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旅の相棒は白いPCX125から青のADV160へ

2024年初めての記事ですが、すでに1月も末になっています。


まあ元日に「能登地震」が発生したり、羽田空港で事故が起きたりと、世間的にはいろいろと波乱の幕開けとなりましたが、個人的にはノンビリト時間が流れる、穏やかな年明けとなりました。

例年ですと極寒の中を激走して、大洗海岸まで自転車で行ってご来光!というパターンでしたが、さすがにそこまでは回復していないので、バイクで行こう・・・・とか考えていて結局強い北風が予想されたので、車で南房総まで御来光を見に行きました。

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車とはいえ、往復700㎞以上、12時間の長距離ドライブでしたから、決して楽しているわけではないんですけどねぇ(苦笑)。


昨年12月で母の一周忌も終わり喪が明けました。

これでいろいろと動き出すことができます。

ということで、今年の記事第一弾としては、自転車の記事にすべきなのでしょうけど(苦笑)バイクの話題で口開けとなります。


ちなみに、自転車のほうはほぼ以前の走行頻度や距離を取り戻して順調にパフォーマンスが回復しつつあります

走り出してしまうと、減量のほうは案の定停滞気味で、今月はほぼ増えも減りもしていないのですが、過去の経験からまあ慌てることはなさそうです。


さて、2年前に購入して、自分の旅の相棒として北海道や佐渡、房総半島や伊豆半島、富士山周辺など走り回って、とても原付2種のスクーターとは思えない使い方をしていた「PCX125」ですが、SNSではよくある「バイク王ドナドナ」で売却しました。

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一日かけて念入りに磨きこんだおかげなのか(笑)、現行の人気機種で中古市場にあふれかえっていて、オマケに走行距離も2年で2万2千㎞と結構かさんでいた割には、納得のいく値段で売却できました。
で、売却した理由は、次の旅の相棒として、同じスクーターながら160㏄の自動二輪で、アドベンチャースタイルの「ホンダADV160」を購入したからです。
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初めてのオートバイとしてPCXに乗ってロングツーリングを中心に使った結果、ほぼ満足ながら以下の点についての不満点がありました。
1、できればもう少し悪路(フラットダート程度の林道)を安全に走れれば。
2、荒れた舗装路でもう少し安定して走れれば。
3、原付2種が走れない自動車専用道がストレス、高速も使えれば。
4、山岳路(退避路線のある道など)で、もう少し力があれば。
が主な不満点で、それ以外はおおむね満足していてい、何より維持費が安いので、上記の不満を解決となれば自動二輪に切り替えで、免許も変えなくてはならず、なにより任意保険がかなりかかるので、自分としてはモンモンと悩んだのですが、昨年9月に自動二輪(AT限定)を思い切って取得して、ADV160かフォルツァ250に候補を絞って
1、高速道路で延々と走る事は考えていない
2、不整地を走ってもパンクしにくいタイヤを装備している。
3、取り回しを考えるとPCXより大きく重いバイクにしたくない。
という理由で、ADV160の購入を決定しました。
購入にあたりADVのカラーバリエーションが自分の好みではなく、その一点が不満でしたが、ADVの生産国で主なマーケットのインドネシアなどで、早々に2024年モデルの発表があり、自分の好きなブルー系の新カラーが追加されるということで、これはこのまま国内でも追加されるのでは?と思いました。
早速お世話になっているバイク屋さんに確認したところ、販売店への内見会があり、海外生産と同じ「パールボスポラスブルー」というカラーが追加されるということで、その場で躊躇なく注文を入れてしまいました。
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まあ車もそうなのですが、販売台数の規模では日本はもはや「真剣に相手をする顧客」ではないらしく、特に海外生産がメインのホンダは、あまりマーケットの声を聴く気がないようにも感じてしまいます。
自動車もそうですが、特にカラーバリエーションに関しては「ナンジャこの色は?」と首をかしげる色が少なくなく、また市場の要望も「ガン無視」している・・・と多くのユーザーは感じているはずです。
車以上に「嗜好品」であるオートバイは、自転車のロードバイクなどでも同じなんですが、愛車に対するカラーの要望は大きく、重要な購入動機であるんですがねぇ。
「塗装を薄くして軽量化しました!」と、コストダウンを隠して嘯くような、ロードバイクのメーカーなんぞは、自分にとっては「論外」なんですよ!
例によって話が外れましたが(笑)ホントもう少し自由にカラーを選べないかと思います。
さて、昨年の12月14日が国内の正式販売開始とアナウンスがあり、販売店に頭金を入れて正式に契約しました。
完全にフライングで注文を入れたおかげで、栃木県で関係者以外では早いほうの部類だったようで、初期納入ロットで納車されるらしいとのことでした。
ところが正式発表の記事を見て、個人的には「なんだこりゃああああ!!!」と叫びました。
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これ、どう見ても海外発表のものと色が違います。
なんというか、晴れた日のボスポラス海峡の鮮やかなブルーではなく、これから雨でも降るのか?というように曇った日に見た澱んだブルーに見えませんか?
バイク屋さんは「一度現物を見てからもう一度考え直されたほうが?」と明らかに狼狽して電話がかかってきましたが(苦笑)、まあ頭金入れたし今更キャンセルしたところで他のカラーでは買う気が起きないので、まあしょうがないやと自分を納得させてそのまま納車してもらう事にしました。
で、実際納車されたものがコレです。
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あれ?、これって最初の海外販売の資料の写真の色に近く。国内販売のカタログに記載している色ではないではないですか(苦笑)。
というか、どうもこの「パールボスポラスブルー」という色は、光線の具合や撮影、印刷の関係でかなり色味が変わってしまう「厄介な色」だったようです。
確かにスズキのバイクのように鮮やかなブルーではありませんが、自分個人的には「かえって落ち着いて個性的で良いんでないかい?」と気に入っています。
基本的にはPCXの動力系統やパーツを使っているので大きさも同じ程度ですが、デザインの影響か、野趣溢れて大きめのバイクに見えます。
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操作系もPCXと同じで、スイッチ類のパーツも同じなので全く違和感なく乗れて操作できるのは、余計なストレスがなくて自分にはありがたいです。
セルを回すと、PCXより荒々しい排気音で、若干早朝の住宅街で暖気するのを憚れますが、エンジンはほぼ同じなので、エキゾースト系のサウンドチューニングで「ワザと」この音を出してワイルド感を出しているのでしょう。
回転を上げて巡行しても、決して耳障りではなく、快音とは言えませんがこれならロングツーリングでも「疲れない」程度のサウンドになっているようです。
買ってからほぼ初乗りだというのに、ご覧のようにアクセサリーパーツがてんこ盛りになっていますね(苦笑)
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PCXの経験をもとに、必要なパーツやADVの適応性などを事前に調べて昨年のうちに買い集めていたので、納車されてすぐに取り付けました。
リアカーゴBOXは、使い勝手から「SHAD」一択で、やや大きめのものを選択しました。
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長時間走るのにはロングスクリーンの装着も絶対で、ナックルバイザーも含めて適合性を考えて、メーカーアクセサリーパーツ指定の旭風防のものを、自分で買って取り付けました。
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またハンドルブレースバーをつけて、「航法装置」類の、スマホホルダーガーミンアダプター、コンパスをPCXから移植して、それでもスペースがかなりあるので、そこにフォグランプのスイッチと増設USB電源ソケットを取り付ける予定です。
電装系はバッテリーから直取り出しで、安全性考えてヒューズ内臓のデイトナの分配器で、ACC電源のリレーをかました4系統の電源をとれるようにしますが、これはまだあとの施工になります。
とにかくまだ新車下したてで、1㎞しか走っていないバリバリの新品ですから、しばらくは慣らし運転でおとなしく走って、エンジンや駆動系の馴染みを出してから本格的にツーリングしたいと思います。
まあ、PCXから乗り換えての違和感はない程度の感想レベルですが、荒れた舗舗装路面でも突き上げがマイルドで操舵が安定して、ターンインも素直でコーナーも乗りやすく、乗りやすいバイクだということは間違いなく安心しました。

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自転車も購買環境が変わってきました。 [自転車環境]

先日購入したロードバイクタイヤの、PanaraecのAGILESTを試してみました。

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久々のフルモデルチェンジのタイヤという事でしたが、正直あまり期待してはいなかったのですが、実際使ってみたところ、コンチネンタルのGP5000とか、ヴットリアのコルサのようなクリンチャーのハイエンドタイヤを凌駕するとまではいかずとも、十分比較対象に成るだけのパフォーマンスは有ったと思います。
自分もそうですが、そんなに極限の走り方を求めていない「サンデーライダー」が選ぶのには。十分以上の性能があると自分は思います。
さて、思い返すと、自分達がロードバイクを始めt頃から、2010年代はネット環境も整い円高が進行していた時代だったこともあり、所謂「海外通販」が普及して、今までなら商社や代理店を通じてしか買えなかった、欧米の有名銘柄の物が、驚くほど安い値段で買えていました。
タイヤなんかも、自転車ショップで国産品などを正規の価格で買うのなら、Wiggleの通販で海外のハイエンドのタイヤを同価格で買えるのですから、そちらに流れてしまったのもユーザー目線で言えば当然の話だったと思います。
今回いつも使っていたロードタイヤで、ヴィットリアの「ルビノ」を買おうとしたら、以前の倍近い値段が付いており、ハイエンドの「コルサ」だと10000円のプライスタグが付いていて驚きました。
こりゃアカンとAmazonで探していたら、件のPanaraecの「AGILEST」が5700円で販売していたので、躊躇せず注文しました。
以前販売していた「RACE A EVO4」と比べれば値上がりしていますが、輸入品が2倍近い値段に成っている事を考えれば、このご時世では価格据え置きに近い良心的なプライスだと思います。
個人的にはRACE A EVO4で不満を感じていたわけでは無かったですし、それが大幅改良されていて若干の値上げなら、わざわざ海外ブランドを高い金出して買う理由は、自分にはありません。
しかし、してみると、円高で輸入品がリーズナブルに成る前は、海外の「舶来品」は高級品で高くて手が出ないというのが、自分の子供の頃や若い頃の常識であって、これが「正常」とまではいいませんが、ある意味元に戻ったともいえるのではないでしょうか?
また、やはり円安の影響なのか、ブームが去ったからなのか、イギリスの国際情勢の変化のせいなのか、海外通販を身近にさせてくれた「Wiggle」がイギリス国内の販売に限定するという事で、今年いっぱいで撤退と成ってしまいました。
ちなみに今後ますます栄えてくると信じられていたEC(イーコマース)事業も、停滞傾向に成っているという話もありますし、今まで見たいに何でも良いものを安く世界中からネット注文で買える時代が続くとは限らないのかもしれませんね。

さて、タイヤの話で言えば、普段ツーリングメインでロードバイクを乗るのなら、もっとリーズナブルなタイヤでも十分であり、やはりブームの時の「熱」で、皆で高級ブランドを買い漁っていたイメージは個人的には脱ぎえません。本本来、「身の丈」の予算で十分楽しめるのが自転車趣味の本当の良い所だとは思います。
だから、ロードバイクのタイヤも見栄や体裁やブランドに拘らず、現実的な自分の使い方に合ったタイヤを、じっくり探してみてはいかがでしょうか。
まあ、今までの自分から考えれば、本当に説得力がない話ですねぇ(苦笑)

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楽しく乗れるように成ってきました! [自転車環境]

まあ、何とかなってます(苦笑)

ダイエットの計画と天気は女心と同じで、本当に思うように成らんもんですな。


結局10月まで夏が続いたような暑さの反動で、今度は寒くなった時の代謝活動の切り替えがうまくいかず、体力が落ちて風邪をひきそうに成っていたので、ダイエットのペースは落して体力を維持する方向に切り替えました。


それでも、ジリジリと地獄の底を這いずるような焦燥感を伴うペースで、体重は増えることなく「微減」で推移しているので助かっています。


1、走るのが楽しくなった

解っていた事ではありますし、それを目指してのダイエットであるのですが、実際走ってみるとこれが面白いように前に進んで行きます。

軽くなって負荷が下がったので、軽いギアでペダリングに集中して効率重視で回していくと、本当にスムーズに加速していき、速度維持も楽になっています。

恐らく脂肪が減った事により、ロードバイクの前傾姿勢での骨盤の柔軟性も向上しているようで、格段に脚も動かしやすくなっているようです。

物凄く身も蓋も無い話をすれば(苦笑)、お腹が出っ張ると、ペダリングの上死点で膝が開いて、所謂「ガニ股」に成りやすいのですが、それが解消されると、垂直面での理想的な回転運動に近づくので回しやすくなりますし、何よりひざ周りの筋や筋肉が不用意に捻じれないので、痛みが出にくいという自分にとっては「福音」ともいえる状況に成っているのが、本当にありがたいです。


2、走る距離を増やしていく

以前イベントに出る事を前提とした場合の技量維持の為に、700㎞/月の走行をノルマとしていて、高強度のトレーニングでない、流すツーリングレベルの走りでも十分効果がありました。

まあ、パフォーマンスを上げようとすれば同じ走り方なら1000㎞/月の走行は必要で、でなければより強度を上げて心肺機能や筋肉に負荷を与える必要がありますが、自分の場合は其処まで必要とはしていません。


とはいえ700㎞/月の走行は最低限のノルマとして、無理は禁物ですが頭に入れておくようにしています。

自分の場合スケジュールは完全に自分の都合で何とでもなるので、毎日天気予報とにらめっこして、出来るだけ天気の良い日、特に風の弱い日を選んでその日を走行日に設定して置いて、スケジュールを組んで体調を整えています。


3、今持っているバイクで頑張る!

