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秋を先取り!三沢基地祭りへ往復1600㎞のバイク旅 [旅行]
こう先が見えないと本当にイライラしますね。
何時に成ったら少しは過ごしやすくなるのか?夏バテ?後遺症?気分的な問題?とにかくやる気が起きません。
だからという訳でもないのですが、9月8日開催の青森県にあるアメリカ空軍三沢基地のオープンハウス(基地祭)に行った記事が今頃出ます(苦笑)。
さて、何時もは車で行き、昨年は車中泊を利用して行ってますが、今回はオートバイで、特に往路は下道使い、ノンビリト東北の太平洋岸、特に三陸海岸をツーリングするのが主な目的でした。
今回下道中心のツーリングで青森まで行くとなるとほぼ二日かかると見越して、前日の7日に現着してノンビリできるように、5日の早朝4:00に自宅を出ます。
日程に余裕があった方が焦って無理しないで済むので安全です。
暗いうちは大好きな変な裏道(笑)は危ないので、暗いうちは国道4号線を北上して、郡山に入る頃には今度は通勤渋滞を避けるために裏道に入り、相馬市で太平洋岸に出ます。
この辺りのルートは何度も走ったこともあり、宮城県の女川まではバイクで行ったこともあるので、初日はこちらを目指して走ります。
宮城県山元町付近で海が見たかったので、休憩で浜吉田の海岸に出ます。
震災以降、福島県から宮城県の平野の沿岸部は、この堤防が延々と続いています。
この日は暑いは暑いのですが、海岸に出ると内陸のようなムシムシ感はなく、結構快適に走れました。
まあ、普段は沿岸部でも海鮮物はあまり好きでないので選びませんが、せっかくなので、この先の「鳥の海港」のお店で「ヒラメの天丼」を頂きます。
肉厚で柔らかく、美味しい魚の天ぷらは、アッサリしていて食べやすく、疲れた胃でも問題なく頂けました。
しかし、ここまで鮮度が良ければ、同じヒラメでも「浸け丼」にすればよかったのかな。
さて本日の宿泊先の女川は、あまり日帰り温泉がないような感じで、松島から内陸部に入った温泉施設に行こうとしたら、やはり温泉施設の横に小さな看板があり「元湯 湯ノ原温泉」とあって田んぼのあぜ道を入っていきます。
すると、随分歴史を感じる古い温泉宿が現れました。
ここは、江戸時代から近くのお寺さんの参拝客相手の湯治場として始まった温泉のようで、入浴施設は流石に最近改築されていたようですが、随分趣のある温泉でした。
しかし、この辺りはかれこれ20年以上前から「松島基地祭」見学で通過していたはずなんですが、全く目に入らなかったというのもお恥ずかしい。
やはりキツキツで予定を組んで移動しているときと、時間に余裕があってあまり焦らないで移動しているときでは、目に入る風景が違ってくるのでしょうね。
この後海岸線沿いに出ないで、内陸側に回り込んで石巻市の中心地をかすめて、女川に到着します。
ここは以前宿泊したことのあるトレーラーハウスのビジホで、こういう作りは「隣のイビキやどんちゃん騒ぎ」が聞こえにくいので(笑)結構快適です。
翌日はある意味今回のメインイベントの「三陸海岸ツーリング」の開始となります。
早朝はまだ曇っていますが、気温は低く走る分には爽快です。
ちなみに三陸海岸は高速道路の無料区間が続くので、長距離移動の車はほぼそちらに流れますが、自分はより海岸沿いに近い旧道に進みます。
すると、本当に頻繁にこういう表示が現れます。
三陸海岸は皆さんも学校で習った(ハズですが?)、「リアス式海岸」で、ノコギリの様にギザギザの海岸線で、港湾や平地があるのはV字型に切れ込んだ海岸線の奥に「猫の額」の様にあるだけです。
震災では此処に津波が収束して、非常に高い標高まで津波が押し寄せました。
現地でここを見て振り返ると、驚くほど標高の高いところまで津波が押し寄せたことがわかります。
さて、まだ11:00ちょっとすぎですが、こういう地方は飲食店がこちらの都合よくあるわけでないので、早めに取ろうと、グルメ妖怪アンテナを起動させていたら、このお店にたどり着きました(笑)
このお店「麺飯店 喜楽」さんは地元住人に長い事愛されている有名店で、駅前に有ったのが震災後こちらに再建されたそうです。
チャーハンを作るために振るう中華鍋の音が絶えない店内で、本当は麺類なんでしょうが、チャーハンと、野菜たっぷりのスープを頼みます。
鶏ガラをタップリ仕込んだお店自慢のスープがすべてのメニューの基本であり、おそらく先代から引き継いだであろう娘さんが作る伝統の味は、久しぶりに「街中華の王道」を味わいました!!
今度は中華スープをベースに作られた「ラーメン店のカレーライス」を食べに行きたいです!
このお店の駐車場から奥に上り坂に成っていきますが、一の一番奥まで津波が到達しています。
そして反対側の下り方向ですが、要するにこれらの風景が震災当時すべて海面の下に成ってしまったという事で、所々空き地とかはありますが、ここまで現地は復興出来ました。
現地の方々とも色々話しましたが、我々みたいな外部の人間は時々来ては偉そうなこと言いますが、現地の方々からすれば2011年3月11日から現在まで、ずっと時計の針は動いているし、現状も完全復興には程遠いという事で、「見た目はともかく、現状は櫛の歯が欠けたようで、とても復興とは・・・」というお話でした。
これは国道にまんべんなく設置されている標識の説明ですね、非浸水区間の高いところには「もしもしピット」という退避エリアが設けてあり、そこから通報できるようになっています。
夕方ごろには目的地の八戸市に到着で、気温は高いですが空は鱗雲が流れてすっかり秋の空です。
翌日は航空祭前日ですが、ここ三沢は何度も来ているので概ね周囲の状況も把握していますし、ウロウロしていると疲れるわガソリンも減るわで良い事も無く、以前来たアプローチラインの真下にある海岸線に行きます。
見晴らしがよく離着陸の機体が真上を飛ぶ絶好のビューポイントで、ここで椅子を出してお菓子を食べて、PADでアニメを見ながら一日のんびり過ごしました。
前日だとよその基地からくる外来機が時折通過していきます。
今回は撮影する気は全くないので、カメラさえ持ってきていません。
もうそういうのは飽きてきたというのもありますし、雰囲気を楽しみたいという方向に落ち着いた感じですね。
まあ、昨今「撮り〇〇」はどの世界も疎まれる存在というのも大きいですね。
「X」でも書きましたが、地方の旅行ではさぞ地元の山海の珍味と地酒で酒池肉林!と思われているのかもしれませんが、この日の夕食はコンビニで買ったPBの安い缶酎ハイと「南部せんべい」です。
此処に限らず旅行の夕食&晩酌はコンビニ飯が普通になりましたね。
あっ、でも我慢したから南部せんべいではなく、これぞ地元のソウルフードだし、第一僕が大好きだからという事もあります(笑)
航空祭当日は、先日と同じ場所に陣取って飛行展示を楽しみました。
ブルーインパルスは無しですが、ここ三沢は見ものが多く飽きる事はありません。
噂のF22ラプターは来なかったようですが、個人的には航空自衛隊のF35Aの飛行が印象的で、302飛行隊はこの機体の飛行特性をモノにしているのだなという印象でした。
戦闘機という物は、特に最新鋭機の場合など実際の戦術作戦に運用できるようになるまではかなりの時間と手間が必要なモノで、まして今まで存在していなかった種類の性格や性能を有するF35を、実際使えるようにする苦労は多くの人達の想像を絶するものだと思います。
さて午前中で飛行プラグラムは殆ど終了しているので、お昼前に現地を出てこの人宿泊地の宮古まで今度は三陸海岸沿いを南下します。
この日の午後は快晴で、本当は高速使って早めにホテルにという計画でしたが、
あまりに気持ちが良いので予定をすっ飛ばして、下道の果てなく上下左右にクネル国道45号線で、ノンビリ走りを堪能しました。
しかし、結果として往復1600㎞走って思いましたが。このADV160は、本当に旅の相棒として「頼りになるマシン」で、色々な環境や路面状態を安心して長距離走る事が出来ます。
パワーや操縦特性や音や振動など、特筆して優れてたり官能的という訳では無いのですが、「過不足なく癖も少なく神経を使わないで安心して走れる」というバランスの良さが、本当にロングライド向けだと思います。
翌日は宮古市から宇都宮市の自宅まで帰り着くプランですが、天気情報を子細に検討すると「内陸部で午後の遅い時間程天気が悪化する」感じで、各地の天気予報というより広域で雨雲レーダーの予想を見ると、沿岸沿いに南下して、できれば日没前に帰宅するというプランになりました。
