観光地でない、身近な所で楽しむ紅葉ツーリングあれこれ [雑談]
まあ、あまり身近でないところまで遠征して、バイクで紅葉見に行った人間の書く記事じゃないですね(笑)
とはいえ今週はロードバイク、e-BIKE、オートバイで、だいたい半径50㎞以内でのツーリングで季節の変化を楽しんできました。
まずは25日に快晴で風も無い絶好のサイクリング日和という事で、本来ロードで出かける予定ではなかったのですが、急遽準備して出かけました。
いや、6月くらいから雲一つない・・・というか突き抜けた青空というのは久しぶりで、なんか半年近く湿った空気がドトーンと日本を覆っていたのが、完全に吹き飛んだような感じで、完全に「乾季」ですね。
こりゃ日本も本格的に「雨季/乾季」に成ってしまったようです。
まあ、最近夜明け前に出かける根性は何処かに逃亡してしまっているので(苦笑)、陽が出てある程度気温が上がってから出かけますが、それでも5℃は完全に冬の気候ですね。
まあそのおかげでこの澄んだ青空が拝めます。
で、鬼怒川自転車道の冬の風物詩が、「遠目で朝日を浴びて見える冠雪した富士山」です。
空気がもっと澄んでくるとはっきり見えますが、気温はさらに低くなります。
冬の日の出ツーリングも、覚悟を決めてそろそろデビューしなゃ(苦笑)
この日は、時間の都合もあり何時ものりんりんロードまではいかず、岩瀬で折り返します。
特に身体を準備したわけでなく、ウェイトオーバー状態での走行ですが、ペースを抑えて走ったこともありますが、さほど辛くも無く快適に走れます。
「悲観する程衰えてはおらずとも、楽観する程出来上がっていない」という感じで、地道にコツコツ焦らず仕上げて行くようですね。
紅葉も山間部から平地に移ってきて、ここ岩瀬付近の山々も色付いてきました。
帰路で何時ものルート上にある、市貝町の五行川ですが、冬は白鳥が飛来するところですが、おっ!もう来ていたんですね。
さて28日はオートバイで、栃木県の東部から茨城県付近の山間部を回っての紅葉ツーリングに出かけました。
まずは県境にある「鷲子山上神社」あたりから、御前山、城里、茂木辺りを回って「名も無き山間部の紅葉」を見に行きます。
人里近い里山が基本なので、植林が進んいるとほとんど「杉」で紅葉しませんが、場所を選ぶと結構綺麗な所もあります。
ここは、那珂川付近の人口湖「御前山湖」で、この辺りとか常陸大宮とか。久慈川流域とかは、結構綺麗な紅葉を拝めます。
此処「御前山湖」は、イベントのお手伝いでコースを走って初めて知った所で、「この場所なら紅葉は綺麗なはず?」と時期を狙ってやってきました。
狙い通り見事な紅葉で、完全に穴場で「知る人ぞ知る」場所なので、ほとんど人もおらず、観光地化されていない事で逆に静かでノンビリ紅葉を楽しめます。
この時点でちょうどお昼でしたので、この人ランチは、城里町の物産展示所「山桜」で天ぷら蕎麦を頂きます。
蕎麦で暖かい汁は邪道と言われますが、自分はやはり暖かい汁のそばを啜っているほうが好きですね。
此処の御出汁は昔よく食べに行ったお蕎麦屋さんの味に似ていて美味しいです。
翌29日も天気が良かったので、今度はe-BIKEのROADREXで前日光の古峰ヶ原へ行きます。
まあ、これは前回途中でリアハブフリー破損でDNFしたリベンジという事に成ります。
ウェザーニューズの紅葉エリアレーダーの画面だと、微妙に終了のような感じがしますが・・・
まあ、宇都宮市付近も郊外に行くと完全に紅葉真っ盛りです。
此処は田川の帝京大学近くの場所です。
「多気山」付近は完全に真っ盛りで綺麗ですね。
森林公園をかすめて、県道70号線でまず文挾方面に向かいます。
古賀志山も麓周囲は綺麗に紅葉していますが、うんこりゃぁ紅葉見たいだけなら、古峰ヶ原行くことは無いぞ(苦笑)
さて、文挾から見笹を抜けて、何時もの県道14号古峰ヶ原街道に出ますが、まあ麓付近は丁度綺麗ですね。
とはいえ登っていくと段々落ち葉が目立ち始めて、この大葦神社付近はほぼ完全に落葉しています。
個人的にはこういう雰囲気も好きなんですがね。
この辺りからだんだん冷たい向かい風が強くなってきて落ち葉が舞ってきて、なんか体力も落ちている感じで、神社まで行く気力がそがれてきました。
まあ、今日の所は此処「大鳥居」で勘弁してやるか(苦笑)
まあ、ガチトレーニングのライダーも含めて、周囲の状況を見て何人かはここで引き返していました。
ただ引き返してもツマラナイノデ、大芦渓谷の方に向かいますが、やはり「終了」状態で、とりあえず綺麗な紅葉で記念撮影して撤収です。
ランチは少し下ったところの「手打ちそば一庵」さんがちょうど開店時間だったのでピットインします。
で、「味噌田楽」にひかれてまずこれをほおばります。
絶妙な歯応え弾力性の柔らかいコンニャクとこの甘味噌のコンビは絶品です。
定番の天ざるセットですが、一つ一つ丁寧に作られていて美味しかったです。
最初は、あまり愛想よく相手にしてくれなかったのですが、開店直後で忙しかったかららしく、食べ終わって会計するときは「自転車じゃもう寒いでしょ」と、ご夫婦でにこやかにお話ししていただきました。
とても暖かく感じの良いお店でした。
さて帰路につきますが、下りだというのに冷たい風が巻いていて、空も黒雲が流れて寒くなってきて、なんだか体がだんだん重くなってきました。
