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古いロードバイクをコツコツと整備 [自転車本体]

先日ターマックの不調をレポートしましたが、昨日整備が完了して、本日はその確認に成ります。


改めて自分の所有する「2010年式スペシャライズド ターマックSL3 S’WORKS」を説明します。

この個体は2016年にフレーム単体で、販売当時39万円で販売されていたものが、10万円でヤフオクに出ていたもので、当時は手持ちの105系のコンポーネントで組んで使用していましたが、途中からマドンのおさがりの7900系のコンポに組み替えて、以後リアディレイラーだけGSに交換、スプロケを32T、クランクを180㎜に組み替えて、現在に至ります。

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昨年ホイールはレーシングゼロにして、ペダルエクステンダーや440㎜のハンドル等で、軽さを生かして高低差のあるコース向きにリセットしたのですが、そこまでは調子が良かったのですが、今年の春のイベント向けに、WH9000 C24をセットしてみたら、「あれれ?なんか思ったほどじゃないぞ?」となっていました。


しかも長い事乗らなかったのでご機嫌を損ねたらしく、ドライブトレインの清掃や注油等をメイにいにメンテをしてみましたが、特に何処かおかしいという事も無く、ホイールのハブもばらしてグリスアップして、改めて締め直しました。


加えてプレッシャーゲージで空気圧を厳密に測定して乗ってみましたが、それでもしっくりきません?

で、基本に立ち返り、ポジションを再計測すると、これも問題は無いのですが、念のため5㎜程上シートを挙げてみました。

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おかしいなぁ?前回結構この辺りは煮詰めたつもりだったんですが、結果から言えばこれでペダリングの違和感が低下して、リズムよく走れるようにはなりました。


結果的にその他の整備の結果、可動部がスムーズに動くようにはしておいたので、それらが総合的に効果があったようで、いやロードバイクはシンプルなメカでありながら奥が深いですね。

このターマックも、もはや「古典」ともいえる旧世代のバイクとなっていて、最新のバイクと比べてしまうと、振動吸収性や空力安定性、制動力、使途の正確さ等は、相当見劣りしている事は間違いありません。


とはいえ、販売当時は基本的には同一のグレードのフレームがグランツールで覇権を争っていた「ハイエンドモデル」は、一言で言えば「伊達ではなく」、今としてはそのシンプルな潔いまでのレーシーな切れ味が、まさしく「味わえる」と言う意味で、所有し続ける価値は十分あると思います。


で、何時もなら勢いで霞ヶ浦までGo!という所ですが、今朝は気温の高さに加えて湿度も高く、全身にべったり汗が張り付くという状態で、こりゃアカン!という事で早々に引き上げてきました。

関東地方は午後になると本当に電力の供給が足らなくなるので、何か些細な事でもパズルのピースが欠ける事でもあれば、一気に広域大停電という大惨事が発生しかねない状況のようです。


こりゃ昼間狭い寝室だけ冷房かけて寝ていて、夜中から活動する方がよさそうですね。



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涼しい所でツーリングの練習中!、防げ中高年の自爆事故 [オートバイ]

どうも、関東地方は梅雨が明けてしまったようです(笑)

そりゃこれだけ暑い日が続けば仕方が無いですよね。


で、昨日は涼しい所を求めて走ってきました。

オートバイで(笑)


だって、だって、これだけ暑いと山に行くまでにへばっちゃうし、登れば登ったでヘロヘロだし・・・・

はい、へたれました!(爆笑)


まあ、来月以降長距離のツーリング&旅行案件が重なっており、より安全にかつ快適に走る為には、自分自身のスキルを少しでも上げておかないと、「栃木県在住の57歳男性が、旅行中にオートバイの事故で死亡しました」とか、書かれてしまいますから(苦笑)、


最近目立っている「中高年ライダーの事故」ですが、明らかに技量不足による「自爆」が多いというのが、どうやら実態のようです。

これはリターンライダーの方にお聞きしましたが、やはり若い頃のイメージが残ってるのに、老化した運動神経が追い付かないで、その方は崖から「スカイ・ハイ」して九死に一生を得たとのことでした。


あとこれは自分が当てはまると思いますが、中高年に成って初めてオートバイを始めたので、本的な技量が不足していて、オーバースピードや不意の飛び出しなどの回避行動などが出来ず、転倒してしまう例です。

これは周知所事実ですが、4輪もそうですが、当然2輪でも教習所レベルのカリキュラムでは、路上を安全に走り切れるスキルは身に付きません。


自分の場合、連続するコーナーの加重移動や、ループのようなコーナーで、バンクの姿勢を維持するスキルが足らないので、どうしてもリズムが良くない状況が、走行の余裕が少なくなっている原因に成っていました。

余裕が無ければ不意のアクシデントに対処できなくなりますし、そもそも楽しくありません!


で、通行量の少ない山岳路を選んで、主にフロントブレーキを使った加重移動とか、コーナーリング時の重心位置の変更などを、色々仕入れた知識をもとに実地研修して「身体に沁み込ませている」訳です。

若い頃自動車で散々練習しましたし、ロードバイクでも色々と実践してきましたから、こう言うのは嫌いじゃないんですよね(笑)


さて、この日は那須高原を抜けて、福島県の西郷村経由で、国道289号線で南会津を目指します


流石に那須高原を走っていると、平地の尋常ではない暑さは無く、快適とまで行かない物の、我慢できます。

福島県に入って西郷村から国道289号線を西に向かっていくと、徐々に標高が上がっていきます。


途中の展望台で一休みです。

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いや気持ちが良いですね。
標高は752mで、温度計は28℃ですが実際は25℃程度です。
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ここから更に標高が上がっていき、国道289号線の「甲子トンネル」付近はほぼ標高1000mで、気温は18℃と、長いトンネルを走っていると肌寒さすら感じるレベルです。
トンネルを出るとちょうどお昼くらいで、「道の駅しもごう」でおひる休憩です。
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食堂は蕎麦屋ラーメンなど基本麺類がほとんどで、値段も高かったので売っているお弁当で済ませます。
とはいえ、天むすとカツむすは結構おいしかったですよ。
この辺り自分はほぼ初めて来た場所なのですが、爽やかな高原と言った風情で、富士山周辺や伊豆高原辺りとそん色ないというのは言い過ぎでしょうか?
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じつは、この辺りは栃木県に住んでいる自分もあまり来たことが無く、大体那須高原で日帰りに成ってしまい、首都圏からの観光客もそう多くないようです。
あと道の駅と言えばお約束のソフトクリームで、此処のソフトはかなりミルク成分の濃い、美味しいものでした。
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この後は南会津から田島に向かい、国道121号線で日光まで帰ってきました。
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このコースを自転車で走れば、さぞ走りがいがあったでしょうけど、いや流石に今は無理かな(苦笑)
ちなみに今回は燃費計で59.6kmまで燃費が延びました
オイルのグレードを上げましたがそちらはあまり関係ないでしょうし、後は追加したフェアリング類の整流効果が効いているようです。
とにかく、40℃近い地上で茹ることなく、高地トレーニングで(笑)避暑には成功しました。

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いきなりの真夏?、まだ準備出来てないよ! [雑談]

えーっ、真夏ですか?、6月ですよね?

