SSブログ

イベント開催の狭間で、瀬戸内海の魅力を味わう、その1 [旅行]

先月の山陰旅行のメインは「出雲センチュリーライド」と「ツールド下関」のイベント出場が大きな目的でしたが、日程が20日と27日で、そのために2度も往復するのは面倒だしお金もかかるし、ええぃ!このさい間の1週間使って、何処か行ってみようという事で、あえて細かい予定を立てづに、その時の状況や気分で自由にうろついてみることにしました。


さて、出雲センチュリーライドが終わって、バイクの再整備や衣類の洗濯、車内の清掃などをしながら島根県の出雲を出発して、まずは広島県の竹原の「忠海港」を目指します

通常なら此処で「本四連絡橋」で渡る所ですが、時間はたっぷりあるわけですから、慌てて高速道を使う必要も無いですし、ここは「フェリー」を使ってまず愛媛県今治市の「大三島」に渡る事にします。

DSC_0318.JPG
失礼ながら、地方の連絡船乗り場の待合室にしては非常におしゃれな作りですよね。
自家用車で大三島に渡るのに30分で2640円かかりますので、あまりメリットは無いとも言えます。
恐らく生活の脚としての連絡船の経営は、普通に収支だけ考えれば成立しない事は想像に難くなく、何とか観光目的での利用者の増加を見込んでの取り組みでしょう。
もう暗く成って来ましたが、この付近だと16:00を超えるとガソリンスタンドが閉まってしまい、造船所近くまで足を延ばして給油したりして時間がかかってしまいました。
大昔東北の日本海側を移動していて夕方に、ガス欠寸前となりとある漁村のスタンドに寄ったら既に営業終了で、結局車中泊して翌朝早朝に給油できたという事が在りましたが、やはりまだ地方は時代が昭和のまま流れているという事を思い出しました。
DSC_0320.JPG
旅行者としては風情があってよい風景で、トランクぶら下げた寅さんが海を眺めてベンチに座っている様な場面が思い浮かびますね。
この桟橋から乗り込みます。
DSC_0317.JPG
この日は家族ずれの乗用車など3台くらいが乗り込みました。
天気の良い日なら瀬戸内海は夕陽を楽しめた訳ですが、まあ贅沢は言えません。
DSC_0323.JPG
大三島に渡った時点で日没を過ぎていますから、この日はジタバタせず早めに車中泊の準備をします。
DSC_0324.JPG
この日の車中泊は以前イベントで立ち寄った事のある「多々羅しまなみ公園」で、自分の他2台くらいが車中泊していました。
この夜は結構強い雨が降ったので、星空の元海を見ながら晩酌をするという訳には行きませんでしたね。
翌日も天気は良くないようですが、大三島を見て回りましょう。
















nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

南房総の菜の花を愛でる旅、快適な車中泊を楽しむ [旅行]

さて河津桜を見て、横須賀で温泉を浸かり食事をして、2月24日の行程は終了ししました。

何処かホテルでもとも考えましたが、やはりを車中泊をと考えて、翌日の行程を考えれば、やはり房総半島に渡る方が賢明で、東京アクアラインを渡って、出来るだけ房総半島の南端に近い場所で車中泊する事にしました。


