爽やかな夏の暑さとみちのく一人旅 [雑談]
今回「津軽センチュリーライド」に参加すべく、青森県まで遠征しましたが、今までの遠征だと良くて翌日に一日だけ有給休暇をいただいて、帰路に充てるのが関の山でしたが、今回は長期連休とぶつかっていたので、行く先も宛もなく東北をドライブすることにしました。
イベントが終わって急遽弘前に宿を取り、翌12日は、イベントて走ったルートをたどり、下北半島をぐるっとまわり、秋田方面に向かうというアバウトな計画で、弘前から高速道路に乗り青森まで向かい、そこから陸奥湾を右手に見ながら竜飛岬に向かいます。
この時点では雲が出ていてあまり海がきれいとは言えませんが、それでも国号280号の海岸線沿いの道は、普段見ている茨城県の太平洋の海岸線沿いとは趣がずいぶん違っていて、風情は楽しめます。
しばらく走っていて、イベントで通過した「青函トンネル入り口」の看板が目に留まり、いい歳して抑えきれない無邪気な好奇心には勝てずに(苦笑)見に行くことにしました。
まあ行ってしまえばそこはトンネルが有るだけという、身もふたもない場所ではありますが(笑)、青函トンネルの歴史を少しでも知る者にとっては、その苦闘の歴史の一端を想像できる場所でもあるのでしょう。
広場が有り駐車場やトイレと、小さなお土産物屋さんが有ります。
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まあ個人的には「冷やかし」で入ってみましたが、そこの店主の地元のおばさんと色々とお話しする事が出来ました。
何でも、地元のおばさんにとっても、別に青函トンネルにはなんら関心が無く(そういう地元の人は少なくないとの事)、気にも留めていなかったそうですが、数年前からこのお土産物屋さんで働くと、そのトンネルを出入りする多くの鉄道マニアのお客さんとの触れ合いから、多くの人がこのトンネルと、そこを通過する列車に、強い関心と情熱をもってこの地を訪れることを知り、青函トンネルへの思いを新たにしたという事です。
まあ「鉄マニア」の情熱の凄まじさは自分も良く知っていますが、そこに色々な人生を重ねる方なども有り、マニアの数だけの「人生」も有るわけで、このような山の中でも色々なドラマが有るという事のようですね。
さて自分はイベントと同じコースをなぞっているだけでなく、イベントで行けなかった「竜飛岬」に行くのが本日の最大の目的になります。
イベントの場合コースに竜飛岬は入ってなく、せっかくここに来たのに?と前回も思ったので、行くことにしました。
岬について灯台の上に登るころには雲も晴れて青い無味が眼下に広がり、対岸の北海道の山々も良く見える、絶好のロケーションと成りました。
そういえばここに来る途中も多くのロードや「ランドナー」を見ましたが、ここにも「旅の途中」のバイクを見かけることができました。
このあとは来た道を戻り、「龍飛ウィンドファーム」の風車の下をくぐれば「竜泊ライン」で、山の上に登ります。
しかしよくこんな道を自転車で登ろうとしますよねぇ(苦笑)
山頂部の見晴らし台は、イベントでは2回とも雲の中でせっかくの絶景が拝めませんでしたが、この日はくっきりと晴れて、2015年からの恨みを晴らすことができました(笑)
さて、満足したところでこのまま自宅に帰っても良いのですが、昔「トワイライトドライバー」の異名を取っていた、(勝手に自称していました)、走り出したら夕日が落ちても止まらないという、昔の血が騒いできて、「そうだ、せっかくだから日本海を南下してみよう」という、とんでもないことになってしまいました。
ま、ここからは写真も取らず、食事も取らず、トイレと補給でコンビニに寄るだけという、まるで自転車の長距離トレーニングのように青森から、秋田県を通過して山形県に入り、ああタイムアウトだと、宿を決めていた庄内地方の新庄市に18:00まで走り倒してしまいました!
