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ビンディングシューズの手入れ、クリートの位置を再調整 [自転車部品]

いや、なかなか時間が無くて手入れが出来な・・・・と言えなくなって半年たちますが、結構面倒なのでと手を付けていない事が結構あります。

最近ロードでも使用しているSPDのシューズですが、本格的にロングライドやイベントにも使用するようになって、気に成る事が在りました。


それは「クリートの位置セッティング」で、SPD‐SLシューズはかなり気にして細かく位置の調整を行っていました。

特にクリートの前後位置は、ペダリングや足の疲労に大きく影している部分ですので、違和感が有るとそのたび調整を繰り返していました。


これは本来SPDであっても同じはずですが、なんというか、元々本格的に使うはずではなかったので、お座なりにしていましたが、ポジションの再調整を行っている中、ロングライドをしていて足の指の付け根辺りに痛みを覚える事が在り、これは久しぶりにクリートの調整をしようという事になりました。


さて現行のクリート状態はというと・・・・

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ボルトの穴に砂がガッチリたまってい、レンチが入らなかったので、多少清掃しましたが、これじゃ緩まないんじゃないかしら?
で、こういう物を使います。
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通常の浸透剤ではなく、冷却効果で金属を収縮させて隙間を作り薬剤を沁み込ませるものです。


更に先のとがった物で、出来る限り入り込んだ砂や土を出来るだけほじくり出し、レンチがしっかりはまり込むだけのストロークを確保します。

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このシューズは歩けるビンディングシューズとしてツーリングやイベントなどで、気軽に歩く事を目的に購入したので、色々な物が入り込んで穴をふさいでいました。
奇麗になりましたが、ボルトの協会も見えないくらい摩耗しているので、これで本当に緩むでしょうか?
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まあ、ここは自動車業界に30年いて、色々な車両や部品の分解経験が有る事で、ノウハウを持っています。
ちゃんとトルクかけてネジの頭や穴などをつぶさないコツは、きちんとした工具を、しっかり垂直に差し込んで、じっくり少しずつ力を加えて行く事です。
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短いヘキサレンチでは斜めに成ったりしてトルクもかけられないので、ここは柄の長くなるトルクレンチをつかいしっかり回します。
慎重に力を入れていくと、ゆっくり回り始めましたから問題ないようです。
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緩まないときはレンチが斜めに傾いてきてヌルっとした手ごたえが出始めたら、ボルトは回らないまま、ボルトの頭や穴の角が削れて、所謂「なめている」状態になっています。
これで新しいクリートを付ければよいのですが、さて問題はその位置関係です。
ペダルの軸と、脚の親指の付け根の、つま先立ちでバランスを取るときと中心点を合わせるように自分は調整しますが、そのためにはシューズのどのあたりにその「力点」が来るのかを、きちんと決めておかなければなりません。
最も簡易的な方法として、「実測」として自分の脚に印をつけます。
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目安としてはくるぶしの中心点を起点として、先ほどの力点の所にテープを張って、くるぶしから力点までの寸法を測ります。
自分は左側が125㎜で、右側が130㎜ありました。
左右の差が出るのは当然で、人間の体はJIS規格でも、モビルスールでもない「ナマモノ」なので、左右の寸法に差が出るのは当然です。
そしてそのままシューズを履いて、今度はくるぶしの所から力点までの寸法の所にテープを張ります。
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あとはSPDのクリートを、このラインに合わせて前後位置を決めると、バッチリペダルと軸と、脚の力点が合わさるという事です。
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但し、これがペダリングをする上の「最適解」ではない事は当然です。
クリートと前後位置については一定の法則が有り、クリートを後にずらすと踏み込みやすくなるので、力をかけやすくなります。反対にクリートを前にずらすと踏み込みにくくなる代わりに、高回転までペダルを回しやすくなります。
これはフラットペダルで足を前後にずらしてみるとその違いが分かります。
ただ、単純にクリートの問題だけでなく、サドルの高さや前後位置、ハンドルの高さや重心位置の前後との相関関係があることから、「どのような走り方をしたいか」によって、ポジションのイメージを固めて、それに合わせてセッティングを煮詰める必要が有り、クリートの位置は、あくまでその一要素にすぎません。
自分の場合、長年「平地のロングライドで、脚の消耗(特に前側の大腿筋)を抑えて、長時間足を持たせる」という方向でセッティングを固めてきたのを、「ある程度山岳路で足の負荷をかけて登れるようにする」という方向に少し寄せている流れでポジションを色々変更しているので、走り込んでの煮詰めが不可欠になります。
さて、本当は此処で記事が終わるはずでしたが、書いている途中で通販で頼んでいたSPD‐SLのクリートが届いたので、こちらのシューズもクリート交換します。
今回はシマノ純正のクリートではなく、実売価格で1000円程安いサードパーティー品を使います。
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以前も別の商品でサードパーティー品は利用しましたが、まあ「使えなくはないが・・・・」という程度の物で、主に接触部の色付きの樹脂の材質の違い(安いものは硬い)、脱着に難が有り結局純正品に戻ったという経緯が有ります。
最近はSPD‐SLシューズは、本当に一部のイベントでしか使わなくなりましたから、そんなに損耗しませんでしたが、以前のように普段のツーリングやトレーニングも使用すると、あっという間に摩耗して交換となってしまいました。
自分の場合年間3回は最低交換する羽目に成り、そのたびに2500円前後が飛んでいくというのも、正直「勿体ない」と思っていましたし、周囲のサイクリスタに聞いても同様の意見でした。
まあそれもSPDシューズを中心に変えた理由の一つではありますが、1000円安いサードパーティ品が使えれば、それに越した事はありません
という事でこれがその商品に成ります。
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見た目は変わらない・・・どころか型の接合線のラインまで同じという事は、レーザースキャナで寸法取って3Dスキャナで原型の型を作ったのか、本当に同じ金型から作られたのかのどちらかです。
問題の先端の樹脂部も、そこそこの柔軟性が有り(それだけ消耗しやすいが)とりあえず問題なく使えそうです。
ただコストの差は取付金具に出ていました。
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純正品はステンレスの座金とボルトで、これが一回で使い捨てにするのはもったいないほど耐久性がありました。
サードパーティ品は、恐らく座金は塗装、ボルトは黒クロムメッキで、ステンレスに比べれば相当コストを抑えることは出来ます。
ちなみに外した純正品のボルトはこんな感じです。
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汚れを落とせば全く劣化が無く、恐らく再使用可能ですが、自分は外した部品は緊急用のスペアとして、ツールボックスに入れて再利用しています。
ちなみにこのステンレスは磁石の整備トレーにくっつくので、非磁性のJIS304系等のオーステナイトステンレスではなく、磁性のJIS416系等のマルテンサイト系ステンレスが使われているようです。
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実は腐食だけ考えればオーステナイト系ステンレスの方が優秀ですが、強度と硬度はフェライト系の方が優れていて、部品の締結に使うボルトなら鉄処理で強度を上げられるマルテンサイト系の方が優れています。
良く自転車用ボルトでボトルゲージなどを止めるボルトでステンレスのボルトが販売されていますが、一般的なステンレスボルトは304系ステンレスで、さびにくいですが強度が高くなく、場合によるとレンチで穴がなめてしまう事が在ります。
それだけならともかく、これをステムやハンドルに使うと、もしボルトの折損(腐食で折れやすくなる)でもあると、物がモノだけに命の危険もありますので十分注意してください。
自分はステムとハンドル、シートポストなどに使用するステンレスのボルトは、JIS規格の強度のあるボルトを選んで使用していますが、あまりこういうことは知られていない事ですね。
話は戻しますが、SPD‐SLの場合も位置決めの基本は同じで、今度はクリートにペダルをはめて、ペダルの軸と力点を合わせるようにしてクリートを固定しました。
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横の位置関係などは、やはりペダルエクステンダーを使う事を前提にしているので今までとは違いますから、これも乗り込んでセッティングを出していく必要が有りますね。
とまあ、作業量にすれば大した事は無いんですが、「勢いが有るとき」なら一気に出来ることも、地道な作業は「あまり面白いものでない」ので、後回しにしていました。
ただ、これこそ自転車を快適にまた、身体に負担をかけないようにして楽しむためにの、最も最初に行わなければない事ですので、地道に進めるしかないですね。

