ボンネットの先端の小さな錆を補修する [自動車]
最近めっきり乗る機会が減った自家用車ですが、屋根付きガレージにおいてあるとはいえ、風雨にさらされる事には変わりはなく、乗り出さなくとも段々汚く成って来ます。
本当ならボディカバーでもかけておけばよいのでしょうが、生活の脚でコレクターアイテムでもない自家用車で、いちいちボディカバーをめくるのも面倒と言う物です。
まあ近くに寄らなければ気になる汚れでも・・・・・いやいや!これは汚れなどではなく赤錆では無いですか!
恐らくボンネットの先端部でカバーもされていないので、飛び石が当たって塗膜が剥がれて(チッピング)、鉄の地肌が出たので錆が出てしまったのでしょう。
実は、自分前職でこういうボディの錆を防ぐ目的の開発での実験部隊の現場にいたので、「こうならないための対策」をするための鉄板の材質(亜鉛合金メッキ鋼板)や、保護塗料(チッピングプライマー)や、デザイン上当たりにくくする工夫(先端部の前方に樹脂カウルが来るようにするとか)のテストをさんざんやってきました。
ですが、この車はそれらの防錆設計が不十分・・・・というより、これ本当に過去のテスト結果反映しているの?と首をかしげるようなデザインや塗装でしかありませんでした。
ちなみに外観上錆が出る事は自動車の商品性に関係している項目で、まあそのままほっておくと、錆が進行して穴が開いてしまうのですが、車の4大安全性不具合の「止まらない、曲がらない、燃えない、走らない」という乗員の命に係わる部分では有りません。
ただ、新車がたかだか4年で外観に錆が出ているのは、所有する満足度が落ちる不具合では有りますよね。
まあ、このまま放置して置くと本当に錆が広がってみっともないので、最低限の補修をしておくことにしました。
まず錆は、少しでも残っていると、塗り直しても内部から膨らむ事が在るので、リューターで周辺の塗装も含めて錆を削ります。
まあ、目的は錆の進行を止める為なので、この後補修後から赤い点のような錆が出てこなければ、一応目的は達成したと判断できるでしょう。
しかし、大昔に自分の愛車だった、昭和61年式の「スバルレオーネRXⅡ」の時は、購入時に既に結構ボコボコだったので、数日かけて錆をサンドペーパーで落として、下地を作りサーフェーサーを塗り、錆止めのシャーシブラックや、白塗装をスプレーで施して仕上げていたことを、久しぶりに思い出しました。
あれから30年以上経ちましたが、まさか令和の現在で、最近の車に錆止め処置を施すとは思いませんでした。
タグ:ボンネットの錆の補修
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