昨日、溜まっていた有給休暇を利用して、また乗り鉄に行ってきました。
「青春18切符」も忙しいと使い切れません(苦笑)。

「なんだい、横浜に行くくらいは」と、いわれそうですが、栃木の田舎に住んでいると、そう滅多に横浜に遊びに行く機会はありません。
僕自身、小学生の時の修学旅行も含めて3回程度しかいった事がありません。

上野、東京で乗り換え無しで「西」にいける「湘南新宿ライン」は、北関東の人間にとっては福音でした。
いつかはこれで横浜に遊びに行こうと思っていたのですが、今回実行に移しました。

今回は朝はゆっくり8:24発の、逗子行きに乗ります。
そこで!、念願だった「駅ソバ」で朝食をとりました。
このところ頻繁に乗っているのですが、なかなかタイミングが合わず、ホームに漂う匂いに後ろ髪を引かれて、乗り換えに走り回っていました。

ここが宇都宮駅のホームにある「立ち食いソバ」屋さんです


きつねソバにかき揚げのトッピングで480円でした

見たからに「なんだかなー」と言うシロモノです。
コシの無い麺、ひたすら濃いダシ、スポンジのようなかき揚げと、間違っても「グルメ」と言うようなシロモノではありませんが、これが、此処で食べると美味しいんですよねぇ!。
ただ、これを「朝食」として常食している「オトウサン」は、高血圧には気をつけたほうがよさそうですね(笑)。

ホームで待っていると、ここは色々な列車が来ます。
これは、JR烏山線を走る、キハ40系のディーゼルカーですね。

僕はお馴染みの車両ですが、他所から「乗り鉄」に来ている人もいました。

これはお馴染み「北斗星」です
上り線で、ちょうどこの時間に宇都宮につきます。

牽引するヘットマークを付けたEF81も、そろそろ見納めになるそうですね。
おそらくこの列車の乗客のお嬢さんが、一眼を振り回してそこら辺中を撮影していました。
最近増殖中に「鉄子」さんのようです。

さて時間になったので、E230系に乗って出発です。
今回も贅沢に「サロ」に乗って行くことにします。
昔は「一等車」に乗るなんて、よっぽどお金持ちくらいだと言う認識がありましたが、手軽に利用できると言うのも時代を感じますね。

ところが今回は「ダイヤ」が乱れていて、遅れ気味に成りました。
宇都宮-矢板間が、なんと濃霧で運行停止になっていたので、その影響でが出ています。
あまつさえ、栗橋の辺りで、時間が来ても発車しません。
なんと、先行する湘南新宿ラインの列車で、車両から煙が出たと言う事で、車両点検でこれまた運行停止になりました。

そういえば、最近「人身事故」や「車両故障」によるダイヤの乱れが多いような気がします。
JRって、こんなにトラブルでダイヤが乱れるような鉄道会社でしたでしょうか?
国鉄の頃はあまり覚えていませんが・・・・・。

20分送れて、目的地の「石川町」駅に到着します。
今日の目的は「中華街」で、何か美味しい物を食べようと言うのがメインです。


が、列車の遅れもそうですが、どうも今日は、歯車が狂っているような、「よろしくない」スパイラルに突入しているようで、あまり美味しい物にありつけないような予感がありました。
案の定、散々迷った挙句入ったお店は、ある程度メインを外して「穴場」を狙ったのですが、残念ながら、「ハズレ」だったようで、皆さんにご紹介できるような物ではありませんでした。

うーん、朝食べた立ち食いソバが、本日一番美味しい物になるのじゃないのかな?と言う予感は当たりでした。
名物「豚マン」も、今度は美味しそうな店に行ったら「売り切れ」で、ハイ、それまーでーよーでした。

此処で足掻いて中華街をうろついてもしょうがないと言う事で、こういうときは、スパッと目的を変えて、海で船を見ることにしました。
なにせ「海なし県」に住んでいるので、海を見るだけで「ラッキー」と成るのはご容赦を(笑)。

真っ直ぐ海を目指すと「山下公園」があり、「氷川丸」でものんびり見ようかなと思ったら「シーバス横浜駅行き」の看板が見えました。

これ幸いと、チケットを買って「シーバス」という連絡線に乗りました。


浮き桟橋を、後進をかけて離れて、反転して横浜港内に乗り出します。
船舶用ディーゼルエンジンの鼓動が心地よいです。
排気ガスは臭いのですが(笑)。

海側から「氷川丸」です。
このアングルで見る氷川丸は初めてです。なんとなく気品を感じますね。


近くの外国船桟橋には、きょは「にっぽん丸」が停泊していました。
 
やはり同じ客船とはいえ、シルエットが氷川丸と比べると、壁世の感が有ります。

横浜港といえば、今年は世界最大の豪華客船「クィーンメリー2」が来ると言う話も有ります。
ベイブリッジを通過できない?と聞いたこともありますが・・・・。


少し行くと海上保安庁のエリアがあり、海上保安庁の艦艇が並んでいます。

このくらい大きいと、兵装はともかくちょっとした「駆逐艦」ですね。
当の「海上保安庁」は、「海上自衛隊」とは犬猿の仲である事は、つと有名な話です(笑)。

港の奥から河川をさかのぼっていきます。


鉄橋をくぐります。ちょうどほぼ満ち潮でしたからギリギリですね。

だから「ぺったんこ」の船なんですね。

ちょうど「そごう」の反対側のビルの波止場に到着してました。
確かに、横浜駅までは歩いても直ぐそこにありました。
わずか15分程度の「航海」でしたが、天気も良かったので、気持ちが良い船旅でした。

帰路も同じく、湘南新宿ラインで宇都宮に向かいます。
途中の「JR貨物鶴見機関区」に色々な機関車がありましたが、東北本線では見慣れない機関車が。

これが「EH200」なんですね。
個人的にはパット見子供の折り紙細工のような外観があまり好きにはなれません。
「ブルーサンダー」と言う名称も、出来損ないの戦闘ヘリのような名前で(そういった映画がありましたねぇ)あまり強そうな感じはしません。
コレ、前述の「EF81」に替わって、「北斗星」を牽引するそうですけど、どうなんでしょう?
ヘッドマークつけて、見慣れればまた印象が違うんでしょうかね。

あと、写真は撮りそこないましたが、大宮駅で、DE11に牽引されてピカピカの「D51」が走っていました。
大宮総合車両センターに検査入場していたと言われていた「D51-498」でしょうか?


今回は美味しい中華こそ逃しましたが、鉄道に船舶にと、そちらの方でお腹一杯になるくらい見ることが出来ましたから、満足のいく「乗り鉄」となりました。