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楽しく乗れるように成ってきました! [自転車環境]

まあ、何とかなってます(苦笑)

ダイエットの計画と天気は女心と同じで、本当に思うように成らんもんですな。


結局10月まで夏が続いたような暑さの反動で、今度は寒くなった時の代謝活動の切り替えがうまくいかず、体力が落ちて風邪をひきそうに成っていたので、ダイエットのペースは落して体力を維持する方向に切り替えました。


それでも、ジリジリと地獄の底を這いずるような焦燥感を伴うペースで、体重は増えることなく「微減」で推移しているので助かっています。


1、走るのが楽しくなった

解っていた事ではありますし、それを目指してのダイエットであるのですが、実際走ってみるとこれが面白いように前に進んで行きます。

軽くなって負荷が下がったので、軽いギアでペダリングに集中して効率重視で回していくと、本当にスムーズに加速していき、速度維持も楽になっています。

恐らく脂肪が減った事により、ロードバイクの前傾姿勢での骨盤の柔軟性も向上しているようで、格段に脚も動かしやすくなっているようです。

物凄く身も蓋も無い話をすれば(苦笑)、お腹が出っ張ると、ペダリングの上死点で膝が開いて、所謂「ガニ股」に成りやすいのですが、それが解消されると、垂直面での理想的な回転運動に近づくので回しやすくなりますし、何よりひざ周りの筋や筋肉が不用意に捻じれないので、痛みが出にくいという自分にとっては「福音」ともいえる状況に成っているのが、本当にありがたいです。


2、走る距離を増やしていく

以前イベントに出る事を前提とした場合の技量維持の為に、700㎞/月の走行をノルマとしていて、高強度のトレーニングでない、流すツーリングレベルの走りでも十分効果がありました。

まあ、パフォーマンスを上げようとすれば同じ走り方なら1000㎞/月の走行は必要で、でなければより強度を上げて心肺機能や筋肉に負荷を与える必要がありますが、自分の場合は其処まで必要とはしていません。


とはいえ700㎞/月の走行は最低限のノルマとして、無理は禁物ですが頭に入れておくようにしています。

自分の場合スケジュールは完全に自分の都合で何とでもなるので、毎日天気予報とにらめっこして、出来るだけ天気の良い日、特に風の弱い日を選んでその日を走行日に設定して置いて、スケジュールを組んで体調を整えています。


3、今持っているバイクで頑張る!

現役時代であれば、ある程度予算をつぎ込んで最新機材をどんどん投入していったでしょうけど、なにせ「プ~タロウ」の自分ですので(苦笑)日々の糧を維持するのが精いっぱいとあれば、例えばハイエンドのエアロフレームにDi2のデュラ組んで、軽量のカーボンフレームに軽い30Cのチューブレスタイヤ・・・なんて選択は間違ってもできないし、やる気も無いんですけどねー(笑)

まあ「あんた、売る程機材持っているんですから、何とでもなるでしょう!!」とのお叱りを受けております通り(笑)、現在持っているバイク達は十分なパフォーマンスがありますので、これで頑張りましょう!!


4、佐渡ロングライド攻略の戦術変更でホイールを考える

とはいえ、そこは少しでも楽したいというのが本音の部分では有りまして(笑)、まずは走り方から変える事に成り、それに合わせてホイールとタイヤを再選定する事にしました。


まず、若いときの走り方であれば、基本重い体重をパワーでカバーする方向で、長め(180㎜)のクランクを回すことでトルクを増やして上り坂をカバーして走り切る方法で走っていたので、例えば佐渡で言えば大体170㎞辺りで必ず脚が売切れてきて、最後の10㎞辺りは足の攣りを誤魔化しながらスパートをかけてゴールするという事を毎回繰り返していましたが、肝心な脚が負荷に耐えられない現状では、根本的な走り方の偏向を余儀なくされました。


以前の走り方だと、ホイールは上り坂に特化して、例えばMAVICのR‐sysのように、「やたらに硬くてとにかく軽い」モノを使っていましたが、ロードバイク乗りを再開してみると、この手の硬いホイールに脚が悲鳴を上げてしまっている事に気が付きました。


具体的にカンパのシャマルミレや、フルクラムのレーシングゼロ等で走ると、とにかく走っていてもペースが上がらず、早々に脚がダメに成ってしまうという事が続きました。

そこで、在庫で持っていた、もっと重くて柔らかいカンパZONDAに切り替えたところ、嘘のようにスムーズに走れることに驚きました。


試しに以前はリムの剛性が低くて力が入らないので、半ばオクラ入りにしていたシマノWH9000C24も使ってみたところ、これもかなり快適に走れるでは有りませんか!

