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11年のロードバイク歴の総決算、今度の8AVIOは真の本命バイク! [自転車本体]

先日出来上がったボテッキア8AVIO(オクタビオ)S(シマノ)Verですが、以下オクタビオSと書きます。
本日は天候が悪いのは分かっていましたが、試乗を行いました。
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基本的に組みあがっただけの状態の初走行でしたが、機械的な部分に大きな問題もなく、普通に・・・いや本当になんの違和感もなく、ピッタリはまった感じというのでしょうか、スムーズに乗ることができました。
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今まで数多くのバイクに乗ってきましたが、一番最初にここまでしっくりくるバイクは初めてです。
無論2台目のオクタビオで、ジオメトリーとかは解っていましたし、ポジションのデータも過去の経験から「基準値」があるので、そう外れることはないとは思いますが、ここまで「乗れている」状態だったことはありませんでした。

基本的に体に触れる部分の部品等は、過去に全て他のバイクで試したものですが、おそらくその組み合わせでの「トータルバランス」がもたらしたものだと思います。
今回お初のパーツは「カンパニョーロ シャマルミレC17、2019年モデル」です
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多分というより、平地を転がす程度の印象の大部分はこのホイールの印象だったりしているはずです。
まだ馴染んでいない「初コロガシ」の段階で、「精度の良い回転体」が回るような周りの良さがあり、自然と速度が上がって行きます。
この感じはかつて購入した「EASTON EA90」以来の好感触です。

体が温まった段階で追い風2m/s参考とは言え、余裕で30km/hを維持できるので、ためしにスパートをかけてみたところ、驚くことに35km/hまで加速が衰えず、シフトアップで強度を上げたところ40km/hに届くだけでなく、速度維持さえ可能な感じでした。
これがイベントなどで集団に入っていれば、間違いなく40km/hを維持してついていけそうな感じです。
25Cの幅広タイヤも、ワイドリムでその効果が発揮できますが、転がり抵抗の良さは「ZONDA」で確認できていたものが、シャマルミレでより高度に実現できた感じです。

まあホイールばかりのせいではなく、パワーをかけるときちんと推進力に変換されるのは、フレームのBB周りの剛性が高く、効率が良いからです。
そもそもオクタビオのこの年代(2011~13?)あたりのモデルは、そんなにガチガチに固めたものではないようで、路面の振動も減衰してくれて、乗り心地も秀逸です。
ホイールを購入するにあたり、「フルクラム」も検討しましたが、こちらはホイールの特に推進方向の剛性が高すぎるくらいで、バランス的にシャマルの方が合うはずとの目論見も見事に当たりました。

後半残念ながらウエットコンディションになりましたが、シャマルミレの陽極酸化処理の黒いリム・・・これはMAVICの「エグリザット」と同様なものですが、濡れていてもしっかりブレーキが効いてくれて、図らずもその性能を確認することができました。

そして最後の確認は此処です。
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最後のカーブはおそらく15度以上の勾配があるはずで、30Tのスプロケでも苦労するのですが、今回組んだ34Tのスプロケの効果は絶大で、それこそ歩くほどのノロノロとした進み方ですが、脚や体力の負担は最低限に抑えてくれることが確認できました。
これでロングライドで、特に後半に激坂が現れた時など、大きいな武器になってくれるはずです。

パワーが掛け易いのは、177.5mmのクランクのおかげもあります。
180mmのクランクほど気を抜いて回すとカクカクと動きが大きいわけでもなく、175mmクランクより遥かに力強く回すことができます。
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当然180mmのクランクの方が更にトルクをかけることができますが、当然その反動で脚に負担がかかりますし、さりとて175mmのクランクだと良く回りますが、一発の瞬発力が物足らない事が不満だったので、数年前から計画して探していたクランクですが、普通に手に入るものは「Dura-Ace」しかなく、新品で買えば今や5万円もするという超高級品ですので、「二の足を踏んでいた」というのが本音です。
今回、滅多に出てこないヤフオクで、これまた絶好のタイミングで売りに出ていて、しかもかなり「リーズナブル」に落札することが出来たので、メデタク組み込むことができました。

要するにここ数年来いろいろと試してみたり、構想(妄想)したことがこのバイクにすべて反映されていますし、確実な組立でほぼトラブルもなく、確実に作動して、ポジションも決まっているのも、長年のデータの蓄積があったからこそです。
このオクタビオSは、いわば自分の11年間のロードバイク生活の集大成とも言える、自分にとっての決定版のバイクと言えると思います。

しかし、ここまで来るのに、いったい何台のバイクやホイール、部品などを購入したのでしょうか(苦笑)。
それでも本当に自分にしっかりと合うバイクにたどり着くという保証はなく、それなりに代償を払ったとは言え、そこに到達することができた自分は、本当に果報者なのかもしれませんね。
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ブラザー弟

2台目8AVIO、抜群の出来ですね。
組み上げた画像を見ても、"シュとしてる!"っ感じに見えました。
佇まいが良いように見えます。
色々な要素が絡まり、そのフィーリングが出来ているでしょうから、忘れられない一台が出来ましたね。
自分もそこまで良いと思えるものはなかなか無いです。
大切に乗車ください!
しかし、所有している自転車が多いと、なかなか一通り乗る機会が少なくなりますね。
by ブラザー弟 (2019-03-06 20:53) 

soraneko

ブラザー弟さんへ

お褒め頂いて光栄です。
もともと1代目の8AVIOを購入した時も、ほとんど見た目の「衝動買い」で、「理屈」抜きで選んだ結果が「見てヨシ乗ってヨシ」だったので、自転車選びの「縁」は不思議なものです。
とはいえ、ご指摘の通りでまったく1年間手も付けていないバイクも出てきてしまっていて、流石に聖域としていた「断舎利」に着手しなければいけないようですね。
by soraneko (2019-03-07 06:08) 

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