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梅雨の晴れ間を狙って、佐渡一周バイクツーリングの旅 [オートバイ]

自分は此処のところ毎年佐渡に行っています。

「佐渡ロングライド」は1年おきに出ているので、参加しない年は、天気を見て晴れが続く時を見計らって、観光目的で訪れます。

今回はオートバイで、何時も走っている佐渡一周のコースを、反対周りでのんびり見てみたいという事で、梅雨の晴れ間が続きそうな6月16日から、PCXの自走で、佐渡にツーリング旅行に行きました。


とはいえ、どうもその前日までは天候が危なそうで、タイミングとルートを選定して、半日は雨の中を進むのは止む無しと15日に宇都宮を出て、国道294号経由で福島に入り、会津若松経由のルートを選択しました。
最初の休憩は、那須の「道の駅伊王野」で、ソフトクリーム休憩です。
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蕎麦の実入りという事でしたが、あまり良くわかりません(笑)
そしてコースの途中に「須賀川特撮アーカイブセンター」が有ることは確認していましたの、寄り道します。
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ここは日本の特撮の技術的な伝統を継承しようという目的の歴史的特撮資産の保存と、特撮技術伝承を目的にした講座などが開かれているようです。
展示品などは限られたものに成っているようです。
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まあ天気が良ければ一日で新潟港まで行ってそのままフェリーに乗るつもりでしたが、当初の計画では「雨天・山間・夜間」という、バイク走行の三大リスクが揃ってしまうので、少なくとも「夜間」を避けて磐梯熱海で宿泊する事にしています。
で、遅くなったお昼を国道8号線の中山峠にある「鞍手茶屋」さんで、けんちんうどんをいただきます。
このけんちんうどんは、野菜の旨味がしっかり汁に浸みこんだ美味しいモノでしたし、何より体が温まります。
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実は結構な量でしたが、この日はこの食事が「昼夕兼用」で、夜はホテルで缶ビール一本とおつまみ程度という、自分の最近の食事パターンです。
翌16日は完全な悪天候で、とはいえ想定内の事なので、レインウェアやシューズカバー、防寒インナー等フル装備で走りました。
まあ走り出し前から降っていると憂鬱ですよね。
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しかしこの日は、自分が走る郡山から新潟までの国道8号線沿いが、自分が走る時間に最も強い雨雲が被っていたようで、終始強い雨に降られてひたすら走っていましたが、最近のレインウェアは本当に優秀で、前回の雨走行試験の時もほとんど身体は濡れませんでしたが、それ以上の土砂降りの中半日走行していても、まったく体が濡れておらず、問題無しでした。
ま、気温が下がらなかった事と、PCXのカウルや追加したフェアリング、チンガードの恩恵もあり、タイヤの雨天グリップも十分で、臆せず雨天走行に挑めました。
今回乗るフェリーは12:30出発でしたので、自分は飛行機の時も含めて必ず1時間前に現着する事にしているので、11:15に佐渡汽船に到着です。
ここからフェリーの乗船に関しては慣れたもので、自動車、自転車、バイクで何度も利用している「お馴染みの場所」です。
今回2輪は2台しかなく、2輪が大体真っ先に乗船できるので楽でした。
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出港後はさっそくお昼で、船内食堂で「ブリのタレかつ丼」をいただきます。
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自分は普段魚介類が苦手なので手を出しませんが、佐渡に来れば話は別で(苦笑)脂がのって柔らかいブリが美味しかったです。
あとは船尾デッキで昼寝を決め込んで、体力回復を図ります。
佐渡発便お馴染みの、カモメの乱舞が見れますが、彼らはフェリーの巨大な船体を利用した「ドラフティング」で、なんと佐渡の両津港までついてきます。
よく見ると上手に負圧領域の気流をつかんで、ほとんど羽ばたかないでフェリーについてきます。
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両津港に到着し、さっそく近場の日帰り温泉に向かいます。
佐渡はすっかり雨も上がって快適な気候でしたが、流石に半日も雨の中走ってしっかり体が冷えてしまったので、風邪をひかないように温泉で身体を温める事にします。
ここは両津から南、「加茂湖」の更に南に行った里山の麓にある「新穂潟上温泉」で、古くから地元の人が利用している温泉です。
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泉質は塩泉で、ゆっくり浸かって体を温めるのにはちょうど良い温泉でした。
自分の旅行の場合、何よりその日の終わりに温泉に入って体の疲れをいやす事が優先事項で、これは車中泊でもバイクのツーリングでも同じ黄金パターンです。
この後はこの日の宿泊場所である「ドンテン高原ロッジ」に向かいます。
以前から気になっていた、山の上にある景観の良い場所のロッジで、とはいえイベントに使うのには場所がへんぴ過ぎて(苦笑)断念していたのですが、今回は念願かなって訪れることが出来ました・・・・が!
あー雲の中です(笑)
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下界は晴れてきていたので、湿った風が山頂を超える時に露点に達してたちまち雲に成っているという、高度の高いところあるあるでした。
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さてこの「ドンテンン高原ロッジ」ですが、おもに登山者やトレッキングの方が利用する「山小屋」で、宿泊施設はそれなりなんですが、此方のウリは食事でした。
ディナーがイタリアンのコースでしたが、例えば和牛や伊勢海老、アワビ等の高級食品を使うのではなく、佐渡産品の比較的ポピュラーな食材を中心に奇をてらわず丁寧に調理された素晴らしいコースで、このところ外食もほとんどなく、自炊で簡単なモノばかり食べていた事も有りますが、久しぶりに夕食をのんびり堪能することが出来ました。
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これはディナーの時にお勧めしていただいた日本酒の冷酒で、スッキリとしていながら日本酒の旨味も豊かで、かつ料理と調和していて本当に美味しいお酒でした。
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これは当然仕込まなくてはということで(苦笑)のちに沢根炭屋町にある、蔵元の「加藤酒造店」に寄って、大量に晩酌用に各種日本酒を購入させていただきました!
翌朝も起きてみれば雲の中(笑)でした。
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天気予報では佐渡は快晴のはずで、まあしばらく待てば晴れてくるでしょう。
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晴れてくれば高原の絶景が目の前に広がります。
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山の朝の朝食は早く、7:00頃には山を下りて、海岸線に出ます。
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しかし、あまりに天気が良くしばらく海岸線で寝転がって空を見ていました
なんだか急いで走り去るのがもったいなくなって、何も考えないでボケーとしてしまいました。
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ここで「仮面ライダークウガ」のED「青空になる」のメロディが唐突に浮かんできて頭の中をぐるぐる巡っていました。
本日は海岸線を右に見て、反時計回りで両津から佐和田に行く、「佐渡ロングライド前半戦」の、佐渡島の北半周の予定です。
と、その前に郵便局で軍資金の補給です。
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田舎に行くとコンビニもない所でも、郵便局はある場合が多く、そこのATMは使えます。
まあ、その為に郵便貯金の口座を作ったくらいです。
さて、いつもなら通過する「二つ亀」ですが、せっかくだから拝んでいきましょう。
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あと今回は敢えて反時計回りのルートにしたのは、何時もの反対回りする事で、今まで見ていなかったものを、見たり見つけたりするという目的がありました。
此処は「大亀」ですが、これも何時もの反対側からみた写真で、いままで通り過ぎてきて、背中に広がっていた風景だったわけで、何度も来ている場所でも新鮮な感動がありますね。
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この先に「大亀ロッジ」があり、そこの定番「ソフトクリーム」を食べて休憩します。
しかし、やはり佐渡は天気次第と申しましょうか、好天だと本当に青と緑尽くしの風景が広がります。
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ここはサイクリスタなら知っている通称「Z坂」の頂上の、トンネルを出たところのカーブです。
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まあ、此処の坂は巷で言われるほどの「難所」では無く、今の過積載(苦笑)の自分でも、ダメージを抑えてのんびり登りきることが出来ます。
本当の難所は後半戦に控えていますものね!
今回のコースで、見学するポイントはあらかじめある程度調べておきましたが、ここ「佐渡発酵株式会社」の甘酒もその一つです。
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此方のメインは自然発酵による「どぶろく」で「山廃仕込み」という、加熱しないでろ過する製法で作られており、天然酵母で乳酸発酵させているという、日本でもおそらく此処だけで作られているもので、甘酒を味わいましたが、生まれて初めての酸味と旨味が強いヨーグルトにも似た味の甘酒で、オリゴ糖も含まれているとのことで、最近流行の「腸活」にもってこいのモノです。
 
この後、昨年のイベントで地元の方に伺ったブランド米を生産しているという、「棚田」をさがして見に行きます。
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海岸線からは見えない、山の上に広がっている棚田で、これはかなりの絶景です。
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佐渡のコメが美味しい事を知らない人は多いのですが、その中でもこのように山の中で山から引いた清流の水を使って生産されるブランド米は本当に絶品で、商品として首都圏に出回ることがほとんどないので知られていないとのことです。
自分は佐渡と言えば食事で一番楽しみなのが地元のご飯だったりします。
ま、水も良いわけですから、そうなると「日本酒」が美味しくないはずがありませんよね!(笑)

さあお昼・・・・なんですが、飲食店が無いんですわ(苦笑)
ここで色々探していたらを「お惣菜ひろ」さん見つけました。
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メニューは限られていてお弁当を買いたかったのですが、予約分だけとのことでコロッケとチーズ入りのちくわフライを2個ずつ購入しました。
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余り物と冷ご飯ですがと、温めてパックに詰めてサービスでいただいて、本当にありがたかったです。
優しい女将さんに近くの公園を教えてもらい、そこで海風に吹かれながらノンビリお昼を楽しみます。
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こうなると急ぐ理由もないので、ラジオを取り出して音楽聞きながらお昼寝を決め込みました。
こういうスタイルは今後続けてみたいですね。

