SSブログ

ボテッキア・オクタビオ初乗りインプレと、酷暑のサイクリングを警告! [雑談]

多分このまま行くと、東日本と西日本は今年の夏は観測史上始まって以来来の「酷暑」と記録されると思います。
という事は、まずほとんどの人は体験したことがないわけで、過去の経験速が通用しない状態というのを「異常事態」と言い、とにかく何が起きるかわからないのですから、最大限の警戒をして、最悪の状況を想定して備えることを「危機管理」と言いますが、やはりこの国の人間は、あまりに頭が幸せに出来過ぎている様なののか、今ひとつこの暑さに対する危機感がありません。

とにかく「なんの対策もせず」小さなお子さんへお年寄りを表に平気に出せる神経が自分から見れば「なんて度胸があって余計な心配もしない人ですごいなぁ」としか思えないのですが、その結果はたいへん悲しい結末に至ることになります。

と、のっけからイチャモン全開ですが、そんな中先週準備が出来た「ボテッキア・オクタビオ」の試走に何時もの筑波ルートに出かけてきました。
まあ、午後はこの周辺は下手をすると37℃以上になることが分かっていましたから、5:00ごろには自宅を出て、お馴染み「鬼怒川自転車道」にでます。
DSC_0127.JPG

いあや自分で書いておいて恐縮ですが、マンネリもここまで来ると見上げたもので(爆)、もうコメントのしようがないですねぇ(笑)。

朝日を浴びたオクタビオです。
DSC_0125.JPG

DSC_0126.JPG

人間もそうなんですが、自転車もちょっと遠慮しながら乗ったところでなかなかその「本性」は出てこないもので、人間の場合、精神・肉体的に追い詰められるか「金が絡む」と、面白いように本性丸出しになるものですが、ロードバイクも厳しい条件でこちらがヘトヘトになるまで追い込んでこそ、その特性がみえてくると自分は考えています。

ま、そこんところよろしくーという感じで、平地主体のこのコースで、まして高温との戦いがメインになりますから、あくまで機能チェックとチョイノリの感想レベルであることでご勘弁ください。

なにせ山もろくに霞んで見えないほどのこの暑さですからねー
DSC_0129.JPG


とにかくまたがって走り出すと、「座りの良い直進性能」が安心感があります。
たとえば「FELT Z」シリーズのように、フロントフォークを寝かせて自立直進性は良いのだが、曲がろうとするとワンテンポフロントがついてくるのが遅れる「アンダーステア」とかではなく、ちゃんと曲がろうとする方向にも素直に曲がってくれまます。
この感覚は自分が昔乗った「ピナレロFP2」に似ている感じがします。
まあその時と同じ、ホイールはカンパのカムシン(年式は随分新しい)ではあるのですが、これはホイールの性能という感じではありません。

あとは、決して重量は軽くない・・・・いや最近の基準からすればカーボンバイクとしては重量級とも言えるのですが、どうもカーボンのレイヤーなどで、剛性を出す方向で厚めにされているのかもしれません。
またフレームのパイピングが、これでもというほど平行な線がなく複雑に湾曲している上、強度を出すための「リブ」の筋が全面に広がっていて、自分のような超重量級がダンシングでこじってもびくともせず、まるで「アルミフレーム」を乗っているような芯の硬さを感じます。
とはいえそこはカーボンですし、前オーナーがシートポスト、ハンドル、ステムなどもカーボンにしてくれたおかげで、アルミのように直接的な金属的衝撃はなく、強めに「ガツッ!」と入っても、角の丸い当たりになって体に伝わるので、自分の体重では快適とは言わずとも我慢できないレベルではありません。

また今回導入したサドルの「セラSMP avant」というサドルはどうやら自分には「大当たり」だったようです。
RIMG2016.JPG

かなり固めのパットが分厚く入っていて、、重量は重いですが、かなり快適です。
柔らかいから快適・・・・ではなく、固めで剛性があり形状が適切だから痛くならないというもののようです。
これ、けして安いものではないのでしたが(苦笑)相応の価値はありました。

まあ絶対的な重量と、ホイールの特性から走り出しはそんなに軽快に回りだすとか弾けるように飛び出すとかはありませんが、綺麗なペダリングでケイデンスを上げていくと、25km/hからスルスルといつの間にか速度が上がってっく感じで、中速の伸びと巡航性能は、自分のように平地主体で長距離を走るライダーにはありがたいですね。
でも、力を抜いてのんびり走っていてもそれほど感動はないのですが、やはり気合を入れてペースを上げていくとこのバイクの美点と「味」が出てくるような感じで、やはり基本は「戦闘機」なんだと思います。

レーシングゼロとかカンパシャマルとか入れて、自分の調子の良い時にムチを入れて楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
まあ自分はこの巡航性能の良さを活かして「MAVICコスミックカーボンSLE」を入れて使おうと、もうフリーボディーをカンパに変えて、スプロケもセットしてありますので、これは次回試してみようと思います。

さてあまりウロウロして時間が押すと、本当に午後は「生命の危機」レベルの暑さですから、益子で馴染みの「Lasina」さんでランチを頂いて、ああっ!あんな看板みたので我慢できないんですよ・・・・で
DSC_0132.JPG

北海道濃厚ミルクのソフトクリームです!

でなんとか英気を養い、それでも外気温計は既に34℃を超えていますから、こうなると「ヘタレ」などといっていられませんから「命を守る活動」で、30分おきにコンビニに駆け込んで、水分補給だけでなく、ミネラルォーターをじゃぶじゃぶと頭から全身にかけます。
もったいないのも、へったくれもありません!、100円で命が拾えるのなら安いものです!
基本的にかぶった水の「気化潜熱」で体を冷却して、体温をなんとか危険レベル以下に維持していますが、もし湿度がもう少しでも高かったら、汗をかこうが水ぶっかけようがどうにもなりませんから、もうそういう時は走ること自体「自殺行為」になります。

自宅についてみればなんと36℃を超えています。
DSC_0134.JPG

この外気温計は、日陰の風通しの良いところにセンサーを置いてありますから、日向のアスファルトの上がどのようになっているかは想像がつきますよね。

しかし本当に体温超えると、正直それの調整のために体力が奪われる感じでくたくたです。
また、寝ている時も含めてエアコンの環境にいる人の場合は、温度調整機能が低下していますから、場合によると熱中症以前に心臓に負担が掛かり、「残念でした」の可能性は高いです。
自分は先週オーバーセンチュリーライド計画して、2日エアコンかけて寝ましたが、確かに睡眠はたっぷり取れましたが、体温調整機能が低下して、なんとこの暑さでも「心拍」が上がらず難儀しました。
これも一歩間違えば「お花畑」が」見えてしまうわけで、自分の場合けして暑さに強いのではなく、かなり慎重に暑さに備えて体を「作りこんで」いるだけのことなんです。
多くのサイクリスタは、準備もせずにこの記録的な猛暑の中を走るのは「自殺行為」以外何モノでもなく、本当に今年の厚さを甘くみないで欲しいと、みなさんの無事をお祈りするような気持ちです。
nice!(14)  コメント(6) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。