古賀志付近ですが、冬の季節風の雲が西から流れてきていているようです。
結局朝8:00に家を出て15:00帰宅で90㎞を7時間ほど走りましたが、なんだか物凄く疲れました。
あと途中で横道にそれて走っていたらそれは林業作業用の地図に無い道で、行き止まりで引き返してきましたが、泥と水たまりを突破したので、自転車がえらい事に成ってしまいました(泣)
ワタシ、グラベルライドが好きという事は無く、好んで突入しているわけではなく(苦笑)、悪い癖で「この道行くと何処かに繋がらないかなぁ」という冒険心がいい歳こいて抜けていないので、つい変な道に行ってしまいます。
ま、ロードバイクで行ったらシクロクロスよろしく自転車を担がないと走れないような場所でも、38Cのグラベルキングのブロックタイヤだと、「えっ!こんな泥濘で?」という所でもガッチリ食い込んでくれて、オマケに柔らかい路面に車輪を取られて失速、転倒しそうな場面でも、電動のトルクアシストが効いて、ペダルを踏みこめば失速せず突破できました。
とはいえ、いい気になって走った報いは、こびりついた泥をシコシコ落とさなければいけないという形で受ける事に成りました(苦笑)
オートバイのADV160もそうですが、「悪路も多少は大丈夫」というのが実は危なくて、本格派ではなく「アドベンチャースタイル」のあくまで「多少の悪路走破性能」なので、「引き際」見誤ると痛いしっぺ返しが待ち構えています。
まあ基本は「緊急回避的に入り込んでも大丈夫」的な使い方と限界はキッチリ認識しているので無理はしません。
さて、有名観光地や名所で混雑する事のない紅葉を楽しんできましたが、いよいよ終了で、完全に冬の季節と成りました。
装備など特に追加することなく切り替えればいつでも「極寒ツーリング」に出かける事が出来ます。
その気があればですが(苦笑)
来月「師走」は、8日の「百里基地祭り」に行くのなら、それで予定しているイベントは全て終了で、話が早いですが、年末年始に向けて清掃や整理などに取り掛かるようですね。
まあなんとか無事に年を超えられればいいんですがねぇ・・・・(苦笑)
ADVで行く秋の大井川、奥静岡の自然を堪能 [オートバイ]
紅葉シーズンが本格的に到来という事で、近隣でもツーリングルートの選択に困るくらいです。
まあせっかくなので、以前「ゆるキャン△3聖地巡礼」で訪れた大井川沿いの紅葉を見に行きました。
さて、本題に入る前に昨日この「SSブログ(旧ソネットブログ)」の運用が終了する旨の通知がありました。
まあサービス内容が縮小するばかりで、というよりブログ文化自体が下降傾向とあれば、ここの閉鎖も近い将来ありあえるとは考えていました。
自分はブログ自体続けるつもりなので、SSブログ推薦の移行先にとりあえずこのブログは移して過去記事は存続させたうえで、別のサイトでの新設を予定しています。
まあ、出来れば定番で利用者数が多く、今後も安心して活動できるサイトが好ましいので、色々検討中です。
本題のツーリングです。
今回は紅葉前線の動向と当日快晴でツーリングを楽しめ天候を考慮して、行く先は大井川遡上で。日程は21日に出発して、22日目いっぱい現地を楽しめるようにしました。
21日は早朝は雨でなかなか出発できませんでしたが、ある程度小雨の中9:00頃自宅を出てました。
朝早く出ていれば下道の抜け道主体でノンビリ現地に向かいたかったのですが、遅れた分圏央道を利用して、新四号五霞町まで走って圏央道に乗り、相模原ICで降りて宮ケ瀬湖経由で伊勢原付近で246号に乗るコースを取って時短してみました。
宮ケ瀬湖に行く著中休憩で寄ったファミマに、今まで見た事が無いくらい沢山のサイクルハンガーがあります。
そういえばここはあの「ヤビツ」に通じるルートで、通称「裏ヤビツ」だったんですね。
土日になると溢れるくらいここに自転車が集結するそうです。
この日は終日ほぼ曇りやにわか雨ですが、レインウェアを出すほどでも無く、夕方には宿泊地の富士市にたどり着くことが出来ました。
翌日22日は朝から良い天気で、気温も冷え込んでいて空気も澄んでいて、ホテルの駐車場に出ると、綺麗に白い綿帽子をかぶった富士山がくっきり見えました。
やっぱり富士山はこの姿に限りますね!
この日は富士市から国道1号線で島田方面に向かいますが、下流域はまだ紅葉が進んでいないので、安部川を渡る手前で右折して県道27号線を上って、直接井川方面に向かいます。
かなり上ったところで景色が良いので記念撮影です。
途中で富士見峠展望休憩所によります。
遠目に見えるのは南アルプスですね。
此処まで登ると結構寒いです。
まあ、栃木の早朝出る装備で走っていますから、この程度なら問題ありません。
結構険しい山道をひたすら走って、ようやく井川湖が見えてきました。
驚いた事にこんな山道ですが数台のロードバイクが登っていました。
コレを撮影した場所でロードバイクの御主人と会話しました。
同じロード乗りとしては、エンジン付きで此処まで来たのは、ほんのチョット後ろめたさがあるんですよね(苦笑)
井川ダムの管理センターの広場から見た風景です。
全体に紅葉は見頃ですね。
平日ですが結構観光客が来ています。
この時点で11:00に成っていたので、畑薙には向かわず下流に下って千頭でお昼を取る事にします。
所がGoolMapを見ると、何と「通行止め」の表示が!!
