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やっぱり楽しいロングライドイベント!ジロ・Di・筑西2023に参加 [イベント]

さあ、ダメダメのターンから、よっしゃ!いっちょやっちゃるぞのターンに移ります。

まあ前回あれほどトホホな内容書いていたくせに、本当に呆れた奴です(苦笑)


まあ、自転車生活をしてから、この「ダメダメ」と「イケイケ」の波が常に交互に襲ってきて、小波が頻繁に入れ替わる事も有れば、大波が押し寄せてしばらく引かない時など、その時の環境や自分の心身の状態によって常に不安定に入れ替わる物でした。


正直昨年3月に「ツールド下関」や「出雲ロングライド」に参加したときはかなりイケイケの方に回復しかけたのですが、実母の寝たきりと死去をへて、完全にダメダメに落ち込んで、ようやくすべてが片付いた時には、なにせ子供の頃からの「人生最大の案件」が半世紀を経て解決したことで、完全に虚脱状態になっていました。

改めて説明するまでもなくそれは「悲しい」からではなく、「ホッとした!」からだという所が、世間をはばかりますね(苦笑)


現状を冷静に見るまでもなく、例えば自分のライフワークともいえる「佐渡ロングライド210㎞」等のイベントに耐えうる状態では「到底」無く、特に膝は無理が効かないので山岳イベントは完全NGであり、比較的平たん路が続くイベントとして、6月4日の「霞ケ浦一周K1サイクリング」と、今回の「ジロ・Di・筑西Bコース」なら、距離もセンチュリーライドの半分程度ですし、何とか参加してイベントに出たいという欲求を喚起しようと、案内の手紙を受けて即エントリーしてありました。
さて「ジロ・Di・筑西」ですが、以前は「ツールド桜川」という名称で、桜川市真壁から、加波山に上る山岳コースを北上し、益子を掠めて戻ってくるという周遊する90㎞程度のコースで、毎年5月中旬に開催されてきた、結構歴史あるイベントで、自分も近県のロングライドイベントとして参加しやすい事から。スポーツサイクルを始めたころから参加してきた「お馴染み」のイベントです。
お馴染みなのは特にコースで、ご存じのように自分は「鬼怒川サイクリングロード」と共に、「つくばりんりんロード」をホームコースにしていますので、正直走るコースで見知らぬ部分がほとんどないという感じになります。
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この「Aコース」である、山脈の尾根沿いに北上するコースは、眺望も見事でこのイベントのウリの一つではありますし、自分も何度も酷い目に在ってきました(苦笑)
ここ数年は自分もパフォーマンスが低下していた事も有り、山脈と並行して北上する県道を走る「Bコース」を走っていました。
またイベント自体も、おそらく創立時から運営して来た地元の有志の方々の高齢化や体制の変更もあり、また拠点として使用していた「真壁福祉センター」で、イベントの臨時駐車場として使っている土地が使えなくなった事も有り、拠点を国道50号線沿いにある「道の駅グランディス筑西」に移りました。
コース自体はグランディス筑西に移動した事による変更部分と、小貝川の堤防を走るルートを除けば、概ね従来からのコースを踏襲しています。
話は変わりますが、そもそも地方のサイクリング協会やクラブは高齢化が世間以上に急速に進行していて、還暦前の自分でさえ若手に属するという有様で、その後の自転車ブームでサイクリング人口が激増したハズなのに、新規会員が全く増えず、イベントの運営に支障がある状況が続いていました。
イベント自体が自治体や地元のレースチームや民間のイベント会社、ショップを主体とするクラブが行うものが主流となり、オマケに「コロナ禍」のロックダウンの影響をモロにかぶってしまい、イベントが再開できないどころか、解散してしまうクラブもあります。
このジロ・Di・筑西も、コロナによる中止から昨年9月のプレ開催をへて、ようやく正式な形で蘇ることが出来ましたが、今を支えているスタッフの方々や周囲の情熱や努力を賜物であり、それは称賛されるべきものだと自分は思います。
さてイベント当日ですが、雨の心配は無く風も弱く、快晴ではありませんが基本薄曇りで時折太陽が顔を出すという、ある意味快適なサイクリング日和で、
これなら一日楽しく過ごせそうです。

