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オクタビオ(8AVIO)にコスミックカーボンSLEを組み合わせる [雑談]

この時期は業務先の企業で3連休がカレンダーで例年予知されていますので、こちらも3連休で、「プチ夏休み」を味わえるというありがたい環境ではあるのですが、「台風12号」の影響で、自分も予定していた旅行がパーに成ってしまいました。
例外的なコースをたどった結果として、想定外の被害・・・・・、いやこの「想定外」とう言葉が僕は大嫌いで、想定外では無く、「想定が至らなかった」だけという事が少なくは無いと感じています。
イカン!このところ愚痴が多いなぁ(苦笑)

災い転じてではないですが、自分は「嵐の中で」滞っていた自転車の仕立て、ボテッキア、オクタビオの仕上げを行いました、
前回とりあえずポジションを出して、走れるところまで仕立てましたが、ホイールの「カンパニョーロ、カムシン」は、やはり自分の体重だと特にリムの横剛性が足らないようで、コーナーを責めるように車体を傾けて踏み込むと、まるでタイヤがパンクしたように腰砕けで「グニャッ」とした感触が腰に伝わるのが解ります。

これはけして本当にタイヤが変形しているわけでなく、同じくリムの剛性があまり強くない「シマノWH9000」のホイールでも、同様に感じた現象ですので、まあ間違いないと思います。
本当な同じカンパでも「シャマルミレ」のカンパフリーのホイールでも購入しようかとも考えましたが、そんなに高価なホイールで他のバイクとの互換性が無いというのも考え物で、これ以上余計な予算も掛けたくないという事で、手持ちのホイールで何とかすることにしました。

で何とかした結果がこれです。
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何故か出番がめっきり減って「倉庫の肥やし」と化していた(笑)、MAVICコスミックカーボンSLEのフリーボディをカンパ用に交換して使用することにしました。
MAVICはフリーボディが簡単に交換できる構造で、まあ最低年に1回は専用オイルでのメンテを必要としているモノなのですが、どうせ外すのならと、通販でカンパ仕様のフリーボディに交換しました。

ついでにスプロケは「コーラス11速12-29T」を入れて、ワイドギア仕様としました。
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アテナのリアディレイラーは調整なしで使えるとの情報は有りましたが、チェーンを新調して、慎重に長さを調整して実装したところ、問題なく作動してくれました。

しばらく使っていなかったので、チューブがタイヤに張り付いていたりするので、タイヤも組み替えなおして、後輪のタイヤは摩耗していないものに替えました。
いやしかし、空模様はめまぐるしく変わります。
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こんな感じでそこいらで雲が湧きあがり、時折パラパラ小雨も振ります。

しばらく走っているといかにも夏らしい感じの空で、温度もグングン上がって行きます。
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基本湿度が高いせいで、汗が全身からポタポタ流れ出してきます。

肝心のオクタビオのインプレですが、もともと中高速の伸びが良いと感じていた走行特性でしたが、ディープリムホイールを入れた事でその特性がハッキリ出てきた感じです。
無風の平地で確かめると、何時もの巡航速度(28㎞/h前後)で流す程度の強度(HR130程度)で、速度を見て見ると30㎞/h位出ています。
またFELT F5にZONDAの組み合わせだと、此処から上の速後は頭打ちに成る感じで巡航速度を維持する気分にはならないのですが、オクタビオにコスカボSLEの組み合わせだと、「ここからが面白いから頑張りましょう」とバイクが要求してくる感じで、HRを150まで上げるとグングン速度が上がっていき、そのまま巡航に移れるかんじがします。
座りの良い操縦性能は速度を上げて行くとより強調された感じで「どっしりしている」落ち着いたものに成り、どうやらこの組み合わせは成功のようですね。
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嵐が来る前に! [雑談]

いきなり発生したように発表されている「台風12号」ですが、先週あたりから「熱帯低気圧の卵」が確認されていて、海外機関の気象サイトでは、台風の進路予測もでていました。
何でも日本の場合「気象法」で、台風の発表は厳しく制限されているそうで、気象予報士が判っていても「口を濁す」ような表現しかできない事が有るそうです。
文句ついでい言えば、自分は申し訳ありませんが「気象庁緊急記者会見」が、いつ見ても「ダメだよ、あんな緊迫感のないお役所発表しちゃ!」とため息をついています。
「国民に不要な恐怖を与えない」とかなのか、担当者の方があまりに人が良い方が淡々とお話されるからなのか(苦笑)、まったく切迫感が有りません。
「あの」NHKですら(笑)、最近はアナウンサーが緊急時放送の時は、声のトーンを高め速度を速めて、あえて緊迫感を出すような放送をしているくらいなのですが、「記者会見時の効果的な情報伝達」も、危機管理として大切な事であることは、欧米に比べて特に「お役所」は著しく遅れているようです。

