天候に泣かされつつ、水上駅でSL試運転見学を堪能 [雑談]
元々当ブログは、筆不精な自分が文章を綴る事に慣れようという目的で、構えず「日記」のつもりで始めました。
あまり「構えて」書こうとすると概ね筆が進みません。
そのうえ最近は「思いついたこと」をつぶやける「X」や、顔見知りへの生存確認の為の「Facebook」があるのでブログの利用頻度がさらに落ちます。
で自分の得意技の(?)「無駄にクドイ文章」を書きたいときにブログの出番となります。
あっ、あと寒いわ暑いわ天気が悪いわで自宅に籠るときも、何もせずに寝転がってアニメばかり見ていると「おバカ」一直線になりそうなので(苦笑)少しでも頭とキーを叩く指を動かしておこうと記事を上げたりしています。
要するに今日はそんな日なんですね!ああ情けなや(笑)
さて本来であれば本日は2泊3日のツーリングから帰宅する日で、明後日当たり「ADVで行く新潟県国道400番代山岳ルートの旅」というタイトルでブログを上げる予定に成っていました。
最終的に国道最高到達高度の「渋峠」から草津で温泉入って、涼しさを堪能しようと、ルートを検討して、3日間の通過地域の天気予報も考慮に入れて選定した「ハズ」でしたが、一昨日は途中で天気を再確認してビックリ!
ナント自分が選定したルート通過時間にかなり強め降雨がある予報に代わっていて、昨日早起きして再度天気を確認したら、天候が「悪く速く」推移する方向性で、降雨量も多くオートバイでは危険と判断して、夜が明ける前にホテルを飛び出して、雨雲レーダーでルートを確認しながら、極力雲がかからないルートを選定して、「雨雲に追われるごとく」帰宅してきました。
従来であれば夏場の雨は体が冷えにくいので、対雨対策を施せば何とか走りけれることが出来ましたが、ここ最近の夏の雨は降雨量もそうですが、凄まじい暑さの影響でそのエネルギー量が高いせいで、竜巻やダウンバースト、降雹などの危険性も高く、2輪でまして山岳路を走るのは相当な危険の覚悟が必要です。
ま、そこまで危険を冒す必要もないと判断しての予定変更でしたが、レーダーで雨雲の発達エリアやそのスピードを確認しながらのルートや通過時間の調整をしてのツーリングは、世話しないがある種のゲームのようで面白かったです。
これだけの内容だと本当につまらない記事に成ってしまうので(苦笑)、一昨日の初日の話を中心に書きます。
まず暑くなる前に平野部を抜けようと5:00に自宅を出ます。
この日は、目的地として設定した群馬県水上に行く行程ですが、出来るだけ涼しさを味わいたいと、いろは坂を上って中禅寺湖を見ながら金精峠を超えて沼田に抜けるルートを走ります。
此処は第2いろは坂の黒髪平ですが、流石に此処まで上がると涼しいですし、空気が澄んで山も綺麗です。
中禅寺湖は立木観音方面から撮影します。
中禅寺湖周辺に幾つか県営駐車場がありますが、それらは全て有料化されていました。
賛否はあるでしょうけど、「そうなる理由」が有ったのでしょう。
この後戦場ヶ原から金精峠を抜けて丸沼高原を脇に走りましたが、流石にこの辺りまで来ると涼しいを超えて「肌寒い」くらいでした。
反対に此処まで来なければ涼しくないくらい「下界」は煮えたぎっています。
さて、なぜ水上を目標に此処に来ようと思ったかというと、まず自分が来た事が無い場所であり、新潟に行く途中のルートだったからです。
Mapを見ると駅前にSLが展示されているので見に行きます。
D51ですが、屋外展示ではありますが記念物という事で綺麗に整備されて保存されています。
ここには機関車の前後を入れ替える「転車台」があります。
整備をしている係りの方に声を掛けたら「今日はSL試運転で12:03に入線してきますよ」と教えてくれました。
そんなことは全く知りませんでしたので、うれしいサプライズです。
まだ時間があるので、この先にある「ループ線」を見上げる場所に行きます。
結構趣のある年代物の橋脚ですね。