今回特にコレと目標を決めていないので、行き当たりバッタリで佐渡金山近くまで来ましたので、今回は鉱山の設備の歴史遺産である「北沢浮選鉱場」を見学します。
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なんでも「佐渡のラピュタ」とか言われているようで、まあ言われてみればですかね(笑)
この日は早めに予定を切り上げて、相川に預託した宿に行きます。
ここは海岸線沿いにあり夕日がきれいな場所です。
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次の日は佐渡の南半周の予定ですが、まず佐渡ロングライドの会場である佐和田から、コースを反対に辿る日程です。
ロングライド系サイクリスタにはお馴染みの場所ですよね。
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しかし、毎度毎度最終盤のこの辺りは既に限界ギリギリで走って、まあ周囲の様子なんて見ていないんですわ(苦笑)
で、今回は出来るだけゆっくり走って、雰囲気を楽しみます。
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此処は「素浜海岸」で自然公園に成っていますが、昨日まで走っていた風景とは随分雰囲気が違いますが、もともと佐渡島は南北は別の島で、地殻変動で海底が隆起するなどで、一つになったそうです。
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佐渡はこの自然環境で「日本ジオパーク」に認定されており、島の自然環境がすべて貴重な財産とも言えますね。
そういえば、ここは佐渡ロングライドの最終エイド地点なのですが、一度もトイレに入った事が無かったですね。
まあ、出すもの出し切っていたのでしょうね(苦笑)
このまま海岸線沿いを一周・・・・出来ない部分があり、山側に上がって走っていると「ドコドコドコ」と聞き覚えのある和太鼓の音がして、「佐渡太鼓体験館」まで来ましたが、ここから海岸線までのコースが、実は佐渡ロングライドで最大の難関と言われている所です。
なにせ170㎞程走った後に出てくる険しいヒルクライムですから、ここで脚が終わってしまうサイダーも多くいます。
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此処が昇り口ですが、この風景を見ると身が引き締まる・・・と言うより寒気がします(笑)
いったん海岸線を走りますが、また山の上に上りオーシャンビューの気持ちの良い道を「沢鼻崎灯台」を目指します。
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その先にある展望台で休憩します。
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ここも気持ちの良い場所で、別のライダーが東屋で寝転がって読書に興じていましたね。
本日の観光のメインは此処「宿根木の町並み」です。
JRのCMで有名になった場所ですが、昔からの佐渡の寒村の町並みが保全されています。
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なかなか趣がありますが、基本古い木造建築とあれば、「防災士」としてどうしても気に成ってしまうのがまず「火災」で、何の対策も無ければあっという間に類焼して灰に成ってしまいます。
ちなみに天災や戦争以外で、近世で起きた大きな都市火災の多くは、風の強い日本海側で発生しています。
耐震性や海沿いなので当然「津波」も心配で、案内所にいる案内係に方にその辺りを聞いてみたところ、なんとその方は佐渡市で初の防災士に成った大先輩で、かなり真剣に対策を施しておられましたので、観光で訪れた方々は、安心してこの街並みを堪能できますね。
その方自分より一回り上の年齢で、昭和39年に発生した「新潟地震」も体験しており、此処も地震の後沖合まで海が引いた後に津波が来た事等をご教示いただきました。

流石に此処まで休憩なしで3時間ほど走っていましたので、町の中にあるカフェで休憩です。
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さて先に進みますが、これもいつも横目で見て通過していた「佐渡国小木民族博物館」です。
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此処佐渡島は江戸時代に大阪と蝦夷(北海道)を往復する千石船の「北前船」の寄港地で賑わったところで、ここは当時の船を現存していた図面から新規再生した船体が展示してあります。
お昼は小木港で行われているお祭りでと思いましたが、やはり自分は人込みは苦手で、早々退散します。
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この先両津まで補給ポイントが乏しいので、内陸に入り羽茂という町ならコンビニ・ガソリンスタンド・ホムセンなどあるので、バイクのガス補給も済ませて、「りか亭」という食堂でお昼です。
ここは地元御用達の食堂で、こってりした味付けのオカズで大盛ご飯を頂くというスタイルのお店です。
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そういえばここは2度目で、GoogleMapの記録だと5年前に来ている事に成っています。
て、そんなことも記録されている?ある意味怖いわ!
お腹も膨れてのんびりと海岸線を走ります。
イベントなどでは、ゴールする事が最優先なのでなかなか見れない所もあります。
幾つかの灯台を見て回ります。
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佐渡一周線も自分が走り始めたころからは随分改修が進みましたが、まだ車が一台やっと通れるような細い道もいくつか残っています。
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大雨や地震などで崖が崩落すると、容易に不通になりますし、過去にそれでコースの変更も有りましたね。
此方は佐渡島最東端の「姫崎灯台」で、なんか寂れていますが、かつては観光コースとしてにぎわっていた時代も有ったのでしょうか?
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休憩所なども有りますが今は閉鎖されています。
佐渡も何度かの「観光ブーム」で賑わったことが有りましたが、最近は年々寂れていく方向にあるようです。
まあ、観光客を数多く呑み込んで消費するような「昭和型観光地」は全国軒並み壊滅の方向に向かっています。
佐渡の場合色々と「方向転換」を図っている所で、それが実ってくれるといいですよね。
早めに両津に着きそうなので、何時もとコースを変えて、加茂湖の南側から沢田を目指します。
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ここで一般的な観光でないところを一つ。
かなり以前に偶然来たこの公園で自分の好物を見つけました。
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これは航空自衛隊が要撃戦闘機として使用していた。ロッキードF104Jスターファイター、自衛隊のコードネームは「栄光」戦闘機ではないですか!
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現地には何でコレがここにあるのかを説明するものが何もないんですよね。
子供が普通に遊具にしている所が見方によっては凄いです(苦笑)
このF104戦闘機ですが、1950年代でマッハ2を誇る高速機で、最大の特徴はこの主翼で、面積が小さくナイフのように薄い主翼で衝撃波を突破するように設計されています。
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ほとんど紙飛行機ですよね。
また専門的に言うと、このインテークがキモで、三角のショックコーンで発生した衝撃波をダクト内に入れて、大気を圧縮して燃焼器に送ることで、音速を突破できるための高出力を得ています。
Ninjyaのラムエアシステムのようなモノ(かなり違うけど)かな。
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佐渡にはこのほか、佐渡分屯所(山の上のレーダー基地)にF1戦闘機、赤泊港にT33練習機があるとの話で、次回のテーマですね(苦笑)
この時点でまだ15:00ですが、連日の疲れが出てきたようでここは早めに切り上げて体力回復を図ります。
まず、溜まった洗濯物をコインランドリーに行きます。
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ここも前回の旅行で使ったところで、最近は何処でもコインランドリーが有るので、衣服類を少なめにすることが出来るのは、トラベラーにはありがたい限りです。
洗濯している間、近くの日帰り温泉で汗を流して早めに宿に入ります。
まあ、この歳だと夜の街に繰り出してウッハウッハするような元気は無いですねぇ(苦笑)。
もっともそういう事にもとより興味もなくなってはいるんですがね。
基本的にこれで佐渡周遊の旅は終了で、大変満喫出来ました。
翌日は基本帰路で、佐和田から小木港への移動です。
県道を使えばあっという間で、それでは面白くないと悪い癖が出て別ルートを選びましたが、案の定道がだんだん怪しくなってて(苦笑)。
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結局林道の様な険しい峠を越えて海岸線に出ました。
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帰路のフェリーは小木港から直江津港の航路で。自分が佐渡ロングライドに出ていた最初の頃は、新潟からの便がなかなか予約できないのでこちらを使っていました。
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一時高速船が就航していましたが、佐渡汽船の経営悪化でフェリー便が廃止に成っていた時期が有りました。
この度メデタク再就航となりましたが、やはり平日だと乗船する車は少ないようで、今後も厳しい事は良そうに難くありませんね。
結構早めにつきましたので、お土産屋さんでソフトクリームを食べます。
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おけさガキソフトを選びましたが、冷凍してある柿の実のさわやかな甘さと濃厚なミルク味のクリームの組み合わせがなかなかのモノでした。
ちなみに「みかん」とありますが、なんでも佐渡はミカンの栽培北限だそうで、島の南部では柑橘類の栽培が盛んに行われるように成っていました。
さてそろそろ乗船です。
えっ!本当にこれだけなんですか?で、車両デッキはガラガラでこれは完全に赤字ですよねぇ。
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乗船して送迎デッキで外を見ていると、港にわらわら人が集まってきて、演奏を始めました。
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どうも出航するときに「お見送り」をしてくれているようで、船が港を出るまで見送ってくれました。
心が温まる心使いですね。
これで佐渡もしばらく見納めで、例年のパターンでは来年は「佐渡ロングライド」出場の順番なのですが、現時点の自分のパフォーマンスでは絶対無理で、まあこれは今に始まった事では無く、「その気」になれば1年も有れば十分仕上げる事は可能なのですが、問題はそれだけの「熱意」が戻るかどうか?という所でしょう。
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13:15には直江津に着きましたので、若いころなら一気に宇都宮まで戻っていたところですが、この歳よりが(笑)バイクでの無理は厳禁で、疲労がたまると事故リスクが一気にレットゾーンを超えてしまうので、のんびり行きましょう!
ここは飯山市の国道17号線にある、「道の駅 花の駅千曲川」で遅めのお昼休憩です。
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野沢菜ピザとリンゴソフトソーダを頼みましたが、結構イケル味です。
ここは景観が良い事で有名な道の駅で、花畑も整備しているなど結構面白い所ですね
現在改修中のようで、駐車エリアを広げていたようですが後で「車中泊」で利用してみたいです。
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この後は「野沢温泉」に行って、温泉街を通過して「麻釜温泉公園ふるさとの湯」に行きました。
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平日ですので観光客もほとんどおらず、チョット熱めですがゆっくりと源泉に浸かることが出来ました。
本当は渋峠を通って「草津」まで行きたかったのでですが、疲れていての山岳コースは危険と判断して、野沢市内で宿を取りました。
翌日はさっそく国道292号線で渋峠、「国道の最高標高」に上りました。
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此処に来ていた他のライダーの方曰く、この季節でこれだけ見通しの良い天気になることは珍しいそうで、良いタイミングでした!
最高高度地点からの眺めです。
水蒸気が立ち上る白根山を臨むことが出来ました。
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ここから先の「草津白根レストハウス」まではヒルクライムイベントの「ツールド草津」で何度か訪れていますが、このイベントも白根山の噴火以来しばらく開催されていませんでした。
地元のサイクリスタと話したら今年は再開されていたそうですが、知らなかったなぁ。
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草津温泉に浸かっても良かったのですが、そうするともう一日宿泊してしまうようなので(笑)、一気に通過して、休憩は八ッ場ダムのある「道の駅八ッ場ふるさと館」で休憩します。
で、せっかく来ているのでその先の見晴らし台に上って八ッ場ダムを見ます。
IMG20230620100933.jpgここも散々もめたうえで・・・と言うより余計な因縁付けられて随分竣工が遅れてしまいましたが、困ったモノです。
帰路ですので寄り道せず真っすぐ帰った方が良いのですが、ルート上に以前チェックしてあった「赤城第一円環分水工」を見てみます。
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此処は赤城山の麓の高地にあって、赤城山の大沼から灌漑用水として整備されていたようで、農業用水の確保で随分苦労していた事が分かりますね。
この日の夕方までに無事帰宅出来て、今回の佐渡ツーリングの全工程・・・・
いやいや、装備品の整理まで済んで、初めてコンプリートに成ります。
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バイクを洗ってバック類も蓋を開けて「天日干し」して雨天走行や洗車の湿気を取りました。

今回は全工程1062㎞走って、燃費は燃費系で50.7㎞/リットルでした。

交通費としてはガソリン代とフェリーの往復船賃で18160円でしたが5泊6日の旅で、島まで渡ってのツーリングとしては、結構リーズナブルだったと思います。

当然キャンプなどを混ぜればもっと旅費は圧縮できますが、流石に最近テント泊だと疲れが取れないんですよねぇ(苦笑)


まあこれでタップリと佐渡とツーリングを堪能することが出来ました。

佐渡旅行は毎回あまりに楽しくて、帰宅してからがしばらく「佐渡ロス」に成ってしまうほどです(笑)


しかし旅はやはりいいですね。

自分の場合、旅先であった現地の方や、同じく旅の途中のライダーとのふれあいで、色々な事を学ぶことが出来るのが、自分にとっては最大の財産です。

まあ、自分の人生史上最も「自由」に成った今の自分ですので(笑)、何時でも何処でも行けるとは思いますが、あまり調子に乗るとしっぺ返しがあるので、まあ身の丈と自分の健康考えて、次の旅でも計画しますかね!