WH9000C24に関しては、このブログの大昔の記事でも、「ロングライドに最適なホイール」とインプレしていましたが、軽く回って乗り心地も良いという理由での評価でしたが、現状の体の状態と走り方だと、その傾向がピッタリ嵌っていたようです。


では本番はWH9000C24で決まり!・・・・で良いはずですが(苦笑)、更に平地での高速走行の負荷を減らせないかと、ディープリムのホイールも検討してみました。


なんか書いていて「こいつ一体どれだけ自転車に金掛けたんだ!」と腹が立ってきましたが(オイオイ)、これまた在庫である50㎜のディープリムホイールのMAVICコスミックカーボンSELが有るのでそれを使う・・・・でもよいはずですが、流石にかなり使い古していて、本番でトラブルがあるのも嫌なで・・・・


あっ、これは以前佐渡でゴール直前で、ホイールのスポークが折れてしまい、楽しそうに(苦笑)回収のバスに乗ってDNFに成ったというトラウマからで、「まあ、あの時MAVICのサポートバイクに他社のホイールは知りませんと見捨てられた恨」もあり(苦笑)、佐渡はMAVICで出るが定番になっていたので、コスミックカーボンでもいいかな?とも思いましたが、WH9100C40を購入しました。
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所謂「セミディープリム」で、一般的に性能が中途半端と言う評価があるホイールです。
セミディープリムホイールは、昔35㎜のリムで、イーストンのEA90earoというホイールを使った事が在り、良く回ってしかも軽くて剛性もある、自分にぴったりのホイールだった経験から選びました。

ただ、このホイールは、スポークの品質管理に問題があったらしく、エアロスポークが途中で破断するというトラブルが頻発したようで、早々マーケットから消えてしまいました。
さてC40の印象ですが、C24程軽くなく、C60程空力性能を期待できず、どっちつかずともいえますが、流石に25㎞/hからの加速の伸びが良く、30㎞/h前後で巡行するという、ロングライドイベントの「少し早めの集団」のペースにはピッタリであり、リムが重くなった分だけ回転がマッタリしているのは想定通りであり、上り坂のネガは自分の体重落とすことでリカバーするので問題なく、あとは軽いタイヤやチューブを選択する事でリカバーできると踏んだので、このホイールを本番で使う事にしました。
ちなみにこのWH9100C40は、レーシングゼロを売った金額そのままで中古で購入しましたので、このホイール交換に伴う費用負担は有りませんでした。
ヤレヤレ無職は辛いですね(苦笑)
5、最近のロードバイクのタイヤ事情は?
活動自粛中や走れない時でもSNSとは有り難いもので、覗いていれば何となくロードバイクを取り巻く環境の変化や、最近流行りの機材などの情報は目に留まります。
今巷であるようなガソリンエンジンVS電気自動車(ICEvsBEV)では有りませんが、リムブレーキVSディスクブレーキまたはチューブレスVSクリンチャーみたいな話題が盛り上がっていたようですが、自分としてはあまりそういう事に興味が無く、煽り立てる事が目的で利を得ているような連中に乗っかるを良しとしたくもないですので、淡々と「今の経済力で、行う活動に最適な機材を維持管理する」を続けています。

