いよいよ来週は「銚子センチュリーラン」で、今更練習は無いだろうとノンビリするつもりでしたが、やはりキチンと体は動かしておいた方が良いだろうと、6:30からツーリングに出かけました。
何時ものコースをゆっくり体に疲労感が残らないように走ろうと思いましたが、流石にいくら馴染みだとはいえ、あまり知りすぎたコースもモチベーションが上がらないだろうと、新規コースの開拓をすることにしました。

当然のように山間部に向かうわけも無く(笑)、色々考えた末、「そういえば小貝川にサイクリングロードが有ったよな?」と思い出したので、時間の都合で全工程制覇とは行きませんが、途中まで走ってみました。
国土交通省のHPでは、正式名が「一般県道取手水海道自転車線」という、まるでお経のような長ったらしい正式名が付けられています。
自転車道としては茨城県取手市から茨城県常総市新井木町の総延長30.2kmの自転車道で、22kmが完成した時点で建設が中止されているようです。

我々が使うのは、栃木県内の真岡市を流れる付近から、堤防上の「河川管理用道路」を下って、何処までいけるのかということになります。
この河川管理用の道は、一応正式な公道ではなく、あくまで国土交通省管轄の管理道路で、本来自由に使っていい物ではないのですが、「慣習」として地元住民が歩いたり自転車で乗り入れるのは事実上黙認されているようですし、部分的には沿岸の自治体が「遊歩道」として整備して活用しているところもあります。
よって、通行はあくまで「自己責任」という事で、御利用には十分注意してくだい。

さて、僕の場合、何時もいく二宮町から岩瀬までの県道に小貝川が有るので、ここから南下する事にします。


横に自転車道がありますが、何年もここを通過してたんですが気が付きませんでした。


ところが途中で途切れて一般道になってしまいました。
ここに限らず、平行して流れる「五行川」、宇都宮南西部から壬生にかけて流れる「姿川」、その先で渡良瀬川まで流れる「思川」など、いったんは整備が始まった自転車道の延長や保守がほとんど放棄されており、とてもロードで快適に走れる代物ではなくなっています。
これが栃木県の実態で、情けない限りですよね。

しょうがないので自転車を担いで堤防の上に上がります。

これは広くて走りやすいですし、自動車も来ません。

自動車が来ない理由がこれです

ゲートで一般車両を塞いでいるのですが、一般道との交差地点に頻繁に表れて、このゲートの狭い隙間を「ヨッコラショ」と減速しなければいけないので、面倒くさいところです。

さて下館市で国道50号線を跨いで通過して、JR水戸線の下をくぐります。
ちなみに僕のホームコースの「鬼怒川自転車道」は、管理用道路が水戸線でさえぎられて、その先も道路が途切れて南下することができません。

ここからは下妻市辺りを目指して淡々と南下しますが、「この先通過できません」という立て看板が現れてきて、これを無視して進むと行く手を遮られました。

なんと、「東日本大震災」で被害を受けた堤防を修復しています。
良く見ると特定個所の両岸で工事をしていて、恐らくのこ部分の地殻の変動が大きかったのでしょう。
横を見るとちょうど「筑波山」が真横にありました。

この部分を迂回して、再び堤防に上がり南下していきます。
しばらくすると1時方向に「イオン」の大きな建物が見えてきたので下妻付近に来たようです。
対岸を見ると(東岸を南下している)何やらテントが並んでいてイベントをやっているようです。
橋を渡って見に行くと、河川敷に一面綺麗な花が咲いています。


ここは下妻市の「小貝川ふれあいパーク」という所で、ここでフラワーフェスタが開催されているようです。
ちなみに復路でここを通った時、開会式であいさつしていた人が「昨年は震災の影響で中止になって」という放送が聞こえてきましたが、やはり震災の影響は深く広く残っていますね。

さらに南下して、国道294にあるお城の天守閣のような建物を目指して、石下という所で今回は終わりです。
ここから40kmもいけば利根川に行けますが、今日のところは偵察が目的なのでまた後で来ることにします。
とにかく、一部一般道を浮かしする必要はありますが、どうやら小貝川沿いに南下すれば、取手付近まで行くことができるようですし、時間が有れば利根川を下って銚子まで行けそうですね。

本日のコースです。

一応AV26.4km程度で、休憩込みで7時間のツーリングでした。

こうやって、河川沿いの道や自転車道をつなぐと、結構遠くまで快適にけることが出来ます。
こういった道を整備すれば、色々な可能性があるのですが、財政難の折、なかなか難しいのでしょうね。
埼玉などは県内の自転車道をつなげて活用する計画があるそうで、栃木県や茨城県も連携して整備していけば、それこそ都内から多くのライダーを呼び込んで観光に役立てると思います。