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久々のバイクツーリング旅行で、桜咲く伊豆へ [オートバイ]

昨年の夏に、北海道へフェーリーを使ってのオートバイツーリングをしましたが、それ以後自分を取り巻く環境は激変してしまいました。

まあ、ようやく落ち着いて来ましたので、半年ぶりにオートバイでツーリング旅行に行きました。


この時期ですと、昨年自動車で車中泊旅行に行った伊豆に行けば、「河津桜」が満開で、しかもジオスポットの「大室山の山焼き」の行事にもかち合うという事で、行先は伊豆で決まりです。

一応自動車の車中泊も視野に入れて準備しておきましたが、天気は良さそうなので、バイクで25日土曜日の6:30頃自宅を出て、下道をのんびり走ります。

まあルート選定とかしていなかったので、国道4号線から122号線、環状八号、246号という主要道路を繋いで走っていたのですが、土曜日の午後という事をすっかり忘れていて(苦笑)、環状8号線から延々と渋滞の中をノロノロ進むことになりました。


秦野市をこえて、上りの山岳地帯に入ると黒雲が内陸部から流れてきて、御殿場に入るまで結構な雨に降られましたが、雨具を着なくともPCXはカウルやロングシールド、チンガードなどが効いているのか、思ったほど濡れないので、あとは雨が上がって走っている間に乾いてしまう程度で済みました。


さて、明日の予定は状況見て動こうと考えていたので、宿泊地は何処にでも動ける伊豆半島の中心部、伊豆の国市にある、「道の駅 伊豆のへそ」に併設されている、「HESO HOTEL」に宿泊しました。

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ま、特に目的がある訳でなく、場所で一番安いもので選んだだけだったのですが、じつはこのホテル、道の駅にこれまた併設されている、自転車観光の拠点としてメリダが運営している「MERIDA X BASE」の中で運営されているホテルでした。

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メリダのHPの解説によると「XCITING(EXCITING)」 「XCELLENT(EXCELLENT)」「XPERIENCE(EXPERIENCE)」

の3つのXをコンセプトにMERIDAの「楽しさ」を「最高」の環境で「体験」することができます。
ご購入前の検討だけでなく、様々なイベントやサイクリング途中の休憩施設や集合場所」

なのだそうで、最新のメリダバイクが取り揃えてあるという事で、今度はこれを目的にここに来ても良いかなと思いました。

以前なら最新のロードを・・・となっていたでしょうけど、周囲は山だらけの場所ですし、なにせ根性挫けているので(苦笑)今度此処で最新のEバイクをぜひ試してみたいと考えています。

面白い名前の「HESO HOTEL」の方ですが、素泊まりで3998円と、とてもリーズナブルで、施設もまだ新しいので快適に宿泊できました。

此処は、自転車抜きでも今後利用したいと思いましたが・・・・・確か今回自転車は一切絡まない旅のはずだったんですが、自分はどうも自転車の方から縁を切ってくれないようですね(苦笑)


さて本番の翌26日ですが、朝食を朝マックで済ませて、まず「大室山」へ向かいます。

実は、2週間前に天候不良で中止になっていたの自動車で来てしまっていて、その時にある程度のロケハン済ませて追いだので、バッチリ見えるポイントである地区の駐車場に目星を付けていました。

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「さくらの里」という所の駐車場ですが、自分が行ったときはまだガラガラで、まだ時間も早かったことから、此処から「河津桜」を見に行くことにします。
事前の情報では、満開という事で休日には周辺の道路が大渋滞と聞いていたのですが、9:00頃はまだ渋滞というほどの車列に成っておらず、40分ほどで現地に到着しました。
とはいえ駐車場周辺は混雑が始まり、ほとんど埋まっている状態でしたが、2輪専用駐車場はまだガラガラでした。
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やはりこういう有名観光地の場合、自家用車で直接乗り込むのは渋滞を増長させて自分が嫌な思いをする以上に、地元に迷惑をかけてしまうものだと思いますねぇ。
地元の人に聞くと、手前の駅に車を置いて「伊豆急行」で来るのが一番良いとのことです。
自分の場合は、昨年手前に車を置いて、折り畳み自転車で平日に来ましたが、広範囲に見て回れるメリットもあり、次回はまたその手で来ようと思います。
さて駐車場から会場の河沿いに向かって歩き出しますが、既に菜の花も満開状態で黄色いジュウタンに成っています。
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桜も期待通りに満開です。
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今年は規制なしの通常開催という事ですが、自分は特に気にしていませんでしたので、出店とかがたくさん出してくれるのなら大歓迎です。
此処から海の方に歩いて行きます。
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この日は本当に快晴で気持ちが良い観光日和です。
今度は海から上流に向かいます。
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この辺りだと柑橘類も豊富に実っていますね。
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河津小学校の校庭に桜という構図です。
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まだ10:00頃ですが、この時間帯なら混雑もさほどではないです。
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さてここでランチも済ませてしまおうという事で、色々屋台を物色しましたが、伊豆に来たならやはり海鮮物は外せないという事で、サバの干物、みりん星が目に留まり、その場で七輪で焙ってくれるというので注文しました。
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正直魚が苦手な自分ですが、自分の歳の栃木県在住の人間には結構多いんですよね。
なにせ当時内陸部の栃木県は、冷凍技術低かったこともあり、何度か冷凍と解凍を繰り返して生臭いモノと相場が決まっていて「魚嫌い」になるんです。
自分の場合30代半ばまで「生魚が食べられない」人間でしたが、日本中旅をすることで「本当に新鮮で美味しい海産物」に触れる事で、何とか食べられるようになったくらいです。
しかし、その魚嫌いが、皮付のまま骨も残さずペロリと平らげてしまうくらい、本当に美味しい干物でした。
これはビール・・・というより白いご飯が欲しかったです(笑)
此方は桜のエキスが入ったソーダ水で、酸味が効いて美味しかったです。
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更に進むと数種類の柑橘類を販売している露店で、それを絞った生ジュースを販売していました。
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生絞りのフレッシュジュースで、さっぱりしました。
11:00を回ったころで、渋滞も本格的に成ってきて、駐車場待ちの大渋滞に成っていました。
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自分の場合、自転車やオートバイのアクセスが当たり前に成って、自動車での渋滞は本当に勘弁してほしくなりましたねぇ。
 