イヤイヤこのまま同じ道戻るの嫌だと、本当にそうか確認するために下っていくと、車が止まっていて警備員が居ます。
事情を聴いたら時間制限で通行止めで擁壁補強工事をしているそうで、12時から通行できますとのことで、この時点で11:30だったので待つことにします。
GoolMapの情報は、リアルタイムで役に立つ事も多いですが、地元の人に聞くなどして、状況確認は自分で確認してみるのが基本ですね。
待ち時間の間、景色の良い場所に移動して撮影です。
いろは坂の様に一面染まっているという感じではありませんが、これはこれで綺麗です。
12:00に開通して、千頭駅を目指します。
さてランチは千頭駅付近と成れば、前回食べられなかった此処のダムカレーですね。
カレー自体はあっさりしているのですが、甘みとコクがあって、付け合わせのサラダも美味しく、エビフライとの組み合わせは抜群でした。
ある程度食べ進んだ時点で「カレールーの放流」です(笑)
お店にいて気が付いたのですが、若いカップルやグループがゆるキャン△聖地巡礼しているのはよくある風景ですが、こういう写真撮ったりスタンプラリーしている「アニオタに見えない普通のオジサン」が一人で来ているケースが結構多いようです。
まあ、自分もそうなのですがね(苦笑)。
あっ、ごめんなさい!自分は見掛けから普通のオジサンには見えないですね。
ゆるキャン△の観光振興は、一過性でなくまず地元が結構楽しんでこのコンテンツを大切にしている感じは受けていましたが、ファン層のすそ野が広い事と、それを掘り当てて広く展開したことも長続きの一つの要因なのかもしれませんね。
残念ながら「豚串焼き」は定休日で食べられませんでしたが、「抹茶ソフト」はゲットです。
自分、日本中でご当地ソストクリーム食べてますが、ソフトクリームは乳脂肪が高いと「アピールしたいご当地食材の風味が消える」ケースが有るんです(笑)
この抹茶ソフトは、お茶の苦みと渋みとコクが前面に出ていて、程よい苦みであっさり感を醸し出しているところがいいですね。
爽やかなカレー・お茶感の強いソフトクリームとなら、合わせて豚くし焼きの完食も、「なでしこ」でなくともそんなに難しくない感じがしました。
明らかにカロリーローバーと成りますが(苦笑)
時間は結構経っていて、13:30を過ぎています。
急いでいれば東名に乗って夜遅くでも帰宅したでしょうけど、そこまで急いでリスクを上げたくないので、途中で宿泊を入れます。
まあ富士山付近は観光地ですから宿泊先は選び放題ですが、やはり有名観光地ともなれば宿泊費もそれなりになるので、リーズナブルでアメニティもそろって、できれば大浴場があるという条件で、御殿場付近のビジホを予約します。
自動車で来ていれば、日帰り温泉でのんびり休んで問答無用の車中泊ですね。
まあ、バイクで下道だと今回も735㎞を45.3㎞/リットルの燃費で、ガソリン代は3000円満たないので、極力高速も使わない事も合わせてそれだけ宿泊に予算を振り分けられる算段に成ります。
帰路は国道362号線で静岡から国道1号で、途中から国道486号で富士山を回り込んで御殿場に向かいます。
これは途中にある「オクシズの駅杉尾はなのき展望休憩所」からの景色です。
富士山もてっぺん付近が望めます。
此処でスマートモニターのナビ設定しようとスクリーンを触ったら、取り付け部のボルトが緩んでいてガタガタしていることが判明し、急遽工具を取り出して締めなおします。
一応車載工具以上の使える工具を入れておいて助かりました。
ちなみに神経質すぎと言われるでしょうが、自分はパンク修理材、手動の空気入れ、スターターポータブル電源、予備ヒューズ、ガムテープ、水、1リットルの予備ガソリンはシート下に入れておきます。
まあ、これを使う事が無い方が良いのですが、自分の場合「トラブルに遭遇する」星回りを持っているので(苦笑)
しかし、この国道362号線は「酷道」に近い道で、勾配がキツク曲がりくねったルートが延々と続いていて神経を使います。
それでもこういう所に集落がぽつりぽつり存在し、林業やお茶の栽培などで生活してるようです。
ようやく麓に降りてくると、自動車修理工場に何故か航空自衛隊のT3練習機が鎮座しています。
まあ、ここを下ったところに「航空自衛隊静浜基地」があり、そこで運用されていた機体(現在はT7型に機種変更済)で、用廃の機体をもらい受けたのでしょうか?
この機体、富士重工がライセンス生産していたアメリカのビーチT34メンター練習機の後継機ですが、あちこちにメンターの血筋をうかがわせるラインが見えますね。
この日は夕方に御殿場について終了です。
旅というと宿着いた後がお楽しみというのは昭和の風習の名残で、自分は翌日に備えて体を休める為のケアが目的です。
まあ、そういったスタイルは結構一般的に成っている感じはします。
その分観光地の夜の街は厳しくなってい居るとも言えますね。
翌日は朝食をゆっくりとって7:30にホテルを出ます。
色々寄り道しようかとも考えましたが、やはり土曜日だと何処も混雑して面倒なので、来た道を戻る事にします。
往路で通った宮ケ瀬湖はせっかくなので見物しました。
実はこのルートでなく、ヤビツ峠を抜けようとも思いましたが、通行止めの表示もあり断念しました。
秦野の国道246号線の、ヤビツに上る口のセブンイレブンには、ロードバイクが集結していましたので、もしかしたら通れたのかもしれません。
最も彼らは「表ヤビツ」だけというケースも考えて今回は断念しました。
12月2日から冬季閉鎖になるので、お楽しみは来年の春以降に持ち越しですね。
しかし、ここ裏宮ケ瀬もそうですが、途中の246号線もたくさんのロードバイクが走っていて、ブームが去ったなどという話が信じられない感じです。
もっとも、いわゆる「ガチ勢」や、逆に定年後に健康の為自転車始めましたという人達は、機材の価格高騰はどこ吹く風で、これは都市部と地方の豊かさ、要するに収入格差なども関係しているのかもしれません。
まあ、ロードバイクを嗜むなど趣味は、余程入れ込んでいなくては時間もお金も必要な趣味で、特に妻子持ちの普通の勤め人には厳しい趣味です。
自分の場合独身であったことと、自分で全部整備や改造、新規組み立ても「出来るようにした」ので、費用を抑えられた事が、この趣味を続けてこられた要因の一つだと思っています。
これらは構成要因の一つでしかなく、絶対的な理由は「大好きだからという情熱」の部分は大きかったとは思います。
と、無駄な能書きはさておき(笑)、この後八王子を避けて高尾に北上し、裏道使って青梅を経由して、やはり混雑して道が入り組んでいる入間や狭山、混雑している川越を迂回して、鶴ヶ島まで一般道で走り、そこから圏央道で五霞まで行って、新4号で宇都宮に14:30頃無事帰宅出来ました。
