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CCAセンチュリーラン栄~銚子~栄2019、記録的な暑さでも納得のライド [イベント]

先日26日に、千葉県栄町が会場の、関東地区では伝統的なセンチュリーライドの大会である、「CCAセンチュリーライド栄~銚子~栄」に参加してきました。
あれっ、そういうイベントが新しく始まったの?と思われるでしょうが、毎年恒例の「銚子センチュリーライド」は、今年から「CCAセンチュリーライド栄~銚子~栄」に名称が変更になりました。
考えてみれば、そもそも栄町の「ふれいプラザさかえ」が会場で毎年行っている大会ですし、確かに銚子の付近がコースの目玉とは言え、お世話になってい「自治体」の名前を、イベントの冠に供えるのは当然とも「仁義」とも言えますよね。
千葉県の栄町ときいて、「ああ、あそこはよく知っているよ」という人は確かに全国区で見れば圧倒的に少数派でしょうから、これで少しは知名度が浸透してくれればとは思います。

さて自分はというと、春の3連戦のど真ん中であるこの大会は、先週走った装備もそのまま、3:00には自宅を出て5:30頃に会場に到着です。
サイクリスタは気が早い人多いものですが、ここは既に駐車場にかなりの参加者がいます。
M島くんは既に到着していて、第一駐車場が満杯だったので、第二駐車場に移動してもらって、近くで一緒に準備を始めます。
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今回もオクタビオSで本当に汚れを落として空気を入れただけ・・・・あっ、前回の「山下り」で0.1トンの重量を止めていた影響で、ブレーキパットが減ってしまったのでFRだけ新品(スイスストップ、アルミリム用」のものに変えてあります。
これはキシリウムSLRのエグリザットリムも非公式には使えるという情報で使用しているシューで、ものすごい高い純正シュー(カンパのそれはもっと高い!)の代用として使っています。
雨天も含めて特に問題なく使えるようです。

5:45から受付と車検が始まるので、早々に受付をして車検を終わらせてスタートラインに自転車を並べようと会場に向かいます。
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マスコット犬の「はるかちゃん」もなんだか大きくなったようですが、この暑さに元気はありません。

そうなんです、先日は北海道で5月としては観測史上最高の暑さを記録したというくらい、本当にこの季節としては異常な暑さになった日で、朝から本当に日差しがジリジリ肌を焼いている感じです。
日焼け止めやアームカバー、ミネラルのサプリメントや梅干など、熱射病の準備は万端で、あとは走ってからの体調と相談しながらペースを抑えて休憩を増やしていくようですね。
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開会式が始まって来賓方の挨拶のあとに、真打ち登場で(笑)CCA代表の佐藤会長の、この暑さもぶっ飛んでいく気合の入った挨拶で会場も盛り上がっていきます。
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このあと会場で出会うCCAのスタッフの皆さんや、筑波のRSRのメンバー、チーム278のともさんとも挨拶や歓談を楽しんでいましたが、そこにこちらのブログにコメントいただいた、同じ栃木県の「もち」さんが挨拶こられまして、色々とお話をさせていただきました。
もちさんは距離はともかくイベントとしてこの距離を一人で走るのは初めてで、こんな暑さも経験したことがないとのことで、ものすごく心配されていましたが、「大丈夫ですよ、この大会に出てくる皆さんもCCAのスタッフも親切な方ばかりだから」と、多少は不安が解消できましたかね?
でも、初めて半年で(!)一人で自転車を車に乗せてイベントに出てくる「勇気」は、性別の云々ではなく、その「精神」は既に立派な「ロングライダーズ」だと自分は思いました。

さて、スタートは前から第4ウェーブ位の位置で、これならスタート直後の「渋滞」も酷くないという良い位置をキープできました。
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7:00になっていよいよスタート!です
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いつもの田舎道を経由して「成田安食バイパス」を成田市街地方面に南下していきます。

成田空港の方に向かうのが「定番」コースでしたが、最近は手前で右折して「大谷津運動公園」横を抜けて田舎道に入り、イオンモールを右手に見ながら迂回して県道63号線で東に向かい、県道115号線を右折なんかして、成田空港の東側を南下していきます。
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このイベントは成田空港にアプローチしてくる、いろいろな旅客機を見られるというのも飛行機好きの自分やM島君の密かな楽しみで、機種や運行会社を当てたり、時にはかなり「マニアック」な話を通り越した、日本の明日の安全に関わる会話が繰り広げられます(苦笑)

