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ロードバイクタイヤあれこれ、Panaracer RACE EVO4投入 [自転車部品]

実母のコロナ疑惑騒動もひと段落付きましたが、ダウンして寝込んでいるので、流石の極悪冷血息子の自分も、普段気にしていない世間体なぞという物が頭を掠めまして(苦笑)、一応家事全般を取り仕切って看病しています

以前なら仕事が忙しくてを理由に逃げ回れましたが、そうもいきませんしねー(苦笑)

ちなみに自分が家事をしていたほうが、各段と家の中は(特に冷蔵庫の中)は奇麗になります(笑)


とはいえ、それで自転車に乗らない自分ではないので、起床してから掃除と洗濯を済ませて、自分の食事を済ませたのち、母親の分も朝食を用意して、6:30ごろから午前中いっぱいは、走りに行っています。

正直なところ、書置きでも置いてこのまま行方知らずにでも成ってしまいたいですがねぇ・・・・


話は変わりますが、最近自転車関連の本体や部品の値段が高騰していて、また在庫もなく納期が長くなっているという話をよく聞きます。


なんでもコロナ禍の影響で、世界的に自転車が大ブームなのだそうで、確かにタイヤなどの消耗品をWiggleのサイトで見ても昔のように安くはありません。


最も、Wiggle事態の商品構成や戦略の問題なのか、まずシマノの製品の取り扱いは無く、ウェアなども(PBの商品など)他のブランド品とさして変わりはないようです。


まあ自分等は、今さら新しい部品や、まして自転車そのものを買う必要がない・・・どころか、如何に今後数を減らしていくのかに頭を悩めているくらいですから、関係は無いのかもしれません。


そんなこともあり、在庫品の状態チェックや整理などを進めていますが、在庫として倉庫に眠っていたシマノのWH9000C24のホイールに、Panaracerグラベルキング25Cの組見合わせてあるものを、今後の機材使用の方針を見定めるためにLOOKに履かせて何時ものコースに出かけました。

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久しぶりに使用するので、WH9000はハブのベアリングのグリスアップと調整を行い、グラベルキングは空気圧を普段よりやや低めに設定して走りだしたのですが・・・・。

これが、本当に一発目の転がりからしてなんてクソ重いんだ!と分かるほどで、自分のハブの調整が失敗したのかと疑ってしまったくらいです。

ハンドルもフラフラと安定せず、操縦性能にも影響が出ているようです。


結論から言うと原因は何の事は無い空気圧で、普段7berで使用していますが、今回は後輪が6.25ber、前輪が6ber程度で乗り心地に振ってみた結果で、確かに細かい振動や突き上げはかなり緩和されて快適ではありますが、本当によく言われるギア一枚重いが大げさでない程走行抵抗が増えてしまいました。


これが一昨日の話で、本日は後輪7.5ber、前輪7.15berにセットしたところ、全く別物のように快適に回り、変な操縦性の癖もなくなり、一昨日の問題が解決してしまいました。


ロードバイクのタイヤの空気圧はこのように結構デリケートなもので、フレーム、ホイール、タイヤ、大気圧、気温路面温度、本人のコンディションなどによって、最適の空気圧であるスィートスポットは細かく調整する必要があります


このスィートスポットに嵌れば、本当に気持ちよく使えますが、そうでなければ残念な印象を持つ事に成ってしまいます。


でもこのグラベルキングは他のタイヤに比べても、結構空気圧に敏感に反応する様で、このタイヤを使い方は、いろいろな空気圧を試してみてもらって、このタイヤの特性をつかんで使用してみてください。


この空気圧等を理解していないと当然印象は変わってくる訳で、よく製品レビューなどで、タイヤの評価がバラバラになる事が多いのですが、当然これだけではありませんが、この空気圧の設定も原因の一つとも言えます。


まあ自分から見ると、ここで敢えて辛辣な言い方をさせていただければ、己が未熟故の間違いを製品のせいにして恥をかいているレビュアーが少なからずいるようです。


タイヤがどうしても嵌らないとか、パンクが多いとかはその最右翼で(苦笑)、ハイハイ、よく勉強してから人様の事を批評しましょうね!と内心思ってしまいます。


あっ、また敵を増やしたな(笑)


さて、この空気圧の因果関係の事を、一昨日走っているときは、当の本人が一切忘れていたというトンチキぶりで(苦笑)、お恥ずかしい限りなのですが、別の要因について、思い当たるふしが有ったからです。


ご存じだと思いますが古いWH9000は、リムの幅が狭い所謂ナローリムで、この場合最適なタイヤサイズは18~23Cとなります。


ここに今主流の25Cを装着すると、極端な話、タイヤの断面が達磨のように膨らんで本来の形状ではなくなり、設計した性能が出ていないだけでなく、膨らんでいる分空気抵抗も増えるといわれています。

故に25C以上の幅のタイヤはリムが17C~の、所謂ワイドリムのホイールに装着してこそ、本来の性能を発揮します。


で、自分の場合25Cのタイヤを履かせていたので、軽量が売りのWH9000には、軽快な23Cのタイヤがバランスが良いはずだという事で、いろいろタイヤを物色していました。


で、ようやく話が最初につながりましたが、どれも高いんですよこれが!(苦笑)


自転車のタイヤが安く販売されるときは、概ね2つの理由があります。

一つは新しい銘柄が出て、古い銘柄の在庫品が放出されるときです。

最近ではコンチネンタルのGP5000が発売されたとき、GP4000の在庫品が随分お得に買えましたね。


もう一つは単純に為替レートで、海外通販の場合などはこれが一番効きます。

要するに円高でドルやユーロが安くなってくれれば単純に輸入価格は下がりますので、自分は円高のころ随分これでタイヤやウェアを安く買うことが出来ました。


で、今は何方も期待できないどころか、需要が増えて在庫が圧縮されているとなれば、本当に定価で販売という事になり、なかなか厳しい物が有ります。


自分の感覚では比較的高性能のタイヤも、海外通販では5000円未満で購入できていた記憶がありますが、今やミドルレンジのタイヤが5000円以上のプライスがつけられていて、1万円以上の出費に成ってしまいます。


単純にグレードを落としても良い・・・いやいや無収入の自分ですから、今後を考えるとローグレードで使えるタイヤも探さなければいけないのですが、タイヤは命を載せているのでケチらない!が、自動車も含めて自分の信条ですので、後の経済困窮時にスゴスゴと前言撤回をすれば良いだけで(苦笑)、今回は気になっていたPanaracer RACE A EVO4を購入しました。

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Panaracer RACE シリーズは、EVO2からA、D、C、Lと使ってきました自分の定番タイヤで、海外製の高級タイヤと比べて定価同士の価格ならコスパが良いタイヤです。


自分がこのタイヤで気に入っているのは、やはり耐パンク性能であって、Dであれば通常の使い方ではなかなかパンクに遭遇しません。


また、グラベルキングもそうなのですが、サイドウォールが柔軟なのか、タイヤが非常に取り外ししやすく、場合によっては自分はタイヤレバーなしでチューブを取り出して修理できることも、ロングライドの過酷な環境でパンク修理をすることを考えると、重要なファクターになります。

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よって交換はあっけないほど簡単に終わりました。
またこのタイヤはフォールディング・・・・いわゆる折り畳みタイヤなんですが、一度形状を決めると空気がなくともその形状を維持して自立します。
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これも交換のしやすさや、チューブの嚙み込み防止に役に立つ特性です。
今回は以前EVO3で使用していた青サイドのタイヤを購入しましたが、LOOKに入れると引き締まりますね。
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見た感じ、触った感じはEVO3と似ている感じで、インプレを見てみても、走行性能も似通っているそうですが、そのあたりは後日走行して確かめてみます。