でも天気が良いのと、信号が圧倒的に少なくドライブのロケーションとしては非常に気持ちの良いルートでしたので、今度この場所目当てで観光してみようと思っています。
で、なぜ宿泊地が、山形県新庄市なのかというと、実は自分この地で昭和48年夏頃がらまる一年暮らしたことがある場所だったからなんです。
当時の自分は8歳の小学校2年生の頃です、ここでの一年はよく覚えている「子供の頃の最後の良い思い出の地」でありました。
この「最後」というのは、昭和49年にふるさとの宇都宮市に戻ってからが、当時の自分は断片的な記憶障害を生じてしまったほどの「生き地獄」のような生活が始まってしまったからですが、50を超えて本当に忘れてしまましたから(笑)、今は幸せに暮らすことでできる事に感謝している毎日です。
実に44年ぶりに訪れるかつての思い出の地は、やはり相当違っていましたが、この食堂は覚えていました。
定番のかつ丼を頼みましたが、味は同じなのか変わっていたのかは判別付きませんでした(笑)
駅前のビジネスホテルで一泊して、翌日はまっすぐ地元宇都宮を目指します。
国道13号線を山形市を目指して走ります。
途中でTV番組でよく紹介されていた「冷やしシャンプー」の看板をよく見ましたね。
確かに庄内平野の夏の暑さはかなりのもので(高温日本一は長いこと40.9℃の山形市)、冷やしたシャンプーで洗髪すれば、さぞかし気持ち良いでしょうね。
このあと11:00頃、有名な温泉地の「上山温泉」で一風呂浴びることにします。
まあ有名なホテルや旅館、施設などのお風呂には全く興味がなく、地元の人が入る「共同浴場」で、お湯を楽しむことにしました。
無料駐車場もある、地元では一番大い「下大湯公衆浴場」です。
入浴だけならなんと150円では入れる、昔ながらの「銭湯」を想像してくれるとわかりやすいです。
お湯は無色透明で、源泉そのままだと46℃以上もある「てやんでぃ!江戸っ子はこのくれぇ何ともねぇえんだ!、うめるんじゃねぇ、べらんめぇ」というお湯でした(笑)。
でもとても良いお湯で、一昨日のイベントや昨日来の長距離ドライブの疲れが本当にとれました。
こうなると猛烈にお腹がすいてきて・・・いつものグルメシリーズ開幕です(笑)。
国道13号を米沢市を目指して走り、「米沢牛でも」とヨダレを流しながらキョロキョロしていましたが、おおっ!お馴染み「グルメ妖怪アンテナ」がビビっときました!
米沢市の北にある高畠町で、国道113号線との交差点の角にある「風月堂」さんというお店に引き寄せられるように入りました。
店舗の入口が「洋菓子屋さん」で奥が、ああ自分の好みの「昭和の洋食屋さん」そのものです!
昭和42年創業で、場所を変えながら現地で頑張っておられるとのことです。
メニューは流石「THE昭和洋食屋」さんならではのバラエティに富んだものですが、ここは定番のこれを選びます。
「ナポリタンハンバーグ」で、ハンバーグのネタもデミソースも懐かしい味で、このナポリタンスパゲッティも、これをオカズにできる濃い味付けの懐かしいものでした。
最近この手のお店が「後継者不足」での廃業が止まらない状況にありますが、この風月堂さんはこれからも頑張ってこの味を皆さんに提供してくれるそうですから、本当に応援したくなりました。
で、応援を口実にケーキもいただきまして、お決まりの「オーバーカロリー」でお話が落ちましたね!(笑)。
いや今回イベントも含めて3泊4日の慌ただしい東北旅行でしたが、この間「不都合な現実だらけの日常」をすっかり忘れて過去の自分の忘れかけていた記憶のピースも埋められて、本当に自分にとっては「癒し」の旅になりました。
イベントが終わって急遽弘前に宿を取り、翌12日は、イベントて走ったルートをたどり、下北半島をぐるっとまわり、秋田方面に向かうというアバウトな計画で、弘前から高速道路に乗り青森まで向かい、そこから陸奥湾を右手に見ながら竜飛岬に向かいます。
この時点では雲が出ていてあまり海がきれいとは言えませんが、それでも国号280号の海岸線沿いの道は、普段見ている茨城県の太平洋の海岸線沿いとは趣がずいぶん違っていて、風情は楽しめます。