天神峰というところで県道44号線にぶつかると、左折して44号線を東進して第一CPである「道の駅くりくもと」を目指します。
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ここまでは、大抵の人は周りの何処かの集団で走っていればそこそこのペースで走ることができますが、人によっては「オーバーペース」になるのがこの手のロングライドイベントの罠となります。

CP(チェックポイント」を設けてある大会はそこで必ず通過チェックをしないと完走扱いになりませんが、特に最初の頃のポイントは混むので、その前後のコンビニで補給やトイレを済ませてCP滞在は最小限度の時間で済ますというのも、一つの方法となります。
地元名物の美味しいものが出るというエイドなら話は別ですがね(笑)

くりもとを出たあとは、県道16号線を経由して県道125号線を東進しますが、この香取市は千葉県の内陸部よろしく、大きな峠はありませんが、大地を何本もの河川が侵食して出来た低地と交互した起伏のある地形で、結構消耗します。
ここの47km地点は去年M島君が深い谷を下がったあとの急勾配を登っている途中に「ディレイラーハンガー」と折ったという記念の場所(苦笑)で、昨年はここで我々はDNFとなっています。
今年は何事もなく(これが普通なんですがねぇ(苦笑))記念のポイントを通過して・・・・と、このあたりは古い寺社仏閣が散見して、古墳などの移籍も多い、どうやらかなり歴史が古い場所のようで、前回も言いましたが、ここの周辺を丹念に見て回るだけで「歴史探訪里山ポタリング」が企画できそうな良いロケーションの場所です。

県道28号線をつないで県道74号線で東庄町を東進して、JR成田線の「下総豊岡駅」付近で、利根川沿いの国道356号をいよいよ銚子に向かって走ります。
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このあたりはこのイベントやプライベートの旅行、ツーリングでさんざん走った道で、ある意味ホッとします。

銚子の漁港沿いの道をポートタワーに向かいます
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ここ銚子漁港で海鮮グルメを楽しむというのもこのイベントのひとつのお楽しみなんですが、自分は海鮮ものはあまり得意でなく、その上イベント中の「生もの」はリスク回避でご遠慮しています。


ポートタワーを抜けると県道254号線で犬吠崎に向かいます。
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ここの海岸線沿いの道は気持ちが良いですね。
ただ前方を見ると水平線付近に雲の流れがあって、嫌な予感がします。

犬吠埼灯台が見えてきました。
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ここ犬吠崎は毎年来ていますし毎回書いていますが、本当に年々寂れている感じがします。
こぼブログではほかの観光地のことも書いていますが、いわいる「昭和型マイカーおいでませ団体目当て観光」の衰退が顕著になっています。
当然地元も黙ってい見過ごしているわけでなく、ここ銚子も自転車での振興で競技系の「クリテリウム」を誘致していますが、サイクリング系のこのセンチュリーライドはそれに押し出されてしまった形になっています。

サイクリングでの観光誘致は、実は結構難しい側面があり、地元の全面バックアップや、運営も地元中心でノウハウを積み重ねて工夫しているところはなんとか特色を出して賑わっていますが。サイクリング団体やイベント会社などに、いわいる「丸なげ」したイベントは、残念ながら消え去っているところも片手の指では数えたりないほどあったりします。
補助金目当てで初めて打ち切られてあっさり廃止した何処ぞの自治体・・・以下自主規制です(笑)。

といつものように脱線しっぱなしですが(苦笑)、このあと銚子電鉄の犬吠崎駅の横を抜けて、「地球の丸く見える展望館」を目指して・・・・・って、えええっ!あそこのきつい坂をのぼっていくのぉ!
ということにこの期に及んで気がつきます(苦笑)

距離はありませんが、瞬間的に結構な勾配になるのを覚悟しますが、ここは先週出場した「桜川ロングライド」の上曽峠や加波山稜線の山岳道の比ではなく、なんとなくキツいながら、精神的に余裕があるので簡単に登ってしまいました。

