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K1霞ケ浦一周サイクリング2023、豪雨の爪痕乗り越え湖畔ライドを楽しむ [イベント]

先週末は東海から関東にかけて太平洋側は台風の影響を受けた前線等の洗礼を受けて、6月としては史上最悪の豪雨が降り注ぎました。

4日は自転車イベントが多く、メジャーなところでは「富士山ヒルクライム」で、多くの参加者の方々が、随分気をもんでいましたね。


自分は茨城県土浦市の霞ケ浦で行われる、いばらぎサイクリング協会主催の「K1霞ケ浦一周サイクリング」に参加すべく、4:00に自宅を出て、北関東自動車道で土浦に向かいます。


当日は朝から天気が良く絶好のサイクリング日和です。

程なく指定の駐車場に到着します。

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なんか怪しい雲の帯が伸びています。
さっそく自転車を用意して会場に向かいます。
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綺麗に晴れると霞ケ浦は遠くまで見渡せるので気持ち良いですね。
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良い天気とは裏腹で、実は内心穏やかでなかったのは、エントリー後に連絡が来なかったことが気がかりで、此方も立て込んでた時に事務処理したので本当にエントリーしていたか不安に成っていました。
幸いと言うべきか受付がサイクリング協会の知り合いの方だったので、受け付け開始前に調べてもらったら、案の定自分の名前はありませんでした。
やっちまったー!!
まあ、複数の大会のエントリーなど行うと、「エントリーした気になっていた」なんてことも過去にあったので、残念なのは残念ですが、だったらイベント関係なしに勝手に走っちゃおうという事にしました(苦笑)
一緒に走っては「偽参加者」という事で、協会に迷惑かけてしまうので、露払いもかねて(笑)イベントのスタート時間より1時間以上早い7:00にスタートして一周する事にします。
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まあ、こういう機会でもないと、宇都宮からわざわざ車で来る機会も無いので、「ボッチライド」を楽しみます。
一応コースはイベントのコースをサイコンに入れてありますが、まあ一周すればよいだろうと気楽に走り出しました。
程なくして一般道から「陸上自衛隊霞ケ浦駐屯地」の横に入ります。
おや?旧帝国海軍の61サンチ酸素魚雷の様なものが見えますので、近寄ってみると、悪名高き非人道兵器である「特攻兵器」として有名な人間魚雷「回転」
の模型が展示されていました。
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現在であればパッシブソナーや母船からの有線誘導で自動追尾されて敵艦に突入させるのですが、その誘導装置になんと「生身の人間」を使うという、人類史上最悪の兵器ともいえるシロモノです。
えっ?人殺しの兵器は等しく非人道的では?との声もありますが、
ところで、イベントの前々日は東海・関東地方は大雨となり各地で被害も出ましたが、自転車道事態は一部を除いてほとんど影響が無く、開催となったわけですが、周囲の畑や空き地は冠水している場所が多く、霞ケ浦自体の水面もかなり上昇していました。
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天気そのものは何の問題もなく、以前に2回この大会で走っていますが、今回が一番良く晴れていて遠くまで視界も良好で、走っていて気持ちが良かったです
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ここ霞ケ浦は、首都から近い波が立たない広い水面がある場所として、大戦中は水上機の基地や訓練基地があったこともあり、旧軍の史跡も多く残っています。これは「鹿島海軍航空隊基地」の建物ですね。
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イベントだとこの中にある「美浦村週末カフェ」がエイドステーションに成っていますが、自分は参加者に成り損ねたおっちょこちょい親父ですので(苦笑)、スタッフが準備している所を横目に通過して先を急ぎます。
自分の休憩はこの先にある「セブンイレブン稲敷古渡店」で行いましたが、多くのサイクリスタもここが丁度良い休憩場所のようで、サイクルスタンドはロードバイクでぎっしり埋まっていました。
特に急ぐ必要もなく、自分は25㎞/h辺りを目安に、力を抜いてノンビリ走りますが、流石走り込んでいる他のサイクリスタは2~3㎞/h程度早いペースで走っていましたね。
この広々とした草原は「霞ケ浦浮島湿原」でサンクチュアリに成っているようで色々な野鳥の声や気配がして面白い所ですね。
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此処まででほぼ半分を走り、この後常陸利根川を渡ると後半戦で霞ケ浦の東岸、行方市を北上していきます。