しばらく走っていて、イベントで通過した「青函トンネル入り口」の看板が目に留まり、いい歳して抑えきれない無邪気な好奇心には勝てずに(苦笑)見に行くことにしました。
まあ行ってしまえばそこはトンネルが有るだけという、身もふたもない場所ではありますが(笑)、青函トンネルの歴史を少しでも知る者にとっては、その苦闘の歴史の一端を想像できる場所でもあるのでしょう。
広場が有り駐車場やトイレと、小さなお土産物屋さんが有ります。
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まあ個人的には「冷やかし」で入ってみましたが、そこの店主の地元のおばさんと色々とお話しする事が出来ました。
何でも、地元のおばさんにとっても、別に青函トンネルにはなんら関心が無く(そういう地元の人は少なくないとの事)、気にも留めていなかったそうですが、数年前からこのお土産物屋さんで働くと、そのトンネルを出入りする多くの鉄道マニアのお客さんとの触れ合いから、多くの人がこのトンネルと、そこを通過する列車に、強い関心と情熱をもってこの地を訪れることを知り、青函トンネルへの思いを新たにしたという事です。
まあ「鉄マニア」の情熱の凄まじさは自分も良く知っていますが、そこに色々な人生を重ねる方なども有り、マニアの数だけの「人生」も有るわけで、このような山の中でも色々なドラマが有るという事のようですね。
さて自分はイベントと同じコースをなぞっているだけでなく、イベントで行けなかった「竜飛岬」に行くのが本日の最大の目的になります。
イベントの場合コースに竜飛岬は入ってなく、せっかくここに来たのに?と前回も思ったので、行くことにしました。
岬について灯台の上に登るころには雲も晴れて青い無味が眼下に広がり、対岸の北海道の山々も良く見える、絶好のロケーションと成りました。
そういえばここに来る途中も多くのロードや「ランドナー」を見ましたが、ここにも「旅の途中」のバイクを見かけることができました。
このあとは来た道を戻り、「龍飛ウィンドファーム」の風車の下をくぐれば「竜泊ライン」で、山の上に登ります。
しかしよくこんな道を自転車で登ろうとしますよねぇ(苦笑)
山頂部の見晴らし台は、イベントでは2回とも雲の中でせっかくの絶景が拝めませんでしたが、この日はくっきりと晴れて、2015年からの恨みを晴らすことができました(笑)
さて、満足したところでこのまま自宅に帰っても良いのですが、昔「トワイライトドライバー」の異名を取っていた、(勝手に自称していました)、走り出したら夕日が落ちても止まらないという、昔の血が騒いできて、「そうだ、せっかくだから日本海を南下してみよう」という、とんでもないことになってしまいました。
ま、ここからは写真も取らず、食事も取らず、トイレと補給でコンビニに寄るだけという、まるで自転車の長距離トレーニングのように青森から、秋田県を通過して山形県に入り、ああタイムアウトだと、宿を決めていた庄内地方の新庄市に18:00まで走り倒してしまいました!
でも天気が良いのと、信号が圧倒的に少なくドライブのロケーションとしては非常に気持ちの良いルートでしたので、今度この場所目当てで観光してみようと思っています。
で、なぜ宿泊地が、山形県新庄市なのかというと、実は自分この地で昭和48年夏頃がらまる一年暮らしたことがある場所だったからなんです。
当時の自分は8歳の小学校2年生の頃です、ここでの一年はよく覚えている「子供の頃の最後の良い思い出の地」でありました。
この「最後」というのは、昭和49年にふるさとの宇都宮市に戻ってからが、当時の自分は断片的な記憶障害を生じてしまったほどの「生き地獄」のような生活が始まってしまったからですが、50を超えて本当に忘れてしまましたから(笑)、今は幸せに暮らすことでできる事に感謝している毎日です。
実に44年ぶりに訪れるかつての思い出の地は、やはり相当違っていましたが、この食堂は覚えていました。
定番のかつ丼を頼みましたが、味は同じなのか変わっていたのかは判別付きませんでした(笑)
駅前のビジネスホテルで一泊して、翌日はまっすぐ地元宇都宮を目指します。
