暑さを逃れて山間部へ、湧水に癒される。 [雑談]
いきなり梅雨明けと同時猛暑のスタートですね。
もうこうなると、外に出て運動など自殺行為なんですが今年から自分はコースの選択肢が増えたので走ってみます。
通常の宇都宮から鬼怒川自転車道、つくばりんりんロードを使うコースだと、ほぼ最も熱くなる時間帯を、日陰のない田舎道で最高気温に晒されます。
で「e-BIKE」があるので、出来るだけ早朝に出かけて、北西方向の山間部に行けば、標高が上がるので比較的気温の上昇を抑えられます。
また宇都宮市は関東平野の周辺部で、北や西に進路を取ると「往路登り復路下り」というコースを設定できるので、自宅から往路でアシスト強めにして中間地点でほぼ電池を使い切るという走り方でも、復路が下りなので電池切れせず100km程度のコースを走り切れるはずです。
と、大まかなプランで栃木県矢板市の「東古屋ダム」付近を目指し、此処にある「尚仁沢湧水群」で喉でも潤そうという目論見で、自宅を6:00に出ました。
朝といえども既に26℃もありますから、爽やかとはいきませんが、比較的快適には走れます。
コースはなるべく県道など使わず、農道などをつなげて現地を目指します。
早朝の田園地帯は緑が濃くて気持ちが良い物です。
国道294号を超えて更に北上します。
最近はオートバイを使って、せっせと裏道開発しているので(苦笑)その成果を自転車のツーリングに生かしています。
さて、もうこの付近になるとほぼ間違いなく「クマ出没」地域になるので準備することにします。
まあ、遭遇する確率は低いでしょうけど、その低い「間の悪い確率を引き当てる」星回りの悪さには自信があるので(苦笑)、後悔しないように対策だけはしっかりしておきます。
「クマ撃退スプレー」ですが、これをホルスターに入れて何時でも抜いて射撃体勢に入れるようにして走る事にします。
実はこのスプレーですが、有効射程距離は正面方向に5~3mと、車一台分先までクマさんが突撃してこないと効果がないんですが、シロウトさんがパニックにならず、殺気を放って突撃してくるクマが目と鼻の先にくるまで我慢していられるかどうかは怪しい物だと思っています。
更に付け加えると、安易に「対人」に使用すると武器使用での「傷害罪」に成りますので、あまり簡単に考えて所持することはお勧めできません。
淡々と山道を登っていくと、湧水群の入り口にたどり着き、此処から遊歩道を歩いていくと湧水の水源地に行けます。
で、最近はどこでも見かける「熊出没注意」なんですが、こどうもここに湧水を見に来る程度の観光客の皆さんの場合、あまり危機感がないように見受けます。
あれだけ毎日頻繁にクマ出没の報道が流れて、実際地元でも目撃情報の頻度は上がっているのですが、それでも「自分は関係ない」と思えるというのは、自分には理解できません。
防災でも問題になるのですが、多くの人が抱いている「自分だけは災害に遭わないという何の根拠もない自信」は、本当に困ったものです。
あえて水源地に行かなかったのはこの先に湧水が引かれて水を汲める「尚仁沢湧水パーク」に行きます。
もうここまで行くと本当に涼しくて、湧水もちょうど飲み頃の冷たさで、これは本当に美味しかったですね。
こういうところは車で手軽に来られるのが良いのですが、それが裏目になって、本当に手軽に大量に持ち帰ろうという輩は決して少なくありません。
中には業務用に持ち帰つている人もいるようで、すごく待たされることも少なくないのですが、この日は2組しかおらず、直ぐに美味しい冷たい水がありつけました。
さて当初はここから引き返して出来るだけ早く帰宅しようと思っていましたが、「せっかく此処まで来たのだから」という呪いの言葉が、自分を先に進ませてしまいました(苦笑)
この道は県道63号線「藤原宇都宮線」で、嵩原山を東西に進んで日光市藤原までいきますが、此処は戦後の開拓地で畜産と高原野菜の畑が以前は広がっていました。
早朝など朝もやの中に来ると、此処が栃木県とは思えないような風景が広がっていましたが、最近は畜産の廃業が進んでしまったようで、荒れ果てた牧草地の跡地が目立ってるのが何とも心が痛みます。
道路も全然補修が進んでおらず、行政からも見放されているんでしょうか?
この道は山岳道路であり、栃木県にはこういう道はいくらでもあるので、こういうところばかり走っていた自分は、大井川の上流の「畑薙ダム」に行く、リンちゃん曰く「険道」程度では驚きませんでした(笑)
此処まで来ると気温はこの時間でも25℃と快適で、当初の計画では来るはずのない鬼怒川温泉より上流のところに来てしまいました。
電池残量は2/5程度まで少なくなっていて、此処で中間地点ですが此処からは殆ど下りなので、帰宅まで電池は間違いなく持つでしょう。
実際帰宅したらこれ以上は全く減っていませんでした。
コメント 0