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自転車に長く乗り続けたくて [雑談]

前回のペダルエクステンションとQファクターのお話の続きに成ります。

実はこの話題に拘るのには理由が有ります。


自分は自転車を趣味を持てた事、生活の最も大切な事に成れたことを誇りに思っています。

これからもできる限り自転車に乗っていたいと思うのですが、最大の懸案は「老化」に成ります。

自分が今の形での自転車生活を送るようになったのは30代後半からで、もうそろそろ20年近くに成りますが、体力面の衰えは当然として、やはり老化に伴う身体の劣化・・・具体的には膝であったり腰などに問題を抱えていて、それらが決して良い方向に行かない事は間違いありません。


それなりに食事やサプリメント、整体などで対策してきましたが、それにも限界はあります。

自転車に乗る事すなわち運動である事から、自転車の乗り方によって体の負荷に違いが有るので、若いころであれば「速く走る」「長く走る」とう方向性で技術を磨いていましたが、その努力は身体の劣化を防ぐ方向に向けるべきだと思っていますし、そのように最近は心がけています。


まあ、この話をすると色々長くなるので(苦笑)今回はQファクターについて。

実は、「パフォーマンス方向」の為にQファクターを広げるという話は、自分の不勉強を考慮に入れても聞いた事が在りません

これで勝てるのなら、自称自転車のプロと称する競技上がりの連中が、さも偉そうに雑誌やSNSで吹聴しまくって、メーカーと結託して「これを使えば早く成れる」みたいなパーツを高額で売り付けてボッタ食ってウハウハして高級外車買ってオネエチャンはべらせ・・・・・以下略(苦笑)


ゴホッ!多少私怨が漏れてしまいましたが(苦笑)、簡単に言えば自分の場合脚・・・特に膝の負荷を少しでも減らしたいために行っています。

ここで文章だけで説明するのは。いや出来るのですが、これ以上クドイのは本当に見苦しいので、図を用意してみました。

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ああっ、下手な図解だなぁ(笑)

簡単に言うと、多くの日本人の成人男性がペダリングなど意識せずロードバイクに乗ると、上の図のようにガニ股でペダルを回しているサイクリスタが多いです。


これは各種イベントやツーリングなどで、走行しているサイクリストを後ろから見ていると、やはりビギナーや走りなれていないサイクリスタほどガニ股に成っていました。

また片足だけガニ股に成るアンバランスなペダリングをしているサイクリスタに声をかけて、脚の違和感や痛みの場所を指摘したところ、ほぼ指摘通りでした。


要するに理論通りなら、椎間板の付け根間とQファクタ(正確にはクリートの中心位置)が同じであれば、脚は真っすぐ動いているはずなので、ひざ周りの筋や筋肉に余計な負荷がかからないはずです。


ただし、これがポジションやペダリングの難しいところで、なにせ相手が機械ではなく「ナマモノ」ですので、これこそ「個人差」で骨格や筋肉の付き方鍛え方や習熟度合によって一様ではありません


先日よりクロスバイクのFXやロードのLOOKにペダルエクステンダーを付けて走行していますが、SPDペダルのクリートが動くと「ゴキュゴキュ」と金属の擦過音がしていて、足首がねじれ方向の動きをしていることが有ったのですが、Qファクター改善後は、まったくその音が出ないようになりました。

これがSPD-SLだと足首が完全固定されるので、捻じれによる間接の負荷はもっと大きくなるわけですね。


こういった地道なポジションやペダリングの適正化は、何度も書いていますが高級な機材を買う以上の効果が有り、無職無収入の身分の自分の場合、「もはやこれしか手段が無い」訳ですが(苦笑)、本来なら自転車生活の扉を叩いてくれたビギナーの方に、こう言うお話をしていきたいところです。