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たとえ雨降る行く末も、走るに喜びを感じて [雑談]

現在失業中で毎日が日曜日の自分ですが(苦笑)、在職中に思っていたほど、ツーリングに使う時間が取れなかったりします。

通院や失業年金の手続き、資格の取得等の予定を優先させて、体調と天候のタイミングを計ってロングライドを予定するのですが、これが結構うまくいきません。


おまけに、twitterでさんざんボヤキましたが(苦笑)、実母が有ろうことかコロナワクチン接種当日の朝に発熱して感染容疑者となり、当然接種はキャンセルになるは、そのままPCR検査を受けに、宇都宮市の南部にある倉持呼吸器内科に急行して、結局丸一日時間がかかるわと、大騒ぎになってしまいました。

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此処は早い時期からPCR検査を推進している医院で、県内外賛否両論いろいろと評価されていますが、とにかく検査希望者が大挙して訪れていて、用意してある待機室が間に合わない程でした。

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倉持先生は、待機室で間に合わなず、自家用車で待機している患者さんにも、一人ひとり聞き取り作業を延々と行っていて、その姿勢は認められても良いのでは?と思いました。

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さて、幸いにも検査結果は陰性で、自分も濃厚接触者にならずにしみましたが、もう大騒ぎです(苦笑)

86歳の実母ですが、高齢だから体調が悪くなる事も致し方なし・・・ではなく、それこそ死んだ実母の上の姉である叔母の話では、子供のころから肝心な時に不養生・不摂生が原因で、騒ぎを起こしていたと聞いていました。


三つ子の魂ではありませんが、要するに全く体調管理という概念も意識もなく、他の叔母が鬼籍に入っ要る中、しぶとく生き残るだけでなく、親兄弟夫子供に多大な迷惑をかけて、その上全く反省の意識がなく、しかも何が悪かったのかの自覚もなく、病気だけではなく、よりによって最悪のタイミングで必ず何かやらかしてくれる、一族にとって完全に生きたびっくり箱のような存在であります。


おまけに、自分が熱を出したことを誤魔化そうとしたり、無神経に医院に入ろうとしたり、事を誤魔化して、その場を逃れる事だけしか考えていない態度に、今回はもう勘弁ならぬと、医者や看護婦のいる前でこの大バカ者!、ワクチン接種はお前だけの為でなく、多くの人の尽力で実現するのに、こんな事でキャンセル出してワクチンが無駄になったら、死をもってお詫びしろ!」と問答無用の公開説教と相成りました。



まあこんな事が在り(笑)ヘトヘトになってしまったので、せっかく天気の良い日曜日ですが、予定していたロングライドはキャンセルして(というより、朝起きられませんでした)、最近ポタリングで設定した北回りコースを一周してきました


鬼怒川の堤防管理道路を北に向かいます。

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我がホームコースの鬼怒川自転車道は、宇都宮市の柳田という所が始点で、そこから北側には自転車道は整備されていません。
此処をうまく整備士れば、首都圏から日光や那須へ向かう自転車道を整備できるんですが、栃木県にその発想や意思は今のところ全くないようです。
ちなみに最近できた新しい道路なども、無駄に歩道を広くとって、自転車走行レーンを整備する気配はありません。
おそらく行政の道路性に関連の部署では、自転車は相変わらず歩道を走行するものという意識しかないようで、そういった意味で、従来より認識の変わらない行政を相手に、正攻法で自転車の環境整備を進めていくのは容易な事では無い事が分かると思います。


目標ポイントである羽黒山の北側の地点にきて、雨が激しくなってきたので木陰で雨宿りします。

本日は雷雲は出ていないので木陰を利用しますが、雷都と称する宇都宮ですから、少しでも稲光や音が聞こえたら、木陰は命取りで、建物の中に避難するのが基本になります。
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此処は山田という所ですが、近くにあるバス停の時刻表を見たら、なんと一日に一本のバスしか来ないという所でした。
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もし此処でバス旅なんかをやったら、延々と歩くようになるような場所ですが、県庁所在地である宇都宮市内から15㎞程離れただけでこれだけ僻地感が味わえる程自然が豊かなのは、自転車乗りとしては有難い環境ではあります。


途中で雨がひどくなってきて、コンビニで雨宿りもしましたが、あとは自宅に帰るだけですし、気温もそこそこ高いので風邪をひく恐れも少ないと、山田川自転車道を南下していきます。

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こういう時ロングライドで遠隔地にいたり、気温が低かったり、ロードに乗っていたりすると、いろいろと心配事が多く雨は憂鬱になるものですが、自宅も近いですし、MTBだとロードのようにいきなり滑って転ぶ危険性も低く、何よりこの後の清掃に神経を使わなくとも済むというのは気分的にずいぶん楽です。
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自分は本来雨の中を走るのは嫌いではないので、こう言った天候の変化も含めて、自然の中を走れるのは本当に気持ちが良いです。
結局にわか雨でしたので、この後晴れて服装などは帰宅までに乾いてしまいましたし、バイクも帰宅後泥などの汚れをホースの水で洗い流して乾かして問題ありませんでした。
これがロードだとこうはいかないんですよね。
本日は天候は不安定で、この記事を書いている今も空が黒くなりゴロゴロと聞こえてきました。
空いている時間を見つけて少しでも走ることが出来れば、何より最高の気分転換になりますね。
言い古された言葉ではありますが、悩んでいる暇があればペダルを回してこい!ですね。

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距離を求めず、のんびりと大谷探訪のポタリング [雑談]

本日は、ここ毎週通っている歯医者さんに予約をしてある日で、前歯の治療が続いています。

朝一番でいつも予約しているので、治療の後は午前中に、今まであまり自転車で走ったことのない、宇都宮市の中心部や西部を中心にポタリングを楽しんでいます。


歯の治療で、都合の良い日に予約を取れるの事もそうですが、本日のように天候の良い日を選んで走りだせるのは、失業者の特権のようなもので(苦笑)、成人してから自分の時間と引き換えに糧を得ていた頃には考えられなかった、自由な時間の趣旨選択を楽しんでいます


まあ、その自由の代償は大きく、先々を考えれば経済的には深刻な事も予想できますが、自分の場合ある日突然と解雇をつげられたり、昨今のような経済不況で職を失ったという、環境などの他動的な理由ではなく、自分の意志で選んだ事なので、泣き言を言えませんし、また悲観に暮れてもいません


さて本日は9:00に予約で、宇都宮市の中心地にある歯医者さんまで自転車でどんなにのんびり走っても20分くらいでついてしまうので、青空の元8:30頃自宅を出ました。