茨城県鋸南町にある、海岸線沿いにある「道の駅きょなん」に目星をつけて現地に向かいます。

道の駅鋸南.jpg
何度か書きましたが、30年以上前に自動車で日本中旅行していたころは、旺文社の「マップル」片手に、その地図情報だけでいろいろ探しながら現地に行ったものですが、今はスマホで衛星写真が見られますし、ストリートビューも合わせれば、かなり詳しい現地の状態が分かります
ろはいえ、現地に到着したのは21:00過ぎていて、真っ暗なので周辺の状況は良く解りませんが、トラックや営業車が何台か既に車中泊していました。
氷点下にはなりませんが、流石に伊豆半島の下田に比べれば寒さが堪えます。
此方は-10℃の車中泊も対応しているので、この程度はまったく問題ありませんが、多くの車中泊している営業車などはエンジンをかけて寝ていたようです。
この日は黒霧島の麦茶割で晩酌して早々に就寝しましたが、車中泊も慣れてきているのか、何の問題も無く翌朝4:30までグッスリ熟睡してしまいました(笑)。
自分、子供の頃は寝つきが悪く枕が変わると寝られないデリケートで線の細い子供でした。
まあ半世紀たって、これだけ神経も体も図太く成るのですから、いやー、人生というのはホントに解らないものですよね(苦笑)。
さて、暗いうちに移動して、何処か綺麗に朝日が見えて、かつ朝食の準備が出来るところに行きましょう。
朝日を見るという事は、少なくとも房総半島の突端である野島崎の東側まで行かなくてはなりません。
そこで、以前ロングライドイベントで訪れたことがある、千葉県千倉町千田の「道の駅ちくら」に行きます。
道の駅ちくら.jpg
なんとか日の出前の明るく成ったころに現地に到着しました。
DSC_0221.JPG
平日で6:00前のこの時間ですから、駐車場に車は無く、此処で車中泊している車も内容でした。
街道の反対側には民家があり、あまりここで騒いだりすれば地元住人には迷惑がかかるので、車中泊には不向きかもしれません。
自分は学生時代「アウトドアの基本は、その場所を使う前より綺麗にして撤収せよ」を恩師に徹底的に仕込まれましたので、ゴミを出さない事は当然ながら、現状の保安や、周辺の方々に迷惑をかけない事が大前提です。
当然駐車場で直火はもってのほかですが、シングルバーナーであっても「火気厳禁」で難しいので、そういう時は先に紹介した電気鍋の「山善コンパクトクッカー」は重宝します。
この日の朝食は前日に購入しておいたロールパン、チーズとこのシチューにします。
RIMG6692.JPG
RIMG6693.JPG
これも近所のスーパーの売れ残り品のワゴンセールで安く購入したものですので、期待しなかったのですが、なかなかどうしてこの手のレトルト食品としては、十分イケル風味でした。
これはそのまま食べても良いですが、鍋に移してこれをベースに野菜やベーコン入れて、牛乳、バター、チーズなどを加えて、パスタなどを煮込めば、クリームスープパスタに成ったり、余ったご飯を使えばリゾットなどにもつかえてると思います。
こんな美味しくてリーズナブルな商品が、何故売れ残りでワゴンセールで出されていたのでしょうか?
思うに、店名は控えますが自分の住居の近くの某スーパーは、顧客や店員さえも異様に平均年齢が高く(苦笑)お世辞にも所得が高いとは言えない層の顧客が多く、このような商品は彼らの趣向や食生活に合わないのでしょうね。
いや、自分もそのお仲間なので、悪く言っているわけでは無いのですよ(笑)
因みにこのスーパーの近隣に、他県からも車でワザワザ食べにくる有名な餃子店がありますが、自分ここの餃子が「美味しい」と思ったことは子供の頃から一度も無く、人気が有るのは「安上がり」だからだと思っていました。
朝食の用意が出来た所で、陽が上がってきました。
DSC_0226.JPG
パンを頬張り、シチューをすすりながら見る、水平線から上がってくる朝日はまた格別です!
DSC_0228.JPG
このあと、車内の装備品の整理やごみの分別などをしますが、車内が汚い、色々なモノがゴチャゴチャした状態のままでは、装備品が見つからなかったり、次の車中泊の時に準備に時間が掛かったりするので、こういう整理に手間を惜しまない事は、快適な旅行を行うには欠かせない事です。
さて、お目当ての菜の花が咲きそろう場所は何処にあるのでしょうか?
という事で、鴨川市にある「菜な畑ロード」に来てみました。
DSC_0229.JPGまだ、会社や役所も始まる前の早朝ですから、誰もいません(笑)
2月末のこの時期で見事に咲きそろっているのは、流石南房総です。
DSC_0230.JPG
IMGP6490.JPG
最近こういった観光目的の整理された花畑が多いですが、里山の土手に自然に咲き揃うような風景の方が個人的には好ましいですね。
そういった風景を探して・・・・はまたの機会にして、翌日別の予定が有るので今回は早めに自宅に撤収することにしました。
さて、今回2泊3日の車中泊だけでの旅でしたが、元々途中でホテル泊を入れて体を休めながら連泊しようと思っていましたが、車中泊だけでも思ったより疲労感が無く快適な旅に成りました。
現在の装備での車中泊のルーティンが確立しつつあり、これで自信をもって連泊での長距離移動をこなすことが出来そうです。
まあ、愚かな政策が継続されて、お上の顔色をうかがう事しかできない連中が、移動の制限やイベントを自粛し続ける愚行が続いてしまうと、予定が大幅に狂ってくるのです。
ですが、豊かな自然や風景等は、そんなちんけな人間の悪あがき等そよ吹く風とばかりに、感動と脅威を与えてくれます。
そんな豊かな自然を、畏敬の念をもちつつ愛でる旅を、今後考えて行く事に成りそうですね。

nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

河津桜を愛でる旅、折り畳み自転車のパーク&ライドで楽しむ [旅行]