ただしGoogleMapdeでルートを検索すると540㎞程となり、これは下道だけでは宇都宮到着は夜中になる勢い・・・要するにほぼ不可能で、基本的に高速を使って、雨雲を避けつつ出来るだけ早く南下して、状況見て内陸部の裏道辿って帰宅するというプランで帰宅しました。
台風が来る前に8月恒例「河口湖自動車博物館」見学 [旅行]
恐らく8月は記事のアップはこれで最後ですね。
本当はやりたかった事、書きたかった事が山ほどあるのですが、毎日この湿気で蒸されているだけで、何もやる気力が完全に失せてしまっています。
来年もこんな感じでしょうから、8月の過ごし方は考えておかないとですね。
さて、気を取り直して(笑)、8月というと河口湖にあるクラッシックカーや、旧日本軍の軍用機の発掘、再生、保管の事業をしている「河口湖自動車博物館」が、この1っか月間だけ一般公開する期間で、毎年訪れています。
本当はバイクのツーリングを兼ねて、伊豆でのんびり温泉でも入ってという予定のミッションでした。
じつは月曜日が天候がまだ安定していたので出かけるはずでしたが、前日の夜中に緊急アラートが夜中に鳴り響いて起きだして睡眠不足に成っていたので、断念して、自動車での日帰りドライブに変更しましました。
何時ものケチケチ旅行で、高速を使わず下道で河口湖を目指すので、早めに2:30に自宅を出ます。
何もそんな早く出なくてもと思われるでしょうけど、過去の経験上この時間なら、平日の朝の市街地の通勤渋滞に巻き込まれないで済みます。
自宅を出てから概ね天気が安定していて、これならバイクでもと一種のも居ましたが、この空気感は何時何処で豪雨に遭遇するか予想もつかないので、オートバイで特に山間部などで遭遇すると「ずぶ濡れで済めば儲けもの」というリスクが大きすぎます。
夜中だと空いているので、あまりマニアックなルートを通らなくてよいので、新4号から125号、埼玉県道3号から横にそれて16号に乗って淡々と走っていましたが、入間市を走っている辺りで正面に虹が立っていました。
実際には二重線の綺麗な虹で朝から縁起が良い・・・ではなく、この先が雨雲が通過したか、降っている途中という意味で、やはりこあと段々雨が強くなっていました。
時間には余裕をもって出かけたので、途中で仮眠など取りながら9:30に現地に到着します。
この日は一台だけオートバイで来ていたお嬢さんが居ましたが、天候の話などして開園になったのでまず自動車館から見学します。
以前ならこの手のクラッシックカーは全く知識がありませんでしたが、最近はかなり解るようになってきました。
毎年見に行って何が面白いの?と思われるでしょうけど、細かく見ると色々と発見もあります。
これは本当の意味での「原動機付き自転車」で、成程ゴムローラーでリムに動力を伝達していたんですね。
フロントは凝ったリンクのサスペンションが付いています。
自転車そのものも、鋼管をラグで継いだ凝った構造で、最近はまず見られないものですね。
これは有名なメルセデスのガルウィングで、当時の超スーパーカーですね。
ここは個人所有の博物館で、原田氏という、かつてこの懐かしい「CIBIE」のランプなどの代理店をされていた方が創立されたものです。
最近の車は補助等をつける事自体ほとんどなくなってしまいましたが、当時はまともにナイトランや悪天候を走るのなら必須の装備で、特にこのCIBIEはあこがれの商品でした。
これは、ツーリングカーレース用のGTRで、「クニさん」こと故高橋国光氏が乗った車体ですね。
クニさんは原田氏所有の「ハラダレーシング」から、「ロイスRM1」という、当時画期的なレーシングカーで、「富士CGシリーズ」に出場して、驚異的なタイムで優勝したのを覚えています。
お次は、これも有名な70年代のF1マシン「六輪タイレル」こと「タイレルP34」です。
これは1976年、富士スピードウェイで開催された日本で初めてのF1レース決勝で、フランス人のパトリック・デパイユが2位に成ったマシンです。
特徴的なフロント二軸のサスのリンク構造や、ブレーキ冷却など現代水準から見れば随分雑で荒っぽい感じもします。
計算を念入りに行って開発を繰り返して投入したというより、実際これは実験的意味合いの強いモデルだったもので、P34というのは試作番号だったそうです。
このオープントップの4輪バギーみたいな車は、奥のミニを設計したイギリスの「アレックス・イシゴニス」が、軍用車両として(未採用)開発した「ミニモーク」です。
イメージ的にミニのルーフを切り払って補強した程度と思われていますが、ドライブトレインやサスペンション周り以外は完全に新規設定で、この手の車はトラックのような「ラダーフレーム」が多いのですが、モークはモノコックボディで、鉄板を溶接して作った箱を接合した「バスタブ」のような構造で、これで強靭なフレームを実現しているという、なんとも合理的というか独創的な設計で作られていて感心しました。
何処かで見たような?と思いだしたら、70年代のF1で使われていた「ツインチューブアルミモノコックフレーム」構造そのままで、発売が1964年で、F1ででは革新的なロータス25が1962年から採用して、ジム・クラークがグランプリを席巻していたマシンでしたので、設計段階で刺激を受けていたのでしょうか?
さてここに展示してある車両は博物館が所有所蔵しているもののごく一部で、入れ替えや模様替えも結構行われています。
以前なら「目玉」として中央にデンと展示されていた「スーパーカー」群は、隅っこにあります。
自分もけして興味が無い訳ではありませんが、自動車趣味も歳を重ねて熟成されていくと、だんだん怪しい方向に向かいますからねぇ(苦笑)
怪しいというか、この手の方向に向かい病気が重篤化するフランス車(笑)ではお馴染みの「2馬力」ことシトロエン2CVです。
この2CV、なんか雰囲気が違うなと後ろに回ると「まあビックリ!!」でFFのはずの2CVなのに、後ろにもエンジンがあります。
これはツインエンジンの4WDモデルの「サハラ」ですね。
ツインエンジンで「ピアッツァ」を思い出す人は、別の意味でお友達です(笑)
ランチアのラリーカーと言えばストラトスやデルタインテグラーレが有名でしょうけど、「美しさ」と言えば自分はこの「ランチアラリー」ですね。
もとは「ベータモンテカルロ」とは言いますが、ここまでくれば完全に別物ですよね。
さて、タップリ堪能してから飛行機の方に・・・と思ったら、あっという間に館内は満車です。
今年は大盛況だそうで、土日は地元のクレーマーから警察に文句が来る始末だとか。
いつもはガラガラの平日も混んでいて、これでも今回の開催で一番空いている日なのだそうで、来年は終戦80年という事もあり、更に注目される事も予想されるので、開催をどのようにするのかと、スタッフの方々が「嬉しい悲鳴」で頭を抱えていました。
此方も興味深い物だらけなのですが、これは以前も掲載した、旧海軍の艦上爆撃機「彗星」に搭載されていた、ドイツのダイムラーベンツDB601をライセンス生産した、当時の愛知航空機の液冷エンジン「アツタ」のクランクベアリングです。
普通のエンジンだと、こういったニードルベアリングは使わず、銅や鉛の合金であるホワイトメタルの表面にオイルを潤滑させていますが、元は流石にドイツ製ではあっります。
まあ、燃料噴射ポンプ、トルコン接続の遠心スーパーチャージャーとか、クランクなどに使われる耐熱合金とか、当時の日本にでは量産は難しかったようで。
最も同じライセンス品の川崎の「ハ40」よりは、アツタはマトモに動いていたという話も聞きます。
それでも飛燕で有名な「首無し機体」は、主にクランクの量産に問題があったアツタを搭載していた彗星でも発生していて、結局空冷エンジン搭載型を開発するハメに至っていはいます。
このエンジンは艦上偵察機「彩雲」に搭載されていた、中島飛行機製の「誉」エンジンで、ピストンの前にある箱は、製造プレートに「横河電機」の名前がある事から点火装置、おそらく「ディストリビューター」を撮影しています。
18個もあるプラグの点火時期を決める部品で、エンジンの熱や振動、場所からすれば外気をもろに受けて濡れたり場合によっては凍ったりと、確実に作動させるのはさぞ大変だったでしょうね。
よく外国のクラッシックカーのレストア番組で、古いポイント式のデスビを、今でいうCDIやMDIなどの、電子制御式に代えると性能が劇的に向上するのですが、プラグやハイテンションコード、イグニッションコイルなど、当時の特に日本製のモノだと、性能だけでなく、信頼性や安定性などかなり大変だったんでは?と思います。
えっ!誉だったら、シリンダーの緻密な空冷用のフィンについて語れよって?