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快晴というより、筋っぽい雲の流れが入り乱れている、なんだか緊張感のある青空です。
本日は満月・・・というより最接近しているスーパームーンの皆既月食ですが、何もなければいいんですが。
さて歯医者さんの治療は待たされることなく順調に9:30には終了して、さて本日はどこに行こうかと考えて、余り普段走っていない大谷方面に行くことにしました。
市の中心部のオリオン通りから西進して鹿沼街道を通り、途中で左折北上して大谷に向かいます。
実は大谷は市の中心にある駅前大通りをまっすぐ西進すればそのまま到着するのですが、此処は交通量も多く、途中で道も狭くなるので、正直自転車が走るのに向いていません。
自転車の世界では宇都宮市の古賀志と言えばジャパンカップで有名な自転車の聖地で、此処を目指してくる近県のサイクリストも少なくなうのですが、仮に輪行などでJR宇都宮駅で降りて古賀志を目指すと、走行しやすいルート場ないですし、当然のようにそういう配慮もありません。
他県の方は栃木県の宇都宮市というと、自転車の町として有名で、さぞかし取り組みも勢力的に行っていると思われているでしょうけど、地元のサイクリスタが見ている現実と、行政の関係者と、そこに集められている自転車の有識者なる方々の見えているものは、けして同じでなはいという一つの現実です。
さて、鶴田町から西宮団地を北に向かい、駒生球場の西側を通って大谷街道に出ましたが、明保野街道という所の交差点に、遊歩道なようなものが見えます。
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これは、かつて大谷の採石場で切り出された大谷石を旧国鉄日光線鶴田駅まで運ぶために作られた、宇都宮石材軌道という人車軌道および軽便鉄道が全身で、1964年まで利用されていた東武大谷線の廃線跡です。
実は、宇都宮に住んでいる人でも、この路線があったことを知らない人が多いというのが現実で、昔この近隣に住んでいた人や、一部の鉄道マニア(廃線マニア)が知っている程度ではないでしょうか?
そういえば小学校の頃の歴史や地理で教わった記憶もありません。
 
個人的な感想ですが、宇都宮市はどうも自分たちの住む町の歴史をきちんと理解して、継承していこうという情熱が、特に戦後から高度成長の時期には乏しかったように思えます。
とにかく古いものは壊して、新しい道や建物や工業団地を作り、多くの人達を集めて大きくなることに奔走してきたように思います。
宇都宮市は元々幕府の親藩であった宇都宮藩の城下町として栄えていて、明治維新からはそこに旧帝国陸軍の第14師団日露戦争後に結成され、以後1945年の終戦まで軍都として栄えたという歴史もあります。
SUBARUの前身である中島飛行機製作所の海軍機工場もあったりと、旧軍と共に発展してきた都市であって、故にアメリカ軍の絨毯爆撃の最重要目標ともされたので、1945年3月10日の宇都宮空襲で徹底的に破壊されて焼け野原にされました
戦後は、軍も財閥も解体されましたので、当然陸軍が所有していた施設や広大な土地は払下げされており、その後の発展とは無関係ではなく、現在の宇都宮市の政治経済の成り立ちを考えるにあたって無視出来ない事のはずです。
これらは成人後自分が調べたり、多くの旧軍関係者や親戚や知人に話を聞いて知りえた知識であって、これらを積極的に教え伝える・・・というよりは無かったこととして、あえて教えていなかったのでは?と自分は思ってしまいます。
 
なにせ今でこそ宇都宮城跡に色々な施設などできましたが、戦後は宇都宮城の本丸のお堀を、なんと宅地として埋め立てて払下げしたという、笑えない黒歴史もあるくらいですから、叩けばほこりが出るなどでは済まない笑えない話はゴロゴロしているはずですし、まあ隠したいといういう意識が働くのも自然の流れであったのでしょう。
さて、盛大に脱線しましたが(笑)、此処が廃線跡であることを示す石碑や看板などは何もなく、かろうじてここが昔の駅の跡かな?という物が有る程度です。
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宇都宮市にはこのほか3つの廃線跡があるのですが、興味がある方は調べてみてください。
一つは国鉄旧東北本線跡等という大物も隠されています(笑)
先の自転車振興でも書きましたが、近代産業遺産だけでなく、かなりのモノがあるのですが、これらをキッチリ調査して整理したうえで、後世にしっかり残そうとか、それらを教育に反映させたりましてや観光振興に利用しようというのには、それなりのインテリジェンスが必要だと思っています。
また生臭い話、行政としてそれらにどれだの熱意があり、予算が投じられて人材を集めて活動を継続させていって、初めて文化的に価値が出てくるはずなんですが、おらが部落に道通して橋掛けてくれたが、いまだに主流の地方政治の権化のような地域ですから、あまり多くは期待できないでしょうね。
ああっ!今日はなんだかボヤキが止まらないですね(苦笑)
さて、大谷の平和観音付近に近づいてきました。
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この最後の画像の廃墟は、確かなんたらヘルスセンターだった建物だと思います。
大谷も最近ようやく観光振興としての再開発が進んできましたが、たぶん昭和50年代から平成20年代半ばまではほとんど放置されて廃れるに任せていたように思います。
古い自転車乗りならアニメ化された茄子アンダルシアの夏の2作目で2007年制作の茄子スーツケースの渡り鳥でジャパンカップを舞台にしたアニメでご存じの方も少なくないでしょう。
このアニメのおかげとは言いませんが、大谷が見直されたのは自転車ブームでジャパンカップが果たした役割は無視できないと個人的には確信しています。
休憩という事で、平和観音の参道の入口にあるカフェでに立ち寄ります。
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4月14日よりコロナの影響でレストランの営業は休止中ですが、焼き立てパンを買ってカフェで休憩するのには利用できます。
本日は自分のほかに、おそらく地元のロードチームのグループが休日でツーリングで訪れて休憩していました。
結構凝った作りのパンです
この、左側のタルトは絶品でした。
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美味しいですが普段食べているパンの3倍ほど高いもので補給というのは、無職無収入の自分がやる事では無いといううしろめたさが残りました(笑)
この後、国道293を北上してロマンチック村という所から自宅に帰るルートがあるのですが、急ぐこともなと、特にルートも決めず田舎道を適当に北上して、国本という所から野沢町を経由します。
途中にTVでも取材に来た大きな竹林のある若竹の杜若山農園という所の横を通ります。
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なんでも時代劇の撮影なんかにも使われるそうで、確かにそんな雰囲気がありますね。
あとは田川沿いの田園地帯を東進しすれば、自宅方面に出ます。
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これらのルートを3時間くらいかけてのんびりとMTBで走りますが、ルートも決めない、時間に追われない、慌てない、気になった物は必ず立ち寄るを基本に走ると、普段とはまた違う地元が見えてきます。
自転車乗りはとかく速さ、距離、高度、過酷さ(苦笑)を求める困った本能のようなものがある方が、けして少なくは無いですし、自分も距離バカ的なところが有り、ひたすらわき目も降らず遠くを目指して・・・なんてなりがちですが、そういった修行のような自転車ライフは何かと息苦しさを感じる事もあり、いろいろな壁にぶち当たると続かないなんて事もあります。
元来僕は此方のポタリングが大好きな自転車乗りでしたので、週末に過酷な修行で体を痛めつけてパフォーマンスを維持させるだけでなく、出来るだけ毎日少しずつ自転車に乗り続けることで、自分が成りたい自転車乗りの体を維持するために、楽しみながら走る事を、もっと積極的に進めて、皆さんにもご紹介していきたいですね。
と、再就職先を見つけるのが先だろう!という突っ込みはその通りで、優先順位は・・・・やっぱり今は自転車なのかなぁ(笑)

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自転車整備の為に、まず工具の整理から始めよう [自転車環境]

正直今、前の仕事の事を振り返りたくはないんですが、それでメシを食べていた訳ですし、結果として今の自分がいるという事実は否定できません。


自分は最後の頃安全管理の仕事をしていたので、安全衛生上の基本としての整理整頓、所謂5Sとかは口を酸っぱくして言っていた立場でした。


が、当の本人はあまり整理整頓が身に付いている立派な大人ではなかったのは、余りに残念な話ではありますよね(苦笑)


言い訳ではありませんが、自分の両親、特に母親の魂には、整理整頓とか事前に対処するという概念が存在しない物体でして(苦笑)、そのくせ子供にだけは整理を強要させて、自分のだらしなさを棚に上げるという・・・ああっ!書いていてもまた血圧が上がる(笑)。