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SPDペダルのQファクターをペダルエクステンダーで改善 [雑談]

自分の体形ですが、ご存じの方も多いでしょうが、現在は自転車乗りというより、プロレスラーかラグビー選手のようだと言われます。

今から30㎏以上太っていた頃は、タイトルの様な「どすこい」体形で、ひねた性格や騒々しい人生も含めて「規格外」な存在となっています。


身体が大きい事は人様からは「羨ましいね」と言われることの方が多く、確かにこの威圧感にて(苦笑)ピンチを脱したり、無下に軽んじられなかった事は、このDNAをくれた親に、心の底から唯一感謝しているところです。


ただし、人並外れた・・・要するに規格外の体形故の悩みという物もかなり深刻で、例えば子供の頃は小学生の時でさえ、既に大人用のXLの洋服を着ていましたし、足のサイズも28㎝などどいう学校指定上履きは存在せず(苦笑)普通の靴を履いていました。


極めつけは小学生高学年時に、既にいろいろな部分が「大人」になっていて、オスを感じさせる部分が多い上に、このころから弁が立ち理屈っぽく、どこか冷めていた言動行動も多く、そのことで当時の担任の、プライベートでいろいろ係争中のストレスの矛先に成ってしまい、まあ今でいえば完全なパワハラ教師に2年間「イジメ」の集中砲火を浴びて、不登校になりかけた嫌な思い出が有ります。


今なら大問題になったり、自殺騒ぎに成ったりとしたかもしれない程の案件でしたが、結局両親含めて大人は誰も味方に成ってくれず・・・まあ当の両親が事業の失敗やら父親の不倫やらで子供そっちのけで毎日お互いをけなしまくっていましたから(オイオイ泣)、いや、よくそんな状態で自分はグレもせず、多少(いや相当)オタクの道を歩みましたが、警察のお世話にもならず、納税も果たして、不動産も手に入れ、長期ローンも完済して、いまや人畜無害(?)の自転車大好きオジサンに成れたのですから、自分の半生はそんなに悪いものではなかったといえます。


話は大脱線のうえ失速して墜落してしまいましたが(苦笑)、要するに自転車を乗るにおいても、身長186㎝、体重100㎏の体は完全に規格外でして、色々と苦労する羽目に成りました。


自分の場合体重身長が大きいだけでなく、骨格も結構ガッシリしているらしく、体の横幅も結構あります。

そこでロードバイクを乗るうえで問題になったのが、クランクの横幅の長さを表す「Qファクター」で、一般的にこれが狭いほどペダリングでケイデンスの回転を上げやすくなるので、ロード用の、特に高級品になればなるほどこのQファクターが狭くなります。


ケイデンスでいえば、例えば「ロードバイクで理想的なケイデンスは90回転/分」等と言われています。

自分もこれを目標にトレーニングしたこともあり、確かにギアの負荷をかけずにケイデンスをこの辺りに保って走ると、無駄に踏み込まなくともスルスルと速度が乗ってくる事が分かりました。


そういう意味では狭いQファクターは「正論」でしょうけど、高速走行を中心とするレースではなく、ロングライド中心で、時に峠や丘陵地帯など駆け抜ける場合そう高速のケイデンスもいりませんし、そこで「踏ん張る」事が多いと膝に負担がかかるので、ここは再びQファクターを広げる事にしました


さて、自分の場合、骨盤の椎間板の付け根付近の左右の幅を測定すると300mmほどあり、今度は足の平の中心線の広さは、自然に立っていると270mm有りました。


下の票は昔自分の機材のファクターを測定したときの物です。

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この当時Qファクターを考察したのは、ロードバイクで何故か坂を上るときより、MTBやクロスバイクの時の方がはるかに力強く登れる事が不思議で、色々と考えて辿り着いて答えの一つでした。


当時、シマノも軸長が長いペダルは無く、結構高い値段で20㎜のペダルエクステンダーを購入して使っていました。

2014年当時の自分の記事を見ると、これを使って、アルミフレームのTREKマドン2.5で、盛んに山に登っていましたが、Qファクターを広げた事の弊害については記載がなく、記憶もない事から効果が有ったと思います。

しかし、バイクが増えてどのバイクにも使うわけには行かず、おまけに当時のペダルエクステンダーは文鎮のように重く、その上固着してペダルから外れなくなってしまったのと、シマノから4㎜軸長が長いタイプが発売されたことから、使用しなくなりました。


とまあ、SPD-SLだけ使っていれば問題は無かったのですが、最近はロードバイクのロングライドもSPDペダルを使うようになり、どうも膝周りの負荷が増えているなーと・・・・そういえばクロスバイクのFXですが、クランクはシクロクロス用のCX50を使用していて、Qファクターが上記表のFC5600とPD6600の組み合わせと同じであり、やはり狭い事が影響して膝に負荷がかかっていたようです。


ちなみに今使っているMTBのエクスカリバー8は310㎜程度ありましたから、そのくらいまで広げても問題なく使えると思います。

ケイデンスについてですが、昔は記録を見るとセンチュリーライドなどでも平均86程度は回せていましたが、最近はケイデンスを意識していないせいか、かなりゆっくり回して走る様になりました。

個人差はあるようですが、筋肉や筋の劣化や反射神経の衰えなどで、加齢とともにケイデンスは低下していくそうです。


という事で、またペダルエクステンダーを検討しますが、流石に最近は良いものが、しかもかなり安価に成ったので購入してみました。

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デュラのペダルに付いていたものが、かれこれ8年前に購入した物で、左に有るものが新しいものです。
見たからに軽くなっていそうで、表面処理も奇麗ですね。
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昔の物は本当に金属の塊でしたが、新しいものはチューブ形状に成っていて、ヘキサレンチが通りますから、取り外しもやり易くなっています。
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自分が購入した物は、専用のレンチが付属で付いてきましたから、作業は本当に助かります。
ちなみにこれは4㎜軸長が長いタイプのペダルです。
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SPD-SLの場合、クリートが左右に調整シロが有るので、組み合わせるとかなり外側にセット出来ます。
まあ「スピードプレイ」のペダルなら軸長を数種類選んで組み合わせられたりするので、そちらの方が良いのでしょうけど、今さら機材変更もお金がかかりますし、ケースバイケースでしょう。
これはXTRのSPDペダルに装着したものです。
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まあ、判っていましたが、見栄は良くないですよね。
また、延長していることで接合部の応力も増えることに成りますから、破損する事を考えると怖いですよね。
さて、最近のメインバイクで使用頻度が最も高いにFXに装着します。
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実は走行中に負荷を上げようと力むと外側に向けてクリートが外れる現象が続いたのも、今回Qファクターを見直そうと考えたきっかけの一つでした。