ごもっともです(苦笑)
まあ偉そうに御託並べていますが、ここに来る方々は自分など赤子の如きレベルの、マニアのみならず元本職とかその筋のスペシャリストの方々がおられて、そういう方と幸運にもお話しする機会が得られるのが、自分にとっては何にも得難い体験に成っています。
と、2時間近く楽しんだ後は、近隣にある「道の駅 富士吉田」で、「ドームカレー」を頂きます。
このカレー、結構スパイシーで美味しいビーフカレーで、よくある「業務用ビーフカレー」を温めて出すだけではない?と思います。
このドームのモチーフは、もちろん隣にある「富士山レーダードーム」です。
この付近は結構頻繁に来ているのですが、この記念公園は何故かいつもスルーしていて、見学するのははじめてになります。
この気象観測用の、半径800㎞をカバーする気象レーダーは。引退してここに移設されていますが、長年にわたって日本の気象観測に貢献したものです。
ちなみにこのレーダーの設置は当時本当に難工事で、この偉業は作家であり当時現役の気象庁の職員でもあった「新田次郎」氏の小説「富士山頂」に書かれています。
たしかNHKの「プロジェクトX」の初回放送もこの話ですし、石原裕次郎氏主演で石原プロにて、超豪華キャストで映画化されていますよね。
ここは富士山の絶好のビューポイントでもありますが、ま、こうなりますわな。
台風が近づいている?のもそうですが、とにかく抱えきれないほどの水分を膨大に抱えた空気が日本列島に流れ続けているので、もうチョット地形の都合や都市部などの熱などで上昇気流が出来ればあっという間に雨に成ります。
予報を見るとこの後ここは豪雨になりそうなので、温泉入ってさっさと帰る事にしました。
温泉は、自分にとってはもうこの場所定番の「山中湖温泉 紅富士の湯」で体をほぐして、これも定番の「信玄餅ソフト」で糖分補充して、さあ帰りましょう!
帰路は山中湖付近からだったので、「道志の道」を使って相模原に抜けて、あとは天候次第という感じで走っていましたが、「道の駅どうし」を超えたあたりから、雨脚が強くなってきて、相模湖付近で道が川に成ってしまうほどの豪雨になり、このまま市街地を走るのも危険と判断して、相模原から圏央道に乗って、利根川近くの五霞で降りて、4号線で宇都宮に18:30頃帰宅出来ました。
流石に18時間で400㎞も走ると疲れないはずも無いわけですが、充実したドライブになりました。
しかし、9月に入ってもこんな感じの天候でしょうから、色々予定していたものを変更する必要がありそうです。
昨年は天候が安定し始めたのは10月中頃からでしたから。やはりこの国は四季が消滅して「雨季」か「乾季」の亜熱帯になったようですね。
タグ:河口湖自動車博物館
暑さにやられて退散、タイヤをグラベルキングSSへ [雑談]
あっ、何かあってブログをサボっていたわけではありませんよ。
自分の場合、長いブログ経歴の中で「緊急事態があって暫くお休みします」が何回かありましたからねぇ(苦笑)
さて、LOOKのこのホイールには、「決戦用」として、第2世代のグラフェン配合の「ヴィットリアオープンコルサ」が入っていましたが、経年劣化でひびが入りパンクも発生したので、タイヤを交換しました。
まあ、ここ数年の円安の影響等で、購入価格がほぼ倍になったとあって、「舶来タイヤ」は候補から外れましたので、普段使いが多いこのホイールは、対パンク性や、荒れた路面の安定走行を狙って2024年の新しい「パナレーサーグラベルキングSS、26C」を導入しました。
値段的にはほぼ半分なんですよね。
このグラベルキングのSSは以前も使っていましたが、対パンク性や悪条件時のグリップなどは申し分ないのですが、流石に転がりが重い感じがしていました。
この2024年モデルの新しいグラベルキングは、その点かなり軽く転がるようになていて、旧モデルの「RACE A EVO3」より好感触でした。
普段使いのタイヤの場合、完全にスリックタイヤより、細かい模様のトレットでも、濡れた路面というより、そこに浮かんでいる砂やドロ、落ち葉などを踏んだ時、細かいドットがスパイクの役目を果たしていて、絶対滑らないとまではいきませんが、いきなり滑り出すような局面はかなり減ります。
いぜん真冬を走っていて、雪が降りだして路面一面新雪で真っ白になった時も、まあ転ばないような走り方はしましたが、不意に滑らないで帰ってこれたことが有りますから、この辺りは「コンバットプローブン(戦闘証明済)」です。
見得は流石に大人しくなりましたが、こんなものでしょう。
しかし、自分の自転車のタイヤは、クロスバイクもMTBもe-BIKEもロードも、グラベルキングのGSやSSの細い物から太い物まで、すべてグラベルキングに(AGILESUTもあるけど)成ってしまいました。
パナレーサーさん、宣伝していますよ(苦笑)
さて、最近暑いからと走らなかった何時もの南周りコースに出ましたが、何時もの通り気象庁に騙されて(笑)、だんだん暑くなってきました。
この高湿度の中で30℃越えると自分は完全にオーバーヒート状態でマトモに走れないので、ショートカットして「道の駅もてぎ」のキッチンカーで、「ひまわりカレー」を頂きます。
スパイシーですが、ジャガイモベースのルーは、やや甘めに仕立ててあり、ある意味「想定内の風味」で、この酷暑で冷たい物で弱った胃袋でも、美味しく頂けました。
極端に辛かったり、癖のある香草(自分はパクチーが絶対ダメ!)入ると、泣きながら食べなくてはならないです(笑)
ちなみにこれは夏限定品で、今度は赤い紅葉をイメージした秋限定カレーが出てくるそうです。
流石に先日までの35℃辺りの殺人的な暑さではないですし、日陰に入れば結構快適ですが、やはり午後の暑さは堪えて、満身創痍での帰宅に成ります。
そんな中でも秋は確実に近づいていて、稲穂の黄色がだいぶ鮮やかになってきました。
夏の佐渡ツーリングで英気を養う [オートバイ]
毎日が日曜日の、呑気なオヤジの良い身分ではありますので、世間の休日に縛られないで動けるのは何かと都合が良いです。
当然「夏休み」で、多くの人達が長期休暇をとる「お盆休み」に合わせて動く義理もございません(笑)。
重ねて家は仏教ではないので、お墓詣りも彼岸と盆に律儀に行う必要もなく、オマケに子供もいないので夏休みに何処かに連れて行かなければいけない義務もありません。
というこで(苦笑)まだ観光地が混んでいない、お盆前の平日の、天気が良い日を選んでお気に入りの佐渡に夏のツーリング旅行に出かけました。
というのが8月6日の話で、あーなんかこんな呑気な記事を書いている場合ではなくなってきた感じで、世の中が騒然となる前に、のんびりとした旅行記を纏めておきましょう!
しかし、本当に天気が安定しませんわ!
とにかく佐渡と通過地点の長期予報と毎日ニラメッコして、5日の早朝に自宅を出て、那須塩原→三依→田島→奥会津→西会津と、山岳ツーリングを楽しみながら新潟に向かいました。
一応大雨に遭遇しないで阿賀野川沿いに出られましたが、ナントも変な天気で、物凄い湿った空気が高度の高いとこですべて雲や霧となり、国道400号の新しいトンネルを通過した時など、トンネル内「だけ」濃密な霧で前が見えないというありさまで、こんな夏の空気感は、かつてなかったことですよね?