で、お待ちかねのこの大会の目玉である「スイカ」です!!
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先週いただいた筑西市の小玉スイカも美味しいでしたが、この大会用に栽培しているという八街スイカも、真夏の旬のスイカに負けず劣らずの美味しさです。
最も本日は午前中でも28℃程度まで気温が上がっていますから、スイカがバッチリ会います。

この時点で11時30分くらいですから、なんとか9時間ぐらいで今回はゴールできるでしょうか?
ここ数年、「なんのかんの」と走れない言い訳言って・・・と怪我を抱えながらや精神的に絶不調で体を作りこんでいなかったりと「理由」はそれぞれ有るのですが、いくらなんでも年々「ジリジリ」遅くなっていくのもシャクだったので、後半戦に備えて各種サプリメントや、今回は「おかき」で塩分とカロリーを摂るようにして、念の為に脚に消炎スプレーをハリのある部分にかけたりと気合を入れます。

と、この時点で係員が「ゼッケン79番ご到着」という声に振り向けは、ゼッケンのない年配の参加者は、なんとCCAの佐藤会長で、79番は御年79歳(!!!!)をもじった、CCAスタッフの間で通じる「コードネーム」のようでした(笑)。
スタート時点でもお見かけしましたから、我々とほとんど同じペースで走っているということですね!

ここからは後半戦で、この場所を降りれば「銚子ドーバーライン」で、絶壁の崖下に海岸線が見える、このイベント一番の絶景ポイントですが、先ほどの嫌な予感は的中していて、「海霧」が海一面にべったり張り付いていて、強い東風で崖の上まで吹き上がって何にも見えません。
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まあ景観が見えないくらいは実害はありませんが、南方10km沖の会場で、貨物船通しの衝突を招くという「海難事故」を起こしており、侮れません。
そういえば震度5弱の地震が南房総でもあったばかりですし、相変わらず行く先々で「何かが起きている」というのは、「持っている」男の辛いところです(笑)

しかし、普通は気温が上がった7月に多く海霧が出るそうで、5月は珍しいそうですが、夏もかくやというこの気温では、海水は時期的にそんなに水温が上がっていませんから、霧が出やすくなるのでしょうね。
ちなみにこの霧に囲まれたときはガーミンの温度計は24℃ま下がってしまいました。

国道126号線の「イオンモール銚子」付近から半島の内陸部に入るいつもと反対のルートで、ここは多くの「風力発電」の風車が有名ですが、いつもと違ったアングルで見ると結構新鮮です。
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せっかく風が出ているので全部回っているかと思えば、プロペラを「フェザリング」して止めている風車が結構多かったですね。


いよいよ内陸部に入ると気温は一気に上昇しますし、県道219号線沿いのここの部分を超えると、県道211号線は結構起伏があるので消耗が進みます。
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台地を下って沿岸沿いに出て、国道126号沿いのいつものコンビニでお昼休憩にします。
海沿いの道を一気に通り抜けるためでもあります。

このあと若干道を間違えて(苦笑)内陸側に行きそうになりながら、沿岸沿いの県道30号権「九十九里ビーチライン」を西進します。
ここ旭市は千葉県で一番「東日本大震災」の津波被害を受けたところで、いまだあちこちに傷跡もありますし、ここも整備が進んだ堤防で基本的に海が見えません。
海岸沿いに自転車道もあるのですが、こちらの再整備も進んでいないようですね。

野手浜海水浴場あたりで、県道48号線で北西方向に内陸部に入りますが、気温が更にどんどん上昇していくので、ここのコンビニでアイスクリームと早くもレットブルのドーピングを施します。
正直そんなに消耗している感じはしないのですが、ここは気温を考えてのペース配分となります。

ここからは風向きは基本南東から東南東の、結構強めの「追い風」で、スタミナと脚を温存しても30km/h前半台を維持して順調に進んでいけます。
前回このコースを走った時は、怪我もありますが消耗が激しく、途中で何度か休憩を入れましたが、今回はノンストップで最終CPの「多古あじさい公園」まで行き着けました。