現役時代であれば、ある程度予算をつぎ込んで最新機材をどんどん投入していったでしょうけど、なにせ「プ~タロウ」の自分ですので(苦笑)日々の糧を維持するのが精いっぱいとあれば、例えばハイエンドのエアロフレームにDi2のデュラ組んで、軽量のカーボンフレームに軽い30Cのチューブレスタイヤ・・・なんて選択は間違ってもできないし、やる気も無いんですけどねー(笑)

まあ「あんた、売る程機材持っているんですから、何とでもなるでしょう!!」とのお叱りを受けております通り(笑)、現在持っているバイク達は十分なパフォーマンスがありますので、これで頑張りましょう!!


4、佐渡ロングライド攻略の戦術変更でホイールを考える

とはいえ、そこは少しでも楽したいというのが本音の部分では有りまして(笑)、まずは走り方から変える事に成り、それに合わせてホイールとタイヤを再選定する事にしました。


まず、若いときの走り方であれば、基本重い体重をパワーでカバーする方向で、長め(180㎜)のクランクを回すことでトルクを増やして上り坂をカバーして走り切る方法で走っていたので、例えば佐渡で言えば大体170㎞辺りで必ず脚が売切れてきて、最後の10㎞辺りは足の攣りを誤魔化しながらスパートをかけてゴールするという事を毎回繰り返していましたが、肝心な脚が負荷に耐えられない現状では、根本的な走り方の偏向を余儀なくされました。


以前の走り方だと、ホイールは上り坂に特化して、例えばMAVICのR‐sysのように、「やたらに硬くてとにかく軽い」モノを使っていましたが、ロードバイク乗りを再開してみると、この手の硬いホイールに脚が悲鳴を上げてしまっている事に気が付きました。


具体的にカンパのシャマルミレや、フルクラムのレーシングゼロ等で走ると、とにかく走っていてもペースが上がらず、早々に脚がダメに成ってしまうという事が続きました。

そこで、在庫で持っていた、もっと重くて柔らかいカンパZONDAに切り替えたところ、嘘のようにスムーズに走れることに驚きました。


試しに以前はリムの剛性が低くて力が入らないので、半ばオクラ入りにしていたシマノWH9000C24も使ってみたところ、これもかなり快適に走れるでは有りませんか!

WH9000C24に関しては、このブログの大昔の記事でも、「ロングライドに最適なホイール」とインプレしていましたが、軽く回って乗り心地も良いという理由での評価でしたが、現状の体の状態と走り方だと、その傾向がピッタリ嵌っていたようです。


では本番はWH9000C24で決まり!・・・・で良いはずですが(苦笑)、更に平地での高速走行の負荷を減らせないかと、ディープリムのホイールも検討してみました。


なんか書いていて「こいつ一体どれだけ自転車に金掛けたんだ!」と腹が立ってきましたが(オイオイ)、これまた在庫である50㎜のディープリムホイールのMAVICコスミックカーボンSELが有るのでそれを使う・・・・でもよいはずですが、流石にかなり使い古していて、本番でトラブルがあるのも嫌なで・・・・


あっ、これは以前佐渡でゴール直前で、ホイールのスポークが折れてしまい、楽しそうに(苦笑)回収のバスに乗ってDNFに成ったというトラウマからで、「まあ、あの時MAVICのサポートバイクに他社のホイールは知りませんと見捨てられた恨」もあり(苦笑)、佐渡はMAVICで出るが定番になっていたので、コスミックカーボンでもいいかな?とも思いましたが、WH9100C40を購入しました。
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所謂「セミディープリム」で、一般的に性能が中途半端と言う評価があるホイールです。
セミディープリムホイールは、昔35㎜のリムで、イーストンのEA90earoというホイールを使った事が在り、良く回ってしかも軽くて剛性もある、自分にぴったりのホイールだった経験から選びました。

ただ、このホイールは、スポークの品質管理に問題があったらしく、エアロスポークが途中で破断するというトラブルが頻発したようで、早々マーケットから消えてしまいました。
さてC40の印象ですが、C24程軽くなく、C60程空力性能を期待できず、どっちつかずともいえますが、流石に25㎞/hからの加速の伸びが良く、30㎞/h前後で巡行するという、ロングライドイベントの「少し早めの集団」のペースにはピッタリであり、リムが重くなった分だけ回転がマッタリしているのは想定通りであり、上り坂のネガは自分の体重落とすことでリカバーするので問題なく、あとは軽いタイヤやチューブを選択する事でリカバーできると踏んだので、このホイールを本番で使う事にしました。
ちなみにこのWH9100C40は、レーシングゼロを売った金額そのままで中古で購入しましたので、このホイール交換に伴う費用負担は有りませんでした。
ヤレヤレ無職は辛いですね(苦笑)
5、最近のロードバイクのタイヤ事情は?
活動自粛中や走れない時でもSNSとは有り難いもので、覗いていれば何となくロードバイクを取り巻く環境の変化や、最近流行りの機材などの情報は目に留まります。
今巷であるようなガソリンエンジンVS電気自動車(ICEvsBEV)では有りませんが、リムブレーキVSディスクブレーキまたはチューブレスVSクリンチャーみたいな話題が盛り上がっていたようですが、自分としてはあまりそういう事に興味が無く、煽り立てる事が目的で利を得ているような連中に乗っかるを良しとしたくもないですので、淡々と「今の経済力で、行う活動に最適な機材を維持管理する」を続けています。

昔のように稼いでガンガン走っていれば分かりませんが、現状は従来の流れの機材で「なにも困ることが無い」以上、タイヤに関してもチューブレスや太いタイヤに変える理由が無いというだけです。
実際自分の周囲は田舎だという事もありますし、コミュニケーションはもっぱら出先の年配のサイクリスタが多い事もあって、ビギナーでもベテランでもチューブレスタイヤのサイクリスタはいませんでした。
勿論技術的な観点や、機材の流れからディスク化やチューブレスを否定するものでは有りませんが、個人的にはその辺りは「住み分け」してくれればいいなぁと考えています。
実際の所、MAVICなどは、ユーザー調査したところクリンチャー7チューブレス3の割合で現時点ではやはりクリンチャーが優勢で、一時ハイエンド機種のクリンチャーホイールを撤廃したのを、開発と販売を再開したとメーカーの技術者に聞きました。
ま、どちらも一長一短あり、使うユーザーの事情によって決めればよい訳で、現時点自分がチューブレスを選ぶ理由は有りません。
というか、チューブレスにしない最大の理由は、出先のパンクの対応が面倒の一言に尽きます。
イベント中にパンクしたら、サポートカーが来てホイール事交換してくれれば考えなくも無いですが(苦笑)
さて、何時もはイベントシーズンインの時にタイヤとチューブを交換するルーティンですので、こればかりは新品をお金があるうちに用意しておこうと、最初はイベントで使用実績があり、雨天時のグリップも秀逸な、ヴィットリアのルビノプロをWiggleで購入しようとしたところ、ああっ!円安のバカヤロー!!(泣)で、7500円以上もする状態でした。
で、色々と調べて、パナレーサーの最新のタイヤである「AGILEST」を購入しました。
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パナレーサーの最新タイヤで、構造や材質を一新して、欧米の有名メーカーのハイエンドタイヤにも匹敵するものという触れ込みのタイヤです。
自分はパナレーサーは、RACEシリーズやグラベルキングを長年使っていましたが、、RACE-A4を使った時の感想は「ちょっと残念だな」と言う感じで、他のタイヤのレベルに達していない印象を受けていました。
ただ、それでも使い続けたのは、タイヤの脱着が比較的楽な部類のタイヤで、出先でのパンク修理を考えてのことですが、数年前にやはりしなやかで脱着が用意で乗り心地の良いヴィットリアのタイヤを、Wiggleでかなり安い値段でセールした物を大量購入していたので、最近はそれを主につかっていました。
AGILESTは25Cタイヤとしては軽い方で(メーカー表記200g)で、同じくパナレーサーのR’AIRチューブを組み合わせれば、セミディープリムの重さをある程度カバーできると踏んでの購入でした。
余談ですが、Wiggleは販売不振で日本から撤退して本国イギリスの販売に集中するという報道がありましたが、通販でも買えないんですかね?
円安によりバリューメリットは下がりますが、自分なんかは欧米人向けの大きいサイズのウェア類を購入できるメリットが大きいんですがね。
6、さて来年は?
と、鬼が出るような話になりますが、今の更新ペースから言ってこの記事が年内最後の記事になると思います。
昨年の実母の介護から死去という、自分の人生における最大の転機を迎えての今年は、色々新しい事を始める好機になるはずでしたが、概ね半年はボケーっと過ごしてしまいました。
これは実母が死んだ悲しみによるショック等では断じて無く(苦笑)、どちらかと言うと半世紀にわたって自分の人生を悩ましていた最大の案件が消失した反動で、安堵と疲れが入り混じった虚無感で、なにもやる気が無くなってしまったというのが正直なところでした。
で、5月を過ぎてようやくロードバイクに乗ろうとしたところ、10㎏以上のウエイト増大で全く乗れなくなっていて、膝や腰にも痛みが出て無理が効かない上に、観測史上最も熱い夏が、6月から10月いっぱいまで続いてしまい、全く乗れない状況が続いてしまいました。
まあ、穏やかなダイエットで元の体重に戻してから、脚の負担を減らして走り込もうという計画は、11月から何とか再開して順調に推移出来ているので、公私ともに突発的なアクシデントさえなければ(これが何時も怪しいんだよなぁ)、来年は例年と同じペースでのトレーニングを続けることで、エントリーを済ませた5月19日開催の「佐渡ロングライド」までには何とかまともに走り切るパフォーマンスは取り戻せると思います。
とはいえ、一昨年に佐渡に出た時は、かつてないほどのパフォーマンス低下により、苦しく辛いイベントと成ってしまいました。
その時は3月末まで順調に仕上げていたのに、4月一か月何故か乗れずに体重が一気に増加してしまったという苦い経験がありますので、油断は禁物です。
また、これはあくまで通過点であり、再来年に「還暦で佐渡ロングライドを完走できるパフォーマンスを維持する」と言うのを、自分の自転車生活の一応の区切りにしようと思っているので、そこまでは頑張っていきたいと思います。
以前より「人生はロングライドと同じ」を周囲に言っていましたが、今はそれを本当に実感できて、どの辺りが「人生の完走地点」なのかは分かりませんが、そこまでは「楽しい自転車生活」を中心に、細く長く走り続けるしかないのかなと、改めて考えたりしています。 

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還暦の準備で、太らない生活習慣に挑む [雑談]

3か月間放り出していましたねこのブログ(苦笑)

同じSNSでも簡単に投稿できるX(旧Twitter)やFacebookは続いているんですが、ある程度手間と時間がかかるブログは後回しに成ってしまうきらいがありました。

あと、このブログは基本自転車ブログなんですが、自転車での話題が無いというのが致命傷なのかなと思います。


1、ネガティブ人格で激太りに!

なにせ今年は、もはや歴史的な猛暑であり、毎日35℃を超えるような暑さの中、しかも湿度が高い亜熱帯のような気候ですので、早朝に走り出しても既に蒸し暑いという始末で、とてもロングライドで一日中走る気になりません。

となると、体力維持の為の50㎞ルートを、クロスバイクで1回/週が精いっぱいで、これだと一か月に200㎞程度のライドが関の山となれば、以前のように一か月に700㎞走っていた頃とは比較になりません。


その結果、少なくとも午後はエアコンつけた自宅で、夏アニメを見ているしかなくなってしまい(苦笑)、「激デブ一直線!」という結果に(泣)

で、みるみる体重が自転車に乗る上限リミット+5㎏まで行ってしまい、実際乗ると「デブは遅い」だけでなく、体力の消耗も激しく、持病の膝痛も悪化すし、乗っても面白くないので乗らなくなって更に体重が・・・・・という地獄の悪循環のスパイラルに陥ってしまいました。


こうなると「もうロードバイクを乗るのは辞めてしまおう」という、自分のネガティブ人格の意見が強くなってしまい、ダイエットしようなどとは頭の片隅にも無くなってしまいました。

随分大げさに書いているように思われるでしょうが、自分の場合相反する2人以上の人格が常に脳内に同居していて、その時の状況によって別の人格が強く出てしまい、今までもこんな事は何度も有ったんです。


2、リバウンドする理由は?

少なくとも20年前に自転車生活を始めた理由は「ダイエット」であり、病的に肥満に成ってしまった体重を落とすために始めました。

だから自転車に乗って生活の中心に成っている限りにおいて、そう体重が極端に増加する事は無いんですが、かつて激太りしてしまったときの状況は

1、世話に成った叔母の当然の死去

2、もう一人の叔母の葬儀と遺産相続

2、実母のケガによる入院

3、父の突然の自殺

4、母の腰椎骨折による介護

5、母のコロナから癌に至って死亡

で、これに関わる介護や葬儀や遺産相続にかかりきりになり、目標としていた数々の自転車イベントへの出場が出来なくなり、そもそも自転車や自分の体調管理など気にしていられない「事案発生」により、ことごとくトレーニングや体調管理を阻まれた結果でした。

そう、本当に「事案発生」ですよね・・・・・


さて、最初に自転車生活を始めて140㎏近くあった体重を120㎏に、本格的にロードでイベントに出るように成ってからは107㎏~103㎏を行ったり来たり。

そして一大決心で挑んだ時は2度96㎏までウェイトを落としていました。

退職後も生活リズムが代わったので、一時110㎏まで増加してしまいましたが、

昨年の3月のイベント時期には103㎏まで落としていました。


で、更に減量進めて佐渡ロングライドに行きたかったのですが、天候不良で乗る機会が減って、持病の副鼻腔炎で体調を崩し、5月中頃には109㎏近くまで増加してしまい、この時の佐渡は、過去最低のパフォーマンスで、何とか時間内に完走できただけと言う、非常に残念な結果に成ってしまいました。


一転決心してまたウェイトを減らしていたのですが、トドメが母の介護と死去に伴い、7月からロードバイクを乗れなくなってしまい、目標がなくなると体重計に乗って体重を見るのも嫌になり、今年に入っても事後処理や、体重増加でが原因の膝関節の痛みが悪化してきて、ますます乗らなくなっていったので、6月ごろ気が付いてみたら115㎏という、危険領域にリバウンドしていました。


3、ダイエットに再挑戦する理由は?