これで、ロングを走ってみて膝の負荷の様子を見てみたいと思います。


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TREKマドン再配備に向けて笠間に試走 [雑談]

ようやく天候も回復してきたという事で、先日は奇麗な朝日を見るために4:30に出かけました。

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まあ、寒くなってくれば、嫌というほどこの光景を従えての極寒ライドが3か月後辺りから始まります(苦笑)


しかし、久しぶりにマドンを出して走りだしましたが・・・・なんか変!(笑)

一応ポジションを最近のジオメトリィに合わせておきましたが、何か間違ったかな?

ペダリングをしていると窮屈さを感じるという事は、ほぼサドルの高さが低いのが原因でしょうが、それにしても引きずるような重さが有ります。


これじゃ疲れるだけでなく身体が故障する危険もあるので、この日は40㎞程走って名誉の撤退を選びました


あー、これは非科学的と思われるでしょうが、マドンはしばらく手を離れていたので、どうやらヘソを曲げたようです(笑)

自分のメインバイクとして、性能もスタイルも購入経緯も、自他共に認める「正妻の第一婦人」です。

が、どうも愛人を4人ほど囲っていて(嘘嘘!)、そのうちフランス娘のLOOKと純国産娘のパナチタンを交互にかわいがっていて、本妻としてのプライドが傷つけられたようです。

おまけにヤンキー娘のスペシャ、ターマックSL3やイタリア娘のボテッキア8AVIOにまで手を出して、完全に拗ねてしまった(笑)


こ、これはもはや全力で土下座しか・・


・・いやいや単に整備不良であって、ホイールを外して可動部の注油やグリスアップ、清掃を施します。

特に後輪は購入したまま手を付けていなかったので、フリーボディを外してラチェット部分の清掃や、オイル充填などを施して再組立てしました。


あと走行中路面からトントンとう振動が、速度由来の周波数で響いてくるので、タイヤのトレットにブリスターでも出来たかと確認してみてビックリ!

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実はこれと同じサイドカットは、コンチネンタルGP5000・4000で購入したタイヤで、なんと3度目という高確率で発生しています。
確かに良いタイヤだとは思いますが、砕石が散らばっている峠道や草刈機のチップやガラス片や金属片が散らばる農道とかを走るのには用途が合わなかったという事でしょう。
仕方がないので一昨日交換してまだ十分使えるヴッィトリア ルビノプロのFRに使っていたを急遽入れ替えて、昨日リベンジで、5:30に自宅を出ました。
マドンは一昨日と別自転車?というくらい快調に走ります。
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まあ、ポジションを現在最もセットが決まっていてパフォーマンスが良いLOOK566をスタンダードとして、アレンジして適応したポジションを施した事が最も効果が有る事は事実ですが、やはり手間をかけて可愛がってあげたことで、ようやく機嫌を直してくれたようです(笑)
何時もならりんりんロードで霞ヶ浦・・・・と行きたいところですが、現在岩瀬から筑波まで舗装工事中ですから、本日は岩瀬から最近新しくできた「道の駅かさま」を目指すことにします。
岩瀬から笠間までは、大人しく国道50号線を東に向かえばよいのですが、自分交通量の多い基幹国道は基本的に使わない事にしているので、それ以外で使える道を探索します。
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基本的にJR水戸線沿いに東進できて、ロードバイクが走行できる舗装路を繋いで色々とルートを調べます。
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基本的に岩瀬駅から一つ東の羽黒駅までは平地沿いに進めますが、そこから羽黒駅に行くまでに、線路や50号沿いの道が無く、南に迂回して羽黒駅付近まで行くと、並行して県道が有ったり、農道の様な物が有り、国道355号線バイパスまで行くことが出来ました。
このまま355号を南下すれば苦労せず道の駅かさままで行けるはずですが、平日でトラックやダンプの通行の多い、田舎の狭い国道は自転車が通行するのには危険なんですよね。
そこで、田園や山間の迂回路を求めて横道に入ります。
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まあ、何時もの事とは言え、「ここは何処?」となって、いきなり道は無くなるは、山脈越えのヒルクライムに成るは、いつの間にかゴルフ場の中にいるはで(苦笑)随分笠間の山間部をさ迷い歩きました。
ようやくご機嫌を取り戻してくれたマドンですが、ちょっとした勾配ならアウターでもグイグイ登ってくれますし、足の負担を減らすため、インナーでのんびり走れば、結構快適に山道を走ってくれました。
イベント本番用の決戦兵器という位置づけのマドンですが、これなら先週の佐渡のコースなど走るのに頼もしい相棒として活躍してくれますね。
で、迷い出た山を抜けると、目の前に道の駅かさまが現れました。
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16日にオープンしたての道の駅ですが、平日だというのに駐車場は満杯で、施設もコロナ対策という事で入場規制が掛かっていて並んでいて入れません。
人の事は言えませんが、よくも平日から暇な人が多いものだと(笑)
まあ、本日は此処に来るルートの探索が目的だったので、併設するコンビニで休憩を取って帰還しました。
一昨日のライドと合わせて178㎞程走り、山間部も結構走りましたが、疲労は少なく、足の疲労もそれなりに抑えられました。
 

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待ってましたの秋の空気、塩谷の里に廃線跡を走る [雑談]

