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ピナレロFP3、インナーワイヤーを意地でも通す! [自転車本体]

だから、シフトやブレーキワイヤーが内蔵(インナー)式の自転車は買いたくなかったんだよ!
と泣き言をとりあえず言わせてください(苦笑)
年末に懸案のシートポストが外れて、さあ組み立てようというところで止まってしまったのには実はわけがあります。

それは後輪のブレーキワイヤーが、トップチューブに内蔵式になっていてるからです。
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本来なら分解した時にガイドワイヤーを残しておいてくれれば良かったのですが、見事に引き抜かれていました。

まあワイヤーの角度や曲がり具合、ほぐした細いワイヤーなど何をやっても貫通せず、まあ諦めてショップに出そうか・・・・・いやいや此処で諦めたらどすこいライダーの名が廃るというか、記事にならないぞ(笑)。
そこでネットをいろいろ検索して、ご同様のトラブルの解決法などを調べましたが、「掃除機で吸い出す」方法を試してみることにしました。
まず。掃除機の先に、ペットボトルの先端を切ったものをテープで巻いて、蓋の部分にドリルで穴絵を開けて、使えなくなったボールペンの先端部分を差し込みます。
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先端は、ちょうどワイヤーの出口にぴたりと合う大きさに削ります。

今度はフレームを縦に立てて、上から細い絹の糸をワイヤーの入口に垂らしていきます。
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糸の長さは、出口に出る手前くらいにするのがコツです。

先ほどのアダプターをワイヤーの出口に押し当ててスイッチを入れると、手元でダラーンと垂れ下がっていた絹糸がピンを張ってきたではないですか!
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慎重に糸を入れていき、先ほどのアダプターを外すと、やったー!!糸が吸われて出てきています。
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いやこれは本当に嬉しかったですねー!
ここまで散々苦労してきましたから、大感激です。

あとはブレーキワイヤーの先端に絹糸を絡ませて、瞬間接着剤で慎重にワイヤーと固定します。
若干ワイヤーの先端をほぐして、絹糸をそこに絡ませるとしっかり固定できます。
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1回失敗してしまい、もう一度糸を通して慎重にタグったところ、ちゃんとワイヤーが貫通しました。

やれやれこれで一安心といかないのがこのFP3で、今度はフロントディレイラーのワイヤーが、BB下側のリテーナーの後部からフレームを貫通している、インナーチューブに入りません。
どうやらワイヤーとインナーチューブが固着しているらしく、このま引き抜くとまた大変なことになってしまいますが、ここは前回FELT Z25でも同じ作業をしましたから、その時買っておいた新品のインナーチューブに交換しておきました。
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しかし次から次へと、本当に前オーナーを恨みますよ、O田さん!(苦笑)。
とはいえこのあたりの整備は、専門知識や道具、経験などがないと通常のライダーではお手上げの部分ではありますね。
自分の場合は、技術というより単に「諦めが悪い」だけなんですがね(苦笑)。

通常なら1日あれば大体組み立てられるのですが、本日はここまでやっていたら本当に日が暮れてしまいました(笑)。
完成後の記事はまた後ほどということで、あーあ疲れた!
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凍結路面と格闘!、苦労して見る初日の出 [雑談]

あけましておめでようございます。

さて、いよいよ2018年、平成30年が始まりました。
と、相変わらず自分は毎年毎年同じことばかりやっていて、同じような内容の記事ばかり書いていますが、変り映えしない日常が今年も送れますようにと祈るばかりです。
元日と言えば毎年恒例の初日の出ツーリングですが、今年は久しぶりに茨城県の大洗海岸に拝みに行くことにします。
前回初めてナイトライドで大洗海岸に初日の出を見に行ったのは2014年で、13年の12月末に出来上がったパナチタンの慣らしもかねて言って以来4年振りです。

31日の午後に雪がチラついて雨が降ってしまったので、路面はウエット・・・いや半分上は凍結路面になっているかもしれません。
本来なら出かけるコンディションではありませんが、細心の注意を払って走り出します。
路面は半乾きという感じで、所々がうっすらと霜が降りている感じです。
日の出時間は現地は6:47ですので、通常なら4時間半で着くので2:00に出れば余裕ですが、マージンを取って1:30に自宅を出ます。
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ガーミンの気温計は-3℃から上に行きませんが、あまり寒いと感じる事は有りません。
今回初防備の「パーミッツ、ロードバイク用ハンドルカバー」の効果は絶大で、ロンググローブ一枚だけでしたが、指先が寒くて感覚が無くなってくるという事は今回皆無でした。

しかし、だんだんと気温が低下してきて、茂木に近づく頃には‐5℃辺りまで下がり、路面もシャリシャリと嫌な音がしてきました。
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ツインリンクもてぎの南ゲートの辺りでは‐7℃程度に下がっていますので、もうタイヤのグリップだけに神経を集中しながら、ひやひやしながら本当にノロノロと進みます。

城里町のコンビニで一休みです。
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明日は満月で、今年早くも「スーパームーン」だそうです。

ノロノロ走るのは路面のせいだけではなく、こんなに寒いのに防寒着がしっかりしていると、あっという間に汗だくでアンダーウェアがびしょびしょに成り後で冷えてしまうので、特に上り坂はかなりセーブして走ります。
4年前に走っていた時と比べると、ライトやウェアなどが格段に良くなっていることも有りますが、やはり経験が積み重なったことも有り、かなり快適に走れるようになりました。

水戸市街地に入り、思ったより早く進行していたので、ミニストップのイートインで時間を潰して休憩したあと、那珂川を渡ったころにはようやく夜が明けてきました。
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那珂湊市街地を通過して再び那珂川の河口付近を渡ると海は随分明るくなってきました。
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大洗海岸に着くと、まあ毎年の事ですが、駐車場だけでなく路肩や空き地など、初日の出見物の車で溢れかえっています。
ふた昔頃・・・20年程前頃は、爆音をまき散らした暴走族のたまり場に成っていましたが、流石に最近はほとんど見かけません

こういう時自転車は便利で、駐車場探してうろうろする必要など有りませんから、適当なところに自転車を置いて、日の出を待ちます。
本日は水平線付近に雲が広がっていましたが、日の出時間にそう遅れることなく現れてきました。
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初日の出さえ拝めれば即撤収で、その朝日を浴びながら帰路につきます。
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さて今回大変だったのは実はこれからで、山間部の日が当たっていない所などは、たぶん溶けていないとは思っていましたが、実際は更に霜が降りたところに自動車が通過してアイスバーンに成っています。
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一か所気が付かないで交差点に進入した途端目の前がアイスリンクに成っていて(苦笑)、ヤバイ!と思った時には転倒してしまいました。
幸い身構えていたのと、速度をかなり落としていたので、尻餅をついて青あざが出来る程度で済みましたが、横に大型トラックが通過していたらと思うとゾッとしました。
結局城里町から県境の峠までは何とか登れたものの、下りは西側なので日がまったく当たっていない所は完全なアイスバーンになっていて、結局ここから茂木道の駅付近までは、降車してほとんど押して歩くことに成ってしまいました。
途中で縁石に乗り上げた軽自動車がいたり、2輪が転倒して二人ががかりでも路面が滑って起こせない現場などを横目に、てくてくと1時間ほど歩きました。

結局自宅に着いたのが12:35と歩いた分予定を1時間オーバーしてしまいましたが、なんとか無事に今年初めてのミッションは終了することが出来ました。
もしかしたら今年一年を暗示するようなツーリングだったかもしれませんが、なんとか今年一年もしぶとく生き延びて、来年もまた初日の出が拝めるようにしたいですね。
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