途中何度か道に間違えて・・・と、今回はGPSに頼らないで、基本「コマ図」と他の参加者を頼って(笑)、多少迷ってもいいからは走ってみようと、結局何人かの参加者とみんなで迷って(苦笑)裏道の農道とかのダンジョンを突破して、あじさい公園につきました。
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最近ご丁寧にコース案内のあるイベントに慣れしまっていましたが、このCCAセンチュリーライドは、よっぽど危ないところ以外は立哨どころか看板さえ全くありません。
「迷うのもイベントのうち」とはベテランサイクリスタのお言葉で、「自己責任」を味わえるのもこの大会の、サイクリング協会らしいイベントの良さだと自分は考えています。

しかし、ここでもNo79の会長さんは元気いっぱいで、テーブルで休憩している時も、今後もサイクリング団体の将来に向けてのご意見をお聞かせいただいたりしました。
もしかしたら元気の秘訣は、常に前向きで強く進んでいく「気概」なのかもしれませんね。

さてここを過ぎればあと30km程度で、ルートも概ね覚えていますが、多少心配になり(笑)走行スタップの後を付いてゴールを目指します。
しかし、内陸部に入って予想通り気温はぐんぐん上がって行きこのざまになっています。
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サイコン計測では今年最初の30℃こえですが、つい数ヶ月前までは-10℃近くを表示していたんですがねぇ(泣)
温暖化で「日本に春と秋はなく亜熱帯化していく」は現実味が出てきましたが、国上げての「ご接待」でご満悦の何処ぞの大統領閣下の耳や脳細胞には、残念ながら届かない、認識してもらえん「現実」なんでしょうね。

県道120号を一旦北上して、県道79号線を西進しますが、このあたりはだらだらと長い上り坂があったりと、結構キツイです。
スタッフの方は「男は黙ってインナーロー」の初老のペアを気遣って(笑)上り坂では手加減して先導してくれるのはありがたかったのですが、なんとチェーン落ちで途中脱落になります。

幾つかの参加者を抜かしたり抜かされたりしてスタッフも追いついて、成田空港横のローソンまで来て、念のため最後の休憩を一緒に取ります。
ここで無理しても良い事貼りません。
ここ県道115号と国道51号の交差点にあるローソン前は、M島君の「最初のディレイラーハンガー折損事件」の「始まりの場所」でして(苦笑)ここを無事に越えられれば本当に安心できます。

スタッフの方には「ゆっくり走りますから」と先行してもらいましたが、結局幾つかの坂や信号を越えて会長も一緒のグループになり、お馴染みの「住豊工業団地」横を抜ける、最後の「お楽しみ10%勾配」をダンシングで調理して(結局最後に吊りそうになったけど)、無事安食台の会場にゴールできました。

走行ルートとログです
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ガーミンは最後のストップが遅くなりましたので、ログ解析で8時間48分で今回は完走できていて、コースが違うので何とも言えませんが、最近9時間代でしか走れなかったので、久々の8時間大での完走です。
最も今から10年くらい前はたしか8時間切って走っていて、AV28km/h位は出ていましたら、随分遅いわけですが、特に急ぐ走り方もせず、体力も脚も問題もなく、心地よい疲労感で終えるレベルで今回の結果なら、最近得意な「下手な言い訳」もせず、満足のいく結果だったと言えます。

完走証もありがたいですね。
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このあと会長さんにご挨拶したら、なんと記念撮影をしていただきました。
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さあ、イベントの余韻を噛み締めていつもの乾杯です。
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ああっ、このノンアルコールビールの一杯は本当にたまりませんね!!

と、いつもならここで終了ですが、今回はまだ「ミッション」があります。
もう一度会場に戻って、スタートの時お会いして「もち」さんの安否を確認しなければなりません。
まあ、なにもそこまで面倒見なくともと思われるでしょうが、やはり一人でも多くのサイクリスタに「良い思い出」を持って帰って欲しいからでもあります。
また一人で来ているとなれば、何かあれば同じ栃木方面ですからなんとかせねばど、心配しながら「ともさん」とお話しながら待っていましたが、クローズド前のほぼ最後の頃に、無事戻ってきました。
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周りの参加者も気をかけてくれていたようで、スタッフも付き添ってくれるだろうとは思っていましたが、走りきって完走です。
本人の開口一番「もうこんな距離も、坂も、暑さも懲り懲りで、しばらく自転車も見たくない!!」とやや放心状態ではありましたが、さて自分達も多くの大会で走行中はコースやスタッフや参加を決意した自分に向けて多くの「呪いの言葉」を吐き捨ててきましたが(笑)、この「達成感」を味わってしまったら、なかなかやめられないとは思うんですけどね(笑)。

