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2022K1 霞ヶ浦一周サイクリング大会開催 強まる風の中湖畔一周 [イベント]

6月5日は、茨城県土浦市中心地の、霞ヶ浦湖畔にある「ヒューナック アクアパーク水郷」を会場とした、「2022k1 霞ヶ浦一周サイクリング大会」が行われました。

霞ヶ浦でも、小美玉湖畔をショートカットする90㎞のコースで、一部公道も走りますが、ほぼ湖畔沿いを一周出来るサイクリングロードである「つくば霞ヶ浦りんりんロード」を利用します。

はぁ、誰もが分かるように説明するのも大変ですね(苦笑)


霞ヶ浦までのコースは自分にとっての鉄板のコースですし、泊りがけで自宅からの自走も考えましたが、とても残念な事に、関東地方はどうも「梅雨」のシーズンが到来しているようで、特に翌日が悪天候が予想されていたので、通常通り自宅から車で当日早朝に移動する事にしました。


6:00頃には現地の駐車場に到着ですが、既に5・6台の参加者の車がいて、何時もの事ながらサイクリスタは気が早い人が多いです。

お隣に止まっていた、横浜ナンバーの車のご主人と世間話をさせていただきましたが、何と共通の知人がいることが判明して(笑)、いや世の中は狭いものです。


さて7:00から受付開始で、このイベントは主催団体の「いばらぎサイクリング協会」による、参加車両の「車検」が行われます。

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基本は整備状態の確認で、問題なく走行できるかどうかと、公道を走るイベントですので道路交通法に準拠しているかが検査の対象になります。
ま、基本的にサイクリングは「自己責任自己完結」が基本なのですが、車両トラブルはせっかく参加してくれた参加者が嫌な思いをしますし、トラブル次第では事故が起きて生命の危険につながる事もありますので、主催者としては車両トラブルはなんとしても避けたい事項です。
最近はサイクルショップでの点検を条件にする主催団体も多いのですが、以前も書きましたがそれでは不完全です。
これは個人的見解ですが、自分の自転車の安全性や構造などに興味と責任を持ってもらうためにも、他人任せでなく指定項目の自己チェックと、トラブル時の自己責任の宣誓を行うべきと考えています。
堅い話で恐縮ですが、自転車は「軽車両」として公道を走る以上、道路交通法が適応されており、交通違反や事故に対して運転者は責任を取らなければなりません。
自分の車両の整備にあまりに無頓着な事が危険でである以上に、交通法規やマナーが蔑ろにされている傾向を改善して行く為には、自転車関係者としてはどうしてもこの「硬い話」から逃げられない事と思っています。
さてイベント当日ですが、土浦市は当社の週刊予報は雨マークが付いていた期間が長かったのですが、なんとか持ちそうですが、一時的なにわか雨程度は仕方が無いでしょう。
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もっと人数が集まる大会であれば、いろいろなブースも展示されますが、前回もそうですが、参加者限定でこじんまりとしたイベントに成っていますので、そこは期待できませんが、地元自治体の「霞ヶ浦問題協議会」の展示ブースがありました。
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他県に住んでいると、霞ヶ浦にまつわる諸問題はご存じないでしょうし、あまり関心が無いかもしれません。
霞ヶ浦は周辺地域の急速な宅地化、工業化、また畜産産業などからくる汚水による「富栄養化」による水質汚濁に長い事苦しめられています。
これに伴う改善策としての「清流」として栃木県から流れてきている「那珂川」からパイプラインで導水する計画の反対運動や計画の延滞、最近全国で問題化している特定外来魚の増大等、色々あるようです。
ともあれ、こうやってサイクリングロードを整備して、観光振興の中心と据えてくれて、イベントなどを開催してくれることに関しては、いちサイクリスタとしては感謝ですね。
此方の企業も展示されていました。
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このコロナ禍でのソーシャルディスタンスに対応した商品展開をされているようです。
夏でも通気性のあるマスクを押していましたね。
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さて、スタートして、一般道から湖畔沿いのルートに入ります。
画面が暗いですが、この天気ですからねぇ・・・・
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体調は相変わらずで、絶好調とはいきませんが、佐渡を走った時より多少マシになっているようです。
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まあ何時ものようにノンビリ走る宣言をしておいて、結局周囲の速い流れに乗って(苦笑)、向かい風の中に結構なペースで走りましたが、最近そのような走り方をしていないので、特に「心肺機能」が音を上げ始めました
やはり一人で走っていると、どうしても「頑張らない、走らないで済む理由」ばかり自分の中で正当性を付けて湧き上がってしまうのですが(笑)、こうやって集団で走行すると、やはり錆び付いていた負けじ魂に火が付くもので、このさいだからと、第一CPまで心臓をバクバクさせながら走ってみました。
第一CPは美浜村にある「美浜週末カフエ」ですが、此処は大戦中は帝国海軍の基地のあったところで、この建物は「鹿島海軍航空隊」の時の物だそうです。
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此処に飛行場の様な広い場所は無いのになぜ「航空隊」なのかというと、当時「水上飛行機」という、車輪の代わりにフロートを取り付けて、水面に浮かして海面や湖面を滑走路代わりにする飛行機の部隊だったからです。
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これは当時、レーダーも無かった巡洋艦や戦艦で、砲撃の精度を上げる為の着弾観測で搭載されていた「零式水上観測機」、通称「ゼロカン」です。