とはいえオートバイも大集合状態です。
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ぱっと見で、随分高級なバイクがずらっと並んでいるように見えます。
なんだかブーム時のロードバイクの車列を見ているような感じですね。
さて肝心な大室山の山焼きですが、12時から麓の方から始まるという事で、急いでそちらに向かいます。
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ちょうどロープウェイの反対側に来た辺りで煙が見え始めました。
当初の場所で見ようと移動しました。
ただ地元の方に「火の回りは早いからあっという間だよ」と聞いたのですが、ほんとうに、あれよあれよという間に火勢が広がっていきます。
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さくらの里駐車場に着いた時には「真っ黒こげ」でしたね(笑)
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今回初めての見学で、要領が分からなかったのですが、次回は一か所に腰を据えてじっくり見た方が良さそうだと思いました。
写真というより、タイムライン撮影みたいな方が面白いかもしれません。
さて13:00頃には終わってしまいましたので、あとはノンビリとしたかったので、まず近場の温泉を探しました。
この日は本当に見晴らしがよい日で、大島がクッキリ見えます。
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で、せっかくだから海が見える露天風呂に入りたいという事で、検索をかけたところ、大川温泉磯の湯という露天温泉があったので、そこに向かいますが地図上にある場所に見つかりません。
何度か通り過ぎて横を見ると、あっ!あの道路下の建物か?という事で、道路反対側に降りて道路下の駐車場にバイクを止めます。
で、この先に本当にあるの?
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なんか、雰囲気怪しいですよねぇ(笑)
道路の下を潜り抜けて海岸線沿いに出ると小さな船着き場があります。
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その先の汚い小屋(失礼!)がどうもそのようです。
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脱衣所があるだけの簡素な露天風呂ですが、自分はこういう野趣あふれた趣のある温泉の方が好きですね。
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他にお客さんがいないのと、ロッカーが無く(苦笑)湯船の横に荷物を持参していたので、一般的に本当はダメなのですが、湯船を撮影しました。
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かなり熱い源泉で、泉質も良く気持ちの良いお風呂で、時間も時間だったのか余り混むこともなく、何組かのお客さんと歓談しながら2時間程ノンビリ浸かっていました。
この後少し早いですが、この日に宿泊する熱川のホテルにチェックインしました。
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熱川の温泉街を抜けて海岸線沿いにあるホテルですが、部屋から海がバッチリ見える「全室オーシャンビュー」というロケーションで、これだけで十分価値がありますね。
夕方になると夕日に照らされた大島が綺麗です。
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翌朝は露天風呂から綺麗な朝日を拝もうと5時ごろ起床しましたが、既に水平線は朱に染まっていました。
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日の出です。
これは自分の部屋から撮影しました。
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こんな風景を見ながら露天風呂で朝風呂が出来るなんて!
ああっ贅沢三昧ですな(笑)
この後朝食を食べて8:30頃ホテルを出発します。
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さて、このホテル、眺望もよく設備も古いながらそこそこで、朝食も美味しく、値段もまあまあだったんですが、おそらく経営主体が海外資本の運営グループとかに買われて再生されたホテルだと思うんですが、従来のイメージからすると、驚くほど従業員の姿がホテル内に居ません。
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ホントに少人数で、表に出ている人間はすべて外国人従業員なのは珍しくなく、従業員のレベルも決して低くはないのですが、一人でかなりの業務量を重複してこなしているようで、これでは「サービス」の部分での「おもてなし」というモノはほとんど期待できません。
まあ、今のご時世ですからそういった付加価値のあるサービス受けたければそれなりの料金を払うべきなのでしょうし、海外のホテルなどを見ても従業員は海外の労働者を使っているなど当たり前なので、この点に文句はありませんが、チェックインは細かいニュアンスが通じない故か、やたらに時間がかかつてしまい、オマケにチェックアウト時は、朝食の給仕でフロントが居ないので出来ない始末で、明らかに従業員の数が少なすぎたようです。
さて、ホテルを出て帰路につきますが、まあ主要道路を繋いで最短距離で帰るのが一番楽なのですが、せっかくこれだけ天気が良いのですから、景観を楽しみながらツーリングしたくなるのが人情というモノでしょう(苦笑)
という事で、海岸線では無く「伊豆スカイライン」で、半島の尾根沿いに芦ノ湖を目指すルートを取ります。
途中まではまるで茨城県の田舎の広域農道の様な感じですが、途中から富士山がくっきり見えてきました。
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此方は巣雲山展望台からの富士山です。
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自分たちのように北関東の人間にとって、南側から見える富士山は見慣れない山容で新鮮ではあります。
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伊豆スカイラインを抜けて芦ノ湖に出たときに、1号線で帰るか、御殿場から246、もしくは山中湖まで行って道志道で帰るかの選択に成りますが、せっかくだから山中湖まで行こうと御殿場に向かいます。
御殿場付近からまじかの富士山です。
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ここから山中湖に向かおうとしますが、一昨日自分が降られた雨はこの辺りだと雪になっていたようで、路面も日陰は凍結していたので、危険と判断して引き返して246号で帰ることにします。
芦ノ湖から御殿場に降りる道も、所々凍結していましたので、本当に恐る恐る走っていたので周囲からは「下手糞なライダーだな」とののしられていたかもしれませんが、路肩に雪が積もり、融雪剤が撒いてある道路で、車体を傾けて速度を出して走る「蛮勇」は、自分は持ち合わせておりません(苦笑)
ルート選択もそうですが、人から「臆病者」と罵られるぐらいが丁度良く、死にたくなければ臆病者に成るのが一番です。
ま、若いころはまだ勇気が残っていたので(苦笑)、何度も死にそうになったという「反省」の上の発言ではありますがね!
この後は撮影もなく、粛々と帰路を走っているだけです。
厚木の手前で若干渋滞に会って迂回したほかは、主要道路を北上して、19:30には自宅に無事到着しました。
往路は245㎞、帰路は320㎞、途中250㎞程走り回り、今回のツーリング旅行のミッションコンプリートです。
燃費は往路は48.5㎞/リットルで、復路は53.5㎞/リットルと、渋滞や山道ばかりでも相変わらず高燃費なのが、お財布にとってもやさしいですね。
しかし、原付二種125㏄のスクーターで走る距離やルートでは無かったかもしれませんが(苦笑)、このバイク不思議と疲労感が少なく快適に長時間走れる特性のようで、自分の使い方に最適のバイクのようです。
ただし勾配が10%近くに成ると、50㎞/h以上で出なくなり、「モアパワー」と思うのですが、これは自分がバイクでも「どすこいライダー」で「重量超過」からだと思いますので、たとえエンジン付きに乗ろうとも、減量からは逃れられないという事のようですね(苦笑)

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こんな時代だからバイクもドライブレコーダーを [オートバイ]

いやはや、これは歳のせいだけでなく、半年も遠ざかっていた影響でブログの書き方を忘れてしまったようです。

以前はどうやってまとめてたのでしょうか?


さて、自分が遠ざかっていただけでなく、最近ブログ文化自体が衰退していて、一時の勢いがないのは判っていました。

自分もツイッター等に慣れてしまうと、正直一つの記事を作るのが物凄く面倒に成ってしまいました。

その時の言いたいことを140字程度で呟けたり、写真や動画主体でインスタグラムやフェースブックの方がはるかに楽ですし、請求力も遥かにあることは間違いのない「現実」なのだと思います。


でも、自分がブログにこだわりたいのは、この「面倒くささ」であって、手間がかかるからこそ作り込む面白さがあると思っています。

そもそ自分の文書作成能力を鍛える為という目的もありましたしね。


ただ、以前ほどの情熱は既に存在していないので(苦笑)、以前よりタップリ時間は取れるはずなのに、気が向いた時に作業をするのが前提となるので、更新の間隔は長くなると思います。

これも義務感でなく自然体で臨んで行きたいですね。


さて何時も通りクドイ前置きで恐縮(懐かしいフレーズだなぁ)ですが、ここからが本題で、今回は愛車の原付2種のスクーター「PCX」に、ドライブレコーダーを付けてみましたという話です。

とにかく「不幸な時代」に成ったものだと情けない限りですが、交通事故も映像の証拠を残しておかなければ、平気で嘘ついて逃げ延びようという輩が珍しくないうえに、2輪の場合は路上では「交通弱者」であり、平気で煽られたり当て逃げされてしまう事が珍しくなく、自爆で命を失う事に加えて理不尽に撃墜されて死んでしまっては、これこそ死んでも死に切れません!


まあこれは自転車の場合も同じと言えて、ロードバイクへのドライブレコーダーも真剣に検討していて、両方で使えるヘルメットマウント式を真剣に検討していたのですが、なにせ自分の場合「日が昇ってから沈むまで」走ってしまうロングライダーであって、収録時間が問題となって設置型に落ち着きました。


これも贅沢を言えばキリが無くなりますが、条件として

1、前後2つのカメラがある

2、モニターで、後方確認をルームミラーのように出来る。

3、出来れば2万円程度

4、取り付けが面倒でない

等を検討して、以下の商品を購入しました。

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実際はタイムセールで19999円と何とか2万円以内で購入出来ました。
さて取り付けようとしましたが、実は懸念していましたが、PCXはフルカウルの為、結構面倒な事に成ると予想していましたが、やはり配線を綺麗にするためには、該当する部分のカウルを外さなければいけないようで、今回は「簡易的」に外部配線で、電源もモバイルバッテリーを使うという、チョットいかさまに近い方法で実装しました。
 
まあ本体の耐久性が分からないので、本格的に配線してしまうと直ぐに交換なんてこともあり得るので、様子を見て大丈夫そうなら別件も含めてカウルを外すときにきちんと電源も含めて配線しようと考えました。
幸いというか、自分のPCXはロングシールドに代えてあり、メータカウルの上に広大なスペースがあるので、此処に機器や配線を纏めてみました。
本体に小さいモニターがあり、これで後方カメラを移せば「電子式ルームミラー」の代わりに成ります。
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自分がバイクに乗って一番不満なのは、真後ろの確認が出来ない事で、自動車に乗っているときは常に視界の隅で後方確認しているクセが付いているので、いちいち視線をサイドミラーに移して後方を確認するのが本当に面倒でした。
あとPCXのカウルは綺麗なラインを描いて優れたデザインなのですが、カメラを固定する平面を探すのが大変で、結局横に飛び出した形で固定しました。
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後方カメラはデイトナで販売しているナンバープレートにかませるアダプターを使って設置します。
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で、今回最も有効なパーツは、リアBOXに貼った「前後録画中」の黄色いシールかもしれません(苦笑)
実際これを車にも貼っていますが、いい気になって煽ろうと近づいてきた愚か者が、このシールに気が付いて後ろに下がっていくケースが多いです。
そもそも「証拠が残る」から煽らないなどという根性が、ぼくは根底から気に入りません!
実際PCXでも後ろから煽られる頻度は劇的に低下しました。
話はそれますが、自分はバイクで速度を出すつもりは無く、かといってノロノロ走っている訳でもなく、法定速度より若干早い程度で様子を見て走っていますが、栃木県の場合本当に質が悪く、郊外の農道などそんな自分を凄まじい速度で追い越していく車は少なくありません。
事故の重篤度は速度に比例して悪化していきますから、一般道でそんな速度で走って事故など起こせば、その結果は悲劇的なものになることは、読み書きができて免許取れる人間なら誰でも理解できるはずなんですが、そのあたりの抑制が効かない人間は、前頭葉がそもそも少ないか、加齢で機能が低下している・・・まあ単なる大バカ者と言えるでしょうね。
自分はバカは相手にしたくないので、ドライブレコーダーが「お守り」か「護符」の代わりに成って安全に走行できれば2万程度は安いものだと思います。
しかし「護符」で退散するという事は、もはや人間ではなく「魑魅魍魎」の類の「化け物」なのかもしれませんね(苦笑)
あっ、ツイッターのように文字制限が無いのは気持ちが良すぎて、つい余計な事をたくさん書いてしまいました。
さて、話を無理やり戻しますが、これが実際撮影した画像です。
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昼間で明るいので条件は良いですが、ナンバープレートなども十分判別できますので、まずまず実用性があるドラレコだと思います。
ただ、これが現実的に役に立ってくれる事が無いほうが良いのは言うまでもなく、馬鹿者除けの護符で終わってくれることを祈るのみです。
と、こんな感じの記事に成りましたが・・・・・
いや、自分で読んでもあまりまとまりが無く、いまいちだなぁ(泣)
まあ、今回「リハビリ」のつもりで記事をまとめましたが、徐々に戻していくことにしましょう。
 

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全国の基地祭再開!今回は千歳基地にバイクでアクセス [オートバイ]

北海道千歳市の、航空自衛隊千歳基地にて、7月31日に「千歳基地祭」が、3年ぶりに開催されました。

まあ、此処に限らず陸海空自衛隊のイベントは、ほぼ3年ぶりの開催に成っています。

コロナ禍第7波・・・・もう止めましょうよこういった茶番は!