あっ、色々とエキセントリックな出来事があって大変!!・・・ではあったんですが、自分の場合子供の頃からこの手の乱痴気騒ぎに成れているので(苦笑)、精神的なダメージはさして無いのでご安心を(笑)

というか、少しは堪えれば痩せられたのかと(苦笑)

とはいえ、此処からが本題ですが今回正直かなり悩んだのは自分の以後の人生の事で、特に「還暦後の自分の自転車生活をどうするのか」でした。

て、やっぱり自転車かい!(笑)


ま、自転車そのものは乗り続ける、自転車生活を続ける事だけはブレない目標であったのですが、どのように付き合っていくかは本気で悩みました。

此処までパフォーマンスが低下してしまうと、加齢や膝の事も有り以前のようには走れない、戻らないのは大前提ですが、その上でどうあるべきか?

1、自転車は体力維持の最低限の活動にとどめる

2、イベントでないが、山岳路ツーリングの為にe-BIKeの導入を図る。

3、ロングライドイベントを走れるパフォーマンスを取り戻す。

という3択を迫られました。

で、実際色々と各案の裏付けとなるデータや情報の収取などを行い、例の「多重人格脳内会議」で、悪役令嬢カタリナ・クラエスよろしく(苦笑)喧々諤々のやり取りが行われました。


一時は2のe-Bike導入案がかなり有力になりましたが、そこで湧き上がった感情は「このまま再挑戦もせず降伏して良いのか?」でした。

実は実際e-Bikeに試乗してみたところ、「進むのに回す必要があるのでトレーニングに成り、尚且つトルクアシストで身体負荷が少ない」という特性が、自分の以後の自転車生活に最適であるという確信を得た事も有り、その方向で計画を進めようとも思いました。


しかし、そうなると何が致命的かと言えば「積極的にダイエットに取り組む理由がなくなってしまう」という、何とも情けない現実が突き付けられました。

そもそも最初は健康の為ではありましたが、以後は早く走る為に、更に以後はより快適にセンチュリーライド以上のロングライドを走りきるために、あまり楽しい事の無いダイエットに取り組んでいたわけで、その目標がなくなってしまっては、如何に健康の為とは言え、ダイエットをしない、出来な言い訳など、3時間語れるほど湧いて出てくる自信があります(苦笑)


更に以前より周囲に語っていた「還暦で佐渡ロングライドを走り切れる体力を維持する」という公言をしていた以上、出来なければ単なるほら吹きオジサンに成り下がってしまうので、とにかく再来年の佐渡ロングライドを完走するパフォーマンスを取り戻して、以後の事はその結果考えようという、問題解決を先送りにする事にしました。


とにかく以前のように機材に頼ったり、走り込んで体力を付けて力づくで走りきるというのは、まず無職オジサンに余計な資金は無く(笑)、パワーと持久力で乗り切るという以前の走り方では、衰えて悪化した膝や腰、以前負傷で痛めた肘がおそらく持たないか、最悪取り返しのつかない故障を呼び込むだけで、残された手段は、とにかく体重を落として体力や身体負担を減らしてペースを稼ぐ」しかありませでした。


ロードバイクの、特にロングライドの場合体重を落とすことは良い事しかなく

1、上り勾配が楽になるので、体力や足の消耗を抑えられる。

2、平坦路でもペース維持は軽い方が負荷が少なく、結果速いペースで走れる

3、力に頼らなければ、筋肉の発熱量や乳酸発生が低く、消耗が抑えられる。

と偉そうに書いていますが、こんな事は何十年も前から分かっている事で、なんで実現できなかったのかと、ホント自分の根性なしにはため息が出ます(泣)


4、ダイエットの具体的な方法

さて、方針が決まればもうブレる事はありませんし、かつて行ったダイエットの方法も判っているので、落とす事自体は問題は無いはずです。

問題なのは、これがまた一過性のモノに成ってしまっては全く意味がなく、出来れば退職後の生活パターンや、加齢の中健康を維持できるものでなければいけないという事です。


まあここで「幸いにも」と言うと語弊があるのですが、定職を持たず完全に独り暮らしとあれば、食事の内容やタイミングは自分の思う通りに出来るという事です。


まあ極端な話、鳥のササミとプロテインだけと言う、あまり健康的とは言えない方法も取れますが、健康全般を考えればそのような方法はNGです。

また、ダイエットを行う事でストレス溜まったりすることもNGで、出来ればあまり意識しない暮らしを行う事で、少なくとも体重が増えない生活習慣が身に着くのがベストと考えました。


そこで決めたことは

1、減量ペースは2㎏/月程度にるす。

2、100g単位での増減で一喜一憂しない。

3、食事を朝食中心として、ご飯1合に野菜の味噌汁とタンパク質のオカズに

4、昼食はかなり軽めにして、夕食はプロテインにする。

ですが、最初の一か月はみるみる落ちていたものの、8月前にピタリとも落ちなくなってきました。

まあ運動量を増やせばよいのですが、この暑さでそうもいかず、色々考えてここは掟破りのドーピングを行う事にしました。


まあ怪しげなダイエットサプリは頭から信じていないので、まず加齢で落ちている代謝を促進するため、より効果の高い「還元系コエンザイムQ10」を導入して、トドメに糖と脂肪を抑えるサプリメントを導入しました。

このサプリは「富士フィルム」で開発されたもので、安直ですがネームバリューに頼った形に成りますが、期待にたがわず効果が確認できています。

これで当初の2㎏/月は維持できたので、なんとか以前のイベント走行時のMAXの107㎏は達成できて、105㎏も目算が付いた感じです。


さてこの体重に成るまで膝が心配でしたのでロードバイクの走行を控えていたのですが、昨日乗った感じでは、ほぼ以前のペースに近い速度を出したうえで、関節の痛みや後半のタレが殆ど無かった事から、涼しくなって走行距離を増やしていけば、年内にまた二桁体重に戻す事も不可能ではないようです。


5、今後の目標

もちろん最終目標は再来年の佐渡ではありますが、とりあえず来年5月の佐渡を目安に、ウェアやカーボローディング実施込みで、乗車時に100㎏切りを実現するためと、体脂肪率20%切りを実現するためには計算上96㎏を維持する必要がある為、来年の3月目安で減量を達成し、春のセンチュリーライドに挑戦してみて、佐渡に向けて最終調整を行うという予定で進めていきたいと思います。


実は減量は健康上の理由も大きく、腎臓の負荷を下げるために、今まで飲んでいた各種薬を減らす事が必要となり、その為には血圧を薬無しで正常値にする必要がある為、減らしておく必要も有ったんです。

まあ、血圧が上がるストレスの2大原因は解消されているので(苦笑)、あとは体重さえ管理していれば血圧も上がる事は無くなると思います。


6、総括

まあ色々とカッコつけて書き出しましたが、何のことは無いその根っこは自分自身に負けたくないので、挑み続ける」に集約されるのだと思います。

先の事など思い悩んでも、自分ではどうにもならない事も有りますので、今、自分に出来る事を、諦めずに継続して努力して、後は「行く先は風に聞いてくれ」と言うように、ある意味「老後を焦らず開き直る」ことにしました。

まあダイエットも何事も無ければ・・・・といって何事が起きて邪魔され続けてきた過去から、油断は大敵ですが・・・・

まあ、そのうち何とかなるでしょう!!














 







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梅雨の晴れ間を狙って、佐渡一周バイクツーリングの旅 [オートバイ]

自分は此処のところ毎年佐渡に行っています。

「佐渡ロングライド」は1年おきに出ているので、参加しない年は、天気を見て晴れが続く時を見計らって、観光目的で訪れます。

今回はオートバイで、何時も走っている佐渡一周のコースを、反対周りでのんびり見てみたいという事で、梅雨の晴れ間が続きそうな6月16日から、PCXの自走で、佐渡にツーリング旅行に行きました。


とはいえ、どうもその前日までは天候が危なそうで、タイミングとルートを選定して、半日は雨の中を進むのは止む無しと15日に宇都宮を出て、国道294号経由で福島に入り、会津若松経由のルートを選択しました。
最初の休憩は、那須の「道の駅伊王野」で、ソフトクリーム休憩です。
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蕎麦の実入りという事でしたが、あまり良くわかりません(笑)
そしてコースの途中に「須賀川特撮アーカイブセンター」が有ることは確認していましたの、寄り道します。
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ここは日本の特撮の技術的な伝統を継承しようという目的の歴史的特撮資産の保存と、特撮技術伝承を目的にした講座などが開かれているようです。
展示品などは限られたものに成っているようです。
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まあ天気が良ければ一日で新潟港まで行ってそのままフェリーに乗るつもりでしたが、当初の計画では「雨天・山間・夜間」という、バイク走行の三大リスクが揃ってしまうので、少なくとも「夜間」を避けて磐梯熱海で宿泊する事にしています。
で、遅くなったお昼を国道8号線の中山峠にある「鞍手茶屋」さんで、けんちんうどんをいただきます。
このけんちんうどんは、野菜の旨味がしっかり汁に浸みこんだ美味しいモノでしたし、何より体が温まります。
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実は結構な量でしたが、この日はこの食事が「昼夕兼用」で、夜はホテルで缶ビール一本とおつまみ程度という、自分の最近の食事パターンです。
翌16日は完全な悪天候で、とはいえ想定内の事なので、レインウェアやシューズカバー、防寒インナー等フル装備で走りました。
まあ走り出し前から降っていると憂鬱ですよね。
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しかしこの日は、自分が走る郡山から新潟までの国道8号線沿いが、自分が走る時間に最も強い雨雲が被っていたようで、終始強い雨に降られてひたすら走っていましたが、最近のレインウェアは本当に優秀で、前回の雨走行試験の時もほとんど身体は濡れませんでしたが、それ以上の土砂降りの中半日走行していても、まったく体が濡れておらず、問題無しでした。
ま、気温が下がらなかった事と、PCXのカウルや追加したフェアリング、チンガードの恩恵もあり、タイヤの雨天グリップも十分で、臆せず雨天走行に挑めました。
今回乗るフェリーは12:30出発でしたので、自分は飛行機の時も含めて必ず1時間前に現着する事にしているので、11:15に佐渡汽船に到着です。
ここからフェリーの乗船に関しては慣れたもので、自動車、自転車、バイクで何度も利用している「お馴染みの場所」です。
今回2輪は2台しかなく、2輪が大体真っ先に乗船できるので楽でした。
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出港後はさっそくお昼で、船内食堂で「ブリのタレかつ丼」をいただきます。
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自分は普段魚介類が苦手なので手を出しませんが、佐渡に来れば話は別で(苦笑)脂がのって柔らかいブリが美味しかったです。
あとは船尾デッキで昼寝を決め込んで、体力回復を図ります。
佐渡発便お馴染みの、カモメの乱舞が見れますが、彼らはフェリーの巨大な船体を利用した「ドラフティング」で、なんと佐渡の両津港までついてきます。
よく見ると上手に負圧領域の気流をつかんで、ほとんど羽ばたかないでフェリーについてきます。
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両津港に到着し、さっそく近場の日帰り温泉に向かいます。
佐渡はすっかり雨も上がって快適な気候でしたが、流石に半日も雨の中走ってしっかり体が冷えてしまったので、風邪をひかないように温泉で身体を温める事にします。
ここは両津から南、「加茂湖」の更に南に行った里山の麓にある「新穂潟上温泉」で、古くから地元の人が利用している温泉です。
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泉質は塩泉で、ゆっくり浸かって体を温めるのにはちょうど良い温泉でした。
自分の旅行の場合、何よりその日の終わりに温泉に入って体の疲れをいやす事が優先事項で、これは車中泊でもバイクのツーリングでも同じ黄金パターンです。
この後はこの日の宿泊場所である「ドンテン高原ロッジ」に向かいます。
以前から気になっていた、山の上にある景観の良い場所のロッジで、とはいえイベントに使うのには場所がへんぴ過ぎて(苦笑)断念していたのですが、今回は念願かなって訪れることが出来ました・・・・が!
あー雲の中です(笑)
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下界は晴れてきていたので、湿った風が山頂を超える時に露点に達してたちまち雲に成っているという、高度の高いところあるあるでした。
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さてこの「ドンテンン高原ロッジ」ですが、おもに登山者やトレッキングの方が利用する「山小屋」で、宿泊施設はそれなりなんですが、此方のウリは食事でした。
ディナーがイタリアンのコースでしたが、例えば和牛や伊勢海老、アワビ等の高級食品を使うのではなく、佐渡産品の比較的ポピュラーな食材を中心に奇をてらわず丁寧に調理された素晴らしいコースで、このところ外食もほとんどなく、自炊で簡単なモノばかり食べていた事も有りますが、久しぶりに夕食をのんびり堪能することが出来ました。
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これはディナーの時にお勧めしていただいた日本酒の冷酒で、スッキリとしていながら日本酒の旨味も豊かで、かつ料理と調和していて本当に美味しいお酒でした。
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これは当然仕込まなくてはということで(苦笑)のちに沢根炭屋町にある、蔵元の「加藤酒造店」に寄って、大量に晩酌用に各種日本酒を購入させていただきました!
翌朝も起きてみれば雲の中(笑)でした。
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天気予報では佐渡は快晴のはずで、まあしばらく待てば晴れてくるでしょう。
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晴れてくれば高原の絶景が目の前に広がります。
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山の朝の朝食は早く、7:00頃には山を下りて、海岸線に出ます。
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しかし、あまりに天気が良くしばらく海岸線で寝転がって空を見ていました
なんだか急いで走り去るのがもったいなくなって、何も考えないでボケーとしてしまいました。
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ここで「仮面ライダークウガ」のED「青空になる」のメロディが唐突に浮かんできて頭の中をぐるぐる巡っていました。
本日は海岸線を右に見て、反時計回りで両津から佐和田に行く、「佐渡ロングライド前半戦」の、佐渡島の北半周の予定です。
と、その前に郵便局で軍資金の補給です。
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田舎に行くとコンビニもない所でも、郵便局はある場合が多く、そこのATMは使えます。
まあ、その為に郵便貯金の口座を作ったくらいです。
さて、いつもなら通過する「二つ亀」ですが、せっかくだから拝んでいきましょう。
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あと今回は敢えて反時計回りのルートにしたのは、何時もの反対回りする事で、今まで見ていなかったものを、見たり見つけたりするという目的がありました。
此処は「大亀」ですが、これも何時もの反対側からみた写真で、いままで通り過ぎてきて、背中に広がっていた風景だったわけで、何度も来ている場所でも新鮮な感動がありますね。
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この先に「大亀ロッジ」があり、そこの定番「ソフトクリーム」を食べて休憩します。
しかし、やはり佐渡は天気次第と申しましょうか、好天だと本当に青と緑尽くしの風景が広がります。
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ここはサイクリスタなら知っている通称「Z坂」の頂上の、トンネルを出たところのカーブです。
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まあ、此処の坂は巷で言われるほどの「難所」では無く、今の過積載(苦笑)の自分でも、ダメージを抑えてのんびり登りきることが出来ます。
本当の難所は後半戦に控えていますものね!
今回のコースで、見学するポイントはあらかじめある程度調べておきましたが、ここ「佐渡発酵株式会社」の甘酒もその一つです。
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此方のメインは自然発酵による「どぶろく」で「山廃仕込み」という、加熱しないでろ過する製法で作られており、天然酵母で乳酸発酵させているという、日本でもおそらく此処だけで作られているもので、甘酒を味わいましたが、生まれて初めての酸味と旨味が強いヨーグルトにも似た味の甘酒で、オリゴ糖も含まれているとのことで、最近流行の「腸活」にもってこいのモノです。
 