さて、夏休みのこの時期とはいえ、平日なら宿を取る事に苦労しなかった佐渡ですが、今回は全く予約が取れません。
なので、新潟で一泊して始発のフェリーに乗って、基本日帰りで島を回るプランで行くことにしました。
翌朝6:25発の始発に乗船すべく、5:30頃に新潟港佐渡汽船フェリーターミナルにつくと「えっ?なんでこんなに混んでいるの?」というくらい賑わっています。
どうも佐渡の「世界遺産認定」の件で、注目されて観光客が爆発的に増えているようです。
佐渡について、そのまま走り出してもいいんですが、朝飯抜きで此処まで来たので流石カラータイマーが点滅しはじめたので、両津港で朝飯・・・・これがないんですよね(苦笑)
かろうじて7:00から開店してモーニングが頂ける、両津港近くのカフェ「mikawa」さんを見つけて、美味しいホットサンドとコーヒーにありつけました。
今回は両津港より反時計回りで走る予定で、両津を出るとコンビニはおろか他の商店や飲食店も「大野亀」付近までほとんどなく、干からびてしまうところでしたので、本当に助かりました。
まあ、予定など無いに等しいので、色々寄り道しながら走っていますが、今まで知らない漁港が有ったので、街道から外れてノンビリ海を見ながら休憩します。
イヤー、なんか癒されますね。
時間の流れがゆっくりしているところで、ノンビリ海を見ているだけで、なんだか体中の強張りと言おうか毒気が抜けてリラックスできます。
さて、いつもの「大野亀」ですが、いつもは5月中旬にイベントできているので、夏の風景はまた趣が違いますね。
この日は基本曇りで、気温は陽が出ていなければ26℃程度と、ツーリングするのに絶好のコンディションで、晴れると30℃を超えてジリジリ暑くなりますが、流石35℃越えの本土より断然快適です。
Z坂付近ですが、この日は北西寄りの風で、島の北西側は快晴で、反対側には山脈を超えて出来た雲が出ているという感じです
さてお昼ですが、ホントどうしようかなーと色々見ていたら、尖閣湾の「尖閣湾揚島遊園」というところに食堂があるようなので寄ってみます。
かれこれ15年以上佐渡に来ていますが、此処は初めて寄る場所で、美味しく頂きました。
ただ、食堂が平日のシフト配置で人数が足らず、大勢押し掛けてきた観光客をさばき切れていないようで、スタッフのオバチャン達がアワアワしていて、なんだか可哀そうでした(苦笑)
今度は忙しくないときに来て、ソフトクリーム食べながら世間話したいですね!
途中でひまわり畑が有ったので寄ってみます。
この後相川経由で佐和田に行き半周したわけですが、正直なところ一日でのんびり回るのなら半周程度が良いのは解っているんです。
本当は2~3泊してノンビリ探索したかったところですが、後日の予定もあり最終便のフェリーで帰ろうかなと思いました。
ところが宿泊予約サイトを何気なく見ていたら、キャンセルが出たホテルで部屋が空いたようなので、この後とりあえず南側もグルっと走って、いつもの温泉に行ってから宿泊しました。
イヤー、やはり若い頃の様に無理は出来ませんね。
危険ですし。
翌日、ホテルの美味しい朝食をたらふく頂いて、両津港9:25発のフェリーに乗るべく両津港に行きます。
一時間ほど早めに行って、ターミナルでお土産を買ってカフ「maSanicoffee」
で美味しいコーヒーを飲んで乗船をのんびり待ちます。
今回はツーリングで走る事が目的でしたが、流行り佐渡は3泊くらいして、いろいろな所を探して見学して、ノンビリ温泉浸かって美味しいもの食べるような「癒し」ツアーが良いですね。
あと、「世界遺産」騒ぎですが、地元の悲願との報道ですが、一般の方々の反応は努めて冷静で、観光関係者でも「多分この騒ぎも多分一過性で、過大な期待はしていないけど、これを機会に佐渡の良さを知ってほしい」旨のお話が多かったと記憶しています。
まあ、この後帰宅するのに、悪天候の中山中をさまよう怒涛のツーリングが展開されてしまうったのですが(苦笑)、まあこういう話は面白過ぎるのでまた後程機会があれば?
しかし、本当に読めない天候で、なかなか終日安定した天候が望めないので、オートバイだけでなく、肝心な自転車もじっくり乗れないし、それどころか経済や政治、災害が加速度的に「負のスパイラル」に落ち込んでいるので、本当に毎日予断を許さない環境に成っています。
まさかこうなると予想できるほど、自分は「賢者」ではないですので、「愚者」は愚者なりに地道に状況を見て対処するしかないですよね。
しかし、ブログを再開したとたんコレだものなぁ(泣)
相変わらず抜群に間の悪い「星回り」は健在ですね!
タイヤの空気圧って気にしていますか? [自転車環境]
最近自家用車をディーラーに預けて点検してもらい、戻ってきた自分の車に乗ったら、「なんだこの硬い乗り心地は!」という違和感を感じました。
まあ、7年もたつとダンパーがほぼ「さようなら」なのですが、某HONDA車の場合(苦笑)スプリングの材質があまりよくないのか、熱処理工程が甘いのか、「ヘタリが早く、縮んで車高が下がる」となり、タダでさえ経年劣化で硬くなった「アッパーマウントラバー」にガンガン底付きする結果、荒れた路面などを通過するとかなり角がキツイ突き上げが襲ってくるという事に成ります。
なんですが(苦笑)、いやな予感がしてタイヤの空気圧を図ったら、15%以上、高い空気圧に充填されているじゃないですか!!
色々調べると、最近「空気を目いっぱい入れておけば文句を言われない」レベルの整備士が少なくないそうで、困ったものですが、規定値通りに空気圧を調整したら、乗り心地はすんなり解決しました。
ちなみにメーカー推奨値って、物凄く意味があるんですよ!!
最近夏とはいえかなりの高温になる日が多いのですが、もし春先に空気パンパンにいれたタイヤをそのままにしておくと、高温で(路面の温度も手伝って)更に危険なほど高圧になる事が多いようです。
ま、「たががタイヤの空気圧されど空気圧」で、最近の自動車は「扁平タイヤ」が多くなり、エアボリュームが少ないので、タイヤのトレット面の接地面や接地圧が、空気圧でかなりデリケートに変化するようです。
と、実は自転車のタイヤの空気圧も、自動車以上にかなりデリケートでして、効率の良い推進効率と疲労が蓄積されない振動特性を得るための空気圧管理は、結構難儀です。
で、我々のような旧世代のロートルサイクリスタは、ロードバイクというと細いタイヤに空気をパンパンに入れて、接地面を少なくすると推進効率が良いという「信仰」があったように思います。
最近の言い方でいう「ナローリム」に23Cのタイヤを入れて、MAX空気圧まで入れて走っていた事もあります。
とあるロングライドのイベントで、硬いフレームに硬いホイールで走った時、その「空気圧パンパンタイヤ」」で、網目の様に割れたアスファルトの路面が延々と続くルートを走っていて、振動でだんだん体力が奪われてくるだけでなく、推進力も減衰していることに気が付いて、以来空気圧を下げて問題なく走れる方向になりました。
ツーリングの後半も、暑い晴れた日は朝より空気圧が高くなっていますから、途中で空気を抜いたりします。
ま、世間の技術的方向性も、ディスク化でリムの設計の自由度が増えたことや、スルーアクスルも含めてフレームの設計思想、剛性などが劇的に変化したこともあって、28C~の幅広のタイヤでも走行抵抗が少なく、エアボリュームがあるの事と、チューブレス化も相まって、かなり空気圧を低く設定出来るようになったて、実際の運用も低めの空気圧を管理するような方向性だそうです。
ということで、ROADREXも空気圧を下げて走ってみることにしました。
このバイクはどうもお世辞にも振動吸収性が良いバイクでは無い(特にフロントフォーク)もので、もともと45Cの太いタイヤのエアボリュームで乗り心地を確保していた感じでした。