とまたまたイチャモン全開で始まる今回のブログですが、此処まで怒っている原因は、実は今週末に泊りがけのツーリングを予定していて、ホテルまで予約していたのですが、今回の台風で「おじゃん」に成ってしまった腹いせと言う、もはやこれは「言いがかり」に近い文句でしたね(笑)

で本日は朝から気温もようやく低くなり気持ち良く走れそうなので、お休みをいただいて走りに行ってしまいました・・・・という事は会社には内緒ですよ(もう遅いワイ!)(笑)。
3:00に起床して、4;40頃自宅を出ます。
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走っているとあちこちで低い「ブーン」という音が響いていますが、ラジコンのヘリで農薬散布をしているようです。
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最近はドローン等を使っている所も増えてきたようですね。

本日は筑波山を越えて、土浦の手前でハス花を見ようと思いましたが、まだ早かったのかな?
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帰路は陽が出てきてやや暑く成ってきましたが、30℃未満で風が出れば快適に走れますね。
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さて本日は行程から1時間ほどいつもより遅いので、岩城の街の中でお昼という事に成り、Googleで調べて富士見町の「くうくう」というお店でランチにします。
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オムライスが美味しそうですが、お初のお店まずこれを頂きます。
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スパイシーで揚げたてのカツに良く合うカレーで、「生春巻き」風の添え物があるサラダ付きで850円は、納得の味とプライスでした。
今度はオムライスを頂きに行きます!

本日は何時もと違う曜日と時間なので、用心の為速度を落として時間も気にしないでのんびり走りましたが、もう10年近く走っているコースであるのにもかかわらず、「あれ?この大きな家はこの人のだったの?」とか、「コースのこんな所に公衆トイレが有ったんだ!」と新たな発見が有ったのは驚きました。
人間、物事が「解ったふり」をしていても、実は足元に思わぬ「見落とし」が有ったり、見えていなかったりする物だとは「頭」では解っていたつもりでしたが、こんな事でも新たな発見をするものなんですね。

さて、このブログを書いている時に、急に空が赤黒く染まったので、表に出たら夕焼けが不気味な色合いを見せていました。
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やや画像処理で誇張はしていますが、こういう色合いの時は翌日「嵐が来る」喩の通りで、関東地方も直撃は無かったとしても「過去に例のないコースと素性の台風」ですから、関東、東海、中部の皆さんは、最大限の警戒で「命を守る」為の備えをしておいてください
タグ:台風12号
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ボテッキア・オクタビオ初乗りインプレと、酷暑のサイクリングを警告! [雑談]

多分このまま行くと、東日本と西日本は今年の夏は観測史上始まって以来来の「酷暑」と記録されると思います。
という事は、まずほとんどの人は体験したことがないわけで、過去の経験速が通用しない状態というのを「異常事態」と言い、とにかく何が起きるかわからないのですから、最大限の警戒をして、最悪の状況を想定して備えることを「危機管理」と言いますが、やはりこの国の人間は、あまりに頭が幸せに出来過ぎている様なののか、今ひとつこの暑さに対する危機感がありません。

とにかく「なんの対策もせず」小さなお子さんへお年寄りを表に平気に出せる神経が自分から見れば「なんて度胸があって余計な心配もしない人ですごいなぁ」としか思えないのですが、その結果はたいへん悲しい結末に至ることになります。

と、のっけからイチャモン全開ですが、そんな中先週準備が出来た「ボテッキア・オクタビオ」の試走に何時もの筑波ルートに出かけてきました。
まあ、午後はこの周辺は下手をすると37℃以上になることが分かっていましたから、5:00ごろには自宅を出て、お馴染み「鬼怒川自転車道」にでます。
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いあや自分で書いておいて恐縮ですが、マンネリもここまで来ると見上げたもので(爆)、もうコメントのしようがないですねぇ(笑)。

