実のところ先週末に山を上っていて、思いのほか調子が良くないのに困惑していました。
このところ少しずつではあるにしても体重も落ちていますし、先々週には獲得標高2200mも登っているのだから少しは向上してて・・・・・、あっ!そうか、脚に疲労が溜まっているのかと思い至りました。
試しに先日は通勤を自動車に切り替え、ローラーも乗らない所謂「休脚日」にしてみたところ、体の疲労具合はともかく、脚が見違えるように回るようになりました。

自転車に限らずスポーツで目的意識を持ってトレーニングされてる方で、トレーニングを1日でも休むと、なんだかもったいないような、仕上がりが遅れてしまうような「焦燥感」が湧き上がってきて、結局疲れているのに無理に体を動かしてしまう・・・なんて事があるのではないでしょうか。
確かに若いうちなら多少の無理をしても確実にレベルアップができたでしょうが、我々のような中高年の場合、トレーニングの「疲労」がどうしても抜けにくくなり、かえってパフォーマンスが落ちたり、最悪故障してしまう場合があります。

本当は運動量や食事なども含めて、プロのトレーナーに精密なトレーニングメニューを組んでもらい、計画的に練習するのが好ましいのですが、我々ホビーサイクリスタの場合、まず日常の生活が最優先であり、トレーニングはあくまで「余暇活動」の範囲なわけですから、自分自身で「自分の体との対話」をしっかりやって、無理のない練習をするしかないのだと思います。

実のところ、練習ができない、乗る時間がないという状況でも、焦らす冷静に、気長に自転車と付き合える「心の余裕」を持つことが必要で、そのこと自体が「心のトレーニング」なのかもしれません。
僕自身で言えば、精神力が弱く、根性がないことにかけては誰にも負けない自信がありますから(苦笑)、大嫌いな坂道を登る以上に、精神力を鍛える「修行」は結構厳しいかもしれませんね(笑)。