国道13号線を山形市を目指して走ります。
途中でTV番組でよく紹介されていた「冷やしシャンプー」の看板をよく見ましたね。
確かに庄内平野の夏の暑さはかなりのもので(高温日本一は長いこと40.9℃の山形市)、冷やしたシャンプーで洗髪すれば、さぞかし気持ち良いでしょうね。
このあと11:00頃、有名な温泉地の「上山温泉」で一風呂浴びることにします。
まあ有名なホテルや旅館、施設などのお風呂には全く興味がなく、地元の人が入る「共同浴場」で、お湯を楽しむことにしました。
無料駐車場もある、地元では一番大い「下大湯公衆浴場」です。
入浴だけならなんと150円では入れる、昔ながらの「銭湯」を想像してくれるとわかりやすいです。
お湯は無色透明で、源泉そのままだと46℃以上もある「てやんでぃ!江戸っ子はこのくれぇ何ともねぇえんだ!、うめるんじゃねぇ、べらんめぇ」というお湯でした(笑)。
でもとても良いお湯で、一昨日のイベントや昨日来の長距離ドライブの疲れが本当にとれました。
こうなると猛烈にお腹がすいてきて・・・いつものグルメシリーズ開幕です(笑)。
国道13号を米沢市を目指して走り、「米沢牛でも」とヨダレを流しながらキョロキョロしていましたが、おおっ!お馴染み「グルメ妖怪アンテナ」がビビっときました!
米沢市の北にある高畠町で、国道113号線との交差点の角にある「風月堂」さんというお店に引き寄せられるように入りました。
店舗の入口が「洋菓子屋さん」で奥が、ああ自分の好みの「昭和の洋食屋さん」そのものです!
昭和42年創業で、場所を変えながら現地で頑張っておられるとのことです。
メニューは流石「THE昭和洋食屋」さんならではのバラエティに富んだものですが、ここは定番のこれを選びます。
「ナポリタンハンバーグ」で、ハンバーグのネタもデミソースも懐かしい味で、このナポリタンスパゲッティも、これをオカズにできる濃い味付けの懐かしいものでした。
最近この手のお店が「後継者不足」での廃業が止まらない状況にありますが、この風月堂さんはこれからも頑張ってこの味を皆さんに提供してくれるそうですから、本当に応援したくなりました。
で、応援を口実にケーキもいただきまして、お決まりの「オーバーカロリー」でお話が落ちましたね!(笑)。
いや今回イベントも含めて3泊4日の慌ただしい東北旅行でしたが、この間「不都合な現実だらけの日常」をすっかり忘れて過去の自分の忘れかけていた記憶のピースも埋められて、本当に自分にとっては「癒し」の旅になりました。
この時期の北東北は気候もさわやかでいいですね。
計算ずくの走行お疲れ様でした。
経験が活きましたね。
by teruteru (2018-08-19 00:39)
teruteruさんへ
東北地方も天候不順が続いていて、今回訪れていた期間が本当に好天に恵まれたのでラッキーでした。
最近なかなか純粋に「参加者」としてイベントを楽しめない事が多く成って来ましたが、今回は純粋に走行に集中して楽しめましたので、色々なイレギュラーも余裕でこなせたと思います。
by soraneko (2018-08-19 20:52)
竜飛岬の景色が本当に素晴らしいですねぇ~!
まさに憧れの地のような場所ですね^^
それにしましても44年ぶりに懐かしの食堂を訪れるとは本当にテレビドラマのような感動モノですね。
上山~高鼻~米沢周辺は私の母方の先祖代々の地なので、良く訪れていたのでとても懐かしさを感じました。特に共同浴場なんて誰とでも気さくに話せる雰囲気が山形県人の温かさをいつも感じてます。温泉がとても熱いんですよね~(笑)
by creeker (2018-08-25 00:52)
本土もここまで来ると明らかに風情が変わってきて、北海道を目の前にする場所としての雰囲気がありますね。
東北も福島、宮城、青森は良く訪れるのですが、なかなか日本海側の秋田や山形は行く機会がありませんでした。
懐かしさと、触れ合う人々の暖かさに心が温まりましたが、イベントなど見つけてまた訪れたくなりました。
上山温泉のお湯は、本当に熱かったです!(笑)
by soraneko (2018-08-25 16:10)