このあと多くの「仲間たち」とお別れの挨拶をして帰路につきましたが、本当に満足のいく、会心のイベント参加となりました。
なんだかサイクリングイベントを走り始めた最初の頃の、「本当に大丈夫なのかな」という不安に押し潰れそうになって、遮二無二走っていた頃から比べると、余裕を持ってイベントを楽しめる、歳を重ねた今の自分がいます。
「速さ」の意味でのパフォーマンスは退化する一方だったとしても、サイクリスタとしては少しは「一歩」前に進んで行けているのかなとも思いました。
そしてその喜びは、多くの仲間が居るからということも、間違いのないことなのだと思います。



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ツールド桜川2019は気持ちよく走れました。 [イベント]

話は1か月前にさかのぼりますが、「宇都宮サイクルピクニック」を走っていて、本来はそのイベントを楽しむべきなんでしょうが、内心「これはまずい事になった!」と焦りまくっていました。
とにかくから体が重く・・・いやこれは体調や比喩的表現ではなく本当にウェイトがズシリと来て、とても高低差があるコースのイベントを走るコンディションではありませんでした。
まあ、そんなことは承知していたはずで、やるべき事をやれば良かっただけなんですが、どうも「その気が起きない」状態が長く続いていたというのが正直なところでした。
そんな事に四の五の言い訳するのも個人的にうんざりしていて「ええい!、こうなったら1ヶ月でパワーウェイトレシオをなんとか戦闘状態に戻したるワイ!」と俄然やる気が出てきました。

ということで、走込みとささやかなダイエットで、どの程度登坂能力が戻ったのかが課題の、今回の「ツールド桜川2019」に5月19日に参加してきました。
いつものように気が早いので、もう4:00ごろには現地にスタッフを含めて一番最初に到着です。
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天気は下り坂ですが、まあ最後まで持つでしょう
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本日の相棒はオクタビオSです
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苦手の山岳ルートに備えてキシリウムSLRに、ヴットリアのルビのProにします。
このタイヤ「グラフェン」というナノカーボンを含んだ新素材のタイヤで、軽くてグリップもよく、抵抗も少ないのですが空気圧を上げると振動が結構あって、FELTで改造前に使用して根を上げてしまい、1年間使わなかったのですが今回イベント用に試に使っているところです。
今回はイベント対応で、いつもより0.5br高めにしてありますが果たして?

時間がたって会場もようやく設置されてきます。今回いつもよりなんだか賑やかですが?
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実行委員長の土田さんとごあいさつした時に教えていた大ましたが、なんでも今回はお隣の「筑西市」が全面バックアップしてくれているそうで、その関連のブースが出ています。

開会式までずいぶん時間がありましたが、M島君や周りの皆さんと歓談していてあっという間に開会式の時間です。
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この左側に写っているユルキャラは一体何のキャラクターだったのでしょう?(笑)

しかし、自分も栃木の人間でありながら、ライドの中心がここ筑波山付近になっていますので、地元宇都宮以上に顔見知りが沢山できていまして、ありがたい限りです。
M島君と記念撮影などする余裕もあります(笑)
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いよいよスタートですが、今回は第4ウェーブですので、余裕があります。
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さて8:06に走り出しますが、あれれ?バイクが随分軽くグイグイ進んでいきます。
追い風ではありますが、早い集団にも無理なく追従できて、やや高周波のタイヤノイズを伴いながらコツコツとした乗り心地を伴いながら軽快に進んでくれます。
どうやらこのくらいの空気圧が適正だったようで、確かに硬いですが、ここはオクタビオSの振動吸収性の良さがいい方向で働いていて、決して軽くないバイクですががよく進んでくれます。

さて今年はコースが一部変わっています。
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何時もより西の方に向かっていきます。
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この辺りが近隣市町村との協力体制が取れたメリットで、筑西市に入れるんですね。
ということで筑西市を流れる「小貝川」のサイクリングロードがコースに入ります。
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コースのバラエティが増えるのは走る方にとっては変化があって大歓迎ですね。