昨日も午後少し走りましたが、モワットした暑さから、乾いた南風が吹き付けてきて、35.6℃くらいまで上がりましたが、本日はその乾いた「熱風」とも言える南風が吹き荒れて、ご覧の通りの天気になりました。
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本日は気分を変えて久々にターマックを出しましたが、暫くホッタラカシしていたおかげで、えらく不機嫌のようで、これは後日再調整が必要なようです。
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なんか周りが重いというか、ドライブトレイン系のフリクションが強いというか、じつは前回乗った時も同じ印象があり、急遽イベントにマドンに変更した件もありますし、暫くぶりにバイク整備をする事に成りそうです。
さて、何時ものコースを岩瀬まで来ましたが・・・・・
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既に炎天下の路上は34℃にもなっています。
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いや、木陰にいると風も強いのでそこそこ涼しいのですが、この時点で気温は既に30℃あり、この日宇都宮市は13:00~14:00頃に最高気温の38℃が予想されています。
これはあくまで日陰の芝生の上の気温であって、アスファルトの炎天下はおそらく43℃近くまで上がるでしょう。
これは夏本番でもめったにない暑さであり、湿度が低いので多少はマシとはいえ、普段は徐々に暑さに体を慣らして行くもので、いきなりこの暑さは、笑いごとでなく問答無用であの世にご招待となりかねません(苦笑)
昨日もそうですが、やはり自律神経が対応できていないようで、なんか心拍が乱れている様な違和感があり、この日は危険防止で使うはずの「ハートレートモニター」のセンサーを忘れてしまったので、ここは潔く撤退です。
基本的に乾いた空気なので、空も青く爽快なんですが、まあ無理して走る必要も無いでしょう。
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以前なら休日で転機が良い日は千載一遇のチャンスですので、無理して走っていましたが、現状は天候を見て比較的自由に選択できますから、この「恩寵」を今のうちにフルに味わっておかなければ!
しかし、来週いっぱいはどうも真夏並みの天気が続くようです。
まあ、梅雨の入りの経緯その物が特異な状況でしたので、今の状況も「例年」通りとはいかないでしょう。
ですから天候も気温も激変する可能性がありますが、強かに身体を慣らして付いて行くしかないようですね。

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自転車も、自分を労わり「スローライフ」 [雑談]

やっと梅雨らしくなって・・・・と言うのは、けして良い話ではなく、ジトジトムシムシと不快な暑さが沁み込んでくるのは、本当にうっとおしいです。


とはいえ、北関東は雨だけは降らなそうなので、何時もの筑波ルートに出かけました。

この時期は走れるときは少しでも走っておかないと「次」が見通せません


とはいえ、一気に湿度が上がって来て、あまり爽やかなライドとは行かなそうですねぇ。
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体調の方はソコソコ回復傾向で、一時のだるさなどは有りません。
かかりつけのお医者さんで、定期的に血液検査なども行っていますが、監査数値はかなり良い方向に向かっていて問題は無いとのことで、あの不調は何だったのでしょうね?
以前なら暗いうちから出かけて早めに帰宅が出来ましたが、最近どうもそこまで早く起きられない・・・・と言うより睡眠量を確保するのと、朝しっかり朝食を取ってから出かけようとすると、朝からカブの味噌汁などを作っていた事もあり(笑)出発が7:00に成ってしまい、流石にオーバーセンチュリーライドも無いだろうと、筑波までの往復に留めておきました。
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補給も菓子パンやおせんべいなどサドルバックに詰め込んで、何処かにランチなど無しに帰宅と言う、なんともせわしないライド・・・・と思われるでしょうが、本日は結構楽しかったです。
それは行く先々で色々な方とお話が出来たからで、こういう出会いは貴重な経験であり、広い年代や趣向の方とお話しできるので、どうしても方向性が一定になるSNSでの出会いとも、また違う刺激があります。
その中で、岩瀬の休憩所でお話しされた方は、年齢や職業どころか国籍も違う方で、中東の方?と思ったらイランの方で、海外のマッサージやセラピーのライセンスを持ち、日本に在住して整体をやられているとのことでした。
その方は若い頃にイギリスで「プジョー」のクロモリロードに乗っていたそうで、今のロードに興味があったようで、色々とお話をしました。
その中で、自転車はバイクのサイズやポジション間違えると腰と膝を故障しますよと言う話で、まあ自分の場合は合格だったようです(笑)
また、繰り返し言われたのが「坂道は絶対無理しないように!」で、登山も含めてそれで故障する人が多いそうです。
そして、イランのことわざを教えていただきました
一字一句正確ではないのですが、要約すると「頑張った人に「よくやった」はその人を殺す」で、頑張った人を、更に激励する事は、無理をさせて壊してしまうという意味のようで、もう一つは「山はロバを殺す」で、ロバに重い荷物を背負わせ山で無理させれば、ロバもダメになると言う意味のようです。
イヤハヤ、流石の雑学オタクの自分も、イラクに伝わることわざまでは知らなかった・・・・いや自分の知識の底の浅さを再確認しました(苦笑)
またスポーツのプロは必ず体を壊すのでマネしてはいけないと、金メダル至上主義のオリンピックもダメ!というおはなしで、これは自分と全く同じ意見だったので驚きました。
地方の名もなき自転車大好き親父の戯言と、自分は自虐的に周囲に語っていましたが、それが、年も経験も国籍すら違う方で、同じ考え方の方もいたという事実に、驚くとともに、向いている方向性が同じなら、目指す先も同じに成って行くのかな?という感触を得ることが出来ました。
まあ、この話を単純に受け取ると、「ヒルクライム」や「ロードレース」を真っ向から否定しているようにも受け取れますが、自分の場合「健康の為の持続的な楽しい自転車生活」と言うベクトルと、目標達成のため、自己研鑽の為と言う競技活動をされる方のベクトルの違い?は有るので、これは一概に正誤を決められないお話であると、自分は考えています。
ただ、「それにしても」体を壊すことを前提の活動が、その人の長い人生にとって良い話であるはずは無く、我々のような「昭和枯れすすき」のオッサンだけでなく(苦笑)、若い人も、もっと自分の体を大切にして、競技生活を送るにしても、それが健全に持続できるように、もっと自分の体は労ってほしいと思いました。
さて、最近ライトノベルや漫画やアニメで「スローライフ」なるワードが増えています。
現世で酷い目に遭ったので、転生してチート(狡いほど強い、賢い?)な能力でスローライフを送る?みたいな話が多いのですが、だいたい厄介な事に成ってスローライフとは程遠い物語に成っていいますがね(苦笑)
まあ、現在自分も転生ならぬ退職して、いつ終わるともつかぬスローライフを送っています。
人間先が見えないと焦りが生じるもので、「何かをしなければいけない」という焦燥感が先立ち、精神が不安定になったりします。
でも、自分や自転車仲間が良く言う「人生はサイクリングのロングライドと同じ」は、少なくとも我々の中では「真理」ととらえていますが、であれば、見えないゴールであっても、ゴールは必ずあるわけで、焦ろうが騒ごうがそこに向かって走っている訳です。
で、先は分からなくとも「山あり谷あり悪天候アリ」が前提とあれば、此処は気長にノンビリ走るしかないなぁと思うのですが?
「自転車のスローライフ」は、まだまだこれからが長そうですけどね。
あと、これ以外にも色々と面白い話を、色々な人からお聞きしたのですが、それらはまたの機会に!