とにかく、整理整頓、歯を磨く、早寝早起きをする、自分の体調を管理するという事に関しては、成人してからひどい目に遭って、苦労して習得してきた過去があります。


さて、どの様な仕事でもこれは万国共通だと思いますが、仕事の段取りをしっかり組んで、作業に使う道具を整理整頓するのは基本中の基本で、特にメカニックであれば、自分の工具を大切に使うのは、DNAに刻まれた本能のようなものだと思います。


判ってはいるんですよ、判ってははいるんですけど、自分の足元を冷静に見つめれば、自分の自転車の工具の整理は全く出来ていない・・・何がどこにあるのかわからないというのが悲しい現実でした。


そこで、まず今使用している工具やスモールパーツ類、ボルトやワッシャやスリーブなど、とりあえず床面に新聞紙をひいてブチマケテみました(笑)
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これではタダのゴミの塊です!、なんじゃこりゃぁぁ!
で、今回とにかくこれをきちんとまとめようと、自分の人生ではおそらく初めてのちゃんとしたツールボックスを購入しました。
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本当ならKTCスナップオンの物が欲しいところですが、この程度の物でも優に3万円以上のプライスが付いてしまいます。
このツールボックスは樹脂製ですが、比較的しっかり作られているもので、8000円程度で販売されていました。
写真はありませんが、ここからが大変で、工具の分別と、小物の選別などに相当時間がかかりました。
まず上蓋を開けると、普段の整備でよく使うものを中心に納めました。
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中ふたを外すと、これまた使用頻度の高い工具を納めます。
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ちなみに底には傷と汚れ防止のために、キッチンペーパーを重ねて引きました。
一段目の引き出しは次にグリース等のケミカル類や、紙やすりやテープなどを納めます。
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2段目には各種レンチ類をまとめて収納します。
ホイールレンチやペダルレンチなど細かいものがたくさんあるんですよね。
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3段目は一番下になりますが、重量のある工具類を入れて、工具箱のバランスを取っています。
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通常自転車の整備では使わないプーラーや、パイプカット工具、自分はカンパニョーロ用の専用工具などもありますから、結構な重量になります。
今までため込んでいたボルト類やスペーサー類、新品のチェーンピンやワイヤーエンド等のスモールパーツ類別、
その他樹脂部品などは別のツールボックスにまとめて入れておきます。
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この手の部品は中古自転車を整備するのには必ず役に立つもので、自分は使えるものは基本的に全部保存しておきます。
次に重複して持っている工具類で、日常の整備に必要なものを、玄関横の収納に納めます。
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この玄関収納は新築時にオプションで入れたもので、けして安いものではなかったのですが、見事なくらいゴミ貯めとして不用品が押し込んであったった物を、自分が強制的に問答無用ですべて廃却して再整理しました。
自宅を新築するときの話ですが、自分の母親に限らず、何故か女性の方々は家中に色々な収納スペースを要求してきます。
住宅営業で間取りの打ち合わせなどもしていましたからわかる事なんですが、収納を作るのもけしてタダではなく、スペースも取りますしコストもかかります。
そして、何が腹が立つかと言えば、その納に使いもしないゴミをせっせとため込んで、日常使うものが部屋や廊下にあふれかえっていて、あまつさえそこにカラーBOXを重ね始めて居住スペースを圧迫し始めるんですよ!
自分は母親に春夏秋冬で使用実績がないもので、自室以外の収納にあるものは問答無用で廃却するを離職後宣言して現在せっせと整理と清掃工場への廃却にいそしんでいます。
あー、清々した!(笑)
ゴミを捨てて、空いた棚にまずチューブやタイヤなどの消耗品を納めます。
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そしてヘキサレンチやドライバー、エアゲージ、タイヤレバーなどの工具をまとめて納めます。
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問題が起きなければ、日常整備はここの工具でほぼ間に合うははずです。
更に小さいバックにヘキサレンチ、タイヤレバー、ワイヤー、ブレーキシュー、クリート、タイヤ、ニッパなどを入れて、自家用車に次いでおきます。
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これはイベントなどの出先で、トラブルが発生したときに対処できるアイテムをそろえました。
ま、工具類などただ分類して納めただけで、本当ならどこに何があるかまでキッチリと整理すべきなんでしょうが、これで少なくとも整備を始めて、あちこち工具を探し回る事は無くなると思います。
自転車パーツ類も一か所にまとめてあり、これで気持ちよく自転車の整備を進められます。
断捨離の続行中ですから、先に整備したクロスバイクや、使用していないロードバイクなど、計3台は売却に進めていき、ロード用のアルミフレームがあるので、使えるパーツを集めて1台ロードバイクを作り、これも売却していく予定です。
それでもロードバイク6台、MTB2台、折り畳み自転車1台の計9台は残りますから、断捨離はまだまだ続いていくようですね(苦笑)。

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頑丈なクロスバイク、FELT QX65完成 [自転車本体]

このところ作業にとりかかっていたクロスバイクFELT QX65ですが、10年以上前に7万円以上で販売されていたバイクです。

ただ、この個体は非常に不幸な生い立ちのバイクで、これを買ったオーナーは相当乱暴に乗ってロクな整備もせずに、ボロボロな状態で売りに出してしまったようです。


あくまで自分の見解ですが、スポーツバイクというものが分からない、例えば子供や学生が乱暴に取り扱って、フレームは傷だらけでチェーン落ちなども頻繁にあったようで、その上適切な整備・修理を施さず、状態が悪化してもう使えないと、そのまま売り払ってしまったようです。


普通ならもうこんな個体は利用しようがないのですが、元々MTBから発達したものなのか、フレームが非常に頑丈に作られており問題が無く使えます。


となれば、消耗品やコンポーネントの交換で生き返ってしまうので、自分のようにあきらめの悪い自転車乗りは、何とかしたくなっちゃうんですよね(笑)

ちなみにFELT社は、元々アルミフレームでは評価の高い会社です。


通常このような状態のバイクはおそらく廃棄処分にされてしまっている事がほとんどでしょう。


あきらめの悪い自分は(苦笑)、過去に数台こういうバイクをゴミ貯めから路上に蘇らせた事が在ります。


さて、本日はタイヤに空気を入れて試乗しながら最終調整です。

その前に、実用性を高めるため、サイドスタンドを取り付けました。

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ネットで調べたらこのQX65用の社外品を売っていました。

チェーンステーの取り付け位置にきれいにボルトオンで取り付けられました。

汎用品だとフレーム傷つけたり、結局緩んでしまったりするんですよね。


あと、誰が利用するにしても、自分の立場からして道交法に準拠していないバイクを路上に出すわけには行かないので、ベルと、リアのリフレクターも取り付けます。

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これに前照灯を付ければ道交法では問題なく公道を走れます。


ちなみに自転車には「車検」は無く、その上整備不良でも、余程の事が無ければ路上で検挙はされませんが、万一事故を起こしてしまった場合や、整備不良が原因になった場合、過失ポイントが加算されて、より加害責任が重くなるという事は、ご存じない方は覚えておいてください。


フレームにはフレームの材質と種類、サイズのステッカーが残っていました。


ちなみに6061というのは、旧JIS規格の6000系素材のアルミニウムで、強度があり腐食にもに優れている素材です。


ただし溶接特性は良くなく、強度を落とさずその後の割れなども起こさない溶接を施すには高い技術が必要になります。


BUTTEDというのはバテットチューブの事だと思いますが、溶接するパイプの両端の素材の厚みより、中間に行くほど薄くしていく工法で、強度と軽さを両立するために利用します。
通常2段階で薄くしていきますが、クロモリのパイプなどは、物によっては3段階で薄くして行ったり、段差なしで徐々に薄くしている高級パイプも存在しています。
まあ、最近の人で、こういう所を気にして自転車を購入する人は、圧倒的に少数派なのかもしれませんね(苦笑)