と書きながら、この記事がアップされなかった原因は、自分が「コロナ感染者」に成ってしまったからです(泣)

実は今年は5月連休前頃から持病の「副鼻腔炎」が再発したようで、頭の芯が重く鼻水が出る症状が続いていて、身体も怠く調子が今一でした。

それがこのところの暑さで体力が落ちていた影響で、千歳に行く1週間前くらいから症状が悪化していて、熱は無く抗体検査でも陰性だったので、スケジュールを強行しましたが、帰宅翌日から高熱が出てしまい、簡易抗体検査で陽性が出てしまいました。

恐らくコロナウィルスの感染そのものは、早い時期からあり潜伏してたけど、体力があるうちは症状が出なかったものの、旅の疲れで一気に症状が出てしまった感じです。

自覚症状も無く、抗体検査程度では検出されない「キャリア」の存在は、巷で聞いてはいましたが、まさか自分がそうだったとは?

結局この状態では通院しても意味が無いと、コロナ禍初期の頃に買い溜めておいた「解熱剤」や「症状緩和の漢方薬」「パルスオキシメータ」「栄養補助食品」を活用して、自主隔離で自宅療養で回復させました。


さて肝心の千歳基地祭ですが、以前ですと自家用車で行くか、飛行機で行ってレンタカーを借りる等と言う交通手段を使っていましたが、今回は経費節減の目的で、バイクを使って大洗から「三井商船フェリーさんふらわー」を使うことにしました。

なにせ運賃が自動車で行くと片道42300円の所、400ccまでのバイクだと12600円と1/3以下と言うのは非常に大きいです。


この日は首都圏より北海道ツーリングを目指すライダーが集まっていました。

うんうん、みなさん本当に良いバイクをお持ちで、原付2種なんぞ俺しかおらんわ!
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出航は19:45なのでまだありますが、なんとも暑い一日でした。
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この「さんふらわーさっぽろ」ははじめてのるふねです。
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まだ新しい船のようですが、そういえばサンフラワーはトラック火災で一隻失っていましたね
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流石最新の船で、排気煙が全く見えないし匂いもほとんどありません
揺れも無く快適な船旅ですが、まあ特にやる事も無いので、自分のベットに籠って、パットに入れておいたアニメ鑑賞で時間を過ごしました。
翌日の午後に苫小牧に入港して、この日は札幌の格安ゲストハウスに宿泊しましたが、部屋の内容はともかくエアコンが無い部屋で(笑)今年一番の暑い日にエアコン無しなんて(泣)
なんか寝不足でふらふらしますが、朝ごはんを「すきや」で焼肉定食を食べてスタミナをつけて・・・・あれっ・全く北海道らしい観光していないぞ(笑)
さて「千歳基地祭」ですが、完全復活という訳ではなく、入場制限を設けて、一部展示機材を新千歳空港側に設けたりしましので、通常の混雑も無く、特にオートバイはそのまま敷地内の駐輪場まで入れるので、非常に便利でしたね。
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ああっ、このために免許取ってバイクを購入したようなものだものなぁ(笑)
千歳基地は何度か訪れていますので珍しい事は有りませんが、おっ!ゲートガードのF104だ!
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自分が飛行機趣味を本格化させたのは1993年からですから、現役でこの機体の飛ぶところは見ていないですね。
会場には「ブルーインパルス」のT4がスペア機含めて7機勢ぞろいです。
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スペア機は本当に必要なの?と思われる方もいると思いますが、自分は前日にバードストライクのエンジン故障やトラブルなどで、このスペア機が稼働しているのを数度目撃しています。
先に書いた通り入場制限があるので、基地祭としてはガラガラですね。
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でも自分が見始めた90年代の頃は、地方の基地祭など行くとこんな物で、比較的ガラガラでしたよ。
記念塗装のF15です
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F2戦闘機ですが、何処から?
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これは基地警備隊の警備車両です。25㎜ブッシュマスター機関砲が回転砲塔に装備されています。
対空は目視?ということで、ミサイルなどの高速目標はあまり有効ではない?
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これはF15に装備されているAIM7M「スパロー中距離ミサイル」ですが、もとは「ベトナム戦争」で使われたという骨董品で、一応最新型とはいえ、常に誘導が必要な旧式ミサイルで、こんなモノを持たされて任務する隊員の気持ちは計り知れません。
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F15は電子装備の最新規格の通信モジュールや配線を施した改良型と、従来型の旧型のシステムの2種類があって、千歳の機体は旧型で、最新型のミサイルが使えない方なのですが、かつての東西冷戦の最前線で、常に最新鋭機罪で仮想敵国と対峙していた千歳基地も、ここ最近は装備品で冷や飯を食っているという所のようです。
さて、千歳基地祭りのお楽しみは、「政府専用機」を含めた大編隊のパレードなんですが、今回はお預けという事のようです。
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写真の方も自分は一眼レフを持っていないので、望遠のついているコンデジですが、モードや露出など調整すればもう少し奇麗に撮れますが、まあこの天候だとこんな物かも。
最近珍しくなくなってきたF35Aですが、三沢基地から飛来した機体が経過飛行していますが、この機体の明細塗装や機体形状は、カメラのAFの機能を欺瞞する傾向があるらしく、AFのピントが外される傾向にあります。
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冗談でもホラ話でもなく、これもステルス機能の一つで、光学標準を外せるように成っているとか。
流石に見慣れましたがやっぱりこの「寸胴ステルス」のフォルムは、もし昭和の時代にこれが飛来したら確実に「未確認飛行物体」扱いですね。
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F15の機動飛行ですが、空域設定の問題もあるのか、高度を上げる縦系の機動は控えめ?かな
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まあ過去に宮崎で教導飛行隊や岐阜の飛行実験隊の、キレッキレの飛行などを見ていますので。
ブルーインパルスも、午後から低い雲が出てきたので、縦系の演目は無しです。
あとスモークですが、以前より「ちょっと薄くてすぐ消える」かなぁ?と思っていましたが、他の人に聞くとやはり同意見で、航跡が上空の気流等で直ぐに消えてしまい、特に曇っていると背景とのコトラストがハッキリしないので、あまりきれいに見えないですね。
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これは環境問題とかもあるので、鳥も通わぬ砂漠の基地で演技するのとは条件が違いますよね(笑)
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演目は、4機が着陸態勢に移る創設以来伝統の演目「ローリングコンバットピッチ」と、ソロの最後の「コークスクリュー」でフィニッシュです。
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しかし、ここ数年のコロナ話材の影響で、通常のツアーが出来なかった中で、チームの練度と士気を保つのは、本当に大変だったと思います。
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ブルーインパルスも、基地祭が無かったここ数年は、各地で開催されているイベントの展示飛行が中心の活動でしたが、やはり開けた基地の上空で思いっきり機動飛行してくれる姿を見たいですね。
さて、基地祭も終わり何時もなら急いで帰宅と言う慌ただしい事に成りますが、一泊宿泊を入れているので、普段は行かないところにも行けます。
で、ここは温泉でしょう!という事で、Googleで探せば、流石北海道!至る所に温泉が出て来ます。
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ここは有名な温泉ではつまらないので、千歳市の東にある、牧草地帯のど真ん中にある安平早来町の「鶴の湯温泉」に行きました。
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観光地ではなく、地元の人が利用するのんびりとした温泉で、通常の観光ルートを辿っていては絶対に来る事は無い場所で、これぞぶらり旅の醍醐味ですね。
さて遅めのお昼を取ろうという事で、今度は同町にある地元のチーズ専門店に併設されている「レストランみやもと」さんでランチです。
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甘めに煮込んだ野菜の和風ソースに、たっぷりのチーズが溶け込んでいる、ジューシーなハンバーグです。
流石チーズ専門店のチーズで、柔らかいのに物凄い弾力で、その上風味が豊かな一品です。
多分、この旅で唯一食べた「地元素材のマトモナ料理」で、あとはコンビニやチェーン店でなるべくお金を掛けない食事が多かったのは、経費の節約と言うより、最近食に対する「執着心」が薄れてきたからかもしれません。
さて、帰路のフェリー便は翌日の夕方ですので、一泊して1日ノンビリ観光・・・と思ったらどんどん雲が厚くなってきて、10時頃には結構本格的に雨が降り出しました。
折角だからと「登別温泉」だけ行ってきましたが、海岸線沿いの国道236号線を走っていたら、横殴りの風雨でずぶ濡れに成ってしまいました(苦笑)
ま、フルカウルでフェアリングやロングシールドを追加したPCXでしたので、隠れている下半身とかはあまり濡れていない事を確かめられたのは収穫でした。
とはいえレインコートなどずぶ濡れで、このままフェリーに乗船するのもうっとおしいので、時間もあるので苫小牧市内にあるコインランドリーを探して、濡れた服を洗濯して、着替えもしました
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いや、此処で乾いた服に着替えられたのはラッキーでした。
洗濯待ちで座っていると、やはり旅行中の他のライダーの方も来て、やはり装備品を乾燥させていました。
最近そこそこの街に行くと必ずコインランドリーがありますが、車中泊やライダーのツーリングにとっては、気軽に選択ができる環境は、装備品をコンパクトに出来ますし、有難い限りですね。
15:00ごろになり、そろそろ乗船手続きが始まりますので、早めに苫小牧フェリーターミナルに行きます。
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ターミナルと言うだけあって、各社のフェリーが勢ぞろいと言う感じで、此処に集結しています。
しかし、雨がますますひどく成って来ましたので、案内があるまで屋内で待ちぼうけです
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ようやくアナウンスがあって乗船準備をしますが、此処でも結構待たされるので、折角乾かしたのにまたずぶ濡れに成ってしまいます。
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この後天候がどんどん悪化していき、出航後も結構揺れていましたが、津軽海峡を抜ける頃には揺れも収まったようで、翌朝甲板に出てみると、往復の航海で初めて青空が見えてきました。
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ちょうど金華山沖辺りを通過している頃ですね。
航路は沿岸近くを通っているので、携帯電話使えることが多く、Googlemapで位置は分かります。
最後に成って夏の海らしい空をようやく拝めました。
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ようやく此処に帰ってきました。
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と、何とかバイクと長距離フェリーを組み合わせたミッションをコンプリートすることが出来ました。

一人旅だと乗船中は暇をもてあそぶのですが、最近はお供のパットでアニメを見ているので、時間はつぶせますが、あまり旅情感は無いですよね。


バイクの方も、この夏はなんだかんだで3000㎞程乗り回したおかげで、大抵の所は走れるようになりましたし、悪天候も含めて装備品も確認できましたので、復活した基地祭に行く為のアイテムとして、大活躍してもらいましょう!