自分のバイクは43Cのグラベルキングに変更してありますが、当初空気圧はMAXまで入れていましたが、特に不整地を走ると振動が酷く、4.0→3.5barに変更していましたが、もう少し落とせないかなぁと漠然に考えていました。
いっそチューブレス化してしまうのが一番確実ですが、まてよ、e-BIKEなんだから、多少走行抵抗が増えるのは電動アシストでカバーできるのでは?と思いつきました。
で、実際のところ乗り心地や操縦性、電池の持ちなどどの程度影響があるのか?という事で、空気圧を3.5→3.0barに落として一昨日走ってみました。
この日は前日の激しい夕立で早朝はかなり涼しかったですが、湿気が籠っていてこの通りです。
快適で爽快!とはいきませんが、まあソコソコ快適に走れます。
この日はいつもの古峰神社コースを考えていましたが、裏道を色々試していつもと違う道を走ります。
晴れると見る見る気温が上がりますが、郊外はまだ何とかなります。
肝心の空気圧を低くした走行フィーリングは?ですが、若干走行の重さを感じることはありますが、アシストがECOの一番弱い設定でも極々普通に加速していきます。
乗り心地は当然相当改善されてて、タイヤが捩れて変な挙動が出るという事もなく、問題はないようです。
ルートは文挾(読めます?この地形)から小来川に向かうコースに入り、渓流沿いを走りますが、ヒンヤリした空気が流れて、視覚的にも最高に清涼感がありますね。
小来川からJR今市駅付近に行き、日光天然氷のかき氷を食べようと思いましたが、流石に時間が早くどこも開店していないので、玉生方面に足を延ばします。
で、ローカルとはいえ国道沿いはトラックやダンプカーが多く嫌なので、裏道というか、かつてここを走っていた「旧下野電気鉄道矢板線」の廃線跡をたどってみます。
今やどちらかというと過疎と言える田舎伝いに何故鉄道路線があったかというと、旧今市市から塩谷町玉生をへて矢板に至る山岳地域に「鉱山(黄銅・黄鉄鉱・銅)」が幾つか点在していて、それを輸送する鉄道だったそうです。
栃木県というと「旧足尾鉱山」が有名ですが、この付近や県東部、茨城県北部は「廃鉱山跡」が結構たくさんあるのは、意外に知られていなかったりします。
さて肝心のかき氷ですが、いつもだと此処の道の駅に行きますが、今日はその北隣にある「和気商店」さんに伺います。
ここは飲食店というより「学校近くの駄菓子屋」という風情のお店で、老夫婦が営んでいますが、使っている氷はホンモノの天然氷で、かつリーズナブルであることで、知る人ぞ知るお店です。
天候に泣かされつつ、水上駅でSL試運転見学を堪能 [雑談]
元々当ブログは、筆不精な自分が文章を綴る事に慣れようという目的で、構えず「日記」のつもりで始めました。
あまり「構えて」書こうとすると概ね筆が進みません。
そのうえ最近は「思いついたこと」をつぶやける「X」や、顔見知りへの生存確認の為の「Facebook」があるのでブログの利用頻度がさらに落ちます。
で自分の得意技の(?)「無駄にクドイ文章」を書きたいときにブログの出番となります。
あっ、あと寒いわ暑いわ天気が悪いわで自宅に籠るときも、何もせずに寝転がってアニメばかり見ていると「おバカ」一直線になりそうなので(苦笑)少しでも頭とキーを叩く指を動かしておこうと記事を上げたりしています。
要するに今日はそんな日なんですね!ああ情けなや(笑)
さて本来であれば本日は2泊3日のツーリングから帰宅する日で、明後日当たり「ADVで行く新潟県国道400番代山岳ルートの旅」というタイトルでブログを上げる予定に成っていました。
最終的に国道最高到達高度の「渋峠」から草津で温泉入って、涼しさを堪能しようと、ルートを検討して、3日間の通過地域の天気予報も考慮に入れて選定した「ハズ」でしたが、一昨日は途中で天気を再確認してビックリ!
ナント自分が選定したルート通過時間にかなり強め降雨がある予報に代わっていて、昨日早起きして再度天気を確認したら、天候が「悪く速く」推移する方向性で、降雨量も多くオートバイでは危険と判断して、夜が明ける前にホテルを飛び出して、雨雲レーダーでルートを確認しながら、極力雲がかからないルートを選定して、「雨雲に追われるごとく」帰宅してきました。
従来であれば夏場の雨は体が冷えにくいので、対雨対策を施せば何とか走りけれることが出来ましたが、ここ最近の夏の雨は降雨量もそうですが、凄まじい暑さの影響でそのエネルギー量が高いせいで、竜巻やダウンバースト、降雹などの危険性も高く、2輪でまして山岳路を走るのは相当な危険の覚悟が必要です。
ま、そこまで危険を冒す必要もないと判断しての予定変更でしたが、レーダーで雨雲の発達エリアやそのスピードを確認しながらのルートや通過時間の調整をしてのツーリングは、世話しないがある種のゲームのようで面白かったです。
これだけの内容だと本当につまらない記事に成ってしまうので(苦笑)、一昨日の初日の話を中心に書きます。
まず暑くなる前に平野部を抜けようと5:00に自宅を出ます。
この日は、目的地として設定した群馬県水上に行く行程ですが、出来るだけ涼しさを味わいたいと、いろは坂を上って中禅寺湖を見ながら金精峠を超えて沼田に抜けるルートを走ります。
此処は第2いろは坂の黒髪平ですが、流石に此処まで上がると涼しいですし、空気が澄んで山も綺麗です。
中禅寺湖は立木観音方面から撮影します。
中禅寺湖周辺に幾つか県営駐車場がありますが、それらは全て有料化されていました。
賛否はあるでしょうけど、「そうなる理由」が有ったのでしょう。
この後戦場ヶ原から金精峠を抜けて丸沼高原を脇に走りましたが、流石にこの辺りまで来ると涼しいを超えて「肌寒い」くらいでした。
反対に此処まで来なければ涼しくないくらい「下界」は煮えたぎっています。
さて、なぜ水上を目標に此処に来ようと思ったかというと、まず自分が来た事が無い場所であり、新潟に行く途中のルートだったからです。
Mapを見ると駅前にSLが展示されているので見に行きます。
D51ですが、屋外展示ではありますが記念物という事で綺麗に整備されて保存されています。
ここには機関車の前後を入れ替える「転車台」があります。
整備をしている係りの方に声を掛けたら「今日はSL試運転で12:03に入線してきますよ」と教えてくれました。
そんなことは全く知りませんでしたので、うれしいサプライズです。
まだ時間があるので、この先にある「ループ線」を見上げる場所に行きます。
結構趣のある年代物の橋脚ですね。
この上に車両が走っていると横切っている久野が見えるはずで、ループ線を知らない人が見れば別の路線だと勘違いするでしょうけどグルっと大きく一回りしながら山に登っていくのが「ループ線」で、伊豆の天城峠にあるループ橋と同じで、標高差がる場所で、路線の勾配を抑えて穏やかに登っていける方法です。
鉄道は勾配が厳しいと車輪が滑ってしまうので、色々な方法があります。
「ゆるキャン△3」でなでしこが乗ったのは「アプト式」という方法で・・・・と、なんだ今回は「お鉄」バージョンですか(笑)
お昼まで時間があるのでランチタイムにします。
この日は水上にある「カフェレストラン亜詩麻」さんで、ここの定番である「焼きカレー」をいただきます。
ここは、スパイシー系のカレーが売りで、夏場であればそれもさっぱりして美味しそうですが、焼きカレーはチーズとタマゴで程よく辛さがマイルドになりとても美味しかったです。
15分くらい前に転車台に戻りますが、告知なしの試運転だという事で、広場には誰も居ません。
と、思ったら煙が近づいてきて、SLがホームに入線したようです。
すると何処から湧いて出てきたのか、ワラワラと周りにカメラ担いだマニアが集まってきました。
恐るべし鉄マニア!