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冬の内職作業、GTのMTBをレストアする(完成偏)2022年6月改編 [自転車本体]

◆2022年6月15日再編集解説


この記事は2010年12月に掲載した記事ですが、12年経った現在でも、一定のアクセス数がある記事です。


自転車の楽しみ方は色々ありますが、自分で整備が出来る、整備をしようという意思のある方は、古い自転車を自分でリビルトしようと試みる方がも少なくは無いと思われます。


そういう方がこの記事を見ていただいている?と言う事なのかもしれませんが、如何せん古い時期の記事で、特に掲載した部品の値段がかなり違っていしまいましたので、その辺りを編集し直して、再掲載させていただきます。 


尚、当時の記事はそのまま掲載しておきます。 


 


 ◆2010年12月記載


先月から取り組んでいた、「GT」のMTBのリビルトが完成しました。
本当はもっとのんびりやる予定だったのですが、こらえ性が無いのと、部品の置き場が無いので、とにかく完了させてしまいました。

これが今回リビルトに辺り、そろえた部品の一覧です。


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使える部品はなるべく整備して使いましたが、消耗品や破損していたり、そもそも欠品していた物をそろえたらこれだけの部品が必要になりました。
Frディレイラーと、クランクは、同僚から貰ったクロスバイクの物を流用しました。

さて、完成した姿です。

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コレ結構大きいですね。トップチューブを計ったらおよそ550mm有りましたから、サイズは僕には合いました。
自動車に例えるなら、リッジランナーは日本製の凝った製法で作られたスポーツSUVに対して、GTは、本家アメリカのおおらかで頑丈な作りの大型クロカンといった感じです。

ブレーキはレバーも含め、シューとワイヤー以外は分解整備して付けました。

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ハンドル周りは、ハンドルバーはそのままで、変速機がグリップタイプに変更したため、レバーとの合いが良くなく、レイアウトに苦労しました。

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サドルは、相性の良いスペシャライズドにする予定でしたが、在庫切れで入手できず、シラスで使用してロングライドにもオシリの痛くならない、セラSMPのTRKにしました。

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ホイールはハブのグリスアップと玉当て調整をして周りを良くして使います。
また、ポンプの環境の統合で、仏バルブに統一してあるので、米バルブ用の大き目のバルブ穴に、スペーサーを入れて、仏バルブのチューブを使います。

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タイヤはTIOGAのCITY SLICKER 2と言う銘柄の、1.5インチ幅の、町乗り用タイヤを入れました。
一昨年、リッジランナーのリビルトでは、1.25インチのスリックタイヤを入れて、クロスバイクよりの改修をしましたが、軽くて、フロントフォークがリジットのマシンならいざ知らず、このGTはフロントサスも入っているので、本格的なXCはしなくとも、やや悪路走破性を保持した方向で仕立てることにしました。

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このくらいの幅なら、オンロードの走行もそんなに抵抗にはならないですし、トレットがしっかり刻まれているので、不正地のグリップもイボイボタイヤほどではなくとも確保されると思います。
ただこのタイヤ、町乗り用には軽くていいのですが、トレットゴムが薄く、サイドウォールもやわらかいので、耐パンク性能はあまり期待できないようなので、覚悟しておいたほうが良さそうです。

FRのクランクですが、当初付いていたシマノのLXに、任意のギアを3枚買って組み付ける筈でしたが、結構な金額になりそうなので、在庫としてとってあったこのクランクセットを組み付ける事にしました。

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スギノのDXとう、アンカーのクロスバイクについていたトリプルのクランクで、ギア構成が48X38X28T(一覧表間違い)のギア構成です。

リアのスプロケットは13-26Tと言うギアの7速用フリーのカセットスプロケットです。
さすがに最近7速は需要が無いと考えられていたのか、昨年までは11-28Tと言う構成のカセットスプロケットしかカタログには無かったと記憶していますが、今年になってから複数のギア構成が選べるようになっていました。

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もしかすると、古いMTBをいじったり、実用車や折りたたみ自転車を改造して楽しんでいる人が増えたから、シマノもカタログに載せるようになったのでしょうか?。
どちらにしてもありがたいことで、この13-26Tと言うギア比は、比較的クロスしているほうで、フロントのトリプルと組み合わせれば、結構細かいギア比が選べて走りやすいです。
実際、フロントはミドルの38Tで普段はほとんど事足りてしまいそうで、状況に合わせてアウターとインナーに変速できるので、柔軟性があります。

リアのディレイラーは錆だらけになっていたSTXでしたが、リターンスプリングが錆びずに生き残っていたので、錆を落として可動部に注油するだけで十分使えるようです。

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さて、ディレイラーやブレーキを調整して試運転をしてみましたが、特に異音や動きに渋いところも無く、問題なく走ることは確認しました。
比較的フレームやホイールが軽いのと、ハブのオーバーホールや、BBの交換などで滑らかに回るおかげで、かなり軽く快適に走ってくれます。

ただ、自分自身がMTBは久しぶりだったのと、ジオメトリーのセッティングが不完全なので、特にハンドリングに強い違和感を覚えました。
不安定と言うか、タイヤのよれやペダリングに影響を受けやすいと言うのか、どうも座りがしっくり来ないのに違和感がありました。
サドルやハンドルなどの位置なども、ロードのジオメトリーを参考にセットしたのですが、コリャMTBは全然考え方が違うようで、有っていないようです。
ハンドルを目一杯高くして(シムで6mm程度)サドルを下げて位置を後退して、重心位置を後退させたら、かなり乗りやすくはなりました。

やはり、MTBですから、舗装路面を高速で巡航するより、ダート路面などを走り抜けるほうが快適であることも確認できました。
まあこの自転車で長距離高速ツーリングをするつもりは有りませんから、「パーク&ライド」の移動手段として、30km程度の道のりを、路面状況を選ばず走破出来るこのバイクは、十分使えるのではないかと思います。

今回は、錆落としや、ホイール以外はほとんど分解して組んだので、やりがいがありました。
こうなるとホイールも自分で組んで見たくなりますが、まだ先かもしれません。
これで「冬の内職」のネタが尽きてしまったわけではなく、折りたたみ自転車の改造や、ロードのフレーム修理や組み付けも残っていますから、暖かくなるまで十分楽しめそうです。

問題は際限なく増えていく我が自転車艦隊の台数で・・・・・・。
仕分けが必要かなぁ(苦笑)。


◆2022年6月22日追記債 


この時リビルトしたGTですが、暫くは通勤用自転車としてキチンと実働出来ました。


そのが後継に29erのMTBにその座を譲りましたが、職場や自宅の脚代わりのバイクとして現存していますし、簡単な整備で問題なく稼働しています。


で、ここで追記しなければならない内容は、修理に購入した部品の値段です。


使用した部品は高級品は使わず、どちらかと言うと、定番メーカのリーズナブルな普及品を 利用しましたが、部品そのものは殆ど現在でも同じものが手に入る事に驚いきました。


大体ハイエンドロードバイクのコンポネントなど、この間に何回モデルチェンジを繰り返していたというのでしょうか(苦笑)


Shimanoのデュラエースだと、7800→7900→9000→9100→9200 と、えっ!4回も変わってるのかぁ!!