と、思ったのですが、先に書いた通りコロの感染でつまずいたと思ったら、今度は実母が検査入院の検査でコロナの陽性反応が出て隔離入院になり、自分も濃厚接触者として5日間の禁足となりました。


これで今月末まで動きが取れないだけでなく、実は実母の「肺ガン」が発覚し、隔離入院の後に検査入院と、年齢が年齢なので、既に摘出手術や放射線治療も手遅れという事で、抗がん剤による「延命」治療がしばらく続く事に成ってしまいました。


まあ、此処最近自転車そのものに乗っていない事もありますが、ロードバイクは1か月以上ご無沙汰で、「もうこのままロードバイク乗らなくてもいいかな」と思い始めた矢先の事で、自転車生活もひとまずお休みで、このブログもひとまずお休みする事にしました


まあ、辞める訳では有りませんが、多分しばらくは色々と忙しく、自分の去就も含めて環境が大きく変わる事に成る為、落ち着いてきて、心に余裕が出来たらひっそりと再開したいと思います。


それまで皆さんお元気で!




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自衛隊イベント再開で、富士の裾野までツーリング [オートバイ]

やっとと言うべきか、ほぼ3年ぶりに各種イベントが再開され始めました。
ほぼ無意味と言えたオミクロン株以降の自粛と言う名の同調圧力で、本当に多くの人達の日常や生活さえ破壊されたという事を、絶対に忘れません!
さて、個人的には自転車イベントと、以前より趣味であった陸海空自衛隊、駐留米軍の基地祭りや一般開放で日本中を旅するというお楽しみが再開できます。
以前であれば週末の休日を利用して、宿や航空券、フェリーなどを予約してほとんど「強行軍」で、要するに「お金で時間を買った」遊びであったわけですが、今は時間はタップリあるので、今回はバイクで下道を使ってノンビリと現地を目指すことにしました。
今回は7月2日に静岡県御殿場市にある陸上自衛隊富士駐屯地・富士学校の68周年記念行事に行きました。
ここで「自衛隊の基地に何を見に行くの?」という初級者の方々への疑問にお答えします(笑)
基本的に「基地祭り・一般開放」の目的は、各基地の日頃の活動を隊員の家族や関係業者、地域住民に披露して、自衛隊への理解を深めてもらうための物です。
まあ学園祭や文化祭のような物だと思っていただいて間違いありません。
昔は・・・・まあ自衛隊は長い事「武力を放棄した平和な国にある邪悪な存在」として、非常に世間の「風当り」が強かった時期が長かったので、本当に「身内」と「地元」の人達だけだったのが、例えば航空自衛隊の「ブルーインパル」のようなメジャーになったイベントだけでなく、海上自衛隊の艦船の一般公開や、陸上自衛隊の駐屯地の記念祭なども、全国から多くの方々が来るようになっています。
しかし、小学生がいきなり「M4だけどファイアフライじゃないだよ」とか、若い男性のグループが「やはり日本の艦艇は艦首に向かって上甲板が畝ってフレアが付いている方が」なんてマニアチックな内容が聞こえてくるのは、明らかに「ガールズ&パンツァー」「艦隊これくしょん」の影響なんだろうなぁ(苦笑)
さて、今回は以前検討したコースをサイコンに入れておいて、宇都宮市から県道や市道などを最短距離で繋いで、青梅市経由で八王子に南進して、そこから「道志道」で山中湖を回って御殿場に行く計画・・でした(苦笑)
一応青梅までのコースと、それ以後のコースに分けて入れておいたので、青梅でデータを入れ替え・・・あれれ?なんかサイコンがフリーズして入らないぞ?
その時は原因が分からなかったので、苦心惨憺してようやく検索出来たデータで御殿場に行き先を入れ得て走りだしたのですが、どうも八王子ではなく段々山の中に入っていきます。
この和田峠ですが、どうも地元の「山好きサイクリスタ」の聖地に成っているようです。
しかし宇都宮の聖地、ジャパンカップコースの「古賀志」の激坂が10㎞続くような(イメージです)難コースで、わしゃ此処を走るのは無理じゃな(苦笑)
なんとか道志道に出て、後は順調に御殿場の富士駐屯地に到着しました。
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早朝3時頃自宅を出て、12時頃現地に到着ですから、山中をさまよった時間も含めて9時間ほど走っていた事に成ります。
289㎞ですので、やはり下道使った移動としては300㎞/日辺りが限界のようですね。
基地祭りのお楽しみは撮影ですが、機材もバイクだと「何でもかんでも」とはいきませんから、出来るだけ簡素にする方向です。
以前ですとビデオや一眼レフカメラ持ち込んで、撮影に夢中になっていましたが、最近は重い機材抱えるのが面倒で、センサーは自分の五感、メモリーは自分の記憶にと決めています。
さてこの富士駐屯地は、富士学校や装備の試験部隊もあるので、展示品も数多く、珍しいものも展示されています。
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知る人ぞ知る、大戦中のアメリカ陸軍の「M4シャーマン」ですが、陸上自衛隊の創世記に米軍から供与された戦車です。
終戦後は既に旧式に成った戦車ですが、こんなものを短期間で5万両も量産するような国とは、絶対に喧嘩しちゃいけないですよね(笑)
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これはM4を流用した「戦車回収車両」です。
こう言った後方の支援車両や、補給物資の輸送車両などがちゃんと機能していなければ、いくら高性能な戦車を揃えても戦線は維持できません。RIMG7168.JPG
これは戦後国産戦車第一号の「61式戦車」です。
正式化された時点で、ソ連の「T54戦車」の性能と、特に生産数で太刀打ちできるのかは疑わしいといわれていましたが、自衛隊の他の装備と同じで、実戦に投入されることなく、敵国に一発の実弾を撃つことなく退役しました。
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74式もそのすべてが退役直前ですが、この車体も実戦を経験しないで余生を迎えそうですね。
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ただ、噂では、先行試作車が、秘密裏で米軍に渡され、「ベトナム戦争」にて、実戦に投入されて、現地で目撃された?なんて話もありますが、モビルスーツじゃあるまいし、そんな漫画みたいな事は無い・・・・とは言い切れなくて、実際秘密では無いにしても、アメリカ空軍の「ノースロップF5フリーダムファイター」は、試験機での実戦部隊を編成して、作戦展開していたそうです。
少数の部隊ですので、日本語の少しだけ・・・をもじって「スコシタイガー」と呼ばれていました。
これは現在主力戦車の「10式」で、「ガルパン」で大洗学園のコーチを務めた、自衛隊の蝶野一尉が搭乗して、C2から投下された戦車ですね。
そういえば蝶野一尉は、設定上ここ富士の所属に成っていましたね。
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16式は最近世界的に流行っているキャタピラでない装輪式のAFVで、路外走破性は劣りますが、ある程度道路網が整備している国なら、輸送車両など必要なく、自走で高速展開できるメリットが受けているようです。
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この後演習場で演習展示があり、上記の車両の機動展開や、演習用の空砲を使った射撃の展示があります。
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演習用の空砲なので、装薬量は少ないのですが、一般人は効いたことのない「咆哮」で、アナウンスでしきりに大きな音への注意がされていました。
しかし、戦車などの大排気量ディーゼルエンジンの唸りや、無限軌道のきしむ音、排ガスと砲撃の硝煙の混じる匂いなど、久々に堪能できました(笑)
もっと長く見ていたかったのですが、流石に300㎞バイクで走ると疲労もたまりますし、高地で気温が低いとはいえ、やはりかなりの猛暑でしたので、早めに切り上げて、温泉に入ってから富士市のビジネスホテルにチェックインしました。
翌日は色々見て回る予定でしたが、天気が悪くなる傾向でしたので、早めに戻る事にして、寄り道せず、基幹国道を繋いで最短距離で帰宅しました。
往復で約600㎞、燃費はPCXの燃費計で53.6㎞/リットルで、164円のレギュラーで、交通費は1835円、ビジネスホテルは5700円の所、じゃらんのクーポン使って4500円で、今回は殆どコンビニ飯で済ませたので、総額1万円以下で済みました。
ただ・・・・疲れますね流石に(苦笑)
距離だけならともかく、今回は記録的な暑さの中をすっと走っていたので、それで消耗したという事もあります。
しかし、途中で国道1号線の箱根峠などを走りましたが、本当にバイクが増えましたね。
これでは事故が増えるのも当然で、路肩や車線をまたいだ無謀なすり抜けも多く、これでは自動車の目の敵にされるのも仕方がありませんね。
自分はすり抜けはしない方針で、自動車からは邪魔でしょうが、制限速度プラス10㎞/h程度の巡航速度でポジションを確保して走っていましたが、自動車から無謀な煽りを受けたりとかの嫌がらせは無かったですね。
原付2種のPCXは、やはり制限速度の60㎞/h以下で、ノンビリ走る方が快適で、速度が遅ければ、それだけリスクも低減できます。
速度の出る大型バイクなど見るとかっこ良いので憧れますが、今の自分にはPCXが「ちょうど良い選択」である事は間違いないようです。


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涼しい所でツーリングの練習中!、防げ中高年の自爆事故 [オートバイ]

どうも、関東地方は梅雨が明けてしまったようです(笑)

そりゃこれだけ暑い日が続けば仕方が無いですよね。


で、昨日は涼しい所を求めて走ってきました。

オートバイで(笑)


だって、だって、これだけ暑いと山に行くまでにへばっちゃうし、登れば登ったでヘロヘロだし・・・・

はい、へたれました!(爆笑)


まあ、来月以降長距離のツーリング&旅行案件が重なっており、より安全にかつ快適に走る為には、自分自身のスキルを少しでも上げておかないと、「栃木県在住の57歳男性が、旅行中にオートバイの事故で死亡しました」とか、書かれてしまいますから(苦笑)、


最近目立っている「中高年ライダーの事故」ですが、明らかに技量不足による「自爆」が多いというのが、どうやら実態のようです。

これはリターンライダーの方にお聞きしましたが、やはり若い頃のイメージが残ってるのに、老化した運動神経が追い付かないで、その方は崖から「スカイ・ハイ」して九死に一生を得たとのことでした。


あとこれは自分が当てはまると思いますが、中高年に成って初めてオートバイを始めたので、本的な技量が不足していて、オーバースピードや不意の飛び出しなどの回避行動などが出来ず、転倒してしまう例です。

これは周知所事実ですが、4輪もそうですが、当然2輪でも教習所レベルのカリキュラムでは、路上を安全に走り切れるスキルは身に付きません。


自分の場合、連続するコーナーの加重移動や、ループのようなコーナーで、バンクの姿勢を維持するスキルが足らないので、どうしてもリズムが良くない状況が、走行の余裕が少なくなっている原因に成っていました。

余裕が無ければ不意のアクシデントに対処できなくなりますし、そもそも楽しくありません!