これは8月4日から始まる「快速SLみなかみ」の試運転のようで、当然当日と成れば公式情報で運航がアナウンスされ、人だかりに成りますから、ノンビリ見学できたのは本当にラッキーでした。
地元の真岡鉄道で支線用のC12はよく見ていますが、流石本線の貨物牽引用使われていたD51は迫力が違いますね。
運用に当たっては運転や石炭の給炭だけでなく、保線の人員も必要で、当然そこに「コンピューター」は介在しない「完全人力運用」です。
手間もかかれば当然コストもかかります。
この蒸気機関車は1840年代に発明されて基本的には同じ原理で動いていますので、輸送機械としての効率は劣悪で、現在の物流を支える経済性は全くありませんが。こんな巨大なモノを、一切の電気的制御システムなしで、アナログの機械式計器を見て、バルブやロッドを動かして完全に「手動」で動かすという「ロマン」は健在です。
と、このまま帰宅すれば日帰りツーリングですが、本来は新潟県で山間部を縫うように走る「国道400番代の道を行く」ツーリングが当初の予定でしたので、宿泊地を見附市に定めて北上します。
当初国道17号を三国峠を越えて行く予定でしたが、SLの寄り道で時間を食ってしまい、山岳部は天候の急変が心配だったので、急遽水上ICから関越自動車道に乗り「関越トンネル」で谷川岳を潜って、湯沢ICで国道17号に戻るルートを取りました。
このプランの柔軟性はツーリングには必須で、高速道路に「チョイノリ」して峠や混雑した都市部を抜けるのは、ADVにした甲斐があるというものです。
ここは南魚沼のセブンイレブンですが、なぜ工事車両が・・・と思いよく見るとなんと此処所有のローダーでした。
成程此処南魚沼は日本でも有数の豪雪地帯ですから、自前でローダーでもないとたちまち駐車場が使えなくなってしまうんですね!
ここで休憩中に天気予報を見ましたが、あれれ?どうも明日以降の天気がかなり怪しくなっていて、自分が想定したコースにかなりの降雨が予想されています。
どうするかは天気の推移を見て考えようと結局宿泊地まで行きましたが、最初に書いた通り予定を変更して雨を避けて帰宅してきました。
しかし、今年の天候も単純に梅雨が明けて記録的な暑さというだけでなく、日本の上空に何層にもかなり複雑に気流が流れ込んでいて、相当流動的な天候の夏になりそうです。
こうなるとオートバイや自転車などでのツーリングは、丸一日天候が安定している保証もなく、ましてこの暑さですから厳しいですね。
多分オートバイの旅は8月に入ってから富士山方面に行く予定ですが、果たして良い日が選べますかどうか・・・・。
暑さを逃れて山間部へ、湧水に癒される。 [雑談]
いきなり梅雨明けと同時猛暑のスタートですね。
もうこうなると、外に出て運動など自殺行為なんですが今年から自分はコースの選択肢が増えたので走ってみます。
通常の宇都宮から鬼怒川自転車道、つくばりんりんロードを使うコースだと、ほぼ最も熱くなる時間帯を、日陰のない田舎道で最高気温に晒されます。
で「e-BIKE」があるので、出来るだけ早朝に出かけて、北西方向の山間部に行けば、標高が上がるので比較的気温の上昇を抑えられます。
また宇都宮市は関東平野の周辺部で、北や西に進路を取ると「往路登り復路下り」というコースを設定できるので、自宅から往路でアシスト強めにして中間地点でほぼ電池を使い切るという走り方でも、復路が下りなので電池切れせず100km程度のコースを走り切れるはずです。
と、大まかなプランで栃木県矢板市の「東古屋ダム」付近を目指し、此処にある「尚仁沢湧水群」で喉でも潤そうという目論見で、自宅を6:00に出ました。
朝といえども既に26℃もありますから、爽やかとはいきませんが、比較的快適には走れます。
コースはなるべく県道など使わず、農道などをつなげて現地を目指します。
早朝の田園地帯は緑が濃くて気持ちが良い物です。
国道294号を超えて更に北上します。
最近はオートバイを使って、せっせと裏道開発しているので(苦笑)その成果を自転車のツーリングに生かしています。
さて、もうこの付近になるとほぼ間違いなく「クマ出没」地域になるので準備することにします。
まあ、遭遇する確率は低いでしょうけど、その低い「間の悪い確率を引き当てる」星回りの悪さには自信があるので(苦笑)、後悔しないように対策だけはしっかりしておきます。
「クマ撃退スプレー」ですが、これをホルスターに入れて何時でも抜いて射撃体勢に入れるようにして走る事にします。
実はこのスプレーですが、有効射程距離は正面方向に5~3mと、車一台分先までクマさんが突撃してこないと効果がないんですが、シロウトさんがパニックにならず、殺気を放って突撃してくるクマが目と鼻の先にくるまで我慢していられるかどうかは怪しい物だと思っています。
更に付け加えると、安易に「対人」に使用すると武器使用での「傷害罪」に成りますので、あまり簡単に考えて所持することはお勧めできません。
淡々と山道を登っていくと、湧水群の入り口にたどり着き、此処から遊歩道を歩いていくと湧水の水源地に行けます。
で、最近はどこでも見かける「熊出没注意」なんですが、こどうもここに湧水を見に来る程度の観光客の皆さんの場合、あまり危機感がないように見受けます。
あれだけ毎日頻繁にクマ出没の報道が流れて、実際地元でも目撃情報の頻度は上がっているのですが、それでも「自分は関係ない」と思えるというのは、自分には理解できません。
防災でも問題になるのですが、多くの人が抱いている「自分だけは災害に遭わないという何の根拠もない自信」は、本当に困ったものです。
あえて水源地に行かなかったのはこの先に湧水が引かれて水を汲める「尚仁沢湧水パーク」に行きます。
もうここまで行くと本当に涼しくて、湧水もちょうど飲み頃の冷たさで、これは本当に美味しかったですね。
こういうところは車で手軽に来られるのが良いのですが、それが裏目になって、本当に手軽に大量に持ち帰ろうという輩は決して少なくありません。
中には業務用に持ち帰つている人もいるようで、すごく待たされることも少なくないのですが、この日は2組しかおらず、直ぐに美味しい冷たい水がありつけました。
さて当初はここから引き返して出来るだけ早く帰宅しようと思っていましたが、「せっかく此処まで来たのだから」という呪いの言葉が、自分を先に進ませてしまいました(苦笑)
この道は県道63号線「藤原宇都宮線」で、嵩原山を東西に進んで日光市藤原までいきますが、此処は戦後の開拓地で畜産と高原野菜の畑が以前は広がっていました。
早朝など朝もやの中に来ると、此処が栃木県とは思えないような風景が広がっていましたが、最近は畜産の廃業が進んでしまったようで、荒れ果てた牧草地の跡地が目立ってるのが何とも心が痛みます。
道路も全然補修が進んでおらず、行政からも見放されているんでしょうか?
この道は山岳道路であり、栃木県にはこういう道はいくらでもあるので、こういうところばかり走っていた自分は、大井川の上流の「畑薙ダム」に行く、リンちゃん曰く「険道」程度では驚きませんでした(笑)
此処まで来ると気温はこの時間でも25℃と快適で、当初の計画では来るはずのない鬼怒川温泉より上流のところに来てしまいました。
電池残量は2/5程度まで少なくなっていて、此処で中間地点ですが此処からは殆ど下りなので、帰宅まで電池は間違いなく持つでしょう。
実際帰宅したらこれ以上は全く減っていませんでした。
ADV160生産終了、ローカルマーケット化した日本の悲哀なのか? [オートバイ]
昨日自分が買ったばかりのHONDAのADV160の生産が突如終了したという驚きの情報がSNS上に流れていました。
どうやら本当のようです。
一昨年にADV150の後継車として、ほぼ新規開発されて登場したADV160ですが2年未満で廃盤なのか?で、人気があっただけに多くのユーザーの反応は「???????」でした。
これは自分の自家用車の「ジェイド」のように、外車に間違われるほど市場で見ないし全く売れていない!というのなら解りやすいのですが(苦笑)、ADV160は人気機種だったはずです。
ただし、個人的な感想としてですが、自分が購入した2024年型の販売に対して、メーカーの販売姿勢を見ると積極的にアピールしてどんどん売り込んでいこうという「熱意」を感じられず、まあ要望があるから国内販売するけど、別に売れなくともいいかな?というような、クレーバーな印象をメーカーから受けていました。
これは同じく廃盤になった「フォルツァ250」も同様でした。
厳しくなる排ガス規制に対応してとの声もありますが、にしても良く分かりませんよね。
もともとADV160のメインマーケットは東南アジアだし、製造もタイで、それを国内に輸送する「輸入車」に成りますから、メーカーとして販売方針や生産台数の調整など、メインマーケットの都合が優先されるのは当然のこととなります。
で、巷のうわさでは歴史的な円安の為替差損で、利益が見込めないので「たがが一ローカルマーケットの日本の販売上の都合など切り捨てた」と言われても仕方がない事でしょう。
であれば、フレームやエンジンを新規で起こすほど開発費をかけたADV160をたかが2年でモデルチェンジが必要になった、メインマーケットの理由とはいいったい何なのでしょうか?