それらの部品は、本体のみならず補修部品も10年経つと廃版に成ってしまいますが、そう考えれば、自転車を長く使い、キチンとメンテナンスするのであれば、ハイエンド品は不向きとも言えますね。


その上供給不足で本体のみならず部品も手に入りにくい状況です。


それに比べると安価な普及品は、普通に通販で購入できる状況で、整備する人間にとっては有難い事です。 


 ただ、気になるのは部品の値段で、2010年から比べると、暫くの間は特に国内は病的な慢性的デフレの影響もあり、特に輸入品の値段は下がる一方でしたが、ここ数年、特にコロナ禍以降はうなぎ上りに値段が上昇して行きました。


で、どのくらい変化があったのか、今回調べて一覧表にしてみました。


先にも記載しましたが、ほとんどの部品は今でも販売しており、無いものに関しては同等のグレードの物を選択して値段を記載しました。 


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これらは殆どAmzonの通販の販売価格ですので、あくまで参考程度にお考えいただければ間違いないのですが、大雑把に1万円、30%程度程総額が上昇していることが分かると思います。


またシマノのパーツの値段の上昇が、他のメーカーよりも著しい?ともとれる内容ですよね。 


それでもロードバイクだと、105系で組まれたものが30万円、アルテグラ系で70万円するらしく、これは間違いなく12年前の2倍、100%の値段上昇であると考えれば、まだしも30%程度の値上げは許容できる範囲であるといえますよね?


 


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太陽をいっぱい浴びて、鬼怒川堤防沿いと関東鉄道常総線のサイクルトレインと牛筋カレーの旅 [雑談]

一昨日の土曜日は、本当に気が抜けてしまい自転車で出かけられませんでした。

色々と理由はありますが、やはり天気の影響は大きいですよね。

まあ、本日月曜日は天気予報にサンサン太陽マークしか出ていなかったので、気分を入れ替えて本日朝5:00に自宅を出掛けました。


なんだか自転車で出かけるという事で、ワクワクしながら準備をしたのも本当に久しぶりのような気がします。


さて、何時もの鬼怒川自転車道に出ると、久しぶりのお天道様が拝めました。

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本日は、何時もの筑波行でなく、鬼怒川沿いを下れるところまで下って、茨城県水海道まで走るプランです。
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走りだして、最近途中で「もよおす」とき、最近頻繁に使用している上三川町の「蓼沼親水公園」のトイレに入ります。
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おや?前回見かけなかったサイクルスタンドが設置してあります。
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どうやら上三川町で独自のサイクリングコースを設定して、此処が休憩ポイントの一つになっているようです。
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大体27㎞のコースのようで、隣接する下野市も同じような距離のコースを設定しているようです。
栃木県は自転車が盛んだというイメージがありますが、確かに市町村レベルでは各々頑張っているのですが、如何せん横の連携が取れないという、伝統的な恨みがあります。
このコースも併せて50㎞程度のコースが設定できるのですから、イベント企画してPRするなど出来ると思うのですが、今のところそのような話も自分は聞きません
以前「ツールド小山」というイベントで、「なんで小山市から出られないコースなんですか?」と聞いたところ、関係者がばつが悪そうに、「お隣の市町村と調整が取れなくて云々」と言っていましたが、これはおそらく警察の管轄地域の問題で、本来栃木県が旗振り役で調整すれば良いものを、そのように県が動いてくれなかったのでしょう。
ボヤキはここまでにして先に進みます(笑)
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実は栃木県の県道としての「鬼怒川自転車道」としては、この場所が終点に成ります。
自分も驚きましたが、周囲にそのような掲示物や看板が何もなく、初めて来た人はまず分かりません。
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左側が自転車道ですが、このように一部を除いて舗装のメンテナンスも無く。栃木県を代表する自転車道がこの程度に扱われているのが現実で、如何に県行政が自転車に、サイクリング文化に冷淡であるかを、この惨状が物語っていますね。
他の県内の河川にも自転車道は有りますが、現状は「見るも無残」で、最近ツイッターで「姿川自転車道」の惨状をお嘆きのつぶやきなど見ましたが、此処も朽ち果てるに任せているようです。
此処から先は基本国土交通省管轄の「河川管理車両用道路」に成ります。
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で、これは「河川敷道路あるある」ですが、突然河川敷の道路がブッツリ途切れることが珍しくなく、此処では「田川放水路合流地点」で途切れています。
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此処はこの放流路の記念碑がある東屋で、今から17年くらい前のクロスバイクの頃は、毎週来ていた所です。
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手入れはされているけど、昔から全く変わっていません。
先に進むと堤防が途切れて、離れた内陸部に堤防が見えますが、そちらに行かなければなりません。
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これも「河川敷あるある」です(笑)
途切れたところは畑に成っています。
此処で疑問が湧くのですが、こんな事したら此処から水があふれて、周囲の田畑に溢れてしまうと思いませんか?
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実は、これは治水事業場の計画として、上流の田畑に計画的に浸水させて、下流の都市部の洪水を防ぐ目的で途切させています。
これ、現地の住民ですら認知されていないという現実を、自分は、防災活動としての「フィ-ルドワーク」で地元の方々の取材で確認しています。
先に進むと横に滑空機の飛行場がありますが、この先のJR水戸線で堤防がブッツリ途切れます
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仕方が無いので横の一般道に出て踏切を渡ります。
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この道路沿いに国道50号線も渡れるので、先の県道に出れば南下できる事は知っていますが、試しにまた河川沿いに進みます。
実はこの先は依然来たときは途切れている事を確認しています。
10年以上前の事ですが(笑)
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案の定工事中で通行止めに成っていましたが、何となく先に進めるように工事しているようにも見えます。
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この先は、先の「田川」の元々の合流口があり、やはりここで途切れてしまします。
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衛星写真でも、薄っすら道のような物が写っていて、橋もあるので、茨城県が整備する意思があれば通れるようになるはずです。
仕方が無いので、為にし旧国道50号の歩道橋で対岸に渡ってみます。
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先の滑空場の当たりから、何となく道を工事しているように見えたので、確認するために渡ってみて、河川沿いに出てみますが、やはりここも工事中で通行止めに成っていました。
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此処から先はJR水戸線の鉄橋を潜る道路を作ってい様に見えます。
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通れないのでは仕方が無いので、横の県道に出て南下しつつ、堤防沿いの道路がありそうなところまで南下して、この場所に出ました。
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ここも自転車道ではなく、あくまで河川管理用道路ですし、工事中のようで自動車の通行は禁止に成っていましたが、気のせいかカラコンの隙間は歩行者と自転車が通れるようになっています(笑)
但し、此処から先は公道ではなく、あくまで国土交通省の管理地ですので、事故等何があっても自己責任が基本に成ります。
南下しつつ、栃木県を流れているときよりも、対岸の堤防が近い・・・要するに川幅が狭くなっていることが分かります。
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これは、人口密度の低い、田畑が広い栃木県だからこそ、河川敷を広く取り、なおかつ計画浸水で周囲の田畑に進水させて、茨城県に来るまでに防いでしまえ!、という事なのでしょうか(苦笑)
まあ、そうじゃないでしょうけど!
但し、この辺りは最近堤防の改修が終了したようで、気持ちの良い道が延びていきます。
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しかし、本当に太陽をいっぱい浴びて、なおかつ湿度も低い爽やか空気をですので、梅雨の晴れ間と言うより、まるで秋に走っている様な錯覚を覚えます。
延々と走っていると、遠くに交通量の多い橋が見えましたが、国道125号で、やはり堤防が途切れますので、いったん国道に出て信号を渡り下流に向かいます。
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此処で一休みで栄養ゼリーなどを取りますが、本日は河川敷メインの走行でコンビニとかで補給が効かない事が分かっていましたので、補給職などを多めに携帯できるように、サドルバックを付けています
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やはり搭載量が多い方が、ツーリングは楽ですね。
LOOKはこのままつけっぱなしで、今後も運用することにしました。
快調に進んで行きますが、河川の合流でも、大きな道路があるわけでもなく、突然道が途切れました
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衛星写真で見ると、森に成っていて養豚場が迫っている事から、この森は国有地ではなく私有地である可能性があり、堤防として整備出来ていない「自然堤防」状態になっているようです。
実はこのような場所は対岸も含めていくつかあるようで、平成27年9月の「関東・東北豪雨」による。常総市の堤防決壊の原因になったのではないかと言われています。

