個人的に今まで知っている限りにおいて、栃木県としては過去最大の水害に見舞われています、
昭和22年の「カスリーン台風」の時も、かなりの被害があったそうですが、あの時は戦後まもない時でしたし、その後の堤防や、河川改修など水防が整備されてからでは、ここまでの被害が出た水害はありませんでした。

昨日に遡りますが、定期的に「雨雲レーダー」で監視していると、太平洋から関東地方に南北に延びる強い雨雲が伸びていて、同じところに一時間に50mm以上降り続くような雨が降り続いているのが不安でした。
勤務中もときおり車のラジオで情報を聞いていると次から次へと被害が拡大していることが分かりました。

結局ほとんど同じところ、県の西部に凄まじい雨が降り続いていました。

恐らくこの時点(9月10日午前10時)でも雨が降り続いていることから、被害はもっと拡大していく事が予想されます。

まあ、幸いというべきなのは、ここ数年の異常気象による激甚災害の対策で、避難指示がかなり早い時期に出されるようになった事で、少なくとも「人的被害」は最小限に抑えるこ事ができるようになってきました。
ただ。個人一人ひとりが、どの程度の「危機感」を持っているかという点は怪しいもので、なにせ栃木県は「て天災が少ないところ」という、間違った認識を持った世代がいますので、甘く見ているようだと本当に命が奪われるようなことになります。

被害に遭われた方々には本当にお見舞い申し上げるとともに、被害が拡大していく状態ですので、「自分だけは大丈夫」という、根拠のない自信は戒めて、最大限の警戒をして欲しいと思います。