自分はそれを推論するほどの詳しい事情や情報を持つ立場でないので、あくまで個人的な感想としてですが、現物のADV160を購入して思ったこととして「あともう一歩踏み込んでほしいなぁ」という感じを受けました。
確かにフレームやサスペンションは良く出来ていて、デザインや装備も言う事が無いのですが、だからこそ「この車格だったら、もう少し高額でもよいのでもっと大きい排気量のエンジン乗せればなぁ」と正直思いました。
誤解無いように説明すれば、4バルブ化された160㏄のエンジンの動力性能は「クラストップ」のもので、燃費も優秀なので文句を付けるところはないのですが、だからこそ「モアパワー」の欲求を持ってしまいました。
であればこれも廃盤(??)となった「フォルツァ250(欧州では350)」や、国内販売はない「ADV350」があるじゃない?という声もありますが、多くのユーザーは、そこまで行くとその車格ゆえのサイズや重量がネック(恐らく東南アジアでも?)であり、150~200㏄クラスのスクーターの価値は、「扱いやすいサイズと重量」となりますから、そのサイズ感はそのままで、より余裕のある動力性能を求めるのは当然であり、実際ADV160にもし次期モデルがあれば、「175㏄~200㏄のエンジンで」という話が多く聞かれました。
日本の場合250㏄は車検の問題で売れ筋ではありますが、欧米や東南アジアではこのクラスは300㏄~が多いようで、生産効率からいえばこの排気量のラインナップを日本仕様「だけ」生産するより、今まで160㏄クラスで販売していたバイクを200㏄近い排気量にして、250㏄クラスの代替えにしてしまうという考え方もあるでしょう。
そうなれば欧米マーケットはフォルツァクラスのバイクを400㏄クラス辺りにランクアップさせて、商品力を強化できると言うメリットもあるでしょう。
さて、実際東南アジアの等ではどのような要望がマーケットから出ているかは知りませんが、150㏄クラスのスクーター市場は激戦区で、経済状況にもよりますが、他メーカーとの競合も激しいわけですから、「より早くカッコよく充実した装備」は自然な流れであり、排気量のアップやカラーラインナップの変更、あと装備であれば大型のカラー液晶メーターや、スマホ連動のエンターテーメントを、激戦区であるはずのこのクラスに導入していく必要があり、どうもホンダはそのあたりが他メーカーより遅れていたように思えます。
よって、仮に新型ADVもしくはそれ相当の新機種が出るのだとすれば、その辺りを対応したモデルチェンジがなされて、ついでに(というかメーカーの目的としては)大幅な販売価格の上昇があると噂されています。
また、今はプラットフォームを多くの機種で共用化するので、メイン販売機種の次期型(来年出る新型PCX?)の都合に合わせてエンジンや装備品の更新が行われるはずで、さらに言えばバイクの電動化の流れも無視できません。
と、アラ還初心者ライダーの、根拠のない勝手な妄想を書き綴りましたが、まあそんな戯言は別にして(苦笑)、自分としてはADV160に大満足していて、暫く乗り換える予定もありませんし、仮に次期モデルが更に魅力的なモデルであったとしても、販売価格は多分魅力的とはいいがたいほど高騰していることは間違いない(苦笑)でしょうから、余計に縁が無いという事にはなりそうです。
タグ:ADV160販売終了
亜熱帯化した日本の夏とサイクリングの熱中症について [雑談]
本日は今季最高気温が関東地方では予想されています。
内陸部は40℃近くなるという猛暑で、オマケに湿度が高いので、屋外での活動は自殺行為に成ります。
自分は当初の予定ではオートバイで高地にツーリングの「避暑」を考えていましたが、結局その往復でこの猛暑にさらされるのと、休日の交通状況を考えて断念しました。
で、改めてこの暑さと、サイクリング時の「熱中症」についてまとめておきたいともいます。
1,何でこんなに暑いの?
口を開けば「昔はこんなに・・・・」となりますが、だからと言って単純に温暖化で平均気温が上がっただけという訳では無いようです。
通常夏の気圧配置では、冷たい大陸の空気と暑い太平洋の空気が入れ替わって、太平洋高気圧が日本を覆って暑くなる・・・というのが従来の夏だったと思います。
しかし、ここ数年発生している「ジェット気流の大蛇行」が日本で起きていて、周期的に寒暖の空気が入れ替わるのと、インド洋付近からヒマラヤ超えて流れ込んでいる非常に強い「暖湿気流」が日本の上空に流れ込んでいて、まさに「亜熱帯のような以上に蒸し暑い夏」に成っているようです。
2,過去に例がないので経験していない
「観測史上例の無い」というワードをよく聞きまぐが、日本が近代的な気象観測を始めたのが明治5年、西暦1872年ですから150年以上前からの観測で「過去例がない」となれば、日常生活上の経験値でこの暑さや熱中症に関する知識がある人はいないはずです。
まあ、異世界モノではないですが、日本に転生してきて全国で巫女をしている長寿のエルフさんでもいれば、聞いてみたいものですけど(苦笑)
3,現状に対応できない?
まあ、そういう知識や経験がなければ対応できませんし、それが子供なら尚更ですが、高齢者の場合「過去の判例に無条件に従う」方々や、はっきり言って「痴ほうのボケ老人」などは、既に自律神経機能も衰えていてそのうえ「熱くないし電気代も勿体ないのでエアコン付けなかった」となり、電気代より二けた高い「葬儀費用」を家族に負担させる羽目になります。
また、経験の浅いサイクリスタも、自分が今どの様になっているか分からないので、暑くなると走行中に熱中症になる「洗礼」を受けなければいけないので、熱中症になって酷い目に遭ったという、「サイクリングの悲しい初体験」に成ってしまいます(苦笑)
4,サイクリングでの熱中症とは?。
自分が子供の頃や最近まで「日射病」とかいわれていたような。
まず自転車乗っていて熱中症になるとどうなるのか?、昨日Xにまとめたものです。
サイクリング熱中症実録
1、いくら漕いでもどんどん速度が落ちる。
2、汗かいても涼しくならない。
3、頭がクラクラして意識が遠くなる。
4、運動強度あげないのに心拍数高くなってくる。
5、風邪で熱出たときみたいに怠くて力入らない。
其のままだとお星さまに成りますね
何故こうなるかと言いますと
1,気温が高いと体を冷やそうとする自律神経が働いて汗をかく
2,汗をかくいて風が当たると汗が乾いたときに「気化潜熱」で体を冷ます。
3,湿度が低ければどんどん乾いて温度差がる
4,湿度が高い及び乾きにくいウェアだと熱が逃げない
5,涼しくならないので自律神経が更に汗を出す。
6、汗の原料は「血液」なので、エンジンの心臓が心拍数上げて血液送り出す。
と此処までが熱中症の前兆段階で、自覚症状は殆ど無いのですが、平地無風で強度を上げないで走っていても、ハートレート測定していると、見る見るHRが勝手に上がってきます。
この段階で熱中症と気が付く知識や経験があれば、熱中症を防げます。
自分の場合ボトルに真水入れておく、サプリを用意するなど実施してます。
サイクリング熱中症対策実戦記録
1、直ちに止まって日陰にはいる。
2、頭、首筋、上半身の順でに水をかけて冷やす
3、水分と塩分などのミネラル補給する。
4、ミネラルは専用タブレットや梅干しが効く。
5、成っても落ち込まない、正常な生理現象。
6、根性は出さない、出すと命落とす。
これホント不思議で、頭から水かぶると当然涼しくなりますが、それだけの事で見る見るHRも落ちてくるんですよ。
5,何故命を落とすのか?