此処はまだクレーン車が動いていて工事中のようで、警備員が出ていて完全に通行止めに成っていました。
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更に川幅が狭くなっていますね。
上流であれだけ広い河川敷が、増水で一面濁流が溢れかえっていたものが、短時間で此処に押し寄せれば、その結果は目に見えていますね。
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その先に進み常総市に入ると、自転車道とは言えなくとも、通行できるように配慮されています。
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で、この先に進むと、問題の決壊の現場に成りますが、衛星写真で見ると赤茶けているエリアが広がっていて、此処で決壊して、泥流が流れ出て広がったことが分かります。
決壊直後は「まるで津波の後のようだ」と言われていました
ただ、犠牲者が出た場所でもあり、「物見遊山」で来るべきではないと、ある程度落ち着いてから来ようと思っていました。
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堤防は完全に作り替えられましたが、そのプロセスと新しい堤防の構造解説の看板があります。
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此処は民家や医院等、ほぼ再建されていますが、本当に住宅地が堤防に沿って隣接しているんですね。
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りがかった地元の叔父さんにお話を聞きましたが、こちらが驚くくらい熱心に「国の不手際」を、本当に熱く語ってくれました。
この看板も、上流と下流がこの場所に建てるのなら東西が反対に成っていて「こんな程度なんだよ」と吐き捨てるように語っていましたが、自分も「自分達は頑張って新しくしました、仕事をしているでしょう」という意図が見透けていて、何となく嫌な気分を味わっていました。
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そもそも・・・・そう、こうなる前に本当に現状を理解して最善を尽くしていましたか、この慰霊碑に向かっては胸を張って誇れますか!と、聞いてみたいような気もしますが、結果からは何でも言えますのでここまでにしておきます。
が、現に堤防決壊の原因については、裁判で争われているという事実は皆さんご承知おきください。
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確かに過去の治水を行ったときに想定されていた降雨量をはるかに上回る降雨が、短時間に上流地域で降ったため、一気に下流に押し寄せて、結果として堤防機能が弱い所、「弱ってしまった」ところが決壊してしまったと言えます。
本来ならもっと大規模な堤防が必要なのかもしれませんが、時間と予算の事を考慮に入れると、「待ったなし」の状況では、この改修が最善の策であったことは間違いないでしょう。
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鬼怒川は、少なくとも自分が生まれてからは決壊は無かったはずで、鬼怒川沿いの農家の出身だった今は亡き祖母から聞いた話では、子供の頃(明治時代?)はしょっちゅう水あふれていて、付近の農家の古い納屋には、梁の上に「和舟」が乗っていて、これで避難していたと聞きました。
ですが、鬼怒川が決壊するなど、自分も含んて「まさか」が本音であって、この悲劇をを境にして、洪水対策が見直されて、上流でも堤防の強化や、河川敷の樹木の伐採、決壊時に使用する資材の確保など、かなり本気で対策が進んだことも事実です。
自分がクロスバイクで乗り出した2004年ごろは、中学生時代に走った時と、寸分たがわぬ風景と、当時の舗装すら残っているほど「手つかず」でしたが、ここ数年で風景は随分変化しました。

今回ある意味ここが目的地でしたが、この先に出来るだけ進んでみようと更に南下してみました。
でも、ロクな補給もしていなかったこともあり、流石に疲れたので此処で降りて、水海道の市街地に向かいます。
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最終目的地は此処で、「関東鉄道常総線、水海道駅」に成ります。
余談ですが、ホームコースのつくばりんりんロードは昔「関東鉄道筑波線」の廃線跡に出来たサイクリングロードです。
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以前2度ほど利用しましたが、此処は水海道から、終点の下館の一個手前の大田郷駅まで、混雑時を避けた9:00~14:30の間は、自転車をそのまま載せられる「サイクルトレイン」を実施しています。
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入場は本当にそのまま改札を抜けるだけで、ただし駅員にあらかじめ申し出るとこのストラップを渡されて、どうやらこれで手すりにでも固定させるようです。
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ホームに出ますが、なんだか鉄道のホームにあるまじき風景ですね(笑)
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さて汽車(くどい様ですが電車じゃありませんよ!)に乗ると・・・そう此処常総線は電化していないのでディーゼルカーに成りますが、専用エリアに手すりがあり、此処に先ほどのストラップで固定します。
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親切な駅員さんは手伝いますか?と言われましたが、これは「フェリー」等の搬送方式と同じで何度も見ていますし、自分で出来るモン!(笑)
以前友人と乗りましたが、この感じだと、同じグループが重ねて3台が限界と言ったところでしょうか?
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流石に平日の昼間ですからガラガラで、これならもっとスペースを設置できそうな気もしますが、利用頻度はどのような物なんですかね?
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今回は、サイクリングと乗り鉄と「一粒で2度美味しい旅」がテーマで、ローカル線の旅情も楽しもうともいましたが、レールの「カタンカタン」という音と振動、水冷直列6気筒OHV直噴ディーゼルエンジン音が心地よく、あっという間に気を失って、夢の中に突入です(笑)
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危うく乗り過ごしそうになり慌てましたが、サイクルトレインとしての終点の大田郷駅で降車します。
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今は無人駅ですが、この路線も「Suica」が使えますから不便は無い?かな。
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さてお昼時ですが、GoogleMap大センセイに教えてもらって(笑)、少し戻りますが、下館市舟生の県道沿いにある、このお店を目指します。
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牛筋定食「やらいでか」さんで、看板や評価を見ると「牛すじカレー」が売りに成っているようです。
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本日は此処まで何処も補給に寄らなかったので、お腹が減っていたので「ライス大盛」でオーダーしましたが、Googleの評価で「盛りがスゴイので大盛は注意」とあったので、ライスを普通盛りより減らしてもらって、ご覧の通りの盛りの良さです!
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カレールーはスパイスが効いているさらさら系のルーで、さりとて牛筋の旨味もあり、スプーンが進んで奇麗に完食となりました!
此方は地元でも人気のお店で、開店して今年で7年目とのことですが、お昼時は常連さんで満員になりますし「牛筋煮込み定食」等、直ぐに売り切れになるそうですから、早めに行くことをお勧めします。
此方の女将さんが、非常に明るい方で、色々とお話しさせていただきましたが、自転車のお客さんも多いようで、自分の他も2名常連さんがいましたが、最近は何とブルべで、宇都宮AJの銚子400の参加者の方も此処に寄られたというお話を聞きました。
うーん、自分現時点ブルべから遠ざかっていますが、なんだか行く先々で出会ったり話を聞いたりと、これは早々に復帰せよという啓示なんでしょうかね?
いや、今の所ブルべどころかセンチュリーライドでもいっぱいいっぱいで、それでも本日は天候にも助けられて、かつての平時のコンディションの70%程度には回復してきたようですが、まだまだ「精進」が足りません(泣)
事後は淡々と北上して、途中から何時もの鬼怒川サイクリングロ15:30ードのコースに戻り、後半疲れが出て来ましたが、追い風に助けられて、15:30頃に帰宅することが出来ました。
水海道駅まで85㎞程で、単純に往復すれば170㎞程度と、何時もの霞ヶ浦のコースと同じ位の距離ですが、初めてのルートで、迂回路など探しながら走ったので疲れました
途中サイクルトレインで40㎞、1時間程度休憩できたので実質130㎞程度では有りますが、晴天の中、一日中サイクリングを楽しめたのは久しぶりで、有意義な一日だったと思います。
そういえば・・・・こういう日常が送りたくって昨年退職したはずですが、ここ一年、あまり実現できなかったように思います。
コロナ禍や天候の不安定もありますし、そもそもオートバイなんかに手を出すのが悪いんだよ!と怒られそうですが(苦笑)、調子が上向いてきたこともあり、こういう一日を増やしていきたいものですね。