この後筑西市・・・昔でいう明野町にある「宮山ふるさとふれあい公園」というところが、新しいエイドステーションになっており、ここで筑西市名物の「小玉スイカ」をいただきます。
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この時期のスイカは・・・と思いきや、真夏の旬のスイカに劣らない甘くておいしいスイカでした。
あっ、そういえば初物のスイカというと、来週開催される「銚子センチュリーライド」で初物をいただくのが定番だったのですが、こちらのイベントにお株を奪われたてしまいましたね(笑)

さていつもより序盤戦を楽しんでいますが、ここからがお楽しみの本番で、いよいよ山登りに入ります。
県道7号線を石岡に向かう「上曽峠」の上りで、この道を地図で見ればわかるのですが、所謂「九十九折れ」ではなく、山の上に向かってほぼまっすぐに上っており、平均勾配が9%程度の道が延々と続き息をつく暇がありません。
と、いう事でここの画像は何時もの通り途切れますが、何とか上りきれたの今回リアのスプロケに34Tを入れたおかげかなと思います。
とにかく回すことができるので、足に負担がかからず乗り切ることができました。
まあ見るも無残な「ノロノロ」走行でしたが(苦笑)

さあ足尾山のハングライダーの離陸場に到着しました。
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天気も良い方に回復して、いつもの景観の良さを存分に味わいました。
この爽快感はたまりませんよね!

気分的にはほとんどゴールなのですが(苦笑)まだまだ登りが待ち受けてきてヒイヒイ言いながら、風車の下にある「一本杉」のエイドステーションに到着です。
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もう息も絶え絶えという感じですが、足は随分調子がよくあまり消耗した感じがないのは想定外の事で、これだけ残っていれば、後のコースを楽しむことができます。

で、ここから加波山の東側を下って行きますが、かなり傾斜がきつい九十九折れの林道で、舗装状態も悪く、自分はとてもここを飛ばして下る勇気はありません。
今回なんと2週間前くらいにこの道の溝をふさぐ「グレーチング」が盗まれるという事件が起きて、一時このコースの使用が危ぶまれたのですが、関係者の尽力で溝に構造用合板を渡してなんとか通過できるように成ったのですが、通過は出来ますが、いうもより慎重に下って行きました。

長い長い下り坂で、いい加減うんざりしたところで、やっと県道140号線に出ます。
ここまでくればあとは大きな峠もありませんから安心してペースを上げることができます。
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まっすぐ北上して国道50号線を越えて、岩瀬の富谷というところが何時ものエイドステーションになります。
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このころになるとまるで夏空のように天気も回復して、気温も上がりますし、南寄りの風もますます強くなってきます。

ここから北上して栃木県の益子町に入り、自分にとってはお馴染みのの「ましこ道の駅」を通過して、再び小貝川沿いに南下すると、ガクッとペースが落ちてきます。
ここは単独で走るのは流石にシンドいと、先行者を追いますが、まあそれなりのペースで巡航することはできました。

三谷橋の最後のエイドステーションで補給をしてラストランに備えます。
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ここで会長にエイドをオマケしてもらって(笑)さあラストスパートです。

とはいえ、毎年ここから「男気」を出して、列車をゴールまで引く役目を買って出ているのですが、今年はそれなりのペースで、近くにいたおなじみさんのチームの後ろに付いて、余韻を味わうことにしました。
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真壁の中心街を抜けると、さあゴールです。
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完走証を頂きます
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山岳コースを走った2016年の記録からは約1時間も余計に掛かっていますが、コースが変わったりエイドステーションで時間がかかったりと単純に比較はできませんが、脚や体力はまだまだ余裕だったことから、調子は上向いてきたように思います。
あれだけの山登りをして、脚、特に膝周りになんの違和感も出なかったのは大きな収穫でした。

で、このあとはこの大会のお楽しみである「キュウリ」を地元名産の醪で頂いて、抽選で商品をいただいたあとは、お馴染みの「ノンアルコールビール」のカンパーイ!です。
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いやーなんというか、サイクルイベントとして久しぶりに堪能した充実感がありましたね。
この表情を見て頂ければご納得いただけると思います(笑)
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不思議と隣県の栃木からの参加者はあまりいないようですが、地元を中心に熱心なリピーターがいるのが理解できる、素晴らしいロケーションと、温かいスタッフの方々と、顔なじみの笑顔がこの大会の良さを説明するのには十分な材料だと自分は思います。
来年は「佐渡」との調整しだいですが、是非参加したいと思います。


