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自衛隊イベント再開で、富士の裾野までツーリング [オートバイ]

やっとと言うべきか、ほぼ3年ぶりに各種イベントが再開され始めました。
ほぼ無意味と言えたオミクロン株以降の自粛と言う名の同調圧力で、本当に多くの人達の日常や生活さえ破壊されたという事を、絶対に忘れません!
さて、個人的には自転車イベントと、以前より趣味であった陸海空自衛隊、駐留米軍の基地祭りや一般開放で日本中を旅するというお楽しみが再開できます。
以前であれば週末の休日を利用して、宿や航空券、フェリーなどを予約してほとんど「強行軍」で、要するに「お金で時間を買った」遊びであったわけですが、今は時間はタップリあるので、今回はバイクで下道を使ってノンビリと現地を目指すことにしました。
今回は7月2日に静岡県御殿場市にある陸上自衛隊富士駐屯地・富士学校の68周年記念行事に行きました。
ここで「自衛隊の基地に何を見に行くの?」という初級者の方々への疑問にお答えします(笑)
基本的に「基地祭り・一般開放」の目的は、各基地の日頃の活動を隊員の家族や関係業者、地域住民に披露して、自衛隊への理解を深めてもらうための物です。
まあ学園祭や文化祭のような物だと思っていただいて間違いありません。
昔は・・・・まあ自衛隊は長い事「武力を放棄した平和な国にある邪悪な存在」として、非常に世間の「風当り」が強かった時期が長かったので、本当に「身内」と「地元」の人達だけだったのが、例えば航空自衛隊の「ブルーインパル」のようなメジャーになったイベントだけでなく、海上自衛隊の艦船の一般公開や、陸上自衛隊の駐屯地の記念祭なども、全国から多くの方々が来るようになっています。
しかし、小学生がいきなり「M4だけどファイアフライじゃないだよ」とか、若い男性のグループが「やはり日本の艦艇は艦首に向かって上甲板が畝ってフレアが付いている方が」なんてマニアチックな内容が聞こえてくるのは、明らかに「ガールズ&パンツァー」「艦隊これくしょん」の影響なんだろうなぁ(苦笑)
さて、今回は以前検討したコースをサイコンに入れておいて、宇都宮市から県道や市道などを最短距離で繋いで、青梅市経由で八王子に南進して、そこから「道志道」で山中湖を回って御殿場に行く計画・・でした(苦笑)
一応青梅までのコースと、それ以後のコースに分けて入れておいたので、青梅でデータを入れ替え・・・あれれ?なんかサイコンがフリーズして入らないぞ?
その時は原因が分からなかったので、苦心惨憺してようやく検索出来たデータで御殿場に行き先を入れ得て走りだしたのですが、どうも八王子ではなく段々山の中に入っていきます。
この和田峠ですが、どうも地元の「山好きサイクリスタ」の聖地に成っているようです。
しかし宇都宮の聖地、ジャパンカップコースの「古賀志」の激坂が10㎞続くような(イメージです)難コースで、わしゃ此処を走るのは無理じゃな(苦笑)
なんとか道志道に出て、後は順調に御殿場の富士駐屯地に到着しました。
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早朝3時頃自宅を出て、12時頃現地に到着ですから、山中をさまよった時間も含めて9時間ほど走っていた事に成ります。
289㎞ですので、やはり下道使った移動としては300㎞/日辺りが限界のようですね。
基地祭りのお楽しみは撮影ですが、機材もバイクだと「何でもかんでも」とはいきませんから、出来るだけ簡素にする方向です。
以前ですとビデオや一眼レフカメラ持ち込んで、撮影に夢中になっていましたが、最近は重い機材抱えるのが面倒で、センサーは自分の五感、メモリーは自分の記憶にと決めています。
さてこの富士駐屯地は、富士学校や装備の試験部隊もあるので、展示品も数多く、珍しいものも展示されています。
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知る人ぞ知る、大戦中のアメリカ陸軍の「M4シャーマン」ですが、陸上自衛隊の創世記に米軍から供与された戦車です。
終戦後は既に旧式に成った戦車ですが、こんなものを短期間で5万両も量産するような国とは、絶対に喧嘩しちゃいけないですよね(笑)
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これはM4を流用した「戦車回収車両」です。