まあそこに至る前にも、体中の力がぬけて、まるえハンガーノックの時の様に動けなくなったり、筋肉のけいれんが始まったり、意識が無くなったりします。
何故そうなるかというと
1、汗をかいても体温が落ちなければ自律神経は機能しなくなる
2、体温調整機能が停止するので汗もかかなくなり、体温が上昇していく
3、風邪で高熱になった状況と似てくる。
4、神経伝達が阻害されけいれんを起こし、脳内温度も上がって意識を失う。
自分はこの状態にまで成ったサイクリスタを何人も見ましたが、こうなると完全に「救急搬送」の状態で、治療せずそのままにすれば、血液の温度が危険領域になり、「多機能不全」で死亡に至ってしまいます。
ちなみに過疎地域などであれば救急車は直ぐには来ませんし、都市部に近くてもこれだけ暑いと事案の発生が多発して、救急車が出払ってすぐに来ない事もありますので、本当に命取りになります。
ここでサイクリングに限定して話を更に進めれば、何で自分の命の危機に至るまで走り続けてしまうのでしょう
1)自分の身体の調子に気が付いていない
健康のための第一歩は、まず自分の身体の状態を自分で把握する事なんですが、流石に自転車乗りの場合、健康に対する感受性は同年代の方々より高い方が多いのですが、走行時に至る睡眠の質、疲労度、飲酒の有無などが、熱射病に至るまでの因果関係が深いので、自分が危ないという事に気が付いていない方々も少なくはありません。
自分は最初の頃は心拍数を常時モニターするために、HR計を必ず使用して、サイコンに心拍数の表示と危険値で警告アラームが鳴るようにしておきました。
やはり自分の感覚頼りにせず、正確な判断の為に外気温や湿度、心拍数は把握しておくことが重要だと思います。
最近は心拍数簡単に測れる「スマートウォツチ」が普及していますので、各種アプリと組み合わせて活用することもできます。
2)つい「根性」見せてしまう
しかし、自転車乗りは血の気が濃いというか負けん気が強いというのか、こちらが流して走っていて、抜いたとたん目の色変えて抜き返すオジサン結構いるんですよね(笑)
まあ負けず嫌いは悪い事ではないんですが、度が過ぎると「精神が生体機能の限界を超える」となり、諦めるを良しとせず、本来走る事を止めなければいけない状況でも「突破」してしまうんですよね。
こんな「根性がない事に絶対の自信がある」自分でさえ身に覚えがあるくらいですから(苦笑)、多くの善良なサイクリスタの場合この危険性が排除できないと思います。
6,無理はしない、臆病なくらいでちょうど良い
自転車に限らず、どのようなスポーツでも続けることが重要で、「熱いの寒いの四の五の言わない」が基本なんですが、人生や生活がかかっているプロアスリートならともかく、趣味として楽しんでいるのなら、大げさな話命を懸ける必要はありません。
特に健康維持の為や人生を楽しむ為に自転車を選んで乗っているのであれば、健康を害してまで走ってはいけませんよね。
まあサイクリスタあるあるで、ブランクが開くとパフォーマンスの低下や回復の苦労があるので、「何とかして乗り続ける」はよく理解できます。
ただこの場合でも、トレーニングで走る時間は気温の低い未明から遅くとも早朝までとするという配慮は必要で、気温が30℃を超え始める9時以降は走らない方が賢明です。
また、イベントなどに参加する場合でも、楽しみにしていて遠征までしたのにと無理して走ってしまう(自分も覚えあり)場合がありますが、やはり経験者でも35℃を超えるような気候条件では、DNFを選択するのが賢明だと思います。
また、残念ながら日本のスポーツイベントの場合、悪天候時のリスクに関する感受性が決して高いとは言えない主催者が散見され、この場合「自分を守るのは自分の判断と行動」となる事は覚悟しなければいけないので、普段より臆病になって、より安全方向の判断を心がけてほしいと思います。
コース選択の幅が広がるe-BIKEで寄り道三昧! [雑談]
7月に入りましたが梅雨も本番に成っています。
しかし、この「高温高湿度」で蒸されるような暑さは本当に身体に堪えます。
周囲で「体調を崩した」という話もチラホラ聞きますし、自分もなんだか怠さが取れません。
本日は晴れ間が出ていますので、こういう時に走りに・・・行く気力が起きませんよね(苦笑)
何時ものコースも何だなぁと思い、目先を変えてみようとe-BIKEのROADREXで、普段はいかない北西周りの起伏のあるコース・・・というより大まかに行く場所だけ決めて普段は知らない「コースの発掘」に出かけました。
物凄く大雑把に日光方面に行ってみようと、最初は田川沿いのサイクリングコースを走ってみます。
田川は宇都宮市街地北側からは、断片的にコースを設置していますが、これはちゃんとつなげる気はあるのでしょうか?
国道119号にぶつかったところで、日光街道沿いでなく、石那田の方に入って、そこから北西方向の方に走ってみます。
で、結果としてこういうグラベル走る羽目になりますが、タイヤが太いグラベルロードはこういう時に躊躇しないで済みます。
ちなみに今回かなり空気圧を低めに設定して、路面の衝撃をタイヤのエアボリュームでカバーするセットをしてみました。
アルミの頑丈なフレームで重いROADREXのネガな部分として、やはり角のキツイ振動や突き上げがカーボンフレームより強く、それをタイヤのエアボリュームで相殺してみようと思いました。
まあ、荒れた舗装路やフラットダート程度なら問題ありませんが、河原の丸石が突き出たような起伏のある道だと、正直そこを走る気は起きません。
この辺りは予算があれば前後サス付きや、カーボンフレームの機種なら軽減されるでしょうけど、普通の田舎道のツーリング程度なら、コスパも考えればそこまで高級な機種はいらないのでは?と思います。
さて、特にどこを走ると決めていませんが、サイコンの地図は参考にしながら、旧今市市街地を抜けて、以前訪れた「今市用水円筒分水井戸」を見に行きます。
上から綺麗な青い水が見えることを期待しましたが、周囲の木々が鬱蒼としていて良く見えません。
ここら辺一帯は綺麗な湧水が多く出るところで、集まった水は本当に綺麗です。
分水井戸の先には大きな水車が設置してあります。
用水路には小型の水力発電機が設置してあります。
此処の公園は木々も茂って水場もある事から真夏でも結構涼しい気分を味わえて、近くに美味しいお蕎麦の店もあるので、夏の定番コースの有力候補です。
さて今日のランチは蕎麦というより、なんだか「とっても疲れていて無性に肉が食いたい気分」でしたので、市街地から日光自動車道の今市ICに向かうところにある、平ケ崎町の「洋食亭パロット」さんで「牛叩きステーキ300g」をいただきます。
細かく刻んだ牛肉をまとめた、いわゆる「タルタルステーキ」ですが、外はコンガリで中は肉汁滴るミディアムレアで頂くと、牛肉の風味を十分堪能できます。
暑くて食欲がわかないとか「ソーメンしか喉を通らない」とかではなかったのですが、なんとなく最近は食事の内容があっさりというか、手抜きという感じで、キチンとした食事は久しぶりかもしれません。
これでスタミナばっちり付きましたよ!!
で、本当ならこのJR今市駅付近は、日光の天然氷のかき氷の名店がいくつかあるところなんですが、流石に脂っこい物のすぐ後にかき氷は後で後悔しそうなので(苦笑)腹ごなしに少し走ってから食べようと、進路を舟生の方にある「道の駅湧水の里しおや」に舵を取ります。
で、買い物もあったので、ここのかき氷で「小倉ミルク」を頂きました。
30℃を超えて何より湿度が高いので熱が体にたまって行くような感じで、かき氷で冷却すると、何とか回復出来ます。
帰路も何時ものルートを通さず、里山沿いの道沿いをつなげてノンビリと帰りました。
正直、「このコースなら普通のロードで十分で、e-BIKEの必要無いんじゃね」という感じはします。
ただ走ってきた感想として、ロードだと「AからB地点に最短最速で」という高率と時間優先の走り方が多いのですが、e-BIKEだと、体力的に余裕が出てきて、また山越えやグラベルなども躊躇することが無くなるので、「コースの選択に余裕が出てきて寄り道しやすい」という印象を強めました。
してみると、この「風任せの寄り道三昧ツーリング」こそ、自分が求めるものであって、一時は「オートバイに切り替えよう」と真剣に考えていましたが、100㎞以内のコースであれば、e-BIKE、このROADREXで十分賄えそうです。
あと、これは当たり前の事ですが、本人の体力、パフォーマンスが高ければ、アシストを減らして走る事が出来て、結果としてバッテリーが持って航続距離が増えますので「自由に走りたいなら従来通り走っとけ!」という事に成ります。
残念ながら「楽隠居」決め込むのは、「10年早い!」とお叱りを受けてしまいそうですね(笑)
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