台風がやっと湿気を含んだ夏の名残を吹き飛ばしてくれました。

しかし6月末ごろから3か月ずっと蒸し器の中に入ったように湿った空気が覆って、蒸し暑いだけでなく不安定な天候が続いていました。

以前も書きましたが、これは亜熱帯における「雨期」なんですかね(苦笑)


しかし、本当にきれいな空です。

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やはり空気が乾燥しているおかげで、走っていても汗が直ぐに乾いて快適ですね。
本日は少し北に向けて足を延ばして鬼怒川を超えて塩谷町に入ります。
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しかし、適当に走っていますが、身近にまだまだ知らないルートが有るものですね。
北上して国461号線に出て西進しますが、なにやら国道と並行して真っすぐな道が伸びています。
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記憶によると確かこの辺りには、かつて旧東武鉄道矢板で、現 東武鬼怒川線の新高徳と東北本線の矢板の間を結んでいた延長23.5kmの非電化路線が、1959年(昭和34年)まで有りました
観光や旅客というより、沿線の材木の搬出や、銅山の鉱石などを運んでいたそうですが、その廃線跡ですね。
沿線沿いに走ると、色々と廃線の遺構が有ると聞いた事が在りましたが、こんなにハッキリ残っていたとは知りませんでした。
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この他にも昔の橋脚の跡ととかトンネルなんかもあるそうです。
この廃線跡は側道として自転車道のように走れる区間が有るようです。まありんりんロードのように長距離整備されている訳では有りませんが。
さて本日は道の駅しおやで休憩します。
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お昼にはちと早いので、日光の天然水かき氷をいただきます。
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夏ミカン味という、さっぱりしたシロップでしたが、のどが渇いていたので美味しくいただけました。
いや、軽く流すつもりが気持ちよいので足を延ばし過ぎてしまいました。
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でも、ようやく気持ちよく走れる季節に成りましたから、これからがお楽しみですね!

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佐渡ツーリング、群青と黄金色の狭間 [雑談]

自分が退職を決めて、有給消化を含めて半年近くに成ります。

さあ、時間もできたことだし、この際日本中の自転車や航空機関連のイベントに・・・・と、コロナ禍さえなければそうなっていたでしょうね(苦笑)


さて世間の動向はともかく、自分はワクチン接種も完了して重い副作用も「今のところ」は出ていないという事で、他の用事も今はひと段落したタイミングで、久しぶりに「佐渡島」にツーリングに行くことにしました

恒例の佐渡ロングライドも2年連続で中止となり、その後も出かけるタイミングを逸していたので、今回は天候も含めてタイミングを見計らって出かけました。


以前だと車で島まで渡り、数日滞在してイベントや観光を楽しんだのですが、そうなると決して贅沢をしなくとも(時間の使い方が既に贅沢?)2泊3日の旅行で15万円程予算が掛かりました


まあ、「あくまで現時点」では工面できない予算ではないのですが、今後の事を考えると佐渡行だけでなく、旅行やイベントを出来るだけ少ない予算で賄う必要があり(諦めるという選択が無いのは悪あがき?)、今回はそのテーストケースもかねて、以下の行程を実施しました。

1、現地への移動に高速道路を使用しない(ガソリン代のみ)

2、宿泊は出来るだけ安いビジネスホテルなど利用

3、フェリーは車を運ぶと高いので、自転車で渡る

4、余計な観光はしない

5、お土産は最低限に控える。


と、まだまだ詰めが甘い!と怒られるような内容かもしれませんが、実際使用した費用を清算しら、3分の1以下に費用を圧縮出来ました

いろいろ検討すると、燃費や各種料金など総合すると、原付にソロキャンプの装備を詰め込んで現地に滞在し、自転車は別便で送るというパターンが一番コストが低いようです。


反面今回も思い知りましたが、お金をかけないという事はすなわちそれだけ手間をかけるという事で、延々と宇都宮市から新潟市まで一般道を走り、自転車に乗り換えてフェリーに乗るという工程は「とにかくひたすら疲れた」でした(苦笑)

ま、ぜいたくを言える身分じゃないですからねぇ。


さて肝心の佐渡ですが、タイミングを見計らって出かけたとはいえ、絶好の好天に恵まれました。

自分、過去のイベントも含めて、佐渡で天候が悪いことが無いのは、本当にありがたい限りです。

11日に現地で走る計画で、前日の10日に新潟で一泊して翌日新潟市の佐渡汽船ターミナル近くの駐車場に車を止めてそこから自転車でフェリーに乗ります。

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6:00出航ですが、5:20まで乗船手続きを完了させておくという事で、この時間に現地に赴いて準備します。

車で渡航して、現地で宿泊する方がはるかに身体的な負担は少ないですが、車で行くとフェリー代は往復約4万円かかりますが、自転車を載せるだけな9000円程度で渡れますので、この金額的な差は無視できません。