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イベントそのものは230人のエントリーがあり、実際は200人程度でしょうが、かつてこの大会も600人近くを集めたことから考えれば、一時のブームが過ぎて落ち着いたとも言えますが、規模が大きくなるとそれだけスタッフも数も必要になり、当然予算もかかることからエントリー料も高くなり、痛しかゆしと言ったところです。
最近の傾向として、自治体主催で豊富に予算が取れる大きなイベントや、民間イベント会社主催で、贅沢なケアが用意されているものは、諭吉さんプラスを要求されます。
ただ近隣地域で行われるサイクリングイベントに気軽に参加したいという人にとっては、この規模のイベントでリーズナブルな参加料の方がありがたいという事も有ると思います。
とはいえ万全のケアで「至れり尽くせり」とはいかない事はご理解していただきたいところではありますね。
今回の「ジロ・Di・筑西」の場合、過去に「ツールド桜川」に参加履歴があるサイクリスタに郵送により招待状が送られてきて、あまり一般に広く告知している気配が無いことから、ある程度の経験者の参加主体で企画されているものと自分は理解しています。
自分のBコースは8:30分のスタートで、7時間以内が完走ですので15:30までに帰れば良いだけで、80㎞であれば結構のんびり走っても問題ありません。
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昔はスタートと共にAV35㎞/hでぶっ飛んでいく大会もありましたが、今回はおおむねノンビリと走り出すライダーの方が多かったようで、最初は20㎞/h程度の集団で、自分もゆっくり走る事にします。
程なく小貝川の堤防のルートを走ります。
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この小貝川は通しで走れる整備された自転車道がある訳では無いのですが、比較的綺麗な管理用道路が続くのと
周囲は基本的に田園地帯でのんびりした雰囲気を味わえます。
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この日は湿度が高く、遠くがぼやけて見える感じで筑波山も何となくシルエットが見える程度ではありますが、こういう日の方が風が弱くて走りやすいので、サイクリングには適しています。
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最近の傾向として、偏西風の蛇行の影響で寒暖の差が激しく、雨の翌日に快晴に成ったとしても、それはかなりの強風を伴っていることが多く、サイクリングに行く気力を削いでしまいますね(苦笑)
小貝川から東に向かい、真壁方面に向かいます。
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この辺りに成ると、体もようやく温まってきて、久々のイベントで気分も高揚してきて、周囲のサイクリスタの「イベントペース」に合わせられるようになったので、平均速度を上げていきます。
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真壁の町を過ぎると県道41号を、加波山を見ながら北上していきます。
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この辺りは本当に自分にとってはお馴染みの地域で、春夏秋冬よく見る風景ですが、自分にとっては見飽きる事のない風景です。
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何時も走っている「りんりんロード」を左手に見ながら(笑)県道を北上して国道50号線に出ます。
此処から岩瀬市街地を東に向かい、
北側の山岳地帯に入ります。
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この辺りは無理をせず、のんびり走ります。
元気な地元チームは、隊列作って快調に飛ばしていきますねえ・・・・
まあ無謀運転や他の車両の邪魔になるような頻繁なローテーションによる複列運転などは、少なくとも自分は見ていませんでしたが、そのチームに調子に乗って「列車」の乗って付いていくサイクリスタも少なくなく、20人以上の車列に成ると、結構交差点や横から出てくる車の通行を阻害する事に成るので、場合によっては直接、または大会本部にクレームが入ることはあります。
県道289号線を山沿いに西に向かい気が付くと自分が毎週走っていた岩瀬から益子に向かう県道41号を北上します。
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まあ流石にここを走っていると、自分にとってはイベント感は消し飛びますなぁ(苦笑)