さて、これで来週開催される「銚子センチュリーライド」あらため「CCAセンチュリーライド栄~銚子~栄2019」は、自信を持って望むことができそうです。
初物のスイカは先を越されましたが(苦笑)
その翌週の「宮城センチュリーライド」と3連続イベントになりますが、梅雨前のイベントを存分に楽しんできたいと思います。


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ひたすらペダルを回す連休かな [雑談]

世の中の喧騒とは裏腹に、連休後半戦は比較的穏やかな天候に恵まれましたね。
自分はというと、ここ数年来の連休でいろいろ用事が重なって満足に走れなかった反省から、とにかく走行することを最優先に予定を組みました。
初日に寝込んでしまったのは計算外でしたが(苦笑)あとは天候が崩れた日を休息日にするサイクルで、合計で630km程走ることができました。
「連休中は500km以上がノルマ」を久し振りにクリアした感じです。

さて話は2日に遡りますが、前日の夜までかなり降っていましたので、路面はウエット状態でのスタートになります。
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今日は西風が強いので、足ならしで100km程できるだけ体力と脚の損耗を抑えて走るのが、今回のテーマとなります。

早朝の鬼怒川自転車道も久々ですが、自生している藤の花が綺麗ですね。
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南に向かって県道を淡々と走り、三和町あたりで折り返して戻りますが、結城市より損路をやや西寄りに北上して、国道4号線沿いにある「下野道の駅」で休憩を取ります。
と、いきなり後輪に嫌な振動を感じて止まってみると、なんとオクタビオSでの初パンクとなりました。
慎重にルートを選んで走っていたので釈然としませんが、チューブを外してみてビックリ!
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こんなものが刺さってしまっては、対パンクプロテクトなんぞ意味はないですね(笑)

道の駅では、石窯をトレーラーに乗せて調理しているお店で、「デミソースたっぷりパイ生地つつみバーガー」なるものを食べました。
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パンで挟んであるのと違って、中身が飛び出さないので食べやすく、美味しかったです。

風は強いのですが気温はいい感じでのんびりしたかったのですが、どうも雲行が怪しいのでこの日は早めに退散しました。
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ドロドロになったバイクを整備してこの日は終わりです。

さて翌3日ですが、4:30頃に自宅を出て、海を目指します。
初日の出で1月1日に走ったきりの、茂木-城里-那珂湊のルートを久しぶりに走ります。
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天気は良いのですが、いや寒いこと寒いこと!、もてぎの山間部は、結局ガーミンの気温計で2.7℃まで下がってしまいました。

茂木の道の駅で鳥レに入りましたが、朝だというのに駐車場は既に満車です。
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ルーフの上で折りたためる、こんなテントのような物もあるんですね。

このあと「ツインリンクもてぎ」の南側のながーい坂を登っていきます(苦笑)
いやはや膝の保護もあり坂を避けていましたが、完全に体がなまっていますね。
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ここはツインリンクの南ゲートですが、何やら車が並んでいてい何のイベントかと並んでいる人に聞いたところアメリカで盛んな「ドラッグレース」だそうです。
どうりでアメリカンな凄い車が、V8サウンド響かせてたくさん走っているはずです。

さて春になってから初めて山間部を走りますが、本当に新緑が綺麗ですね。
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ようやく県境を超えます。
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目的もなくのんびりと走るだけでも十分楽しめますね。

さてこのあと淡々と走って那珂湊まで出ますが、人ごみを避けて海岸線を北上して阿字ヶ浦方面を目指します。
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那珂湊の海鮮市場や、大洗の市街地は結構混雑していますが、北上すると全く観光客など姿を見せず、のんびりと春の海岸を堪能することができます。
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さて春の海を楽しんだあとは同じ道を帰路に着きます。
那珂川を遡って国道123号線のコンビニで休憩していたところ、なんとも味のあるオートバイが並んでいました。
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「ノートン」という、今は無くなったイギリスのメーカーのバイクですが、いやなんとも「味」があるバイクですよね。

