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年末の沖縄旅行は、基地祭りと首里城巡礼の旅 [イベント]

さあ、いよいよ師走に突入して、今年も残すところわずかになりました。
この期に及んでですが。12月7日から9日まで、沖縄に行き、那覇基地で「2019美ら海エアショー」を12月8日を見てきました。
自分はANAカードで、生活費でマイルが溜まる会員になっていますが、今年も主に自転車部品を無駄にポチポチした結果、たっぷりマイルが溜まり(苦笑)、年間失効分のマイルが勿体ないので、年末に飛行機で旅行をしますが、今年はホテルもマイルで予約したので、旅行代としては羽田までの電車賃と食事代だけの、リーズナブルな旅行になっています。

さて、7日JR宇都宮線で「東京上野ライン」の熱海行普通列車で品川まで向かいます。
乗り換え一回で「京浜急行羽田行」に乗ればよいので、随分便利になりました。
とはいえこの日の関東地方は冷たい雨の降る天気で、那覇空港行の飛行機に乗るころの羽田はこんな感じでした。
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15分遅れでようやく動き出し、厚い雲を上昇して巡航高度に上がってようやく青空が見えます。
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この日は降下するまで雲の上で、地表も海面も一切見えませんでした。

一泊して翌日の8日が那覇基地祭り、「美ら海エアフェスタ」当日になります。
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さあ、基地祭り見学モードに変身して気合を入れますが、動きやすいように自転車用のショートパンツとジャージの上着に、アウトドア用のベストとブルーインパルスのキャップと、小林さんいわく「設定過剰でもう解んない」装いになっています(苦笑)
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エアショーは10:00からですが、自分は混雑を避けて8:30頃に現地に付きますが、他の基地際と違って、ここ那覇は正門外のフェンス沿いに並んでいても時間まではきっちりゲートが開きません。
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先週の百里とはえらい違いですが、それがセキュリティの為なのか、ノンビリしている「沖縄時間」のためなのかは分かりませんですが、ここは慌てても仕方がりません。

10時10分前に開場して基地に入ります。
並んでいた時から流れていた沖縄音楽の演奏と踊りでお出迎えです。

この動画はいつも使う防水のRICOH(旧PENTAAX)WG4のコンデジで撮りました。

久しぶりに一番槍で基地に入れたので、最前列でも狙って撮影したい所ですが、ここは慌てずにまず混まないうちにトイレを済ませておきます。
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うーん余裕がありますが、伊達にこんなことを30年近くもやってはいませんよ(笑)

この日は北風は強かったものの、前日までの予報に反して朝から良い天気です。
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何時もの件ですが、きっと自分以外の誰かの「日頃の行い」が良かったのでしょう(笑)

既にコクピット展示などをしている機体にみなさん並び始めました。
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自分は11時からスクランブル(緊急発進)の実演があるので、該当する機体を真横で見られる場所を確保して、そこでノンビリ時間が来るまで待ちます。
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何時も見慣れたF15Jですが、流石に最近古びた感じは否めないですねぇ。
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ただ飛行機としてみると、癖のないクリーンでスッキリとした外観は嫌いではありません。
しかも本国アメリカでは「F15X」という最新のバージョンが生産されるそうで、まだまだしばらくは現役で頑張ってもらうようです。

此処で一時間座って待ちますが、那覇基地が退屈しないのは、官民両用の飛行場で、常に民間機の離発着が途切れないからです。
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一番最初に来たころは、JALとANAと、当時のJASが中心で、あとは離島便のコミューターの小型機ばかりでノンビリした地方空港でしたが、最近はLCC便や海外(殆ど中国と台湾だったような)便がひっきりなしに離発着しており、トラフィクスが混雑しているようで、実際そのせいで定刻通りの運用が難しくなっていて、今回も往復でかなりの遅れが出ていました。
来年には沖合の第2滑走路が使えるそうで、幾分混雑も緩和されるでしょう。

いよいよF15のスクランブルの実演が始まりました。

これはPanasonicのLUMIX DC-FZ85の動画機能で撮影したもので、本来4k動画で撮れますが、PC向けでブログに載せる為にHDモードで撮ったものです。
当日は風が強かったですが、思ったより音も良く取れいて、十分実用的な画質ですね。

