イイ歳してアニメオタクな自分ですが、とうとう「鬼滅の刃」に嵌ってしまいました(苦笑)

人気が有るのは知っていましたから、何処かで見てみようと思っていましたが、トレーニングの合間に「プライムビデオ」にコンテンツが有るので軽い気持ちで見てしまったらもう大変!(笑)さっそくハイレゾで「紅蓮華」をダウンロードして、ウォークマンに入れて、一日中リピートして聞いています。


これ「週刊少年ジャンプ」連載の原作なんだそうで、確かにジャンプの方程式である「努力・友情・勝利」にのっとっていますが、原作の魅力もさることながら、アニメの出来が素晴らしいですね。

アニメの放映が始まってからブレークしたそうですが、いや恐るべし「ジャパニメーション」日本の宝です!


脚本、演出、技術、美術、音響、音楽どれをとっても文句のつけようが無く、それぞれのキャラクターの魅力を余すことなく引き出しています。


80年代の原作モノのアニメ化は、大体「残念」に成ってしまったことが多く、いったい何本の漫画が、無残なアニメ化で涙を誘った事か!・・・を考えると、流石に40年の月日の流れを感じますね。

本当に最近の若い人のクリエーターの感性や技術は素晴らしいです。


まあ「禰豆子」ちゃんの魅力が大きいのは間違いなく、自分も結構やられています(苦笑)

でも主人公の「竈門炭治郎」の性格の良さは見ていて清々しいです。

 

良くあるパターンとして、暗い過去や重い宿命を抱えて奮闘するという主人公は少なくありませんが、彼は「心が折れそうだぁ(アバラが折れていたが)」と、素直に心情を吐露しつつ、それでも「折れないぞ!」と踏ん張っている姿が、あまりにかけ離れた超人や異世界人ではなく、「自分たちと同じ苦しみを持つ一人の人間」として共感を得るのではないでしょうか?


まあ関心の無い方にはどうでもよい事かもしれませんが、こういう漫画やアニメの影響は本当に大きく、これで「救われる」人も決して少なくは無いんです。

自分の場合9歳の時に実家の事業が石油ショックでダメに成り、家庭が崩壊してく中で、それでも何とかグレないで、警察のお世話にもならず普通の納税できる大人に成れたのは、「宇宙戦艦ヤマト」のおかげで、地球滅亡の危機の中、諦めることなく奮戦するドラマの登場人物の行動や言動に本当に救われました。


いま、「新型コロナ禍」で、色々なものが崩壊してしまい、明日をもしれない生活の中、夢も希望も持てない若い人が多いと思いますが、もしかしたら「鬼滅の刃」をみて、何かを感じて、見えない暗闇の中でも、自分の為だけでなく、何かを守るために先に進もうという勇気を持てる人がいるのではないかと思います。


自分と言えばとりあえず明日から業務が再開に成りますので、今日は「相棒」達の通勤用バイクを整備してあげました。




主にドライブトレインの油や泥の汚れを取って、機械部分の可動部の注油をして、FELTは伸びきっていて危なかったFRディレイラ―のワイヤーを交換しました。





終わって空を見上げるとすっかり日が暮れていました。





とにかくまったく先が見えないという「恐怖」は一番精神を病みます。

また下手に判断材料を持つと、良くない答えしか出てこないので、考えれば考えるだけ「ど壺」に嵌って行く感じでなのが厄介ですね。


まあ、こういう時は本当に折れそうになりますが、変に強がって無理して頑張るのではなく、折れそうな自分の状態を肯定しつつ、「それでも」と自分を鼓舞して踏ん張るしかないようですね。