この44という表示は、FELTのサイトで調べたところ、サイズは身長150~165㎝の方が適性の寸法のようです。

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ちなみに傷だらけのフレームは、反射テープなどで隠すことにして、特にチェーン落ちでかなり傷だらけのチェーンステーはカーボン柄のガードシールで傷を隠しました。
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このシールやステッカーや保護シートによる傷隠しは結構使える技です。
9速のコンポーネントに交換したのは(もともとは7速)先にも書きましたが、付け加えてタイヤはPanaracerのパセラで28mmサイズの新品、ホイールは元々別のクロスバイクについていたもので、アレックスリムですが、ハブはシマノなので物としては良い方です。
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ホイールは見た目や状態もさることながら、ハブがしっかりとしたものが使われていることが最大のポイントです。
シマノ製ならまず問題は無いですが、モノによってはかなり工作精度が低い粗悪品をしれっと入れている物も少なくはなく、そうなるとオーバーホールしても使い物になりません。
この組み合わせならクロスバイクとして街乗りに使うには十分なスペックで、トータルすれば元々のカタログスペックよりかなりグレードアップしています。
こうやって見るとややホイールベースが長いフレームですかね。
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試乗してみましたが、ガタつきもなく異音の発生もなく、ブレーキや変速系の機能もばっちりで、ハブやBBのオーバーホールや新調、あとこのパセラというタイヤの特性で、カタログ値12.2kgという重量にしては軽快に走ってくれて、路面の当たりもマイルドで乗りやすかったです。

ジオメトリーの特性で、よく言えば操縦性がマイルドで直進性が良く、まあ、悪く言えばロードバイクなどに比べれば反応が穏やかすぎてキレはありませんが、反応が穏やかなので初心者でも安心して乗れるでしょう。
しばらくは試乗やレンタル用として自宅において置き、希望者がいれば売却したいと思います。
おそらく新品で5万円程度のクロスバイクと同等の性能と快適性があり、消耗品がすべて新品なので、安心して長く付き合えるバイクだとは思います。
 

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古いバイクは整備も簡単、長く使える! [雑談]

昨日のFELT QXの整備の続きです。


リアホイールですが、振れ取りを行ったのは3年以上前でしたが、タイヤを組み込んで実装したところ、結構所々歪んで振れている事が分かりました。


そこで、ホイールを外して振れ取りをやり直すことにしました。

RIMG5549.JPG
簡易的なやり方ですが、そこそこバランスが取れます。
まず、スポークテンションをハブ側とアウター側で計測して、一度お互いの平均的な数値にすべて合わせます。
このGORIXのゲージは簡単に計測できます。
RIMG5550.JPG
測る場所や角度など、測定方法によって誤差が大きいのが難点で、本当はデジタル方式のゲージのほうが良いのでしょうが、自分の使い方ならこれで十分です。
この状態で振れ止めを再度行うと、部分的な歪みというより今度は周期的にポワンポワンと揺れ始めました。
理論的にはスポークのテンションが揃っていれば振れはないはず(新品スポークで組んだ時はそうだった)ですが、何本かスポークが伸びているのか、走行の衝撃でリムが曲がっているという事なのでしょう。
高校生の時は、通勤で毎日乗っていて、乗り方も荒かったので直ぐにホイールが歪んで来たのを、ニップルで修正しながら使っていましたが、流石高校生の浅はかさで(苦笑)、バランスを取るという知識がなかったので、伸びたスポークを締め込むだけでしたので、限界を超えて直ぐにスポークが折れてしまいました。
今度は振れ止めゲージ見ながら微調整を施し、何とか実用に耐えるバランスが取れました。
さて今度は以前通勤で使っていたMTBのGTですが、自宅の足代わりにガレージに放置していただけなので、随分薄汚れてしまいました。
此方もリアのホイールが随分歪んでしまっているので・・・こちらはリムが歪んでいるのを修正しながら使っているのでスポークテンション調整だけでは完全には元に戻りません。
とにかく泥と油を落とします。
RIMG5551.JPG
油を落とすのはマジックリンを薄めたものを使うのがコスパが一番良いです。
塗装や装飾品など考えると、マジックリンでは強すぎるので適切ではないのですが、このバイクは元々塗装のないアルミ地のフレームで、特に気を遣う部品もないため、ザブザブ洗ってしまいます。
ある程度乾かして、各部の泥などを取り除き、注油をして組み立てれば完成で、見栄を良くするのと部品の保護のために、黒い樹脂部品はシリコンオイルを沁み込ませてふき取り、フレームは液体WAXをかけます。
RIMG5552.JPG
元は今は亡き26インチのMTBでブレーキも油圧ディスクではなくVブレーキですから、構造は単純で整備は簡単で、部品も廉価版の部品ですので消耗品などもリーズナブルです。
実際の所、このバイクで普段使いに何の問題もなく、機械はシンプルイズベストが信条の自分としては、このバイクは必要以上に過保護にせず、使い倒していこうと思っています。
しかし、こうやって自分のバイクなどをようやく腰を据えて整備できるようになりましたが、面倒ではあるのですが、やはり自分はこういう事が好きなんだなと実感できます。
よーし、いろいろと部品やフレームなどもあるので、整備を進めててみますね。

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恒例梅雨のお楽しみ、クロスバイクFELT QXを再生 [自転車本体]

このところ調子が悪いのは、この天候の影響だけではないようです。


先週末前の会社の仲の良い同僚が送別会を開催してくれまして、それはそれで大変ありがたかったのですが忘れていた、忘れたかった不都合な事実をまたぞろ聞く羽目に至り、一気に具合が悪くなりました(苦笑)


そもそも、その環境に心身共に耐えがたく離脱したのですから、その瘴気のようなものが蔓延した環境で今後も勤続し続けるかつての同僚には、申し訳ないと思うのと同時に、早くナウシカの腐海のような陰鬱とした世界から、離れてほしいと無責任ではありますが思ってしまいました。


さて、どうも記録的な梅雨・・・・気象庁は例年の時期からして云々などと、今だ牧歌的なことを言っていますが、目の前に起きている現象を、過去にとらわれず科学的に冷静に判断するだけのことだと思うのですが・・・


要するに、どう考えても梅雨の気候にに突入しており、朝から晩まで自転車の乗り回すとかは不可能で、であれば乗るのでははなく、自転車イジリのお楽しみが待っているというものです。


とはいえ、ここ数年例の瘴気の影響で(苦笑)、すっかりやる気を失っていたこともあり、実は3年前に色々買い込んだ部費やフレームやジャンク品のクロスバイクが、退職後の自宅の整理を行ったところ、倉庫から発掘されました(笑)