で、通行量の少ない山岳路を選んで、主にフロントブレーキを使った加重移動とか、コーナーリング時の重心位置の変更などを、色々仕入れた知識をもとに実地研修して「身体に沁み込ませている」訳です。

若い頃自動車で散々練習しましたし、ロードバイクでも色々と実践してきましたから、こう言うのは嫌いじゃないんですよね(笑)


さて、この日は那須高原を抜けて、福島県の西郷村経由で、国道289号線で南会津を目指します


流石に那須高原を走っていると、平地の尋常ではない暑さは無く、快適とまで行かない物の、我慢できます。

福島県に入って西郷村から国道289号線を西に向かっていくと、徐々に標高が上がっていきます。


途中の展望台で一休みです。

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いや気持ちが良いですね。
標高は752mで、温度計は28℃ですが実際は25℃程度です。
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ここから更に標高が上がっていき、国道289号線の「甲子トンネル」付近はほぼ標高1000mで、気温は18℃と、長いトンネルを走っていると肌寒さすら感じるレベルです。
トンネルを出るとちょうどお昼くらいで、「道の駅しもごう」でおひる休憩です。
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食堂は蕎麦屋ラーメンなど基本麺類がほとんどで、値段も高かったので売っているお弁当で済ませます。
とはいえ、天むすとカツむすは結構おいしかったですよ。
この辺り自分はほぼ初めて来た場所なのですが、爽やかな高原と言った風情で、富士山周辺や伊豆高原辺りとそん色ないというのは言い過ぎでしょうか?
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じつは、この辺りは栃木県に住んでいる自分もあまり来たことが無く、大体那須高原で日帰りに成ってしまい、首都圏からの観光客もそう多くないようです。
あと道の駅と言えばお約束のソフトクリームで、此処のソフトはかなりミルク成分の濃い、美味しいものでした。
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この後は南会津から田島に向かい、国道121号線で日光まで帰ってきました。
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このコースを自転車で走れば、さぞ走りがいがあったでしょうけど、いや流石に今は無理かな(苦笑)
ちなみに今回は燃費計で59.6kmまで燃費が延びました
オイルのグレードを上げましたがそちらはあまり関係ないでしょうし、後は追加したフェアリング類の整流効果が効いているようです。
とにかく、40℃近い地上で茹ることなく、高地トレーニングで(笑)避暑には成功しました。

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PCX125はお財布に優しいロングツアラー? [オートバイ]

まあ、たかだか125㏄のスクーターでロングツアラーとはおこがましいですね(笑)

高速道路や自動車専用道は乗れませんし、動力性能もたかが知れています。


ただ有難い事に最新の欧州の環境基準をクリアしているだけに、燃費性能が良いのと、8.3リットルのタンクが有るので、400㎞近くの航続距離があるのは確かで、高速道路を使わない移動の場合、ほとんどマル1日走れる距離であり、最近の自分のように、「お金は無いけど時間はタップリある」人間にとっては有難い話となります。


今回は燃費の為ではなく、今後のロングツーリングに備えて「山越え長距離」に慣れておこうと、福島県の只見、JR只見線の只見駅を目指して、往復で300㎞の山越えツーリングを行いました。


ルートとコースの高低差は以下の感じになります。

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ログは帰路の途中で止めたので、分水嶺のある大きな山越えを約6回こなすコースで、日光のいろは坂のようにくねくね空いた山道ではなく、長い坂道を延々と登って降りていくという、もしこれが自転車なら相当いやらしい(苦笑)感じのコースに成りますね。
基本は栃木県の日光から福島県の会津に向かう国道121号、通称「会津街道」と、福島県の田島から只見に向かう国道289号線を通る事となります。
連休のこの時期は、この辺りの山も芽吹き時で、奇麗な新緑を楽しめますし、交通量も少なく、バイクのツーリングにはもってこいのルートでです。
ただ、PCXの場合、勾配が厳しくなってくると流石に余裕が無く、早い流れには乗れなくなるのは仕方が無いことで、原因はバイクだけでなく、自分の体重のせいもあります(苦笑)
あと5ps、いや3psもあれば随分違うかなという事は、その辺りに160の意味が(高速に乗れるメリットも含めて)あるのかなとは思いました。
さてとにかく信号も無く、ひたすら走り続けられるのは気持ちが良く、2回のトイレ休憩だけで、さして疲れも無く只見駅に到着してしまいました。
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ここは「乗り鉄」で何度か来た事が在りますが、2011年に豪雨で鉄橋が流され、会津川口から只見まで不通になっているので、此処に来たのは11年ぶりとなりますか?
初夏のような気温でしたが、ここはまだ残雪が見えます。
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近くの神社には桜も咲いていて、冬と春と初夏が一度に味わえるような感じでした。
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超ローカル線で採算など見込める目途は立たない只見線ですが、特に冬季は日本有数の豪雪地帯で道路網も寸断されることしばしとあれば、鉄道が沿線住民にとっては生命線であり、鉄橋が何本も流されて費用もかかるとあっては「民間企業」のJRは当然のように廃線を検討していましたが、福島県のバックアップを取り付けて復旧工事が始まり、なんとか今年中には全線開通のめどが立ったとのことです。
この奥会津は、10年以上前に自分が来たときは、何とも日本の原風景が広がっている様な感じと、まだ「観光スレ」していない地元の方々の暖かさが非常に好印象の場所で、また乗り鉄で、出来れば数日宿泊してみたいです。
さて昼食はという事に成り、探してみたところ町はずれにある小さなスキー場のレストハウスが営業しており、そこに行ってみました。
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なんでも今年からスキーシーズンだけでなく通年で営業を始めたとのことです。
洗練されたレストランと言う感じではなく、いかにも田舎の公共施設の食堂という風情で、失礼ながらあまり期待はしていなかったのですが、900円でソースかつ丼を頼んだところ、厚みが在り柔らかいカツと、絶妙な甘みのソースが良くあっていて、なかなか美味しいソースかつ丼でした
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ちなみにわかめの味噌汁も美味しかったですね。
あとデザートに250円の「ミニソフトクリーム」を食べましたが、これも値段からくる予想に反して、濃厚で滑らかなソフトクリームで、「全国ソフトクリーム食べ歩き同好会会長(自称)」(苦笑)も満足の一品でした。
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帰路も特に何処かでお土産を買う事も無く、淡々と走って帰りましたが、自宅に打擲前に給油を済ませると、313㎞走行して、満タン法で5.77リットルと、燃費は54.24㎞/リットルと、2名乗車(120㎏)の60㎞低地燃費に近いスコアが出ました。
幾ら信号が無くストップ&ゴーが少なかったとはいえ、ほとんど車の流れに乗って、山越えではほとんどスロットルを全開近く開けて走行していたことなどを考えれば、かなり優秀であるといえます。
今のところ動力系には何も手を加えておらず、オイルも指定銘柄で、ケミカルも利用していませんから、純粋にこれがこのバイクの実力なのでしょう。
ちなみにこのPCXは燃費計があるのですが1リットル当たりの距離ではなく、欧州で使われる100㎞の消費量と言うややっこしいもので、ちなみに大体2.0、つまり50㎞/リットルの燃費を示していて、「こりゃメーター誤差」かなとも思いましたが、メーターの距離表示は意外と正確で、GPSロガーとほとんど変わらず、ガソリン量も在ら満タンに入れて、同じ人間が同じ量のガソリンを入れるという「満タン法」で計測した物なので、この燃費計もどうやら正確だということが分かりました。
ガソリン代は当日レートで165円/リットルでしたから税込みで1065円で、自家用車なら燃費が15㎞/リットルなのでガソリン代は3787円、鉄道でJRの在来線だけで行っても9680円かかる事から、単純な移動距離に対するコストは抜群に低く、時間や疲労度、天候の影響などは有りますが、大いに魅力的と言えますね。
ま、これで雨天と夜間を除いたロングツーリングの予行練習は無事終了しましたので、これから大いにこのPCXで脚を伸ばしていきたいです。

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リターン・ビギナー50代の、2輪事故急増!ビクビクしながら300kmツーリング [オートバイ]

いや、最近ロードでツーリングしていて、ふと隣のオートバイのライダーの方に声をかけると、ほぼ同年齢で、しかも最近2輪を始めたという人が、あまりに多くてびっくりしています。

「お前もジャー!」は、その通りでごりゃります。


最近の報道では、全体的に減少傾向だった2輪の事故ですが、ここ数年の傾向として50代だけ激増しているそうです。

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こうやって数字で見ると説得力がありますね。

自分で乗ってみて分かりましたが、自動車とも自転車とも違う、別のジャンルのモビリティで、動力性能や運動性能は、原付2種でも一般道なら自家用車をリードできるほど優秀ながら、結局自転車と同じで「生身を晒して走っている」わけで、それだけ「危険」な物なのは間違いがありません。


それだけ、「見張り」「危険予測行動」「回避行動」は確実かつ迅速に行う必要があるわけで、しばらくぶりで不慣れ、もしくは初めてですとなれば、ワンテンポ・・・いやもっと行動が遅れるのが当然で、「それを前提に速度を抑えて安全方向で」という意識が無ければ、事故が起きるのは当然です。



余談ですが、戦闘機乗りが、戦闘で生き残る秘訣は「6時方向(真後ろ)に目がある事」で、常に真後ろは意識して確認せよとのことで、これは路上でも全く同じです。


ただ、ロードバイクで日本中の道を走り続けていた経験は伊達ではなかったようで、ロードバイクを公道で事故無く乗る為のスキルは、オートバイにも十分生かせますし、何より持久力や、体幹筋力等は、メタボで運動習慣の無い同年代の方々とは比べ物にならない程鍛えていますので、役に立つはずです。

と散々語っておいて、本日はロングツーリングの練習の為に、以前より計画して、ルートを作成して置いた自宅から青梅市街地へのコースを往復する事にしました。
基本交通量が激しく流れも速い、国道4号線、125号線、16号線は回避して、県道などを繋いで最短距離で走るルートの検証を兼ねて、5:00に自宅を出ました。
しかし、寒い!!(笑)
この時期では異例の寒さ・・・・いや、以前この時期のブルべに出場したとき、山間部でほとんど0℃近くに行ったこともありますから、連休終わらないとなかなか安定しませんね。
で、面白い話も無く、奇麗な景色の写真も無く、美味しいランチの話も無く、ひたすら走って16:00頃自宅に無地帰還できました。
ちなみにブライトンのRider750をナビにしているのでログが取れています。
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途中で電池が少なくなって、記録を止めたので合計すると300㎞程走りました。

面白い事に平均速度はロードのツーリングの2倍の速度で、同じ時間なら2倍の距離が走れるという事のようです。


しかし何が困ったかと言うと、実は危ないとか危険とかじゃなくて、とにかく小便が直ぐに「レベルMAX」になって、下手をすると30分おきにコンビニに飛び込む羽目になった事です。

以前からそうですが、風で体が冷えると、体温調整機能が働いて代謝が上がり、結果として尿が大量に出てしまうようです。

そのたびにコンビニと言うのも大変なので、今回は、運動公園などの「公衆トイレ」を極力探し出して利用する事にしました。


トイレ以外は特に問題も無く、酷い渋滞にも捕まらなかったので、Rider750が時たまGPSをロストして、トンチンカンな住宅街や細い農道に連れて行こうとする以外(苦笑)順調でした。

しかし、以前使ったときは、こんなに誤差も無くロストしてなかったんですが、なにかあるんでしょうかね?