さて河津桜を愛でる旅も当日のお話になります。

この記事が出る頃は満開で現地も大渋滞に成っているようで、あまり悠長に構えていると旬を外してしまいますので急いでまとめます。


朝食を取った尾崎ウィングから河津町に入る手前での海岸線に広場があるのでそこに車を止めて、此処から自転車で町内に入ります。

IMGP6382.JPG
IMGP6381.JPG
IMGP6380.JPG
MiNiはこの姿に成ってからは初めてのパーク&ライドですが、各種コンポーネントを規格外の組み合わせで構成したバイクにしては、空気圧調整と注油だけの軽整備で問題なく快適に走ってくれます。
IMGP6383.JPG
早速河津桜を見に行きます。
IMGP6385.JPG
路面に矢印が有りますが、これはよくある自転車通行帯の指示ではなく、津波の避難誘導の物でした。
IMGP6386.JPG
伊豆半島の場合東南海地震の他に、半島その物が火山活動で形作られており、伊豆諸島を含めた沿岸の地震活動や海底火山の活動も活発なところですから、防災活動は「自然災害が少ない所だから大丈夫」などと、のほほんとした栃木県とは真剣身が違います
まして、観光客のような「一見さん」が多い場合土地勘が無い以上、だれが見ても一目でわかる表示は重要です。
河津桜は、街の中心を流れる「河津川」沿いが中心で見物できるポイントのようです。
ここは海に繋がる河口からの風景です。
IMGP6388.JPG
早咲きの河津桜ですが、お馴染みのソメイヨシノに比べると桜色がやや強いか弁が特徴ですね。
IMGP6396.JPG
来る前にサイトで情報を調べた時は、時期的には満開近いはずでしたが、実際は大体5分咲きという所でした。
IMGP6397.JPG
自分が到着したときは、まだ8:30頃と時間が早かったので、お祭り会場の屋台とかはまだ開店していなかったので、川沿いに上流にノンビリ移動します。
IMGP6399.JPG
しかし、混雑で有名な観光地ですが、平日でしかも早朝、見ごろでないとあれば、ガラガラで快適です。
この辺りは勤め人の時は望めなかったご褒美ですね。
この日は天気も良く、5分咲きとはいえ奇麗に青空に映えていますね。
IMGP6403.JPG
IMGP6407.JPG
伊豆急行の路線沿いに近づくと、土手沿いに菜の花が咲きそろっていました。
IMGP6411.JPG
今年初の菜の花です。
IMGP6412.JPG
IMGP6413.JPG
河川沿いに上っていくと「川津来宮神社」の立て看板が有ったので、ご挨拶に行きます。
IMGP6415.JPG
IMGP6416.JPG
この神社は推定樹齢1000年のご神木で、国の天然記念物指定の「川津大楠」が有名なのだそうです。
IMGP6418.JPG
まあ色々な御託はともかく、確かにこの老巨木の下にいると、すがすがしい生気が足元から湧き上がってくる感じはしますね。
この後今度は河津川沿いから踊り子花街道沿いに上っていくと、奇麗に咲いている桜の木がありました。
IMGP6421.JPG
これは「河津桜の原木」だそうで、自生しているこの桜を庭に植えて育てたのがこの家のお亡くなりに成ったご主人なのだそうです。
IMGP6423.JPG
後ほど調べたら、河津桜は新種の桜だった事が分かったそうです。それを地域で大切に育成して広めた事で、この地は有名な観光地に成ったのですね。
まあ、観光地化すると「騒がしい」が故の弊害もあり、それが無ければのんびりとした田舎の風情が味わいのある地域としてひっそりとしていた事でしょう。
さて、何時もの自分の旅のように、タイムスケジュールが締め切り前の漫画家のようにタイトではないので(笑)、目についたところをふらふらと散策していきます。
と、看板に「涅槃堂」とありますので、右手の山を上がってみます。
IMGP6425.JPG
結構な勾配の坂で、この画像の個所は勾配が15%以上ありそうな急こう配で、デブな自分の場合ロードバイクでも躊躇してしまいますが、MiNiはフロントをダブルギアにした効果がてきめんで、インナーに落とせば、そもそも小径車でロードよりかなり軽いギア比に成りますので、立ち漕ぎで気張らなくともシッティングで普通に上っていくことが出来ました。
しかし、上流に上っていく方が、咲き方が進んでいますがなんででしょうかね?(笑)
IMGP6426.JPG
IMGP6427.JPG
