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ピナレロGUNの勝手にジオメトリィ考察、自分に合うバイクで楽しむために [自転車本体]

完成したピナレロGUNですが、とりあえず所有権がまだ自分にありますので、名義上というか自分の登録上は「soraneko工房のレンタルバイク」ということになっています。
サイズが小さいので自分では乗れない以上、このバイクのセッティングは、体格の合うライダーに依頼して、とりあえず長期レンタルしておきますと、公式にはアナウンスしておきましょう(笑)。

さて、新しいバイクが来た時に恒例の、「どすこい流勝手にジオメトリィ考察」を開催します。
まあ、一般的なジオメトリィは、メーカーの公式HPに行けば簡単に見られます。
公式HPジオメトリー.jpg

参考までに、自転車のベテランの方は、このジオメトリィ・・・各部の寸法や角度などが記載されている表ですが、これを一目見れば、その自転車の性格が一発で判断できます。
自分も最初見たときは正直「チンプンカンプン???」でしたが、自転車の性能や性格を確定する各種要素が理解できるように成ってからは、一発とはいきませんが、あーでもないこーでもないと格闘しながら考えればなんとか分かるようになってきました。

で、当然「これから初めて自転車買います」という方はわからないのが当たり前なんですが、このデータをしっかり公表しているということは、自転車購入に対しての最も重要な、「体格別の適正なサイズの選択」を、しっかり考えているメーカーだという事なんです。
ところが、代理店が輸入している海外の自転車の場合、そこの代理店の規模から、仮にメーカーが細かくサイズ別のフレームを用意していても、その全てを用意するわけではなく、どことは言いませんが「Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ」とか表記して3種類のフレームしか入れてくれないなんて代理店も少なくありません。
当然これでは「適切なサイズ」など望むべくもなく、せっかく高い自転車購入したのに、「なんかしっくりこないし乗りにくい」なんてことになってしまうんですよね。

ここで大手のバイクを賞賛するわけではありませんが、アメリカ3大メーカーや、イタリアの老舗メーカー、国内の2大メーカーの場合、このあたりはしっかりしていますから、できれば気が合う担当店員がいる信頼できるショップで、しっかり自分に合うサイズの自転車で、適正なポジションでロードバイクを楽しんでほしいと思います。

ちなみにその中でも、サイズごとにフロントフォークの角度やオフセットを細かくせってしているメーカーのバイクなら、絶対間違いありません。
ま、自分も業種違いとは言えメーカー系の関連した仕事をしている人間ですので、「メーカー側の都合」もよく理解していて、無碍に批判したくないのですが、かと言って自転車選びの一番大切な部分ですので、慎重に検討したいところですよね。

と本日も盛大に脱線しておりますが(苦笑)肝心のGUNの話に戻しましょう。
自分のジオメトリィとポジションの出し方は、正論とは言いませんが、今までの経験と考察から、以下の点を考えて合わせています。
1、推進力の要は、クランク軸から、出力の入力点のペダル中心(クリート位置)と脚の関節の距離に依存している。

2、サドルとハンドルの落差と、腕の突き出し量で上半身の地面に対する寝かせ角度が変化して、メダルにおける回転面に対する出力発揮の角度が変化する。

3、サドルの前後一で脚の筋肉の使用場所が代わり、パワー型とか持続型を帰ることができる。更に乗車位置によって自転車の操縦性や直進性が変わってくる。

と文字にすると説明しにくいのですが、パフォーマンスが大きく依存する部分としてここをしっかり合わせていきますが、そのほかもその時の体の状態や、トレーニング蓄積量、参加するイベントなどによって、目的によって、またその自転車の特性に合わせて細かくポジションは変えていきます。
で、これを実現するために、自分が自己流で考え出したのが以下の表になります。
自己流ジオメトリィ.jpg

字が細かくて読みにくいと思いますが、これで各自転車の特性を読み込んで、例えば新しい自転車を購入した時も、違和感が無いようにポジションを出すことが出来るんですね。

本当は建設現場などで使う「レーザー墨出し」などを使って、垂直水平をしっかり出して、ミリ単位でしっかり
測定して行うのが正しいのですが、自分の場合メジャーと定規と垂直出しに重りをつけた糸を垂らしたものを使う程度で、5mm単位程度で数値を「大雑把」に出しています。
DSC_0383.JPG


さてまず510サイズの現物の測定をして、仮に自分が乗るサイズの560サイズを公式HPから引っ張り出して仮想の数字を導き出してみたところ・・・・・
一覧表で自分のバイクと比較すると、各数値は「スペシャライズド ターマックS-WORK’S SL3」に一番近く、「FELT F5」が次に近いことから考えて、やはりグランツールの一流戦闘機である同じピナレロの「ドグマ」譲りのレーシィーなジオメトリーを持つ、ガンガン走り込むのに適した性格のバイクであることがわかります。

あとはセッティング次第なんですが、一つ大きいサイズの「2011年式TREKマドン6」とサドルの位置関係が同じように後ろ寄りにあるので、おそらく重心が後ろよりになっていて、これがピナレロ特有のハンドルの座りの良さや素直な直進性能の一端を担っているのかもしれません。

いやしかし、我ながらいろいろなバイクが有る物で、それにかかった手間や資金はかなりのものになっていますが、こうやって一つ一つのバイクに関わるごとに、手間がかかる事に比例して大切なノウハウを得ているわけですから、今回も貴重な勉強をさせてもらいました。




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