一度だけ住宅地に入ったとき、左右確認もせず飛び出してきたお爺さんの自転車を回避して後輪を軽くロックさせた程度で、危なめには合いませんでした。


とはいえ道中も恐らく事故による渋滞や救急搬送も結構あり、自宅付近ではハンターカブとワゴン車の事故(車線変更で接触?)で、ライダーが道路に倒れていた事故も目撃しました。


楽しむために始めた「オートバイ生活」ですから、何はともかく無事故が大原則で、玄関を開けて出かけた時の状態で帰宅して、元気に玄関を開けられるようにしたいですね。


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PCXにシートバックを装着、旅バイク化計画進行中! [オートバイ]

なんだか連休に入っても天候が安定しませんが、このブログを書いている現在、宇都宮市はまるで台風か?と言うほど強い北風がうなっています。

本当は福島県当たりの山間ツーリングを計画していましたが、東北の山間部は何と今晩雪が降るそうで断念しました。


さて愛車のPCXですが、これで数日泊りがけの旅行を5月中頃に予定していますので、重い荷物を積んだ状態で、今から車両特性に馴染んでおく必要があります。

なにせ2輪初心者ですので、必要以上に慎重に色々と進めています。


という事で出来れば1週間くらいの荷物を搭載できるようにしたいと考えていて、リアBOXだけでは積載量が不足するので、シートバックを取り付けました

これもいろいろ検討しましたが、たぶん安いからという理由で妥協するとあとで絶対後悔するだろうという事で、デイトナのヘリーヒギンズという、定番中の定番の商品を選びました。

バイクに取り付けるとこんな感じになります。

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納車当時はスマートな印象のあるバイクだなと思っていましたが、今や見る影もなく(苦笑)ゴツイ外観に変貌してしまいますた。
其処にむさ苦しい、まるでプロレスラーのような体系のオヤジが乗っているのですから、うーん見るに堪えませんな(苦笑)
さてただ取り付けただけでは意味が無いので、本番想定で荷物を積んだ状態で、バックの取り付け状態の確認や、これが重要ですが、重いものが後ろに乗った状態の操縦性に馴染んでおく必要があります。
また、旅先でバックをいちいち取り外したくないので、薄い生地のショルダーバックに荷物を詰めてから搭載する事にしました。
このショルダーバックは60リットルの大きさの物を選びましたが、下着など4日分くらいの荷物ならまだ余裕がありそうです。
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ヘリーヒギンズは一番大きい50~70リットル容量の物を購入しました。
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この手の買い物は「大は小を兼ねる」が正解で、嵩張ったとしても一番大きいものを購入するのが鉄則です。
可変容量で、両側が膨らんで70リットルに成りますが、この荷物なら50リットルの状態でも余裕です。
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これならロングパンツとか防寒ジャケットとかも入れられそうですね。
フルカウルのスクーターの場合、バックルを止める場所も苦労しますが、シートに巻き付けたものと、後部のキャリアの留め金隠しのロングナットに引っかけることが出来ました。
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ボルトの長さを間違えて、それを隠すための処置でしたが、怪我の功名で、ベルトや後にカーゴネット等を増設しても不自由することはなさそうです。
このくらいの荷物ならスッキリ収まりますね。
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まあ追加のバックや、寝袋、マットレス、テントなどを、ストラップで縛ったり、カーゴネットを使えば、搭載するだけの余裕はありそうな感じです。
但し、これでシート下のメットインスペースのアクセスが不便になったので、レインウェアやシューズカバーはリアBOXに移動して、直ぐに取り出せるようにします。
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あと、旅と言えば自分は「温泉」ですので、お風呂セットもこちらに入れて、直ぐに出せるようにしました。
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これに非常用の水をペットボトルを入れても、まだ下半分しか使っていないので、例えばメスティンとかアルコールランプ、折り畳みの小型テーブルやチェア等を搭載する事も出来そうです。
この状態で結構な重さが加わったので、その影響を確認するために2時間ほど走ってみて、冒頭の写真は市内の「羽黒山」の山道などを走ってみましたが、若干ふらつくのと切り返しの応答性が低下などありましたが、そうと分かって運転するのなら問題が無いレベルだという事は確認しました。
この状態で、出来れば山間部込みのルートでバイクの特性に馴染むために、天候が回復したら只見の方でも行ってみようと思います。

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山間部を135㎞走って、PCXの慣らし終了 [オートバイ]

大遠征も終わって、ようやくPCXに触ることが出来ます。

日常生活で使っているわけではないので、なかなか距離が伸びず、初回のオイル交換の1000㎞に届きません

旅から帰って、暇を見て走るようにして、あと120㎞で1000㎞という所で、本日一気に走りました


さて、ロードバイクでもツーリングの前は最低限度の点検を行っていないと、必ず後のトラブルに繋がってしまいますが、オートバイとあればもっと複雑でかつ、何かあったときのダメージが壊滅的です。

自分は自動車に乗る仕事をしていたので、業務では必ず既定の初期点検を行っていましたが、PCXも初期点検で灯火類や、オイル漏れ、部品の緩み、タイヤの傷や異物の挟み込み等・・・・そういえば肝心な「タイヤの空気圧」をしっかり管理しなくては!


という事で、専用空気入れやゲージを買おうかなとも思いましたが、バイクのタイヤのバルブは「シュレッター(米式)バルブ」で、これはMTBのタイヤと同じで、古いポンプをパッキン交換して使えるようにして、シュレッターバルブ専用にしてあったのを思い出し、これで簡易で空気圧の測定と補充を行う事にしました。

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しかし、本当に自転車関連の資産が生きて来ますね!
ところが、PCXのホイールは14インチのキャストホイールで、空気入れの先端が大きくてバルブに嵌りません!
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わお、なんてこったい!
で、ネットで検索したら、「そういう事」という事を理解したので(笑)、同じく対策としてエクステンションパイプが有る事を知り、早速購入しました。
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700円くらいのモノで、これで新しいポンプ一式を購入しないで済みます。
作業する空間が無く狭いので、楽に嵌められるという感じでは有りませんが、問題なく装着できます
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最近若干「エアが抜けてきたかなぁ?」と感じていましたが、規定値より90%程度まで低下していましたから、危ない危ない!、これでタイヤトラブル起きていたら笑われるところでした。
これで走りにしっかり感が戻ってきました。
さて本日は120㎞走行することがメインですが、バイクの挙動を体に覚え込ませるのも目的ですので、真っすぐの農道ノンビリ走っていたのでは意味が無いので、ワインディングや高低差がある山間部を走ります
まず自宅から北を目指して走りだし、矢板経由で北西の山間部に向かい、「東古屋ダム」に到着です

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此処に来るのは、まだ未舗装の林道が有ったころでしたから、随分前に成りますが、釣り人しかいないようなところだと思っていましたが、今やキャンプ場は満員御礼の盛況ぶりで、キャンプブームは本物のようですね。
さてお昼は近くの道の駅でとも思いましたが、此処まで来たのならと、旧日光市街地の大谷川沿いにある大衆食堂の「けやき」さんに久々に行きます。
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バイクを止めようとしたらご主人が出てきて誘導してくれたり、店員さんに色々と聞かれたり、結構珍しかったのですかね?
まあ、ここはツーリングで訪れるというより、地元に根付いて愛される大衆食堂ですからねぇ。
で、生姜焼き定食ですが、900円とはいえ、ボリュームがたっぷりで、食後はヤクルトとコーヒーが付きます
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若い学生さん?なんかは、更にボリュームマシマシの大サービスで、おなか一杯食べさせてくれる、店員さんもみんな暖かい、本当に家庭的なお店です。
このまま戻るとチョット距離が足らないので、此処から更に西の山間部に奥深く入り小来川経由で走り、そういえば近くに建設中のダムがあるなと、「南摩ダム」を目指して走ります
現地に行く道は工事用に奇麗に整備されており走りやすいのですが、工事用のダンプが次から次へと向かってきて、工事がかなりの規模で続けられていることが分かります。
展望台と言うのが有るというので訪れていたら、砂利の広場に鉄管で仮設のヤグラが組まれただけの物で、何人か観光客やツーリンのライダーも来ていましたが、みんな唖然押していました(笑)
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まあ、最近見た「八ッ場ダム」程の規模は有りませんが、付近の景観がまるっきり変わるほどの大工事はそれなりに迫力がありました
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で、此処から自宅までは36㎞程で、途中で1000㎞達成という事で、そのままの流れでバイク屋さんに向かい、オイル交換をしてもらいました
どの位とられるのかな?と思いましたが、工賃込みで1210円と、これがバイクの相場的にどうなのかは比較するものが無いので分かりませんが、個人的にはこの値段なら、今後も頼んでしまおう!と思いました。
さて1000㎞の距離で、心なしかエンジンの吹きあがりも良く成って来ましたし、自分自身も乗りこなしたというのには程遠いのですが、何というか腰のあたりで挙動を感じることが出来るようになってきたので、上半身の余計な力みが少しずつ取れてきて、速度感覚も慣れてきたので交通の流れにもスムーズに入れるようになりました。
バイク自体の慣らしはひとまず完了という事で、次回のイベントへの長距離走行に向けて、より体を慣らして行き、走行経験を積むことでネガを出して、本番に備えていこうと思います。

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