新しい乗り手が決まったキャノンディールCAAD9ですが、新しい乗り手である親友のM島君に手渡すべく、昨日から千葉県松戸市に行っていました。

M島君は、通勤でクロスバイクを乗っていますが、モダナイズされたドロップハンドルのロードバイクは初めての経験です。
とはいえ、30年以上昔の若かりし頃、「ロードマン」などで一緒に栃木田舎道を縦横無尽に走り回った同志ですから、大丈夫でしょう!。

さて今回は、セッティングを兼ねた完熟走行ですから、いきなり峠の連続すような山道や、センチュリーライドをするわけにも行きませんから、江戸川の自転車道を走ることにしました。
川の堤防に出ると「海から25km」の看板が見えたので、今回は海を目指して50kmほど走ることにしました。
江戸側の東岸を東京湾を目指して南下していきます。
江戸川の東岸は、ちゃんとした自転車道ではないようで、走り易くはないのですが、概ねAV25kmのペースで、1時間ほど走って河口に到着です。


M島氏も、順調に走ってこれたようです。

このペースはセンチュリーライドを完走できるペースで走りましたから、チョット意地悪かな?とも思いましたが、やや強度を上げて、早めにポジションのネガを出してもらいました。
ロードバイクは、体の様子を見ながら、ポジションをキチンと出さないと気持ちよく走れないどころか、最悪故障の原因にもなるので、御節介とは思いましたが、実行しました。

通販や「売りっぱなし」の無責任なショップでロードバイクを購入してしまい、「自己流」で我武者羅に走り出して、ロードバイクの楽しみを知る前に、嫌になって手放したり故障してしまうサイクリスタも少なくないと聞きますが、ちゃんとしたポジションのセッティングの知識を持った仲間や、ショップなどが開催する初心者向けの練習会や走行会などに参加して、最初は面倒でしょうが、ポジションを決めていく事を強くお勧めします。

さて、あとは戻るだけなので、西岸に渡ってのんびり走りをたのしむことにしました。
しばらく走ると、なんだか人が集まっているポイントがあります。
いい歳こいて好奇心に手足が生えたような親父は迷うことなく見に行ってしまいました(苦笑)

この辺りは水辺の植生を再現して、市民が触れ合える公園のようになっていて、ちょうど「尚武祭り」が開催されていました。

尚武にもいろいろな種類があるという事は、浅学故初めて知りました。


更に北上すると「葛飾柴又」の地名が。
と、来れば当然不朽の名作映画の「男はつらいよ」シリーズの舞台になった場所ですよね。
サイクリングロードから遠目にお寺のような建物が見えたので、「もしや」と思い市街地に入ります。
細い路地に、観光用のサイクルタクシーが走っています。

間違いなく「帝釈天」であることを確認して、まずは近くの中華料理のお店でランチにします。

四川の看板が出ていましたから、大好きな「担担麺」セットを注文しました。

値段も手ごろでなかなかのお味でした。

お腹も膨れて、帝釈天の参道を歩きます。

もうこうなると完全に観光ですね(苦笑)。

で、ここに来れば、主役の「寅さん」の実家である「とらや」の舞台になったお団子屋さんでしょう。


正面に「帝釈天」が見えてきます。

これは、「男はつらいよ」のDVDを見てから来れば、結構面白いかもしれませんね。
ちなみに結構自転車で来ている人も多くいて、この辺りや「スカイツリー」周辺など、自転車でノンビリ回るのもいいかもしれませんね。

すっかり寄り道をして、2時ごろには走行が終了しました。
54kmの道のりを、AV22km/hで走りましたので、半日のんびり走るのにはちょうど良い行程でした。
M島氏も帰宅するころにはすっかり乗りなれてきたようで、あとはポジションを詰めて距離を延ばしたり強度を上げていけば、CAAD9の潜在性能を存分に楽しむことができると思います。

ともかく、くれぐれも安全第一で、楽しい自転車生活を送ってください。