この後、昨年のイベントで地元の方に伺ったブランド米を生産しているという、「棚田」をさがして見に行きます。
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海岸線からは見えない、山の上に広がっている棚田で、これはかなりの絶景です。
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佐渡のコメが美味しい事を知らない人は多いのですが、その中でもこのように山の中で山から引いた清流の水を使って生産されるブランド米は本当に絶品で、商品として首都圏に出回ることがほとんどないので知られていないとのことです。
自分は佐渡と言えば食事で一番楽しみなのが地元のご飯だったりします。
ま、水も良いわけですから、そうなると「日本酒」が美味しくないはずがありませんよね!(笑)

さあお昼・・・・なんですが、飲食店が無いんですわ(苦笑)
ここで色々探していたらを「お惣菜ひろ」さん見つけました。
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メニューは限られていてお弁当を買いたかったのですが、予約分だけとのことでコロッケとチーズ入りのちくわフライを2個ずつ購入しました。
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余り物と冷ご飯ですがと、温めてパックに詰めてサービスでいただいて、本当にありがたかったです。
優しい女将さんに近くの公園を教えてもらい、そこで海風に吹かれながらノンビリお昼を楽しみます。
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こうなると急ぐ理由もないので、ラジオを取り出して音楽聞きながらお昼寝を決め込みました。
こういうスタイルは今後続けてみたいですね。

今回特にコレと目標を決めていないので、行き当たりバッタリで佐渡金山近くまで来ましたので、今回は鉱山の設備の歴史遺産である「北沢浮選鉱場」を見学します。
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なんでも「佐渡のラピュタ」とか言われているようで、まあ言われてみればですかね(笑)
この日は早めに予定を切り上げて、相川に預託した宿に行きます。
ここは海岸線沿いにあり夕日がきれいな場所です。
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次の日は佐渡の南半周の予定ですが、まず佐渡ロングライドの会場である佐和田から、コースを反対に辿る日程です。
ロングライド系サイクリスタにはお馴染みの場所ですよね。
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しかし、毎度毎度最終盤のこの辺りは既に限界ギリギリで走って、まあ周囲の様子なんて見ていないんですわ(苦笑)
で、今回は出来るだけゆっくり走って、雰囲気を楽しみます。
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此処は「素浜海岸」で自然公園に成っていますが、昨日まで走っていた風景とは随分雰囲気が違いますが、もともと佐渡島は南北は別の島で、地殻変動で海底が隆起するなどで、一つになったそうです。
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佐渡はこの自然環境で「日本ジオパーク」に認定されており、島の自然環境がすべて貴重な財産とも言えますね。
そういえば、ここは佐渡ロングライドの最終エイド地点なのですが、一度もトイレに入った事が無かったですね。
まあ、出すもの出し切っていたのでしょうね(苦笑)
このまま海岸線沿いを一周・・・・出来ない部分があり、山側に上がって走っていると「ドコドコドコ」と聞き覚えのある和太鼓の音がして、「佐渡太鼓体験館」まで来ましたが、ここから海岸線までのコースが、実は佐渡ロングライドで最大の難関と言われている所です。
なにせ170㎞程走った後に出てくる険しいヒルクライムですから、ここで脚が終わってしまうサイダーも多くいます。
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此処が昇り口ですが、この風景を見ると身が引き締まる・・・と言うより寒気がします(笑)
いったん海岸線を走りますが、また山の上に上りオーシャンビューの気持ちの良い道を「沢鼻崎灯台」を目指します。
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その先にある展望台で休憩します。
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ここも気持ちの良い場所で、別のライダーが東屋で寝転がって読書に興じていましたね。
本日の観光のメインは此処「宿根木の町並み」です。
JRのCMで有名になった場所ですが、昔からの佐渡の寒村の町並みが保全されています。
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なかなか趣がありますが、基本古い木造建築とあれば、「防災士」としてどうしても気に成ってしまうのがまず「火災」で、何の対策も無ければあっという間に類焼して灰に成ってしまいます。
ちなみに天災や戦争以外で、近世で起きた大きな都市火災の多くは、風の強い日本海側で発生しています。
耐震性や海沿いなので当然「津波」も心配で、案内所にいる案内係に方にその辺りを聞いてみたところ、なんとその方は佐渡市で初の防災士に成った大先輩で、かなり真剣に対策を施しておられましたので、観光で訪れた方々は、安心してこの街並みを堪能できますね。
その方自分より一回り上の年齢で、昭和39年に発生した「新潟地震」も体験しており、此処も地震の後沖合まで海が引いた後に津波が来た事等をご教示いただきました。

流石に此処まで休憩なしで3時間ほど走っていましたので、町の中にあるカフェで休憩です。
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さて先に進みますが、これもいつも横目で見て通過していた「佐渡国小木民族博物館」です。
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此処佐渡島は江戸時代に大阪と蝦夷(北海道)を往復する千石船の「北前船」の寄港地で賑わったところで、ここは当時の船を現存していた図面から新規再生した船体が展示してあります。
お昼は小木港で行われているお祭りでと思いましたが、やはり自分は人込みは苦手で、早々退散します。
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この先両津まで補給ポイントが乏しいので、内陸に入り羽茂という町ならコンビニ・ガソリンスタンド・ホムセンなどあるので、バイクのガス補給も済ませて、「りか亭」という食堂でお昼です。
ここは地元御用達の食堂で、こってりした味付けのオカズで大盛ご飯を頂くというスタイルのお店です。
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そういえばここは2度目で、GoogleMapの記録だと5年前に来ている事に成っています。
て、そんなことも記録されている?ある意味怖いわ!
お腹も膨れてのんびりと海岸線を走ります。
イベントなどでは、ゴールする事が最優先なのでなかなか見れない所もあります。
幾つかの灯台を見て回ります。
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佐渡一周線も自分が走り始めたころからは随分改修が進みましたが、まだ車が一台やっと通れるような細い道もいくつか残っています。
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大雨や地震などで崖が崩落すると、容易に不通になりますし、過去にそれでコースの変更も有りましたね。
此方は佐渡島最東端の「姫崎灯台」で、なんか寂れていますが、かつては観光コースとしてにぎわっていた時代も有ったのでしょうか?
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休憩所なども有りますが今は閉鎖されています。
佐渡も何度かの「観光ブーム」で賑わったことが有りましたが、最近は年々寂れていく方向にあるようです。
まあ、観光客を数多く呑み込んで消費するような「昭和型観光地」は全国軒並み壊滅の方向に向かっています。
佐渡の場合色々と「方向転換」を図っている所で、それが実ってくれるといいですよね。
早めに両津に着きそうなので、何時もとコースを変えて、加茂湖の南側から沢田を目指します。
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ここで一般的な観光でないところを一つ。
かなり以前に偶然来たこの公園で自分の好物を見つけました。
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これは航空自衛隊が要撃戦闘機として使用していた。ロッキードF104Jスターファイター、自衛隊のコードネームは「栄光」戦闘機ではないですか!
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現地には何でコレがここにあるのかを説明するものが何もないんですよね。
子供が普通に遊具にしている所が見方によっては凄いです(苦笑)
このF104戦闘機ですが、1950年代でマッハ2を誇る高速機で、最大の特徴はこの主翼で、面積が小さくナイフのように薄い主翼で衝撃波を突破するように設計されています。
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ほとんど紙飛行機ですよね。
また専門的に言うと、このインテークがキモで、三角のショックコーンで発生した衝撃波をダクト内に入れて、大気を圧縮して燃焼器に送ることで、音速を突破できるための高出力を得ています。
Ninjyaのラムエアシステムのようなモノ(かなり違うけど)かな。
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佐渡にはこのほか、佐渡分屯所(山の上のレーダー基地)にF1戦闘機、赤泊港にT33練習機があるとの話で、次回のテーマですね(苦笑)
この時点でまだ15:00ですが、連日の疲れが出てきたようでここは早めに切り上げて体力回復を図ります。
まず、溜まった洗濯物をコインランドリーに行きます。
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ここも前回の旅行で使ったところで、最近は何処でもコインランドリーが有るので、衣服類を少なめにすることが出来るのは、トラベラーにはありがたい限りです。
洗濯している間、近くの日帰り温泉で汗を流して早めに宿に入ります。
まあ、この歳だと夜の街に繰り出してウッハウッハするような元気は無いですねぇ(苦笑)。
もっともそういう事にもとより興味もなくなってはいるんですがね。
基本的にこれで佐渡周遊の旅は終了で、大変満喫出来ました。
翌日は基本帰路で、佐和田から小木港への移動です。
県道を使えばあっという間で、それでは面白くないと悪い癖が出て別ルートを選びましたが、案の定道がだんだん怪しくなってて(苦笑)。
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結局林道の様な険しい峠を越えて海岸線に出ました。
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帰路のフェリーは小木港から直江津港の航路で。自分が佐渡ロングライドに出ていた最初の頃は、新潟からの便がなかなか予約できないのでこちらを使っていました。
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一時高速船が就航していましたが、佐渡汽船の経営悪化でフェリー便が廃止に成っていた時期が有りました。
この度メデタク再就航となりましたが、やはり平日だと乗船する車は少ないようで、今後も厳しい事は良そうに難くありませんね。
結構早めにつきましたので、お土産屋さんでソフトクリームを食べます。
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おけさガキソフトを選びましたが、冷凍してある柿の実のさわやかな甘さと濃厚なミルク味のクリームの組み合わせがなかなかのモノでした。
ちなみに「みかん」とありますが、なんでも佐渡はミカンの栽培北限だそうで、島の南部では柑橘類の栽培が盛んに行われるように成っていました。
さてそろそろ乗船です。
えっ!本当にこれだけなんですか?で、車両デッキはガラガラでこれは完全に赤字ですよねぇ。
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乗船して送迎デッキで外を見ていると、港にわらわら人が集まってきて、演奏を始めました。
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どうも出航するときに「お見送り」をしてくれているようで、船が港を出るまで見送ってくれました。
心が温まる心使いですね。
これで佐渡もしばらく見納めで、例年のパターンでは来年は「佐渡ロングライド」出場の順番なのですが、現時点の自分のパフォーマンスでは絶対無理で、まあこれは今に始まった事では無く、「その気」になれば1年も有れば十分仕上げる事は可能なのですが、問題はそれだけの「熱意」が戻るかどうか?という所でしょう。
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13:15には直江津に着きましたので、若いころなら一気に宇都宮まで戻っていたところですが、この歳よりが(笑)バイクでの無理は厳禁で、疲労がたまると事故リスクが一気にレットゾーンを超えてしまうので、のんびり行きましょう!
ここは飯山市の国道17号線にある、「道の駅 花の駅千曲川」で遅めのお昼休憩です。
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野沢菜ピザとリンゴソフトソーダを頼みましたが、結構イケル味です。
ここは景観が良い事で有名な道の駅で、花畑も整備しているなど結構面白い所ですね
現在改修中のようで、駐車エリアを広げていたようですが後で「車中泊」で利用してみたいです。
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この後は「野沢温泉」に行って、温泉街を通過して「麻釜温泉公園ふるさとの湯」に行きました。
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平日ですので観光客もほとんどおらず、チョット熱めですがゆっくりと源泉に浸かることが出来ました。
本当は渋峠を通って「草津」まで行きたかったのでですが、疲れていての山岳コースは危険と判断して、野沢市内で宿を取りました。
翌日はさっそく国道292号線で渋峠、「国道の最高標高」に上りました。
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此処に来ていた他のライダーの方曰く、この季節でこれだけ見通しの良い天気になることは珍しいそうで、良いタイミングでした!
最高高度地点からの眺めです。
水蒸気が立ち上る白根山を臨むことが出来ました。
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ここから先の「草津白根レストハウス」まではヒルクライムイベントの「ツールド草津」で何度か訪れていますが、このイベントも白根山の噴火以来しばらく開催されていませんでした。
地元のサイクリスタと話したら今年は再開されていたそうですが、知らなかったなぁ。
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草津温泉に浸かっても良かったのですが、そうするともう一日宿泊してしまうようなので(笑)、一気に通過して、休憩は八ッ場ダムのある「道の駅八ッ場ふるさと館」で休憩します。
で、せっかく来ているのでその先の見晴らし台に上って八ッ場ダムを見ます。
IMG20230620100933.jpgここも散々もめたうえで・・・と言うより余計な因縁付けられて随分竣工が遅れてしまいましたが、困ったモノです。
帰路ですので寄り道せず真っすぐ帰った方が良いのですが、ルート上に以前チェックしてあった「赤城第一円環分水工」を見てみます。
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此処は赤城山の麓の高地にあって、赤城山の大沼から灌漑用水として整備されていたようで、農業用水の確保で随分苦労していた事が分かりますね。
この日の夕方までに無事帰宅出来て、今回の佐渡ツーリングの全工程・・・・
いやいや、装備品の整理まで済んで、初めてコンプリートに成ります。
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バイクを洗ってバック類も蓋を開けて「天日干し」して雨天走行や洗車の湿気を取りました。