ただしここ「本沼パーキング」での休憩は久しぶりです。
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イベントではここがエイドステーションに成っていました。
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ま、エイドと言ってもミネラルウォーターだけではありますが(笑)、いやいやこういう所に設置するのも手間がかかるんですよ。
と、どうしても運営側の視点で見ちゃいますね。
と、今回の自分の愛機の「ボテッキア8AVIO」です。
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10年以上前の古いバイクで、一応変速系を11速のデュラとアルテで改装してありますが、最新型との性能差は語るべくもありません。
2年前にポジションの見直し等でかなり走れる感触はあったのですが、今回のイベントに合わせて試走したところ、まったく走れないどころか違和感があり硬さが目立って脚に負担がかかっていました。
これはバイクの問題というより、昨年から見るとロードバイクで本格的に1年近く走っていないうえに、体重増加と老化も加わり、ポジションを構成する身体状態の構成パラメーターが変化してしまい、過去のポジションと不適合を起こしている事は明白でした。
また古くて重いとは言え販売当時はミドルクラスのレーシーなバイクとされていて、結構硬めに設定されているフレームに合わせて、ホイールをカンパの「シャマルミレ」の剛性も手伝って、弱った体に反動がもろに帰ってきていたようで、ポジションの変更と合わせてホイールを同じカンパの「ZONDA」に、タイヤもしなやかな乗り心地では定評がある、ヴィットリアの「コットンケーシング」を使った旧オープンコルサ系の廉価版の、しかも幅が27Cというタイヤを組み合わせました。
結果から言うと今回の変更は大正解で、サドル位置を3㎜下げて若干角度を寝かせた効果と、ホイールセットの振動吸収特性が硬いフレームにマッチして、滑らかに進んで落ち着いたハンドリングを得ることが出来ました。
現状の自分のパフォーマンスだと、特に膝に力を入れられないのでガンガン踏み込んだりダンシングで上るとか出来ないので、走りやすいバイクに成りました。
コースの方は「みちの駅ましこ」を掠めて反転し、今度は小貝川を南下していく事に成ります。
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本日は南風なので若干の向かい風に成りますが、泣きたくなるほどでは無く、自分の方も平地ですしようやく調子も戻ってきて、ペースを落とさず走り抜けることが出来ました。
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もうゴール直前ですが、体力も脚も全く問題が無いので、大人げなく最後にゴールスプリント・・・・しちゃだめですよと釘を刺されていますので(苦笑)、此処はおとなしくゴールしましょう!
無事ゴールで、ジロ・Di・筑西、Bコース無事に完走です!
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今まで日本全国の数多くのロングライドの大会に参加して完走しましたが、やはりこの達成感はいいですね。
まあお昼も食べないで走っていた事も有り、多少のカロリーは問題ないだろうと、クランディ筑西にあるチョコレート専門店で販売している、カカオたっぷりのソフトクリームをご褒美でいただきます。
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完走証と参加賞のお米です。
地元で採れる美味しいお米で、ツールド桜川以来、この大会伝統のありがたい参加賞に成ります。
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これ、自走で参加してきて、これを貰うとちょっと重くて困りますが、まあ外せないですよね!(笑)
これにてジロ・Di・筑西2023はコンプリートです。
大会の関係者の皆さんには、本当に楽しい大会を提供していただいたことを、この場をもって感謝申し上げます。
現地では、大会の運営に関しての、若干耳の痛い提言(小言ともいう)を、関係者の方に言わさせてもらいましたので、迷惑なヘビークレーマーのオジサンとしか思えなかったでしょうけど(苦笑)、あまり気にしないで(笑)自信をもって、今後もこの歴史ある有意義なサイクリング大会を継続させていただきたいと思います。
自分に関しては、まあようやく色々な調子が戻ってきましたので、「ブログの更新が滞っているよ!」とお叱りを受けない程度には(苦笑)、自転車関連を中心に(オートバイ関連増えるかな?)活動を進めていこうと思います。

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