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安物買いの銭失い!リスクも含めて自己責任です! [自転車部品]

自分は、長い事工業製品の耐久性の品質確認のための仕事をさせていただきました。

だから、自転車においても、その部品の品質、特に耐久性については、その部品のブランドや能書きに惑わされることなく見極めることが出来る・・・と、思っています。


ま、値段と品質は大まかに言えば関連性はあり、耐久性も「値段なり」は間違いありません

ただ、特にロードバイクの高級品の場合、「レース用機材」という名目上、長期間の使用を想定しないという意味で、重量を削るために耐久性を落としてある場合が多いです。


で、本題ですが、トレックFXに使用しているカーボンシートポストなのですが、主にサドルの前後位置の改善のために、オフセットの無いタイプを選定するにあたり、選んだのがこれです

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これ、カーボンパーツやホイールの「EASTON」のような商品名ですが、全く関係ない所謂「中華カーボン」の商品です。
そもそも値段が2999円だったので、本格的なカーボンパーツとは値段の桁がちがいます
まあ、それなりのものだとは思っていましたが、別の自転車用に買った同一品は、カーボンチューブの直径の製品公差が甘く、明らかに細くて「スカスカ」で使い物になりませんでしたし、何やら嫌な予感が(苦笑)
で、案の定、本日ハローワークに職探しと失業保険の支給申請に行ったとき、前回キッチリ締め込んだはずなのにサドルがガタガタするので、点検してみてビックリ!
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どうもやぐらはアルミの鋳物か削り出しの一体成型品で、それをカーボンのチューブに差し込んで接着してあったようで、表面の継ぎ目を塗装で埋めてチューブと一体に見せていたようですが、その接着がはがれたようでやぐらがグルグル回るようになってしまい、表面の塗装が剝がれていました
ネット上でみる「中華カーボンのトラブル」のように、いきなりカーボンが割れてしまうようなことは無かったのですが、当然このまま使える訳もありません
まあ「怪我をする前に」新しいものに換えてしまうに限ります!
また、ある程度はこうなるリスクは承知の上での使用ですので、自己責任という事で「不良品だけしからん!」とばかり購入したAmazonやメーカーに返品や保証を求める事もしません。
まあ、レビューに起きた事は正直に報告いたしますがね!(苦笑)
笑い話のように記述していますが、シートポストの破損は、最悪バランスを崩しての転倒や、カーボン破損で破断面が体に刺されば、それが動脈や静脈に刺されば、出血多量で死亡する危険性があります
「良い子はマネしないように!」ではありませんが、「自転車は命を載せて走っている大切な相棒」ですから、構造上重要な部品はお金をケチらず、信頼のあるメーカー品を、適正価格で購入して、しかるべきショップや、信頼できる腕のある仲間に組み付けてもらう事をお勧めします。

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