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今目の前で災害が起きている現実!、宇都宮で豪雨災害 [防災]

何とも困ったことに、良く自分はあまり世の中の役に立たない方が、ぼんやり自転車でものっている方が、皆が幸せになれると言っているのですが、どうも最近忙しくて仕方がありません(苦笑)


本日関東甲信越地方が梅雨入りしましやが、大陸の乾いた空気から、海から吹き込む梅雨の湿った空気に、まさに入れ替わった感じで、急激に湿度が上がり、あれよあれよという間に雨が激しくなりました。


気象庁の「ナウキャスト」という画面で降雨をレーダーで仕事中も追っていましたが・・・いやいや遊んでいるわけでなく、これでも会社の安全部門のただひとりの防災担当ですから(笑)これも立派に仕事です。

どうも東西に延びる前線が近づくと、関東平野の「縁」の山沿いの南面で、乾いた空気と湿った空気の「収束線」ができるという予報で、警戒していましたがこんな感じになりました。

2006111825宇都宮降水.jpg
いわゆる「線上降水帯」とまではいきませんが、レーダーを解析すると1時間ほど激しい雨が降り続けるようで、嫌な予感はしていましたが、自宅付近の宇都宮市岩曽町の、通称「五差路」と呼ばれる変速交差点付近の、「奈坪川」が溢れ出し、市街地の道路に流れ込みました。
あまり近づくと危ないのですが、このあたりは半世紀前からそれこそ自分の庭とも呼べるエリアで、地形や川の流れなど熟知していますので、安全なところから撮影しました。
これはライブのレポートです。
その他撮影した画像です。
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幸い低地の住宅も「床下浸水」程度で済みましたが、ここがここまで溢れたのは最近あまり記憶にありません。
というのもこの「奈坪川」は、半世紀前はそれこそ山や田園の中を流れる清らかな小川でしかなかったのですが、急速な住宅課で、生活排水や近くの工場の汚水で一時は「死の川」となり、また山が切られて田んぼが埋められた結果、保水能力がなくなり、頻繁に氾濫する「曰くつき」の河川で、ようやく調整池や堤防などが整備されてきて、正しくこの場所の下流では事業がある程度進んでいたのですが、ほぼ手つかずの上流部分に集中的に降雨があったので、飲み込めなくなってしまっていたようです。
まあ、河川改修の場合、どの程度の降水が一定時間あって、どの程度の流量かを計算して改修計画を立てるのですが、やはり最近の降水量の増加、たとえば「ゲリラ豪雨」のようなモノには、もうそんな「平和な頃に考えた過去の計画」は役に立たないということを、いみじくも目の前で証明してくれたという事でしょう。
最近ではその近くの東北本線のガードが一時的に冠水し、これは自分が見てもかなり充実した最新の冠水対策を施してあって、おそらく大丈夫だと思っていましたが、自然災害に「絶対に大丈夫」な防災対策はないという「真実」を再確認したばかりでした。
実は今朝、西の空に垂直に立つ虹が出ていました。
DSC_0749.JPG
あっ、これはやはり天候が崩れてくるのかなと嫌な予感があり、まあそういう予報ではあったのですが、正にこの虹の真下で反乱が発生してしまい、予感が当たってしまいました。
このように、災害というのは本当に何時、何処で、誰が被災するかは分からないものなんです。
防災に「まさか自分だけは大丈夫だよ」は絶対の「禁句」なのですが、今まさに貴方のそばで、貴方や貴方の大切な人達が災害に遭遇し、生命の危機を迎えないという保証は全くありませんから、自分はこのブログで何回も書いていますが「最悪の状況を想定して平静に生活する」の意味を、今一度考えてみてください。
とにかく、最後に自分守るのは、自分の判断と行動だけですから、誰に頼ることなく率先して命を守る行動を取れるように、おおくの人たちがその方向を目指して欲しいと思います。

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U3

これから集中豪雨の時期に入りますが、安倍政権はちゃんと迅速な対応してくれるのでしょうか。過去の水害時の対応を見ると、何だか望み薄な感じが致します。
by U3 (2020-06-12 19:40) 

soraneko

U3さんへ
コメントありがとうございます

たぶん頭の片隅にもないと思います(苦笑)。
良くも悪く(無論物凄く悪い!)も、そういう人達が国政の頂点にいる事が既に「災害」かもしれませんね。
治水は国家運営の基本であり、安心して暮らせて働ける土地と保証してくれるから「固定資産税」を払うわけですよね。
国交省の担当者や首相官邸の危機対応室の方々は大変優秀で、解っているとは思いますが、「自分と自分の大切な人たちの命は、自分で守る」を基本として、防災行動をご検討ください。
by soraneko (2020-06-13 07:55) 

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