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梅雨と弱い心に負けた?PCXで野木ホフマン館見学ツーリング [雑談]

関東地方は、梅雨前線が掛かっていないのに梅雨に入りました。

異例と言えば異例の気候なんですが、もう何が異例なんだかわからないくらい「異常が通常」に成っています。


例年だとこういう時期に買い溜めておいた自転車パーツを組み合わせて改造したり、新規で一台作ったりして時間を過ごしていますが、流石に1年以上浪人していると、もうやりつくしてしまったのと、新しく買う気が起きないのと予算が無いの等の「三重苦」で(笑)、日常整備でさえ億劫になっています。


これはイカン!と、少しでも走ろうと朝から準備していたのですが、朝まで降っていて路面は完全にウエットで、これでロードはやだなぁと、トレックFXを出して出かけましたが、自宅を出てアンダーを抜けて国道に出る頃には「あ、こりゃアカン!」と、完全に走る気力が抜けてしまいました(苦笑)

だって、だって空はドンヨリ鉛色だし、路面は濡れているし、なんだか脳の芯が痺れるような鈍痛はあるし・・・・と走りたくない理由「しか」頭に浮かんでこなくなりました


まあ、何か目標があれば気合を入れて先に進む所ですが、まあこういう時に無理をして、かつてロクな事が無かった「嫌な記憶列伝」が浮かんできてしまい(苦笑)アッサリ10分で断念してしまいました。


ヘタレです!根性無しです!ダメ人間です!!!

なんて病んでいる訳では無いですよ(笑)


此処はツーリングの予定を晴れの予報が出ている月曜日に切り替えて、午前中は通院している何時もの医院に行って薬をもらうのと先月の血液検査の結果を聞きに行く予定に切り替えました。

まあ、節操が無いとも言えますが(苦笑)、切り替えが早いのも自分の特技なのでご勘弁を!


さて10:00にはミッション終了してしまったので、そうだオートバイでノンビリ走って気分転換してこようと支度をして、10:20に自宅を出て、「ぐるとち2022」で立ち寄った、野木町の古い煉瓦窯を保存してある、「野木ホフマン館」に行ってみる事にしました。

なにせ前回はツーリングではなく「お仕事」で、イベントの先導中でなのでノンビリ見られなかったので、本日はしっかり見てこようと思いました。


さてナビのブライトンもつけずで、適当に裏道を選んで南下していきますが、場所は地図で「確かこの辺り」程度にボヤーっと進んでいたので通り越してしまい、古河市の中心街に入ってしまいました。