後ろにいた早期警戒機のE2Cホークアイもエンジンがかかり、折りたたんだ主翼を展開して待機していましたが、先に動き出します。
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本来スクランブルは「5分待機」と言って、5分以内に巡航高度に到達しなければいけないのですが、動き出す気配がありません。
すると後ろで「ソラシドエア」の737が降りてきたりと、あくまで定期便のトラフィクスが優先されています。
まあこれはあくまで演習だからで、実際本物のスクランブルなら自分も体験しましたが、ランウェイに出たあと、急に待機指示で待たされたと思ったら、その横を当時のF4EJがフルバーナーで飛び立っていったことがありました。

しばらくしてようやくF15も動き出します。
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やや間延びしましたが、ようやく全開で離陸します。
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E2Cも飛んでいきます。
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787が通りますが、流石に最新の機体でスッキリしていて、何よりエンジンの音が静かでしたね。
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まだ乗ったことがないんですよね。

哨戒機のP3Cも出ます。
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飛び上がった後は各々の機体との編隊飛行が有りました。
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E2CもP3Cも元来海軍機で、空軍機との編隊飛行は珍しいと思いますが、ここ那覇基地ならではです。

那覇空港は北側が那覇港で、時頼船舶の往来も見えます。
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フェリーですかね。

チャイナエアラインのA350 ですかね
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いつも思うのですが、エアバスに限らず、ヨーロッパ製の機体は、フランスやイタリアの「血が濃い」系列だと、ラインが優雅になりますね。
その点アメリカ製は色気が乏しく、これがイギリス製だと更に機能優先の無骨さがあり、ドイツ製になると完全に合理的一点張りの「機械モノ」の雰囲気が出るのが面白いです。

人気の「ジンベイザメ」塗装機も来ています。
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飛行展示も一息ついたので、基地内をうろつくことにします。
なんと先週百里基地でみた、F4EJとRF4Eも展示されています。
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おそらく翌週行われる「宮崎基地祭」も含めての「さよなら興行」なのでしょう。

これは20㎜バルカン砲の対空砲です。
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有人操作で、射手には防弾板さえ装備されない「丸裸」で戦闘をさせるところが、なんとも日本的と言えるところですね。
せめて破片防御のシールドくらいは欲しいところです。

このF2は北九州の築城からきたのでしょうか。
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13:00ごろになってそろそろお昼でもと思いましたが、何処の屋台も長蛇の列で、食べ物は諦めて、泡盛のロックをダブルで頂きます。
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いやー、不謹慎ですが、泡盛飲みながら見る戦闘機は格別です。
泡盛も本当においしくて、自制心が働いてなければ、あと3杯は行けましたが(苦笑)

そろそろ午後の日差しに変わっていきます。
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気温は20℃くらいで、風はやや冷たいですが、北関東の晩秋のころの程度で過ごしやすいです。
地元は朝になると氷が貼っているんですけどねぇ(笑)

さあ午後の飛行展示再開です
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ランウィがやや遠いのと、定期便の合間を縫って侵入しての機動でしたので、やや迫力に欠けますが、気持ちが良いでしたね。

さて飛行展示も終わり、基地祭りもそろそろ終了ですが、最後に「生きた姿の最後のファントム」とお別れしてきます。
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退役前のファントムを見るのはおそらくこれが本当に最後になると思うと悲しくなります。
あとは基地の入り口で「ゲートガード」として、装備をすべて外した「ガランドウ」の形で、余生を送る姿しか見られないでしょう。

結局久々に最初から最後まで基地にいましたが、あちこち動き回らずとも、時にはノンビリ芝生に腰を下ろして休んだりして民間機をボンヤリ眺めたり、ゆっくり流れる時間に身を任せて雰囲気を味わうだけで、十分楽しめる基地祭りでした。

さて翌日は午後の便で羽田に帰りますが、午前中は何時ものように「首里城」に向かいました。
ゆいレールに揺られて首里駅で降りて歩いて向かいますが、流石に何度も来ているのでこの辺りの大まかな地理を覚えてしまい、あまり迷わず歩けます。

大通りから観光客の列についていき横に入ると首里城の城壁に行く道があります。
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この道で山を登って行くと城壁に辿り着きます。
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此処は首里城の北側の城壁のところで、北回りで正面に向かいます。