今回は全工程1062㎞走って、燃費は燃費系で50.7㎞/リットルでした。

交通費としてはガソリン代とフェリーの往復船賃で18160円でしたが5泊6日の旅で、島まで渡ってのツーリングとしては、結構リーズナブルだったと思います。

当然キャンプなどを混ぜればもっと旅費は圧縮できますが、流石に最近テント泊だと疲れが取れないんですよねぇ(苦笑)


まあこれでタップリと佐渡とツーリングを堪能することが出来ました。

佐渡旅行は毎回あまりに楽しくて、帰宅してからがしばらく「佐渡ロス」に成ってしまうほどです(笑)


しかし旅はやはりいいですね。

自分の場合、旅先であった現地の方や、同じく旅の途中のライダーとのふれあいで、色々な事を学ぶことが出来るのが、自分にとっては最大の財産です。

まあ、自分の人生史上最も「自由」に成った今の自分ですので(笑)、何時でも何処でも行けるとは思いますが、あまり調子に乗るとしっぺ返しがあるので、まあ身の丈と自分の健康考えて、次の旅でも計画しますかね!

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K1霞ケ浦一周サイクリング2023、豪雨の爪痕乗り越え湖畔ライドを楽しむ [イベント]

先週末は東海から関東にかけて太平洋側は台風の影響を受けた前線等の洗礼を受けて、6月としては史上最悪の豪雨が降り注ぎました。

4日は自転車イベントが多く、メジャーなところでは「富士山ヒルクライム」で、多くの参加者の方々が、随分気をもんでいましたね。


自分は茨城県土浦市の霞ケ浦で行われる、いばらぎサイクリング協会主催の「K1霞ケ浦一周サイクリング」に参加すべく、4:00に自宅を出て、北関東自動車道で土浦に向かいます。


当日は朝から天気が良く絶好のサイクリング日和です。

程なく指定の駐車場に到着します。

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なんか怪しい雲の帯が伸びています。
さっそく自転車を用意して会場に向かいます。
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綺麗に晴れると霞ケ浦は遠くまで見渡せるので気持ち良いですね。
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良い天気とは裏腹で、実は内心穏やかでなかったのは、エントリー後に連絡が来なかったことが気がかりで、此方も立て込んでた時に事務処理したので本当にエントリーしていたか不安に成っていました。
幸いと言うべきか受付がサイクリング協会の知り合いの方だったので、受け付け開始前に調べてもらったら、案の定自分の名前はありませんでした。
やっちまったー!!
まあ、複数の大会のエントリーなど行うと、「エントリーした気になっていた」なんてことも過去にあったので、残念なのは残念ですが、だったらイベント関係なしに勝手に走っちゃおうという事にしました(苦笑)
一緒に走っては「偽参加者」という事で、協会に迷惑かけてしまうので、露払いもかねて(笑)イベントのスタート時間より1時間以上早い7:00にスタートして一周する事にします。
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まあ、こういう機会でもないと、宇都宮からわざわざ車で来る機会も無いので、「ボッチライド」を楽しみます。
一応コースはイベントのコースをサイコンに入れてありますが、まあ一周すればよいだろうと気楽に走り出しました。
程なくして一般道から「陸上自衛隊霞ケ浦駐屯地」の横に入ります。
おや?旧帝国海軍の61サンチ酸素魚雷の様なものが見えますので、近寄ってみると、悪名高き非人道兵器である「特攻兵器」として有名な人間魚雷「回転」
の模型が展示されていました。
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現在であればパッシブソナーや母船からの有線誘導で自動追尾されて敵艦に突入させるのですが、その誘導装置になんと「生身の人間」を使うという、人類史上最悪の兵器ともいえるシロモノです。
えっ?人殺しの兵器は等しく非人道的では?との声もありますが、
ところで、イベントの前々日は東海・関東地方は大雨となり各地で被害も出ましたが、自転車道事態は一部を除いてほとんど影響が無く、開催となったわけですが、周囲の畑や空き地は冠水している場所が多く、霞ケ浦自体の水面もかなり上昇していました。
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天気そのものは何の問題もなく、以前に2回この大会で走っていますが、今回が一番良く晴れていて遠くまで視界も良好で、走っていて気持ちが良かったです
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ここ霞ケ浦は、首都から近い波が立たない広い水面がある場所として、大戦中は水上機の基地や訓練基地があったこともあり、旧軍の史跡も多く残っています。これは「鹿島海軍航空隊基地」の建物ですね。
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イベントだとこの中にある「美浦村週末カフェ」がエイドステーションに成っていますが、自分は参加者に成り損ねたおっちょこちょい親父ですので(苦笑)、スタッフが準備している所を横目に通過して先を急ぎます。
自分の休憩はこの先にある「セブンイレブン稲敷古渡店」で行いましたが、多くのサイクリスタもここが丁度良い休憩場所のようで、サイクルスタンドはロードバイクでぎっしり埋まっていました。
特に急ぐ必要もなく、自分は25㎞/h辺りを目安に、力を抜いてノンビリ走りますが、流石走り込んでいる他のサイクリスタは2~3㎞/h程度早いペースで走っていましたね。
この広々とした草原は「霞ケ浦浮島湿原」でサンクチュアリに成っているようで色々な野鳥の声や気配がして面白い所ですね。
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此処まででほぼ半分を走り、この後常陸利根川を渡ると後半戦で霞ケ浦の東岸、行方市を北上していきます。
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しかし、自分結構全国の「湖畔サイクリング」実施しているのですが、まあ湖なんてものは基本「山の中」に在るもので、湖畔沿いの道を一周できるところの方が実は少ないのですが、ここ霞ケ浦はほぼ湖畔を一周でき、しかもサイクリングロードとしての整備も進んでいるので、これなら初心者でも安心して楽しむことが出来ますね
この後「霞ケ浦大橋」を渡っていよいよ後半戦ですが、午後に成って南西方向のかなり強い風が吹いてきて、まあこちらのベテランさん曰く「霞ケ浦恒例強い向かい風」の洗礼を受けます。
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あっ、これ結構きついなぁ(笑)という事で、思いっきりペースを落として走りますが、それでも結構消耗して来たので、10:30も過ぎましたしチョット早いお昼を取ることにしました。
ここは歩崎公園にある「かすいちサイクルボール」で、ここにある「かすみマルシェ」で補給です。
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このサツマイモとホイップクリームのパンはおいしかったですねぇ。
ここでは古いクロモリのロードで来ていた先輩サイクリスタの方とお話しさせていただきましたが、多くの年配サイクリスタの方々と同じで、やはり今ロードバイクや環境には馴染めないねぇという話で盛り上がりました。
宇都宮から来ましたという話で、「ジャパンカップ」の話になり、当時の盛り上がりのスゴサ等、体験者の貴重な生話をきけました。
やはりその当時1990年のツールドフランスの覇者「グレック・レモン」が見られるという事で、熱狂的に盛り上がったそうです。
しかし、そのころ地元宇都宮に居たはずの自分は、この熱狂を全く知らなかったというのはどういう事なんでしょうかね(笑)
ほんと、自分そのころどんな生活をしていて、何をしていたんだろうなぁ。
33年も前のこととはいえ、あまり覚えていません。
そうかぁ、そのころ最初に勤めた住宅会社で営業をしていた頃で、休みも少なく、朝8:30から夜23:00頃まで働きづめで、ストレスが溜まって体重もピークで、健康診断も最悪だった、自分にとっての「黒歴史の一つ」でした。
そうだよなぁ、何が楽しくて生きているかわからないし、当然余暇を楽しむなんて余裕はありませんでしたので、せいぜい水曜日の定休日に近くの日帰り温泉に浸かるくらい?が唯一の楽しみだったのかなぁ。
まあ、その後前の仕事に転職して余暇が作れるようになり、航空祭や旅行の趣味も出来て、健康のためにと始めた自転車が、自分の人生を変えて支えてくれている今に至っていますが、ホント人の人生とは判らない物です。
さて向かい風は相変わらずですのでのんびり行きましょう!
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湖面は波頭が砕けるほど荒れてきて、護岸に当たってしぶきが飛んできます。
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いよいよラストスパートですが、自分が何時も来ている場所はまだ冠水していて通行止めになっていて、コースは迂回コースに成っていましたが、自分は行くなと言われると行きたくなる困ったオヤジですので(苦笑)、そのまま進むと自転車道は無事ですが、蓮の畑の多いこの地域は冠水が続いています。
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結局一周回ってみて、周囲の様子と比べてみると、明らかに霞ケ浦の湖面の水位の方が、周囲の田んぼなどの水位よりはるかに高く、所々民家で床上浸水してあと片付けしている場面も多かったので、今回の豪雨の規模がうかがい知れると同時に、霞ケ浦の護岸と水門、排水ポンプのおかげで現状を保っているのだという事が良くわかりましたね。
13:00頃には駐車場のところに辿り着き、自分の「ボッチカス一」は終了という事で、早めに撤収して、帰路の途中で温泉に入って汗と疲れを流してから帰宅しました。
しかし、やはり歳は取りたくないもので、いくら早朝から動き回っているとはいえ、この程度の距離は知っただけですっかり疲れて眠くなってしまい、外食も自炊も面倒となり、独身男性の定番夕飯の「ピザの宅配」とワインで夕食を済ませてしまいました。
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Sサイズで、カロリー考えて半分くらいで辞めておこうと思いましたが、ワインの酔いも手伝ってペロッと一枚平らげてしまいました。
さてこれで終わりですが、参加はしなくとも一応「イベント対応」で一日動いたわけですが、ロングライドイベントとは言え、100㎞未満のこのくらいのイベントが「楽しめる限界」に成ってきたようですね。

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伊豆のMERIDA‐X‐BASEで、e‐bikeを体験 [自転車環境]

何と関東地方は5月である本日に梅雨入りしました。

とにかく季節の推移が少なくとも1か月は早いというのは、各種「開花前線」が早く、各地で地元の方々と話しても、「一か月は季節が早い」は間違いない所ですね。


さて、例年なら5月連休明けから6月中頃まで天候が安定して、各種イベントや旅行に最適な時期なのです。

それに合わせてイベント見学の旅行を計画して、5月28日に静岡県藤枝市の航空自衛隊静浜基地で開催される「2023静浜基地祭」に、オートバイのツーリングを兼ねて宿泊先など決めておきました。


前々日の26日に出発ですが、ネットの記事で、自転車のロードレース「ツァーオブジャパン」が丁度富士山の「あざみライン」で行われるという事で、スタート地点の小山町「道の駅すばしり」に、レースのスタート時間の11時に間に合わせるため、暗いうちの3時に自宅を出ます。