慌てて渡良瀬遊水地のある西に向かったところ、イベントで通過した記憶のある古い神社が目に入りました。


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「雀神社」と言う神社で、貞観年間(857~876年)からと言うのは1120年くらい前から?という由緒ある神社だそうです。
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大きな欅が入り口にあり、鬱蒼とした感じで参拝者もまばらでしたが、自分はこういうのが好きです。
おそらく此処の飼い猫ちゃんも、自分が近づいても動じることなく、お昼寝中でノンビリしていました。
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いや気持ちよさそうだニャー!という事で、起こさないようにしました(笑い)
本来の目的の野木ホフマン館は此処から北に少し戻ればあるはずで、以前通った道の記憶を探りながら北に走ると、見覚えのある大きな煙突が見えてきました。
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愛車のPCXは4000㎞を超えたので、自分でオイル交換をして快調です。
その他前回に比べて何か付いているように見えますが、そこは気にしないでください(笑)
チンガードという、グリップ部に風が当たらなくするカバーと、フロントカウルにサイドカバーを取り付けて、全体に風が体に当たりにくくなるという、見栄と言うより機能面の向上を狙っての改良ですが、制流効果もあり、速度が上がった時に安定するようになりました。
さて、折角来たのですから、明治時代に作られて令和の現代まで保管された、本格的な西洋赤煉瓦の窯を見学する事にします。
早速庭先に煙突の破片が展示してあります。
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何と大正関東大震災の時に、煙突の先端部が折れて落下したものだそうで、栃木県の南端部の野木町もかなりの揺れがあったという「生き証人」です。
余談ですが、関東大震災は東京の被害があまりに凄まじかったため、東京地下直下型と勘違いされている方が多いのですが、少なくとも3回の大きな揺れが丹沢、小田原、館山付近であり、150㎞と広域に地殻が動いており、小田原付近の揺れがM8程度の一番大きい揺れだったといわれています。
また茨城沖や千葉沖も含めて2日間に13回以上のM6以上の余震もあり、この煙突がどの揺れにより落ちたのかは分かりませんが、同様の地震が発生した場合、南関東は広域に大きな被害を受けると覚えておいてください。
此処は「野木町交流センターホフマン館」に隣接している「野木町煉瓦焼き窯」で、ホフマンと言うのはドイツで開発された連続して煉瓦を焼く「ホフマン式」の窯と言う意味で、此処に明治21年(1888年)に「下野煉化製造会社」として赤煉瓦を作る工場が立てられ、最盛期には4基の同様の窯があり、昭和46年(1971年)まで作られいていたとのことで、此処の煉瓦は「東京駅」にも使われていたそうです。
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此処に窯が作られた理由は、原料の土や砂を隣接する当時の旧谷中村(現渡良瀬遊水地)の渡良瀬川から採取し、その水運を使って東京に運びやすかった(渡良瀬川→利根川→江戸川→隅田川?)からだそうです。
この碍子を経由した電気配線は、昭和40年代くらいまで見られた方式ですね。
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碍子と言っても若い人は分からないかもしれませんが、要するに「セトモノ」で、絶縁性が高く耐久性があり、セトモノが使われていたんですね
またまた余談ですが、これまた最近自分で整備する事も無く、オマケにEVになれば「お役御免」になるエンジンプラグの頭の部分が白いのも、此処がセトモノだからで、プラグの「NGK」の正式な社名は「日本特殊陶業」であることからも解ります。
これは昭和30年に撮影された写真で、終戦後まだ10年しかたっていない頃の風景ですね。
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昭和30年と言えば、まだまだ戦前の古い日本の風景が健在であり、昭和40年代以降の「高度経済成長で」急速に都市部は変貌していき、古い風景が消えていきました。
最近地方を旅していますが、東北や山陰の田舎に行くと、まだまだ「古い昭和の風景」が色濃く残っており、時間の流れる速度は、場所によって全く違う物だという事を再確認しました。
しかし、自分の不勉強を棚に上げておいて言うのも恥ずかしいのですが、こんな立派な「産業遺産」が此処にある事に驚きました。
頭の片隅に「野木に古い煉瓦窯がある」程度の知識はありましたが、これだけ立派な物が残っていて、しかも地元が情熱を持ってこの施設を次世代まで残していこうと活動していたという事は全く知りませんでした。
古い設備のままだと崩壊が進み、次の大地震も心配という事で、歴史的資料価値を損なわい補強が施されており、「栃木県は文化不毛地帯だ」とか自虐的に語られたりしますが、此処は全く当てはまりません。
しかし、日本は今まで明治以降の「産業遺産」の保管には冷笑であり、何せ昭和39年の東京オリンピックのモニュメントでさえぶち壊してしまうくらいですから(苦笑)、ここの煉瓦窯やその保存の真摯な取り組みは、もっと評価されて多くの人が訪れるようになってほしいと思いました。
まあ、何というかマジメに取り組んで居る事は分かるんですけど、認知度は「?」で、道路からの案内も控えめと言うのは奥ゆかしいというのか不器用と言うべきなのか・・・・・
不謹慎な話だと思いますが、多分、若い人や自分のようなオタクには、「アニメの聖地」みたいな付加価値が無いとなかなか来ないかもしれませんね。
小熊ちゃんがスーパーカブでツーリングに来てくれるとか、ゆるキャン△メンバーが渡良瀬遊水地でキャンプでもして寄ってもらうとかあれば、一気に知名度は上がるんでしょうね(苦笑)
さて時間はお昼ごろでしたので、ホフマン館にある「こびとカフェ」というオープンテラスのあるおしゃれなカフェで、窯焼きのピザのランチセットを頂きますす。
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サラダとドリンク、デザートが付くランチセットで1300円はまあまあで、丁寧に作られているピザでした。
窯焼きピザは、何時も益子で「本場イタリア仕込みの本格的窯焼きピザ」を食べているので、それに比べると「素朴」な味わいであることは致し方ありません。
ただオープンテラスで、ノンビリした気分でランチを楽しむことが出来るのは高得点ですね。
ただ、周囲がだんだん暗くなってきて、雨雲レーダーを見ると所々でかなり強い雨が降っている様なので、雨雲を避けたコースを取って自宅に戻る事にします。
途中で路面が濡れていたり、パラパラとバイザーに雨粒が当たる事はありましたが、基本降られてびしょぬれになる事も無く、15:30頃には自宅に戻れました。
これは上三川付近を通過しているときの画像ですが、東側の鬼怒川の流れるラインで、恐らく「芳賀台地」沿いに強い降雨が見られて、自分より速い速度で北上して行き、帰着後に自宅付近も降り出したので、どうやら本日は上手に雨を避けて走れたようです。
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まあ、当初は鬼怒川自転車道を南下して、下妻方面まで行く予定でしたから、もしあのまま自転車で行っていれば、途中でずぶ濡れに成っていた公算が大きかったでしょう。
とはいえ、小山市内の工業団地を北上しているときには、黄色やオレンジのベストを着ているブルべライダーと何台もすれ違い、彼らはこの不安定な気候の中で、300㎞目標で走っている訳ですから、「ツーリン先でチョット濡れるくらいで何騒いでいるの!」と笑われそうです。
かつて自分も歯を食いしばり、悪天候の中を走っていたこともあるのですが、今はその「モチベーション」が途切れている状態で、ましてやバイクには「原動機」まで付いてしまっている始末です(苦笑)
と、悪戯に自分を卑下しても仕方ありませんし、こればかりは先の事はどうなるか分かりませんから、今は自分の心に正直に、無理をせず、さりとて諦めもせず、PCXでのツーリングや旅を楽しんで行こうと思います。

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2022K1 霞ヶ浦一周サイクリング大会開催 強まる風の中湖畔一周 [イベント]

6月5日は、茨城県土浦市中心地の、霞ヶ浦湖畔にある「ヒューナック アクアパーク水郷」を会場とした、「2022k1 霞ヶ浦一周サイクリング大会」が行われました。

霞ヶ浦でも、小美玉湖畔をショートカットする90㎞のコースで、一部公道も走りますが、ほぼ湖畔沿いを一周出来るサイクリングロードである「つくば霞ヶ浦りんりんロード」を利用します。

はぁ、誰もが分かるように説明するのも大変ですね(苦笑)


霞ヶ浦までのコースは自分にとっての鉄板のコースですし、泊りがけで自宅からの自走も考えましたが、とても残念な事に、関東地方はどうも「梅雨」のシーズンが到来しているようで、特に翌日が悪天候が予想されていたので、通常通り自宅から車で当日早朝に移動する事にしました。


