが (2018-07-19 00:07) 

soraneko

ももんがさんへ

うわー!、あまり脅かさんでくださいよー(笑)
確かにディレイラーの調整をしましたが、各調整ビスやワイヤーの張力調整等が、、一か所弄ると他の部分も連動して変化してしまうので、マルチリンクサスのアライメントのようで(判り辛いですね)「スィートスポット」が出しにくかったです。
まあ頭や手先がシマノの調整のコツを覚え込んでいるという事も有るのだと思います。
ミッシングリンク、確かにその手が有りましたね!ありがとうございます。
by soraneko (2018-07-19 05:54) 

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