朝日を浴びたオクタビオです。
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人間もそうなんですが、自転車もちょっと遠慮しながら乗ったところでなかなかその「本性」は出てこないもので、人間の場合、精神・肉体的に追い詰められるか「金が絡む」と、面白いように本性丸出しになるものですが、ロードバイクも厳しい条件でこちらがヘトヘトになるまで追い込んでこそ、その特性がみえてくると自分は考えています。

ま、そこんところよろしくーという感じで、平地主体のこのコースで、まして高温との戦いがメインになりますから、あくまで機能チェックとチョイノリの感想レベルであることでご勘弁ください。

なにせ山もろくに霞んで見えないほどのこの暑さですからねー
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とにかくまたがって走り出すと、「座りの良い直進性能」が安心感があります。
たとえば「FELT Z」シリーズのように、フロントフォークを寝かせて自立直進性は良いのだが、曲がろうとするとワンテンポフロントがついてくるのが遅れる「アンダーステア」とかではなく、ちゃんと曲がろうとする方向にも素直に曲がってくれまます。
この感覚は自分が昔乗った「ピナレロFP2」に似ている感じがします。
まあその時と同じ、ホイールはカンパのカムシン(年式は随分新しい)ではあるのですが、これはホイールの性能という感じではありません。

あとは、決して重量は軽くない・・・・いや最近の基準からすればカーボンバイクとしては重量級とも言えるのですが、どうもカーボンのレイヤーなどで、剛性を出す方向で厚めにされているのかもしれません。
またフレームのパイピングが、これでもというほど平行な線がなく複雑に湾曲している上、強度を出すための「リブ」の筋が全面に広がっていて、自分のような超重量級がダンシングでこじってもびくともせず、まるで「アルミフレーム」を乗っているような芯の硬さを感じます。
とはいえそこはカーボンですし、前オーナーがシートポスト、ハンドル、ステムなどもカーボンにしてくれたおかげで、アルミのように直接的な金属的衝撃はなく、強めに「ガツッ!」と入っても、角の丸い当たりになって体に伝わるので、自分の体重では快適とは言わずとも我慢できないレベルではありません。

また今回導入したサドルの「セラSMP avant」というサドルはどうやら自分には「大当たり」だったようです。
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かなり固めのパットが分厚く入っていて、、重量は重いですが、かなり快適です。
柔らかいから快適・・・・ではなく、固めで剛性があり形状が適切だから痛くならないというもののようです。
これ、けして安いものではないのでしたが(苦笑)相応の価値はありました。

まあ絶対的な重量と、ホイールの特性から走り出しはそんなに軽快に回りだすとか弾けるように飛び出すとかはありませんが、綺麗なペダリングでケイデンスを上げていくと、25km/hからスルスルといつの間にか速度が上がってっく感じで、中速の伸びと巡航性能は、自分のように平地主体で長距離を走るライダーにはありがたいですね。
でも、力を抜いてのんびり走っていてもそれほど感動はないのですが、やはり気合を入れてペースを上げていくとこのバイクの美点と「味」が出てくるような感じで、やはり基本は「戦闘機」なんだと思います。

レーシングゼロとかカンパシャマルとか入れて、自分の調子の良い時にムチを入れて楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
まあ自分はこの巡航性能の良さを活かして「MAVICコスミックカーボンSLE」を入れて使おうと、もうフリーボディーをカンパに変えて、スプロケもセットしてありますので、これは次回試してみようと思います。

さてあまりウロウロして時間が押すと、本当に午後は「生命の危機」レベルの暑さですから、益子で馴染みの「Lasina」さんでランチを頂いて、ああっ!あんな看板みたので我慢できないんですよ・・・・で
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北海道濃厚ミルクのソフトクリームです!