こう言った後方の支援車両や、補給物資の輸送車両などがちゃんと機能していなければ、いくら高性能な戦車を揃えても戦線は維持できません。RIMG7168.JPG
これは戦後国産戦車第一号の「61式戦車」です。
正式化された時点で、ソ連の「T54戦車」の性能と、特に生産数で太刀打ちできるのかは疑わしいといわれていましたが、自衛隊の他の装備と同じで、実戦に投入されることなく、敵国に一発の実弾を撃つことなく退役しました。
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74式もそのすべてが退役直前ですが、この車体も実戦を経験しないで余生を迎えそうですね。
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ただ、噂では、先行試作車が、秘密裏で米軍に渡され、「ベトナム戦争」にて、実戦に投入されて、現地で目撃された?なんて話もありますが、モビルスーツじゃあるまいし、そんな漫画みたいな事は無い・・・・とは言い切れなくて、実際秘密では無いにしても、アメリカ空軍の「ノースロップF5フリーダムファイター」は、試験機での実戦部隊を編成して、作戦展開していたそうです。
少数の部隊ですので、日本語の少しだけ・・・をもじって「スコシタイガー」と呼ばれていました。
これは現在主力戦車の「10式」で、「ガルパン」で大洗学園のコーチを務めた、自衛隊の蝶野一尉が搭乗して、C2から投下された戦車ですね。
そういえば蝶野一尉は、設定上ここ富士の所属に成っていましたね。
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16式は最近世界的に流行っているキャタピラでない装輪式のAFVで、路外走破性は劣りますが、ある程度道路網が整備している国なら、輸送車両など必要なく、自走で高速展開できるメリットが受けているようです。
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この後演習場で演習展示があり、上記の車両の機動展開や、演習用の空砲を使った射撃の展示があります。
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演習用の空砲なので、装薬量は少ないのですが、一般人は効いたことのない「咆哮」で、アナウンスでしきりに大きな音への注意がされていました。
しかし、戦車などの大排気量ディーゼルエンジンの唸りや、無限軌道のきしむ音、排ガスと砲撃の硝煙の混じる匂いなど、久々に堪能できました(笑)
もっと長く見ていたかったのですが、流石に300㎞バイクで走ると疲労もたまりますし、高地で気温が低いとはいえ、やはりかなりの猛暑でしたので、早めに切り上げて、温泉に入ってから富士市のビジネスホテルにチェックインしました。
翌日は色々見て回る予定でしたが、天気が悪くなる傾向でしたので、早めに戻る事にして、寄り道せず、基幹国道を繋いで最短距離で帰宅しました。
往復で約600㎞、燃費はPCXの燃費計で53.6㎞/リットルで、164円のレギュラーで、交通費は1835円、ビジネスホテルは5700円の所、じゃらんのクーポン使って4500円で、今回は殆どコンビニ飯で済ませたので、総額1万円以下で済みました。
ただ・・・・疲れますね流石に(苦笑)
距離だけならともかく、今回は記録的な暑さの中をすっと走っていたので、それで消耗したという事もあります。
しかし、途中で国道1号線の箱根峠などを走りましたが、本当にバイクが増えましたね。
これでは事故が増えるのも当然で、路肩や車線をまたいだ無謀なすり抜けも多く、これでは自動車の目の敵にされるのも仕方がありませんね。
自分はすり抜けはしない方針で、自動車からは邪魔でしょうが、制限速度プラス10㎞/h程度の巡航速度でポジションを確保して走っていましたが、自動車から無謀な煽りを受けたりとかの嫌がらせは無かったですね。
原付2種のPCXは、やはり制限速度の60㎞/h以下で、ノンビリ走る方が快適で、速度が遅ければ、それだけリスクも低減できます。
速度の出る大型バイクなど見るとかっこ良いので憧れますが、今の自分にはPCXが「ちょうど良い選択」である事は間違いないようです。


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