そりゃぁ、好き好んで雨の山野を一日中走り回っているわけではありません!(笑)
とはいえ、特にこの季節のイベントとなると雨天の確率が高くなりますし、夏なら夕立、春や秋も天候が不安定とくれば、「雨が怖くてイベントを走れるか!」ということになります。

で、このところ何度か雨やミゾレ(!)のイベントを経験した時の「お役立ちグッツ」などを、幾つかここでご紹介したいと思います。

1、防水スプレー
この写真はフロントバックに防水処理を施している時のものです。

もともとモンベルのバックは、内側に耐水処理をしてあったので、内部が水浸しになることはありませんでしたが、防水スプレーをかけていたおかげで、最初の頃は当たった雨粒がそのまま染み込まないで残っていてくれました。
レインウエアやシューズカバーなども、少し振られたくらいな染み込みを防止してくれるので、「無いよりはかなりまし」という効果はあるようです。

2、液体ワイパー
商品名で言えば「レインX」とか「ガラコ」とかになりますが、僕はアイウェアやヘルメットのシールド、GPSの画面に塗布しています。

まあ自転車ごときの速度では、「雨つぶが流れ落ちる」程の効果はありませんが、細かい雨粒で残っているので、シールドなど表面がべったり濡れて視界が遮られるということはなくなりました。
停車中に息や熱気で曇ることまでは防げませんが、走り出せば視界は回復しますし、これは結構おすすめです。

3、シューズカバー、
これは状況によって僕は種類を使い分けています。
この写真のものは防水処理を施してある薄い生地のもので、これで完全に防水効果があるわけではないのですが、比較的軽量でフット感もよく、冷たい風は完全に防げますから、イベントでオールシーズンに使用しています。

冬場だともっと保温効果のあるネオプレンゴムのものとかをツーリングで使ったり、ヘビィウェトのツーリングの場合は完全な「レインシューズカバー」で広範囲に足を覆って防水します。
結局濡れることを考えると、目的は保温と、汚れ防止にあるのかもしれません。

4、レインウエア
寒い時期の雨天走行だと、防水、防寒仕様のレインジャケットを使いますが、暖かくなった場合や、にわか雨などの場合、濡れを防ぐというより、風邪で体が冷えるのを防ぐため、ウェインドブレーカーでしのいでしまう場合が多いです。
ですが、今回の魚沼のように、朝から終日雨が予想されているイベントの場合は、この写真のパールイズミのゼッケンが見える半透明のレインウェアを使います。

このレインウエアが優れているのは、防水。防風性能もさる事ながら、それでいて比較的軽量でかつ、あまり風でバタつかなので、高速走行の邪魔にならないところだと思います。
昨年の雨の「セオフェス4時間エンデューロレース」や、今年の冬の「BRM208那珂湊」の極寒の中の雨のブルベなども、このウエアで凌ぎました。

5、防水キャップ
これは、入浴する時に頭を濡らさないようにするビニールのキャップで、よくビジネスホテルのユニットバスのアメニティで用意してあったりします。

使い捨て品で値段も安いものですが、これがかなりスグレモノで、冬場などもそうですが、以外にメルメットの中は蒸れて汗で濡れしまうのですが、風に当たると冷えすぎてしまい、体温を急速に奪っていくので体調を崩すのですが、汗を吸収するインナーを被って、その上にこのキャップをしてからヘルメットをかぶると、雨の日でもかなり頭を保温してくれます。
一緒に写っているゴム手袋は極薄タイプで保温効果などは期待できないように思えますが、「薄皮一枚」遮るものがあると、濡れている時はかなり違います。

6、ファスナー付きのビニール袋

商品名で言えば「ジプロック」ですが、とにかく濡らしたくないものは、使用環境に応じて小分けしてこの袋に入れています。
今回の魚沼は主催者が気が利いていて「チェックカード」を予めこの袋に入れて配布してくれましたが、そうでないと、途中でだいたいボロボロになり、チェックリストの用をなさなくなるので、この袋に入れて袋ごと係員に渡して開けてもらえば、最後まで濡れることはありませんでした。

7、スプレーボトル

この写真の中身はタダの水なんですが、このタイプのスプレーは、思ったよりかなりの勢いで水流が出てくれます。

この水流を利用して、汚れたウェアや自転車についた泥やゴミ、砂などに吹き付けると、結構綺麗に落ちてくれます。
汚れまでは落ちませんが、ある程度泥などを落としておけば、後後の処理が楽になりますし、自転車など車に積み込む前に予め落としておけば、車の汚れもかなり防ぐことができます。

色々と書きましたが、雨の場合自転車の走行ので需要になるのは濡れることを防ぐのではなく、体で言えば「冷えることを防ぐ」のが主な目的であることがお解りかと思います。
あとは視界の確保や、汚れ防止等ですが、やはりイベントに出ると「百戦錬磨」のベテランサイクリス達が、「なるほどガッテン!」という、色々な「雨対策方法」で雨の中を走っており、そういうノウハウを習得できるのも、こういったイベントに出るメリットの一つではないかと思います。