この画像のFELT QXというクロスバイクも、レストアして希望者に渡そうと購入したのですが、かなりの曲者で、簡単に治らないと放置していました。

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普通のロード寄りのクロスバイクというより、MTBから派生させたクロスバイクのようで、各所のサイズやジオメトリーなどが、例えばGAIANTとかスペシャライズドとかのものとは違うようです。
用意した部品が合わないケースが多く、おまけにホイールなどスポークがかなりダメージを受けていて、結局リアホイールなど、ほとんどスポークを交換して振れ止めをやり直すなど、一進一退で作業が進まず、そのうちやる気を失ってしまいました。
今回ようやくやる気を出して引っ張り出しましたが、基本ジャンク品の組み合わせではじめた作業の詳細をきれいさっぱり忘れており(笑)そこから思い出すことから始めました。
特にリアディレーラーに至るワイヤーの取り回しが特殊で、アウターケーブルごと、チェーンステーに樹脂クリップで数か所止めるようになっています。
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しかし、肝心な樹脂部品が欠品していて、いろいろ試して、台座にナイロンバンドを利用してとりあえずなんとかしました。
変速系は結局9速の中古品と新品のシマノのALTASの混合品で、チェーンを貼って調整しようとしたところ、今度はどうしてもフロントディレイラーがアウターまで移動しません?
あれこれ試してもダメで、こりゃまた作業中止かなとも思いましたが、せっかく時間だけはたっぷりあるのですから(苦笑)、忙しくて出来ないという言い訳が出来ない事を思い出して、よく観察したところ、どうもカセットBBの軸長が長いのが原因ではという所にたどり着きました。
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手持ちにあるスペアのカセットBB(なぜそんな物が有るかはともかく)と比較して、どうも軸長125㎜というものが入っているようなので、軸長110㎜のカセットBBを購入して交換することにしました。
これが軸長違いのBBの比較です
RIMG5539.JPG
 要するに各種コンポーネントの組み合わせでチェーンラインを合わせなければという事でした。
ただし、これをこのまま組み合わせると今度はインナーギアがフレームに近すぎてチェーンが干渉してしまうので、2mmのスペーサーを入れて調整して組付けて、何とか普通に変速するようになりました。
単純に既定の部品を組み付けるのを、以前いた会社の、お得意様先のベテランエンジニアの方は「部品組み付けるだけなら誰でも出来るので、そんな者はエンジニアじゃねぇ!、お前らは部品を交換するだけのチェンジニアでしかない!」と怒られた事が在ります。
自転車もシマノの規定内の部品の組み合わせだけなら、確かにチェンジニアでしかなく、いろいろな部品を削ったり、曲げたり、焙ったり、穴開けたり、溶接しながら、いろいろ試して機能するようにしていくのは、手間がかかりますが面白いですね。
ただ、商売として手間賃を正規の値段で載せてお客さんに提示しても、到底納得してもらえない値段になってしまうので、古い自転車を再生して商売する・・・・は、相当ビンテージ物や特別な加工を要するオーダー等の場合だけであり、自分にはそこまでの技術はないので商売にはなりません(苦笑)
さてようやくブレーキを組み立ててれば完成ですが、Vブレーキを組み付けるのは久しぶりで、部品点数が少なく簡単な作業のはずですが、結構手間取りました。
RIMG5544.JPG
これも、部品をジャンク品を引っ張り出して、あれこれ組み合わせて調整していたからで、規定品組み込むだけなら本当に簡単な作業ではあります。
ただし、単純で簡単であるが故に、きっちりブレーキが効く様に調整するにはノウハウがあり、そういうメカニックに組んでもらうと、気持ちが良いほどブレーキが良く効きます。
最後に汚れていたサドルをこれも在庫品に交換して終了です。
RIMG5546.JPG
あとは走りながら機能を確認、調整をして、各部の締結をもう一度しっかり確認して、WAXを塗ってきれいに拭き上げれば完成となります。
この写真は自分が乗るためサドルを上げていますが、基本的には自分が乗るサイズではないですね。
しかしこのクロスバイク、今後どうしましょう。
機能的にはほぼフルオーバーホールを施し、ワイヤーやブレーキシュー、シフター、タイヤ、チェーン、BB等は新品ですから問題なく使えますが、結構特殊な組み方をしているところが有るので、まったくノーメンテナンスで問題なく使えるという保証がありません。
ある程度自分で整備できる方なら問題はないのですが、クロスバイクはどちらかというとこれから始めますみたいなビギナーの需要が中心ですし、出来れば自分がケアできる身近な人に希望者が居れば、格安でお譲りできればよいかなと思いました。
ええ、勿論今のところは練習台替わりの作業ですので、採算度外視の値段しか設定できないので、お買い得かもしれませんね(笑)

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自転車中心の生活に備えて、バックを新調 [自転車環境]

最近自家用車の距離が伸びません。

そもそも休日は(今は毎日休日ですが)ほとんどツーリングでロードで出かけていますし、車が必要な大きな買い物も昔はホームセンターに週末に必ず行きましたが、Amazonを中心とした通販が主流で、ほとんど行かなくなりました。


加えて現在通勤しておりませんので(笑)、益々自家用車を動かす用事がありません。

さらにとどめとして「コロナ禍」で他県の移動・・・・というより自転車イベントなども中止になっていますので長距離の移動する用事もありません。


某アニメの影響ではないのですが(本当か?)、原付2種AT限定の免許なら、教習所で2日通えば取れるという話もあるので、免許取って今流行りの「ハンターカブ」を買って、キャンプ道具積んで日本中うろつこうかな等と、収入もないのに余計な出費が嵩むことばかり考えてしまいます(苦笑)。


まあ生活費の整理が進めば、地方都市は軽自動車一台在るのがベストチョイスであって、そう遠い先では無い時期に、例えばもっと小型の二人乗りの小型EVになるなんてことも、現実的な選択かもしれません。


さて無駄に前置きが長くなってきたのは調子が戻ってきた証拠ではありますが(苦笑)本日の本題です。


生活の移動は自転車が中心になっていますので、各種手続きの用事や買い物などを考えた場合、もっとちゃんとしたバックの必要性を感じたので、これは無駄使いにならんと自分を言いくるめて(笑)新しいバックを購入しました。


そういえば通学とか通勤とかでこういうバックを背負っている風景をよく見ましたが、Amazonでいろいろと検索して、定番のこの商品を選びました。


最近資格や保険など手続きが多く、講習会にもよく出かけますので、A4サイズの書類やテキスト、場合によってはノートPCやPadなどを無理せず、また曲げたり汚したりせず運べることが条件で、また買い物もこなすとなれば相応の収容力もほしいということでの選択でしたが、2?のPETボトル3本に、いつも持ち歩いているサイドバックまで無理せず入る収容力がありました。


また防災士としては非常時の備えも忘れるわけには行かないので・・・というよりお出かけの時には最低限これらの装備は必ず携帯します。

簡易レインウェア、マスク、ウエットテッシュ、防寒ブランケット、ラジオ、ファーストエイド類、消臭剤、消毒用アルコール、ロンググローブ、LEDライト等は、出先でのアクシデント(事故、怪我、災害)の備えとしては最低限度の装備です。


おっと、いまはスマホ用の予備バッテリーも必需品ではありますが、なんとこのバックが内蔵ポケットと連動している外部ジャックまで付いているではないですか!

こりゃ花丸ちゃんでなくと驚きますねぇ(笑)

緑色のザックですが、流石にファスナーが壊れていたり、所々破けていて補修しながら使用していましたが、今回めでたく引退となりました。


まあこの手のものはあくまで「道具」ですから、使い倒してナンボのものですので、今日から早速・・・あっ!バイクのメンテナンスを先にしなきゃ(笑)



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失業保険の受給申請とMTBサスペンションの空気圧調整 [雑談]

いや、離職したから随分暇でしょうと思われるかもしれませんが、「結構やることあるなぁ」という感じです。

朝起きて「さて今日は何をやろうかな」等と呆けている暇が無いのは有難いというべきでしょう。

もともと仕事をしている暇が無い程忙しい等と嘯いておりましたが(苦笑)、自分のやりたいことに優先順位をつけてスケジュール管理をしなければいけない程、「何かをしたい」欲求が湧き出して来ています。


さて、本日は前歯の治療のために通院するのと、「失業保険の申請」があるので、宇都宮市の明保野町というところにある、宇都宮労働基準局、宇都宮ハローワークに行き、雇用保険の支給の申請を行ってきました。