予定では先日見た河津ループ橋まで上がろうかなとも思いましたが、疲れたので(笑)、対岸に渡って海岸に向かって下っていきます。
IMGP6433.JPG
IMGP6434.JPG
IMGP6438.JPG
IMGP6440.JPG
川沿いの道は一応自転車通行可ですが、これが混雑していたら危険なので押して歩く以前に此処まで乗り入れることはしなかったと思います。
まあ、これだけ人がいなければ良いですよね?
IMGP6441.JPG
しかし、MiNiはこれだけ走ってくれれば、もう少し遠い場所に止めてある程度の勾配のあるルートを走ってイベント会場に行くというようなミッションも、十分こなすことが出来ますね。
IMGP6444.JPG
おっ、何と梅が咲いていて桜と梅の花の紅白コラボが実現しています。早咲き桜のなせる業ですね。
IMGP6447.JPG
河川沿いに下っていくと、上記が立ち上っているところが目につきましたので、今度は下佐ケ野谷線を下っていくと、「峰温泉大噴湯公園」ありましたので寄ってみます。
自分は入り口を間違えたようで、南側にある「玉峯館」という、旅館の方から入っていたようです。
IMGP6450.JPG
IMGP6453.JPG
広場には大きなやぐらがあり、此処から決まった時間に温泉を噴出させているようです。
要するに管理されていて、自然に湧き出る「間欠泉」では有りません。
IMGP6454.JPG
待っている間に食べようと、名物のゆで卵を買います。
勝手に「大涌谷」の黒卵を連想していましたが、普通の卵でした。
IMGP6456.JPG
別にお腹はすいていなかったのですが、こう言う所はこの手の商品でお金を現地に落としていくのが仁義と言う物です!(笑)
見学場所は逆光に成るので、反対側に移動して噴出を待ちます。
IMGP6459.JPG
これは完全に「観光ショー」化しているので、キチンとアナウンスがあり、時間ちょうどに始まりました。
IMGP6460.JPG
IMGP6462.JPG
こちら側から見ていると、湯気に虹が出るという事で待ち構えていたら下の方に出ていました。
IMGP6465.JPG
これで一回りした感じで、まあ細かく見て歩けば他にも見どころは有りますが、今回はこれまでという事で、お昼は先ほど買ったゆで卵を食べて、河津を後にして、今度は海岸線沿いに横須賀方面を目指すことにしました。
丸一日見学して温泉ゆったり浸かってから帰宅しても良かったのですが、先ほど見た「菜の花」に触発されて、折角だから、横須賀からフェリーに乗って房総半島に渡って、菜の花を見ることにしました。
しかし、このアバウトな計画変更が仇となりました
結局ルートを詳細に検討しなかった事で、伊豆半島の付け根の真鶴付近で国道135号線がてこでも動かなくなり。結局小田原市内に入るのに2時間以上余計に時間を食ってしまいました
原因の一つはこれです。
小田原.jpg
本当なら観光の車は「西湖バイパス」や「小田厚道路」に抜けていくのですが、工事による通行止めで、すべて小田原市内に集中してしまい、また135号線と1号線の交差点で完全に詰まってしまっているので、もう完全に逃げ場が有りませんでした。
正直此処でぐったりしてしまい、此処から江の島までは順調でしたが、鎌倉から横須賀までは当然のように混雑していますから、どうも夕方のフェリーで房総半島に渡ると、そこでお風呂などに入るなど、車中泊の準備に余裕がなくなってしまうので、まずお風呂を優先させて横須賀で日帰り温泉を探して、此処に行きました。横須賀市街地から観音崎に方面行く海岸線沿いにある「横須賀温泉 湯楽の里」という日帰り温泉です。
横須賀温泉.jpg
これはよくある日帰り健康温泉の施設で、あまり期待していなかったのですが、期待は良い方に大きく裏切られて、何と個々の露天風呂から東京湾が一望できるという、最高のロケーションの天然温泉で、食堂のレベルも高く、これは大当たりでした!
で、この後観音崎辺りで駐車場を探して車中泊しようかとも思いましたが、夜間閉鎖や有料の所ばかりで、翌日の事を考えると、房総半島にはわたっておいた方が良いだろうと、結局東京アクアラインを使って房総半島に向かいました。
時間もさることながらフェリーよりその方が高速料金の方が安かったこともあります。
と今回は此処まで!

nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。