圏央道から東北道、北関東道の高速主体ならもっと早いのですが、やはり連続の高速走行は160ccという小排気量エンジンにはかわいそうな気がして(苦笑)
やはりエンジンがうなって、自動車ならオーバーレブの回転数で回ってい回転数が目に入ると気になってきますよね。
この日は西寄りの強風が強く、かなりの横風に煽られたという事もあります。
まあそんなこともあり、山岳路の走行も多いので、ADV160のオイル管理は厳しめに考えて、3000㎞毎の交換を実施しています。
特別な銘柄ではなく、ホンダウルトラの純正指定をこまめに変えています。
そういえば最近走っていて、轍などの路面の凹凸などを拾いやすくなったなと思ってましたが、タイヤを見る前後共にかなり減っていて、後輪はセンターのスリップサインも見えてきました。
秋の鬼怒川自転車道とタンデム自転車での交流会参加 [雑談]
まあ、この季節だと快晴の青い空に鮮やかな紅葉の写真で「気持ち良いサイクリングでした」的な記事ばかりに成りがちですよね(苦笑)
実は11月17日は岐阜県各務原市の航空自衛隊岐阜基地祭にオートバイでツーリングがてら出かける予定にしていましたが、栃木県サイクリング協会が主催して行われる「第58回県民サイクリング兼タンデムサイクリング交流会」で、視覚障害差の方々と「タンデム自転車」でグループライドするイベントで、パイロットという前席で走る要員が当日足らなのでご協力をという連絡が有ったので、予定を変更してイベントのお手伝いに行くことにしました。
まあ自分の場合気楽な立場で(苦笑)、旅行と言っても色々事前に予約してガチガチにスケジュール組んだり、ツアーやグループで行くわけでないボッチ行動ですので、予定の変更は容易ですし、こんな偏屈ボッチ老人でも役に立てることが有る事自体有難いことですから、喜んで参加の旨をお伝えしました。
とはいえ、二人乗りの自転車である「タンデム自転車」は未経験ですし、コースも初めて、視覚障碍者の方々と一緒に走る事も初めてで、とはいえお手伝いとはいえ受けた業務の責任もありますので、前日に少なくとも現地とコースの下目はしておこうと、修繕成ったe-BIKEのROADREXで、16日に現地に向かいました。
さて、前回のツーリングでリアハブフリーのラチェットが破損したROADREXですが、ハブの修理は断念して別のホイールを頼みましたが、ほとんど待つこと無くショップに入荷しましたので、自分としては初めてのディスクホイールの組み換えを行いました。
購入したホイールは高級品などではなくシマノのMT500という、所謂「鉄下駄」ホイールです。
鉄下駄というと、我々の世代ではシマノWH-R500が定番で、クロスバイクなどのドレスアップの鉄板アイテムでした。
重いホイールですが、頑丈でハブのメンテナンスやスポークテンションの管理を行えば精度よく回ってくれて実用上何の問題も無いホイールでした。
自分はこのホイールをクロスバイクに着けて、東京の「荒川センチュリーライド」に自走で参加した事ありますが、ネガな部分はありませんでした。
このMT500も、デフォルトホイールより見たからに頑丈そうで、手で持ってみても実際重い感じですが、組み替えて乗ってみると、その頑丈さが剛性感に繋がっているようで、精度の良い回転で良く回るという印象で「鉄下駄」というネガに見られる部分が、e-BIKEの場合は目立たないという印象です。
軽量化への拘りは転車乗りの長年の習性というべきか、もはや固定概念でさえあるのですが、重量が走りのパフォーマンスに関わってくるのは「加速時」と「勾配」であって、その部分を電動で「トルクアシスト」してくれるe-BIKEの場合、多少の重量を落とす意味は殆どなく、ホイールでいえばハブやリム、スポーキングでの全体の「回転精度」やトルクがかかった時の剛性が走行性能に効いてくるので、重い「鉄下駄」のネガが出にくいのだと思います。
さらに言えば使い勝手を良くした方が快適にツーリングできるのであれば、軽くしたいという意味で「スタンドがないロードバイクの常識」も当てはまらず、ガッチリとしたサイドスタンドを取り付けました。
サイドスタンドはボンドレガーのモノで、取り付けも汎用品のバンドとかでなくボルトでシッカリ取り付けてあるので、安心して自転車を駐車できなます。
実際、サイドスタンドを取り付けると「止める場所に苦労する」という部分で神経を使わないで済むうえ、気軽に立ち寄れるので、寄り道や撮影などの頻度も上がって非常に快適です。
ツーリングが「AからBに素早く移動する」に注力しがちなロードバイクのツーリングとは、また別の意味での楽しみが増える事に成りますね。
現状の日本の法規から、「マトモな」e-BIKEは、アシストが25㎞/hで、ロードバイクの走り方と速度感と軽快さに馴染んだサイクリスタが敬遠したり、違和感があるという事は、自分も感じた事なのでよくわかりますが、e-BIKEは「平均速度を5㎞/h下げるだけで別の世界を味わえる」という側面があるという事も、ご理解いただきたいと思います。
まあ、健康維持を目的とした楽しい自転車生活とあれば、軽量化の為に大枚払うのなら、e-BIKEと快適装備にコストをかけるはアリだと思います。
さて、16日は翌日のイベントの会場である「真岡市二宮運動場」に向かいます。
場所は自分が何時も走る、つくばりんりんロード行きのコースの途中にある場所ですので、これまた何時もの鬼怒川自転車道を南下します。
写真は加工して若干色味を強調させてありますが、宇都宮も郊外では紅葉が進んでいます。
そういえば、この柳田公園の近くは、この季節いつも朝早く暗いうちに通過していたので、こうしみじみと紅葉を見た記憶がほとんどありませんねぇ(苦笑)
時間もあるし何時ものコースだけでも面白くないなと、対岸を走ってみようと上三川の「北関東自動車道」の橋梁の先にある「木橋」を通過してみます。
正確ではありませんが、少なくとも栃木県内では、鬼怒川にかかるこのような木橋はここだけだと思います。
自分中学生の時からこの鬼怒川自転車道を、およそ45年以上走っていますが、東側の対岸は片手の指の数程しか走ったことが有りません。
こんな沼というか池もあったんですね。
さて現地に着いて、地図から起こしたGPXデータをガーミンに出して当日のコースを走ってみましたが、ちゃんと誘導の看板が設置してあって、集団走行で立哨も立ち伴走もあるので、まあ迷うことは無いだろうと判断しました。