無論輪行なら「手荷物代」だけでもっと料金は安くなりますけど。


待機所まで行き、手続きを済まします。

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今回はボテッキア8AVIOを持ち出しました。
この機材で佐渡を走ったことが無いので、今後を考えてコースとの相性を見るという目的です。
フェリーふ頭には「おけさ丸」が既に着眼しています。
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しかし、本当に車がいません。
物資輸送のトラックの数もそうですが、日曜日だというのに観光の自家用車や、ツーリング目的のオートバイなどは本当に少ないです。
自転車に至っては、自走で乗り込んだのは自分ひとりきりでした。
旅客を見回しても、輪行袋など下げた人はいなかったので、少なくとも日帰りで自転車目的の乗客は、この便では自分だけだったかもしれません。
コロナ禍の緊急事態宣言中ですから、他県の渡航「自粛」・・・・この自粛という文字を見ているのもキーを叩いて変換するのも本当に頭にくるのですが、これでは本当にこの国は「自滅」してしまうのではないかと思うと、暗澹たる気持ちに成ります。
さて出航時間が迫って来てようやく明るく成って来ました。
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奇麗な朝焼けでしたね。
乗船は車両の先頭で真っ先に乗船します。
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自転車で乗り込むのは小豆島に行ったとき以来ですが、こんな感じで壁に固定されます。
今回は風も少なく穏やかだったこともあってか、車両の固定などは行われていませんでした。
以前自家用車で大洗から苫小牧行に乗船したときは、車止めやタイダウウンベルトなど厳重に固定していましたが、内航船はこんなものでしょうか?
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新潟港を離れます。
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さて出航してデッキで休んでいると、何故かカモメが群がってきました。
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余りに数が多く、この写真のように全く人を恐れず近寄ってくるので、何故かな?と思いましたが、どうやら乗客が海老煎を投げて餌付けしたようです。
まあ野生生物の餌付けの是非はともかく、驚いたのはカモメの「飛行性能」で、航行する船の起こす気流に乗って、羽ばたきもせず巧みに旋回を繰り返しながら近寄りつつ、見事なドラフティングで船に付いてきます。
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まあ餌付けして寄ってくるカモメを撮影しながらキャッキャとはしゃぐ観光客にとっては、華麗なカモメの「空戦性能」は旅の楽しみの一つ程度の物でしょうが、当のカモメにとっては死活問題であって、飛ぶ能力は生存能力そのものなわけです。
しかし本当にこの日は良い天気でした。
さて自分にとっては2018年以来の佐渡島上陸です。
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島影が見えてきました。
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8:30に着岸してから、上陸してそのままスタートします。
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何時もなら翌日イベントで、さてノンビリ温泉でも入って明日の準備をしようという所ですが、日帰り強硬ツーリングですので、仕方が有りません。
帰路のフェリーの時間を考えると、流石に一周210kmは無理で、両津港から佐渡ロングライドのスタート地点である反対側の佐和田まで自走して、そこから時計回りに両津まで帰ってくる115㎞のプランです。
走り始めるといきなりの向かい風・・・この日は西寄りの強い風が終日吹いていたのですが、体も出来上がっていないこともあって、それほどの高低差が有るわけでもないのですがヒィヒィ言ってしまいました。
佐和田に到着して、コンビニに寄って補給やトイレなど済ませて体調を整えて、さてコースインです。
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しかし、佐渡ロングライドではここに3千人レベルのサイクリスタが蠢いてスターしていくのですが、いや自転車は自分だけですし、日曜日という事もあって、この時間はひっそりしています。
フェリーもそうですが、「観光」という佐渡にとっての経済の動脈を絶たれている事が現地にきて実感できます。
これは日本全国同じことなのでしょうが、インバウンドという外人誘致も含めて、地方経済振興に観光を中心に据えることが、例えこの騒ぎが収まってもけして「最もふさわしい方策」では無い・・・・でしょうか?
基本的に西寄りの南西風がかなり強く吹いているので、このコースだとコース上の最西端にある七浦海岸までは向かい風で、おまけに結構高低差もあります。
しかし、何とも調子が良くありません
今までのイベントのようにこの日に向けて体調のピークを持ってきたわけでもなく、各種サプリや栄養食等で番線の対策をしていたわけでもない、通常のツーリングの状態ですが、にしても本当に登りは息が上がってペースが上がりません
まあ8AVIOはあまり高低差があるコース向けでない感触は以前より持っていましたから、その影響もあるでしょうが、やはりほとんど真夏並みに気温が上がって来て海風が湿度が高いので、玉のような汗を全身にかきながら、体温が下がらず心拍数が高止まりしています。
ここで一度休憩を入れて補給を実施、着ていたインナーウェアを脱いで「真夏モード」に装備も気持ちも切り替えて走りだしました。
コース上最も西にある長手岬を超えたあたりから北東に向うので、追い風となり徐々にペースを上げることが出来ました。
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此処からは比較的平たんコースで、追い風も手伝ってかなりペースを上げて走る事が出来ます。
そういえば過去の佐渡ロングライドに参加した時も、ほぼこのパターンで走行していました。
相川の市街地を抜けるあたりから、海岸沿いに黄金色の田園が見え始めました。
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これは見事な光景で、海は何処までも群青色の深みが果てしなく広がり、手前に黄金色の絨毯が敷き詰められています。
これが秋の佐渡のツーリングで味わえる風景なんですね。
なにせ5月中旬しか訪れたことが無かっただけに、佐渡の四季の一つを味わえることが出来たのは感激です。
此処からサイクリスタの通称である「Z坂」である、岩谷口の押出岬にある「眺坂」までは、平均30㎞/hで走りますが、こんなに急がなくてもよかったんですよね(笑)
当初は出来るだけ余裕をもって走れるように、帰路のフェリーは最終便の19:00発を予約していました。
これなら色々見学したり、1度くらいパンクで修理したり、ノンビリお昼ご飯を食べ辻間などが取れると思いましたが、そうなると新潟港に戻るのは21:30で、当然そのまま新潟で宿泊するにしても、余りに余裕がありません。
で、結局そのひとつ前の便が16:00なので、乗船手続きを考えると15:00には両津に戻らなければいけないことに成り、以前のようなペースで走れない以上、休憩時間を削っての強硬軍となってしまいました。
その反動で、ここに来るまでにかなり消耗してしまいました。
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とにかくコース上にはコンビニは当然として、その他のお店もなく、頼りはコカ・コーラの自販機と、持参した補給食のみで、明らかに燃料が欠乏した状態で、かなり消耗してしまいました。
このZ坂より高低差が激しくなり、まあ無理は禁物と軽いギアでノロノロと走り続けます。
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坂自体はそんなに劇坂という訳ではないんですが、なんで何時もここに来ると苦労する羽目に成るのか?、うーん進歩が無いなぁ(苦笑)
Z坂は路面とトンネルの改修が行われたようで、真新しい舗装に成っています。
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今回走ってみて、いろいろな場所で道路が新しくなっていましたが、場所によっては大雨などの影響でがけ崩れが起きてしまった場所などもあったかもしれません。
いつくかの場所はその「傷跡」があり、未改修の場所も散見されました。
ようやくこのコースの北端でもある大野亀が見えてきました。
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此処も結構な坂道があり、登りきるとロッジが有ります。
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当初はここでランチを取る予定でしたが、時間短縮で名物のソフトクリームをいただきます。
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これも毎度毎度のパターンで、ロングライドに至っては、区間タイムまでいつも同じというのも何の因果でしょうかね。
とりあえず此処を13:00に出発すれば、残りは36㎞程度ですから、普通に走っていれば15:00には両津に到着するめどはついたので、ひとまず安心ですが、いよいよ体力が落ち込んで来たので、緊急用に持ってきた、栄養ジェルやクエン酸サプリなどを此処で大量投入して、ラストスパートです。
此処からは南西方向に走るので、完全な向かい風に成ると思っていましたが、島影や山脈の影響か、押し戻されるほどの向かい風ではなく助かりました。
最後まで好天で景色は良かったですが、暑さにはやられましたね。
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両津まで10㎞の看板が見えたあたりでは、スタミナは完全に切れており、大量の汗をかいていたので水分だけでなくミネラルまで欠乏している状態で、足も攣ってきましたが、久しぶりに気合を入れてなんとかペースを保って、ジャスト15:00にはフェリーターミナルに到着しました。
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乗船の変更手続きを済ませて、あとは時間待ちですが、とにかく補給をしないと持たないので、売店で大量のジュースやお茶を飲んでしまいました。
なにか食事をとも思いましたが、どうも固形物を受け付けず、結局今回の佐渡では、コンビニの補給とソフトクリームだけしか食べておらず、グルメ的にはせっかくの佐渡なのにぃ!!という事に成ってしまいました。
帰路のフェリーの中で軽食とも考えましたが、結局「佐渡牛乳」だけ飲んで、済ませて、新潟に帰ってきました。
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この後、夕食を取ってホテルの大浴場で湯に浸かったあと、22:00頃缶酎ハイを飲んでベットに横になったとたんに記憶が無くなり、翌朝までぐっすり寝てしまいました。
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翌日は新潟市内から国道8号線を南下して、三条市から長岡市を経由して、只見町経由の山岳ルートのワィンディングドライブを堪能して、福島県の三依から鬼怒川温泉経由で自宅に帰ってきました。
正直かなりの強行軍で、流石に疲れた・・・というか、このところの気温上下の激しさで、持病の副鼻腔炎が久しぶりに出てきた影響で、どうも体調がすぐれないようです。
もっと事前に体調管理や栄養補給(カーボローディング)等を行い、走行に際してもサプリメントや栄養補助剤などを効果的に使用すれば、もっと良いパフォーマンスで走れたと思います。
まあ、時間的制約が無くなった事をもっと利用して、余裕を持った計画でノンビリとイベントを楽しむための試みとしては、まあまあ上手く行ったと思います。
今のところ再就職も難航していて幸いな事に(???)スケジュールも余裕が有るので11月~12月頃に九州に長期旅行を計画しています。
公私ともに何事も無ければ出すけどね(苦笑)

