5月5日、イベント翌日に、自宅に向かって宿泊所を、7:30に出発しました。

まあ、明日は出勤とはいえ、今日中に帰宅できれば良いだけなので、気分的に楽で、帰りがてら色々なところを見てから帰ろうと言う事になりました。

まず、一昨日にkanchiさんに教えてもらった、都電の路線跡を亀戸に見に行きます。
と、路地裏を走っていたら、「ナニコレー!」。
なんと飛行機の機種部分が民家の庭に飾ってあります。

これは海上自衛隊の、潜水艦を探知して撃破する為の「対潜哨戒機」の、川崎重工製P2Jではないですか!。
そういえば、以前TVで見た事が有ったような気がしますが、まさしく「ナニコレ!」ですね。

さて本命の路面電車の軌道跡を見に行きます。
首都高小松川線の下にある遊歩道に掛かった橋に、路面電車の軌道がそのまま残っています。

ここはもともと「竪川」だったのだと思います。首都高は大体河川や運河の上に作られているそうです。
土地勘が無い僕では通り過ぎてしまうような場所ですが、「鉄分」補給にと案内していただいたkanchiさんに感謝です。

さて、せっかく亀戸に来たのに、地元の「亀戸天神」にお参りに行かないわけには行きません。
そこを「縄張り」にしている地元の神様には必ずご挨拶をしていくのが僕の流儀なので、昨日のイベントで無事完走できた事の「お礼」をしてきました。

お祭りだったのかな?、境内に屋台が連なっていました。
季節的に「藤棚」も綺麗でしたね。

お参りが終わって、空を仰げば、噂の「東京スカイツリー」が聳え立っています。

まだ建築中で、確か半分くらい(この日は362mでした)でこの大きさとは!。

まあ、田舎者のオノボリサンですので、臆面も無く近くまで行っていることにしました。
根元の周りは広いスペースで工事が進んでいて、物々しい雰囲気があります。


根元まで来ると、あまりの高さにカメラに収まりません。

さすが「現物」は、物凄い迫力がありますねぇ。
単純に「タワー」と言うより、巨大な建造物の迫力で、個人的には「バベルの塔」を連想しました。
「ロプロース!」「ポセイドーン!」「ロデム!」は、叫んでも出てきません(笑)。
まあ、神話のバベルの塔のような事が無く、無事に完成して欲しいですね。


このショットは近くの橋から撮った物で、今や観光名所で警備員まで居ます。

まあ、僕もめでたく「やじうま」として、ここに写っている方々の仲間入りです(笑)。

これで一応見たいものは見たので、後は北東方向に東京脱出を図ります。
亀有、水元、三郷と通過して、ようやく江戸川自転車道のに出ました。
あとはこの自転車道を北上するだけです。

しばらく走って、春日部の辺りを走行していたところ、なんだか車が渋滞して、人が大勢歩いています。
しかも土手の上に人だかりが出来て、自転車が通過できなくなっています。
これは、日本一の大凧を揚げるという「春日部の大凧あげ祭り」でした。

ちょうど疲れて喉が渇いていたときなので、久しぶりにお祭りの屋台の「カキ氷」を食べました。

最近のカキ氷は、シロップを好きな種類を自分でかけられるシステムになっていました。
暑かった事もありあり、とても美味しかったです。

噂の大凧はこれのようです。


どうやら、各町内会で競ってたこを揚げるようでした。
お神輿や山車と同じですね。

某地方都市では、地域の祭りから宗教色を排除すると言って、こういった伝統を無視したお祭りを商工会などが主催して毎年行っているところがありますが、「曰く云われ」や「由緒」のない祭り、熱い思いの無い祭りなんて面白くないんですよね。
この大凧を一生懸命上げている地元の人々の汗と笑顔を見て、ふとそんなことを思いました。

話がそれましたが、道もそれて、時間もかなりかかってしまいました(笑)。
ようやく11:50ころ、利根川と江戸川の分岐点までたどり着きました。
ご存知の方も居ると思いますが、ここにお城の天守閣のような建物があります。
いつも「何だろう?」と思って通過していましたが、再び寄り道して行ってみました。

ここは「千葉県立関宿城博物館」という、県立の歴史博物館でした。

ちょうど「火縄銃展」という面白そうな物をやっていましたが、今回はパスしました。
ここ関宿は、太平洋戦争終戦時の内閣総理大臣で、終戦の為に尽力した第42代内閣総理大臣、鈴木貫太郎氏の出身地であり、記念館も近くにありましたね。
時間を作ってゆっくり来てみたい所ではあります。

利根川を渡り、対岸の茨城県境町で昼食を取り、後は宇都宮まで「勝手知ったる」ルートですので、一気に走るのみです。
15:30にやっと自宅に着きました。
3日に自宅を出発してから、4日の東京センチュリーライドの走行を含めて、418kmの自転車旅でした。

AV23.5km/hで、都内をうろついた事もあり、「のんびりペース」ではありました。

まあ、なにはともあれ「自転車三昧」で、十分ぶらり旅を堪能した3日間でした。
装備品を下ろして、玄関のドアを開けて、明日からは「現実」に戻る事にしました。