ちなみに余談ですが、このイベントは毎年行われているもので、警察への届け出も以前はコース図だけで良かっただけらしいですが、今年から立哨の位置や内容を詳しく書いたものの提出を求められたそうです。
これは自転車イベント「あるある」なんですが、一番厄介なのがこの「道路使用許可」の申請で、その地域の所轄毎に対応がまちまちで、同じ所轄でも所長が変わると対応がコロッと変わります。
複数の警察所轄にまたがるロングライド大会などは、通過するすべての警察の許可が必要で、かつ対応が全く違うのが、開催する側にとってのネガ要因と成ってしまいます。
これが県や国が関わってのイベントでれば、県警のトップ経由や、まあよくある「お偉いさんが頼むよと言ってきたので」が無くはないそうで(苦笑)、スンナリ許可が下りるという事もあるそうです。
ただし、最近は自転車の交通違反の厳罰化の流れもありますし、例の北海道のロードレースの死亡事故の影響もないとは言えない状況のようで、厳しい目で見られていることは間違いないでしょう。
ここは主催者がいくら頑張っても、「撮り鉄」や基地祭りなどでも起きる迷惑観客の様に、参加者が道交法違反を繰り返したり、あまつさえ事故など起きてしまえば、如何なる努力も「水の泡」で、おおくの人々に迷惑かけます、
最も、その世界も業界も趣味も、迷惑行為を起こす連中はそもそも「人の迷惑等眼中に無い」クズ連中で、如何なる批判も耳に届かなく、悔い改まる事も無いので、やはり断固対応して「排除」して、その筋からの「永久追放」するくらいの厳しさが無ければ対処できないでしょうね。
さて、ここでタンデム自転車についてですが、自分も交通公園などの「クローズドコース」で、「遊具」として使われているものくらいの認識しかありませんでした。
これも道交法の許可絡みの話ですが、ご存じの通り自転車の二人乗りは道交法違反で、最近は子供の送迎用とか認められる自転車もありますが、日本の場合道交法としてでなく、このタンデム自転車は「県条例」として、公道の走行が出来るという立ち位置に成っています。
これはレジャー用というより「障碍者支援」の目的としての側面が大きいようで、栃木県は首都圏の中で最後まで許可が下りていないという、実に不名誉な現状でしたが、近年ようやく認められました。
実はその経緯など自分は全く知らなかったのですが、実は今回参加していただいた視覚障害者の支援団体の会長さんが「障害者の立場からからの要望」として関係各位に働きかけて実現したという事でした。
さて、時間と成りイベントが始まります。
まずここは栃木県サイクリング協会の池田会長からの御挨拶と、当日来られた警察の方々です。
まあ自転車も、単なる趣味として仲間内で楽しむだけなら、同好者のチームやショップ主催のチームでの活動も良いとは思います。
ただ、より広く大きな自転車としての、より良い明日にしようと考えたり活動しようとするのなら、多くの人々や団体、地方自治体や各種省庁との係わりや連携は必然と成り、そういう意味での見識が豊富で立場のある方に協会を率いていただいている現在の栃木県サイクリング協会は、大変ありがたい状況だと個人的には思います。
ま、自分自身は「ボッチ大好き偏屈老人」なので(苦笑)、基本こういう活動は苦手ではあります。
まあ、年齢を重ねると「好き嫌いだけで選択できない」状況が増えるものだという事は理解しています。
これが協会で所有しているタンデム自転車に成ります。
先の写真のKHSの折り畳みタンデム自転車は、会長個人所有のモノで、カタログ販売していて、一般の方でも購入できるものですが、以前は基本「オーダーメイド」で、これもそういう自転車であり、かなり古典的な機構で構成されているものです。
まあ今回のような平地での短距離周回イベントなら問題はなく使えます。
自分自身初体験で、まず試乗して特性をつかんでおくことと、周りの経験者からのアドバイスのおかげで、ほぼ戸惑うこと無く乗る事が出来ました。
さてイベント開始で参加者とのペアリングが行われて走り出しますが、これは「自転車二人三脚」と言えるもので、双方のコミュニケーションがうまくいかないとギクシャクします。
ちなみにペアリングで一番うまくいかないのは「夫婦」だそうです(笑)
自分の場合、ご一緒されたのがなんと今回参加の団体の会長さんで、思いっきり緊張しましたが、これも何かの縁と申しますか、自分が働いていた職場の企業の方で、そちらの方向で話が通じてしまうので(笑)大変助かりました。
また障害が発症する前は400㎞/月は走っていたサイクリストで、状況に応じて対処していただいたので、自分の不足な部分をカバーしていただき、なんとか無事に走り切る事が出来たのは本当に幸運でした。
この方「状況を冷静に分析して乗り越える英知と行動力」をお持ちの素晴らしい方で、優秀な技術畑のOBという事もあり、先進システムの知見も広く深く、本当に色々と良い勉強をさせていただきました。
あと色々アドバイスを頂いた、協会の経験者のパイロットの方ですが、いきなり高校時代のあだ名で呼れて、驚いた事に何と高校の同じクラスの同級生でした。
協会内には他にも2名高校時代の同級生が居て、成人してから就業時ほとんど高校の同級生との接点がなかったので驚きです。
実は自転車乗り始めて、結構同級生と遭遇する機会が多く、ほとんどのケースは自部は気が付かず相手が見つけてくれるという状況で(苦笑)、自分の場合この体格のおかげで小中高と有名人だったのと、この性格のおかげで強烈な印象が残っているので、何処か潜伏していても発見されてしまいます(苦笑)
ま、自分の場合就業先が大手自動車会社の契約企業で、職場がその研究施設とあれば、共学の普通高であった同級生との接点はほぼありません。
それは、そういう組織にいると、地域との繋がりも希薄になるという事だとも言えますよね。
そうなると地元のサイクリング協会ともなれば、コテコテの地元民集団と成りますから、一気に未成年時代の地域の人間関係が蘇ります。
そのうえ自分の母校である、宇都宮の南の端にある高校(笑)ですが、自分が入学時に第6期生という歴史浅い学校で、共学の普通高校ともなれば進学校?と思われがちですが、当時はそんな高尚なレベルの学校ではなく(笑)、自分は「栃木県の友引高校」と言っていたくらい、生徒も教師も曲者ぞろいで、概ね結構頭の良い連中が多かったクセに、ちゃんと勉強しないので成績がイマイチみたいな連中が多かったので、浪人せず在京の有名大学に行けるような人材がほぼ皆無で(泣)、なんだかんだで結構地元に残って、しぶとく暗躍していたようです。
まあ当然それば自分も含まれますが(爆)
あっ!昨日当選した現職市長様は4期上の先輩だった!