1時間30分くらいして休憩しているときに丁度陽が上がってきました。
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まあ、高速使って車で行けばそんな早起きして、下道で延々と走らなくてもいいんですが、そういう面倒な事が好きなオヤジもいるんですよねぇ(苦笑)
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まあ実際はこれに渋滞や迂回、休憩なんかが入りますから7時間30分くらいかかりましたがね。
PCXは旅装備にで荷物満載です
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何故ここに自転車のヘルメットが乗っているのか?は今回のタイトルに関係しています。
今やロード乗りの聖地ともいえる「道志道」を進んで峠を抜けると富士山が見えてきます。
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この日の空模様はちょっと異様な感じのする空で、国道16号を走っているときは東京方面から何本もの雲の太い筋が流れてきたり、上空の高い所に薄い雲が広がっているようで、一見曇りの空模様だが、富士山はくっきり見える所から、雲底は少なくとも1万フィート・・・・大体3300m以上あることは(富士山の標高3776m)判るのですが、嫌な感じです。
道の駅すばしりに到着です。
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ここは富士山一周のイベントで何度か訪れたことがあるので、勝手知ったる場所ではあります。
ツアーオブジャパンのスタート地点は此処から上に上がったところに成ります。
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ここがスタート地点ですね
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これは報道のカメラ用のバイクです。
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流石大きいしっかりとしたバイクで、これを見ると自分のPCXはオモチャに見えますな(笑)
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ここから「ふじあざみライン」で須走口の5合目まで上がるのですが、20度を超える急こう配が続く「地獄のすばしりライン」ですから、ああっ、とても考えたくもないわぁ!
スタート時間前で、アップをする選手が通り過ぎていきます
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スタート時間が近づいてきて会場もにぎわってきます。
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スタートシーンはTwitterとfacebookにアップしましたが、通過するのはあっという間なんですよね。
で、会場がパブリックビューイングになって、実況中継で観戦できるようです。
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会場にコースの勾配図が掲載されています。
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こんな勾配のコース嫌ぁぁぁ!(苦笑)
しかし、ロードレース自体、世間ではマイナーな存在ですし平日という事も有るのでしょうが、なんというかあまり観客がいません。
関係各位もいろいろと努力はされているのでしょうけど、宣伝も含めて色々なプローチが必要なのかもしれません。
今回も「たまたま」情報を目にして、遊び人なので(苦笑)平日に時間が取れて、偶然にも自分の旅行先だったから見に行けただけで、偶然に近い状況でこれたようなものです。
さて、お昼を食べて本日の目的地である伊豆市の「道の駅伊豆のへそ」に併設されている、自転車メーカー「メリダ」が直営しているサイクリング体験基地とでもいうのでしょうかMERIDA‐X‐BASEに向かいます。
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実は前回の伊豆旅行で通過地点として宿泊予約を取ったところが、偶然この施設のホテルで、現地でここの存在を知りました。
此処では最新のメリダのバイクをレンタルして、周辺観光が出来たりサイクルツーリング体験が出来ますが、地方にある観光目的の自転車レンタルとの最大の違いは、メリダの直営店で、スポーツサイクルの知識と技術のあるスタッフが用意されている事です。
自転車だけでなく、ヘルメットやビンディングシューズのレンタルもあり、バイクの選択やポジションのフィッティングも、適切なアドバイスを貰えるので、日頃自分のバイクに乗っている環境に非常に近い環境で、出先で気軽にサイクリングを楽しめるという所にあります。
これなら都心から電車でウェアだけの軽装備もって訪れて、自転車借りて観光するというプランが楽しめますね。
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着替えのロッカーもあり、温泉もあり、ホテルも有る(結構リーズナブル)訳ですからサイクルツーリストの拠点としての魅力満載です。
話は変わりますが、自分は本当に日本の色々なところを旅していますが、一度たりともレンタサイクルなる物を借りた事が在りません。
それは「どすこい体型」に合ったサイズの自転車がまず用意されていない事に合わせて、ポジションが合っていない自転車には絶対に乗りたくなかったからで、
このMERIDA‐X‐BASEではそのネガがすべて解決できるとう事です。
まあ前回の訪問でそれは確認しており、次回は是非最新の「e‐bike」をレンタルして、色々と確かめてみたいと考えていましたので、今回ちょうど良い機会だという事で訪れて、スタッフと相談してバイクを選択し、じっくり乗ってみる為に翌日4時間のレンタルを予約しました。
この時点で15時を超えていましたので、ホテルのチェックインまで観光を楽しむことにします。
そういえば此処「中伊豆」は何度か来て、「天城峠」も通過していますが、「旧天城トンネル」を見た事が在りませんでした。
旧街道で道も整備されていないので、自家用車で行くのはいささかはばかれたのですが、バイクならいけるかなーと(苦笑)
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確かに雰囲気は有りますねぇ。
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まあ、平日と言う事で観光客もほとんどいませんでしたから、寂れた雰囲気を味わう事は出来ました。
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路面の方は前日まで結構雨が降った事もあり、路面が掘られてかなり荒れていましたが、安全第一でたどり着けました。
まあ、こんなものですよね(笑)
天城峠から戻って、本日の宿泊は長岡温泉の「ホテル八景園」を予約しました。
此処の売りは富士山が拝めるという物で、どのお部屋からも展望露天風呂からでも、天候さえ許せば何時でも富士山が拝めます。
このホテルは如何にも「昭和の観光ホテル」と言う感じの建物ですが、内部は清潔にリニューアルされていて、部屋も巷のビジホに劣らないアメニティが提供されています。
流石に昔のように着物を着た仲居さんがワラワラ出てきて至れり尽くせり・・・は無いですし、従業員も外国人労働者の方々が半分以上と言う感じでしたが、サービスに不満な点は無く、提供された朝食も美味しく非常に快適なお宿でした。
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屋上の露天風呂からも富士山が拝めて、調子に乗って朝ぶろも堪能しました。
ただ、この日の富士山は朝からどうも不気味と言うか、薄雲に浮かんで見えるという物で、地元で定点観測をしている訳ではないので、見え方による「何か」を想定できる材料が自分にはないのですが、これは19歳から49年間空を見上げて雲の様子を観察していた経験による「癇働き」という、非科学的な感覚での「悪寒」です。
まあ「偶然の産物」として、この日千葉県東方で震度5弱、M6.2というかなり強めの地震があったわけですが、午前中に見た雲も含めて、こんなオカルトな与太話に何の信憑性も無く、多分地震の発生とは全く関係ない事なんでしょう。
ヤレヤレ(苦笑)
さてようやく本題の「e‐bike」の試乗です。
バイクはクロスバイクをレンタルしました。
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これは「CRUISE」という物なんですかね?
アルミフレームとテイァグラのコンポが入った、よくあるスペックのバイクです。
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肝心の「電動アシスト」はシマノの6000シリーズが使われていて、よく巷で見るママチャリの「電チャリ」ではなく、しっかりとしたスポーツサイクルとしての「e‐bike」です。
ちなみに電動アシストコンポについては、世界的に見れば「ボッシュ」のシステムが主流?でしょうか。
また、正直怪しい限りの「中華e‐bike」については、ほとんど「電動オートバイ」のような、日本の法規では違反と言う物も少なくないです。
この「規制」ですが、最高速度は24㎞/hとアシスト出力の規制がありますが、当然欧州にはそのような規制は無く、通販で欧州性を購入したり、国内でも正規代理店で購入した物に「欧州版ソフト」を組み込んでリミッターをカットするという事を、内緒で行うサイクルショップも少なからずあるそうです。
能書きはともかく乗り出して最初の感想は「狡い!」でした(笑)
ペダルに脚をかけて直ぐに「スーッと静かに前に出る」感覚があり、フッと重さが消えたような感じがします。
今回はMERIDA‐X‐BASEのある長岡から、山を一つ越えて海のある「内浦」に向かいます。
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チカちゃん達が、ママチャリでヒイヒイ言いながら登ってきたのとは反対のコースですね(笑)
いやロードバイクでも厳しそうで、特に今の自分の体重では間違っても来たくないのですが、流石e‐bikeだと問題なく登れます。
ここでe‐bikeと言う物のイメージについてですが、自分も「モーターで走るオートバイみたいなもの」で、楽に走れると思っていましたがが、このバイクについていえば、結構自分から意識して回して走らなければ前に進む事は無く、オートバイでは無く、間違いなく感覚的には「自転車」です。
一山超えて海に出ますが、此処内浦は言わずと知れた「ラブライブサンシャイン」の舞台になった地域で、所謂今回は「聖地巡礼」も兼ねています。
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アニメを見た方なら、見覚えのある場所ですね(笑)
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ノンビリ聖地を巡りながらさて、元来た道を戻るのも芸がないし、もっと勾配が厳しい山道は無いかとGooglMapdeで探していたら、地元のおばちゃんが声をかけてきて、親切に道を教えてくれました。
ここから入るようですね。
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あっ、結構厳しいかも(苦笑)
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まあ想定通りかなりの勾配で、だいたい15%以上の勾配が続く九十九折れが続く感じで、地元宇都宮のジャパンカップのコースにある「古賀志」の激坂以上のコースが延々と続きます。
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恐らく自分が一番コンディションの良いときであれば、なんとか登っていけたでしょうが、現状では「生身」では絶対無理と断言できますが、e‐bikeなら登っていけます。
ただし、最初は結構一生懸命回してしまったせいで、鍛えていない心肺機能が悲鳴を上げる状態でしたが、痛みのある膝は全く問題なく、脚に負担がかかるような気配は有りません。
これは本当に不思議な感覚で、あえて似た様な状況を表現するのなら、「ローラーやエアロバイクの負荷を下げてクルクル回している」のと似ている様な気はします。
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一山超えて戻って来て「狩野川」のほとりを走ります。
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最初は「身体に負担はかからない事は判ったけど、あれ?e‐bikeって、そんなに楽に走れる物じゃないのかな?」と感じましたが、次第にシマノのアシストの特性が分かって来て、それに合わせて走ることが出来ると、今度は本当にスイスイ前に進んで行くように成りました。
よし!もう一回チャレンジと、もう一つ山を登っていきます。
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うわっ!此処も結構すごいぞ。
気が付いてみると、結構高い所に来ていますが、これがe‐bikeでなければ、クロスバイクで今の身体状態で、満身創痍に成らず此処に上る事は絶対に無理でしょう。
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さて、e‐bikeに乗った感想の総括ですが、特にシマノのシステムの場合「e‐bikeは自転車であってオートバイではない」という事実です。
オートバイのように右手を捻れば楽に走れるようなものではなく、自分が主体的にペダルを回し続けなければ1㎜も前に進む事は無い「自転車」でした。
そして自分を含めて世間の人達が大きく勘違いしていた事として、「e‐bikeはパワーアシストでは無くトルクアシストしてくれるアイテムだという事です。
だから走る為にはペダルを回す、ケイデンスを稼ぐ為の身体機能や心肺機能は必要であり、普通に疲れますしカロリーも消費します。
ただ、クランクに装備されたセンサーにより、トルクを検知して「それに合わせて「トルクアシスト」をしてくれるので、脚の筋肉や腱、間接に過剰な負荷がかかる事が在りません
だからe‐bikeで山野を走ると、結構息が荒くなって大汗かくような運動強度がるのに、脚に負担が掛からないので、脚のダメージが無いという事に成ります。
これはある意味自分のように、「健康維持やウェイト制御の為に自転車には乗りたいが、脚に故障を抱えているので坂道は不安で登りたくない」という自分にとっては、「福音」以外の何物でもありません。
あとロードバイク乗りとして懸念を持っている方が多かった「アシストが24㎞/h」までで、ロードの仲間に付いて行けないという話です。
まず自分に限れば走行ペースが特にクロスバイクのポタリングでは平均速度が20㎞/h程度で、MAXでも25㎞/h程度であれば全く問題が無く、MTBベースのe‐bikeでは流石に巡航速度は上がらないでしょうけど、ロードバイクベースであれば、特に平地の巡航速度に関してはe‐bikeだから遅い?事は無いと思います。
要するに一括りにe‐bikeとまとめる事は間違いであり、自転車そのも持っている特性や性能が重要であり、電動云々はあくまで「トルクアシスト」の問題でしかないという事です。
ちなみに今回借りたクロスバイクタイプは、ちょっと残念だったのは「振動吸収特性」があまり良い自転車では無かったようで、結構振動疲労を感じてしまいました。
これは同じクロスバイクでも自分が普段乗っている、「2007年式TREK FX7.5」のとの比較で感じてしまった事で、このFXは当時のクロスバイクの最高グレードで、TREKのアルミのロードバイクと同じ品質のフレームとカーボンフォークに加えて、自分の改造でシマノのWH6800のホイールと、パナレーサーのグラベルキングのタイヤや、セラSMPの幅広のサドルに換えてあるからです。
もしロードバイクとしての走り方に拘るのであれば、最新のロードタイプのe‐bikeだと、重量は10㎏程度だという事ですので、一昔前のアルミフレームの重さ程度であれば、巡航速度はむしろ「エアロ性能」であって、フレームやホイールの空力性能次第?と言う事では無いでしょうか?
等といろいろ書きましたが、今回これ以外にも何台か載せていただいて、正直一番自分にしっくり来たのがロードタイプに近い、どちらかと言うとグラベルロードの「ミヤタロードレックス」だったと報告して締めくくります。
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ホントこれは、帰路に馴染のショップ行って、即注文を入れてしまいそうなくらい気に入ってしまいました(笑)
まあ以前でしたらですけど。
多分、イベント関係以外の自転車生活でしたら、これ一台だけあれば大丈夫ではないかと思います。
なにせポジションのフィッティングも未完の状態で乗って、あれだけ満足できれば、何も言う事はありません。
問題は「現状敢えてこれを買わなければいけない切迫感は無い」につきます。
要するに無職の遊び人が、なんとしても買わなければならない、納得のいく理由が無いんです。
これが、あれだけ使いもしないロードバイクを買いあさった人間と、同じ口から出たとは信じられないようなセリフですねぇ(苦笑)。
とはいえ、これを買ったとしてどのくらい稼働するのかという事に関しては、現状の保有バイク(オートバイも含む)を見れば由々しき問題です。
いっそのこと保有自転車をイベント用ロード1台の残して処分してロードレックスを購入するというのも考えてはいますが、悩ましい所ですね。
まあ自分の購入問題は除けば、ぼく自身のe‐bikeに関する否定要素は、今回の試乗ですべて取り払われました。
さて、本来この旅行は静浜基地祭の見学と、あわよくば余った時間で「大井川鉄道」付近をツーリングして楽しもうと、静岡空港付近に宿を取ってあったのですが、冒頭にあるように本日より天候の悪化が予想されていて、一日中雨天でのオートバイの長距離ツーリングはリスクが大きすぎると判断て、急遽28日中に帰宅する事にしました。
これで完全に当初予定していなかった「自転車関連旅」に成ってしまったわけです(苦笑)
昨日はとにかく当日中に帰宅しようと、5時朝食も取らずホテルを出て、何とか16時30分頃には自宅に帰ることが出来ました。
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実際渋滞の迂回などもあり、大体370㎞を11時間30分かけて走りましたが、これが現時点では一日に移動できる限界の距離に成っています。
ただ流石にお尻は痛くなってきましたが(苦笑)、体でそれ以外に痛くなるところは無く、疲労感もそれほどなかったのは、気候が良い事も大きかったですが、自分自身随分オートバイに慣れてきて、身体に無駄な力が入らなくなったからかもしれません。