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何も無く終わる夏と突然来る秋の風 [雑談]

温暖化とか気候変動とか、原因はともかくここ数年の季節の移行や変動の激しさは、過去の記録や経験に無いもので、もはやこれが当たり前の現実として受け入れるしかないのだと思います。

困ったことに、コロナ禍以前の話として、各種イベント・・・アウトドア系のサイクルイベントなど、従来の暦や季節の気候を元に日程が組まれているので、気温や天候などが合致せず、中止に追い込まれるケースも増えていました。


関東地方は9月の声と共に一気に夏が夜逃げしてしまったようで(苦笑)、昨日早朝から出かけましたが、いくら郊外の河川敷とはいえ、ガーミンの気温表示は10.9℃を指しています。

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実際は13℃程度でしょうけど、つい最近まで早朝でさえ23℃程度有った事を考えれば、あっという間に最低気温が10℃も下がってしまいました。
自分のブログを見ると、こんな季節の激しい変わり目は、ここ10年程はこんな感じのようですが、はやり段々激しさに磨きが掛かってきている気がしますね。
さて本日は何時ものLOOK566のホイールを変えて、MAVICのコスミックカーボンSLEを久々に走らせました。
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コスミックカーボンSLEは、最近のカーボンリムのエアロホイールと違って、基本はアルミリムで、カーボンを被せたリムブレーキ用のホイールです。


既に一般的にはディスクブレーキが主流になりつつありますので、カーボンリムはブレーキの熱影響を考慮する必要が無いので、チューブレス化も含めてカーボン一体成型品が、比較的安価に普及しつつあるようです。

色々と魅力的な商品も出てきていますが、自分はロードのディスク化を急ぐ気ないので、従来機材を引っ張り出した次第です。


コスミックカーボンは、フリーをカンパ仕様にしてボテッキア8AVIOに組み合わせていましたが、なにせこのバイクを走らせる機会はほとんどなく、「断捨離断行」で泣く泣く処分することに成り、別のホイールを入れて売却し、コスミックカーボンはシマノフリーに戻して使用することにしました。


フリーを交換するときにハブのグリスアップも施しておいたので、久々にエアロホイールを味わえました

ナローリムなので23Cのタイヤですが、そもそもこれで昔から走っていたので違和感は無いですし、やはりエアロホイールの場合、30㎞/hに速度が達しても頭打ち感が無く、まだ加速を唆してくるが如き感触があります。


まあ、自分の場合最近ヘタレが板に付き過ぎて(苦笑)、30㎞/hまで速度を出す事自体が無くなってしまいましたが、速度維持楽になるので平均速度は何時もより若干向上します。

とはいえ、こんな高級機材を普段使いするわけもなく・・・・というより、当時よくこんなものホイホイ買いそろえたものだなと感心する事しきりで(笑い)


イヤー、やはり勢いという物だったのでしょうね、あとで冷静になるとやはり背筋に冷たいものを感じる羽目に成るという事ですな(笑)