まあこの先輩は例外だったのでしょう(笑)
ちなみに宇都宮の場合、進学校に行って普通の成績の場合、たいてい首都圏の大学へ受験して入学、卒業後は地元に戻らず就職というパターンが多く、宇都宮の文化程度が低いと言われてきた、不名誉な噂は間違いではなく、これがその原因の一つとも言えます。
まあ、自分の世代あたりは、離れて暮らす両親の介護と、死後の実家の管理という問題を抱えてしまっているようではあります。
便利な市街地なのに空き家や空き地が目立つのは、そういう事なのでしょう。
なんかまとまりのない記事になりましたが、今回はいろいろな「縁」を感じて、非常に得るものが多かった、有意義な活動と成りました。
とまとめておきましょう(笑)
ミヤタROADREX i6180、リアハブフリーのラチェット破損で頓挫!! [自動車]
ああっ、本当なら「減らない体重、それでもe-BIKEで、古峰ヶ原紅葉ツーリング」という内容でこの記事を書くはずだったんですがねぇ。
久しぶりの自転車関連の記事がこれとはねぇ(泣)
さて、長い夏で痛めつけられた身体、特に自律神経を何とか「冬モード」に無事移管させようと、減量を中止して食事量を増やし、代謝量を確保する方向で暮らしていたので、体重は「微増」で、当然ながらロードでの山岳路の走行は無理がありました。
と、言い訳はこのくらいにして(苦笑)
まあ、古峰ヶ原の「古峰神社」付近が、ちょうど紅葉の見ごろだろうと、オートバイではなくe-BIKEのROADOREXで、一日のんびり山岳紅葉ツーリングを楽しむ予定で、7:30に自宅を出かけました。
宇都宮付近の里山は、まだまだという感じですね。
田川沿いを北上して森林公園方面に向かいます。
古賀志山を見ながら県道を走りますが、何組間のチームが練習していて、すごい勢いでアタック合戦をしています。
もちろんこちらはポタリングペースですので相手には成りません(苦笑)
このまま文挾の国道121号線まで行けますが、チョットいつもと違うルートを試します。
別に最短時間で急ぐ必要が無いので寄り道三昧ですが、実は今回ここが運命の分かれ道でした。
此処から小来川方面に向かうルートで、いつも自分の使うルートではない、起伏が多めのコースに成ります。
此処は知る人ぞ知る「水飲み場」ですよね。
この辺りは何の問題も無く進んでいました。
山を登って、いつものルートに戻ろうと県道に出たところで、本当に何の前振りも無く、いきなりペダルが「空回り」して前に進まなくなりました。
これはクランクシャフト付近の電動アシストの機械的なトラブルか?と思いましたが。手でクランクを回すと、何とリアのスプロケットは回っているではないですか!
これは疑う余地も無く、ハブのフリー機構のラチェットの「爪」が折れたか外れたかして、フリーに引っかからず空転しているようです。
もうここでDNF確定ですが(苦笑)問題はどう帰宅するかです。
此処で何時ものルートを通らなかったのが幸いして、ちょうど「東武日光線」沿いの道で、下りに1.5㎞のところに「板荷駅」があるではないですか。
緩い下りなので惰性で進むことが出来て、勢いがなくなったところで「ケンケン」で地面蹴飛ばしながら、東武板荷駅まで無事付くことが出来ました。
これは本当に「不幸中の幸い」で、自分の「星回りは悪いけど悪運は強い」が、力強く発揮されてしまったようです(苦笑)
板荷駅の駐輪場にワイヤーロックでグルグル巻きにして、電車で宇都宮に帰る事にしましたが、これが何時ものコースだったら、場所によっては何キロも幾つもの峠を越えて自転車を押す羽目に成っていたかもしれません。
さて、東武日光線もこの辺りはダイヤがまばらで、1時間に2~3本くらいしか各駅停車は来ませんが、待つことなく10:09の新栃木行きの電車に乗れました。
そうなんです、これがJR日光線なら宇都宮駅まで直行で行けますが、東武線は新栃木まで行って東武宇都宮線に乗り換えてと時間がかかります。
のこ乗り換えも結構待たされるのですが、またまた幸運に乗った電車は折り返してそのまま宇都宮に行く電車で、11:38に東武宇都宮駅に、あまりに順調に到着出来ました。
ここからは更に怒涛の展開で、タクシーで自宅に戻り、PCでニッポンレンタカーでレンタカーを予約して・・・、そうなんです、何と自分の車は修理でディーラーに入院中で、緊急時案で代車を借りられなかったので、レンタカーを借りる羽目になりました。
確かに週末には代車も借りられて、それから取りに行けば良いだけなんですが、盗難の危険性も増えますし、そもそも対処が遅れてしまうので、本日中にすべて対処できなくなっていました。
メデタク回収できて、その足でお世話になっているショップの・・・・と、最近随分ご無沙汰していますし、特に大物購入もしていないので、あまりの不義理に(苦笑)敷居が高くなっていましたが、お馴染み「エプロン店長さん」はいつもの笑顔での対応でホッとしました(苦笑)
実はROADREXの用品購入と、今後の改造プランの相談をするために本日立ち寄る予定だったのですが、なんの因果か運命の悪戯か(苦笑)喫緊の問題でお世話になる事になりました。
で、購入したのが欲しかったサイドスタンドで、お勧めのボンドレガーのスタンドは、ガッシリとして綺麗にフィットしてくれました。