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やっぱり楽しいロングライドイベント!ジロ・Di・筑西2023に参加 [イベント]

さあ、ダメダメのターンから、よっしゃ!いっちょやっちゃるぞのターンに移ります。

まあ前回あれほどトホホな内容書いていたくせに、本当に呆れた奴です(苦笑)


まあ、自転車生活をしてから、この「ダメダメ」と「イケイケ」の波が常に交互に襲ってきて、小波が頻繁に入れ替わる事も有れば、大波が押し寄せてしばらく引かない時など、その時の環境や自分の心身の状態によって常に不安定に入れ替わる物でした。


正直昨年3月に「ツールド下関」や「出雲ロングライド」に参加したときはかなりイケイケの方に回復しかけたのですが、実母の寝たきりと死去をへて、完全にダメダメに落ち込んで、ようやくすべてが片付いた時には、なにせ子供の頃からの「人生最大の案件」が半世紀を経て解決したことで、完全に虚脱状態になっていました。

改めて説明するまでもなくそれは「悲しい」からではなく、「ホッとした!」からだという所が、世間をはばかりますね(苦笑)


現状を冷静に見るまでもなく、例えば自分のライフワークともいえる「佐渡ロングライド210㎞」等のイベントに耐えうる状態では「到底」無く、特に膝は無理が効かないので山岳イベントは完全NGであり、比較的平たん路が続くイベントとして、6月4日の「霞ケ浦一周K1サイクリング」と、今回の「ジロ・Di・筑西Bコース」なら、距離もセンチュリーライドの半分程度ですし、何とか参加してイベントに出たいという欲求を喚起しようと、案内の手紙を受けて即エントリーしてありました。
さて「ジロ・Di・筑西」ですが、以前は「ツールド桜川」という名称で、桜川市真壁から、加波山に上る山岳コースを北上し、益子を掠めて戻ってくるという周遊する90㎞程度のコースで、毎年5月中旬に開催されてきた、結構歴史あるイベントで、自分も近県のロングライドイベントとして参加しやすい事から。スポーツサイクルを始めたころから参加してきた「お馴染み」のイベントです。
お馴染みなのは特にコースで、ご存じのように自分は「鬼怒川サイクリングロード」と共に、「つくばりんりんロード」をホームコースにしていますので、正直走るコースで見知らぬ部分がほとんどないという感じになります。
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この「Aコース」である、山脈の尾根沿いに北上するコースは、眺望も見事でこのイベントのウリの一つではありますし、自分も何度も酷い目に在ってきました(苦笑)
ここ数年は自分もパフォーマンスが低下していた事も有り、山脈と並行して北上する県道を走る「Bコース」を走っていました。
またイベント自体も、おそらく創立時から運営して来た地元の有志の方々の高齢化や体制の変更もあり、また拠点として使用していた「真壁福祉センター」で、イベントの臨時駐車場として使っている土地が使えなくなった事も有り、拠点を国道50号線沿いにある「道の駅グランディス筑西」に移りました。
コース自体はグランディス筑西に移動した事による変更部分と、小貝川の堤防を走るルートを除けば、概ね従来からのコースを踏襲しています。
話は変わりますが、そもそも地方のサイクリング協会やクラブは高齢化が世間以上に急速に進行していて、還暦前の自分でさえ若手に属するという有様で、その後の自転車ブームでサイクリング人口が激増したハズなのに、新規会員が全く増えず、イベントの運営に支障がある状況が続いていました。
イベント自体が自治体や地元のレースチームや民間のイベント会社、ショップを主体とするクラブが行うものが主流となり、オマケに「コロナ禍」のロックダウンの影響をモロにかぶってしまい、イベントが再開できないどころか、解散してしまうクラブもあります。
このジロ・Di・筑西も、コロナによる中止から昨年9月のプレ開催をへて、ようやく正式な形で蘇ることが出来ましたが、今を支えているスタッフの方々や周囲の情熱や努力を賜物であり、それは称賛されるべきものだと自分は思います。
さてイベント当日ですが、雨の心配は無く風も弱く、快晴ではありませんが基本薄曇りで時折太陽が顔を出すという、ある意味快適なサイクリング日和で、
これなら一日楽しく過ごせそうです。

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イベントそのものは230人のエントリーがあり、実際は200人程度でしょうが、かつてこの大会も600人近くを集めたことから考えれば、一時のブームが過ぎて落ち着いたとも言えますが、規模が大きくなるとそれだけスタッフも数も必要になり、当然予算もかかることからエントリー料も高くなり、痛しかゆしと言ったところです。
最近の傾向として、自治体主催で豊富に予算が取れる大きなイベントや、民間イベント会社主催で、贅沢なケアが用意されているものは、諭吉さんプラスを要求されます。
ただ近隣地域で行われるサイクリングイベントに気軽に参加したいという人にとっては、この規模のイベントでリーズナブルな参加料の方がありがたいという事も有ると思います。
とはいえ万全のケアで「至れり尽くせり」とはいかない事はご理解していただきたいところではありますね。
今回の「ジロ・Di・筑西」の場合、過去に「ツールド桜川」に参加履歴があるサイクリスタに郵送により招待状が送られてきて、あまり一般に広く告知している気配が無いことから、ある程度の経験者の参加主体で企画されているものと自分は理解しています。
自分のBコースは8:30分のスタートで、7時間以内が完走ですので15:30までに帰れば良いだけで、80㎞であれば結構のんびり走っても問題ありません。
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昔はスタートと共にAV35㎞/hでぶっ飛んでいく大会もありましたが、今回はおおむねノンビリと走り出すライダーの方が多かったようで、最初は20㎞/h程度の集団で、自分もゆっくり走る事にします。
程なく小貝川の堤防のルートを走ります。
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この小貝川は通しで走れる整備された自転車道がある訳では無いのですが、比較的綺麗な管理用道路が続くのと
周囲は基本的に田園地帯でのんびりした雰囲気を味わえます。
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この日は湿度が高く、遠くがぼやけて見える感じで筑波山も何となくシルエットが見える程度ではありますが、こういう日の方が風が弱くて走りやすいので、サイクリングには適しています。
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最近の傾向として、偏西風の蛇行の影響で寒暖の差が激しく、雨の翌日に快晴に成ったとしても、それはかなりの強風を伴っていることが多く、サイクリングに行く気力を削いでしまいますね(苦笑)
小貝川から東に向かい、真壁方面に向かいます。
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この辺りに成ると、体もようやく温まってきて、久々のイベントで気分も高揚してきて、周囲のサイクリスタの「イベントペース」に合わせられるようになったので、平均速度を上げていきます。
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真壁の町を過ぎると県道41号を、加波山を見ながら北上していきます。
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この辺りは本当に自分にとってはお馴染みの地域で、春夏秋冬よく見る風景ですが、自分にとっては見飽きる事のない風景です。
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何時も走っている「りんりんロード」を左手に見ながら(笑)県道を北上して国道50号線に出ます。
此処から岩瀬市街地を東に向かい、
北側の山岳地帯に入ります。
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この辺りは無理をせず、のんびり走ります。
元気な地元チームは、隊列作って快調に飛ばしていきますねえ・・・・
まあ無謀運転や他の車両の邪魔になるような頻繁なローテーションによる複列運転などは、少なくとも自分は見ていませんでしたが、そのチームに調子に乗って「列車」の乗って付いていくサイクリスタも少なくなく、20人以上の車列に成ると、結構交差点や横から出てくる車の通行を阻害する事に成るので、場合によっては直接、または大会本部にクレームが入ることはあります。
県道289号線を山沿いに西に向かい気が付くと自分が毎週走っていた岩瀬から益子に向かう県道41号を北上します。
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まあ流石にここを走っていると、自分にとってはイベント感は消し飛びますなぁ(苦笑)
ただしここ「本沼パーキング」での休憩は久しぶりです。
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イベントではここがエイドステーションに成っていました。
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ま、エイドと言ってもミネラルウォーターだけではありますが(笑)、いやいやこういう所に設置するのも手間がかかるんですよ。
と、どうしても運営側の視点で見ちゃいますね。
と、今回の自分の愛機の「ボテッキア8AVIO」です。
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10年以上前の古いバイクで、一応変速系を11速のデュラとアルテで改装してありますが、最新型との性能差は語るべくもありません。
2年前にポジションの見直し等でかなり走れる感触はあったのですが、今回のイベントに合わせて試走したところ、まったく走れないどころか違和感があり硬さが目立って脚に負担がかかっていました。
これはバイクの問題というより、昨年から見るとロードバイクで本格的に1年近く走っていないうえに、体重増加と老化も加わり、ポジションを構成する身体状態の構成パラメーターが変化してしまい、過去のポジションと不適合を起こしている事は明白でした。
また古くて重いとは言え販売当時はミドルクラスのレーシーなバイクとされていて、結構硬めに設定されているフレームに合わせて、ホイールをカンパの「シャマルミレ」の剛性も手伝って、弱った体に反動がもろに帰ってきていたようで、ポジションの変更と合わせてホイールを同じカンパの「ZONDA」に、タイヤもしなやかな乗り心地では定評がある、ヴィットリアの「コットンケーシング」を使った旧オープンコルサ系の廉価版の、しかも幅が27Cというタイヤを組み合わせました。
結果から言うと今回の変更は大正解で、サドル位置を3㎜下げて若干角度を寝かせた効果と、ホイールセットの振動吸収特性が硬いフレームにマッチして、滑らかに進んで落ち着いたハンドリングを得ることが出来ました。
現状の自分のパフォーマンスだと、特に膝に力を入れられないのでガンガン踏み込んだりダンシングで上るとか出来ないので、走りやすいバイクに成りました。
コースの方は「みちの駅ましこ」を掠めて反転し、今度は小貝川を南下していく事に成ります。
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本日は南風なので若干の向かい風に成りますが、泣きたくなるほどでは無く、自分の方も平地ですしようやく調子も戻ってきて、ペースを落とさず走り抜けることが出来ました。
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もうゴール直前ですが、体力も脚も全く問題が無いので、大人げなく最後にゴールスプリント・・・・しちゃだめですよと釘を刺されていますので(苦笑)、此処はおとなしくゴールしましょう!
無事ゴールで、ジロ・Di・筑西、Bコース無事に完走です!
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今まで日本全国の数多くのロングライドの大会に参加して完走しましたが、やはりこの達成感はいいですね。
まあお昼も食べないで走っていた事も有り、多少のカロリーは問題ないだろうと、クランディ筑西にあるチョコレート専門店で販売している、カカオたっぷりのソフトクリームをご褒美でいただきます。
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完走証と参加賞のお米です。
地元で採れる美味しいお米で、ツールド桜川以来、この大会伝統のありがたい参加賞に成ります。
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これ、自走で参加してきて、これを貰うとちょっと重くて困りますが、まあ外せないですよね!(笑)
これにてジロ・Di・筑西2023はコンプリートです。
大会の関係者の皆さんには、本当に楽しい大会を提供していただいたことを、この場をもって感謝申し上げます。
現地では、大会の運営に関しての、若干耳の痛い提言(小言ともいう)を、関係者の方に言わさせてもらいましたので、迷惑なヘビークレーマーのオジサンとしか思えなかったでしょうけど(苦笑)、あまり気にしないで(笑)自信をもって、今後もこの歴史ある有意義なサイクリング大会を継続させていただきたいと思います。
自分に関しては、まあようやく色々な調子が戻ってきましたので、「ブログの更新が滞っているよ!」とお叱りを受けない程度には(苦笑)、自転車関連を中心に(オートバイ関連増えるかな?)活動を進めていこうと思います。

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「旧車祭りIN美和」見学。帰路にイタリアンと温泉を堪能 [雑談]

連休も終わり本当なら梅雨まで天候が安定する季節のはずですが、何だこりゃこの天候は!