しかし、最近話題のShimanoの新型DURAとアルテの9200と8100シリーズですが、12速化や機械式廃止などもあって、もはや勢いだけでは手が出ない・・・いや本当に購買意欲が全く湧き上がりません。

ひがみでもなんでもなく、コストパフォーマンスや整備性、互換性を考えると、ホビーユーザーが勢いで買うようなものでは無くなっていると思いますね。


一部SNSでも意見がありましたが、最新鋭の高級機材は、レースや販売競争上の技術競走をするうえで、常に最先端を見据えるのは正解であって、あまり「レガシー」に拘るのは危険で、その代わり例えばMTBであればディオーレ系や、ロードであれば105系は、コストや互換性を考慮して、技術更新は穏やかに進んでほしいと思います。


ま、自分はまだ10速で止まっていますから何とも言えませんがね(苦笑)


さて、ライドの方は何時ものりんりんロードを使って・・・・と、筑波さんから北のルートはようやく舗装や交差点のフェンスの工事が始まったので、所々舗装がはがされていて、一部通行禁止区域が有ります。


筑波からの帰路は、一般道を走行して旧明野町付近を北上したので、岩瀬にも出れなくなり、お昼は国道294号線にある「道の駅にのみや」で取ります。


此処は規模が大きくなく、最近リニューアルされましたが、あまり以前と変わった感じはしませんでしたが、此処の食堂のカレーが実は大好物です。

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サラダ付きカツカレーが850円とリーズナブルで、このカレー自体、「家庭の味」のカレー・・・おそらく業務用のハウスバーモンドカレーのルーで、たっぷりの野菜や豚肉を煮込んだ、変にスパイスや味付けに拘っていない素朴なカレーで、リニューアル以前の食堂の時に良く食べに来ましたが、変化が無かったのでホッとしました。


カツも揚げたてでお肉も柔らかく、結構全体でボリュームが有るのでかなりおなかが膨れます。


昔良く来た頃(10年くらい前?)はこれでもペロッと平らげていましたが、今は完食がやっとで、この辺り還暦に向かう自分の年齢を実感するところですね(苦笑)。

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ワクチン接種と副反応で療養中にメスティンを試す! [危機管理]

9月2日に、ようやく2回目のワクチン接種が完了しました。


まあ、世間はデルタには2回じゃ効かないとか、ラムダがどうのこうのと大騒ぎ・・・まあ騒いで煽っている連中の戯言はともかく、個人的にはこれでようやく動きが取れる状態になりました。


さて心配していた副反応ですが、接種直後は何もなかったのですが、24時間たってから37℃前半代の微熱が出始めて、これがやはり1日続いて今朝ようやく平熱に収まり、軽い頭痛が残っていましたが、ランチを食べたらほぼ正常に戻りました(笑)。

油断はしていませんが、恐らくこれで副反応の弊害は出ないだろうと思っています。

基本的な体調や免疫機能などは慎重に調整してきたので、あとは季節代わりの気温変動による代謝機能の切り替えによるストレスを、十分考慮に入れて対策しておけば、ようやく色々動けるようになりました。


とはいえ、今日一日は大人しくしておいた方が良いでしょうし、そもそも関東地方は「秋の長雨」でここ数日雨が降り続いていますから、出かけるわけにもいきません。

という訳で、先日購入した「メスティン」を使ってみようという事に成りました。


ご存じない方に簡単に説明すると、アルミで出来た角形の「飯ごう」の様な物で、ここ最近普及してきて、アニメでも紹介されたりとかして人気が出たアウトドア用品です。

自分基本的に「面倒くさがり」で、手間がかかる事は嫌いな方ですので、アウトドアレジャーそのものは嫌いではないのですが、ほとんどキャンプやBBQ等を自分から積極的に行ったことはありません

アウトドア用品等は、学生の頃からかなりのモノを揃えていて、自宅や自動車に常備していた理由は「危機管理」であって、何かあったときに生き延びることが目的で、自分にとってのアウトドアは、レジャーではなくあくまで生き残るための「作戦行動」でした。


要するに「楽しい」ものではないわけで、たまに誘われてBBQなどをしても、どこか緊張して構えているところが有り、心から楽しめないうらみがありました。


ですから装備はあっても、それを使う機会はほとんどなく、まして薪を燃やして竈門での「飯盒炊飯」などは、恐らく36年くらいした事は無かったと思います。

ですが自分を取り巻く状況も変わり、職と金をドブに捨ててきた事を代償(苦笑)に手に入れた「有り余る時間」を有効に使うために、アウトドアへの付き合い方を変えてみようという一環でメスティンを購入しました。


自分がメスティンに興味を持ったのは「ほぼ手間なし簡単にご飯が炊ける」という一点です。

自分が購入したのは、最も手間のかからない「スターターキット」をセットにしたもので、メスティン本体に五徳や風よけの折り畳みシェードなどが一式梱包されており、この他に25?の固形燃料を用意すればOKです。


さて、ネットで見た炊き方ですが。

1、コメを研いで(無洗米はそのまま)最低30分水につけておく

2、炊飯する量の(今回は1合)米をメスティンに入れる

3、メスティンに刻印されているメモリの所まで水を入れる

4、固形燃料(25?)を一個五徳にセットして火をつける

5、メスティンを載せて固形燃料が燃え尽きるまで待つ

6、メステインをタオルなどで巻いて15分ほど蒸らす

以上ですが、これなら、本当にメステイン本体にセットやコメ、食材を入れておけば何処でもご飯が炊けるという事で、それこそ自転車のツーリング先で温かいご飯が簡単に食べられるという事に成ります!


で実施した結果ですが

これが思っていた以上の出来で、ちょうどよい硬さで、程よい焦げのある美味しいご飯が出来上がりました


これなら炊き込みご飯やピラフなども作れますし、リンちゃんが作っていたスープパスタなども美味しそうですね。


これから段々寒くなりますから、今までのようムキになって距離稼ぎで汗をかくだけでなく、そこに「アウトドア飯を楽しむ」という要素を徐々に組み込んでいこうと思います。


劣化した固形燃料と気温に注意!


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