昔のように稼いでガンガン走っていれば分かりませんが、現状は従来の流れの機材で「なにも困ることが無い」以上、タイヤに関してもチューブレスや太いタイヤに変える理由が無いというだけです。
実際自分の周囲は田舎だという事もありますし、コミュニケーションはもっぱら出先の年配のサイクリスタが多い事もあって、ビギナーでもベテランでもチューブレスタイヤのサイクリスタはいませんでした。
勿論技術的な観点や、機材の流れからディスク化やチューブレスを否定するものでは有りませんが、個人的にはその辺りは「住み分け」してくれればいいなぁと考えています。
実際の所、MAVICなどは、ユーザー調査したところクリンチャー7チューブレス3の割合で現時点ではやはりクリンチャーが優勢で、一時ハイエンド機種のクリンチャーホイールを撤廃したのを、開発と販売を再開したとメーカーの技術者に聞きました。
ま、どちらも一長一短あり、使うユーザーの事情によって決めればよい訳で、現時点自分がチューブレスを選ぶ理由は有りません。
というか、チューブレスにしない最大の理由は、出先のパンクの対応が面倒の一言に尽きます。
イベント中にパンクしたら、サポートカーが来てホイール事交換してくれれば考えなくも無いですが(苦笑)
さて、何時もはイベントシーズンインの時にタイヤとチューブを交換するルーティンですので、こればかりは新品をお金があるうちに用意しておこうと、最初はイベントで使用実績があり、雨天時のグリップも秀逸な、ヴィットリアのルビノプロをWiggleで購入しようとしたところ、ああっ!円安のバカヤロー!!(泣)で、7500円以上もする状態でした。
で、色々と調べて、パナレーサーの最新のタイヤである「AGILEST」を購入しました。
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パナレーサーの最新タイヤで、構造や材質を一新して、欧米の有名メーカーのハイエンドタイヤにも匹敵するものという触れ込みのタイヤです。
自分はパナレーサーは、RACEシリーズやグラベルキングを長年使っていましたが、、RACE-A4を使った時の感想は「ちょっと残念だな」と言う感じで、他のタイヤのレベルに達していない印象を受けていました。
ただ、それでも使い続けたのは、タイヤの脱着が比較的楽な部類のタイヤで、出先でのパンク修理を考えてのことですが、数年前にやはりしなやかで脱着が用意で乗り心地の良いヴィットリアのタイヤを、Wiggleでかなり安い値段でセールした物を大量購入していたので、最近はそれを主につかっていました。
AGILESTは25Cタイヤとしては軽い方で(メーカー表記200g)で、同じくパナレーサーのR’AIRチューブを組み合わせれば、セミディープリムの重さをある程度カバーできると踏んでの購入でした。
余談ですが、Wiggleは販売不振で日本から撤退して本国イギリスの販売に集中するという報道がありましたが、通販でも買えないんですかね?
円安によりバリューメリットは下がりますが、自分なんかは欧米人向けの大きいサイズのウェア類を購入できるメリットが大きいんですがね。
6、さて来年は?
と、鬼が出るような話になりますが、今の更新ペースから言ってこの記事が年内最後の記事になると思います。
昨年の実母の介護から死去という、自分の人生における最大の転機を迎えての今年は、色々新しい事を始める好機になるはずでしたが、概ね半年はボケーっと過ごしてしまいました。
これは実母が死んだ悲しみによるショック等では断じて無く(苦笑)、どちらかと言うと半世紀にわたって自分の人生を悩ましていた最大の案件が消失した反動で、安堵と疲れが入り混じった虚無感で、なにもやる気が無くなってしまったというのが正直なところでした。
で、5月を過ぎてようやくロードバイクに乗ろうとしたところ、10㎏以上のウエイト増大で全く乗れなくなっていて、膝や腰にも痛みが出て無理が効かない上に、観測史上最も熱い夏が、6月から10月いっぱいまで続いてしまい、全く乗れない状況が続いてしまいました。
まあ、穏やかなダイエットで元の体重に戻してから、脚の負担を減らして走り込もうという計画は、11月から何とか再開して順調に推移出来ているので、公私ともに突発的なアクシデントさえなければ(これが何時も怪しいんだよなぁ)、来年は例年と同じペースでのトレーニングを続けることで、エントリーを済ませた5月19日開催の「佐渡ロングライド」までには何とかまともに走り切るパフォーマンスは取り戻せると思います。
とはいえ、一昨年に佐渡に出た時は、かつてないほどのパフォーマンス低下により、苦しく辛いイベントと成ってしまいました。
その時は3月末まで順調に仕上げていたのに、4月一か月何故か乗れずに体重が一気に増加してしまったという苦い経験がありますので、油断は禁物です。
また、これはあくまで通過点であり、再来年に「還暦で佐渡ロングライドを完走できるパフォーマンスを維持する」と言うのを、自分の自転車生活の一応の区切りにしようと思っているので、そこまでは頑張っていきたいと思います。
以前より「人生はロングライドと同じ」を周囲に言っていましたが、今はそれを本当に実感できて、どの辺りが「人生の完走地点」なのかは分かりませんが、そこまでは「楽しい自転車生活」を中心に、細く長く走り続けるしかないのかなと、改めて考えたりしています。 

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えすぷれそ

ホイールは軽ければいいというわけではないんですね。
わかりやすいインプレありがとうございます。
軽量ホイールに憧れつつ「まだ大丈夫」と吊るしのRS21のまま10年乗ってしまいましたが、将来のホイールグレードアップの参考にしたいです。
by えすぷれそ (2023-12-12 21:59) 

soraneko

えすぷれそさんへ

御多分に漏れずホイールの世界も奥が深くて(笑)、表向きのスペックでだけではなく、「気持ちよく走れる」という基準になると、ハブ、スポーク、リムを選んで、その人の特性や好みに合わせての「手組」に行きつくそうですね。

まあ、そこまで「酔狂」ではないので、万人向けの完組で、コストパフォーマンス的にバランスが良いのは、カンパのZONDA辺りのグレードだとはよく言われていましたよね。

シマノのアルテグラグレード(昔ならWH6800)辺りも買って後悔が無かったかなと思います。
それ以上は自分ごときのレベルと使い方では、完全に物欲と自己満足の世界だったと苦笑いしております(苦笑)
by soraneko (2023-12-15 13:19) 

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