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しかし、自分結構全国の「湖畔サイクリング」実施しているのですが、まあ湖なんてものは基本「山の中」に在るもので、湖畔沿いの道を一周できるところの方が実は少ないのですが、ここ霞ケ浦はほぼ湖畔を一周でき、しかもサイクリングロードとしての整備も進んでいるので、これなら初心者でも安心して楽しむことが出来ますね
この後「霞ケ浦大橋」を渡っていよいよ後半戦ですが、午後に成って南西方向のかなり強い風が吹いてきて、まあこちらのベテランさん曰く「霞ケ浦恒例強い向かい風」の洗礼を受けます。
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あっ、これ結構きついなぁ(笑)という事で、思いっきりペースを落として走りますが、それでも結構消耗して来たので、10:30も過ぎましたしチョット早いお昼を取ることにしました。
ここは歩崎公園にある「かすいちサイクルボール」で、ここにある「かすみマルシェ」で補給です。
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このサツマイモとホイップクリームのパンはおいしかったですねぇ。
ここでは古いクロモリのロードで来ていた先輩サイクリスタの方とお話しさせていただきましたが、多くの年配サイクリスタの方々と同じで、やはり今ロードバイクや環境には馴染めないねぇという話で盛り上がりました。
宇都宮から来ましたという話で、「ジャパンカップ」の話になり、当時の盛り上がりのスゴサ等、体験者の貴重な生話をきけました。
やはりその当時1990年のツールドフランスの覇者「グレック・レモン」が見られるという事で、熱狂的に盛り上がったそうです。
しかし、そのころ地元宇都宮に居たはずの自分は、この熱狂を全く知らなかったというのはどういう事なんでしょうかね(笑)
ほんと、自分そのころどんな生活をしていて、何をしていたんだろうなぁ。
33年も前のこととはいえ、あまり覚えていません。
そうかぁ、そのころ最初に勤めた住宅会社で営業をしていた頃で、休みも少なく、朝8:30から夜23:00頃まで働きづめで、ストレスが溜まって体重もピークで、健康診断も最悪だった、自分にとっての「黒歴史の一つ」でした。
そうだよなぁ、何が楽しくて生きているかわからないし、当然余暇を楽しむなんて余裕はありませんでしたので、せいぜい水曜日の定休日に近くの日帰り温泉に浸かるくらい?が唯一の楽しみだったのかなぁ。
まあ、その後前の仕事に転職して余暇が作れるようになり、航空祭や旅行の趣味も出来て、健康のためにと始めた自転車が、自分の人生を変えて支えてくれている今に至っていますが、ホント人の人生とは判らない物です。
さて向かい風は相変わらずですのでのんびり行きましょう!
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湖面は波頭が砕けるほど荒れてきて、護岸に当たってしぶきが飛んできます。
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いよいよラストスパートですが、自分が何時も来ている場所はまだ冠水していて通行止めになっていて、コースは迂回コースに成っていましたが、自分は行くなと言われると行きたくなる困ったオヤジですので(苦笑)、そのまま進むと自転車道は無事ですが、蓮の畑の多いこの地域は冠水が続いています。
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結局一周回ってみて、周囲の様子と比べてみると、明らかに霞ケ浦の湖面の水位の方が、周囲の田んぼなどの水位よりはるかに高く、所々民家で床上浸水してあと片付けしている場面も多かったので、今回の豪雨の規模がうかがい知れると同時に、霞ケ浦の護岸と水門、排水ポンプのおかげで現状を保っているのだという事が良くわかりましたね。
13:00頃には駐車場のところに辿り着き、自分の「ボッチカス一」は終了という事で、早めに撤収して、帰路の途中で温泉に入って汗と疲れを流してから帰宅しました。
しかし、やはり歳は取りたくないもので、いくら早朝から動き回っているとはいえ、この程度の距離は知っただけですっかり疲れて眠くなってしまい、外食も自炊も面倒となり、独身男性の定番夕飯の「ピザの宅配」とワインで夕食を済ませてしまいました。
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Sサイズで、カロリー考えて半分くらいで辞めておこうと思いましたが、ワインの酔いも手伝ってペロッと一枚平らげてしまいました。
さてこれで終わりですが、参加はしなくとも一応「イベント対応」で一日動いたわけですが、ロングライドイベントとは言え、100㎞未満のこのくらいのイベントが「楽しめる限界」に成ってきたようですね。

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