こういうとこは「通販」で無理で、やはり信頼できるショップとのお付き合いは大切です。
肝心の空回りの事象ですが、自分の見立て通りでラチェットの爪の破損だろうという事で、おそらく電動アシストのトルクで受けるダメージ計算が間違っていて設計強度が足らないのでは?という事でした。
あと、他のメーカー純正のホイールで、トレックやキャノンディールでも同様のトラブルが結構出ているとのことでした。
と、いう事は現行品で修理しても結果は同じという事で、ホイールは廃棄してシマノの27.5インチのスルーアクスルのホイールを購入する事にすることで、店長さんと意見の一致を見ました。
店長曰く、やはり耐久性はシマノやMAVICで、後のメンテや修理も考えればシマノ製を選んでおくのが正解だと思いました。
あと、久しぶりなのでお店の売り上げに貢献すべく(笑)、MAVICの700Cのホイールを購入して30Cのタイヤを組み合わせて、イベントなどで使おうと思っています。
この際もリアにスピードセンサーがディスクと一緒に装着しなければいけないなど、自分がネットで通販頼みでは知り得なかった情報や、最近のe-BIKEの情報や使い方などアドバイスしていただいて、大変有意義なお店訪問となりました。
なんだか自転車壊れて対応が大変だー!で終わらなくてよかったです。
うーん、しかし、何だかこの流れが出来上がっていて「見えざる手」に後押しされているような気がして・・・・・
まあ、自分の自転車生活は、自分の好むと好まざるに関係なく、自分の意思以外の「何か」に導かれて、今後も「苦労しながら前に進む」のだろうと、なんとなく頭をポリポリかきながら「承諾」してしまいました(苦笑)
冬の入りと紅葉と富士山めぐる聖地巡礼ツーリング [オートバイ]
なんというかようやく冬になりましたね。
本来の季節とかガン無視して居座っていた夏の空気がようやく退場のようです。
ただ、偏西風(黒潮もだけど)の歴史的大蛇行が終わった訳では無く、「大規模気象災害」の危険性の芽が消えたわけではないので油断はできません。
事実与論島や沖縄本島も凄まじい豪雨被害が出て、「ツールド沖縄」が中止に成ったりしています。
ここ数年の気候変動の進行で、屋外のイベント関連は本当に厳しい状況ですね。
自転車で言うと、暑すぎたり寒すぎたり、天候不良が多く晴れたとしても温度差からくる気圧変動で風も強く、根性がない自分が「自転車に乗らないで済む言い訳」に困らないという、困った(苦笑)環境ですね。
さて、その「雲一つない絶好のアウトドア日和」ですが、会社勤めを引退してから選びやすくなって、とくに混雑を避けて出来るだけ平日に行動するようにしているので、、毎日気象情報とニラメッコして、2日ほどかなり広範囲に快晴になる事が分かったので、その日に紅葉を眺めつつノンビリとツーリング旅行をしようと、富士山と甲府、奥秩父方面のルートを大まかに決めて、6日にまず河口湖
に向けて出かけました。
この日は関東地方は朝から雨で、雨雲を避けるようなルートで道志道のルートで河口湖を目指します。
お馴染み「道の駅道志」ですが、平日でこんなに寒くて天気が悪くても、紅葉シーズンなのか?オートバイは沢山来ています。
雲が流れて時折小雨も降っていますが、山中湖に来て少しだけ雲の切れ目から陽がさしていました。
この日は河口湖で宿泊で、湖畔の温泉が入れるホテルを予約しました。
翌朝温泉に浸かってこの風景を眺めなんて、贅沢な話です。
宿泊したホテルは大手ビジネスホテルグループが地元のホテルを買い取り経営しているもので、料金は平日とあってかなりリーズナブルですが、何処にいても無遠慮に大声で中国語が聞こえてくるのには閉口しました。
まあ、いまは何処にいてもそうなので、気にしてもしょうがありません。
ちなみに富士山は前日の6日に地元で「初冠雪」が見られたそうですが、この日7日も薄っすらと雪が積もっているのが見えました。
気象庁の公式観測ではこの日の監察結果「初冠雪」となり、暦の上でも「大寒」んなので、完全に「冬」になったという事ですね。
雪をかぶる富士山を拝めるのもそう遠くない日になるでしょうね。
何時もの河口湖畔の大石公園からの富士山です
この付近はようやく色付きが始まったところでしょうか。
この後は紅葉の進んだ青木ヶ原樹海を抜けて、本栖湖に向かいます。
まあ、ここに来ればこの「始まりの場所」はお約束です。
何時ものコースで国道300号を下って身延方面に向かいます。
しかし、ここを走ると毎回思いますが、このルートを素人さんが折り畳み自転車で登ってくるような場所じゃないですよねー(苦笑)
途中で小便をもよおしたので、「道の駅しもべ」に立ち寄りましたが、表にトイレが見当たらないので、開店前の店員さんに聞いたら、中のトイレを使わせてもらえました。
で、開店前だけどとお店を見たらビックリ!、ほとんど「ゆるキャン△グッズのアンテナショップ」と言えるほど、ゆるキャン△のグッズや展示品であふれかえっていました。
カリブー君もおる。
もうこれは天国やー(笑)とばかり、ショッピングモードに切り替わってしまい、これを購入しました。
ちなみに「ゆるキャン△4」決定が公式HPでアナウンスされましたね!
