今回の台風18号に関わる大雨は、色々と報道でその被害が報告されていますが、地元に居ると、マスコミから無視されているような細かい被害もたくさん耳にします。
とにかく降った雨の量がハンパではなく、2ヶ月分の降水量が1~2日で注がれたというのですから、これは尋常なことではありません。

と数字で聞いただけではピンと来ないでしょうが、問題の「鬼怒川」を通勤で毎日見ているのですが、やはり過去今まで見たことのないような雰囲気です。
ちなみにこの写真は大雨の降った二日後の11日15:30ごろに、鬼怒川で宇都宮市ににかかる「テクノ大橋」というところから北側に撮影したものです。

普段ゴロゴロした石の河原にふた筋ほど流れがあるだけなのに、川幅いっぱいに濁流が流れています。
常総市で決壊する前の10日の朝頃は、堤防の内側一杯に水が溢れていました。

これは本日17日10:00頃同じところを撮影したものです。

ほぼ一週間立っているのに、まだ川幅いっぱい濁流が流れています。
流石に水位そのものは低下してて、所々に中洲が見えたり、流れてきた流木が見えたりしますが、この状態でも、普段台風が通過した翌日でもここまで増水していることは希で、それが一週間も続いているのですから、如何に凄まじい降水量だったということがわかると思います。

今夜から明後日にかけて、関東地方はまた雨が降るそうで、この状態ですから少しの雨でも土砂崩れの危険性は普段よりかなり大きくなっていますし、既にこれだけ増水している河川も油断はできません。
とにかく「自分だけは大丈夫」という「根拠のない自信」と、いざとなったらどうにもならないという「無責任な思考停止」はこのさいスッパリ切り捨てて、身の回りの「危険」を再度検証して欲しいと思います。