まあ、連休中も遠出はせず、その後の旅行もキャンセルし、ロングライドも皆無とまるで「引きこもり老人」と化しているような感じです。

正直、あまり気分が乗らず、出かけるのなら自宅でアニメでも見てのんびりしていた方が気が休まるというのは、あまり好ましい状態ではありません。

運動量が激減した反動で、体重が増加しており、ますます「億劫になる」という「負のスパイラル」に陥っていますね。


一番ヤバいなぁと思うのは、ロードバイクに乗っていても、まったく楽しいとは思えない状態になっている事です。

現状100㎞走るのは苦痛で、体力維持で60㎞程度流すのが精一杯です。


こりゃ本当にロードバイクを全部売り払って「自転車趣味引退」かと思ってしまいます。

過去にもこうなる事は何度か有って、無理やり機材変更やイベント設定などで乗り切ってきましたが、今回はどうなるのか先が見えないです。

古いONDAフォークのクネクネフレームのピナレロのフレームでも探して一台作ろうかななんて、いやいや増車は無いでしょう!(苦笑)

て、何処かに大きなサイズのFP3やFPクワトロ余っていませんか(オイ!)


とまあ暗い書き出しで恐縮ですが、完全に引きこもっている訳でなく、天気の良い日は出来るだけオートバイでツーリングに出かけたりして、新しいルート開拓も進んでいるので、心情的にはそちらに傾いているとも言えますね。

ただし本日のような天候だと、何時雨が降り出すかわからず、出かけるのがおっくうに成ってしまうのですが、本日は茨城県常陸大宮市の旧美和村の美和山村開発センターで「旧車祭りIN美和」があるというので、行って見る事にしました。


ま、ホントはバイクで行きたかったのですが天候も考慮に入れて、車の機能維持の為の可動もかねて、出かける事にしました。

なにせ普段ほとんど動かしていないので、こういう時に長距離走らせておくことにしました。


朝8:00に自宅を出て、35㎞ほど先なので、1時間もせず現地に到着です。

途中でいすゞの「ベレG」「クラウンエステート」等が向かっていました

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国産から外車、80年代の車やバイクや自転車等、結構ユルイ基準で集まった
色々なものが見られました。
これは「ジャガーマークⅡ」ですね、
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旧車というと、オリジナルのストック状態を尊ぶ向きがありますが、「そんなこと言ってられない」と、色々な部品や改造で動態保存を維持している個体が多く見られました。
また、結構マニアックで希少な改造部品が付いた個体を購入した方も多く「何でコレが付いているのかはよくわからない」なんてものもあります。
これなんかはグロリアにL28を搭載していますが、希少な「N42ブロック&ヘット」の個体に、なんとバイク用のケイヒンのCRキャブを6連に改造したものが付いていていました。
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イヤー、これは本当に面白くて一日中ここに居られますな!
自分は自動車趣味は終了させてしまいましたが、こうやって見る分にはお金がかかる訳でもないので(苦笑)、勢い余って自分から手を出す事さえしなければ、気楽に楽しめますね。
さてこのまま帰るのではつまらないと、北上してドライブを楽しむ・・・・と言いたいのですが、なんというか車を運転していても全く面白くありません
まあ、そういう車両ではありませんから仕方がありませんが、正直「大きくて眠たい」だけで何の刺激もありません。
 
刺激を求めようとすると「道交法違反」に成りますし、リスクが高くなるだけですから勢い安全運転に成ります。
これが「オートバイ」だと、のんびり走っていても「オープンエア」ですし、適度な刺激もあり、日本の田舎の山道を流すのであれば十分です。
当然「リスク」も伴いますから万人に進めるわけにはいきませんが、ああ自分はもう「オートバイ乗る以前」の自分には戻れなくなっているかもしれませんね。
さてお昼ですが、以前ツーリングで走った大田原市の「伊王野」近くにGoogMapで見ると、イタリアンカフェがあるようでした。
「garden AUX PARADIS(ガーデンオゥパラディ)」というお店で、R294から横に逸れた山道を走ると、更に山の上に走っていき、一山が庭として整備してあるようで、そこの頂上にカフェとジェラード、フレグランスショップがあるという、まあ栃木の糞田舎にあるとは思えないような、何ともおしゃれなお店でした。
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一番人気は「ヘーゲルナッツ風味のチキンカレー」でしたが自分は季節の生パスタを選び、今の時期は「チキンと益子産ブロッコリィの生パスタ」を頼みました。
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特に凝った味付けはありませんが、生パスタの湯で具合やソースの味付けなどは、しっかりイタリアンの基本が出来ている調理だと思いました。
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何というか季節の草花やハーブを愛でつつ、ヘーゲルナッツのチキンカレーを
食べて、香水を選びつお茶をして豊かな時間を過ごすという、いや田舎のクソ親父にはおよそ似つかわしくない空間ではありますが、休日は常に満員状態の人気店とのことで、もはや田舎と言えば蕎麦と山菜とお饅頭とイワナの塩焼きというのは昭和の情景で過去のものに成っているようです。
おなかが膨れれば次は当然「温泉」で(苦笑)、カフェの直ぐ近くのこれまた山の上にある「東山道那須温泉」に行きました。
看板の矢印は「こんな道上っていくの!」という怪しいコンクリートの市道と、ソーラーパネルがある急こう配の細い道を上っていくのですが、夜間や雪の積もった冬季は勘弁してほしいような道で、自分はこういう道は臆することなく慣れているのですが(おいおい)、東京から来た人などは怖気図いて引き返してしまうような場所に在りました。
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その代わりと言っては何ですが、眺望は抜群で、晴れていれば那須高原から那須連峰を一望できる絶景を拝むことが出来ます。
正直この界隈の日帰り温泉の中では屈指の眺望かもしれません。
2年前ほどに出来たというこの温泉の施設は、最低限の大きさで大人数が入れる余裕はありませんが、新しくて清潔感もあり、好感が持てます。
多分民間の温泉?だと思うのですが、入湯料は500円と安く、お湯はこの付近や那珂川沿いに多いアルカリ泉のヌルっとした「美肌の湯」で、温度も適温ですから、この眺めを見ながら長湯を楽しむことが出来ます。
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湯上りは300円のソフトクリームを楽しみました。
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これはミルク風味が豊かで甘みも抑えて在り、自分の中では美味しい部類に入るソフトクリームでした。


いや、なんのかんのとドライブを一日楽しみました。

こういう内容の記事を書くのは本当に久しぶりで、自分らしい内容の記事に成って満足ではありますが、ドライブ自体は「自動車の運転がつまらない」という、自分の人生史上初めての感覚を味わってしまった事に、少なからず衝撃を受けています。


実はつい最近も「ロードバイクにの乗っても面白くない、ワクワク感が無い」という感情があふれ出したことに動揺していて、今度は自動車もか!という事態に困惑しています。


自分はいったいどうなってしまったんだろう?と戸惑う反面、冷静に成れば実は答えも見えています。

多分自分の人生を縛り付けていた大きく重い制約が一気に無くなり、どのような未来を選ぶも自由という状態に戸惑っているのですが、一つ言える事は、ここは慌てて答えを出すのではなく、じっくり見定める必要があるという事だと思います。


まあ、勢い余って昔の古いレオーネRXⅡ見つけてレストア始めたり、W124のメルセデス探し出したりしないように自重しなければ(苦笑)

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JCA関東ブロック主催「渡良瀬ミーティング」今年も参加 [イベント]

のっけから加齢の話で恐縮ですが、やはり年月を重ね老化ていくと、精神年齢が低く(苦笑)新しもの好きの自分でさえ「世の中には変わらな方が好ましいものもある」なんて思う事も少なくはありません。

巷で騒がれる「100年に一度の変革」という話も理解はします。

ただ自分の場合、幼少期より結構ヒネタ目で、世の中を斜めに冷ややかに世間を半世紀見てきた感想としては、「変わる必要が無いのに変えてしまった」なんてものも少なくは無く、その場合変わる事の意味は「権威・権益の強制的な移譲」が目的であることも少なくはありません。


日本の場合、この100年に一度の変革期に完全に乗り遅れたというネガティブな一面を強調して大騒ぎしている人たちの声が、SNSの影響もあり異常に誇張されている節があると自分は感じています。

これは権威の中心に居る世代が「引退してご隠居に成ることを良しとせず、意意地汚くしがみついているからだ」と鼻息荒く語る人もいますが、ある一面それは正論とも言えますが、その下の世代の人間が権威に従順で、自己保身に走り、公共性を疎んじ自己責任を回避している人たちが少なくないからなのでは?と自分は思います。

おおっ、この必要以上にクドイ展開は、ようやく自分も調子が戻ってきたようですね(苦笑)


さて、今回は、この時期には毎年恒例となっている、JCA(日本サイクリング協会)の関東ブロック主催の、各県のサイクリング協会の交流を目的として、渡良瀬遊水地に集合する「渡良瀬ミーティング」に参加しました。

この渡良瀬ミーティングは、決まった場所に集合することが目的で、自走も良し、輪行もよし、パーク&ライドでもOKという「ユルイ」イベントで、自分は体調や天候が許す限り、早朝に出て遠回りをしてロングライド走行の一環として参加してきましたが、今回は自分が所属する「栃木県サイクリング協会」のメンバーと集まって、現地に向かう事にしました。


自分の場合JCAの個人ナンバーも末尾に「9」という栃木県を表す数字が付いていますので、栃木県サイクリング協会のメンバーではあるのですが、皆さんご存じの通りソロ活動がメインで、勝手に独りで日本全国のロングライドイベントに参加したり、隣県のイベントとのお手伝いとかしていて、地元の活動もショップ関連や「宇都宮ブリッツェン」関連のお手伝いで、県の協会自体の活動はほとんどしていませんでした。

ま所謂「幽霊部員」なわけで(笑)、事務局体制も変わっていて現行メンバーともほぼ面識もなかったことから、今回は協会のイベント参加という形で、まあ「顔出し」をさせていただきました。


集合場所は、小山市の総合運動公園の駐車場で、此処から15㎞程南西方向に、思川の河川沿いに向かえば到着できるポイントです。

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このイベント自体、一般的にあまり知られていないうえに、告知も協会のHPやfacebook上での告知のみですので、少数の参加となりますが、それでも15人ほど参加者があったようです。

副会長さん以外はほとんど初めて会う方で、人見知りの自分ですが(ウソです)出来るだけ多くの方とお話しするように心がけました。


しかし、9日は終日風が強く、この日もほぼ西寄りの強風が常に吹き晒すような日で、正直サイクリングを楽しめる状態ではりませんが、往復40㎞程度のライドであれば、走行ペースを落とせば厳しい事はありません。

とはいえ、今回はほぼ初心者の方も多かったようで、ベテランで前後を固めて現地に向かいます。

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なんかグループライドは本当に久しぶりだなぁ。

なにせ無職のボッチおじさんライダーだから・・・・って、このブログのタイトル変わりそう(苦笑)


基本河川敷の堤防の上を走るので、横に飛ばされるほどの勢いで横風を受けて走り続けます。

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しかしこの日は本当に雲一つない快晴で春とは思えない程日差しも強いのですが、風さえ弱ければ最高のサイクリング日和になったと思います。
ここはコウノトリの営巣地で、週末は愛好家のカメラの行列が出来る場所ですが、あいにく主人公不在のようで、風のせいもあって、人はまばらでした。
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ちなみに帰路で通過したときは、巣に鎮座されていたようですが、此処からだと裸眼では「何となくいるのかな」程度にしか判別できませんでした。
一時間ちょっと走って開催地の渡良瀬遊水地の谷中湖畔にある、子供広場が何時ものしゅうごうばしょであり、此処に各県のサイクリング協会がテントを立てて、各々に集まった各県のサイクリスタが、所属の協会のところに集まれように成っているはずで・・・・・
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イヤー、この強風だとテントなど張っても吹き飛ばされるような勢いで、今回はテント設営はされず。協会ののぼりを立てるのみに成っていました。

また関東ブロックの各県でも、参加の有無の判断がまちまちで、参加していない県も多く、天候の問題もあってか自走で参加するサイクリスタも少なかったので、自分が参加した過去の大会の中で、一番参加人数が少なかったように見受けました。


此処で冒頭の部分の「変わる物と変わらない物」のはなしに成るのですが、JCA日本サイクリング協会は、法人認定されていて、国や地方行政との橋渡しの役割が出来る、サイクリスタを代表する団体で「あった」わけですが、参加人数の減少や高齢化、それに加えて内部不祥事などが続き、各県のサイクリング協会も同様の状況で勢力が衰退しています。

これだけ全国で地域振興や生活環境改善の自転車活用など盛んに成っている現状でも、各種団体が立ち上がって活動しており、正直横の連携も出来ているとは言えないようです。


まあ自転車趣味も一時のロードバイクのスポーツ主体のブームも沈静化して、多様化しているので、一協会で賄えるわけはなく、また「威力団体」として政治力を持つこ事は意味がある事ではありますが、世代交代や活動内容の時代に即した対応などが滞れば、なかなか新規会員の取得というわけにはいかないのが現状のようです。


ただ「変わってほしくない」部分も理解できる部分が自分にはあり、ツーリストやロングライダー主体の「サイクリスタは自己責任と連帯」という活動の芯の部分、時代や趣向に左右されない「魂」のようなもの?は、大切にしていきたいと思っています。


また、自転車がより世間に認知され、期待される部分や批判される場面も増えてきていますので、国や行政に対する「発言力」は重要な事で、まあ年寄りとしては「子供じゃないんだから」という部分も理解できるようにも成ってしまったので(苦笑)自分としては現協会の存続を希望するところではあります。


個人的には今まで同様「根無し草」で、いろいろな活動に参加していくと思いますが、お役に立てるのであれば、お声を掛けていただけば喜んで参加していこうと思います。





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