でなんとか英気を養い、それでも外気温計は既に34℃を超えていますから、こうなると「ヘタレ」などといっていられませんから「命を守る活動」で、30分おきにコンビニに駆け込んで、水分補給だけでなく、ミネラルォーターをじゃぶじゃぶと頭から全身にかけます。
もったいないのも、へったくれもありません!、100円で命が拾えるのなら安いものです!
基本的にかぶった水の「気化潜熱」で体を冷却して、体温をなんとか危険レベル以下に維持していますが、もし湿度がもう少しでも高かったら、汗をかこうが水ぶっかけようがどうにもなりませんから、もうそういう時は走ること自体「自殺行為」になります。

自宅についてみればなんと36℃を超えています。
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この外気温計は、日陰の風通しの良いところにセンサーを置いてありますから、日向のアスファルトの上がどのようになっているかは想像がつきますよね。

しかし本当に体温超えると、正直それの調整のために体力が奪われる感じでくたくたです。
また、寝ている時も含めてエアコンの環境にいる人の場合は、温度調整機能が低下していますから、場合によると熱中症以前に心臓に負担が掛かり、「残念でした」の可能性は高いです。
自分は先週オーバーセンチュリーライド計画して、2日エアコンかけて寝ましたが、確かに睡眠はたっぷり取れましたが、体温調整機能が低下して、なんとこの暑さでも「心拍」が上がらず難儀しました。
これも一歩間違えば「お花畑」が」見えてしまうわけで、自分の場合けして暑さに強いのではなく、かなり慎重に暑さに備えて体を「作りこんで」いるだけのことなんです。
多くのサイクリスタは、準備もせずにこの記録的な猛暑の中を走るのは「自殺行為」以外何モノでもなく、本当に今年の厚さを甘くみないで欲しいと、みなさんの無事をお祈りするような気持ちです。
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ボテッキア オクタビオ始動! [自転車本体]

何事も勢いというものは大切で、多少後先考えないで突っ走った方が「案ずるより生むが如し」で、すんなり進む事も多いです。
ある意味勢いで購入した「ボテッキア オクタビオ」ですが、何時もならサッサと必要な部品を揃えてセッティングに取り掛かり、いそいそと試走に飛び出すところですが、今回結構難儀しました。

その原因は「自分にとってのお初のカンパの整備」でして、まずどのような部品が必要か?工具は?手順は?などが、嬉し恥ずかし初体験でしたので、その辺を一つ一つクリアしていたら時間がかかってしまいました。
で、今回揃えたものがこれです。
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工具類はクランクを外すアダプタや「プラー」と14mmのアーレンキー、スプロケ外し、チェーンカッターなどが新たに必要になりました。
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クランクは175mmにするのに、最初はヤクオフなどで同じアテナのカーボンクランクを探しましたが、なかなか出てこない上に出ても人気があって値段が釣り上がってしまうので、思い切って現行品の「ポテンザ」の新品を投入しました。
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あとで説明しますが、BBの規格を「ウルトラトルク」に変えてしまうためでもあります。

当選ながらチェーンも別物で、チェーンカッターも専用品になります。
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出先やイベントなどでトラブルに遭うと面倒な事になりそうですね。

フォークのコラムをカットするのに、カーボンシャフトでも正確に水平にカットできるように、「ソーガイド」も今回導入しました。
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それ以外はボトルゲージやポンプ、LEDライトなど、実用上で必要なものです。
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さて気合を入れてクランクの取り外しから始めます。
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まず左のクランクのセンターのボルトを、14mmのアーレンキーで外します。
14mmなんて、多分2度とは使わないのではないでしょうかね(苦笑)

クランクを外すのに「プーラー」という工具を使いますが、最初に用意したものが大きすぎて、近隣の「アストロプロダクツ」という工具の専門店で、小さめの「ギアプーリー」を孤雲通する羽目になりました。
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このプーラーですが、ネットで検索するとみなさん作業に結構難儀しているみたいです。
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コツはセンターをしっかり出してシャフトを当てて、工具が傾かないように垂直を出してゆっくりシャフトを回すと、工具を持つ手に「ヌルッ」という感触が出てくれば、少しずつ外れてきます。

左側のクランクが外れたら、右のクランクは根元の「ピン」を外して、シャフトをゴムハンマーで叩けばすんなり外れてくれます。
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クランクが外れたら今後はBBです。
もともと付いていたアテナのクランクは「パワートルク」というもので、実はこれが整備するうえで非常に厄介な代物で、たとえば「ホローテックⅡ」に慣れた人から見れば面倒な上に、結構コツを必要とします。
で、最近のカンパは「ウルトラトルク」というシステムに変わっているので、クランクを変える際にウルトラトルク対応にすることになり、BBもウルトラトルク用に変更します。
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工具は何故かホローテック用のレンチが使えます。
実はボテッキアはイタリアンバイクなので、BBもイタリア規格の「正ネジ」かと思いましたら、なんとJIS規格の「逆ネジ」しようでした。

このウルトラトルクBBにはなんとベアリングがありません!
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ベアリングはクランク側に付いており、なるべくベアリングを外側にすることで捻れを抑えて推進効率を高めようという設計ですね。
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スレットBBで、プレスフィットBB並みの推進効率を狙った設計でしょうか?

