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SPDペダルのQファクターをペダルエクステンダーで改善 [雑談]

自分の体形ですが、ご存じの方も多いでしょうが、現在は自転車乗りというより、プロレスラーかラグビー選手のようだと言われます。

今から30㎏以上太っていた頃は、タイトルの様な「どすこい」体形で、ひねた性格や騒々しい人生も含めて「規格外」な存在となっています。


身体が大きい事は人様からは「羨ましいね」と言われることの方が多く、確かにこの威圧感にて(苦笑)ピンチを脱したり、無下に軽んじられなかった事は、このDNAをくれた親に、心の底から唯一感謝しているところです。


ただし、人並外れた・・・要するに規格外の体形故の悩みという物もかなり深刻で、例えば子供の頃は小学生の時でさえ、既に大人用のXLの洋服を着ていましたし、足のサイズも28㎝などどいう学校指定上履きは存在せず(苦笑)普通の靴を履いていました。


極めつけは小学生高学年時に、既にいろいろな部分が「大人」になっていて、オスを感じさせる部分が多い上に、このころから弁が立ち理屈っぽく、どこか冷めていた言動行動も多く、そのことで当時の担任の、プライベートでいろいろ係争中のストレスの矛先に成ってしまい、まあ今でいえば完全なパワハラ教師に2年間「イジメ」の集中砲火を浴びて、不登校になりかけた嫌な思い出が有ります。


今なら大問題になったり、自殺騒ぎに成ったりとしたかもしれない程の案件でしたが、結局両親含めて大人は誰も味方に成ってくれず・・・まあ当の両親が事業の失敗やら父親の不倫やらで子供そっちのけで毎日お互いをけなしまくっていましたから(オイオイ泣)、いや、よくそんな状態で自分はグレもせず、多少(いや相当)オタクの道を歩みましたが、警察のお世話にもならず、納税も果たして、不動産も手に入れ、長期ローンも完済して、いまや人畜無害(?)の自転車大好きオジサンに成れたのですから、自分の半生はそんなに悪いものではなかったといえます。


話は大脱線のうえ失速して墜落してしまいましたが(苦笑)、要するに自転車を乗るにおいても、身長186㎝、体重100㎏の体は完全に規格外でして、色々と苦労する羽目に成りました。


自分の場合体重身長が大きいだけでなく、骨格も結構ガッシリしているらしく、体の横幅も結構あります。

そこでロードバイクを乗るうえで問題になったのが、クランクの横幅の長さを表す「Qファクター」で、一般的にこれが狭いほどペダリングでケイデンスの回転を上げやすくなるので、ロード用の、特に高級品になればなるほどこのQファクターが狭くなります。


ケイデンスでいえば、例えば「ロードバイクで理想的なケイデンスは90回転/分」等と言われています。

自分もこれを目標にトレーニングしたこともあり、確かにギアの負荷をかけずにケイデンスをこの辺りに保って走ると、無駄に踏み込まなくともスルスルと速度が乗ってくる事が分かりました。


そういう意味では狭いQファクターは「正論」でしょうけど、高速走行を中心とするレースではなく、ロングライド中心で、時に峠や丘陵地帯など駆け抜ける場合そう高速のケイデンスもいりませんし、そこで「踏ん張る」事が多いと膝に負担がかかるので、ここは再びQファクターを広げる事にしました


さて、自分の場合、骨盤の椎間板の付け根付近の左右の幅を測定すると300mmほどあり、今度は足の平の中心線の広さは、自然に立っていると270mm有りました。


下の票は昔自分の機材のファクターを測定したときの物です。

Qファクター検証.jpg

この当時Qファクターを考察したのは、ロードバイクで何故か坂を上るときより、MTBやクロスバイクの時の方がはるかに力強く登れる事が不思議で、色々と考えて辿り着いて答えの一つでした。


当時、シマノも軸長が長いペダルは無く、結構高い値段で20㎜のペダルエクステンダーを購入して使っていました。

2014年当時の自分の記事を見ると、これを使って、アルミフレームのTREKマドン2.5で、盛んに山に登っていましたが、Qファクターを広げた事の弊害については記載がなく、記憶もない事から効果が有ったと思います。

しかし、バイクが増えてどのバイクにも使うわけには行かず、おまけに当時のペダルエクステンダーは文鎮のように重く、その上固着してペダルから外れなくなってしまったのと、シマノから4㎜軸長が長いタイプが発売されたことから、使用しなくなりました。


