ロードバイクで始めて出たツインリンクもてぎの「サイクルモードエコクラッシック、4時間エンデューロ」は色々勉強になりました。
通常、本気モードで一般道を何時間も飛ばす機会が無かったので、クローズドコースで、思う存分安心して飛ばせるのは本当に面白かったです。
まあ、一般公道で、思いっきり飛ばしてガチンコでまくり合うような行為は、あまり誉められたものでは無いのかもしれません。

人気の無い農道や、山岳部のワインディングなどならともかく、他の通行者のいるところで、「人の迷惑顧みず」飛ばしていれば、バイクや自動車の「暴走族」と同列と定義され、世間から排除されてしまうなんて事も有るかもしれません。気をつけなければいけないですね。

さてサーキットで驚いた事の一つに、集団で下り坂を50km/hを超えで走りながらコーナーに突入したところ、路面が濡れていないのに、後輪が滑り出したということです。
幸い、慎重に車体を起こし、外側にラインを外して転倒は防ぎましたが、ビックリしました。

今まで乾いている舗装路ではそんな事が無かったの驚きました。
ましてサーキットは路面のμ(摩擦係数)が高く、グリップしやすいはずなのに、パワーも駆けていない後輪が滑り出すとは思いませんでした。
これは走り出した最初の周回が顕著で、3周くらいまでは出ましたが、以後はまったく出ませんでした。

一緒に出た後輩にその話をしたところ、やはり同じだったと言う事で、どうも気温が低く、曇りで日射も無かったので、路面温度が低く、タイヤが温まっていなかったからだと言う結論に至りました。

へー、まるでレーシングカーみたいだね、今度はタイヤウォーマーでも持っていくかと大笑いになりましたが、滑ったもう一つの理由は、僕も後輩も、あまり良いタイヤを履いていなかったからだと思います。
あくまで通勤用、ツーリング用のタイヤで、レースを前提のグリップ力は確保されていない事は間違いなく、レースに出るのなら、安全の為にも相応のグレードのタイヤは必要なのでしょう。

まあ、路面状況や温度や走行条件などでグリップが変わるという、「ごく当たり前な事」に気が付いただけの事ですが、一般道などでも、通勤用などのあまりグリップが考慮されていないタイヤで飛ばしすぎると、滑り出す危険性が高くなるという事ですので、あまり無茶して飛ばさないほうが良いのかもしれません。