観光客に開放しているところはここまでで、城壁の中は立ち入り禁止になっています。
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栃木県人の自分が言うのも恐縮なのですが、やはり首里城は単なる「歴史的建造物」というより、沖縄人の心の象徴ともいえる存在だと思います。
危機管理の仕事をしている人間から見ると「何故火災が発生して、此処まで被害が大きくなったのか」も含めて、あり方についてももう一度良く考えて、是非再建してほしいと思いまいました。
再建資金の募金なども、「ふるさと納税」なども含めて考えて、振り込もうかなとも考えましたが、ただお金を送るだけなのは何か違う気がして、居ても立ってもいられず現地に来て、本当に些少ながら現地の商店で募金をさせていただきました。

現地は流石に観光客も少ないだろうと思っていたら、ツアー客が満員状態で、あちこちから中国語が聞こえてきましたから、おそらく中国本土か台湾からのツアーが盛り上がっていたようです。
蛇足ですが、別に悪意はありませんが、最近何処でも聞こえてくる「ハングル」の声は今回一切聞こえてきませんでした。
おそらく日韓関係の悪化が原因でしょうけど、ここまで見事に居ないというのも驚きました。
もちろん沖縄はどちらかというと「台湾」からの観光客が多かったところと聞いていますが、そういえば空港でも韓国のエアラインを見た記憶がなく、ほぼ完全に気配がなかったようです。
その代わりに「空いた隙間」はほとんど中国系が変わって入り込んでいて、これで定着してしまうようだと、日韓関係が将来仮にある程度改善されても「覆水盆に返らず」で、もう昔のような経済関係は望めないのでは?と思ってしまいました。

さて今回の旅の目的の一つである「泡盛の買い付け」の為に首里城を離れて市街地に下って行きます。
途中の道には、湧水が出ているところがあります。
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ここ首里城付近は昔から水が豊富で、それでここで泡盛の醸造が盛んに行われたそうです。

古い城壁の跡でしょうか?
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現在見る事の出来る石畳や城壁はほとんど戦後に復元されたもので、終戦前の「沖縄上陸戦」の艦砲射撃と爆撃で、昔からのモノはほとんど粉々に粉砕されてしまったそうです。

泡盛はここ「瑞泉」さんで購入します。
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此処での「蔵出し」の限定酒等を試飲するのが楽しみで、レンタカーも借りず、大好きな自転車にも乗らず、絶対に歩いて来るんですから!(笑)
今回度数50度の「原酒」も頂きましたが、やはり加水しない原酒は、流石にアルコールが堪えますが、風味が強く本当の泡盛を味わえる感じです。
生意気なことを言っていますが、まあ年々少しずつ味が解ってくるようになりました。
しかしこうなると「酒飲み」として、もう後戻り出来ないでしょうね(苦笑)

さあ帰ろうと・・・・、あっ!そういえば「ゴーヤチャンプル」食べていないぞ(笑)
という事で近くにある「ななほし食堂」でお昼をいただきます。
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ここの売りは「ゆし豆腐」です
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ゴーヤチャンプル定食で、ライスを抜いてもらって味噌汁の代わりにゆし豆腐にしてもらいます。
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沖縄の食堂はどこに行っても「盛り」がよいですね!
しかし、最近ゴーヤの渋みが美味しさに変換されてきたのは嬉しいですね。
なんかすっかり食べ物もこちらの地の物が、年々馴染んできて、暖かいこともあり本当にこちらに住みたいと考えてしまいますね。

さて2泊3日の沖縄旅行をもって、今年のすべてのイベントの予定が終了しました。
歳をとると本当に1年が早いといいますが、自分の場合周辺でいろいろと「ゴタゴタ」が多すぎて、その対応も含めて「時間は長く感じるけど、過ぎてしまえば短い一年」という、何とも慌ただしい年を送ってしまったようです。
まあ自分の場合常々「持っている」人間と言っておりますが、最近その星回りの悪さに磨きがかかってきているようなので(苦笑)、本当は心穏やかに年末年始を送って、来年は静かな年を送りたい・・・・とはいかないんでしょうね(苦笑)
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