まあ、労基協がここにあるのは子供のころから知っていますし、此処にお世話になるのは初めてですが、既に敷地の入り口で交通整理が立っているほどで、此処が混雑する事はまあけして良い事では無いですよね。


離職証明書がまだ未達で仮の手続きですが、タップリ2時間程時間がかかって、お昼を過ぎてしまいました。

さて昼食をどうするという事で、この近くに大衆食堂があるのを思い出して行ってみました。

大衆食堂は今や「絶滅危惧種」であって、飲食業界の「レッドリスト」ともいえる存在ですが、やはり抜群のコスパは我々庶民の味方であり、是非とも存続してほしいものです。

現状はコロナの影響で廃業が加速しているのが悲しい現実ではあります。


昼食後は、市の中心部にある「カントウ自転車」にMTBのチェーンを買いに行きます。

通勤で使用していたTREKエクスキャリバー8は、現在通勤用というより完全に移動の足として重宝していますが、流石にいろいろとくたびれてきているので、此処で本格的にメンテを行います。

具体的には伸びたチェーンの交換と、リアホイールのハブのグリスアップ、フロントサスペンションの調整などです。


フロントサスペンションは、ロード乗りの自分は基本的にメンテ経験がなく放置していた部分ではありますが、最近沈み込みが大きくトラベル量が確保できないので、エア圧調整する必要を感じていました。

そこで今度は近所の「リベルタス」で、サスペンションポンプを購入しました。

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使用頻度から通販で安いものとも考えましたが、この手の道具をケチるとロクなことがないのは痛いほど身に染みていますので(苦笑)しっかりとしたものを購入しました。

あっ、たださすがにこの値段は無職無収入の自分には痛いので、しっかりため込んだポイントを活用させてもらいました(笑)


調整はそう難しいものではなく、まずエアバルブがある側の上部のキャップを探します。

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これを開けるとバルブが見えてきます。

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これは自動車用タイヤやMTB用タイヤの米式(シュレッター)バルブで、此処にポンプのアダプターをねじ込みます。

このねじ込む作業はコツがあって、ホースを斜め横にしてねじ込もうとするとネジ部が斜めになり入らなかったりネジをなめたりしてしまいます。

自分は工業用のアキュムレーターの窒素ガス補給などでこの作業は慣れているので問題なく装着できました。


ちなみに前職について良いかったと思うのは、機械整備の基本をしっかり習得できたことで、自動車整備や産業用機械の整備、金属加工や防錆処理など嫌というほどしてきたノウハウは、自転車整備に大いに役立っています。

嫌々やっていた仕事でしたが、これがなければ前職就業以前はロクな知識や技術もなかったので、今ほどの自転車整備は出来なかったと思います。


さてゲージでエア圧を図ると、ああやはり相当エアが抜けていましたね。

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空気圧は本体にラベルされている指定空気圧を基準に選びます。

今回は150psiに合わせましたが、実際は自分の体重、走行する想定路面、タイヤの空気圧、種類、操縦性能、減衰力、乗り心地等を総合的に判断して、自分で細かくセッティングしていくものではあります。


まあ自分の場合はこれで競技に出たりするのではありませんので、あまりシビアにセッティングは今回行いませんでしたが、今後いろいろと試してみるのは面白いと思いました。


しかし、ようやく自転車であれこれ楽しもうという心の余裕も取り戻しつつあります。

本来「食い扶持」を稼ぐ為の算段に腐心しなければいけない身分ではありますが、ようやく取り戻したこの喜びは、しばらく噛みしめてみたいと、甘い事を考えていたりします(笑)

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私は「〇〇」で、会社を辞めました! [雑談]

今月よりめでたく「野良犬」になった自分ですが、各方面より大きな反響を頂き、ある程度関係先に配慮した上で、何故この時期に、自分は「ぬくぬく」とした環境が保証できている飼い主のもとを、なんで自らリードを引きちぎって「野に飛び出した」かを、周囲にはっきりさせておこうと思います。


まあ、多くの皆さんから多種多様なご意見ご感想をいただきましたが、「自分の会社員という身分と収入だけを期待している」人達は概ね否定的で、これは苦笑いするしかありませんが同居している実母が最も否定的でした。

否定的な理由は「理解できない」という事のようで、その人達の価値観から大きくは外れていたようです(苦笑)

成るほど、この人達は「こういう眼鏡で自分を見ていたのか」がハッキリ判ったことは、面白くもあり自分としても良い人生経験が出来ました。


反対に今後想定できるネガティブな要素をハッキリ指摘してくれたうえで、自分の選択と決断を応援してくれる方々も大勢いた事は本当に励みになり、この場を借りて感謝と御礼申し上げます。


さて、本題の退職理由ですが、一言でいうと「心底呆れ果てて愛想が尽きた」です。

うわぁー!随分上から目線ですよね(笑)


こんなこと言っては何ですが、自分の社会的な立ち位置や会社内での評価、価値に対しては冷静に、冷えた目で自分を見ていたので理解していました。

「自分はこんなところで働く人間じゃない」なんて己惚れてはいませんでしたよ(笑)


ただ、自分の周囲の流れや、実際現場に行って現実に起きている「目を覆うような惨状」を見るにつけて自分として一つの結論が出ました。

それは

1,現場で起きている現実

2,しなければいけない事

3,現場で考えている事

4、会社が認識している事実

5、会社がやろうとしている事

6,会社が考えている事

7、そして「あるべき」真実

という事象が進行している時系列のラインで、それらがまったく融合することなく進んでいて、おそらく今後平行線を通り越して更に隔離していくことが、ハッキリと確認できたという事です。


問題が山積されて、それらが解決されることなく現場の状況が悪化していき、モチベーションが低下して働く人たちの顔に笑顔が無くなりました。


そしてそれらの現状をまったく認識することなく、「絵に描いた餅」を無邪気に推し進めるリアリティの無い会社施策が進行して、それらが自浄作用で解決されることは無いという結論を得ました。


おそらくこのまま表面上は問題もなく運営されて、自分が定年まで居残っても「会社は存続して収益も有る」うちは大丈夫だろうとは思いましたが、どうにもこの状況に「堪忍袋の緒が切れて」しまいました。


元々は、営業地域の地元の人間で組織が構成されていた元の勤務先は、栃木県南西部特有の地方性と土着性が色濃く残る「日本の古い村社会」の発想が強い組織で、また取引先の「お得意様」も世界有数の有名な一部上場の企業なのですが、世間が抱いている先見性と先進性のイメージとは真逆の「ドメスティックで情実に左右される企業」なのが実態でした。


自分に言わせると、その組織の中身は「日本帝国旧陸海軍」と何が違うの?というような、派閥争い、忖度、内部抗争に明け暮れる組織運営が目立ち、勝ち残った派閥が無意味な組織変更を猫の目のように繰り広げる企業でした。


通常そんな組織ではすぐに破綻するだろうと思われるでしょうが、実は日本では決して珍しい事ではありません。


それでも業績や実績が上がっていたのは「現場力」が非常に強く、組織上厄介者扱いされる「アウトロー」的な人物程実力が高く、忖度なしに「何が正しく適正なのか」という尺度で信念をもって仕事を遂行する「野武士」が存在が大きかったと推察されます。


組織決定に対してそれが間違っていたり不適切であれば「No」と言って業務を動かしていたからです。


またそんな人間を受け入れるだけの許容力が組織に残されていた事と、「創始者」の思いを受け継いでいた、決断力のある経営陣が残っていた事も大きかったとも思います。


ところが、自分の見立てでは「プラザ合意」以降の産業の国際化での競争力確保と銘打った「株主優先」「リストラ」や「アウトソーリング」、「年功序列から業績査定の人事制度」が進行していきました。