左側はクランクを押し込んむだけで、右側は中空シャフトの奥にボルトを入れて、左側のボルトと締結します。
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最後に右側のBBの根元にピンを差し込んで完成です!
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手順を覚えてしまえば特に難しいところはありませんが、やはりシマノの整備性の良さは、改めて確認したしだいですねぇ。

次はフロントフォークのコラムカットです。
計算で20mm位置を下げる予定ですので、スペーサーを20mm取り除いてちゃんとステムが組める長さを割り出して、その長さを切り取ります。
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この「ソーガイド」の溝に沿ってのこぎりを入れて切っていけば、破断面が水平で綺麗に切れます。

さて準備は整ったので、あとは部品を組み付けるだけです。
ハンドルステムは、もともとカーボンの90mmのものが付いていましたが、自分のポジションで130mmにするために、今回は「中華カーボン」のステムをためしに使ってみることにしました。
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クランクはカンパの「ポテンザ」で、ロアグレードのものですが、これでもシマノなら「アルテグラ」が購入できます。
デザインも「今風」になっていますねぇ。
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サドルは定番の「スペシャ トゥーペ」ではなく、せっかくのイタリアンバイクなので、「セラSMP」のコンフォートタイプを選択しました。
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本当は細身の「セラサンマルコ」の在庫もあり、そちらのほうが軽くてカッコイイのですが、自分の幅広の「骨盤」では幅が狭いと本当に「拷問」になってしまいますから(笑)、仕方がないですね。

ホイールとスプロケはもともと組んである「カンパ、カムシン」と「12-25T」のものをとりあえずそのまま使い、タイヤだけは「ヴットリア ザフィーロ」から、「パナレーサー RACE L」が在庫であったのでそちらに組み付けます。
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ホイールはあとでMAVICのコスミックカーボンSLEのフリーボディをカンパ用に変更したり、スプロケも12-29Tを試してみる予定です。

リアのLEDライトも今回面白い形をした物を試してみました。
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組みあがった全体の姿がこんな感じです。
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うんうん、なかなかカッコイイじゃないですか(笑)

これでなんとか乗れるようになりましたから、後日ツーリングにてインプレを試みます。
まあ本日初期組付けのボルト緩み確認や、変速の調整などで、ビンディングを履いて近所をぐるぐる回った程度では、「芯がしっかりある固めの乗り心地だが、安定性がある」程度しかわかりませんでした。
さてこれからこのイタリア娘と、どのようなお付き合いに成るでしょうか?
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些細な・・・を見落とせば結果は重大に! [防災]

歴史的な豪雨、数十年に一度の降雨量、命の危険が迫るなどと数日前から気象関係者からは最大限の警告が行われた今回の豪雨被害ですが、残念ながら今回も「救えるはずの命が無残にも奪われた」光景が目の前で報道されていています。
被災された方々には心よりのお見舞いを申し上げます。

上記の話は、あくまで気象や防災に関連する方々なら「言わずもがな」の事で、概ね何がおきるかの「想像力」と知識があるので、警戒することができます。
ちなみにマスコミでは最近の豪雨被害の事例が出されていますが、実は気象的には、昭和43年に起きた寒冷前線による大豪雨で、岐阜県飛騨のバス転落事故を含み108人の被害を出した時と、気圧配置やその推移が酷似していて、警戒情報も出ていましたが、マスコミも行政も、当然平穏な生活を送っている「自分だけは災害に遭わない」という「正常バイアス」で思い込んでいる一般市民の耳に入ることもなく、また入ったとしても行動を起こすことはなかったでしょう。
何時もの事ですが、返す返すも残念です。