この上に車両が走っていると横切っている久野が見えるはずで、ループ線を知らない人が見れば別の路線だと勘違いするでしょうけどグルっと大きく一回りしながら山に登っていくのが「ループ線」で、伊豆の天城峠にあるループ橋と同じで、標高差がる場所で、路線の勾配を抑えて穏やかに登っていける方法です。
鉄道は勾配が厳しいと車輪が滑ってしまうので、色々な方法があります。
「ゆるキャン△3」でなでしこが乗ったのは「アプト式」という方法で・・・・と、なんだ今回は「お鉄」バージョンですか(笑)
お昼まで時間があるのでランチタイムにします。
この日は水上にある「カフェレストラン亜詩麻」さんで、ここの定番である「焼きカレー」をいただきます。
ここは、スパイシー系のカレーが売りで、夏場であればそれもさっぱりして美味しそうですが、焼きカレーはチーズとタマゴで程よく辛さがマイルドになりとても美味しかったです。
15分くらい前に転車台に戻りますが、告知なしの試運転だという事で、広場には誰も居ません。
と、思ったら煙が近づいてきて、SLがホームに入線したようです。
すると何処から湧いて出てきたのか、ワラワラと周りにカメラ担いだマニアが集まってきました。
恐るべし鉄マニア!
これは8月4日から始まる「快速SLみなかみ」の試運転のようで、当然当日と成れば公式情報で運航がアナウンスされ、人だかりに成りますから、ノンビリ見学できたのは本当にラッキーでした。
地元の真岡鉄道で支線用のC12はよく見ていますが、流石本線の貨物牽引用使われていたD51は迫力が違いますね。
運用に当たっては運転や石炭の給炭だけでなく、保線の人員も必要で、当然そこに「コンピューター」は介在しない「完全人力運用」です。
手間もかかれば当然コストもかかります。
この蒸気機関車は1840年代に発明されて基本的には同じ原理で動いていますので、輸送機械としての効率は劣悪で、現在の物流を支える経済性は全くありませんが。こんな巨大なモノを、一切の電気的制御システムなしで、アナログの機械式計器を見て、バルブやロッドを動かして完全に「手動」で動かすという「ロマン」は健在です。
と、このまま帰宅すれば日帰りツーリングですが、本来は新潟県で山間部を縫うように走る「国道400番代の道を行く」ツーリングが当初の予定でしたので、宿泊地を見附市に定めて北上します。
当初国道17号を三国峠を越えて行く予定でしたが、SLの寄り道で時間を食ってしまい、山岳部は天候の急変が心配だったので、急遽水上ICから関越自動車道に乗り「関越トンネル」で谷川岳を潜って、湯沢ICで国道17号に戻るルートを取りました。
このプランの柔軟性はツーリングには必須で、高速道路に「チョイノリ」して峠や混雑した都市部を抜けるのは、ADVにした甲斐があるというものです。
ここは南魚沼のセブンイレブンですが、なぜ工事車両が・・・と思いよく見るとなんと此処所有のローダーでした。
成程此処南魚沼は日本でも有数の豪雪地帯ですから、自前でローダーでもないとたちまち駐車場が使えなくなってしまうんですね!
ここで休憩中に天気予報を見ましたが、あれれ?どうも明日以降の天気がかなり怪しくなっていて、自分が想定したコースにかなりの降雨が予想されています。
どうするかは天気の推移を見て考えようと結局宿泊地まで行きましたが、最初に書いた通り予定を変更して雨を避けて帰宅してきました。
しかし、今年の天候も単純に梅雨が明けて記録的な暑さというだけでなく、日本の上空に何層にもかなり複雑に気流が流れ込んでいて、相当流動的な天候の夏になりそうです。
こうなるとオートバイや自転車などでのツーリングは、丸一日天候が安定している保証もなく、ましてこの暑さですから厳しいですね。
多分オートバイの旅は8月に入ってから富士山方面に行く予定ですが、果たして良い日が選べますかどうか・・・・。
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