日本は第二次世界大戦の「敗戦国」ですし、当時の連合軍の「進駐」受けています。
武装解除して軍隊は解散させられた結果、彼らが使用する目的以外の旧帝国陸海軍の施設は悉く解体され、敷地は地方公共団体や民間にに払下げされましたから、こう言った旧軍の遺構は貴重です。
脱線ついでに、霞ヶ浦は湖でありながら広大で、周辺にも高い建物や山が少ないく、水辺も高低差なく平坦であるので、水上飛行機の運用にはもってこいの場所なのですが、今の日本は水上飛行機と言うと、海上自衛隊の救難機の大型飛行艇「US2」くらいしか思い浮かびません。
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実は飛行艇や水上機は海外などでは「消防飛行機」に使用されていて、水面に降りるのでそのままポンプでタンクに水を汲んで、火災現場と往復して消火活動が出来ます。
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これは既に消防飛行機として水上機を運用しているスェーデンが新たに購入するアメリカのエア・トラクター製AT-802F「ファイアボス」と言う機体です。
もし日本で、東京で大震災や大規模火災が起きた場合、地上の消火活動が不可能になるので、首都圏にあるこの霞ヶ浦は、首都東京の消防活動にもってこいの場所だとは思うんですがね。
また、アメリカの国防高等研究局(DARPA)で検討されている、「地面効果翼機WIG」という海上を3mくらいの高度で海面すれすれに飛ぶ大型機による輸送機計画がありますが、その運用にも適しているでしょう。
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まあ軍事基地が出来るというと、また仮想敵国にとって都合の悪い装備が配備されるというと、何処かの島のように、誰かさんたちが反対派住民を焚きつけて、反対運動を展開される事は間違いないでしょうけどね(苦笑)
うーん、やはりこれは自転車ブログじゃねぇな(苦笑)
第一CPの「美浦週末カフエ」に到着です。
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この建物は、まさしく海軍の水上機の格納庫であったもので、此処のスペースに週末になるとキッチンカーがつまり、カフェとなります。
今回エイドとして提供されたもので、自分は初めて飲んだものがこれ「美浦村 米サイダー」です。
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これは地元美浦村の特産品であるコシヒカリを使ったサイダーで、味は発砲している甘酒と言った所です。
年間2000本しか作っていない物だそうですが、今回は参加者に振舞われました!
此処からはソロ活動になりますが、いやこの日は徐々に東風が徐々に強く成っていて、霞ヶ浦の南端の稲敷市の北利根橋まで、この向かい風との戦い・・・と言うより、もはや修行ともいえる除隊に成っています。
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霞ヶ浦の南端に当たる、北利根大橋を渡ります。
眼下には葦原?が広がっています。
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ここは野鳥が生息できるようになっているようで、湖畔でバードウォッチングをしていました。
対岸の茨城県潮来市に渡ると基本的に北西方向に走りますから、一転して強い追い風で順調に走れます。
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第2CPである「歩崎公園」の霞ヶ浦水族館前には11:45には到着しました。
此処までで70㎞ですから、ゴールまではどんなにのんびり走っても1時間で付くことを考えれば、本当に急ぐことも無いだろうと、今回は同敷地内にある「霞ヶ浦交流センター」の「かすみマルシェ」で軽く昼食を取る今年しました。
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レンコン豚バーガーセットを頼みました。
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味の方はまあまあという所ですが、個人的にはレンコンの良さを生かした調理法や味付けなどがあるような気もします。
レンコンと言えば霞ヶ浦の東岸地域の名産品で、以前ここで行われたレースイベントで振舞われた「レンコンの天ぷら」は本当に美味しかったです。
走りながら右手にはそのレンコンの畑が延々と広がっていきます。
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そして左手には霞ヶ浦と言う風景が、此処からは基本的に流れていく感じになります。
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後は淡々と走ってゴール地点に向かいます。
これは霞ヶ浦総合公園の風車ですね。
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13:10には、元の水郷パークに到着で、今回も無事完走となりました。
この後し久しぶりに会った知り合いと延々と話が盛り上がってしまいましたが(笑)、やはり同じ方向を向いたことのある仲間との話は尽きる事が在りませんんね!
ここ数年のコロナ禍で、自分の場合ただでさえソロ活動が基本の上に、イベントで仲間と顔を合わせる事も無く、そうなると段々良からぬ方向へ思考が流れていったように思います。
「もう走らなくともよかなぁ」とか「走っても面白くないなぁ」とかに詰まっていたことも事実です。
でも今回多くのサイクリスタに声をかけて、色々と貴重なお話を聞かせていただいた事で、皆さんがこんな状況でも自転車への情熱を失わず、さりとて悩みも抱えながら、やはり前に進んで行こうと頑張っている「想い」を感じることが出来ました。
まあ自転車の付き合い方や距離感、スタンスなどは人それぞれですが、自分の場合「楽しい自転車生活」が基本であるので、もう少し肩の力を抜いて、改めて自転車生活を楽しんで行こうと思った、今回のイベント参加でした。

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