ここが「危機管理」の一番難しいところだと思います。
「お上」の気象庁が警戒を呼びかけてもこの有様なのですから、一個人の危機管理上の警告などは「戯言」と聞き入れてくれない悲哀は、身を持って常に実感しています。
自分は「阪神淡路地震」を見た衝撃から、防災や地震の予知関連の研究や勉強を重ねてきたのですが、自分が住んでいる栃木県でも、震度6以上の地震が来る可能性を知り、自分の勤務している会社の安全部門の責任者や労働組合の書記長に真剣に意見具申したことがあるのですが、反応は冷淡なもので一笑に付されましたが、その数年後の2011年3月11日に、「東日本大震災」で、勤務地は栃木県内の最大震度の「震度6強」をうけて、本社建家は半壊、関連先の企業の設備も壊滅状態で、かろうじて被害者は出なかったものの、数ヶ月に及ぶ業務停止や復旧作業、遠隔地での代外業務などもあり、経営にも深刻な影響えを受けました。

現実とはそういうものであり、素人の一社員がいくら「正論」を言っても取り合ってくれないことが「当然」なのであって、自分が「防災士」「防火管理者資格」「防災管理者資格」「危機管理士」などを取得するきっかけになった事案であって、例え「紙切れ」であっても「肩書き」の必要性を痛感したからです。。

現在の日本の企業は「世代交代」や「個人技能の継承」、「企業としての技術力の維持向上」に失敗しているケースが多く、業務管理や安全管理が、かつてあった「年功序列」「縦社会」「村社会」といった時代背景や個人の管理資質で保たれていたものが、特定年代の社員が消失する異常事態、たとえば「バブル」や「リーマンショック」による経済恐慌でおきた「新規雇用抑制」や「リストラ」で引き起こされた結果として、特定世代抜け落ちた結果として世代間の断絶が・・・・いや世代が持っていた「良くも悪くも」のノウハウが引き継がれなかった結果、「組織は人であり、人は感情で動く」ことなどを「知らない世代」が管理を担うに至、面倒事から逃げ回る「管理放棄」に近い異常事態に陥っている企業が増加しました。
こういう場合現在のような「全世界規模の景気拡大」局面の波に乗れば、「本来の実力に関わらず」業績が向上するために、多くの問題が「隠蔽」されたままでも企業活動が継続できるのですが、こういう場合は大概の事例で「コンプライアンス遵守」意識が低下して、「何かやらかす」何かが、重大な結果を招くという事例も少なくありません。

最近多い、大手企業の「組織的隠蔽」による重大法令違反などは良い例であり、厚労省のデータを見てもらうとわかりますが、現場でのトラブルも増える一方で、「労災事故」「労災死亡案件」なども減る気配がありません。
で、これがもし「〇〇ショック」などによる世界的な景気の急激な原則局面を迎えた場合、内在していた問題が一気に噴出して、「大変なことになりますよ」は説明の必要もないでしょう。

さて自分も浅学なので引用が正確かどうか怪しいところがありますが、「バタフライ効果」というものを聞いたことはありますでしょうか?
いや、正確に調べて記載しましょう(笑)
力学系の正確な記述は僕も「????」なので(苦笑)、文章的に解りやすい表現を引用すれば、「非常に些細な小さなことが様々な要因を引き起こしだんだんと大きな現象へと変化すること」が、まあ当たらずとも遠からずだと思います。
よく使われるのが「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークが大嵐になる」語彙なのですが、蝶が羽ばたいた程度の空気の揺らぎでさえ、この場合は不確定要素が「距離」だと思うのですが1万982km離れたニューヨークに届く間に、数多くの「カオス(混沌)」が加わるおかげで、大嵐を招く強風になってしまうと理解しておけば良いのでしょうかね。

これを安全管理上の用語で言えば、たとえば現場の取るに足らない些細な「トラブル」があり、それはそのトラブルを誘引する重大な問題が隠れているのだとすると、数多くの些細なトラブルから次は軽微な事故が発生して、それが重篤な事故につながり、最後は「死亡事故」を招いていまうという「ハインリッヒの法則」というものも、バタフライ効果が関係していると思います。

その不確定因子は、「距離」「時間」「人員」「設備」「予算」「人間関係」「企業関係」などの様々あり「カオス」をもたらしていくのですが、「危機管理意識」と「安全管理知識」があれば、最悪の重大事故を「予見」できるので、かなり早い段階の軽微なトラブルや、場合によるとそのシステムや個人を見ただけでも重大案件を想定した上での「対策」を打つことができます。
今後導入される世界共通の安全規格の「ISO45001」でいう「リスク」の概念で言えば、安全性を阻害する「不確定要素」と言う事も出来ます。
で、これは本日の「本題」なのですが、「危機管理意識が無く、安全管理の知識もない人間は、例え目の前に自分の生命の危機が迫っていてもそれを防ぐことは出来ず、また当然組織の危険も回避できない」という、自分が此処までクドイ幼稚な文章で説明するまでもないのがこの世の現実」なんです。