さてここから山間部に入りますが、流石に2日目ですので猛烈にだるくなってきます。
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山は綺麗なんですがね(苦笑)。

なんとか山桜までたどり着きました。
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お約束の「やぶきた茶ミックスソフトクリーム」です。
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こいつを食べて元気回復・・・・しなくて、更に消耗してしまい、なんとか「さしばの里」までたどり着きました。

仕方がないのでカフエ「サシバ」でアイスコーヒーとスイーツをいただいて、ロングの休憩をとって、体力を回復させます。
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このあとようやく自宅に帰りましたが、わかっていたとは言え2日連続はやはり厳しかったです。
わかってたとは言え・・・・このフレーズで最近は前もって体力をセーブさせる方向で走っていたので、結果から言えば全くパフォーマンスが上がらないのは当然のことでした。
そんな状態が嫌で、今回は多少無理をすることにしましたが、もう笑うしかない程にパフォーマンスが落ちているのは明らかで、これではセンチュリーライドなどのイベントを「楽しみながら」走れるレベルではありません。
要するにあまりに「我が身可愛さ」で、いろいろ言い訳してペースを落としていたこの現状は、当然満足のいくものではなく、最近精神的に不安定になっている一つの原因でもあることは明白でした。
こういう時にはですね・・・いろいろ考えるだけ無駄なんですよね(苦笑)
そう!、考える暇とエネルギーがあるのなら、力の限りペダルを回せ!が正論で、疲れ果てた先に何かが見えてくるのではないですかね!

さて一日おいて本日は霞ヶ浦いきです。
ここまで連休中は460kmほど走っていますが、疲労の蓄積はどんな感じで自分を苦しめてくれますかね(苦笑)
うーんここまで書いていて、改めて自分は「マゾ」なんだなぁと実感します!

流石に山間部を走ったので、体中の・・・特に膝のあたりに「懐かしい痛み」が出てきています(笑)。
そういえば昔は体のあちこちが痛くて、色々と治療したりサポーターつけたりして走っていたものですが、流石に今それをやると本当に故障しそうですが、頑張っていたんだなあーと(苦笑)

本日は4:45自宅を出ます。
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今日は朝日が赤いですねー。

疲れは溜まっているはずですが、意外と快調に岩瀬まで来ました。
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筑波山も煙っています。
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疲れていても「目に青葉」とでも言うのでしょうか、この風景は疲れを癒してくれます。
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なんというか拍子抜けするほど快調に霞ヶ浦に来てしまいました。
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帰路に着くとやや向かい風ですが、この季節の風は真冬の冷たい壁のような圧力感がなく、ペースさえ落とせば比較的走りやすいです。
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筑波山で休憩中に、ツーリングに来ていた御夫妻とお話したら「おかき」をいただいて力が出てきましたが、ここまでちゃんと食べていないので補給が必要です。
本日は真壁の休憩所近くの「たかはし」さんで蕎麦と「肉入りおにぎり」を食べます。
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ここのお蕎麦は正真正銘、「駅の立ち食い蕎麦」クォリティで(笑)、このおにぎりは、おそらくチャーシューを刻んで、そのタレも混ぜた感じのものです。
グルメ的に「美味」というよりB級グルメの王道!といったもので、間違いなく「炭水化物と塩分」はバッチリ補給できます!。
天婦羅蕎麦とおにぎり2個(1個/130円)で630円という抜群のコスパですね。

このあとは疲れた・・・というよりこの雰囲気をのんびり味わいたいとかなりペースを落としてのんびり走ります。
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2週間後はこの山の稜線を走らなければいけないんですが・・・・大丈夫かななぁ(苦笑)

と、自宅近くまで戻ってきましたので、これからの季節定番の「ガリガリ君」です。
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デラックスパインとやらですが、サッパリして美味しいでしたね。

さて本日170km走破して、合計630kmを連休中に走ることができました。
なんのかんの言って、走ることは理屈抜きで楽しいです。
この調子で・・・と、ここ数年調子を上げると色々と厄介事が起きたり怪我をしたりして、「台無し」になっていたことで、少々腐っておりましたが(苦笑)、まあこれからもいろいろと障害はありそうですが、あまり深く考えないで、ペダルを回し続けていくしかないようですね。





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