さてこの後のコースですが、数日かけて奥木曽とか草津とか回っても良かったのですが、今回は、梅雨前に行った「甲府周回コース」のリベンジで、前回見らなかった富士山を、タップリ拝むことにしました。
此処は南アルプス市中野の「中野の棚田展望台」です。
甲府盆地が一望出来て、遠目に富士山も拝めます。
雲一つなく申し分のない眺望です。
棚田は石積みの擁壁で構成されていて、この地で稲作を続けてきた方々の苦労がしのばれますね。
お次は同じく南アルプス市の曲輪田新田の「桃花橋ループ」です。
当然の様に富士山はしっかり拝むことができます。
ここは桜の花見ツーリングでリンちゃんが訪れていますが、冬の初日に数本のソメイヨシノは花を咲かせているではないですか!
りんりんロードなどで、数輪狂い先している桜はよく似るのですが、此処まで咲きそろっている狂い咲きは初めて見たように記憶しています。
まあ、「人類近代史、気象観測史上最も暑く長い夏」だったわけで、当然自然の動植物も多大な「悪影響」を受けているはずです。
この後南アルプス市外を突っ切って、甲斐市の南斜面沿いの道を東に進んでいきます。
甲府市を過ぎてお昼前に成ったので、ここは山の上に登っていき、「ほったらかし温泉」に行きます。
時間的に温泉入るのは早かったので、ここでランチという事で、前回食べられなかった、「気まぐれ屋」さんのカレーを頂きます
かなり辛口の、甘みのあるスパイシーカレーで、ご飯の上にロースの薄切り肉のソテーがかぶさっているという、かなりボリュームのあるカレーです。
自分には少し辛すぎですが、カレーは辛い方が美味しい物ですので、口の中は大火災状態ですが、大満足のカレーでした。
まあ広々とした眺望で、甲府盆地と富士山を眺めながらのランチは最高ですね。
この後は、国道140号線で一般道で日本一長い、有料の「雁坂トンネル」に向かいます。
見る見る標高が上がってきて、空気が冷たく硬質になっていくのが、オートバイだと肌で感じることができますが、比例して紅葉の色合いが鮮やかに変化していきます。
ここはトンネルに入る前の「広瀬ダム」周辺の景色ですね。
山奥に入ると寒いから紅葉が進むのと、奥に行けば行くほど林業による「杉やヒノキ等の針葉樹の植林」が少なくなるので、広葉樹の紅葉を広く見ることができます。
此方は長く暗いトンネルを抜けて埼玉県秩父市にある「彩甲斐街道出会いの丘」という施設から見た景色です。
この後国道140号の旧街道である「大滝道路」を進みます。
関所「栃本関所」という史跡が有ったんですね。
実は栃木県以北にも旧街道のよう下道とかあるのですが、これが本当に山の奥で、そこの街道沿いに「生活のにおい」がないんですね。
奥秩父や奥多摩、また木曽路などもそうですが、こういった旧街道沿いに昔から住んでいた集落などが残っており、こういう風情が見られるところが多いという事は、オートバイツーリングで初めて知ったことでした。
この道も当然の様に狭くて、曲がりくねっているルートなので、自動車・・・特に最近の5ナンバーサイズを超えた大きな車で入ってくるのは、何かと差しさわりがあるのですが、オートバイなら問題なく走り抜ける事が出来きます。
この後、前回定休日で入れなかった、道の駅の中にある「両神温泉薬師の湯」に漬かり、最終的に群馬県の富岡で宿泊する事にしましたが、ここで「安易」にGooglMapの最短ルートを設定したら、案の定グーグル先生にまんまと陥れられて(笑)、日没だというのにこんな山の上の険しい林道に誘導されてしまいました。
周囲が見渡せて、電波塔があるくらいですから、この辺りで一番標高が高いところで、1000mは越えているでしょう。
県道46号線とはありますが、相当な勾配やキツイカーブの道で、後で確認したら「塩沢峠」というところで、ここから富岡に至る道は「御荷鉾(みかぼ)スーパー林道」という、トレイル乗りがワザワザ林道ツーリングに選ぶ道のようで、正直軽トラかジムニーでないと走れないような道幅で、路面状況も悪く、そんなところを日没後に通過する事に成ったので、もう緊張感MAXで、恐る恐る下っていくと「鹿の子のこのこ」が至る所で普通に歩いていて、「もし熊でも出たら」と考えると生きた心地はしませんでした。
昔はいざ知らず、今は勇んで林道ツーリング行く気は無いのですが、自分の性分としてこういう所を「通過するハメになる」事は明白だったので(苦笑)、アドベンチャーバイク「モドキ」のADV160を選んで正解でした。
あと補助灯も明るく実用的なモノに代えておいて、心底助かりました。
まあ、無事に下山して富岡市街地にあるトレーラーハウスのビジネスホテルに宿泊し、翌日はここから渋川まで北上して、赤城山を回って渡良瀬川沿いに日光経由で帰宅します。
この日の朝は富岡市は最低気温が4℃で、日の出前にホテルを出ましたが、今回用意したツーリングの冬装備は十分機能していて、この程度の気温のツーリングなら長時間乗っても問題ない事が確認出来ました。
実は今回のツーリングは冬装備の機能確認という目的もあったんです。
ここは高崎渋川バイパスを走っているところですが、遠くの山は雪をかぶっているのが解ります。
今回は甲府盆地もそうですが、高台のルートで市街地を見下ろして走るシーンが多いのですが、こういうルートは関東地方に住んでいる自分にとってはとても新鮮ですね。
このあと午後に来客があるので、お昼までに帰宅するために、赤城山の南側を走りましたが、まだ紅葉が進んでいる感じではなく、渡良瀬川沿いの国道122号線を足尾に向かって走っていきますが、足尾を抜けて「日足トンネル」までのエリアは本当に綺麗に紅葉していました。
今回の2泊3日のツーリングは、ほとんど前回行った「ゆるキャン△聖地巡礼甲府周回ツーリング」のリベンジ企画と成りました。
まあ、前回達成できない項目は、今回ほぼクリアできましたし、何より天気が最高に良く体調も良かったので楽しいツーリングと成りました。
この寒さで紅葉もだんだん麓に降りてきましたので、また別の場所で紅葉を楽しむツーリングに出かけようと思います。