こういう現状が放置されると深刻です。
たとえば、最近流行りの「自動運転」なんですが、全世界で各社が生き残りをかけて「スタンダード」を勝ち取ろうと多くの労力が業界では注がれています。
実際のところ研究所段階を飛び出して、公道による実証実験なども欧米では既に実施されて、多くのデータが収集されていますが、そのテストで事故などが起きると、システムそのものより自動運転への過剰な期待の反動からくる「疑心暗鬼」から、関連企業の株価が一気に落ち込んで、1日市場全体で大げさでなく兆単位の資産価値が消し飛ぶという事も実際起きています。
もし、これが日本で行われた場合など、日本のマスコミもこの手の話に群がるハイエナよろしく、たとえばどこかのメーカーが、路上試験を行っていたとして、その内容や実態などはともかく、現在は「画像監視社会」ですから、それが「些細な接触事故」であっても、スマホで撮影されたり、ドライブレコーダーで録画されていれば、たちどころにSNSで拡散して、マスコミは裏を取ることもなく「〇〇自動車会社の自動運転で事故が起きる、自動運転技術の未熟か?先行きに暗雲がたちこめる」程度の陳腐なタイトルつけて流すことは、疑う余地もない「現実」です。
ましてそこで自己保身に奔走した挙句の「隠ぺい」にでも走れば、またその組織の「穏やかな人間関係」がもし崩壊していたとしたら、「内部告発」にて洗いざらいぶちまかれたうえに「さらし者」決定です!
その結果は?となると、その関連企業の翌日ウォール街や兜町の話題を独占することとなり、関連企業の資産価値が一気に数千億円規模で低下してしまったとしたら、もし最初に「些細な原因で接触事故を起こしてしまった」担当者や、もしそれを請け負っていた企業があった場合、欧米企業では当たり前の「損害賠償」を請求されたとして、それに答えることが出来無いのは当然として、その先はどうなってしまうのでしょう?
そして大切な命が奪われてしまったら・・・・・・・

なんて書くと、「ベタな企業物の三流小説じゃあるまいし、そんなことは有り得ない」と笑い飛ばすことは簡単なんですが、これぞ「バタフライ効果」で、些細な事故がいかなるカオスにより、企業存続に関わる事案になるか見当もつかないという事が「真実」であって、もしその認識のない人間や組織が重大な案件に関して危機感なく、もし有ったとしても有効な手立てを打たずに、ひたすら逃げ回り、ただ時間だけ浪費させるようなことが仮にあったとしたら・・・・・自分がもしそれに関わっていたとしたら、おそらく夜も眠れないくらいの「不安と恐怖」を覚えてしまうことでしょうね!。

災害の防止でも同じことで、たとえば堤防に一つの「モグラの穴」があったとしても、その穴がどのような結果を生むのかがわかっていないのであれば、そして誰も手をくださないのであれば、それは「堤防の決壊」という冷酷な現実を持って、資産や貴重な人命を奪うだけのことなんです。
その「些細な違和感」に常にアンテナを張って「違和感」を受信して、その結果を予測した上で速やかに対策を実行しなければいけないのが、「危機管理」や「防災」に携わっている人たちの「使命」であり、例え普段馬鹿にされようが嫌われようが、この一線から身を引いてしまう訳にはいかないんです。

しかし、自分はつくづく厄介で、損な事に首を突っ込んでしまっと思います。
こんなこと考えないで、穏やかに毎日自転車さえ漕いでいれば、ただそれだけで幸せに生きていけるんですが、「故に我有り」で、半世紀を思い起こせば反省は星の数程あれ、後悔は一遍も存在していません。
これが自分の、自分で選んだ道となれば、愚痴は出るとも(苦笑)後戻りはできないでしょうね。

明日は「那須ロングライド」で、サポートライダーで走りますが、多分こんなことを考えながら、参加者の皆さんが無事に、笑顔で良い思い出を持ち帰ることができるよう、皆様をサポートさせていただきますので、よろしくお願いします。
あっ、こちらは「日本サイクリング協会、サイクリングインストラクター」として頑張らさせていただきます(笑)。

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