経営陣は「ファンド優先思考」で株主の顔色を窺い短期業績に奔走して保身を図り、企業存続を錦の御旗として各種政策と連合執行部の取り込みにより労働組合を骨抜きにして人件費を圧縮させました。


その実旧来の情実組織を引きずったまま業績査定による人事を強行させた結果、経営陣も短絡的な単純な「収益」一点での成果しか見えなくなりました。


目に見える短期業績やそれらしい「本業に関係ない目立つ実績」を「でっちあげる能力と饒舌な話術に長けた」御身の出世第一の人間が経営陣や管理職に登用されていき、自分達のいう事を聞かない、もしくは邪魔な人間を保身のため徹底的に排斥していきました。


結果、「野武士」達は排斥され、追い落とされ、言葉を失い、企業を去り、後身は沈黙を選び、結果として経営陣が考える間違った組織統制の「NO」と言わない人たちの集団となってしまいました。


こうなると日本の企業はなかなか「進路修正」が効きません。

なにせ「保身」が優先される結果、事象の正確な検証と反省が出来ない、もしくは黙殺するからです。


「反省」=「自己否定」=「没落」という強迫観念が異常に強いことや、「ムラ社会」的な、前時代的「人治主義」も理由の一つでしょう。


身近な実例としては、「韓国」がこの「人治主義」の最たるものであり、その結果は、「正論」より「感情」が優先されて、それらを利用する「何者」かに容易に国家全体が煽動されていく様は、日本もよその国の事を悪くは言えないなと、個人的には考えています。


その結果批判を許容できなくなるので、世に言う「PDCA」でいうところの「C」のチェックを行われません。


「うまくいかないから反省もなく次のプランを実行」に走るので物事が改善されて回ることなく、同じ過ちを何十年でもグルグル続けてしまいます。


まあ、こんなことを何十年も見てきて本気で飽き飽きしていたのですが、一昨年まではそれでも我慢して定年までは「私は貝になる」事で、卑しくも自分も保身を図っていました。


比較的に安定した業務の職場に、知り合いが引き取ってくれたこともあり、顔を潰すわけにもいかないと、あまり大騒ぎするわけにもいかず、正直悶々と数年過ごしました。


しかし、世の中は自分の予想通り・・・というか予想もしない「パンデミック」による、コロナ禍が発生したことは大きな転機になりました。


自分は「リーマンショック」以後、10年後には同様以上の経済危機が来ると推察して、「多分55歳ごろにリーマンの時のようなリストラで今度こそ肩を叩かれる」自信がありました(苦笑)


そんなこともあり、40歳後半期より、55歳頃から転職など大きな状況変化があると予測して、資格取得や人脈の構築などを心がけていて、一昨年より生活費の圧縮や貯蓄を進めて「Dディ」に備えていました。


コロナ禍は、表向きは思ったほどの経済危機にはならない・・・というより各政府が無理やり市場を支えるために資金を市場に「ジャブジャブ供給」していることで何とか表向きは保っていました。


しかし、感染対策が人間のつながりのプロセスを根底から変えつつあり、特に日本は大きく「変わらなければ自滅する」程追い詰められていますから、そういった大きな変化が、後押しになった事は間違いありません。


その上、基本的に「本意でない業務内容と組織」で我慢していたこともあり、どうやらそれらが精神的な負担となり、ストレスによる心身障害が顕著になってきました。


その最たるものが「血圧」で、元々高血圧で薬を飲んでいたのですが、それでも「135-90」程度で推移していたのが、ストレス太りもあり徐々に上昇していき、対策としてダイエットで体重を落としているのにも関わらず、上が170近くまで上昇してしまい、一向に下がらなくなりました。


ちなみに「辞表」を提出した翌朝、特に薬の種類など変えていないのにも関わらず上が110まで下がったのを見て驚いたのと同時に、如何にストレスが自分をむしばんでいたかを確信しました。


こんなこともあり、果たして4年我慢できたとして、本当にその時に自分は、自分の望むような人生が送れるような心身状態を維持できるかどうかについて、本当に不安になりました。


また、同様な境遇で現場で鬱々としている同僚の多くが、「投げやり」というか自暴自棄的な風情を醸し出している現状を多く見てしまい、やはり「不本意な状況を生活だけのために我慢する事の弊害」が、人をここまで自堕落にさせるのかという現実に驚愕してしまいました。


とどめは、「本当に野良犬で生きていこうという決意」が自分にあるのかという自問自答を繰り返した結果、「生活と身分の保証」という免罪符が自分をトコトン甘やかさせてることに気が付きました。


このままの状態で4年過ごした結果として、本来準備していたこと、また準備しなければいけないことを実行できている自信がなくなりました。


これは「背水の陣」で自分を追い詰めて、本気で準備を色々と進めていかなければという結論に達し、気が付けばネットのサイトで「辞表のテンプレート」を探して辞表を書いていました(笑)。


もうこうなると、現状で我慢していると確実に病気になるか、頭に血が上って2~3人ほどぶん殴って血反吐をはかせて、刑務所のお世話になることが予想できましたので(苦笑)、犯罪者になる前に辞表を提出しました。


個人的には数年かけて準備していた結果で、後悔しない判断のために多くの研鑽と、いろいろな立場の方に相談をして、単なる一時的な感情の高ぶりや思い付きでない結果を出したつもりではあります。


自分、重要な決断が近づくと「情報統制」が厳しくなる人間で(笑)、周囲には一切そんなそぶりは見せないようにしていたので、結果として「電撃退職」として関係者や知人を驚かせてしまいました。


とまあこのように書いてあると「もう次の就職先ややることなど完璧に決まっていているのでしょう」と思われると思いますが、お恥ずかしい話現時点はほぼ「白紙」状態です。

オイ!(苦笑)


現実的には、まず「やさぐれた」心身状態を回復させる事を優先させており、足の手術や歯の治療など「病院通い」を中心に、5つの資格(うち3つは国家資格)の取得を進めていいます。


あとは忙しい(と称して)できなかった自宅の片づけや物品の整理、断捨離の積極的な推進を日々続けており、余った時間はアニメを見るか自転車を乗るという生活スタイルで、たぶん年内はこのまま過ごすと思います。


個人的な目標としては、数年以内に自転車関連で何らかの「ささやかな収入と多くサイクリスタとの繋がり」が実現できて、余生が過ごせるようにすることが目標となっています。


しかし、ほぼ同年代の方々と、元の会社の人や、いろいろな立場の人達と話し合いましたが、驚いたことに業種・企業は違えども、自分とほぼ同様の考え方を持ち、同じ悩みを持ち、そして決断するか否かで悩んでいるという事実は、是非皆さんにも知ってほしいと思います。


ちなみにやはり「家庭」をお持ちの方は、ほぼ物理的に判断は不可能であり、反対に自分のように「独身」の根無し草の方などは、むしろ判断を阻害する要因がないことに気が付いており、「このまま評価もされず捨てられるのならそんな組織に殉ずる理由はない」という結論に達しています。


まあ、正直言うと、自分の目から見ても、「自ら価値を下げて組織と周囲に迷惑をかけている」同年代の人間も残念ながら少なくはないので、このような流れに至ったのかなという「世代としての責任と反省」も感じています。


とまあクドクドと色々書きましたが、今は「そのうち何とかなるだろう!」とスチャラカ決め込んでモラトリアムを楽しんでおります。


まあそのうち資金が尽きて顔色が変わってくることも予想できますが(苦笑)、自分は「自分の判断では後悔しない、後悔させない」がモットーであり、そんな自分を裏切らないように、肩の力を抜いて歩いていきたいと思います。


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