とまあ、SPD-SLだけ使っていれば問題は無かったのですが、最近はロードバイクのロングライドもSPDペダルを使うようになり、どうも膝周りの負荷が増えているなーと・・・・そういえばクロスバイクのFXですが、クランクはシクロクロス用のCX50を使用していて、Qファクターが上記表のFC5600とPD6600の組み合わせと同じであり、やはり狭い事が影響して膝に負荷がかかっていたようです。


ちなみに今使っているMTBのエクスカリバー8は310㎜程度ありましたから、そのくらいまで広げても問題なく使えると思います。

ケイデンスについてですが、昔は記録を見るとセンチュリーライドなどでも平均86程度は回せていましたが、最近はケイデンスを意識していないせいか、かなりゆっくり回して走る様になりました。

個人差はあるようですが、筋肉や筋の劣化や反射神経の衰えなどで、加齢とともにケイデンスは低下していくそうです。


という事で、またペダルエクステンダーを検討しますが、流石に最近は良いものが、しかもかなり安価に成ったので購入してみました。

RIMG6069.JPG
デュラのペダルに付いていたものが、かれこれ8年前に購入した物で、左に有るものが新しいものです。
見たからに軽くなっていそうで、表面処理も奇麗ですね。
RIMG6070.JPG
昔の物は本当に金属の塊でしたが、新しいものはチューブ形状に成っていて、ヘキサレンチが通りますから、取り外しもやり易くなっています。
RIMG6071.JPG
自分が購入した物は、専用のレンチが付属で付いてきましたから、作業は本当に助かります。
ちなみにこれは4㎜軸長が長いタイプのペダルです。
RIMG6072.JPG
SPD-SLの場合、クリートが左右に調整シロが有るので、組み合わせるとかなり外側にセット出来ます。
まあ「スピードプレイ」のペダルなら軸長を数種類選んで組み合わせられたりするので、そちらの方が良いのでしょうけど、今さら機材変更もお金がかかりますし、ケースバイケースでしょう。
これはXTRのSPDペダルに装着したものです。
RIMG6073.JPG
まあ、判っていましたが、見栄は良くないですよね。
また、延長していることで接合部の応力も増えることに成りますから、破損する事を考えると怖いですよね。
さて、最近のメインバイクで使用頻度が最も高いにFXに装着します。
RIMG6074.JPG

実は走行中に負荷を上げようと力むと外側に向けてクリートが外れる現象が続いたのも、今回Qファクターを見直そうと考えたきっかけの一つでした。


これで、ロングを走ってみて膝の負荷の様子を見てみたいと思います。


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ヘビー級チャリンカー

コメント失礼します。

ペダルエクステンダーを今回試験的に購入してみて、ネット情報収集していたところ貴ブログを見つけコメントさせて頂いた次第です。同じような悩みを持つ方がいて非常に嬉しく(?)思いました。

当方もほぼ同体格の自転車好きの中年になりますが、185センチ96キロ、足のサイズ29~30センチです。ウエイトトレーニングで体重を増やしたため大胸筋がつっかえてしまいTTバーを使用できないというロード弱者でもあります。

私もQファクター広めのクランクやフラットペダルの方がパワー効率がよく膝への負担も少ないと感じております。

この一文はまさに私も同感です。

ロードバイクで何故か坂を上るときより、MTBやクロスバイクの時の方がはるかに力強く登れる事が不思議で、色々と考えて辿り着いて答えの一つでした。


つたないコメントで申し訳ありません!
by ヘビー級チャリンカー (2023-12-05 18:45) 

soraneko

ヘビー級チャリンカーさんへ
コメントありがとうございます。

ご返答遅れて申し訳ありませんでした。
以前のように頻繁に更新していない状況でして、現在リハビリ運用中なんです。

ロードバイクの場合、我々のようなヘビー級を想定していない世界で(笑)、特にメディアやSNSも競技系の方のインプレやコメントがほとんどなので、自分も試行錯誤で現在の形に辿り着きました。

ロードバイクは本当にその人個人個人でポジションなど千差万別で、「これが正解だ!」問境地に辿り着くのが大変ですが、お互い頑張ってより良い自転車生活が送れるようにしていきましょう!


by soraneko (2023-12-12 08:01) 

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