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走行中に、原因不明でクランクが外れた!? [自転車部品]

なんだか週末になると天気が悪くなるという「サイクル」が定着してしまっていて、それどころか週末になると台風が来ていまうという、なんとも厄介なことになってしまっています。
こうなると秋雨前線の影響もあり、ただでさえ信用のできない天気予報が、全く宛にできません。

まあ、こちらは自転車に乗れるかどうか「だけ」ですので、収入や、まして「生き死に」に関係がないわけで、気楽なモノと言えますが、屋外のイベント関係や観光関係で生計を立てている方々など本当に「死活問題」であり、今度は温暖化によりパワーが増している台風が襲来となれば、「まさか自分が台風の被害に遭うはずがない」と思い込んでいた住人や行政や企業にとって、本当に「生死がかかる」大問題となっています。

さて、この話を進めていくとブログが終わらなくなってしまうので(苦笑)ここまでにしますが、今週末は自分も天気予報に翻弄され、急遽土曜日に久々に筑波まで行きましたが、そこで「驚愕」のトラブルに見舞われてしまいました。

鬼怒川自転車道を南下していて、なんとなく左足に覚えのない振動が伝わったと思った直後、脚が外側に放り出されました。
クリートトラブルで外れた(交換したばかりでたまにある)?と足元を見て愕然としました!なんと、シューズの先にクランクがついてきてプラプラしているではないですか!
あまり意外なことに写真も撮れませんでしたが、後ろを振り返るとクランクセンターボルトが転がっていて、明らかに緩んで外れてしまったようでした。

正直頭が真っ白でパニックになった・・・・なんて書ければ面白いのですが、たいていのトラブルには全く驚かない厄介な人生を送っているので(苦笑)、即座に下りてボルトを回収して近くの橋の欄干に自転車を立てかけて応急処置に取り掛かりました。
通りかかるサイクリスタも、外れたクランクを見て「ビックリ仰天!!」という感じで、何度も振り向きながら遠ざかっていました(苦笑)

幸い何処かが折れたとか、部品がなくなったとかはなくて、慎重にクランクをはめて、センターのフッキングボルトを・・・本来専用工具で締め付けるのですが、持ち合わせの折りたたみレンチで引っかかる用に差し込んで回し込み、2本のボルトをアーレンキーで固く締め付けて、あとは何事もなく走り続けることができました。

自宅に帰ってみてセンターのフィっキングボルトを外してみると、なんと先端のネジ山が3回りほど完全に摩耗しています。
RIMG3282.JPG


クランクはマドンのBBを交換した時に付け外ししたもので、流石に昔自転車を自分で整備し始めた頃は、組立順序を間違えて一度緩んでしまったこ事がありましたが、今回そんなイージーミスを犯した記憶がなく、手順通り組み立てて、ちゃんとトルクレンチで規定トルクで締め付けていたくらいですので、なんで緩んでしまったのか、原因がさっぱりわかりません??

あくまで推定ですが、もともとフレームに直接ベアリングが圧入されていたマドンのBB90から、TOKENのスレッドタイプのアダプター「Ninjya」に変えたことによって、BBそのものがアルミの一体式の筒でできているので、従来より更に「捩じれ剛性」が向上して・・・要するに捻れなくなったのではないかと。
Ninjya.jpg


で前回の「ツールソ日光」で坂登で踏み込んだ時に、従来より軸の締結部にストレスが余計に掛かってしまったので、六角のボルトが緩み、センターのフッキングボルトが引っ張られて、最後はボルト自体が樹脂物なので、ネジ山が削れて脱落に至ってしまったのではないかと・・・・
長々書いておいて、あくまで「推定」なんですがね(苦笑)

結局同じ樹脂のボルトは使いたくないと、以前別のクランク(FC6650?)から余った金属もののボルトがあったので、とりあえずそれで組み立てておきました。
RIMG3280.JPG


出来れば、マドンの青い色に合わせてKCNCのアルミのボルトに変えてしまいところです。
RIMG3283.JPG


しかし、自分は普通のサイクリスタより、いろいろな事に手を出したり、試してみているので「未知のトラブル」に会う確率ははるかに高いとは自覚していますが、まあ本当に次から次へと面白いことが起きて、このブログの記事に困らないということは、この世の「理」を司っている「何か」に感謝しなければいけないんでしょうね(苦笑)
まあこれが、平地で惰性で走っている時に起きたので、転倒して怪我をすることもありませんでしたが、上り坂で思いっきり踏み込んでいる時だったら、タダではすまなかったでしょうね。
これも「悪運」が強い事に対して、「何か」に感謝しなければいけないことではあります(笑)

今日も無事に生きて居られて、有難うございます。



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コメント 4

ブラザー弟

トラブル対応、ご苦労様でした。
フッキングボルトはあくまでスラストベアリング方向の調整なので、基本は2本のボルトの緩みじゃないですかねぇ?
後、確かフッキングボルトと2本のボルトが緩んでも、2本のボルトの間にある”はずれ止めプレート”のプレートピンがクランクの穴に引っ掛かりクランクが外れないようになっていたと思います。
”はずれ止めプレート”のプレートピンがあるかどうかも確認されたほうが良いと思います。
シマノクランクはかなり以前に使用してので記憶があいまいですが。
by ブラザー弟 (2019-09-22 21:38) 

soraneko

ブラザー弟さんへ

外れ止めプレートはピンも健在で残っていましたから、おっしゃる通り2本のボルトが緩んだんが直接原因だと思います。
で、「なんで緩んだのか?」が良く解らんのです。
まあ、部品が原因ではなく、何かやらかしたのだとは思います。
とにかく、イベント中などに発生しなくて結果としては良かったです。
by soraneko (2019-09-23 06:10) 

チースケ

そんな恐ろしいことがあるんですね。
書いてある通り、上り坂でクランクにトルクをかけたタイミングでなくてよかったです。

自分で触りだすと、いろいろな対処ができるようになる一方で、しょうもないミスも起きますよね。
私も何年か前に霧降高原の登りでチェーンを切ってしまいましたが、あれはチェーン接合が未熟だった自分のミスでした。
by チースケ (2019-09-23 14:08) 

soraneko

チースケさんへ

こんな事が起きないように慎重に組み立ててあったはずなんですが、何か組み立てプロセスに「穴」があったのかもしれません。
まあ、いろいろな時代やメーカーや構造のパーツを組み合わせますので、当然リスクもあるわけで「慎重」さを忘れないようにしたいです。
by soraneko (2019-09-23 20:21) 

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