6:00頃には現地の駐車場に到着ですが、既に5・6台の参加者の車がいて、何時もの事ながらサイクリスタは気が早い人が多いです。

お隣に止まっていた、横浜ナンバーの車のご主人と世間話をさせていただきましたが、何と共通の知人がいることが判明して(笑)、いや世の中は狭いものです。


さて7:00から受付開始で、このイベントは主催団体の「いばらぎサイクリング協会」による、参加車両の「車検」が行われます。

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基本は整備状態の確認で、問題なく走行できるかどうかと、公道を走るイベントですので道路交通法に準拠しているかが検査の対象になります。
ま、基本的にサイクリングは「自己責任自己完結」が基本なのですが、車両トラブルはせっかく参加してくれた参加者が嫌な思いをしますし、トラブル次第では事故が起きて生命の危険につながる事もありますので、主催者としては車両トラブルはなんとしても避けたい事項です。
最近はサイクルショップでの点検を条件にする主催団体も多いのですが、以前も書きましたがそれでは不完全です。
これは個人的見解ですが、自分の自転車の安全性や構造などに興味と責任を持ってもらうためにも、他人任せでなく指定項目の自己チェックと、トラブル時の自己責任の宣誓を行うべきと考えています。
堅い話で恐縮ですが、自転車は「軽車両」として公道を走る以上、道路交通法が適応されており、交通違反や事故に対して運転者は責任を取らなければなりません。
自分の車両の整備にあまりに無頓着な事が危険でである以上に、交通法規やマナーが蔑ろにされている傾向を改善して行く為には、自転車関係者としてはどうしてもこの「硬い話」から逃げられない事と思っています。
さてイベント当日ですが、土浦市は当社の週刊予報は雨マークが付いていた期間が長かったのですが、なんとか持ちそうですが、一時的なにわか雨程度は仕方が無いでしょう。
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もっと人数が集まる大会であれば、いろいろなブースも展示されますが、前回もそうですが、参加者限定でこじんまりとしたイベントに成っていますので、そこは期待できませんが、地元自治体の「霞ヶ浦問題協議会」の展示ブースがありました。
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他県に住んでいると、霞ヶ浦にまつわる諸問題はご存じないでしょうし、あまり関心が無いかもしれません。
霞ヶ浦は周辺地域の急速な宅地化、工業化、また畜産産業などからくる汚水による「富栄養化」による水質汚濁に長い事苦しめられています。
これに伴う改善策としての「清流」として栃木県から流れてきている「那珂川」からパイプラインで導水する計画の反対運動や計画の延滞、最近全国で問題化している特定外来魚の増大等、色々あるようです。
ともあれ、こうやってサイクリングロードを整備して、観光振興の中心と据えてくれて、イベントなどを開催してくれることに関しては、いちサイクリスタとしては感謝ですね。
此方の企業も展示されていました。
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このコロナ禍でのソーシャルディスタンスに対応した商品展開をされているようです。
夏でも通気性のあるマスクを押していましたね。
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さて、スタートして、一般道から湖畔沿いのルートに入ります。
画面が暗いですが、この天気ですからねぇ・・・・
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体調は相変わらずで、絶好調とはいきませんが、佐渡を走った時より多少マシになっているようです。
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まあ何時ものようにノンビリ走る宣言をしておいて、結局周囲の速い流れに乗って(苦笑)、向かい風の中に結構なペースで走りましたが、最近そのような走り方をしていないので、特に「心肺機能」が音を上げ始めました
やはり一人で走っていると、どうしても「頑張らない、走らないで済む理由」ばかり自分の中で正当性を付けて湧き上がってしまうのですが(笑)、こうやって集団で走行すると、やはり錆び付いていた負けじ魂に火が付くもので、このさいだからと、第一CPまで心臓をバクバクさせながら走ってみました。
第一CPは美浜村にある「美浜週末カフエ」ですが、此処は大戦中は帝国海軍の基地のあったところで、この建物は「鹿島海軍航空隊」の時の物だそうです。
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此処に飛行場の様な広い場所は無いのになぜ「航空隊」なのかというと、当時「水上飛行機」という、車輪の代わりにフロートを取り付けて、水面に浮かして海面や湖面を滑走路代わりにする飛行機の部隊だったからです。
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これは当時、レーダーも無かった巡洋艦や戦艦で、砲撃の精度を上げる為の着弾観測で搭載されていた「零式水上観測機」、通称「ゼロカン」です。
日本は第二次世界大戦の「敗戦国」ですし、当時の連合軍の「進駐」受けています。
武装解除して軍隊は解散させられた結果、彼らが使用する目的以外の旧帝国陸海軍の施設は悉く解体され、敷地は地方公共団体や民間にに払下げされましたから、こう言った旧軍の遺構は貴重です。
脱線ついでに、霞ヶ浦は湖でありながら広大で、周辺にも高い建物や山が少ないく、水辺も高低差なく平坦であるので、水上飛行機の運用にはもってこいの場所なのですが、今の日本は水上飛行機と言うと、海上自衛隊の救難機の大型飛行艇「US2」くらいしか思い浮かびません。
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実は飛行艇や水上機は海外などでは「消防飛行機」に使用されていて、水面に降りるのでそのままポンプでタンクに水を汲んで、火災現場と往復して消火活動が出来ます。
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これは既に消防飛行機として水上機を運用しているスェーデンが新たに購入するアメリカのエア・トラクター製AT-802F「ファイアボス」と言う機体です。
もし日本で、東京で大震災や大規模火災が起きた場合、地上の消火活動が不可能になるので、首都圏にあるこの霞ヶ浦は、首都東京の消防活動にもってこいの場所だとは思うんですがね。
また、アメリカの国防高等研究局(DARPA)で検討されている、「地面効果翼機WIG」という海上を3mくらいの高度で海面すれすれに飛ぶ大型機による輸送機計画がありますが、その運用にも適しているでしょう。
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まあ軍事基地が出来るというと、また仮想敵国にとって都合の悪い装備が配備されるというと、何処かの島のように、誰かさんたちが反対派住民を焚きつけて、反対運動を展開される事は間違いないでしょうけどね(苦笑)
うーん、やはりこれは自転車ブログじゃねぇな(苦笑)
第一CPの「美浦週末カフエ」に到着です。
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この建物は、まさしく海軍の水上機の格納庫であったもので、此処のスペースに週末になるとキッチンカーがつまり、カフェとなります。
今回エイドとして提供されたもので、自分は初めて飲んだものがこれ「美浦村 米サイダー」です。
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これは地元美浦村の特産品であるコシヒカリを使ったサイダーで、味は発砲している甘酒と言った所です。
年間2000本しか作っていない物だそうですが、今回は参加者に振舞われました!
此処からはソロ活動になりますが、いやこの日は徐々に東風が徐々に強く成っていて、霞ヶ浦の南端の稲敷市の北利根橋まで、この向かい風との戦い・・・と言うより、もはや修行ともいえる除隊に成っています。
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霞ヶ浦の南端に当たる、北利根大橋を渡ります。
眼下には葦原?が広がっています。
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ここは野鳥が生息できるようになっているようで、湖畔でバードウォッチングをしていました。
対岸の茨城県潮来市に渡ると基本的に北西方向に走りますから、一転して強い追い風で順調に走れます。
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第2CPである「歩崎公園」の霞ヶ浦水族館前には11:45には到着しました。
此処までで70㎞ですから、ゴールまではどんなにのんびり走っても1時間で付くことを考えれば、本当に急ぐことも無いだろうと、今回は同敷地内にある「霞ヶ浦交流センター」の「かすみマルシェ」で軽く昼食を取る今年しました。
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レンコン豚バーガーセットを頼みました。
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味の方はまあまあという所ですが、個人的にはレンコンの良さを生かした調理法や味付けなどがあるような気もします。
レンコンと言えば霞ヶ浦の東岸地域の名産品で、以前ここで行われたレースイベントで振舞われた「レンコンの天ぷら」は本当に美味しかったです。
走りながら右手にはそのレンコンの畑が延々と広がっていきます。
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そして左手には霞ヶ浦と言う風景が、此処からは基本的に流れていく感じになります。
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後は淡々と走ってゴール地点に向かいます。
これは霞ヶ浦総合公園の風車ですね。
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13:10には、元の水郷パークに到着で、今回も無事完走となりました。
この後し久しぶりに会った知り合いと延々と話が盛り上がってしまいましたが(笑)、やはり同じ方向を向いたことのある仲間との話は尽きる事が在りませんんね!
ここ数年のコロナ禍で、自分の場合ただでさえソロ活動が基本の上に、イベントで仲間と顔を合わせる事も無く、そうなると段々良からぬ方向へ思考が流れていったように思います。
「もう走らなくともよかなぁ」とか「走っても面白くないなぁ」とかに詰まっていたことも事実です。
でも今回多くのサイクリスタに声をかけて、色々と貴重なお話を聞かせていただいた事で、皆さんがこんな状況でも自転車への情熱を失わず、さりとて悩みも抱えながら、やはり前に進んで行こうと頑張っている「想い」を感じることが出来ました。
まあ自転車の付き合い方や距離感、スタンスなどは人それぞれですが、自分の場合「楽しい自転車生活」が基本であるので、もう少し肩の力を抜いて、改めて自転車生活を楽しんで行こうと思った、今回のイベント参加でした。

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